超高校級の体育祭(57)

モノクマ「希望ヶ峰学園全校生徒の諸君、おはようございます」

石丸「おはようございます」

澪田「おはようございまむ!」

ゴン太「おはよーございます」

モノクマ「えー、本日、オマエラに体育館に集まってもらったのは、オマエラの中の誰それがノーベル賞をとったとか、グラミー賞を辞退した等のありふれた報告をするためではありません。」

葉隠「あれだべ、体育祭をやるとかだべ?」

モノクマ「突然ですがオマエラには今から体育祭をやってもらいます、チッ」

左右田「ハアー!?今からあー?」

葉隠「ほーら、俺の占いは3割当たるっつったろー」

夢野「んあ……めんどい……」

セレス「学園長、質問よろしいでしょうか?」

モノクマ「はい、安広さん、なーに?」

セレス「セレスです。当日に体育祭と言われましても、私達何の準備もできていませんわ。
山田君のように大きいだけで何の役にも立たない入場ゲート等も無いのに、どうやって行事を進行するんでしょう」

天海「便乗するみたいで悪いんすけど、平日……というか、みなさんの家族も知らないだろうし、父兄なしでの体育祭ってのはどうなんすかね?」

山田「あのー、セレス殿……質問のついでに僕ちんのハートを踏んづけていくのはいかがなものかと……」

モノクマ「うぷぷ……ねえねえ、僕が思い付きでこんなこというと思うかい?それでは運動場へ、レッツゴー」

小泉「ほらー男子ー、ちゃんと整列してー」

東条「学級委員として、皆を完璧に送り届けるわ、ほら王馬君、列から抜け出さない!」

弐大「今のうちに糞にいっとくか」

運動場

一同「おおー」

桑田「なにこれ?朝登校してきた時は何もなかったじゃん?」

夢野「どうやったのじゃ?やはり魔法か?」

入間「んな訳あるか!ドブスが!あれだよ、股間を弄って秘密道g」

モノクマ「はい、色々引っかかっちゃうから黙ってね、普通にトンテンカン、トンテンカンって作ったよ」

白銀「なんということでしょう。スタッフが頑張ったんだろうなあ」

霧切「ん?」

白銀「ん?」

ソニア「うわー、素敵なゲートですね、これがジャパニーズガイセイモンでしょうか?田中さん」

田中「ふむ、これに目を付けるとは流石といったところか、人の子の王女よ、この禍々しき世界門(ゲート)こそは、暗黒魔界と唯一つながる輪廻の」

十神(偽)「ほう、競技用の為とみられる大道具も数を揃えてきたな、仲を深めるレクリエーションには最適……!だがモノクマ、あれはなんだ?」

モノクマ「ん?あれって?熟年夫婦じゃないんだからわからないわよ!あなた!」

十神(偽)「グラウンド中に設置された監視カメラだ、なぜあんなものが必要なんだ!」

モノクマ「ああ、あれね、あれはあれだよ」

キーボ「あれじゃわかりませんよ、熟年夫婦じゃないんですから」

モノクマ「うわああああああああああああ!ろ、ロボが喋ったあああああああああああああ」

キーボ「同じロボットで差別はやめてください!来週には弁護士と一度目の会合を控えてますからね」

モノクマ「ったく、説明にどんだけ使わせんだよ、ほら…あれ可愛いあれ達よ、あれ持ってきて」

モノダム「オトーチャン、アレジャワカラナイヨ、ジュクネンフウフジャナインダカラ」


モノクマ「お笑いの天丼まで使えるなんて可愛いなあ」ポチ

モノキッド「」ドガーン

モノタロウ「うわあああ、モノキッドー、台詞なしで爆発しちゃったー」

モノファニー「レロレロレロレロ」

モノクマ「あー可愛すぎてボタン連打しちゃいそう、早くあれもってきてー」

モノスケが爆発したりなんやかんやあって、生徒たちにはモノクマパッドが渡されました。

不二咲「なんだろうこれ?」ビュイン

不二咲パパ『あ…これってもう…映ってるんですか?あ、千尋ー』

不二咲「え?パパ!?」

春川応援団『せーの、おねえちゃーんがんばれー』

春川「これって録画?」

モノクマ「まっさかー生も生、ラーイブ中継!」

モノクマ「無観客試合ではございますが、オマエラの大好きな家族はあのカメラから日常生活の片手間に応援してくれてるんだから、一生懸命やらなきゃダメだよ!」

舞薗「うーん、棘のある言い方ですが、見てくれる人がいると頑張れますね、あ、モノクマさん、見られて興奮するタイプとか言わないでくださいね。」

モノクマ「ギクッ、な、何故それを?」

舞薗「エスパーですから」

花村「(田舎の母ちゃん……元気かなあ)」ドキドキ

色葉田田田「花村くーん、誰だか知らないけどファイトー」

花村「誰」

モノクマ「それにねー、こーんな、いたれりつくせりに加えて、豪華な賞品までついてんだよ」

終里「わ、わかった!すげーうまい食い物だろ、モノクマとバトッて勝ちゃもらえんのか?」

赤松「清々しいほどに、話の流れを汲み取らなかったね…1組、2組、V3組のクラス競合ってことじゃないのかな?」

モノクマ「その通り!いやー君みたいに話をうまくまとめる人には是非長くいてもらいたかった」

九頭竜「おい、ペコ、なんで過去形なんだ?」

辺古山「皆目見当つきません、ぼっちゃん」

狛枝「ふふ……素晴らしいよ!希望と希望のぶつかり合いが見れる上に豪華な賞品までもらえるなんて、生まれて初めて僕のちっぽけで下らないこの才能に感謝するよ」

大和田「オウコラ!なんでお前がもう勝つみてえな口ぶりなんだよ!」

狛枝「勝つのは僕なんかじゃないよ!僕のクラスのみんなだよ、大和田君には悪いけど、僕は信じてるんだ、僕のクラスのみんなが一番だって」

罪木「ふえええ、狛枝さん、目がまたぐるんぐるんになってますう、それに皆で仲良くう」

大和田「上等じゃn」
百田「おっしゃー、やってやろうじゃねえか!」

大和田「な、てめえ、わりk」
星「クールにやっつけで終わらせようと思ってたが、あそこまで自信満々に勝利宣言されたんじゃあ、負けてやるのも粋じゃねえな」

十神「やれやれ、愚民どもに格の違いをみせてやるか」

王馬「にしし、俺もがぜんやる気でてきたよー!嘘だけど」

モノクマ「お、おっふ、この流れは」

真宮寺「ククク、若さゆえの青臭さ……美しい、美しいよ」

七海「……ふわあ、あれ、何の話だっけ」

茶柱「あ、七海さん、えっとですね、これから男死を処刑するための転嫁一武闘会が開かれ」

朝比奈「あー!嘘ついたら王馬君のはじまりなんだよ!」

モノクマ「今までセリフのなかった奴らが、話に大した影響を与えてないことをべちゃくちゃ喋る、糞ギャルゲー特有のカ・オ・ミ・SEY」

大神「鍛錬の休息もたまには良しとするか」

戦刃「(苗木君にかっこいいとこ見せれるかなあ)」ドキドキ

江ノ島「ああ~、なんの絶望もない、甘っちょろいだけの体育祭なんて、逆に絶望!!!」

モノクマ「ほっといても、どうせ山もオチもない、TVに出しゃばってきたカリスマ読モのフリートーク並みに中身もないし、体育祭!はっじめるよー!」

モノクマ「あ、ちなみに、モノミ先生は本日、ご自身の忌引きのためお休みです」

モノクマ「ピンポンパンポーン、苗木君、日向君、最原君達ここまでセリフが一切なかった三人は、今回マジで活躍できなさそうなんで、放送席で実況でもしてください。同じくセリフのなかった腐川さんは速やかにお風呂に入ってきてください。ポンピンパンポーン」

モノクマ「あ、あと、ついでに序盤で僕にかぶせてきた葉隠君、
僕は何にも根に持ってないし、怒ってもいないけど
何故か、君の借金取りの怖ーいお兄さん達が、僕は何にも君の居場所なんて
伝えていないのにやってきたので、速やかに校舎裏まで行ってください」

第一競技 僕と私の借り物競争

モノクマ『はい、という訳で始まりましたね、どうですか解説の苗木さん』

苗木『えっと、呼ばれてきちゃったけど、これって、何をすればいいのかな?』

モノクマ『状況を説明してくれたり、感想を言ってくれたり、あとは応援とかしてくれればいいね『紅組さん頑張ってください』とか君達のキャラと同じで普通でいいよ』

最原『じゃあ……注意すること、とかやっちゃいけないこととかはあるかな?』

モノクマ『うん、今みたいに無駄な会話を放送に乗せるのは、人としてやっちゃいけないね』

苗木『え!こ、これ流れてるの?』

日向『いや、聞こえてただろう』

モノクマ『それでは、張り切っていきましょう!』

モノクマ『えー、第一レースは1組 山田君、2組 十神君、V3組 キーボ君の三名です』

モノクマ『体重も性の対象も、はては人間かどうかさえも無視した、超無差別級レースです』

モノクマ『はい!最原君!気の利いたコメントお願いします』

最原『ええ!みんな、怪我の内容に頑張ってください』

モノクマ『はーい!恐ろしいほど置きに来てくださってありがとうございます』

キーボ「だから!ロボット差別はやめてくださいって!僕はちゃんと人権もあるんですよ!」

山田「うむむ……とはいえ、ロボットと戦わねば…となりますと、流石にこの選ばれし男、山田一二三といえど、かなり不利でありますぞ」

十神(偽)「一理あるな、お前の事を人として認めていない訳ではないが、反則ではないのか?」

キーボ「それなら、大丈夫です。僕の脚力は小4の女子と同じくらいですし、ロボだからと言って、特別な機能は何一つありませんから」

王馬「そーだ、そーだ!キーボはトイレのスリッパを並べる以外の機能は無いから、全然有利じゃないんだよ!」

十神「…………」

山田「あの……キーボ殿……その……なんか申し訳ありませぬ」

キーボ「謝らないでください、ちゃんと台に乗れば電球とかも変えれますから!」

モノクマ『じゃあさ、スターターの石丸君、お願いしまーす』

石丸「それでは、位置について、よーいスタート」パン

山田「うぬおおおおおおおお」タタタ

十神(偽)「十神家の名にかけて負けんぞ」タタタ

キーボ「ハアハアハア」タッタッタ

モノクマ『ああ!早い!早いぞ!動けるデブ二人早いぞ!偽十神君!十神家じゃないけど、頑張ってください!そして、地味ーズの3人もこれくらいの実況を頑張ってください』

日向『えっと……がんばれー』

山田・十神「「とった!ぬお!」」

山田「(ご主人様からのビンタ痕)」

十神(偽)「(安広多恵子からのビンタ痕)」

キーボ「ハア…ハア」タッタッタ

山田「セレス殿ー!ビンタしてー」

十神(偽)「セレス!早くビンタをしろ!おもいきりだ!」

セレス「あああああああああああああ!うるせええええ!気持ち悪いんだよ!変態ビチグソ豚野郎どもがあああああ!」ドン ドン

山田「ウエホっ!違うんですう!嬉しいけど、重たいボディーブローじゃなくて、ビンタなんですう」

十神(偽)「ゲホ、我々は真剣なんだ!さっさと協力しろ!」

セレス「うるせえええボケええええ」

キーボ「夢野さーん!一緒に来てください」

夢野「んあ……めんどいがしかたいのう」

モノクマ『という訳で、一位はキーボ君、他二名はタイムアウトで失格ねー、苗木君コメントどうぞ』

苗木『素晴らしい走りでしたね、お疲れさまでした。』

モノクマ『あのさ、もうちょっと遊んでもいいだよ、変な所できゃむと……噛むとか……』

モノタロウ「あー、おとうちゃん、いまkモゴモゴ」

モノファニー「だめよー、さっきの惨劇を活かしてよ」

モノダム「ミンナナカヨク」

夢野「のう、キーボよ、借り物のカードにはなんと書いてあったのじゃ?」

キーボ「ウィーンウィーンガシャン、はい、可愛らしくて素敵な人と書いてありました」

夢野「カッカッカ、やはりお主は正しい審美眼を持っているようじゃのう」

白銀「……夢野さん、信じちゃったけど、キーボ君確実に計算してたよね?」

キーボ「(3サイズがキュッキュッキュの女子と書いてありましたが、言えませんしね)」

苗木『ここ、読めばいいんだよね、次のレースは朝比奈さん 終里さん 夜長さんです』

終里「いっちょやってやるか!うし!よろしくな」

朝比奈「うんうん、赤音ちゃん、アンジーちゃんよろしくね」

アンジー「主はいいました。仲良く競いあうでやんす。と」

朝比奈「なんとなくチャンスに弱そうな神様だね」

アンジー「葵、神様の悪口言っちゃダメダメよ~、神様はチャンスには凡退するけど足は速いんだから」

終里「チャンスには弱いんだな」

石丸「ええい!無駄話はやめたまえ、位置について、用意!スタート」パン

日向『終里がスタートダッシュを決めて大きくリード、追いかける朝比奈、少し遅れている夜長頑張れー』

モノクマ『お、日向君いいね!ノリノリでの実況いいよ~、よっ!超高校級の予備学科!』

最原『き、気にしないでね、日向君……あ、終里さんがカードを拾いました』

終里「よっ!なーんだ楽勝じゃねえか、おーい!おっさん一緒に来てくれー」

ソニア「弐大さんなら、お花を摘みに行ってますよ」

終里「はあ?たくよお、豪華な飯がかかってるってのに、ちょっとおっさん連れてくる」

ソニア「ああ、終里さん!弐大さんはそっちの花壇ではなく、お手洗いのほうです」

朝比奈「もーう、赤音ちゃん速すぎだよ、なになに……さくらちゃーん!」

アンジー「あれま?難しいのひいちゃった、神様に聞けばわかるかな?」

最原『すでに朝比奈さんがゴールしましたけど、終里さんは未だ帰ってこず、アンジーさんは瞑想したままです。このレースも2人が失格するんでしょうか?』

アンジー「よーし、神様はやっぱり何でも知ってるんだよー、千尋ー出ておいでー」

不二咲「え!?う、うん」

アンジー「ほっほ」テッテッテ

終里・弐大「うおおおおおお」ズドドドドド

最原『ああ、アンジーさんと不二咲さん、を終里さん達がすごい勢いで追いかける!はやいはやい』

モノクマ『うんうん、いい調子だね、それはそれとして日向君、いい加減期限直してよ、プリチーな僕がチッスしてあげるからさ』

日向『いらねえよ!おいモノクマ!いらんことしてる間に二組が並んだぞ』

モノクマ『うんうん、ほぼ同着だね、ここは写真判定と見せかけて、熱く濃厚なチュー』

日向『ああもう、うっとうしいい、マジで帰るぞ』

モノクマ『という訳でね、判定の結果、二位は夜長さんで栄光の最下位は終里さんでした』

終里「あーあ、おっさんのせいで負けちまったじゃねえか」

弐大「バカ者ー!人のせいにするもんじゃない!わしがおらんでも代わりがおったじゃろうが!」

終里「だってよー、あの借り物の紙に、一番大切な異性って書いてあったんだぜ、異性って、男のことだろ?ならおっさんしかいねえじゃねえか」

不二咲「え?それって二人はもしかして」

終里「おう!俺もうオッサンのあれ無しじゃ生きていけないんだ」

弐大「ぬおおおお!終里よ!そこまでわしをマネージャーとして評価していくれたのか!」

大神「……終里よ、そういった秘め事は人前であまり話すでない」

終里「?」

大神「して、朝比奈よ、我らのカードには何とか言ってあったのだ?」

朝比奈「うん、あたし達のも終里さんとほぼ一緒、一番大切な友達だよ!」

大神「朝比奈よ……」

アンジー「千尋もなんて書いてあったか聞きたいでしょー」

不二咲「うん、夜長さん凄い、よくわかったね」

アンジー「神様が教えてくれたからね、うーん…と、放送コードに引っかからない言い方すると……」

不二咲「ほ、放送コード?」

アンジー「夜に柔軟体操したことのない女の子って書いてあったよー」

不二咲「夜に?確かにしたことない気がするけど…」

モノクマ『ピンポンパンポーン、えー、審議の結果、アンジーさんは借り物カードに書かれた内容と違う人を連れてきたので失格となりました。よって終里さんが繰り上げで二位となります。この件に関する質問は許しません。ポンピンパンポーン』

アンジー「あれま?千尋、夜の柔軟体操経験済みかー!神様も間違えるんだねー!」

朝比奈「やっぱり、小悪魔系だったか…」

不二咲「ね、ねえ、本当に何の話?」

モノダム「コノアト、ナンクミカハシッタケドタイシテモリアガラナカッタノデ、カットサレタヨ」

モノタロウ「次のプログラムは……あれ?なんだっけ?」
モノファニー「しっかりして!モノタロウ、この大会のプログラムはおとうちゃんしか把握してないから、最初っから知らないのよ」

モノタロウ「あ、そっかあ!ってきみだれ?」

モノファニー「いやあああああ!兄弟の存在すら忘れてるうう」

モノクマ『うんうん、ブリッジの入れ方も可愛いなあ、それじゃあ次いってみよう!エクストリーム!!』

第二競技 ツナヒキ

モノクマ「えー、この競技は全員参加なので地味な三人組に変わって、放送席には希望ヶ峰学園小学部が誇るはみ出しm…優等生の5人にきてもらったよー」

大門「オレッチは大門大!この5人のリーダーだ!」

蛇太郎「僕チンは煙蛇太郎……です、クラスでも、この5人のなかでも嫌われてるよ……嫌われ者と言えば、ゴキブリだけど、大聖寺城っていう昔の遺跡の調査地にはオオゴキブリがたくさんいて、それを保護するために便利な機械を使わないんだって、僕チンのことも大切に嫌ってくれたらうれしいな」

空木「キャイーン、蛇太郎君もゴキブリも気持ち悪くてきゃわいくないですわ、あ、私はキャワイイものが大好きな、キャワイイ空木言子です、以後お見知りおきを」

新月「ご、ご紹介にあずかりました、新月渚です。本日はよろしくお願いします」

モナカ「マイク貸してー、にゃははー、モナカなのじゃー!いっぱい頑張るよー」

腐川「うぎぎぎぎぎぎぎ……」

苗木「ど、どうしたの腐川さん?」

腐川「な、なんだか分からないけどあいつらの声聞いてると虫唾が走るのよ」

西園寺「あんたは子供嫌いでしょうけど、子供もあんたの事嫌いだと思うよ」

腐川「誰がユニセフの真の敵よ!子供だからとかじゃなくて、なんか嫌な事思い出しそうな……」

セレス「学園長、質問があります」

モノクマ「ハイ、妙に出番が多い、でしゃばり多恵子ちゃん」

セレス「だからセレスだっつってんだろうがよお!ガラクタがあああああああああ!」

セレス「失礼、取り乱しましたわ。クラスが三つということは一組はシードになると思うんですが……もちろん私達一組でよろしいのですか?」

左右田「いやなんでだよ!それを言うなら、一国の王女、ソニアさんが率いる二組がシードだろ!」

アンジー「主はいいました、V3組がシードでげす、と」

白銀「あ、また出たんだね小物臭い神様」

モノクマ「あっはっはっはっは、醜い小競り合いだねー、もうこっちでは、ほぼ決まってるけど面白いから続けてー」

モノファニー「流石お父ちゃん、性格の悪さを隠すどころか、前面に押し出していくのねー」

モノタロウ「ちなみにおいらは、メモをすると見せかけて、素数の規則性のリーマン予想における証明時の誤差を走り書きしてたよ」

モノファニー「モノタロウいつの間に、そんなに頭良くなったの?」

モノタロウ「あ、そうだ、おいらバカだったんだ、バカだってこと忘れてたから頭良くなってたみたい」

モノファニー「なにその理論?新手の哲学?」

石丸「モノクマに提案があるのだが、正々堂々総当たり戦というのはどうだろう?」

モノクマ「却下、流れ見なよ、まだ二つ目の競技なのになんかダレてんのに何試合もやれないよ」

澪田「はいはーい!伊吹のライブを開催して歌の力でなんやかんや解決して、トゥルーエンドってのはどすか?」

モノクマ「いいね、いいね!どういう人生送ったらそんな発想が出てくるか聞きたいくらいイラつくねえ」

春川「殺」

モノクマ「却下、今回平和路線なんだー、ていうか、なんでいがみ合いやめて提案合戦なんて始めてんの?もう始めちゃうよ」

モノクマ「はい!時間切れ、それでは張り切っていってみよう!エクストリーム!!」

モノクマ「はい…モノクマーズさん、用意した道具持ってきてくださーい…」

天海「急にテンション下がるんすね、なんか人間臭いなあ」

モノクマーズ「はーい、クマー」

九頭竜「なんだ、これ?鉄の輪っかを中心に縄が3本むすんであるだけじゃねえか?」

モノクマ「そうっす…それで3組同時に適当にやってよ」

田中「ふむ、邪悪なる円環で紡がれた希望を束縛してはいるが…邪悪なる獣よ、余りにも思慮が浅いぞ!このまま闘いを始めれば能力(ちから)が均衡してしまい、宇宙の法則が乱れてしまうぞおお!」

七海「うん、田中君の言う通り、これだと、一つの組が二つの組より力持ちじゃないと勝てないし、凄い長丁場になる……と思うよ」

舞薗「田中さん、そんなことおっしゅってたんですね……」

日向「そう、意外といってることの中身はまともなんだよな」

モノクマ「はあ…だるい、もう帰りたいなあ、帰ってはなまるマーケットみたいなあ」

夢野「やっくんはもう早起きしておらんぞ!現実を見んか!」

星「お前が言うのか?」

モノクマ「もう、説明してよ…製作者の入間さん」

一同「え」

入間「ああっ!一斉に見られてるう!恥ずかしいい、でも…感じちゃう」ビクンビクン

入間「そうだ!いいか、凡人共、一度しか言わねえからよく聞きやがれ!このリングは俺様の発明した『綱引きで3チーム同時対戦できるリング』だ」

苗木「そ、そのまんまな名前だね」

入間「なんか悪いのか!萎え木が!大切なことだからもっかい言うぞ!こいつは『綱引きで3チーム同時対戦できるリング』だ」

辺古山「早速、二回言ってるぞ」

入間「うっせーぞ!パコ山!おい、ゴン太、この『綱引きで3チーム同時対戦できるリング』両手で持て」

ゴン太「うんわかった、こうでいい?」

七海「3回……」

入間「そうそう、で、俺様が黄金の右手で持つと、三方向だろ、でちょっと引っ張ってみろ…ち、力抜いとくから…や、やさしくね…」

左右田「なにを見せられてんだ俺ら」

ゴン太「うん、いくよ」

入間「んん……強引…あ……」

夢野「ポルノじゃろう」

30秒後

ゴン太「うわっ、ごめん入間さん、リングが壊れちゃった」

入間「へっ、これでいいだよ、このように、3つの方向から力が加わったとき一番負荷の弱いところが外れるんだよ」

ゴン太「え?どういこと?壊れてないの?」

日向「なるほど、これなら、3チーム同時に対戦もできるな」

入間「加わる力が3方向じゃないときはただの超強力な楔だからな!ヒャッハー俺様のおかげで円滑に縄プレイがはかどるな!感謝しろよー!愚民どもー!」

大神「それよりも、入間よ…モノクマに協力していたということは、今回の行事を知っていたのか?」

入間「ぴぐう!ち、違うの、つ、作れって言われたから、作っただけで、今日の事は知らされてなかったの…」

モノクマ「いいからさ…さっさと始めて、さっさと終わらせようよ、僕レディース4みたいんだよ」

夢野「さっちゃんはもうテレ東と切れとるわ、何故終わった番組ばかり見たがるのじゃ、過去ではなく今を見るのじゃ」

最原「夢野さんもなんでそんなに、主婦層に支持されてる番組に詳しいの」

真宮寺「つっこんでる君も詳しいのが、ばれてるヨ、僕は柴俊夫のしつこくない感じが好きだったな」

モノクマ「ハイハイ……とっとと位置について……モノダム、てきとーに合図出して」

モノダム「ウン、ワカッタヨ、オトーチャン、オヤ、コンナトコロニアヤシクナイスイッチガ」

モノファニー「嫌ああああ!だめよ!モノダム!明らかに死亡フラグよおお!絶対に押しちゃダメえええええ!」

モノタロウ「そうだよ、モノダム、押しちゃだめだよ!絶対絶対押しちゃだめだよ」

モノクマ「はあ……押すな押すなを完璧に理解してるなんて可愛いなあ、それに応えて体を張るなんて、可愛すぎて尿から糖が出ちゃうよ」

日向「それは、病院に行けよ」

モノダム「ミンナガ、ナカヨクスルタメナラ、コワクナイ、ヨウイ、ドン」ポチ

モノクマ「あべし」ドガーン

モノファニー「イヤアあああああ!」

モノタロウ「お父ちゃーーーーーーん」

ソニア「お前が爆発するんかーい、ですわ」

七海「うん、ソニアちゃん、もう始まってるから、綱持ってね」

空木『キャーン!遂に、超高校級にキャワイイお姉さまお兄様にたちによる、
綱引き(ポロリもあるよ)が始まってしまいましたわー!』

大門『ポロリって、体操服の隙間からチンチンはみ出ちゃう奴か?』

空木『もう!大門君、直接的な単語はやめて下さい、
チンチンとかチンコとかペニスとか!もっと比喩的に言ってとキャワイクしないとですわ』

大門『そこまで言ってねえよ』

蛇太郎『うーん…でも、男根とか棒とか、遠回しな言い方のほうが、卑猥さが増すような気がするなあ、それに、ポロリって男子はできるけど、女子は出ちゃうようなものないよね?』

モナカ『蛇ちゃん、それ以上言っちゃうと、私たち仲間同士なのに弁護士さんを通してしか、お話しできなくなっちゃうよー』

空木『モナカちゃんの言う通り、セクハラは許しませんわ!それに下に突起が無ければ、上の突起を出せばいいんですわ』

新月『言子ちゃん、知ってるか?男でも女をセクハラで訴えられるんだよ』

空木『キャイーン!せめて、CMの放映が終わってからにして下さーい』

モナカ『えーっと、それでは、気を取り直していくのだー、新月君、進行お願い』

大門『えーなんでリーダーの俺じゃなくて新月にやらせんだよー』

モナカ『ふーん……モナカの言うこと聞けないってことは、大門君…だっけ?モナカの事嫌いなんだ?』

大門『え?い、いや、き、嫌いじゃない!だ、だ、大好きだよ!』

モナカ『よかったー、嫌われちゃったかと思ったのー』

新月『も、もう良いだろう、そろそろ、30秒経ちますが、皆はどの組が最初に脱落すると思いますか?』

空木『私はどれにしようかしら…1組はアンテナの付いたちっちゃいお兄さんがキャワイイし、2組はお姫様みたいなキャワイイお姉さんがいるし、v3組も猫耳の男の子がキャワイくて決められませんわ』

大門『俺は当然、1組!だって一番なんだぜ!』

蛇太郎『その理屈だと、最初に脱落じゃなくて、優勝しそうなんだけどな、僕は2組に負けてほしいな』

新月『モナカちゃんはどうですか?』

モナカ『モナカはねー、さきに新月君の予想聞きたいなあ』

新月『僕は―……(細い人が多いし)v3組が負けると思います』

モナカ『おおー!流石新月君!大正解ーわーパチパチパチ』

新月『えーっと……モナカ…ちゃん?』

大門『もー!モナカちゃん、まだ勝負はついてねーぜ』

モナカ『んーん、もうつくよ、3…2…1…』

v3組一同「のわー」「きゃー」「んあー」

新月『え、あ、っと、v3組ここで脱落です』

空木『ゴイスーですわ、二人とも、どうやって当てたんですの?』

モナカ『んっとねえ……多分新月君と同じ方法かな』

蛇太郎『ねえ、新月君、次はどっちが勝つか予想してよ』

新月『つ、次は……(あのムキムキで髪の長い男の人がいるし)1組だ』

モナカ『ぶっぶー、なーんだ、あてずっぽうか』

新月『あれ?違ったかな?』

モノダム「ハイ、ソコマデ、ニクミノミンナオメデトウ」

2組の皆さん「ふゆぅう……やりましたあ」「当然だ、この俺が率いているんだ」「うっきゃー!やったっすー!」

モナカ『2組のみなさん、よくできましたー、おめでとうー』

新月『ね、ねえ、モナカちゃん、本当にどうしてわかったの?』

モナカ『よーし、説明しよう!と、その前に、新月君、人間が一番苦手な事って何かわかる?』

新月『え?いきなりいわれても……』

モナカ『他人とのコミュニケーションをとることだよ、簡単に言うと、誰かに自分の気持ちを伝えたり、誰かの気持ちを汲み取ってあげたりってこと』

モナカ『でもねー、人間は汚いサルじゃないからー、訓練してお箸を持てるようになったりー、モナカが血反吐を吐いて車いすから立てるようにリハビリするみたいにー、訓練することによって、苦手なコミュニケーションができるようになるのー』

新月『ね、ねえ、モナカちゃん、それと、何の関係が』

モナカ『でね、綱引きっていう競技は、とっても難しいコミュニケーションなのー』

空木(あ、モナカちゃんやばいときの目になってますわ)

モナカ『引くタイミングを合わせるだけって思ってるかもしれないけどねー、運動神経、体重、性格的性質、そんなものがバラバラの他人がお互いに譲り合って、練習してやっとそれっぽくなるのに、ましてモノクマちゃんの思い付きで全組が急ごしらえの譲り合えそうにない人たちなんだから』

モナカ『合計体重が重いとこが勝つに決まってるのじゃー』

新月『合計体重……って言っても見た目だけじゃ』
モナカ『2組1013㎏ 1組1024kg v3組928kg 、1組は借金取りさんから逃げてるお兄さんの71kgを引いて953kgだよ』

新月『な、なんで体重なんて知ってるの?』

モナカ『さっき、モノクマちゃんが見せてくれたプロフィールに書いてあったでしょ?忘れちゃったの?』

新月『見たけど10分くらいしか』

モノクマ『はーい、ツナヒキも終わったし、小学部の皆さんの出番はここまで』

モノファニー「お父ちゃん!生きていたのね!」

モノクマ『お前たちを置いて、死ねるわけがないよ』ポチ

モノダム「」ドガーン

モノタロウ「まあ、今回は」

モノファニー「しょ、しょうがな」ドガーン

モノタロウ「………」

モノクマ『小学部の皆さん、中身のある実況ありがとうございました』

塔和ハイジ「おーい、モナカ―迎えに来たぞー」

モナカ「あ、お兄ちゃん、いまいくー」ピョコ

ハイジ「も、モナカが立ったーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

モノクマ『ハイジ君もこの為だけに、忙しいスケジュールをぬっての登場サンキューでーす』

昼休み 疾走せぬ青春の絶望ランチタイム

モノクマ『えー、おまえら、競技も半分を終えてしまいました、というわけでね、食事は食堂に用意してもらっているので、しっかり食べて、後半も張り切ってまいりましょう!』

終里「いやっほー、飯だー」ズドドド

花村「はあ…残念だな」

舞園「確かに、花村さんご自慢のお料理が食べられないのは残念ですね」

花村「え?なんでわか」

舞園「エスパーですから」

苗木「(本当にエスパーなのかも…)」

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