【モバマス】晶葉「安価で」飛鳥「グリプス戦役を」光「生き残る!」【Zガンダム】 (1000)


プロローグ

一年戦争が終結し、約8年の年月が流れた宇宙世紀0087年。
「ジオンの残党狩り」という名目で結成されたアースノイド出身の精鋭部隊ティターンズだが、
しかしその攻撃性は連邦の支配に反抗するスペースノイドにまで向けられていた。

その暴虐に対抗すべく、連邦のブレックス准将を旗頭とするエゥーゴが組織される。

今、エゥーゴに所属するクワトロ・バジーナ大尉が、尖兵としてティターンズの本拠地、「グリプス」へと送り込まれていた。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1485963002

紗南「まずは主人公選択だよ!」

1.池袋晶葉 http://i.imgur.com/oqG9uBa.jpg
2.輿水幸子 http://i.imgur.com/re2Qigv.jpg
3.早坂美玲 http://i.imgur.com/u8VkYkn.jpg
4.浅利七海 http://i.imgur.com/rbl2JaV.jpg
5.二宮飛鳥 http://i.imgur.com/QkTOSqK.jpg
6.森久保乃々 http://i.imgur.com/yaLoLq2.jpg
7.ナターリア http://i.imgur.com/WBVjDtS.jpg
8.南条光 http://i.imgur.com/OMZxl6C.jpg
9.三好紗南 http://i.imgur.com/sujhW2T.jpg

三好「この9人の中から選んでね!」

>>5

14歳縛り?(うろ覚え)

>>4
はい

三好「」になってしまった…
紗南ちゃんごめん…



飛鳥「僕はどこに所属しているんだろうね。そしてその事実に果たして意味はあるのかな?」


紗南「飛鳥ちゃんの所属は?」

1.エゥーゴ
2.ティターンズ

>>8

ひっでえ酉だなww

エゥーゴ

30バンチ事件

宇宙世紀0085年、サイド1「30バンチコロニー」にティターンズは暴動鎮圧を掲げ、G3ガスにより1500万もの市民を虐殺した。
この事実は一般には伏せられたもの、スペースコロニーへの毒ガス注入というセンセーショナルな事件をアングラ誌が放っておくはずもなく、
いつしかコロニー市民には周知の事実となっていた。
また、この事件を契機に反連邦組織エゥーゴを結成させるにまで至る。

その一件により、家族、知り合いをほぼ亡くした二宮飛鳥はエゥーゴの保護家に置かれていた。

それから2年余りの月日が過ぎようとする頃――

-グリーンノア(グリプス) 周辺宙域-


クワトロ「アポリー中尉、調子はどうか?」

アポリー「コックピットが違っても3日もあれば自分の手足にする事が出来ます」

ロベルト「自分達はマニュアルどおりの訓練などはやっておりません。それで一年戦争も潜り抜けて来たのですから」

クワトロ「ロベルト中尉、その過信は自分の足をすくうぞ」

ロベルト「はっ、クワトロ大尉」

クワトロ「……飛鳥、君はどうだ?」

飛鳥「大尉の教え方が上手だったからね。それにボクは宇宙(そら)の方がよく見える」

クワトロ「フッ、それならいい。アポリーとロベルトは周辺を警戒、私はグリプスへと侵入する」

飛鳥「大尉、ボクはどうすればいい?」

クワトロ「飛鳥は…」

1.クワトロと一緒にグリプス侵入
2.アポリー、ロベルトと周囲を警戒


>>13

>家族、知り合いをほぼ亡くした
殆ど死んだで

クワトロ「飛鳥は私と一緒にグリプスへと侵入。不慣れな部分もあるが、私としても人手がほしいところだ」

飛鳥「確かにボクはまだ不慣れだ。でも、そんなボクを戦力として数えてくれた事実に感謝するさ」

飛鳥「いざという時には大尉が守ってくれるんだろう?」

クワトロ「君に倒れられては私も夢見が悪いからな。2人は動きを見ていてくれ」

アポリー「はっ!飛鳥、無茶はするなよ」

飛鳥「わかっているさアポリー中尉。そして感謝の念を述べておこう。行って来るよ」スゥーッ

ロベルト「大尉はどうも彼女を見放せないらしい」

アポリー「まあ仕方ないんじゃないか。境遇もあるからな」

ロベルト「そうだな」



クワトロ「ジオンの寄せ集めで作ったコロニーとは言うが、ティターンズの秘密基地だと言う話だ」

飛鳥「侵入経路は…ここから…」

クワトロ「よし、コロニー内に入るぞ。…まったく応答なし。まあ、平和な時はこんなものか」

-グリプス内部-

飛鳥「むっ…作業員か。大尉」

クワトロ「なに?見つかれば面倒になるな。やってみるさ」トリモチバシュッ

作業員「うっ!?」ヌチャ

クワトロ「酸素が無くなる前に見付けて貰うんだな。行くぞ」ウィィン


飛鳥(大尉は簡単に扉を開けていく…ボクも大尉のようにセカイの扉を…)

クワトロ「四回もうまくいくとは限らんか。飛鳥、離れているんだ」チュドーン

飛鳥「…臭いね。硝煙の臭いだ」

クワトロ「気分は大丈夫か?」

飛鳥「ああ」

クワトロ「できるだけ早く証拠を掴んで出よう」

クワトロ「あれは…モビルスーツとドッグか。飛鳥、よく収めておいてくれ」

飛鳥「あれがティターンズの…」カシャカシャカシャ

飛鳥「っ!?大尉、どうやら気づかれたようだ。彼らも阿呆ではないらしい」

クワトロ「潮時か…」

ガンダムMk-II「」ババババババッ

クワトロ「自分たちのコロニーでバルカンを使う!?正気か!?」

飛鳥「冗談じゃないね。ボクにはここで終われない理由がある」

クワトロ「私もさ。戻るぞ」

警備兵A「逃がすか!」バンッ

飛鳥「ちいっ!」

クワトロ「飛鳥!」

飛鳥「何、かすっただけさ。テープで塞げばこの後も問題はない」

クワトロ「ええいっ!」ドンッ

警備兵Aを「くっ、援軍を!」

警備兵B「了解!」

-グリーンノア周辺中域-

アポリー「セット。さて、ニューガンダムとやらは…ん?ガンダムか!?」

ロベルト「見つかったのか?」

アポリー「飛行訓練中らしいニューガンダムをキャッチした」

ロベルト「Mk-IIの開発は本当だったんだな」

アポリー「大尉と接触してくれ」

ロベルト「よし」



-グリプス周辺中域-

クワトロ「Mk-IIはこちらでも確認した」

飛鳥「どうするんだい?」

クワトロ「ふむ、アーガマに動いてもらうか」(信号弾)

クワトロ「さすがヘンケン艦長、狙いが正確だ。全機、これよりコロニーに突入する」

クワトロ「ガンダムMk-Ⅱを捕獲するぞ」

アポリー「了解!」
ロベルト「了解!」
飛鳥「了解」



-グリプス内部-

ピピッ

クワトロ「ん?反応?Mk-Ⅱの所在も掴まんうちに!」

ジムパイロット「当たれ!」バキューン

クワトロ「ふん」スッ

クワトロ「当たれ!」ズドンッ!

ロベルト「大尉、いいんですか?」

クワトロ「コロニーへの多少の損傷もやむを得ない。ここまで来てMk-Ⅱを見るだけなどとは」

飛鳥(連邦軍は、いつになったらここが地球と地続きでないという事がわかるんだ…)

アポリー「飛鳥!そっちへ行ったぞ!」

飛鳥「いきなり実戦か…まあ、ボクはマニュアルは読まないよ」

飛鳥「ここは…」

1.ビームサーベルで接近戦
2.バルカンで威嚇
3.後ろを取ってビームピストルでバックパックを狙う

>>20

正解がわからん
3

飛鳥「ボクには…」スッ

ジムパイロットB「消えた!?レーダーは…」

飛鳥「最高の教科書がいるからね」チュドーン

ジムパイロットB「バックパックを!?落ちる!」ヒューン…ドシーン

飛鳥「運が良ければ鞭打ちかな。あいにくコロニーは丈夫だからね。Mk-IIが落ちても大丈夫なくらいには」

アポリー「ヒューッ、やるねえ」

クワトロ(さっきのあの感覚…飛鳥なのか?)

クワトロ「とても初めての実戦とは思えんな。君には才能がある」

飛鳥「褒め言葉は素直に受け取るよ。だが今は」ドシンッ


-市街地-


ロベルト「Mk-IIだ!」

アポリー「寝ていますね」

クワトロ「大方飛行訓練で失敗でもしたんだろう」

アポリー「ん、大尉!もう1機います!」


クワトロ「この感覚…」


もう1機のMk-IIに乗っているのは?


1.カミーユ・ビダン
2.輿水幸子
3.南条光

>>24

ここでカミーユ選ばなかったらカプセルに入れられるのがアイドルになりそうなんですがそれは
2

クワトロ「この感覚…ララァ・スン?」

飛鳥「あれは…!」



幸子「このモビルスーツを鹵獲して来いって…無茶振りにも程がありますよ晶葉さーん!?」

幸子「ま、まあ、一番カワイイボクにかかれば!?こんなのどうってことないんですけど!?」

晶葉『幸子!遅いからおそらくエゥーゴの機体が来てしまったぞ!このままではお前ごと連れて行かれる!』

幸子「てぇっ!?晶葉さん来てるじゃないですかぁ!?ここ危ないんですよ!?というか連れて行かれるってなんですかー!」

晶葉「だからさっさとうちのドッグまで運んでもらわないと改造できないだろう」シュイーン

幸子「普通に入ってこれるなら自分でやってくださいよー!」

晶葉「私では動かせないからな。だが幸子ならプチモビの容量でもいけるさ。よしさっさとずらかるぞ」



アポリー「動いた!?」

カクリコン「ジェリド!奴らはこの2号機を生け捕りにするつもりだ!…なぜ逃げようとするジェリド!?」

クワトロ「2機とも捕獲するぞ」

飛鳥「は、はは…見間違いじゃない」

クワトロ「飛鳥、どうした!」

飛鳥「大尉、ボクにはツキがないと思っていたけどそうではないようだ」

ロベルト「飛鳥、こんな時ぐらい真面目にだな」

飛鳥「3号機には、ボクの…友達…いや、仲間が乗っているんだ」

クワトロ「…っ!」

幸子「この感覚…飛鳥さん!?」ピキーン

晶葉「何を言っているんだ。飛鳥はあの時に」

ピピッ

飛鳥「聞こえるかい3号機。いや、晶葉。ボクだ」

晶葉「んなっ」

飛鳥「幸運、とは言い難い。だが運命はボクらを巡りあわせた。……さあ、行こう」

アポリー「飛鳥は何を話しているんだ?」

クワトロ「アポリー、今は飛鳥に任せた方がいい。その方が時間はかからないはずだ」

晶葉「フフフ…天才の私だ、お前の言わんとしていることはわかる」

幸子「いや、ボクにもわかるようにですね」

晶葉「私達はこのままエゥーゴに参加した方がいいという話だ」

幸子「な、なるほど…?」

晶葉「飛鳥!思い出話とこれまでとここからの話は後だ!」

飛鳥「理解が早くて助かるよ。あとはあっちの2号機を」

カクリコン「ジェリド!乗っていないのか!」

晶葉「よーし幸子、証拠を見せてやれ」

幸子「気が引けますねぇ…でも相手がティターンズなら、えやっ!」ドゴーンッ

ロベルト「体当りした!」


ブライト「Mk-IIのあの感覚はやはりアムロだ。誰が乗っているんだ?」

エマ「あの女の子、あたしの名前を知っていたわ。どこで聞いたの?」

幸子「フフーン、コックピットを開けた方がいいですよ?じゃないとビルごと潰れちゃうかもしれないですし♪」

ロベルト「いい性格してるじゃないか彼女は」

飛鳥「昔を思い出している節があるか」

ブライト「降りるんだ中尉!聞こえるか!?私はブライト中佐だ。ここは敵に従え」

カクリコン「了解、降りるぞ。3号機聞こえるか!?」

カクリコン「降ろしてくれ!」

晶葉「ティターンズのくせに…」ギリッ

クワトロ「3号機のMk-II、飛鳥の言ったとおり信じられる。後退するぞ!3号機のパイロット、付いてこられるか?」

幸子「は、はい!」

晶葉「お前が指揮官か?随分と派手にやったものだな。おかげで我が家が全壊だよ」

ロベルト「すまない、俺がバランスを崩したばかりに」

クワトロ「させたのはティターンズの方さ。付いてこないのか?」

晶葉「いや、連邦は嫌いだし、ティターンズはより嫌いだからな!」

幸子「ですね」

-グリーンノア周辺宙域-

飛鳥「無事に脱出はできたはいいが、こんなにもすぐに来るものなんだね」

クワトロ「相手も伊達に精鋭を名乗っていないということだ」

ジェリド「出てきやがった。よくもまぁ、ぬけぬけと!」

ティターンズ兵「ジェリド・メサ中尉、無理はするな。その機体に慣れてはいないはずだ」

ジェリド「ティターンズとして最低限の任務は完了させたい。黙っていてくれ!」

飛鳥「ここでやられるわけにはいかない。彼女たちの顔も見ないといけないんだ!」

飛鳥「ここは…」

1.すかさず先制攻撃
2.相手の出方を見る
3.最大出力で逃げる
4.(自由にお書きください)

>>32

1

ジェリド「くそっ!こっちが当たらずに、なんで相手のほうが!?」

飛鳥「すごいな、大尉は…。あんなにも簡単に相手を動けなく」

飛鳥「あの機体も遅い…ボクにだって」チュドーン チュドーン

ティターンズ兵「直撃だと!?うおおお!?」ボガーン

飛鳥「あっ」

アポリー「気にするな飛鳥。コロニーではよくやったが戦闘なんてこんなもんだ」

飛鳥「アポリー中尉…。そうだ、人の命はこんなにも…軽い」ブルブル

幸子「うぅ…空気重いです」ヒソヒソ

晶葉「仕方ないだろう…多分飛鳥は初めてだったんだ」

クワトロ「しかし飛鳥、君のおかげでアーガマに攻撃させるまでもなかった」

飛鳥「大尉…」

クワトロ「まもなくアーガマと合流する。3号機は大丈夫か?」

幸子「は、はい!」

クワトロ「いい子だ」

-アーガマ MSハンガー-

飛鳥「……」シュイーン

幸子「待ってくださいってば晶葉さん!今開けますから」シュイーン

晶葉「ほぉう、これがエゥーゴの最新鋭艦か。しかしまずは」

飛鳥「…久しぶり、というべきなのかな」スゥー

幸子「飛鳥さん…フ、フフーン!…えっと、なんと言えばいいのか」

晶葉「無理するな幸子、素直に生きてて嬉しいと言えばいい。この私だって嬉しいんだ」

幸子「う、うぅ…ずるいですよ二人共…なんでカワイイボクだけが…泣いてるんですかぁ…」

飛鳥「いいんだ。人の心は脆いからね。それを誰も責めはしないよ。ほら、再会の印にハグをしよう」

幸子「飛鳥さああん!」ギュッ

飛鳥「よしよし」

晶葉「フッ、ノーマルスーツ、様になってるじゃないか」

飛鳥「よく言われるよ」

ロベルト「俺、ああいうの弱いんだよな。ところでクワトロ大尉は?」グイッ

アポリー「先にブリッジに行ったんじゃないか?」


-MSデッキの出入り口-

クワトロ「…いいものだな」スタスタ


レコア「……」ジィー

-リフレッシュルーム-

飛鳥「……」チュゥー

幸子「飛鳥さん、趣味はあんまり変わってないんですね」グスッ グスッ

飛鳥「これがボクのアイデンティティであり鎖だからね」

ウィーン

ヘンケン「おお、君たちがMk-IIの」

幸子「あ、あの…飛鳥さん、この髭のおじさんは…」ヒソヒソ

ヘンケン「おいおい聞こえてるぞ。俺はヘンケン・ベッケナー、このアーガマの艦長だ」

幸子「は、はい!すみませんでした!」

飛鳥「髭だからって怖い人間なわけじゃないさ」

晶葉「ティターンズよりよっぽど信用できそうだ」

レコア「私たちはそのティターンズに対抗しているわけですもの。あたしはレコア・ロンドよ」

晶葉「私は池袋晶葉。こっちは輿水幸子だ。よろしく頼む。私は機械工学には一日の長があるぞ?」

ブレックス「ほう、君があの池袋晶葉だというのかい?」

幸子「えっと…」

ブレックス「ああ、自己紹介がまだだったね。私はブレックス・フォーラ。エゥーゴの代表といったところかな」

幸子「え、偉い人じゃないですか!」

ブレックス「なに、そう固くなるほどでもない。まあ立ち話もなんだ」スッ

ウィーン

飛鳥「大尉…!」

クワトロ「飛鳥、気分は大丈夫かな?」

飛鳥「気分は…どうということはないさ」

レコア「……」

クワトロ「私はクワトロ・バジーナ大尉だ。飛鳥から話は聞いている」

ブレックス「君たちも飛鳥くんと同じく30バンチコロニーの生き残りらしいね?」

晶葉「……」

幸子「…はい」

ブレックス「ふむ、この話はよそうか。君たちは、アムロ・レイという人物を知っているかな?」

幸子「アムロ・レイ?」

晶葉「アングラでよく名前が出てきていた。ニュータイプらしいな」

ヘンケン」ほう、グリーンオアシスでアングラか」

晶葉「その前さ」

ヘンケン「す、すまない」

晶葉「いや…」

幸子「……」

ブレックス「君たちの協力で2機ものモビルスーツが手に入ったのだ。これも普通では出来ない事だ」

幸子「うーん、偶然じゃないんですか?」

ブレックス「ははは、その偶然も人間の力があってのことだと信じたいのだよ、私は」

プルルル

クワトロ「クワトロ大尉だ。ん、行く」

ブレックス「出てきたのか」

クワトロ「多分」

ヘンケン「よっしゃ」

ブレックス「レコア少尉、彼女たちを頼む」

レコア「はい、ブレックス准将」

晶葉「敵か?」

レコア「そうね、現在この空域で展開しているのは、あたしたちだけだから、他は全て敵と見なしていいわね」

晶葉「チッ…モビルスーツを触る時間もなかったか」

ブレックス「私の期待し過ぎかな?彼をニュータイプと思いたいが」

ヘンケン「クワトロ大尉はどう思う」

クワトロ「ニュータイプはエスパーではありません。ですから、目に見えて違うところはありませんが、資質は感じます」

ブレックス「そう思う。大事にしてやってくれ」

ヘンケン「はい」

× ブレックス「私の期待し過ぎかな?彼をニュータイプと思いたいが」

○ ブレックス「私の期待し過ぎかな?彼女たちをニュータイプと思いたいが」

トーレス「発見された!」

ヘンケン「なに?」

ヘンケン「モビルスーツ、発信用意!砲撃用意」

トーレス「停戦信号?」

ブレックス「停戦しろだと?」

ヘンケン「ふふふ、我々が軍を動かした事を、信じてないらしいな」

ブレックス「グリプスのバスクの隊でないからだ。ガルバルディが来るぞ」

シーサー「4機です」

ブレックス「4機も!」

ヘンケン「クワトロ大尉!リック・ディアスは待機、いつでも出られるようにしておけ!」

ヘンケン「減速はするなよ」

-アーガマ MSデッキ-

飛鳥「何かあったのかい?」

アストナージ「敵艦が来たんだと。こっちは命令があるまで待機」

ブゥーン ブゥーン

アストナージ「いや、お出ましだ」

ライラ「ライラさんですよー」

クワトロ「この感覚、また…速いな」

ライラ「速度は落とさないですね。臭いでございますねー。戦艦がモビルスーツに勝てると思わないでほしいでございますですねー」ガシィッ



-リフレッシュルーム-

レコア「ガルバルディ!」

晶葉「ルナツーのボスニア所属のガルバルディか」

幸子「ええっと、もしかしてボクたち結構危ないんじゃ…」

幸子(でもこの感覚は…)

クワトロ「出るかもしれんぞ」

ヘンケン「もう少し待て。こちらから扇動はしたくない」

ライラ「聞こえますですか、貴艦の所属を明らかにしてほしいですねー。当方の命令にこれ以上従わない場合は撃沈しますですよー」

ヘンケン「我が方はエゥーゴだ。命令は聞けない」

ライラ「了解ですねー。撃沈しますですよー」

クワトロ「好きなことを!」

飛鳥「ライラ!?」


-リフレッシュルーム-

晶葉「この声は!」

幸子「やっぱりライラさん!」

レコア「知っているの!?」

ヘンケン「モビルスーツ隊、発信」


-中域-

ビシューン ビシューン

ライラ「迂闊だったですねー。赤いモビルスーツ…赤い彗星…まさかですね…あの赤い彗星…気を付けてほしいでございますですねー」

チュドーン



-アーガマ MSハンガー-

飛鳥「ボクは…」


1.今すぐ出撃させてもらえるようブリッジに連絡を取る
2.実はまだ気分がすぐれないので待機
3.自由安価


>>48

勝手に出撃する(ただし殴られて未遂)

飛鳥「ボクもリック・ディアスで出る!」

アストナージ「バカ言え!お前には出撃命令出てないだろ」

飛鳥「行かなきゃいけないんだ!」

アストナージ「大尉に任せろ!なんでそんな必死なんだ」バシンッ

飛鳥「えっ、あっ…打った…?」

アストナージ「ああ打ったさ。無理に出ろ。落ちたら艦は一人の貴重な戦力を失うんだ」

飛鳥「……」スゥー

アストナージ「友達のところで頭冷やしてこい」

アストナージ「女の子打っちまった…大尉にバレたらどうするよ」

-リフレッシュルーム-

ウィーン

飛鳥「幸子、晶葉」

幸子「飛鳥さん、出撃しなかったんですか?」

飛鳥「止められたよ。ボクはまだ未熟だからね」

晶葉「まあ見た感じ相手は戦闘慣れしているな。ただ…」

飛鳥「ああ…あの声、独特の喋り方は、ライラだ」

クワトロ「えぇい、実戦慣れした部隊だ」チュドーン

クワトロ「ようやく1機か…ん、信号弾?」

ライラ「ボスニアから撤退命令…あの赤いモビルスーツに乗せられましたですねー」

ライラ「…母艦の支援がないと勝てないでございますです」

連邦兵「エレーがやられました…!」

ライラ「わかってますですよー。ライラさんも見えていましたですねー」

ライラ「赤い彗星が相手だったと思いたいですねー。でなければ立場がないでございますですねー」

幸子「すごいですよ!クワトロ大尉が1機落としたみたいです!」

晶葉「ライラの機体は無事みたいだな」


-アーガマ ブリッジ-

ブレックス「全速を出せんのか。このままでは第二波を受けるぞ」

ヘンケン「クワトロ大尉に期待しましょう」

ブレックス「機関室の修理を急がせろ」

レコア「はい」

ブレックス「あまりに速やかな撤退…どう見る、キャプテン?」

ヘンケン「我々の足を止めたバスクが出てきた。その上で第2波でしょうな」

-ティターンズ アレキサンドリア-

ジャマイカン「いいな、ジェリドの命令書は後続のカプセルが視界に入ったら開くのだ」

ジェリド「はっ!」

ジャマイカン「エマ・シーン中尉の交渉は15分間が限度だ。いいな?」

エマ「はっ!そのカプセルというのは強力な爆弾でしょうか?」

ジャマイカン「そんなところだ」

エマ「では、初めてハイザックに搭乗する者もいるが、高度の訓練だと思え。今回の作戦はあくまでもMk-IIを取り戻す交渉である」

ジャマイカン「明日は別の者に小隊長をやってもらうから、そのつもりで。では、解散!」

ジェリド「手書きの命令書か…」

エマ「…あなたはこれが初出撃だったわね。安心して、今回の任務は交渉だから大きな戦闘は起こらない」

>>55「は、はい!」


1.早坂美玲
2.南条光
3.三好紗南

2

光「ありがとうございますエマ中尉」

エマ「確か、光曹長はティターンズに志願したのよね」

光「はい。あたし、エゥーゴが許せないんだ」

エマ「許せない?どうして?」

光「あたし…30バンチコロニーの出身なんだ」

エマ「…!」

光「あの事件はエゥーゴがやったってバスク大佐から聞いて…だから、あいつらを倒す!復…いや、正義のために」

エマ「そう、あなたにも覚悟があるのね…。あたしで良ければまた話相手になるからいつでもいらっしゃい」

光「はい!」

-アーガマブリッジ-

シーサー「敵モビルスーツらしき物、キャッチ」

ヘンケン「来たか。リック・ディアスの補給は?」

レコア「終わりました」

ブレックス「速いな」

シーサー「さっきと侵入方位が違います。別働隊です」

トーレス「発光信号確認」

ブレックス「なんだと?」

ヘンケン「本気か?」

クワトロ「停戦!?」

アストナージ「はい、白旗を確認したそうです」


-リフレッシュルーム-

幸子「あれ、明らかに白旗ですよね?」

晶葉「ひょっとしてギャグのつもりなのか?」

飛鳥「彼らにも彼らなりの考えがあるのさ。ボクらがわかりあえないなりの、ね」


-アーガマMSデッキ-

クワトロ「一人だ。勇敢だな」

エマ「バスク大佐の親書を持って参りました。このモビルスーツに近づくものがいれば、あのハイザックが狙撃します」

-通路-

アーガマクルーA「一人で乗り込んできたらしい」

アーガマクルーB「モビルスーツでか?」

アーガマクルーC「ガンダムだよ」

アーガマクルーD「1号機、1号機」

アーガマクルーE「いい女じゃないか」

アーガマクルーF「ティターンズだからな、バリバリの」

アーガマクルーG「主義者だってのか」

ザワザワ ヒソヒソ


幸子「エマ・シーン中尉って言っていた人ですね」

飛鳥「幸子は知ってるのかい?」

幸子「あ、いえ」

晶葉「グリーンノアに移ってから幸子はどうも五感が働くようになったんだ。一度その頭の中身を見てみたいな」フフフ

幸子「怖いこと言わないでくださいよ!?」

飛鳥「…ふぅん」

バスク大佐の命令書の中身は?


1.池袋晶葉と2機のガンダムを返さない場合、カプセル(安部菜々入り)を撃ち抜く
2.2機のガンダムを返さない場合、カプセル(棟方愛海入り)を撃ち抜く
3.自由安価


>>64

1かなぁ
生存ルートはあるんだよね?

こういうのはありなんだろうか。無しなら安価下
3 離反したフリをしてカプセルを回収、そのままエゥーゴに潜入

>>62
あります。アイドル同士の横の繋がりや呼称表をご参照ください。

>>64
これは…。命令書ではなく親書と書くべきでした。


-宙域-

ジェリド「離反したフリをしてカプセルを回収、そのままエゥーゴに潜入だと?」

ジェリド「つまりいつでもあの戦艦ごと爆破できるようにというか?ジャマイカンさんの作戦だ、きっと何か意味がある」

ジェリド「よし!やってやるさ」


-アーガマ 作戦室-

エマ「バスク・オム大佐からの親書のお返事は、即答でお願いいたします」

ブレックス「厳しいな」

アポリー『敵モビルスーツ!カプセルらしきものを携帯してこちらに向かってきます!』

エマ「ジェリド中尉!?何を!」

ヘンケン「エマ中尉、あれはどういうことか!」

エマ「知りません!少なくとも今回の作戦内容にはなかったはず!」

ブレックス「君はバスクに利用されたんだよ。駒としてね。このまま君らごと我々をあのカプセル状の爆弾で沈めるつもりだ」

エマ「そんな…」



-アーガマカタパルト-

クワトロ「えぇい、どうなっている。クワトロ・バジーナ出撃する!」ドシューン

ジェリド「おいでなさったか」パシューン パシューン

クワトロ「また停戦信号だと!?」


-作戦室-

ブレックス「なんだ!どういうことなんだ!?」

ジェリドへの命令書だと思ってたわ。すまん

× アポリー『敵モビルスーツ!カプセルらしきものを携帯してこちらに向かってきます!』
○ トーレス『敵モビルスーツ!カプセルらしきものを携帯してこちらに向かってきます!』

>>67
こちらのミスですお気になさらず
紛らわしくて申し訳ないです



ジェリド「こちらに戦う意志はなしだ。停戦信号の見落としは家族共々死刑になるぜ」

光「ジェリド中尉!何をやってるんだ!まだエマ中尉は戻っていないじゃないか!」

ジェリド『俺はこのままエゥーゴに潜入する。光曹長はそのまま帰投しろ。作戦は一先ず終了だ』

光『でも、あたしは聞いていない!』

ジェリド『お前みたいなひよっこに聞かせる作戦じゃないってことさ。帰って次の作戦を待つんだ』

光「なんで…バスク大佐…エマ中尉も、ジェリド中尉も、このままじゃエゥーゴに…」ドヒューン




トーレス『1号機の護衛についていたハイザック、撤退します』

ブレックス「させておくしかないだろう。それで、もう1機のハイザックのパイロットは?カプセルの中身は!」



カプセルの中身は…

1.安部菜々
2.棟方愛海
3.本当に爆弾
4.自由安価


>>71

3

アストナージ「なんてこった。こいつはかなり強力な爆弾だ」

クワトロ「よくもこんなものを持ってきてくれる。目的は」

ジェリド「だからこそ運んできてやったのさ。あそこで全員お陀仏なんて嫌だろう?」

ジェリド「それに俺はただ投降するわけじゃない。エゥーゴに参加させてくれ」

クワトロ「何?」

ジェリド「ティターンズのやり方に嫌気がさしてね。こいつを撃ってたら俺も死ぬところだったんだ」

ジェリド(本当に爆弾だったとはな…いざとなったら俺が一人でエゥーゴをやってやる。でもジャマイカンさん、疑っちまうぜ)



ブレックス「らしいよ、エマ中尉。これも作戦なのかね」

エマ「あたしは、何も…」

ヘンケン「なら君もエゥーゴに参加してはどうだろうか。他のティターンズとは違うように見える」

エマ「確かにあたしはティターンズに対して疑問がなかったわけではありません。でも、今は何がどういうことなのかわからなくて…」

ブレックス「護衛のハイザックも逃げ帰ったよ。彼、ジェリド中尉か、保護観察とし、エマ中尉は捕虜として扱うがいいかね?」

ウィーン

ジェリド「話はまとまったようだな。…エマか」

エマ「ジェリド中尉!」

ジェリド(どこかでエマと話をしなくてはな…)

ジェリド「まずは部屋へ案内してくれないか?」

ブレックス「よし」

ヘンケン「手荒い真似はしないさ」

エマ「……」

-幸子と晶葉の部屋-

晶葉「どうにもきな臭いな」

飛鳥「それは?」

晶葉「観察カメラくん3号だ。よく映っているだろう」

幸子「あの二人、ティターンズなんですよね…」

飛鳥「人の心は移ろいやすく、また脆い。彼らの理念、ボクらに通じるものがあるのかもしれない」

晶葉「だといいが」


-MSデッキ-

飛鳥「見事だな。3機のガンダムが揃うなんて。スペクタクルな光景だ」

アストナージ「2機はバラして予備のパーツと機体解析に。もう1機はそのまま使わせてもらうんだって」

アストナージ「しかし晶葉はすごいな。あれでお前と同じ歳だろ?」

飛鳥「昔からさ。天才なんだ。ボクでは追いつけない」

アストナージ「飛鳥もすごいじゃないか。その歳でモビルスーツを動かしちまう」

飛鳥「……3号機は塗り替えているのか。誰が使うんだい」

アストナージ「使いたかったら使っていいってさ、大尉が」

飛鳥「ボクは…」


1.リック・ディアスのままでいい
2.ガンダムに乗りたい
3.しばらく戦闘には出ない
4.自由安価

>>76

2

飛鳥「ガンダムか…いいね。ボクは求めていたんだ。変化というものを」

アストナージ「よし、決まりだな」

晶葉「ほう、Mk-IIには飛鳥が乗るのか。こいつはいいぞ、旧式な部分はあるが逆に弄りやすかったからな」

幸子「ボク、ここに来てから何もしてない気がします…」

飛鳥「普通はそういうものだろう。幸子のカワイサは艦内で評判なんだ。皆がチカラを得られる」

幸子「フフーン!当然ですよね!それと、ガンダムはボクの方が先に触ったんですからね!」

飛鳥「わかっているよ、幸子先輩。今度、一緒に歌おう」スタスタ

アストナージ「へー、お前たち歌上手いのか。今度聞かせてくれよ」

幸子「フフーン!まあ一番上手いのは一番カワイイボクなんですけどね。待ってくださいよ飛鳥さん!」スタスタ

晶葉「ブリーフィングかな?」

アストナージ「幸子ちゃんまで予備のパイロットに登用されるとはね」

晶葉「ティターンズのパイロット…もう使えるならいいがまだだろう」

アストナージ「まあ、あれじゃあ信用は得られないよな」

-アレキサンドリア ブリッジ-

ジャマイカン「よかったのですか大佐?」

バスク「エマ・シーンはともかくジェリドはいくらでも取り返しはつく。私はグリプスへ戻るが代わりに戦力は補充する。そのままアーガマを追え」

ジャマイカン「はっ」

バスク「エゥーゴの技術力とやら、どの程度のものか」

ジャマイカン「現在追撃中の艦艇、アーガマとモンブランは、サイド1、サイド2、月のどれかに行くと考えられる」

ジャマイカン「しかも地球の近くを通り、我が防衛衛星を撃破しながら、だ。となれば…」

ライラ(仲間が寝返ったのに全く触れないでございますですねー。ティターンズは組織がバラバラございますです)

アストナージ「へぇ、モビルスーツか?」

晶葉「アストナージか」

アストナージ「俺は気にしないが他の人にはさんだのなんだの付けた方がいいぜ」

晶葉「ん、すまない。性分だ。どくよ」

アストナージ「仕事だ、借りるぜ。ガンダムMk-Ⅱか」

晶葉「いや。Mk-IIとディアスに、新しい装甲を付け足してみてだな。Zガンダムといったとこか」

アストナージ「よくできているじゃないか。もしかしてニュータイプってやつか?」

晶葉「ただの天才だ!」

アストナージ「ハハハ、よく言うね。まあ本当だけど」

晶葉「ディスク、貸してもらうぞ」

アストナージ「ああ…隠すことないと思うけどな」

-幸子と晶葉の部屋-

ウィーン

晶葉「どうしたんだ?」

幸子「大変ですよ晶葉さん!レコア少尉が!」

晶葉「聞いたよ。降りるんだろう?地球に」

幸子「大丈夫なんですかぁ…?悪い予感しかしませんよ」

飛鳥「再会してからかな。やけにこういう時の幸子の感は当たる」

幸子「でもなんで知ってたんですか?」

晶葉「私達ももはや艦のクルーだ。通達が来たよ」

晶葉「で、それは?観察くん?エマ中尉の部屋か」

飛鳥「保護観察になった。部屋も前よりずっといいんじゃないかな」

幸子「そんなことよりですね…」

-アーガマブリッジ-

アーガマクルー「レコア少尉が見つかりました。保護観察中のエマ中尉の部屋です」

ヘンケン「エマ中尉の?音声を大きくしろ」



エマ『私はティターンズには戻れませんし、戻りたいとも思いません。
でもね、エゥーゴがこれほどまでに好戦的である必要はないんじゃないかしら。
このことが、全面戦争に繋がるのは、誰の目にも明らかでしょう?
何の関係もない人々を死の危険に追いやってまでグリーンオアシスに先制攻撃をかけるべきだったのかしら』

レコア『30バンチ事件を起こした相手に対しては、これでも甘かったわ』

エマ『30バンチ事件?エゥーゴが隕石を衝突させたはずじゃ』

レコア『バカをおっしゃい!30バンチコロニーで、反地球連邦政府へのデモを鎮圧するのに、バスク・オムは何をしたと思って?』

レコア『G3…毒ガスよ』

エマ『コロニーで毒ガスを使った?まさか!』



ヘンケン「信じ難いでしょうな、彼女には」

ブレックス「今までと正反対の立場に放り込まれたのだからな。彼女には30バンチを見せてやる必要があるかもしれん」

ブレックス「ブレックス彼女はいい素質を持ったパイロットだ」

ヘンケン「エゥーゴの…」

ブレックス「そうだな」




飛鳥「……」

幸子「……」

晶葉「……」ギリッ

ジャマイカン「では、ライラ大尉を戦闘隊長としてこの作戦に従事してもらう」

ライラ「了解しましたですねー。ところでもう1人いたハイザックのパイロットさんはどこへ行ってしまったでございますですか?」

ジャマイカン「彼女には別の任務を与えた。既に別行動中だ」

ライラ「…そうでございますかー」


-小型カプセル ホウセンカ-

レコア「時間は?」

アンナ「まだまだです」

レコア「ありがとう。しばらく一人にしておいて」

アンナ「はい、少尉」

飛鳥「レコア少尉は?」

レコア「飛鳥」

飛鳥「少尉、一人で?」

レコア「一人しか乗れないでしょ?」

レコア「クワトロ大尉はね。本当は弱い人よ。あなたみたいな子が支えてあげないと」

飛鳥「あ…」

アンナ「エアロック開きます」

レコア「バイザーを下ろして」


飛鳥「少尉が戻るまで…ボクが大尉を」

-アーガマ カタパルト-

クワトロ「アポリー、ロベルト、飛鳥、太陽電池の攻撃後、直進だぞ」

ロベルト「了解」

アポリー「了解」

飛鳥「了解」

クワトロ「行くぞ!」

キース「進路、クリアー。どうぞ」

ドシューン



-アーガマ ブリッジ-

シーサー「敵機発見」

ヘンケン「チッ」

ブレックス「こういうものだ、もう呼び戻せん」

ヘンケン「レーザー回線を開け。リック・ディアス隊に照準を合わせるんだ」

シーサー「無理です!」

ヘンケン「やってみてから言うんだよ!」



-エマ 保護観察室-

エマ「……」


-ジェリド 保護観察室-

ジェリド「早く俺も出させてもらいたいんだがな。ティターンズ相手、俺はどこまで通用する」

キース「クワトロ大尉、あと10秒で太陽電池の防空圏に入ります」

ヘンケン「よし。レーザー回線は繋がらんか?」

シーサー「申し訳ありません」

ブレックス「急げよ」


ブレックス「モンブランのGM隊、艦隊を直撃しろ!」

トーレス「ホウセンカをカタパルト・デッキに上げます」

ヘンケン「よぉし!」

トーレス「エレベーター、上げ。ホウセンカは予定通りに射出する」

ヘンケン「レコア少尉、心配するな。ちゃんとジャブローに向かって落としてやる」

レコア「頼みます」



-防衛衛星周辺-

クワトロ「通信?何!」

アポリー「大尉、どうしたんです」

クワトロ「アーガマへ敵機接近。間に合わんか!」

飛鳥「大尉、ボクに行かせて。Mk-IIにはチカラも翼もある。仲間がくれたんだ。今は大尉より速い」

クワトロ「言ってくれるな。よし、飛鳥は戻れ。レコアを無事地球へ届けるんだ」

飛鳥「了解!」ドシューン

幸子「またボクは見ているだけですか…?」

晶葉「機体がないだろう」

幸子「でもボクだって…ほら、せっかくノーマルスーツ貰えたんですし?」

晶葉「形から入ると死ぬぞ」

幸子「うう…でもこのままじゃもしかしたらレコアさんが…」

晶葉「まあ、>>90



1.特に手を加えていないがGMが1機ある
2.少しピーキーになったがGMが1機ある
3.ボールがある
4.自由安価

3

晶葉「ボールならあったな」

幸子「晶葉さんはボクに死ねと…?」

晶葉「幸子を信頼しているからこそだ。だが、間に合ったみたいだな」


ヘンケン「飛鳥か!」

飛鳥「ガンダムMk-II、二宮飛鳥、これよりアーガマの護衛に入る」

レコア「飛鳥…何よ、いい子じゃない」


カクリコン「ライラ大尉!あれだ!」

ライラ「ようやくでございますですねー。着いてきてほしいですねー」ビューン

カクリコン「敵の火線が怖くないのか?まるで周りを見ていない!」

ライラ「ん?」スイッ

カクリコン「敵の殺気を感じてる?すごいな…ジェリド、お前とこんな風に戦いたかったぜ」

ヘンケン「飛鳥!地球に落ちるなよ!」

飛鳥「了解…あ、モンブランが…」



アポリー「クワトロ大尉!前方で爆発の閃光が」

クワトロ「爆発?あの位置は…モンブランか」



ヘンケン「クワトロ隊はどうした!」

シーサー「戻ってきます。うっ!」

ライラ「遅いでございますですねー」ギュンッ

ブレックス「落とせ!なんで落とせんのだ!」

ヘンケン「カプセル射出の時間は!」

トーレス「あと90秒です」


ギューン


ライラ「援軍ですねー。どうりで抵抗が薄かったはずでござまいますねー。出ていたのでございますですねー」

クワトロ「カプセル射出までは…!」

レコア「はぁはぁ…ヘンケンキャプテン、どうなるのです…?」

カクリコン「Mk-II!うっ!リック・ディアスか!ちっ!外したか。う!しまった、どけ!てぇ!」

アポリー「ああっ!」グンッ

トーレス「カプセル発射まであと60秒」

飛鳥「レコア少尉…くっ!?」ギュイッ

カクリコン「避けた…赤いリック・ディアスのパイロットか?」

飛鳥「アーガマが射線に入って…!離れるんだ!」


レコア「ヘンケンキャプテン!」

ヘンケン「コースの最終修正をする。カウントダウンだ」

レコア「は、はい!」

飛鳥『離すんだ…!敵を、アーガマから!』

レコア「飛鳥…あの子ったら」

飛鳥「はああぁぁっ!」

カクリコン「振りほどかれる…!ビームサーベル!」

飛鳥「何処かへ行け!ティターンズ!」ズバンッ

カクリコン「おおおっ!?」


ヘンケン「よーし、飛鳥よくやった」

トーレス「コース固定!」

ヘンケン「カプセル射出用意!」

クワトロ「まだか!?」

トーレス「カウントダウンです。10…」

飛鳥「レコア少尉…無事で」

レコア「3…2…1…0!」ドシューン

クワトロ「よし!」

ライラ「なんでございますですか?」

レコア「飛鳥…ありがとう」



カクリコン「負けたのか…」

ライラ「カクリコンどの?」

カクリコン「あいつは、いつか絶対に、オレがやってやる。絶対にだ!」

ライラ「ガンダムMk-II…赤いリック・ディアス…ニュータイプだと思いたいですねー」



飛鳥「地球へ行ったんだね、レコア少尉」



その日の夕刻、中央アメリカ一帯では、異常な数の流れ星が観測された。モンブラン撃沈のためである。

次回予告

ライラは絶対有利な立場で戦うつもりであった。
しかし、サイド1・30バンチの悪夢が、ライラにあの日の夢を見せる。
ガンダムMk-IIの必殺の銃撃が、ライラを撃ち抜いた。
そしてカミーユはライラの鎮魂の歌を聴く。
次回、アイドルマスターシンデレラガンダム、サイド1の脱出。
君は刻の涙をみる…。

× カミーユ
○ 飛鳥

-アレキサンドリア ブリーフィングルーム-

ジャマイカン「半分のモビルスーツがやられるとは、ティターンズとは名ばかりだ」

カクリコン「少佐」

ジャマイカン「ライラ隊の方がいい働きをしている」

カクリコン「……」

ライラ「お言葉でございますですが」

ジャマイカン「カクリコンをかばうのか?それといい加減その喋り方を直したらどうだね」

ライラ「ライラさんはライラさんなのでー。今回の敵は特別だとお分かりいただきたいでございますねー」

ジャマイカン「…わからんな」

ライラ「ライラさんは以前のホワイトベースを知らないでございますが、あのアーガマは、あのホワイトベースのように見えますですねー」

ジャマイカン「何がそう感じさせるのだ」

ライラ「アーガマの懐は、開いているように見えて、近寄ると厚いですねー。ことにガンダムの動きはめちゃくちゃに見えても、ぶつかってみると抵抗力は圧倒的に感じるますですねー」

アレキサンドリアクルー「少佐。敵艦はサイド4の空域へ直進するようです」

ジャマイカン「なに?魔の空域へ入って我々をまくつもりか」

ライラ「彼らはニュータイプかもしれませんですねー」

ジャマイカン「馬鹿を言うな、そんなものはおらん。ニュータイプなど、ビデオ屋の想像物だ」

ライラ「……」

-アレキサンドリア 一室-


シャワアアア


カクリコン「いるのはわかっているんだ!大尉、開けてくれ!」ドンドン

ライラ「何の用でございますですかー?」ガチャッ

カクリコン「ジャマイカン少佐の前で俺をかばっただ…あっ、ああ、すまない」

ライラ「ジャマイカンどのがどうしたでございますですか?」

カクリコン「俺だっていつかはティターンズのトップに立ちたいと思っている」

カクリコン「そのためにはジャマイカン少佐とだって一人で対応したい。それをかばう素振りを見せるなんて」

ライラ「ライラさんの言ったこと、聞いてくれていなかったですねー」

カクリコン「ん?」

ライラ「アーガマの事実を説明していたんでございますですねー。カクリコンどののことなんて考えていなかったでございますです」

カクリコン「ニュータイプのことは既に聞いていた」

ライラ「あまりこっちを向かないでほしいでございますですねー…恥ずかしいでございます」

アレキサンドリアクルー「指令、グリプスがいよいよ移動を始めたようです」

ジャマイカン「そうか、ついにな。敵艦は」

ガディ「魔の空域に入りましたが」

ジャマイカン「サイド2か月に…向かうか」


-アーガマ ブリッジ-

トーレス「右前方、中型浮遊物発見。

サエグサ「船首、ちょい振れ」

エマ「左上、小石です」

トーレス「へぇ、エマ中尉、いい目してんな」

ジェリド「これで3つ目か。夜目が利くな」

エマ「宇宙に昼も夜もないでしょう」

ブレックス「さすがティターンズと言うべきかな?」

ヘンケン「元ですよ、間違わないでください」

ブレックス「うむ」

ジャマイカン「このままだとアーガマがサイド1へ行くのか、月に向かうのか、サイド2に行くのかわからん」

ライラ「ですから、艦隊を3つに分けてですねー」

ジャマイカン「大尉!作戦参謀は私だよ」

ライラ「ガルバルディ隊をアレキサンドリアで修理をしていただいた分だけ、我々は働かなければなりませんでございます。我々はティターンズではないでございますからボスニアに戻り、別ルートでアーガマを追ってその足を止めますですねー」

ジャマイカン「いい覚悟だが、敵を捕捉したときに戦い急ぐなよ。大尉は戦争を好むタイプと聞いたぞ」

ライラ「それは少佐の偏見でございますですねー」

ジャマイカン「良かろう。もし接触ができたときの判断は君に任せる。我々との合流を原則にな。あと喋りだ、なんとかならんのかね」

ライラ「行きますですよー」

ボスニアクルー「はっ」



ライラ「ボスニアに戻りますですねー」

アレキサンドリア整備クルー「ご苦労です」

カクリコン「ライラ大尉!わかったろ?」

ライラ「ジャマイカン殿のことはわかっていましたですねー」

カクリコン「じゃあ、なんであんなに」

ライラ「ああいう人は好きじゃないってわかってもらいたかったですねー、カクリコン殿に」

カクリコン「え?」

カクリコン「…大尉、今度会ったらゆっくり酒でも飲まないか?」

ライラ「それはだめでございますですねー」

カクリコン「なぜ!」

ライラ「カクリコン殿には大切な人がいるでございますですねー」

カクリコン「あ…」

ライラ「でも、カクリコン殿には一緒に美味しくアイスを食べられる素質がありそうでございますねー」ニコッ

スィー

カクリコン「アメリア、どうにも宇宙には敵が多いみたいだ」

-ボスニア ブリッジ-

ライラ「まだ見つからないでございますかー」

チャイ「急ぐなよ。サイド1ではなかったんだ」

ボスニアクルー「いました!」

ライラ「本当でございますですかー?

ボスニアクルー「アーガマです。レーダーにそれらしき船影が。間違いありません」

ライラ「大当たりでございますねー」

チャイ「ライラ、勝算はあるのか?」

ライラ「あるかどうかはわからないですが、やってみせますですねー。ティターンズだけが軍隊じゃないでございますです」



-アーガマ リフレッシュルーム-

エマ「恐縮です、キャプテン」

ヘンケン「まぁその、なんだ、あははは」

ジェリド(こいつ、エマに惚れてるのか?)

キース「30バンチ、接近」

ヘンケン「君たちに見てもらいたいコロニーだ。なぜ我々が反地球連邦政府行動を起こしたか、わかってもらえる」

エマ「はい」

ジェリド「……」

エマ「それで、あの子たちは…」

飛鳥「…」
幸子「…」
晶葉「…」

ブレックス「歴史の生き証人といったところかな」

ボスニアクルー「アーガマが、30バンチに入港した模様です」

ライラ「30バンチでございますですかー…」

チャイ「秘密基地かな」

ライラ「あまり近づきたくないでございますですねー…」

チャイ「なんなら先にアーガマを潰してからそのままデブリにしてしまえばいい」

ライラ「いえー、偵察しますですねー。こちらの動きを察知されないように迂回して、工業用ハッチ側へ乗りつけてほしいですねー」

チャイ「アレキサンドリアを待った方がいいのではないか?」

ライラ「ジャマイカン少佐に戦況報告ができた方がいいでございますです?」

チャイ「そりゃそうだが」

ライラ「様子を見るだけでございますねー」

チャイ「基地があるかどうか確認するだけだ。…絶対に戻ってこい」

ライラ「…はい」

-30バンチコロニー内部-


エマ「ここが…」

ジェリド「30バンチ…隕石が当たったはずじゃ。穴も開いていないぞ」

ジェリド「あれは?」

飛鳥「ミイラさ。人の」

エマ「ミイラ?」

クワトロ「コロニーのミラーが動かないからな」

ジェリド「あれは人じゃ…」

クビゴトッ

ジェリド「うっ」

ジェリド「これをティターンズがやったっていうのか!」

幸子「そう言ってるじゃないですか。一部の住人はガスが抜けるまでシェルターで過ごしたんです」

晶葉「食料がなくなってから何日、何週間もな」

クワトロ「ここで一人生き残り、衰弱仕切っている飛鳥を発見した」

エマ「彼女たちが…生き残り…」

エマ(なら光曹長、彼女は…?)

飛鳥「数が多すぎて。死体の処理もできない」

ジェリド「これが…殺しなんて言えるのか」

飛鳥「直接刃物を持って殺さなければ痛みはわからない。手に血がつかない人殺しでは、ね」

クワトロ「死を考えてる暇もなかったはずだ」

ジェリド「しかし!こいつらは生きているじゃないか!」

晶葉「私と幸子は特別さ。飛鳥も、一部の人間は生き残れる位置にいた」

幸子「346居住区」

ジェリド「ミシロ…?」

飛鳥「エゥーゴが今のエゥーゴになる前、人々の革新を求めていた人間たちもいた」

クワトロ「……」

エマ「ニュータイプ…?」

飛鳥「押し込められていたわけじゃない。…ああ、楽しかったさ」

晶葉「しかし急進派とはいるものだな。中尉たちは反地球連邦のデモを起こしたエゥーゴが悪かったと言うかもしれん」

エマ「え?」

クワトロ「しかし、地球の人々は、地球を復興させることしか考えずに、宇宙に住むスペースノイドのことを一切考えてくれなければ、デモの一つも起こる。」

クワトロ「人間は、地球の回復力を助ける手助け以外はしてはいけない、そして人はすべてコロニーで生活すべきだというアピールをしただけなのだ」

ジェリド「それなのにバスク大佐はこんなことを…」

クワトロ「なぜだと思う?」

ジェリド「……」

エマ「わかりません…」

エマ「でも、納得できません。なぜ、ここまでしたんです?」

クワトロ「地球連邦の人々は、宇宙という新しい環境を手に入れて、そこに適応していこうとする人間を恐れたのだ。」

ジェリド「それこそ、ニュータイプか」

クワトロ「そうだ」

クワトロ「ニュータイプをエスパーのように考えているから、いつかそのニュータイプに主権を侵害されるのを恐れているのさ」

エマ「それだけのために人を殺せるのですか?」

クワトロ「殺せるさ。ちょっとした借金のために人を殺すより、よっぽど理性的な行為と言える」



ライラ「おおー、お久しぶりですねー」

クワトロ「お前は!」

飛鳥「ライラ!」
晶葉「ライラ!」
幸子「ライラさん!」

クワトロ「知っているのか、飛鳥!」

飛鳥「彼女も、そう。ボクたちと同じ」

クワトロ「何ぃ?」

ライラ「先に出会ってしまったから、あそこまでは見に行けませんでしたでございます」

ライラ「アイスも溶けてしまいましたですねー」

ジェリド「こんな時にアイス?何なんだあいつは」

ライラ「バスク殿はそういう人ですねー。ライラさん、あんまりお喋りしたくないでございますです」

クワトロ「ではなぜティターンズに協力する」

ライラ「ライラさんはティターンズさんではないでございます。でも、ボスニアの人たちに恩がありますですねー」

クワトロ「地球連邦が第二のザビ家になろうとしているのが、わからないのか」

クワトロ「地球を私のものにしようと…」

飛鳥「ライラは何も変わっていない」

ライラ「アスカさんも、サチコさんも、アキハさんもですねー」

飛鳥「キミは、恩があると言った。ボクだってそうさ。しかし組織が違う」

幸子「でもその前に私たち、と…友達ですよね!?ライラさん!」

ライラ「>>116


ライラさんの返答は?

友達というか大事な仲間というかー、それだけに現状は残念でございますです

加速の場合は下でよろしいでしょうか?

と思ったら自分で安価先を見ていない不具合





ライラ「友達というか大事な仲間というかー、それだけに現状は残念でございますです」



 

ライラ「えぃ!」バキューン

幸子「ライラさん!」

クワトロ「無駄だ」

エマ「なぜです!?」

クワトロ「彼女はモビルスーツで来ている。アーガマに戻るぞ」


晶葉「なんだ、変わっているじゃないか」

-アーガマブリッジ-

ヘンケン「敵はサラミスタイプ1隻ってところか」

クワトロ『モビルスーツは3機』

ブレックス「前方に飛鳥君、幸子君を出して、リック・ディアス隊は後方から援護する」

クワトロ『幸子を試すのですか?』

ブレックス「ガンダムMk-Ⅱと新型機の性能チェックだ」


-アーガマ MSデッキ-

クワトロ「飛鳥、幸子、アーガマの前に。リック・ディアス隊は左右に展開する」

飛鳥「了解」

飛鳥「ガンダムMk-Ⅱ、出る。飛鳥機、行きます!」

幸子「ここここ輿水幸子!>>125出ますよ!」


ジェリド「こいつら、昔の仲間と戦うことに躊躇はないのか!?」

エマ「ジェリド中尉、いずれはあたしたちも、そんな覚悟を持たなければならない時が来るかもしれないわ」

ジェリド「あんな子どもたちが…」



幸子「カワイイボクの機体を選んでください!」

1.ガンダムMk-III
2.プロトΖガンダム
3.ネモ
4.自由安価

>>124

間違えました
>>125でお願いします

>>124なのか>>125なのか

このまま発展させていって幸子にサイコミュ兵器使わせたい
1

幸子「ここここ輿水幸子!ガンダムMk-III、出ますよ!」ドシューン



-30バンチコロニー周辺宙域-

ライラ「待っていましたですねー」

飛鳥「今の仲間はいないのかい。キミは一人じゃないんだろう」

ライラ「Mk-II殿、アスカさんが乗っていましたですか。そっちの新型はサチコさん」

幸子「ライラさん、今からでもやめにしませんか、ね?」

ライラ「降伏してくれるということでございますですか?それはありがたいことですねー」

幸子「違いますよ!話を聞いてください!」

ライラ「ライラさん、お給料いっぱいでアイス買い放題ですねー」

クワトロ『飛鳥、幸子、彼女は聞く耳を持たん!どうしてもと言うなら機体ごと連れて帰れ!』

アポリー『隊長機以外はこっちに来たか!』

ブレックス『何をやっているんだ二人共!戦闘はもう始まっているんだぞ!』

幸子「ライラさん!あなただって、さっきのクワトロ大尉の話を聞いたはずです!」

ライラ「深い情は時に人を殺しますですねー」ギュンッ

飛鳥「来るよ、幸子!」チューン!

幸子「ライラさん!」ピチューン!

ライラ「ライラさんじゃないですねー」

ライラ(ライラさんは、ボスニアの皆さんに返しても返しきれない恩がありますねー…)

ライラ「今の私はライラ・ミラ・ライラでございますです」ビューン

幸子「どうしてわかってくれないんですか!」ピューン! ピューン!

ライラ「わかってほしいなら…銃を捨てるべきだと思いますですねー」ズガッ!

飛鳥「幸子!」ガキンッ

ライラ「力がありますですねー。前から飛鳥さんはガンダムMk-IIを?」

飛鳥「最近、だよ!」ズバンッ



-アレキサンドリア ブリッジ-

アレキサンドリアクルー「30バンチ付近に戦闘中の光をキャッチ」

ジャマイカン「ライラ大尉の言うことが、当たったか」

ライラ「そこでございますですねー」チュピューン

飛鳥「くっ、足か!」

クワトロ『飛鳥!』

飛鳥「大尉!あなたにはあなたの戦いがあるはずだ!ボクにだって、ボクの!」

幸子「飛鳥さん!」

飛鳥「幸子、そっちへ行った!」

ライラ「二人共生け捕りでお給料アップですねー」ガッ

ガキンッ

ライラ「受け止めましたですかー」

幸子「一番カワイイボクが…こんなところで、負けるわけにはいかないんですよ!」ギュイン!

ライラ「押される…?」

幸子「ライラさん、機体の性能差じゃボクたちが上です!このままだと本当に死んじゃいますよ!」ギュンッ

ライラ「消えましたですねー…!」





カクリコン「少佐、なぜ援軍を出さないのです?」

ジャマイカン「アーガマの消耗を待つのだ。それに、同時に中尉にいい士官になってもらうためでもある」

ジャマイカン「軍人は個人的な感情を抑えるすべも知らねばならん」

飛鳥「幸子、ライラ…二人共速い…!そこっ」ドヒューン

連邦兵「うおっ!?」

ドゴーンッ



幸子「コロニーの影なら…ライラさんも、しばらく見つけられませんよね」

ライラ「どこでございますですかー。サチコさん」

幸子「そこぉ!」ギュウウン チューン

ライラ「うあああ!くうぅっ…負けるわけにはいかないでございますねー…!」

ライラ「私は正規のパイロット、ひよっこのサチコさんには、負けられないんですねー…!」ズバンッ

幸子「うわあああんっ!」ビュウンッ!


「この後のボクの取った行動は…」

1.ガルバルディβのコックピットを撃ち抜く
2.ガルバルディβの四肢を切り落として行動不能にする(※判定あり 成功確率高)
3.そのまま戦闘行為を停止する(※危険)
4.自由安価

安価は>>137でお願いします!
gdgdで申し訳ない…

1にしてみたくもあるけど此処は2で

幸子「ライラさん!何が何でも一緒に来てもらいますからね!」ズバンッ

ライラ「サチコさん…」


>>141のコンマで成否を判定します
成功00~80
失敗81~99

あ、これは失敗するパティーン

ズバンッ!バシンッ!

ライラ「…ライラさん、これじゃあ動けないですねー」

幸子「恩なんて後で返せばいいじゃないですか」

幸子「ライラさんには、さっきボクたちを悲しませた借りを返してもらいますからね!」

ライラ「…捕まってしまったら、しょうがないでございますですねー」フゥ…ニコ



ジャマイカン「無様に鹵獲されおって」

カクリコン「ライラ大尉!」

ジャマイカン「よせ、戦いは終わった」


カクリコン「おい…俺に何を言おうとしたんだ、大尉!」

ヘンケン「おめでとう。君も一人前の立派なパイロットだ」

アーガマクルー「はっはー、大したもんだ」

ブレックス「アムロ・レイの再来だよ、君は」

クワトロ「同感だな、輿水幸子君」

カミーユ「フフーン!最初からボクを使ってくれてよかったんですよ?でも、すごく疲れましたぁ…しばらく休ませてくださいぃ…」

エマ「すごい子たちね、ジェリド中尉」

ジェリド「あ、ああ…こいつらは強い…」

ジェリド(その点俺は…)


この時のジェリドのティターンズポイント 99->>149のコンマ/5(小数点切り下げ)
あるタイミングでポイントが一定まで下回っていると正式にエゥーゴに参加します

まだまだティターン

ジェリドの現在のティターンズポイント  86



ジェリド(俺にだってあれくらいできるはずだ…ティターンズの俺になら)




-アーガマ 独房-

ライラ「いつ頃出られるでございますですか?」

晶葉「さあな。まあ私と見張るくんがいる限りは逃げられないから安心しろ。それに逃げるとも思っていない」

ライラ「ガルバルディ、借り物なのでお返ししないとでございますねー」

飛鳥「ボクたちから頼み込んでおくさ。見に来るのはボクらだから、安心していてほしい」

ライラ「はい、ライラさん安心して差し入れのアイス食べてるですねー」

幸子「フ、フフーン、まだ震えてますけど、次もいけますからね!」ビシッb

飛鳥「無理をすることはないさ。ボクたちがいるんだ。セカイはまだ大きく動いちゃいない」

ウィーン

クワトロ「お邪魔だったかな」

飛鳥「あ、クワトロ大尉。エマ注意も」

幸子「エマ中尉は保護観察の身じゃないんですか?この部屋監視カメラがないので入っちゃいけないんですよ」

エマ「ごめんなさい、今日からは自由の身よ。エゥーゴのクルーに認められたわ。一つはその報告に来たのよ」

幸子「それじゃあ、ジェリド中尉もですか…?」

エマ「ええ、今は早く自分の機体が欲しいって息巻いているわ。彼がどうかした?」

幸子「いえ、あの人といると、少し空気が変わるというかですね」

飛鳥「幸子は敏感だからね。どちらかというと歳の近い異性が苦手なのかな?」

クワトロ「ハハハ、それでは私は大丈夫ということかな」

エマ(クワトロ大尉、この人まさか本当に…?)

幸子「大尉は別になんともないんですけど…ただジェリド中尉はなんだか…ね、飛鳥さん?」

飛鳥「えっ、あ、ああ。確かに彼にはそう、野心がある、そんな気がする。まあいい、幸子、そろそろ行こう」

幸子「あ、そうですね」

エマ「どこへ行くの?」

飛鳥「ちょっと汗をね」

幸子「お二方も一緒にどうですか?」

エマ「ええ、あたしは構わないわ」

クワトロ「すまない。残念だが、私はこの後の予定があってね」

飛鳥「そう、ですか」

-月面都市グラナダ-


クワトロ「入りたまえ」

キグナン「お帰りなさいませ、大佐」

クワトロ「言うな、私はクワトロ大尉だ」

キグナン「私にとっては、シャア・アズナブル大佐です」

クワトロ「グラナダの方はどうだ?」

キグナン「アレキサンドリアと、他2隻が入りました」

クワトロ「うまくいくのか」

キグナン「アナハイムもそのつもりですから」

クワトロ「何かあったのか?」

キグナン「アステロイドベルトの写真です」

クワトロ「何?」

キグナン「スペクトル分析でも、核パルスとわかりました」

クワトロ「核パルス?アクシズか」

キグナン「はい、だいぶ前から地球圏へ向かって移動を開始しています」

クワトロ「地球へ?」

キグナン「はい」

クワトロ「ジオンの亡霊が動き出したか。ハマーン・カーンは二十歳になったか?」

キグナン「はい。あと一つ、気になることがあります」

クワトロ「ん?」

キグナン「グリプスが動き出しました」

クワトロ「グリーンノアがか。バスクめ」

グラナダホテル従業員「クワトロ大尉、ウォン・リー様からの伝言を預かっています。明日午前10時にイースタン通りのマクダニエルまでお越しください」

クワトロ「マクダニエル?」

キグナン「ハンバーガーショップですよ」

クワトロ了「解した。ありがとう」

グラナダホテル従業員「15セントいただきます。ありがとうございます。またのご利用をどうぞ」

ジャマイカン「これしか補給できないと?どうなってるんだ、グラナダは!」

ガディ「グラナダも地球の補給を待っているのだと」

ジャマイカン「我々に対しての言い逃れだ。エゥーゴの賛同者共め」




ヘンケン『准将はグラナダに入った』


クワトロ「ウォン・リー、諸君の協力で、初期の作戦は完了した」

ウォン「クワトロ大尉、ご苦労。今日呼んだのは、君がジャブロー侵攻作戦を反対だと聞いているので、その意見を聞きたくてな」

クワトロ「戦力差が一つと、地球上の破壊行動は地球を汚染します。それに、あの重力の井戸の底に落ちて、脱出はどうするのです?」

クワトロ「軍事的効果を考えれば、グリプスを撃滅する方が正しい」

ウォン「しかし、グリプスは地球連邦の手足にしか過ぎん。本体を叩かねば、次のグリプスが生まれる道理だ」

ウォン「「しかしジャブローは、地球連邦の拠点だよ。こいつを叩きゃグリプスだって補給が無くなるわけだ。それに、世界が我々エゥーゴを認めて民意を一挙に味方につけられる」

クワトロ「ウォンさんは出資者だと思っていたが、政治家になるおつもりで?」

ウォン「ふふ、バカを言え」

クワトロ「エゥーゴの、地球での支援部隊、カラバへの連絡は?」

ウォン「取れてる。モビルスーツはカラバに渡してパイロットは宇宙へ戻ればいい」

クワトロ「出資者は無理難題をおっしゃる」

-月面-

キッチマン「ども。またチキンか」

カクリコン「動きは活発のようだな。アンマンは」

キッチマン「急がば回れって言いますよ?」

カクリコン「怖いんだろ?」

キッチマン「当たり前でしょう?マサダ軍曹、グラナダに着いた頃だから。はむっ」


-グラナダ 連邦軍基地-

マニティ「グラナダが貴艦の補給に応えられないのは、地球の参謀本部がここを軽視しているからです」

ジャマイカン「グラナダぐるみでエゥーゴに手を貸しているからではないのか?」

マニティ「ならばアレキサンドリアは入港させないで撃沈しています」

ジャマイカン「30分後にアレキサンドリアとボスニアは出港したいが」

マニティ「サチワヌは?」

ジャマイカン「ここに残す」

マニティ「了解しました」

ジャマイカン「アナハイムが補給を申し出たと言うが、モビルスーツの補給も受けられるのか?」

ムソール「はい」

ジャマイカン「ん。マサダ軍曹か?カクリコンはうまくいっているのか?」

マサダ「それでお願いがあって参りました」

ジャマイカン「よし」

マサダ「は」

クワトロ「これが献金で造られた船とはね」

ヘンケン「地球連邦政府の目を盗んでよく建造したものだ」

ウォン「連中はスペースノイドを知らなさ過ぎる。昔ヨーロッパが新興国のアメリカ大陸の勢力ををなめた時代があったろ?あの繰り返しだよ、歴史は」



-幸子と晶葉の部屋-

飛鳥「そろそろ行こう」

幸子「ま、待ってくださいよ!今から会うウォンさんって怖い人なんですよね?身嗜みを整えないと」

飛鳥「そんなことをするより遅刻をしないことが重要さ。あの人にとっては。そしてボクらにとってもね」

幸子「お、終わりましたぁ!」

飛鳥「十分間に合うな」

晶葉「機体整備は次の作戦までには終えられる。安心して行って来い!」




-月面都市 アンマン-

クワトロ「来ました」

ウォン「なんだ、少女じゃないか」

ヘンケン「パイロットだ」

ウォン「輿水幸子とか?顔はいいじゃないか」

飛鳥「ウォンさん、久しぶり、というべきか。久しぶりですというべきか」

ウォン「何、気にすることはないよ、飛鳥くん。それで」

幸子「ひゃ、ひゃい!輿水幸子でひゅ!」

ウォン「はっ、はは、そう怖がることはないよ。時間にもピッタリだったじゃないか」

ウォン「さて、この後の作戦だが」

幸子「ほっ…」

-アーガマ 更衣室-

幸子「グラナダで、どうやってティターンズの艦を奪うんですか?」キュッ

ロベルト「グラナダの支援者がやってくれる」

アポリー「俺たちが主導権を握らないと味方も掌握できないからな」

ロベルト「親分になりたいやつはいっぱいいるんだよ」

飛鳥「エマ中尉、もし嫌ならボクが変わるけど」

エマ「大丈夫よ。これでも銃の扱いはジェリド中尉より上手かったんだから」

クワトロ「飛鳥、君にだって大切な任務がある」

飛鳥「…はい、大尉」



-アーガマ MSデッキ-

アストナージ「機体は晶葉のおかげで最高の状態だ!」

晶葉「まあこの私にかかればこんなものだ。が、もう少し時間があればな」

アストナージ「まだ言ってらあ」

エマ「飛鳥、幸子。あとは頼んだわよ」

飛鳥「わかっているさ」
幸子「りょ、了解です!」


トーレス「港のハッチを開く。空気漏れを少なくしたい。行けますか?」

エマ「了解。パネルチェックOK」

トーレス「カタパルト、用意」

エマ「出力、上昇!」

トーレス「ハッチ開くぞ!」

エマ「出力最大、アフターバーナーをかける」

トーレス「それほど急がなくったって、空気は大丈夫ですよ」

エマ「エマ中尉、リック・ディアス、行きます!」ドシューン

カクリコン「キッチマン、港の入り口を封鎖するだけでいい。その上で脱出する!」

キッチマン「はっ!」

カクリコン「上手く使ってみせるさ」



幸子「…来る!?」ピキーン

飛鳥「幸子?」


ドドドドド


晶葉「なに!?」

ヘンケン「敵襲!?」


幸子「本当に来たぁ!?ガンダムMk-III、幸子機、出ます!」ドシューン

ジェリド「久しぶりの実戦か、腕がなる。リック・ディアス、ジェリド機、出るぞ!」ドシューン

飛鳥「幸子、キミは…>>160、飛鳥機、出るよ!」


飛鳥「ボクの機体は…」

1.さらにチューンナップされたガンダムMk-II
2.ガンダムMk-III2号機
3.ガンダムMk-III8号機
4.自由安価

ありならフルアーマーMk-Ⅱ。無しなら1

飛鳥「フルアーマーガンダムMk-II、飛鳥機、出るよ!」ドシューン

トーレス「エンジンの立ち上がり時間だけもたせてくれ」

ジェリド「了解!」


-月面-

カクリコン「赤いのとMk-IIIに比べてあいつは遅いな。狙い目だ!」

飛鳥「GM各機、分散するな、港口へ!」

カクリコン「声が聞こえた。女!?それも若い!」

ジェリド「あの動き、カクリコン?」


ヘンケン「主砲は撃つな、外れたらアンマン市を傷つける。対空砲火を水平に使え!」


カクリコン「当たるかよ!キッチマン!」

飛鳥「ちぃっ、今欲しいのは火力じゃない!」

カクリコン「Mk-II、もらったぁ!」

飛鳥「くっ」

カクリコン「隠れたつもりか!ライラ、ジェリドを返してもらう!」

飛鳥「うわあああっ!?」

ビシューン!

カクリコン「敵!?赤いやつか!」

ジェリド「悪く思うなよカクリコン。これも俺の今後に必要なんだ」ビューン ビューン

キッチマン「カクリコン中尉!」ビューン

幸子「はぁっ!」ガキンッ

カクリコン「こいつら!キッチマン、帰投する!」

キッチマン「はい!」

ドシューン

この辺だとティターンズはマラサイか?

>>162
この後からですかね
まだハイザックのはずです



-アーガマ MSデッキ-


飛鳥「あれが…重力の上での戦い、か」ブルブル

晶葉「その、だな。手を付けていたら止まらなくなったというか、性というかだな」

飛鳥「いいんだ。晶葉なりの努力、無駄にしたのはボクだからね」

晶葉「うぐっ…次はもっと気をつける」

ライラ「仲直りしましたですかー?」

幸子「ライラさん、捕虜から一気に現地徴用兵ですからね」

ライラ「ガルバルディはいつの間にか返されましたですし、ライラさんは後方支援に周りますですねー」

飛鳥「頼もしいね。ライラは経験が多い。ボクたちにないものがある。そこから学ばせてもらうけどね」



ヘンケン「サチワヌ奪取は成功。随分と楽に済んだと思わないか」

クワトロ「ええ、だから妙に感じます」

アストナージ「晶葉ー、Mk-IIのフライングアーマーの組み立て始めるぞー」

晶葉「よし、また傑作を作ってやろう。ちょっと行って来る」

飛鳥「今度は重くしないでほしい」

晶葉「わ、わかってる!」

幸子「フライングアーマーですか?大気圏突入用の?」

アストナージ「晶葉が設計したんだ。Zガンダム。その試作品でね」

ライラ「アキハさんすごいですねー。モビルスーツ単機で大気圏突入でございますですかー」

晶葉「一年戦争時代にもやってのけた機体がある。ガンダムだよ」

アストナージ「今日、ここを出たらその足でやるんだ。さっさと組まないとな」

幸子「どこへ降りるんですか?」

アストナージ「ジャブローに決まってんだろ?」

幸子「連邦軍の拠点じゃないですか!」

アストナージ「今はティターンズの後方基地になってるよ」

飛鳥「これ、ウェーブライダー以外の機能も付いているのかい?」

晶葉「ああ。地球戦闘用のホバー機能だ!」

飛鳥「…>>167

1.今からでも元のMk-IIに戻せないかな
2.フルアーマーMk-IIでも降りられるのか?

1

クワトロ「そのために、グラナダのティターンズの戦艦を奪った」

エマ「グラナダからも艦隊が?」

クワトロ「ああ。グラナダからは6隻出る。ここからはアーガマと他に2隻」

エマ「そんなに?」

クワトロ「モビルスーツ隊は、80機になるな」

エマ「でも、地球に攻撃を掛けるということは、地球を汚染することになりません?」

クワトロ「我々は、核もガスも使わない。ティターンズの拠点を叩けば、この戦いは終結をする」

エマ「そうでしょうか?バスクのグリプスを叩く方が…」

クワトロ「違うな」

エマ「クワトロ大尉は、本当はお嫌なのでしょう、この作戦?」

クワトロ「しかし、ジオン共和国がティターンズと手を結ぶ心配もある。元を叩かねばならんのさ」

>>173「ジャマイカン少佐は、マラサイのテストを兼ねた出撃なら許してくれると言っている」

カクリコン「俺に?」


>>178の人物は?

1.浅利七海
2.南条光
3.自由安価

また申し訳ない…
>>173です…

美鈴「あぁ。だからウチの作戦に乗らないか?」

カクリコン「ん?」

美玲「2機で1機だと思わせる攻撃、時間差攻撃だ!」

カクリコン「ティターンズを外されちゃ、ライラに対して申し訳が立たないな。よし、乗った」



ジャマイカン「どうだ?」

ガディ「サチワヌですね。色は塗り直してますが」

ジャマイカン「私にはわからんな」

ガディ「船乗りには、船のちょっとした違いでわかります」

ジャマイカン「そうか、直ちにここを発進しよう」

ガディ「はっ。早坂中尉の申告してきた作戦はどうしますか?」

ジャマイカン「月を出るときの手土産に、ちょうどいい」

ガディ「はっ。出港用意!」



ティターンズ偵察兵"帽子屋"「こちら、帽子屋です。アリスは帽子を捨てたがっています」

ゴトジ・ゴッシュ「帽子屋キャッチ。アーガマが発進します」

ジャマイカン「よし、荒療治をやるぞ」



美玲「いいな、時間差攻撃だぞっ」

カクリコン「わかっている」

美玲「いい加速じゃないか、このマラサイっていうの」

カクリコン「もらい物といっても、バカにはできんか、これは」

美玲「絶対に、ガンダムMk-IIを沈めるんだ」

カクリコン「どうして早坂中尉がガンダムに拘るんだ。因縁でもあったか」

美玲「…>>177


美玲の返答は?

親がガンダム(ただしGP-02Aに殺された)


マラサイ供与ってことは、百式or零式にネモは未配備か

ハーフΖやセンチネルにAOZの機体はいいのかな?

家族とウチの左目の仇、だからな

>>176
自由安価は基本何でもありです



美玲「…家族とウチの左目の仇、だからな」

カクリコン「お、おお…すまん」

美玲「いいんだ」

美玲(ガンダムは人を、不幸にするんだ)


ヘンケン「出港する」


ガディ「ミサイル発射!」


トーレス「ミサイルらしき飛行物体接近」

エゥーゴ兵「うぅあぁぁ!敵襲!?どこからだ?」


帽子や「やるな。アーガマが出られなくなった。アリス、聞こえるか?角度修正、左コンマ01度」


トーレス「モビルスーツ隊を出してください」

ヘンケン「お前に命令される筋合いはない!やってる」


ジェリド「でぇい、この。まずはこれをどかさないとな」

クワトロ「前方の警戒を忘れるな」

ジェリド「はっ。…あんな金ピカ、前より狙われやすくなっただけだろう」

飛鳥「うん、馴染む。ボクは元のMk-IIの方が好きみたいだ」

晶葉「フライングアーマーは戻ってきた頃には完成する!」

飛鳥「楽しみにしているよ。飛鳥、Mk-II、出る!」スィー


飛鳥「あれがネモか」

クワトロ「まずはミサイルを落とす」ボカーン

ミサイル群「」ボガガガーン

クワトロ「来たか、飛鳥…あそこに敵!」

帽子屋「うわあああっ!」



カクリコン「早坂中尉、ガンダムMk-IIが見えた」

美玲「他のモビルスーツは気にするな!アイツだけを引き離す」

美玲「もう1機ガンダムはいたはず…どこだ」

飛鳥「あそこにモビルスーツが見える…新型?」

美玲「行ったぞ、カクリコン!」

カクリコン「キャッチした、早坂!」

飛鳥「データバンクには入っている。マラサイ?ん?」グインッ

飛鳥「背中を見せるとは余裕だね。いや、ターンが速い!やはり新型か」

飛鳥「2機!上?いや、敵の思うツボだ。土煙でも起こしてみるか」ヒュゴオオオ

カクリコン「フッ、原始的な目眩ましを。そこか!」

美玲「バカ!」

ドドドド

カクリコン「うおっ!助かったぜ」

飛鳥「避けられた!?向こうもやるか。できることなら背中を任せられる相手がほしいね」

ティターンズ兵A「見てろよ、チビ・モビールめ」

エマ「やるじゃない、プチ・モビールは。は!」

ティターンズ兵B「落とす!」

幸子「そこですっ!」ドーン

ティターンズ兵「うわぁ!?」

エマ「あ、ありがとう」

クワトロ「エマ中尉は艦隊を守れ。私は飛鳥機を呼び戻す」

エマ「了解」


ヘンケン「敵のモビルスーツが入っているお陰で、敵艦のミサイル攻撃はない。ビビるなよ」

トーレス「ミノフスキー粒子厚く、飛鳥機出ません」

ヘンケン「何かの都合で通じることもある、呼び出せ」

トーレス「はっ!」

ヘンケン「対空砲火、味方のモビルスーツを落とすなよ」

飛鳥「どこに隠れた?」

美玲「ふんっ! ここまでだ!」

飛鳥「また後ろ!?うあっ!」

美玲「ガンダム!まず1機!」

美玲「プロデューサー、ウチ、頑張ってるから!」

飛鳥「ん、声!?キミは!いや、このエネルギー量」

美玲「きゃあっ!」


ウォン「まだ次を撃てるだけのエネルギーが来ないのか」


飛鳥「フッ、プチモビール、よくやってくれる」


ウォン「おぉ!?」

美玲「モビルスーツの蚤!せっかくのチャンスを、引っ掻いてやる!」

美玲「んなっ!?金色のヤツ!カクリコン!?」

カクリコン「作戦が失敗したなら、各個で!」

飛鳥「なんて、思っているのかな」バババババ

カクリコン「う!うわあぁぁ!」

美玲「引くぞ!カクリコン」

カクリコン「むざむざ逃がすのか!」

美玲「あのチャンスを逃したん…アレキサンドリアと合流するぞっ」

飛鳥「ありがとう、クワトロ大尉」

クワトロ「飛鳥が無事ならそれでいいんだ。しかし、戦列を離れ過ぎだな」

飛鳥「すみません。大尉が来たということは、アーガマは、アンマンは?」

クワトロ「アーガマは出港した」

ウォン「前達は作戦を確実にやればいい。オレ達の採掘用のマシンは武器にだって転用できるのだからな」

飛鳥「ウォンさん」

ウォン「私に礼はないのかな、ははは」

飛鳥「ありがとうございます」

クワトロ「アーガマと合流する」

飛鳥「了解」

ガディ「もう一回ミサイル正射。その間にモビルスーツの回収をする」

アレキサンドリアクルー「グラナダより発進する艦艇確認。これが直視カメラで捕らえた映像です」

ジャマイカン「エゥーゴめ、どこへ向かって出撃しようというのだ」



ヘンケン「グラナダから発進した連中は、アレキサンドリアとボスニアを撃沈しなかったのか」

トーレス「はい、撃沈の確認していません」

クワトロ「それは無理な注文だ、キャプテン。腹いっぱいにモビルスーツを搭載している艦艇には、出来ない相談だ」

ヘンケン「私は士気の問題を言っている。グラナダの連中と一緒ではジャブロー進攻はできん」

クワトロ「やってしまえば、できるものさ」

ヘンケン「あと30分、追撃がなくなったと確認したら、集結ポイントへ向かう」

エマ「いよいよジャブローに攻撃…すごいわね」

ジェリド「それで、これが」

晶葉「フライングアーマーさ」

ジェリド「生き生きしてるな」

晶葉「艦にいれば何でも作れる気がするからな!それにアストナージもいる」

ライラ「ライラさんも手伝ってるでございますですよー」

晶葉「ま、まあ作業効率は増したかな」

ライラ(ニコニコ)

クワトロ「飛鳥はいるか」

幸子「部屋で休んでますよ」

クワトロ「ん、そうか。休んでいるのならいい」


-飛鳥 自室-

飛鳥「あの時の声、似ていた」スゥ



ヘンケン「手空きのクルーは、張り場に出ろ。ん?」

トーレス「救難信号、やっぱり、船ですね」

ヘンケン「そうか」

シーサー「左翼、索敵中」

ヘンケン「何!?」

シーサー「モビルスーツらしきものの影も捕まえました」

ヘンケン「おいおい。クワトロ大尉」

クワトロ「飛鳥は、待機でいいだろう」

シーサー『救難艇の艦種、確定。大気圏シャトル、テンプテーションと思われる』

晶葉「テンプテーション?ブライトキャプテンのか」

クワトロ「知っているのか?」

晶葉「元ホワイトベースのキャプテン、ブライト・ノア中佐だな」

クワトロ「ホワイトベース?」

晶葉「幸子がサインを持っていたんだが」

幸子「ちょっ、まるでボクがミーハーみたいじゃないですか」

クワトロ「ふむ、幸子くん、出られるか」

幸子「えっ、は、はい!」

クワトロ「クワトロ・バジーナ、百式、出る!」ドシューン

トーレス『クワトロ大尉、発射します』

クワトロ「了解」

トーレス『メガ・バズーカ・ランチャー、発射!』

クワトロ「使えればいいが…」

幸子「なんでシャトルがこんなところを飛んでいるんですかね」

幸子「輿水幸子、ガンダムMk-III、出ますよ!」ドシューン

テンプテーション・コパイロット「うぁぁ!」

ブライト「無駄を撃つな」

テンプテーション・コパイロット「は」

ブライト「気が付いてくれなかったのかもしれんし。救助を求めた艦艇も、ティターンズのものかもしれないんだ」

テンプテーション・コパイロット「キャプテン!前方にモビルスーツらしきものの光跡キャッチ!」

ブライト「援軍か、敵か!?追っ手は?静かになったようだ」



シロッコ「はぁ…。はぁ…。ふぅ…」

クワトロ「ん?」
幸子「モビルスーツ?いや、大きいですね…でもそれより、なんでしょう、この嫌な感じ…息苦しいです」

クワトロ「モビルアーマーか?」

クワトロ「はぁ…、はぁ…。はぁ…、はぁ…。あれに乗っている男のプレッシャーか?」

幸子「来ないでくださいよ!」ピチューン ピチューン

メッサーラ「…」ゴオオオ! ドンッ!

幸子「テンプテーションに!」

クワトロ「姑息な!メガバズーカランチャーを使う!」ゴオオオオオ!

クワトロ「外れたか…はっ!消化剤を撒け、幸子君」

幸子「はい!」



ブライト「救援が来ました。ご安心ください。

避難民「がやがや」

ブライト「立たないでください!エンジンの誘爆はなくなりました」

ヘンケン「皆さんの身上書を取りますので、まず前にいる係の者にナンバーをもらい、出身コロニーのバンチから述べてください。あとは別室に移り…」


ブライト「また船を失う艦長をやってしまいました」

クワトロ「はっはっはっはっは、ホワイトベースのことを気になさることはありません。あれは地球連邦軍にとって…」

ブライト「いやいや、沈んだことには変わりありませんよ、クワトロ大佐」

クワトロ「私は大尉です。ブライト中佐。紹介します、中佐。輿水幸子、ガンダムMk-IIIのパイロットです」

ブライト「幸子…」

幸子「グ、グリーンオアシスで、サインをいただいたことがあります!」

ブライト「よ、よく助けてくれた」



幸子「聞いてくださいよ晶葉さん!ブライトキャプテンと握手しちゃいました!」

晶葉「はいはい」



飛鳥「テンプテーションか」


テンプテーションに乗っていた人物は

1.安部菜々
2.棟方愛海
3.誰も知り合いは乗っていなかった
4.自由安価


>>190

川島さん

飛鳥「あの囲まれている人は…」

アーガマクルーA「すげえ、本物だ」

アーガマクルーB「サ、サインを!」

アーガマクルーC「お、俺も!」

瑞樹「はぁい、でもちょっと待ってね」チラッ

飛鳥「川島さん!」
幸子「川島さん!?」
晶葉「おぉ、瑞樹じゃないか」

エマ「知り合いなの?」

ジェリド「いや、まさか。川島瑞樹っていったらあのアイドルのじゃないか」

瑞樹「エゥーゴの艦にまで私の名前が知られているなんて嬉しいわね」

みじゅき「なんならみじゅきぃ~一曲歌っちゃうぞ☆」

アーガマクルー陣「うおおおお!!!」

ヘンケン「静かにしないか!」

クワトロ「川島瑞樹さんと言ったか、あなたは彼女たちの、昔なじみでは?」

瑞樹「えぇ」

幸子「言っちゃっていいんですか?アイドル活動は…」

瑞樹「乗りかかった船って言うじゃない。あなたたちもカミングアウトしてるんでしょう?」

飛鳥「まあね」

ジェリド「どういうことだ?」

晶葉「察しの悪い男だ…」


瑞樹「私もね、飛鳥ちゃんたちと同じ、30バンチコロニーの生き残りなの」

次回予告

飛鳥は瑞樹との間の昔と変わらぬ感覚を嫌悪していた。
しかし、その感傷を突き崩すように、
シロッコのメッサーラがエゥーゴの大気圏突入を阻止する。
その戦いの中で、飛鳥は瑞樹と別れ、美玲の死を見るのだ。
次回、機動戦士Zガンダム、大気圏突入。
君は刻の涙をみる…。

× 機動戦士Zガンダム
○ 機動戦士シンデレラガンダム

テッド・アヤチ「この艦ハリオを、地球軌道へ向けろと言うのか?」

シロッコ「私にあのエゥーゴを討たせたいのならそうするべきだ」

テッド「ううむ」

シロッコ「その意志がないと言うのなら、私は母艦のジュピトリスに帰る」

テッド「サイド4に集結中のエゥーゴが、地球へ向かうという確実な情報はないんだ」

シロッコ「このままここにいて何ができる?」

テッド「バスク大佐と連絡を取ります。もうしばらくこの艦で…」

シロッコ「わかった。私も世俗での生き方を忘れているようだ。メッサーラの整備を監督して待つ」

テッド「助かります」

シロッコ「ただし、2時間だ。」

テッド「は、はい」

テッド「なんであんな木星帰りの男を大佐は…」

瑞樹「ハートは♪嘘を♪つけない♪」

アーガマクルー陣「フー!フー!!」

瑞樹「わかるーわー♪」

アーガマクルー陣「わかるーわー!!!」



飛鳥「アイドルとして、相変わらずだ。そして彼らも非日常に当てられすぎとも言える」

アストナージ「俺も参加したかったけど、こっちがあるんだよなぁ」

晶葉「無駄口を叩くなアストナージ!」

アストナージ「おお、こわっ。何を怒ってるんだか。飛鳥、装甲Cパーツチェック」

飛鳥「Cパーツチェック、OK」

アストナージ「お、昼飯だ」

飛鳥「取ってくる」

アストナージ「頼んだ」



飛鳥「川島さん、ライブは終わったのかい」

瑞樹「ええ、みんな楽しんでくれたみたいで良かったわ」

ライラ「カワシマさんにも会えて私嬉しいのでございますです。アスカさん、ご飯いっぱいありますですよー」

飛鳥「助かるよ。…川島さんが、アイドル活動で得た資金でエゥーゴを支援していたとはね」

瑞樹「うふっ、大人の女にはね、秘密の1つや2つ、あるものなのよ」

飛鳥「ん、あれは、ブライトキャプテン」

ヘンケン「以前のホワイトベースとはだいぶ、発進の呼吸が違うぞ」

ブライト「はい、わかります」

ヘンケン「おお、飛鳥。クワトロ大尉は?」

飛鳥「百式のところさ」

ヘンケン「クワトロ大尉、新任の艦長を紹介するぞ。上がって来い」



ヘンケン「本日決定された、ブライト大佐だ」

クワトロ「ほう、それは」

ブライト「よろしく、いろいろご指導を」

クワトロ「こちらこそ。かつてのお手並みを拝見できるかと思うとうれしい」

ブライト「いや、自分の感覚が鈍くなっていますので」

幸子「大丈夫です、ブライトキャプテンなら!」

飛鳥「幸子、どこから」

ブライト「期待している、二人共」

幸子「は、はい!」

ヘンケン「さて、ブライトキャプテン」

ブライト「あ、あぁ」

飛鳥「感動したかい」

幸子「ブライトキャプテンに期待されてる、ボク、カワイイ…」

瑞樹「ねぇ、ブライト大佐のこと知ってる?」

飛鳥「え?」

瑞樹「お子さんと奥様が、地球に住んでるんですって。あの人、エゥーゴに入っちゃってどうするのかしらね?」

飛鳥「風は吹き、流れるように流れるさ」

瑞樹「でも、家族を地球連邦政府の人質に取られちゃうかもしれないじゃない?」

飛鳥「あの人は、恐れる人じゃない。だろう、幸子」

幸子「えぇ!あのホワイトベースのブライトキャプテンですから」

瑞樹「なら、いいけど」

カクリコン「大気圏突入前に、エゥーゴの艦隊と接触できるのかい、この船?」

美玲「できる。鼻先を押さえられるだろうからな」

カクリコン「確かに地球に帰れるのはうれしいが、自信はあるのか?」

美玲「お互い、シュミレーションは十分にやっている」

カクリコン「マラサイの調子も良くなってる」

美玲「月での恩返しをしてやらないとな!」

カクリコン「ガンダムMk-Ⅱにな」

美玲「ああ」

カクリコン「こんなに早く地球に帰れるとはな。バリュートの調整を手伝うか」

美玲「なんだよ、にやけて」

カクリコン「女を待たせてるんだ。いけないかよ」

美玲「ちぇっ、そういうのかよ!」

テッド「我が艦のモビルスーツは出すな?」

シロッコ「そう言った。聞こえなかったのか?」

テッド「なぜだ?」

シロッコ「私のメッサーラだけで済むのならば、こんな旧式を使うことはないだろう?」

ハリオクルー「野郎!ふん!うっ!」

テッド「木星近くで使うモビルスーツとは違うのはわかるが…」

シロッコ「メッサーラはジュピトリスで私が試作したものだ。テンプテーションを追って見せたのは、メッサーラの機能テストでしかない」

テッド「試作品だと?」

シロッコ「まぁ、見ておけ」

ブライト「全艦隊、前方障害物を注意しつつ、前進!」

トーレス「全センサー、オートチェック」

シーサー「進路、クリアー」

ブライト「地球へ向けて、発進」

ブライト「よくわかった。諸君の健闘を祈る。あとは作戦まで休んでくれ」

クワトロ「では」

ブライト「クワトロ大尉」

クワトロ「はい?」

ブライト「頼みがあるのだが」

クワトロ「ご家族のことか?」

ブライト「まだジャブローにいるようなら…」

クワトロ「できるだけ救出をする努力はしてみる。ジャブローでのご家族のいらっしゃるところは?」

ブライト「地図を書こうか?」

クワトロ「そうしてくれ」

瑞樹「飛鳥ちゃん、クワトロ大尉に助けられたんですってね」

飛鳥「ああ、うん」

瑞樹「これ、女の勘だけど気をつけなさいよ。男はいつ狼になるのかわからないんだから」

飛鳥「大尉は理性的な人さ。ボクみたいな子供と違ってね」

瑞樹「飛鳥ちゃんは、ずっと大人になってるわよ」

飛鳥「褒め言葉として受け取っておく」スィー

瑞樹「んもう」

ブライト「かかるぞ!」

サエグサ「軌道、固定!艦隊位置、固定!」

トーレス「各艦、モビルスーツ発射軸、固定!」

ブライト「発進用意!全周囲、索敵怠るな!」

サエグサ「了解!」

ブライト「クワトロ大尉、健闘を祈る」

クワトロ「了解だ、キャプテン」

ブライト「すまない」

クワトロ「出るぞ!」ドシューン

飛鳥「ガンダムMk-Ⅱ、発進よろし」

エマ「リック・ディアス、発進よろし!」

幸子「ガンダムMk-III、発進できます!」

飛鳥「ガンダムMk-Ⅱ、行きます!」ドシューン

シロッコ「ジャブローを攻めるか。わからん話ではないが、そうはさせん。よし」ドヒューン

エゥーゴ兵「ん?」

ゴゥゥゥン


シーサー「シチリアがやられました!」

ブライト「何だと!?どこを見ていた!?」

トーレス「左弦、モビルスーツ、いやモビルアーマーです」

ブライト「機種は?」

トーレス「機種?えぇと…、照合データ…機種不明!」



クワトロ「ん?編隊が乱れているぞ」

トーレス『後方のシブヤンとスルガ』

エマ「やられた?ティターンズか?」」

飛鳥「エマ中尉、編隊を崩すのか」

ブライト「エマ機が動いた?やめさせろ。飛鳥、幸子に行かせろ。クワトロ大尉」

クワトロ「了解」

ブライト「エマ機は編隊のキーなんだ」

クワトロ「機動性はフライングアーマーの方がある。エマ機はジャブローに降りてもらわねばならん」

飛鳥「はい」

幸子「行きますよ飛鳥さん!」

クワトロ「編隊が固定するまで、百式は動けん。ゆけ!」

飛鳥「はい!」
幸子「はい!」

シロッコ「落ちろ、蚊トンボ」


ボカーン


シーサー「エマ中尉、前部でモビルスーツ隊の指揮を取るんだ」

ブライト「各艦隊のモビルスーツの射出は中止させるな」

シーサー「エマ中尉!」

ブライト「大気圏突入を急がせろ!機銃座、味方機を落とさずに弾幕を張れ。まったく、手が遅いんだから」



エマ「ティターンズがあんなモビルアーマーを開発していたなんて。あの組織は、単なるザビ家の残党狩りなんかが目的ではないわ。はっ!2機を同時に!?」

幸子「エマ中尉、危険です!あれはこの間のヤツです!てっ、聞こえるわけないですよねぇ」

シロッコ「ふんっ!」ズバァン

エマ「ああっ!?」

飛鳥「中尉!危険だ!腕を持っていかれている!」

シロッコ「おっ、誰だ?あれか?あの…」

エマ「あぁっ!あぁ…」

飛鳥「変形をした?」

シロッコ「ふふふふふふふふふ、ははははははははは、落ちろ!」

エマ「あぁぁぁ!」

幸子「中尉、いいかげん下がってください!」

クワトロ「飛鳥、幸子、距離を取れ」

シロッコ「あれがMk-II、Mk-IIIか」

シロッコ「えぇい、マイナーチェンジのクセに。よけた?あれでか!?」

クワトロ「エマ中尉、二人に構うな。後退しろ」

エマ「しかし!」

クワトロ「アーガマへ後退だ」

エマ「うぅ…」

クワトロ「明らかに違う。あれはアムロでもない。違うタイプだ」

トーレス「間違いありません、右弦上40度、敵のモビルスーツ隊です」

ブライト「本当だな」

シーサー「どうします」

ブライト「前からなら気付いてくれるはずだ。3分の2がジャブローに飛び込めば、ジャブローの制圧は可能だ。切り抜けてくれよ」

トーレス「主砲、見えてんの?弾幕を張れ!」

ブライト「モビルスーツ隊は艦隊の水平面より下へ」

シーサー「大気圏突入まであと4分」

ブライト「敵は構うな。モビルスーツの編隊を集中させろ」


カクリコン「ガンダムは出ているか?」

美玲「焦るなよ、場所が場所だからな。重力に引かれちゃうぞ」

カクリコン「だからこそチャンスだって言ったんだろ?」

美玲「そりゃあそうだけど」

シロッコ「うぁ、このプレッシャー、何だ?」

百式「」バババババ

クワトロ「逃げる!?」

飛鳥「あのモビルスーツ、変形をした」

シロッコ「地球の引力の井戸に引き込まれるのは御免だ。あとは後続に任せる」

クワトロ「艦隊の前へ出るぞ。ティターンズの第二波が入った」

飛鳥「はい。アイツは一体何者なんだ」




瑞樹「アイドルって、こんな時に何ができるのかしらね」

ライラ「対空砲火がんばってくださいでございますですねー」

シーサー「大金突入まであと1分です」

トーレス「エマ機が片腕損傷しています」

ブライト「何だと?大気圏突入を中止させろ」

トーレス「エマ中尉、直ちに帰艦しろ。大気圏突入は無理だ」

エマ「大丈夫です。このくらいなら突入に支障はありません」

ブライト「艦長命令だ、エマ中尉、後退しろ」

美玲「見えた!ガンダム…!」

飛鳥「来るか!」

幸子「あの2機、バリュートなしで!?」

クワトロ「大気圏突入だ、エマ!いい加減にしろ!」


トーレス「大気圏突入、時間です」

ブライト「エマ機、収容する。アーガマ、降下」

エマ「うぅ!クワトロ大尉」

クワトロ「ブライトキャプテンの命令に従え」

エマ「クワトロ大尉!」


シーサー「大気圏突入開始!」

ブライト「弾幕薄いぞ、味方のモビルスーツが落とされる!」

美玲「今度こそ…今度こそ!」

飛鳥「あの新型、高度が下がっていることに気付いていないのか、燃えるぞ!?」


エマ「大尉、ご無事で」

クワトロ「アーガマを守ってくれ」

エマ「はい」

ブライト「高度を下げろ」

トーレス「しかしこれ以上下げるのは危険です」

ブライト「下げろ!」

エマ「せっかくのチャンス…」

トーレス「エマ機、接触!」

ブライト「高度上げろ!艦隊は脱出する!」

シーサー「後方対空砲火、弾幕開け!」

エマ「ありがとうございます、地球に降りられましたのに」

ブライト「何だと?後でブリッジに上がって来い、修正してやる!地球上でのモビルスーツ戦は中尉が思っているほど甘くはない!」

エマ「……」

クワトロ「えぇい!」ピューン

ティターンズ兵「うああぁ!?」ボカーン


瑞樹「飛鳥ちゃん、幸子ちゃん…頑張ってね」


ブライト「後続はどうなってる?

シーサー「付いて来ています」

ブライト「敵は?」

トーレス「我が隊とともに地球へ降下するようです」

飛鳥「バリュートなしでそんなにもつのか!?」

美玲「ウェーブライダーにバリュートじゃ、こっちの方が不利に決まってる!」

ビューン ビューン

飛鳥「無茶をするな」

ズバーン

カクリコン「早坂、これ以上は無理だ!」

美玲「>>222

カクリコン「でぇい、これまでか。バリュート展開!」



1.バリュートを展開したらこっちがやられちゃうぞ!
2.絶好のチャンスだったのに…!

2

美玲「絶好のチャンスだったのに…!地上でこの借りは返すからなっ!」

バシュゥーン

幸子「ふぅー、なんとかなったみたいですね、あの人たちも」

飛鳥「地球に降りれば戦うのは同じさ」




>>227

00~79 アタリ
80~99 ハズレ



当たった場合

>>228

00~33 他ティターンズ兵
34~66 カクリコン
67~99 美玲

はい

では

ここで重大な発表があります

アタリとハズレを入れ替えて書いていました

本来の
00~79 ハズレ
80~99 アタリ
の判定結果で続きを書いてもいいでしょうか

まことに申し訳ございませんが
↓5まででよければ「はい」か、そのままの判定結果で書くべきなら「いいえ」をお願いできますでしょうか

コンマ表間違った場合は再判定すりゃええんと違うの?

>>230
その言葉がありがたい…


では

>>233

00~79 ハズレ
80~99 アタリ


当たった場合

>>234

00~33 他ティターンズ兵
34~66 カクリコン
67~99 美玲

で再判定でいきます

ではでは

S

ジェリド「ここが狙い目なんでね」ピシューン


美玲「んなっ!?」

カクリコン「下からか!」

美玲「エゥーゴ、卑怯なヤツらだな。絶対引っ掻くぞ!」


ジェリド「ちっ、外したか。これ以上はまずいな」



どうやら射撃が下手なジェリドさんのティターンズポイント 86->>238のコンマ/5(小数点切り下げ)

ジェリドさんのポイントがあるタイミングで一定まで下回っていると重要な役割を果たすかもしれません

ピコーン

現在のジェリドのティターンズポイント 70





衛星軌道上から発進した、モビルスーツ隊は、ティターンズの拠点、ジャブローに降下した。
ジャブローは、アマゾン上流の地下にある、地球連邦軍の拠点である。が、その実権はティターンズが握っていた。

飛鳥「これが地球の重力というものか。引かれるのも無理はない、か」

幸子「お、落ちるのは2回目ですけどこれ…重いですね…!」



ジャブロー兵「第一小隊はエリア1へ急行してくれ」

ジャブロー兵「監視以外は滑走路へ向かえ」

レコア「エゥーゴの攻撃が始まったんだわ」

カイ・シデン「どうしてわかる?内乱かもしれないぜ」

レコア「時間が合います。連絡さえ取れていれば、モビルスーツ隊にわざわざここを攻撃などさせなかったのに」

カイ「逃げ出すチャンスが来たと思いたいが…」

レコア「方法なんかあるわけないでしょ?あんな辱めを受けて」

カイ「しかし、ぼやぼやしているとここで殺される」

レコア「なんで?」

カイ「エゥーゴの連中が、このビルを攻撃することだってあるだろ?」

クワトロ「出て来たな」

カクリコン「ガンダムは見つけられるのか?」

美玲「いたぞ!神様っているのかもしれないな」



飛鳥「こいつ!」ビシューン

飛鳥「出てこなければやられなかったのに」 

幸子「抵抗すると無駄死にするだけだって、何でわからないんですかね」

クワトロ「飛鳥、幸子、どこだ?生きてたら返事をしろ」

幸子「い、生きてます!」

クワトロ「ポイント203に集結だ」

飛鳥「すぐ向かいます」

ビシューン

カクリコン「ここで会ったが100年目ってね!」

飛鳥「しつこいな」

カクリコン「どうした?ここは地球だぞ。エゥーゴよりもオレたちの方が有利なはずだ」

美玲「ウェーブライダーだけじゃなくて、ホバー機能まで!?」

百式「」ジャーンプ ビシューンビシューン

ボカーン ドーン

クワトロ「飛鳥のMk-Ⅱは?」

幸子「飛鳥さん、置いて行かれますよ!」

ジャブロー兵「うわぁぁ!」

クワトロ「大丈夫か、損傷しているのか?」

飛鳥「いや、心配をかけてすまない」

クワトロ「よし、前進だ」




飛鳥「ここがジャブローか」

クワトロ「妙だな。ジャブローの抵抗はこんなものではない。何があるのだ?行くぞ、第一の防御があるはずだ」

飛鳥「よし」

クワトロ「やはりこの静けさはおかしい。まるで空き家じゃないか」

アポリー「3機はここに固定だ。いいな?捕虜は1ヶ所にまとめて上官の尋問を始めろ。残りはエリア1の支援に向かう」


カクリコン「ここをスペースノイドの自由にさせてたまるか。地球はオレ達の故郷なんだ」

美玲「…重い」


ジャブロー士官「エリア1は完全に制圧されてしまいました」

カクリコン「おかしいじゃないか、どうしてそんなに簡単に、ここを明け渡せるんだ?」

ジャブロー士官「実は、ジャブローは引越し中で…」

カクリコン「引越しだと?何でだ!」

ジャブロー士官「命令です。そのためガルダを動員中で…」

飛鳥「ここがエリア2か」

クワトロ「エリア2もまるで空き家か。ん?」

幸子「…はっ!」ピキーン

幸子「レコア少尉がいます!」

クワトロ「何だと?」

カミーユ「レコア少尉がいるんです」

クワトロ「見たのか?」

幸子「いえ、ただそんな気が…」

美玲「いた!ガンダムMk-Ⅱと新型!」ビシューンビシューン

飛鳥「なんでこうも、今ボクがほしいのは人気じゃない」

カクリコン「ガンダムMk-Ⅱの出来損ないが!」ビシューンビシューン

カクリコン「うっ!」ドンッ

ハイザック「」ボガーン

クワトロ「味方を盾にするとは汚い!」

カクリコン「出来損ないではない…。誰だ、パイロットは?」


幸子「レコア少尉は…!」

アポリー「本当なのか、そりゃ?」
ジドレ少佐「あと1時間なんだ。間違いない、信じてくれよ。捕虜は捕虜でいいからここを脱出させてくれ」

アポリー「嘘だ、核は南極条約以降は使っちゃいないはずだ」

ジドレ「しかし、ここの指令が起爆装置にスイッチを入れるのを見たんだ。もう時間がない」

エゥーゴMSパイロット「よくもそんなでっちあげを!」ガシッ

アポリー「やめろ!でっちあげでも1時間後には確認できるんだ。その起爆装置の解除はできないのか?」

ジドレ「地下に埋まってる核爆弾に、誰が手を出せる?」

アポリー「信じるか!でまかせを」

ジドレ「結果的に嘘とわかったら、銃殺刑にしてくれてもいいんだ!そのかわり、今ここを出してくれ、頼む!」

アポリー「うぅむ…」

ティターンズ兵「中尉、後退してください。時間の余裕がないんです。中尉、後退を!」

美玲「はぁ、はぁ」

美玲「アイツか!」

飛鳥「ノコノコと!」ビシューン

飛鳥「弾切れ?タイミングの悪い」

カクリコン「エネルギー切れか?ガンダム、カタを付ける!」

ビシューンビシューン 

飛鳥「足場が!?うわぁぁ!」

カクリコン「とどめだ!ライラ、見ていろ!」

美玲「今度こそ…!ガンダム、ウチの左目が疼くんだ!」

シュゴォォン

ビシュゥーン!

美玲「うあっ!」

カクリコン「うおおおっ!」ボガーン

美玲「カクリコン!」

カクリコン「ぐうっ!」ゴロゴロ

美玲「ほっ、悪運の強いやつ」


飛鳥「これで諦めてくれればいいんだけど。幸子、レコア少尉はどこに?」

クワトロ「確認するまでもないな、この将校の言うことは本当だ」

ジドレ「なら直ちに撤退命令を出してくれ!」

クワトロ「地球の汚染も気にせずによく言える」

エゥーゴMSパイロット「コンピュータールームから報告です。2基の核は、地下150メートルにあり、35分後には爆発します。解除は不可能です」

クワトロ「回線が切られているのだな?」

エゥーゴMSパイロット「はぁ」

クワトロ「脱出は、できるか」

アポリー「ガルダ2機は確保していますが、その2機とも、パイロット脱出用のシャトルを搭載していません」

クワトロ「パイロットを宇宙に逃がしている暇はないのか」

ジドレ「そんなことは生き延びてからで…」

クワトロ「20分後に全員をガルダに収容させろ」

エゥーゴMSパイロット「捕虜もですか?」

クワトロ「当たり前だ」

エゥーゴMSパイロット「はい!」

ジドレ「すまない。このことは連邦政府に報告して君達の行為は…」

クワトロ「私は、貴官らの命を考えて助けるのではない。人質は使いようがある、だから助ける、それだけだ」

ジドレ「ぐっ」

クワトロ「アポリー、士官の宿舎はわかったか?」

アポリー「もちろん。しかし、ブライト艦長の家は…」

クワトロ「そうか。ミライ・ヤシマと子供は?」

アポリー「あ、そこも無人のブロックでした」

クワトロ「そうか」

エゥーゴ兵『各モビルスーツ、第一滑走路へ後退、ジャブローを放棄する。各モビルスーツ、第一滑走路へ後退』

幸子「えぇっ…!?」


エゥーゴ兵「ベルトを抜いてないヤツは乗せないぞ。もっと詰めて。時間がありゃみんな助ける」

アポリー「2人と連絡が取れてないだと」

エゥーゴ兵「はぁ。無線中継機がありますから聞こえてるはずなんです」

アポリー「どうします、クワトロ大尉?」

クワトロ「私はエリア1まで戻る」

アポリー「え?」

クワトロ「時間になったら脱出をしろ。いいな?」

アポリー「しかし、クワトロ大尉!」

クワトロ「大丈夫だ、間に合わせる。幸子、レコアがいると言っていた…」

カイ「妙に、静かだな」

レコア「誰も戻って来ない」

カイ「敵も味方も消えちまったらしい」

レコア「みんなで引っ越しだなんて、そんな馬鹿なことするわけ?」

カイ「まさかよ」

ゴオオオオン

カイ「な、何だ?」

レコア「幸子…?」

カイ「どうした?」

レコア「え?な、何でも…」

カイ「おーい!人がいるんだぞ!」

レコア「大声出しても無駄よ。こんなところで」

カイ「じっとしてるよりマシさ。おーい!」

レコア「人がいるのよー!」

カイ「おーい!」

幸子「レコア少尉…。レコアさん、いるんですか?レコアさン!」

飛鳥「幸子!レコアさんはどこに!」

レコア(幸子、飛鳥)

幸子「はっ!飛鳥さん、そこです!」

カイ「ガンダムか」

レコア「飛鳥!それに幸子も!」

カイ「飛鳥?」

レコア「二人共…よく…」

カイ「あれがガンダムのパイロット…?少女じゃないか」

幸子「下がってください!」

レコア「え?」

バキューンバキューン

レコア「二人共!よく来てくれて…」

幸子「レコアさんこそ、よくご無事で…うぅ」

カイ「若いな」

飛鳥「あなたは?」

レコア「あ、あぁ、ジャブローの侵入を手伝ってくださったカイ・シデンさん」

幸子「カイ…シデンさん?」

カイ「レコアさんの協力者のつもりだったんだが、逆にレコアさんを苦しめてしまったようで」

幸子「苦しめた?」

飛鳥「…あ、ああ」

レコア「ア、アーガマと連絡を取ろうとして、ここまで来たのは良かったんだけど、捕まってしまったことを言っているのよ」

幸子「どうして、ここの敵の撤退は速いんですか?」

カイ「ここは引越し中だったんだ。捨てて当たり前だろう?」

幸子「そんな!ここは連邦軍の本拠地のはずじゃ!」

カイ「でなけりゃいくらガンダムでも簡単に入って来れる訳ないでしょう?」

飛鳥「Mk-Ⅱの手に乗ってください。本隊と合流する」

カイ「飛鳥、幸子か」

飛鳥「…クワトロ大尉!」

レコア「味方機?」

飛鳥「クワトロ機さ」

レコア「あれが」

クワトロ「動けないのか?あと10分でここの核爆弾が爆発する。動けないのならば百式で運んでやる。走って来い」

幸子「レコアさんを発見しました。それと、カイ・シデンさんという方を救出したんです!」

クワトロ「よくやった。脱出する」

幸子「はい!」

連邦兵「どうしろってんだ、まだ乗れるはずだ!」

連邦兵「パイロットは一人でいいだろ!」

連邦兵「まだ乗れるはずだ!」

連邦兵「定員の3倍は乗れる!」

カクリコン「女優先だからってさくさく進みやがって、早坂のやつ」

連邦軍「何しやがる!」

カクリコン「うぐっ!こうやってかき分けてでも進むんだよ!」

カクリコン「シャトルまで、あと少しなんだ!ああっ!?」


ガシッ


カクリコンの腕を掴んだのは?

1.マウアー・ファラオ
2.早坂美玲
3.速水奏
4.城ヶ崎美嘉
5.自由安価

>>254

3

エゥーゴ兵「もう時間がありません」

アポリー「もう少し待て」

エゥーゴ兵「ダメです、敵です!」

アポリー「何ぃ?3機か」

エゥーゴ兵「出るぞ!クワトロ大尉なら脱出してくれるって!」

アポリー「ネモ隊、サイドハッチから迎撃しろ!」

ロベルト「来たぞ、百式とガンダムだ」

アポリー「何、クワトロ大尉」

飛鳥「落ちるなよ!」

クワトロ「ガンダム、飛べ!敵は私が抑える!」

エゥーゴ兵「それじゃ届かない!もっと前にモビルスーツの腕を!」

レコア「うっ!」シュタッ

カイ「ちょい前だ!」

飛鳥「わかっている!」

連邦兵「こんなの、生かして返すな!」バババババ

ジドレ『やめろ!あと1分で核が爆発するんだ!』

連邦兵「誰だ、貴様は?」

ジドレ『自分は、連邦軍のジドレ少佐だ。早くお前達も逃げろ!』

連邦兵「いい加減なことを!ん?」

アポリー「大尉、飛鳥、幸子、戻れ!」

クワトロ「二人共、行け!」

レコア「乗って!」

幸子「フライングアーマー、あればつくづく便利でしたね!」ゴオオ ドスン

クワトロ「行け、飛鳥!」

飛鳥「大尉も!」ゴオオオオ

クワトロ「おぅ!」

飛鳥「届け!その先をこじ開けるんだ!」ドスン

クワトロ「届くか!?」

飛鳥「大尉!」ガシッ

レコア「やった!」

カイ「ほぅ!」

連邦兵「ガルダは、まだ我が軍が捕捉して使わねばならんから…ん、なんだ?」


カッ



ゴゴゴゴ


ドォォォン

クワトロ「……」スタスタ

カイ「あれが、クワトロ・バジーナ大尉か?」

レコア「えぇ」

カイ「ふぅん…」


クワトロ「正体不明機だと」

アウドムラクルー「はい」

クワトロ「場合によっては迎撃する」

アポリー「では自分が…」

クワトロ「いや、待て。間違いない、味方だ。カラバの者かもしれない」

アウドムラクルー「カラバの、ハヤト・コバヤシだそうです」

クワトロ「やはりな」

アウドムラクルー「誘導してくれるそうです」

クワトロ「よし、従え。 ハヤト・コバヤシ…?カイ・シデンと…。あぁ」

次回予告

旧式のシャトルであっても、パイロットだけは宇宙に帰さなければならない。
しかし、謎のモビルアーマーの攻撃を阻止するために、ロベルトは死んだ。
アムロの許に逃れたフラウ・ボゥ親子の行く末もまた…。
次回、アイドルマスターシンデレラガンダム、シャトル発進。
君は刻の涙をみる…。

質問があればお答えします

ティターンズの創設者であるジャミトフ・ハイマンは、エゥーゴのジャブロー侵攻を知り、グリプスの視察に、宇宙に上がっていた。
グリプスは2つのコロニーに分けられて、ルナツーの側に固定されつつあった。ティターンズの要塞化が進行していたのである。


一年戦争の英雄、アムロ・レイ。大尉に昇格し、北アメリカのシャイアン基地に勤務。
しかし、地球連邦政府のニュータイプを危険視する思惑から事実上の南京錠に置かれていた。

アムロ「あれは」ゴォォォ


アムロ「よく…来れたものだ。こんな辺鄙な場所へ」

フラウ「お帰りなさい!」

アムロ「フラウ・コバヤシ!」

フラウ「飛行機で飛んで、パトロールみたいなもの?」

アムロ「そんなところさ。>>265,266,267も!よくもまぁ…」


>>265,266,267

11~15歳程度のアイドルを書いてください
被った場合は>>268,269とズレていきます
カツ・レツ・キッカでも可
カツ・レツ・キッカが2人以上でカツ・レツ・キッカに確定

ありすちゃん

アムロ「ありす、桃華、輝子も!よくもまぁ…」

フラウ「アムロも変わりなく」

アムロ「ありがとう。みんなも変わりなく。背が伸びたな、>>269。また、どうして?」

フラウ「話たい事は山ほどあるわ。今夜はお邪魔させてもらえて?」

アムロ「ふふ、大歓迎だよ、フラウ」


>>269

1.ありす
2.桃華
3.輝子

3

メイド「お嬢様、新鮮な牛肉ありますが、お嫌いでない?」

桃華「ありがとう。いただきますわ」

召し使い「ありす様は?」

ありす「私はいいです。それと、橘と呼んで下さい」

召使い「???」

アムロ「6ヶ月って、まだ大事にしなくちゃいけないんだろう?」

フラウ「もう安定期よ」

アムロ「へぇ~」
フラウ「何にも知らないんだから。ふぅ。結婚しなさい、そうすれば…」

アムロ「軍がさせてくれると思うかい?」

フラウ「まだセイラさんのこと好きなんでしょう?ウジウジしてんだから」

アムロ「ふふ、シャイアンにも若い連中が来ている。その面倒だけでも結構大変なんだ」

ありす「アムロさんは何でジャブローに行かないんですか?」

アムロ「えっ?」

アムロ「……」チラッ メモメモ

アムロ「……」スッ

ありす(このメモは?…そういうことですか)

フラウ「じゃあ、あのメイド夫婦も軍の人?」ヒソヒソ

アムロ「広告を見てやってきたと言うけれど、僕の監視役の軍人だね」ヒソヒソ


-夕食後-

桃華「安心したみたいですわね、お母様」

フラウ「そりゃあね、変わらないんだもの」

輝子「か、母さんが…変わったっていうこと…?フヒ」

フラウ「そうね、人前で平気でパクパク食べられるようになってしまったもの」

アムロ「今が一番食べなくちゃいけない時だろ?」


-中庭-

輝子「と、父さんは、ジャ、ジャブローの動きを知って…カラバの一員として…支援に向ったんだ…フヒ…」

アムロ「僕は、カラバという組織のことは知らないな」

輝子「エ、エゥーゴのこともか…?」

アムロ「報道されている程度のことは」

カツ「な、なら…カラバに参加するとか…

アムロ「…」クルッ スタスタ

輝子「アムロォォオオオ!!」

アムロ「!」ビクッ

アムロ「ふぅ、僕のように後方にいる者がいなければ、君たちは逃げる所さえなかったんだよ」

輝子「逃げ込んだんじゃ、ねえぇええ!ヒイイイアアアハアアア!!!……か、母さんを守るために仕方なくここまで…」

フラウ「輝子!」

輝子「アムロは!ここのォ!生活が無くなるのが怖くって!軍の言いなりになってるんだァアアア!!!」

フラウ「輝子!いい加減にしなさい!」

輝子「か、母さんは…静かにしてて…フヒ」

アムロ「ここの生活は地獄だよ」

輝子「アムロォ!子供の私にこうまで言われて平気なのかアアア!軍の監視は緩んでる!…だから、本当のことを、言ってほしい…」

フラウ「言えるわけ無いでしょう?軍はあなたが思っている程甘くはないわ」

輝子「地球連邦軍が浮き足立っているから…ティターンズの言いなりになってるんじゃないのか…?」

アムロ「僕は一年戦争で十分に戦ったよ、輝子」

輝子「アムロはまだ若い…」

アムロ「ニュータイプは危険分子として、僕はここに閉じ込められているんだ」

輝子「…わかってる」

アムロ「なら!こういう生活を強制されたら、少しは骨抜きの人間になったって仕方無いだろ!」

輝子「わ、私たちにとって…母さんにとってアムロはヒーローだったんだ…」

フラウ「あっ…」

カツ「…そんなこと言わずに、地下にモビルスーツぐらい」

フラウ「輝子!お止めなさい!」

輝子「……はい」スゴスゴ

フラウ「あたしたち、明日、出るわ」

アムロ「君の立場で出国できるのか?」

フラウ「何故かビザは下りたわ。輝子の言う通り、地球連邦政府の動きがいい加減になっている証拠ね」

アムロ「切符は?」

フラウ「ごめんなさい。4~5日はここにゆっくりできると思ったから、まだ」

アムロ「よし、明日僕が手配しよう」

フラウ「ありがとう」



フラウ「ごめんなさいね、生意気な子供ばかりで…」グスッ

クワトロ「ケネディ空港は安全なのか?ハヤト・コバヤシ君」

ハヤト「カラバで制圧しております」

クワトロ「カラバか。好きではないな」

レコア「何故?」

クワトロ「まるで秘密結社の名前だ」

レコア「ぷ、あはは」

カラバクルー「ハヤト艦長!ご苦労様です」

ハヤト「宇宙に戻すパイロットは40名近くいる」

カラバクルー「シャトルは2台あります。大丈夫ですが…」

ハヤト「何だ?」

カラバクルー「シャトルのパイロットは1人しかいません」

ハヤト「分かった。…カイめ、どこへ行った」



-空港-

エゥーゴ諜報部員「ご苦労様です。エゥーゴの一員として」

レコア「ありがとう」

カイ「…!」タッタッタッタッ

レコア「カイさん?大尉の方は上手く行ってるのかしら?」



-カラバ司令室-

クワトロ「カラバの組織がこれ程とは」

ハヤト「当然と言いたいのですが、もうここは使えません。ガルダ2機を着陸させましたから」

クワトロ「どうします?」

ハヤト「北欧にでも移動します」

クワトロ「ほぉぅ」

ハヤト「シャトル用のパイロットを1人用意できませんか?」

クワトロ「了解」

ハヤト「カイのやつ、顔も合わせずにどこに消えたんだ」

カラバクルーA「」「ハヤト艦長!」

ハヤト「どうした?」

カラバクルー「あっ、オークランドのニタ研がティターンズに回ったと」

ハヤト「ニタ研が?まずいな…」

カラバクルーB「あっ、ハヤト艦長。今しがた背の高い方がこれを渡してくれと」

ハヤト「ありがとう。んっ?カイからだ。カイのやつ、単独で情報集めをするというのか」


クワトロ大尉はシャア・アズナブルだと思える。そのシャアが偽名を使って地球連邦政府と戦うのは卑怯だから…


ハヤト「一緒には行動ができないと言うのか」

クワトロ「アポリーいるか?ロベルト中尉、戦闘記憶パネルの消却は中止だ!」

ロベルト「えっ!?ちゃんと地上戦闘用に直しておかないと、カラバで使えなくなります!」

クワトロ「君たちが宇宙に帰る方が大切だ」

アポリー「何か?」

クワトロ「パイロットがいない。シャトルに座ってくれ」

アポリー「ええっ?」

ロベルト「昔取った杵柄だろ?」

アポリー「あんな古いのやってない!」

クワトロ「時間が無い。急げ!」

アポリー「あっ、はぁ!」

飛鳥「大尉、シャトルにはいつ?」

クワトロ「今からモビルスーツを移動するんだ。ガンダムMk-II、Mk-III、百式、ロベルトのリック・ディアスを持って帰る」

アポリー「自分のリック・ディアスは?」

ジェリド「俺のもだ」

クワトロ「すまん、カラバに預ける。行ってくれ」

ジェリド「そんな!」

アポリー「乗りそうにないなら仕方ないぞ。まあ、残念だけどな」

ハヤト「シャトルのパイロットは?!」

アポリー「自分です!」

ハヤト「急いでジープへ!」

アポリー「はいっ!」

クワトロ「ハヤト艦長、何か?」

ハヤト「これを。後でご意見を聞かせてください」

クワトロ(手紙…)




-海上-


ブラン・ブルダーク「ふふん。情報通りにあそこでエゥーゴがデカい面してるっていうのか」

エゥーゴクルー一同「大尉、お先に!モビルスーツ、ちゃんと積んでくださいよ!」

レコア「お先にね、飛鳥、幸子」

幸子「どうぞ、レコアさん!」

ハヤト「籠付き、モビルスーツの搬入を開始させるぞ!いいな!?」

シャトルパイロット「用意は良い!急いだ方が良いんじゃないですか?」

ハヤト「了解!」

クワトロ「ロベルト!その作業は終わりだ。リック・ディアスの移動を急げ!」

ロベルト「はっ!終わります!」シュタッ

ハヤト「飛鳥君もガンダムを」

飛鳥「ああ」


クワトロ「私には関係の無い手紙だな」

ハヤト「カイはあなたのことをシャア・アズナブルだと言っています。本当のことでしょうか?」

クワトロ「買い被ってもらっては困ります。ジオンのシャアが何でエゥーゴに手を貸すのです?」

ハヤト「ザビ家は7年前に滅びました。となれば、シャアという人は地球再建に志を抱いてもおかしく無い人です。その人が地球圏に戻り、エゥーゴに手を貸す…分かる話です」

クワトロ「仮に私がシャアだとしたら、君は何を言いたいんだ?」

ハヤト「幸子君!急いで!」

幸子「は、はい!」

ハヤト「カイの手紙にこう書いてありましたね?リーダーの度量があるのにリーダーになろうとしないシャアは卑怯だと」

クワトロ「……」

ハヤト「モビルスーツのパイロットに甘んじているシャアは、自分を貶めているのです」

クワトロ「シャアという人がそういう人ならばそうでしょう」

ハヤト「10年20年掛っても、地球連邦政府の首相になるべきです!」

クワトロ「しかし私は、クワトロ・バジーナ大尉です」

飛鳥「大尉、その話は?」

クワトロ「飛鳥!…君には関係のないことだ」

飛鳥「あるさ。ボクを闇から救い出してくれた人、その人を知るチャンスと言える」

飛鳥「シャア・アズナブル、名乗った方がスッキリするんじゃないかい」

ハヤト「お認めになっても良いのではありませんか?」

クワトロ「…今の私は、クワトロ・バジーナ大尉だ。それ以上でもそれ以下でもない」

飛鳥「……」スタスタ

バシン!

飛鳥「…そんな大尉、大人じゃないな」

クワトロ(これが若さか…)

クワトロ「人には恥ずかしさを感じる心があるということも…」

ピーピーピーピー

クワトロ「おっ!?」



ブラン・ブルダーク「一気に攻める!奴らシャトルで脱出するつもりだ!発進を食い止め、エゥーゴのモビルスーツを奪うぞ!」

ハヤト「総員、アウドムラ始動!」


ピシューン ピシューン

シャトルパイロット「う、うわぁーっ」ボカーン

幸子「シャトルが1機!」


-シャトル-

アポリー「カウントダウンは継続しろ!」

カラバクルー『そのつもりだ!安心しろ!』

ゴゥゥゥン

アポリー「うぅっ」

シャトル乗員一同「うわぁー!」

アポリー「発進は予定通りする!お客さんたちは俺の命令を聞けっ!動くなよ!」

シャトル乗員「ご立派!」

アポリー「そう。とりあえずだが今は俺がキャプテンだからな!」


クワトロ「カウントダウンは続行しているな!?我々を待つ必要は無い!」シュタッ ウィーン

ハヤト「させているっ!」

クワトロ「良好!」ビコーン

バババババ ビューン! チュドーン!


ブラン「流石に展開は早いな」ピピピピッ

ブラン「シャトルか。あれにエゥーゴのパイロットが乗っていると見た!」


ビシューンビシューン! ボーン!

飛鳥「邪魔するから!」

ロベルト「何て時に来るんだ!」

アポリー「発射1分前」


ロベルト「来させるかっ!こなクソーっ!」

ゴゥゥゥン

シャトル乗員一同「うわぁーっ」

ブラン「ついてこれまい!」ゴオオオオ

クワトロ「重力を…宇宙でないのが!」ヒュウウウン

幸子「」

アッシマー「」ギュオオン ゲシィッ

クワトロ「んんっ!?モビルスーツに変形をするのか。うぉっ!」ドシーン

ブラン「ふっ、醜いな」ビシューン!

クワトロ「なめるな!」ドシューン

ブラン「うっ!」


アポリー「30秒前!」

× 幸子「」
○ 幸子「やっぱりまだ、地上での戦いは慣れません、ね!」


ズバァン!バシィン!

飛鳥「幸子!そっちへ行った!」

幸子「め、目の前に!?」

ブラン「噂のガンダム、もらったぁ!」

リック・ディアス「」ピチューン!

ブラン「むぉっ」

ロベルト「うぬぅ、デカいだけで勝てると思うなーっ!」

ブラン「伊達じゃないんだよ!」ギュオオン ガシィイン


バキュゥゥーン!


ロベルト「うっ!何だーっ!?」

幸子「ロベルトさん!?」

飛鳥「ロベルト!」


ドカァァン


アポリー「ああっ!」

通信「発射は…7!6!」

アポリー「うっ、くっ…5秒前!4!3!2!レディッ!ゴォ!」ゴオオオオオオオ

ブラン「行かせるか!」

クワトロ「飛鳥!」

飛鳥「…っ…はいっ!」

クワトロ「百式の肩に乗れ!」

飛鳥「えぇっ!?」

クワトロ「百式の肩に乗れっ!」

飛鳥「はっ、はいっ!」

クワトロ「全パワーを開放!」

飛鳥「やってやるさ!」ヒュゴオオオ


-上空-


アポリー「んーっ!」ゴオオオオオオオオ

レコア「んっ!」

ブラン「これまでだな!」ゴオオオ

ビシューン

ブラン「んっ!?ガンダムか!新型かっ!?逃すか!ちぃ、クソーっ!邪魔を!」

飛鳥「そこだっ!」

バキューン!

ブラン「うぉあーっ!」グルグルグル

ハヤト「乗り移るんだ、クワトロ大尉ーっ!」ゴオオオオ

クワトロ「飛鳥。届くのか」

幸子「飛鳥さん!ボクみたいに飛ぶんですよ!」

飛鳥「くうっ、Mk-II、届けー!」

百式「」ガシッ

飛鳥「クワトロ大尉!」パアッ




-ケネディ空港-

ブラン「生存者を集め、ケネディポートを制圧しろ!スードリに残ったエゥーゴのモビルスーツを叩き出せ!スードリを我がブラン小隊の指揮下に置く!」


ブラン「アメリカ大陸を抜けられると思うなよ」

飛鳥「…大尉、ありがとう」

クワトロ「飛鳥こそよくやってくれた」

飛鳥「でも、ロベルト中尉が…」

クワトロ「良いパイロットだったが…これが戦争だ」

幸子「堪りませんね…ボクがやられていれば…でもボクはおかげで生きていますから」グスッ ヒグッ

クワトロ「そうだ、だが幸子君もわかっているはずだ」

飛鳥「感傷に浸ってる暇は無い、か」

クワトロ「これだけ同士がいればまだまだ戦える。装備の点検と修理を急ごう」

アウドムラ乗員一同「はいっ!」

クワトロ「で、このアウドムラはどこに向うのか?」

ハヤト「ヒッコリーに向います」

クワトロ「ヒッコリー?」

ハヤト「ここで駄目ならば次の手を打ちます。バンデンバーグの近くにカラバの同士がいます」

クワトロ「それはすごい」

ハヤト「補給も必要ですし」

飛鳥「地球連邦政府は、地球上でも敵を作っているのか…」


飛鳥(そうして地上に文明は築かれ、また汚染されていく。それが人の営みということなのか…?)

アポリー「アーガマだ!ははっ!着いたっ、着いたぞっ!」

レコア「おめでとう、アポリー!」



かくして、ジャブロー侵攻作戦は終了をした。この作戦によって世界は、改めて地球連邦軍が、かっての正規軍とは異なり、二つの勢力によって抗争を開始したことを知った。


 

ジオン共和国は、地球連邦政府の地方自治体的扱いとなっていた。
しかし、ティターンズの動きに呼応して、独自の動きを開始していた。
それを、地球連邦政府の高官達は見逃していたのも、宇宙に関心を持つことが、なかったからである。

連邦兵「コースクリアだ。発進準備よし」

>>295>>295隊、発進します」

連邦兵『現在アウドムラは、北北西に進行中』

>>295「了解。これより50分後に敵と接触予定。ブラン少佐に連絡頼む」


>>295

1.ロザミア・バダム
2.自由安価

1

クワトロ「この近くにもティターンズの施設があったはずだ」

ハヤト「そりゃぁあります。合衆国のあったところですから。あらゆる軍施設が載っています」

クワトロ「うむ。 頼む」

アウドムラクルー「は」

クワトロ「ケネディ空港を襲った部隊が、スードリで追ってくるとして…」

ハヤト「半日はかかりますかね?」

クワトロ「もっと早いな」

クワトロ「飛鳥、幸子ガンダムをいつでも出せるようにしておけ」

飛鳥「大尉は…ロベルト中尉が戦死したこと、何ともないのかい?」

クワトロ「宇宙に帰りたいのだろう?」

飛鳥「そりゃあ、ね。ボクにとっては…兄のような人だった。歳は離れていたけど」

クワトロ「帰ってみせるのが、ロベルト中尉に対しての手向けだ。戦場での感傷はやめろ」



スードリクルー「中継局より伝聞。こちらに支援部隊向かう、40分後に合流予定」

ブラン「戦闘隊長は誰だ?」

スードリクルー「ロザミア・バダム少尉とか」

ブラン「あぁ、オーガスタ研のロザミアか。いいのかな?まぁ確実は確実だ。あまり確実すぎて、ゲームとしての面白みには欠けるがな」

アムロ「何もできなかったけど、何か困ったことがあったら、いつでも僕に連絡をして…」

輝子「あなたにはもう面倒は掛けない…私たちだけやっていくから…フヒ」

アムロ…そうか。元気な子を、フラウ・ボゥ」

フラウ「ありがとう。強い子に育てなければね」

アムロ「そうだね」

桃華「そろそろ時間ですわ。中の席に移りましょう」

アムロ「これ以上僕に何をしろって言うんだ?日本行きの切符を取るのだって…。今だって監視されているはずだ。何かする前に捉えられるのがオチだ」

フラウ「アムロ…大尉?子供に戻ったって、何も手に入れられないということだけは思い出して」

アムロ「フラウ!」カリッ

アムロ「爪を噛むのも久しぶりだな…はぁ…」チラッ

アムロ「輸送機か」

スタスタ

アムロ「あっ…!」ビシャア

ありす「ああっ!?」

輝子「…フヒ」

アムロ「…輝子、ハヤトは、お父さんはどこにいるかわかってるか?」ヒソヒソ

カツ「わ、わからない…。ジャブローのエゥーゴの支援に出たから…」

アムロ「ケネディに行けば事情はわかるのだな?」

輝子「カ、カラバのクルーがいる…。でも、地球連邦軍に爆撃を受けて…メチャメチャ、かも」

アムロ「フラウ、輝子を借りていいかい?」

フラウ「アムロ?」

ありす「わ、私も行きます」

アムロ「ダメだ。お母さんは二人で守らなくっちゃ。赤ちゃんだっている」

輝子「ア、アムロさんの言う通り…は2人お母さんと一緒に…日本へ。生まれたら、ニューホンコンでコロニー行きの切符を…手に入れてそして…フヒ…」

場内アナウンス『308便の搭乗手続きを開始します。ご搭乗の皆様方は搭乗口にどうぞ』

輝子「お母さんを…頼んだ」

フラウ「でも、どうやって?」

アムロ「輝子を預けてさえもらえれば、後は戦士の問題だ。フラウは考えちゃいけない」

フラウ「アムロ、本気なの?」

アムロ「それじゃ、フラウ…」

フラウ「……ええ」スタスタ

アムロ「輝子、トイレ、いいのか?」スタスタ

輝子「い、行きます…お、おじさん」スタスタ

アムロ「ふっ、こいつ!」

輝子「フヒ」

アムロ「ふっ」

アムロ「一気にあの輸送機のタラップに駆け上る!」

輝子「おう!」


-輸送機-

ガツンッ

輸送機パイロットA「あぁ!」

輸送機パイロットB「うぁ!」

アムロ「ハッチを閉じろ!」

輝子「ふぅん!」



-旅客機-


旅客機・機内アナウンス『時間通りに離陸いたします。シートベルトをご確認ください』


監視員「出てこない…いない!?はっ、旅客機!」


桃華「止まりましたわね…」

旅客機・機内アナウンス『しばらくお待ちください。軍用機の緊急発進がございます』

ありす「心配ですか?」

フラウ「少しね。でも、少しだけ」

アムロ「離陸する」

輝子「ここは滑走路じゃなぁい!」

アムロ「距離はある。フラウ達の旅客機の邪魔はしたくない」

旅客機・機内アナウンス『お待たせいたしました』


空港管制官「それではご無事で…。うっ」

監視員「旅客機を止めろ!308便を!」


ゴォォォ

フラウ「はぁ…」

ありす「輝子さん…アムロさん…」

桃華「ご武運を」



ゴオオオオ

輝子「ヒイイィィアア!!飛ぶぜえええ…え?」

アムロ「着ておけ。父さんと同じだ」

輝子「フ、フヒ!」

-上空-

ロザミア「予定通りだ。スードリだ。いや、違う」

ロザミア「ブラン・ブルターク少佐の機体ではない。ケネディ空港から発進したという、エゥーゴのガルダか?」




アウドムラナビゲーター「ハヤト艦長、下に機影が見えたような気が…」

ハヤト「民家が多くなっている。確認しろ。民間機も飛んでいる空域だ」

アウドムラナビゲーター「クワトロ大尉のモビルスーツ隊、発進準備は?」

ハヤト「用意させておけ」

クワトロ「こんな人気の多いところで戦闘になる?各員、用意!」

ロザミア「やはりか。エゥーゴめ、こんなところを。モビルスーツが出ても相手にするな。ガルダを落とすのが先だ」


クワトロ「各機は機内から迎撃。私が行く」


幸子「大尉、一人は危ないですよ!」

飛鳥「>>305


>>305

1.出るかい、幸子?
2.ボクが行く…!
3.大尉の命令だ。アウドムラから離れちゃいけない。
4.自由安価

1

飛鳥「出るかい、幸子?」

幸子「でも大尉は機内からって」

飛鳥「あのモビルアーマー、危険なんだろう?中にはボクがいるさ。ハッチを開けてくれ!」

ネモパイロット「しかし!」

飛鳥「アウドムラの腹の中で沈みたくはないだろう!幸子ならやれるさ」

アウドムラクルー「了解」

幸子「ドダイですか。うぅ、カワイクないですねぇ」シュゴォーン

幸子「大尉、緑のモビルアーマー、強いですよ!」

ロザミア「私はこのまま突っ込む。他の者はモビルスーツを防げ」

クワトロ「モビルスーツが単独で飛ぶのか!?モビルアーマーか!」

アウドムラナビゲーター「うおわっ」

ハヤト「モビルアーマーだ。モビルスーツを出すか」

飛鳥「もう幸子に行かせた!」

ハヤト「ん?飛鳥か。やってくれる」


百式「」チュドーン チュドーン

ボガン

ハイザック兵「ぐわぁぁ!落ちる!」

ロザミア「落とされた?えぇい!カラバだけでも!」

幸子「来ましたね!やらせませんよ!」ピシューン ピシューン

ロザミア「くぁっ!?あれがガンダムか!」ゴオオオ!

クワトロ「速い!」

ロザミア「そんなに厚い雲ではない。上で待たせてもらうよ」

幸子「逃しませんよ!」ゴオオ

クワトロ「幸子、迂闊だ!」

ロザミア「下駄履きのモビルスーツとギャプランでは違うんだよ!」ゴゥン ビシューン

ロザミア「死んでもらうよ?消えた!?」

幸子「フフーン!取り付けばこっちのものです!」

ロザミア「何!?ん!」

幸子「こんなところで無差別に攻撃を掛けるからです!降参してください!」

ロザミア「場所を気にして戦闘をするバカがいるのかい?どこの能天気だ」

カミーユ「ボクが能天気ですって!?」

ロザミア「落とすんなら、早くしな。負けたよ…」

幸子「うぅ…!でも戦う意思がないんじゃ…」

クワトロ「幸子、何をやっている!甘さを見せるな!」

ギャプラン「」ピカッ!

幸子「目がぁ!ドダイ!?…ボク、落下中?」

ロザミア「子供のようなこと言うんじゃない!」ギュイイイン

幸子「また変形するやつですか!?」ゴゴゴオオオ ピチューン!ピチューン! 

ロザミア「降下中の戦闘でも動きが違うんだよ」チュドーン!

幸子「シールドが…。はっ、ドダイ発見です!」シュタッ

ロザミア「機動性はこっちが上だって言ったろう?」ピピッ

幸子「後ろ!」チュドーン!

ロザミア「はっ!」バシーン!

クワトロ「そこだ!落ちろォ!」チュドーン

ロザミア「うぅぅぅ!」グルグルグル ドシューン

ロザミア「ここは引くしかないのか」


ロザミア「調子に乗って動き過ぎたか。エネルギーのあるうちにスードリと合流せねば」


クワトロ「速い変わり身だ。幸子、ハヤト艦長の許可をもらっての出撃か?」

ハヤト「これは立派な命令違反だな」

幸子「飛鳥さん、やっぱり怒られちゃったじゃないですか!」

飛鳥「ハヤト艦長、幸子を唆したのはボクだ。しかし、空の星になりたくなかったゆえの判断さ」

クワトロ「飛鳥は、私が信じられなかったのかな」

飛鳥「そうじゃない。幸子の、勘を信じたんだ」

幸子「感じたんです。あの、ブライトキャプテンを救出した時の、あのモビルアーマーと似た…」

クワトロ「飛鳥は?」

幸子「ボクが信じたのは幸子の勘、いや予感だ。ボクじゃない」

クワトロ「…そうか。確かに、私もプレッシャーのようなものを感じた」

ハヤト「…ん、今回はクワトロ大尉に免じて不問とする。アウドムラもモビルスーツも無事だったんだ。よくやってくれた」

飛鳥「なんだ、褒められたじゃないか」

幸子「そ、それとこれと話は別ですよ飛鳥さん!フ、フフーン!」

-ガルダ級輸送機 スードリ-


ロザミア「収容していただいて、ありがとうございました」

ブラン「やむを得んさ。ギャプランに慣れていないのだろうからな。この作戦で慣れることだ」

ロザミア「はい」

ブラン「しかし、アウドムラめ。私は振り切られん内に、直ちに第二波をかける。できることなら君の協力も得たかったところだがね」

ロザミア「申し訳ありません…」

ブラン「いや、いい。修理には部下を使ってくれ。ブースターの回収に行かせている」

ロザミア「ありがとうございます」

ブラン「こんな高度で苦しくないのか?」

ロザミア「自分の肺は強化されております。大丈夫です」

ブラン「結構だ」

ブラン「ロザミア・バダムか。予定通りの能力を発揮しつつあるようだが、強化人間として成功したのか…よし、出るぞ」

ブラン小隊はアウドムラに


>>312

00~40 追いつく
41~99 追いつかない

追いつけば史実ルートかな

ブラン「強化人間め、よく足を止めてくれた」



ブゥーンブゥーン

幸子「またですか!?」

クワトロ「さっきのヤツかもしれん。1機で向かうのは危険だ。3機で出るぞ!」

飛鳥「はい!」

クワトロ「よし!」


アウドムラクルー「また敵襲だって?」

アウドムラナビゲーター「そうだ、ケネディを襲ったヤツだ」

ハヤト「えぇい、早過ぎる!」



ブラン「追いついた、逃さんよ!照準内!」ビシュシュシュシュ

クワトロ「捕まった!?ハヤト艦長、上昇をかけろ!」

輝子「なんだあれはあー!?」

アムロ「さっきの光は、やはり戦闘だったのか」

ハヤト『クワトロ大尉、行くぞ!』

輝子「父さーん!あれに乗ってるのかァー!」



ブラン「宇宙人は宇宙にいればよかったんだよ」

ビシューンビシューン

ブラン「おぉっ!?」

クワトロ「飛鳥、上に回らせるな!こちらの限界がある」

飛鳥「了解、右に回り込む」

ブラン「どあぁぁ!でぇい!」チュドーン!

クワトロ「なんとしても!」

幸子「やっぱり速いです!」



アムロ「あのモビルスーツを落とす」

輝子「アムロ!?」

アムロ「輝子はホモアビスで脱出しろ!早く!」

輝子「ヒイイイアアアハッアアア!」タッタッタッ

ガンダムMk-II「」ババババ

ブラン「当たるかよ!」

百式「」ドドーン!バラバラララ

アッシマー「」メキョッ

ブラン「カメラか。散弾ではその程度よ」

クワトロ「えぇい!クレイバズーカが!」

輸送機「」ゴオオオオオ

クワトロ「何で輸送機が!」

飛鳥「なんだ!?」

幸子「アウドムラを射線に入れないでくださいよ!」

クワトロ「何をする気だ、アムロ!?…アムロだと?」


アムロ「下がってろ、シャア!」ゴオオオオオ


ブラン「ここまでだな、エゥーゴ」ジャキ

ハヤト「こ、このぉ!ん?」

ブラン「ん、ぬぉ、何だと!?」

アムロ「おおおぉぉぉぉぉぉ!」ガシャアアアアアン

ブラン「ぬぁぁぁ!」グルグルグル

ブラン「くっ!全機撤退だ!」

飛鳥「人が!」

アムロ「あっ…、あぁ!ガンダムか…2機」

輝子「あの金色は…知らない。エゥーゴの新型…?フヒ…」

クワトロ「アムロ…。アムロ・レイか…」

アムロ「確か、シャアって言ったな、オレは…」

幸子「無事ですか?」

アムロ「ありがとう。大丈夫だ。は!」

アムロ「シャアだ。しかし…」

クワトロ「間違いない、アムロ・レイだ…」

アムロ「シャア…」



ロザミアのギャプランと、ブラン・ブルタークのアッシマーは、アウドムラに波状攻撃を掛けた。
その攻撃の間に、アムロとカツの乗った輸送機が接触をした。こうしてアムロ・レイは、ハヤト達と合流した。

 

-スードリ-

ブラン「動けばいい。その修理だけをしておけ。すぐに出撃するつもりだ」

スードリクルー「は」

ブラン(輸送機ごとぶつかってくるとは…)

ロザミア「少佐。ブラン・ブルターク少佐。少佐のお陰です。こうしてギャプランの修理もできますのは」

ブラン(強化人間の癖か、同じことを何度も…)スタスタ

ロザミア「少佐。私をこの隊に加えてください。少佐!私は何としてもあの人達を倒したいんです」

ブラン「あの人達?気に入らん言い方だな」

ロザミア「…申し訳ありません。しかし、耐えられないんです。あの人達が宇宙を落とすのは」

ブラン「宇宙を落とす?」

ロザミア「そうでありましょう?エゥーゴはコロニーを落として、地球の人々を根絶やしにするつもりの人達です。コロニーが落ちる光景、あれは宇宙が落ちてくるようなもの…。あんな景色は…」

ブラン「地球の汚染を嫌うのがエゥーゴだ。そこまではしない」

ロザミア「あたしは今でも毎晩、宇宙が落ちる夢を見るんです」

ブラン「わかった、少尉。好きにするがいい」

ロザミア「…!ありがとうございます」

ハヤト「そうかぁ、日本へ向かったか」

アムロ「あぁ、フラウに来させたのはハヤトか?」

ハヤト「迷惑だったかい?」

アムロ「いや」

ハヤト「アムロのところへやって良かったよ。思った通り、輝子を連れ出してくれた」

アムロ「どういうことだ」

ハヤト「アイツはまた宇宙へ上がりたくて仕方なかったのさ。しかし、フラウは嫌がっていた」

アムロ「そりゃぁそうだろ、子供を戦場に行かせたい母親なんていない」

ハヤト「そう、たとえ義理の母親でもね。しかし、子供は親の気持ちなどはお構いなしに行動する」

アムロ「輝子を見てると、こっちが歳を取ったって感じるものな」

ハヤト「君からはその弱音は聞きたくないな。輝子を鍛えてもらおうと思っているんだから」

アムロ「それは逆だろ?オレを鍛え直したかったんじゃないのか」

ハヤト「ふっふっふ」

プルルルル

ハヤト「…はい」

クワトロ『手が空いていたら手伝ってもらえないか』

ハヤト「了解」

アムロ「シャアか?」

ハヤト「クワトロ大尉だよ」

アムロ「オレにとってはシャア・アズナブル以外の何者でもない」

ハヤト「こだわり過ぎさ」ポンッ

輝子「こ、これが全天視界モニター…す、すごい…」

幸子「こらぁ!触ったら危ないですよ」

輝子「ご、ごめん…」

飛鳥「すまない、調整中だったんだ。ボクらも人が感電死するのなんて見たくない」

輝子「うぅ…で、でもガンダムの活躍…感激したんだ。あれを二人が操縦していたなんて…フヒ」

クワトロ「飛鳥、幸子君、輝子君を頼む」

幸子「でも」

クワトロ「彼女はモビルスーツの操縦ができるんだ」

飛鳥「わかったよ。モビルスーツを知っているのか?」

輝子「父さんが…戦争博物館の館長だから…それで、旧式のものならほとんど…フヒヒ」

幸子「ケネディのですか?」

輝子「フヒ…」

飛鳥「ずいぶん若く見えるけど」

輝子「義理の父、だからな…」

飛鳥「義理でも、いないよりいる方がいい」

輝子「…え?」

幸子「輝子さんはアムロさんとは親しいんですか?

輝子「一年戦争では、ホワイト・ベースで…一緒だったんだ…」

幸子「本当ですかっ」

輝子「私たちの憧れだったんだ…アムロは。だけど、最近のアムロは別人、だな…」

飛鳥「輸送機をぶつけたのは、勇気のいる行動だ」

輝子「でも、まだ元気ないんだ…。しなびたキノコみたいに…」

クワトロ「さすがだな、輸送機という機動性のないものをモビルスーツにぶつけるとは」

アムロ「なぜ地球圏へ戻ってきたのです?」

クワトロ「君を笑いに来た。そう言えば君の気が済むのだろう?」

アムロ「好きでこうなったのではない。それはあなたにだってわかるはずだ」

クワトロ「しかし、同情が欲しいわけでもないのだろう?ならば、輝子君の期待にも応えるアムロ・レイであって欲しい。それが、私に言える最大の言葉だ」

アムロ「なぜ地球圏へ戻ってきたのだ」

クワトロ「ララァの魂は地球圏に漂っている。火星の向こうにはいないと思った」

アムロ「ララァ…」

クワトロ「自分の殻の中に閉じこもっているのは、地球連邦政府に、いや、ティターンズに手を貸すことになる」

アムロ「宇宙に行けなければできない相談だ!」

クワトロ「籠の中の鳥は、鑑賞される道具でしかないと覚えておいてくれ」

ビーチクラフト「」シュゴオオ

アウドムラ「」ガコォン

ベルトーチカ「気流が」グラグラ

ゴオオォン

ベルトーチカ「朝早く起こしちゃってごめんなさい」シュタッ

ベルトーチカ「カラバのベルトーチカ・イルマです。ヒッコリーはお待ちしています」

ハヤト「ご苦労様。博物館のハヤト・コバヤシです」

飛鳥「なんて飛行機だ」

ハヤト「紹介しよう。カラバのベルトーチカ・イルマ君だ」

ベルトーチカ「このお嬢さん達は?」

ハヤト「ガンダムMk-II、Mk-IIIのパイロット、それぞれ飛鳥君、幸子君だ。それと」

輝子「ハヤト艦長の娘の…輝子・コバヤシ、です…フヒ」

ベルトーチカ「よろしくね」

シャワアアア

輝子「そ、それで…ビーチクラフトだけじゃなくて…そのベルトーチカさんって人も素敵で、だな…」

アムロ「……」シャワアアア

輝子「……ガンダムに興味ないのか…?Mk-IIが作られて嫌なのか…?」

アムロ「うるさいな。一人にしておいてくれ」

輝子「……ごめん」スゴスゴ

シャワアアア

アムロ(俺に対してのあてつけなんだ。シャアもハヤトも…ガンダムを若いやつに使わせて、俺を無視して)

-アウドムラ 休憩室-

ベルトーチカ「ヒッコリーのシャトルは、モビルスーツ3台は宇宙に上げられます」

ハヤト「あぁ、アムロ、こちらは…」

アムロ「カツから聞いた。よろしく、アムロ・レイです」

輝子「……」プイッ スタスタ



-アウドムラ ブリッジ-

クワトロ「なぜ向こうに行かないんだ?」

輝子「アムロと…一緒に居たくないんだ…」

クワトロ「サンフランシスコか」

輝子「あ、あと5分…くらい。街なんかないけど…リア充も、いない…フヒ」



ベルトーチカ「クワトロ大尉、なんだか恐いわ。、ギラッとして。戦争以外の世界では生きてゆけない人じゃない?」

カミーユ「あなただってカラバの一員なんだ。戦いを全く否定する訳じゃないんでしょ?」

ベルトーチカ「でもね、あの人には平和なインテリジェンスを感じないわ」

アムロ「クワトロ大尉はそんな人じゃない。本質的には優しい人だ」スッ スタスタ

ベルトーチカ「私、何か…悪いこと言いました?」

ハヤト「いや?気にすることはないですよ、ベルトーチカ」

ベルトーチカ「嘘よ!」

アウドムラオペレーター「追ってです!」


ブラン「ロザミア少尉が出るだと?」

スードリクルー「は!」

ロザミア「回収してくれた恩は帰さねばなりません」


クワトロ「敵の数は?」

アウドムラオペレーター「一機です。しつこいヤツですね」

アムロ「これを使わせてもらう!」

アウドムラクルー「どうぞ」

輝子「…わ、私だって…戦えるんだァァアア!」


輝子が乗った機体は?

>>330

1.ガンダムMk-II
2.百式(事前に止められる)
3.リック・ディアス
4.ネモ

3

輝子「アムロぉ!お前はそこで見てろおおぉ!」

グポーン

クワトロ「リック・ディアス?誰だ」

幸子「輝子さん、無茶ですよ!」

飛鳥「輝子だって?」

輝子「輝子!リック・ディアス行くぜええええ!!」

アムロ「輝子が乗っていると言うのか?無茶だ、実戦をやろうなんて!」

クワトロ「ハッチを開けろ!」

輝子「私だってできるんだぁ!アムロ見てろよぉ!ヒィィィハァァァ!」ドシューン

クワトロ「クワトロ機、発信する!」ドシューン

飛鳥「ここは…」


>>336

1.自分が出る
2.幸子に任せる
3.二人一緒に出撃する

3

ハヤト「輝子が出たのか!?」

ベルトーチカ「輝子?輝子って、あの女の子?」

アムロ「俺も出る!ネムでいい!」

ハヤト「やめておけ!」ガシッ

アムロ「冗談じゃない!」

ハヤト「7年間もモビルスーツはいじってないんだろ?輝子は訓練をしていた!」

ベルトーチカ「防戦でしょ?数的には有利じゃない。どうしてあなたまで」

アムロ「オレは、ガンダムのパイロットだったんだ!」

ベルトーチカ(アムロ・レイ?やっぱりこの人もパイロットだった…。戦う人だったんだわ)

ドシューン ドシューン

ハヤト「Mk-II、Mk-IIIで出た。各機は援護だ」

アムロ「あっ」

ベルトーチカ(なぜ?今口では戦うと言っていた人が、怖がっているなんて。あれがニュータイプと言われた人なの?)

アムロ「う。うぅ…ちっ!」カベドン

ベルトーチカ(あ、私が宇宙が落ちてくるのが怖いように、この人も戦うのが怖いんだわ)

ベルトーチカ(でも)クルッ タッタッタッタッ

-アウドムラ 対空機銃-

ベルトーチカ(私は死にたくない)ダダダダダダ!

ロザミア「ん?4機出てきたのか。逆に都合がいい」ギュウウウウン

輝子「て、敵はどこから…フヒ…戦闘でもぼっち…フヒ…」

ギュォォォン!

ロザミア「赤いやつ」

オオオオ!

クワトロ「速い!」

ロザミア「金色も!」

飛鳥「…っ!しまった!」
幸子「と、突撃ですか!?」

ロザミア「ガンダムも!」


ハヤト「高度落とせ!」

ロザミア「帰る家がなけりゃおしまいだろ!」



チュドォォン







アウドムラ、帰る艦を失った機体達は、その後のブラン・ブルターク小隊も加わった追撃に、為す術もなく撃墜されていった。
それは同時に、エゥーゴがクワトロ・バジーナというエースを失ったことを意味した。
グリプスから宇宙での勢力を拡大していったティターンズは、そのまま士気を失ったエゥーゴと全面衝突の末、勝利を収めることとなる。


BAD END

どこからやり直しますか?

>>341

1.最初から
2.直前の安価から

直掩機がいなけりゃそうもなろう
2

飛鳥「ここは…」


>>345

1.自分が出る
2.幸子に任せる
3.自由安価

最初からとかえらい苦労だべ
1

飛鳥「ボクがMk-IIで出る。幸子、感じるんだろう、チカラを。アウドムラから力を貸してくれ」

幸子「飛鳥さん…今回はお任せします。あの感じ、慣れません」

飛鳥「飛鳥、Mk-II、出るよ!」ドシューン



ハヤト「飛鳥くんがMk-Iで出た。各機は援護だ」

アムロ「あっ」

ベルトーチカ(なぜ?今口では戦うと言っていた人が、怖がっているなんて。あれがニュータイプと言われた人なの?)

アムロ「う。うぅ…ちっ!」カベドン

ベルトーチカ(あ、私が宇宙が落ちてくるのが怖いように、この人も戦うのが怖いんだわ)

ベルトーチカ(でも)クルッ タッタッタッタッ

-アウドムラ 対空機銃-

ベルトーチカ(私は死にたくない)ダダダダダダ!

ロザミア「ん?2機出たようだが、私に敵うのか?」

輝子「て、敵はどこから…フヒ…う、上からハイザック…!?索敵チェックモニターどこぉ。ザクと、違う…フヒ」

ロザミア「赤いやつ、逃しはしないよ」

輝子「うぁ、あっ、あっ。後ろ取られた…」ガチャガチャ

ロザミア「あのパイロット、昨日と違うのか?でなくて何か作戦があるのか?…いや、あれはパイロットが違うんだ」

輝子「ぐうぅ!」ザバーン

百式「」ビシューン ビシューン

ロザミア「な、何だ?金色のモビルスーツか?」

クワトロ「ここでぇ!」ビシューン

飛鳥「輝子、今のボクはキミを認められない。でも、手は伸ばしたくなるんだ」

ロザミア「赤いのを盾に使うか?」ギュォォォン

クワトロ「逃げる?」

飛鳥「クワトロ大尉」

クワトロ「リック・ディアスの輝子君を」

飛鳥「わかった」




輝子「またこっちに…!?」

ドカン!

輝子「う、うわわわ。ドダイが」ザブーン

輝子「や、やっぱり私に戦闘は…懐かしのぼっち時代…思い出してきた…フヒ…」

飛鳥「輝子!目を開くんだ!キミにだって見えるはずだ!」

輝子「飛鳥ちゃん…Mk-II…」



ロザミア「いいものがあるじゃないか」ガシンッ

クワトロ「ドダイを使うのか!」ギュオオオ

ロザミア「後ろから、この力はなんだ!?」


飛鳥「輝子、まずは体勢を立て直すんだ」

輝子「う、うぅ…飛鳥、ちゃん」


ハヤト「追撃は?」

アウドムラオペレーター「モビルスーツが出た気配はありません」


飛鳥「キミのやったこと、今はいい。そしてその目に捉えるんだ、セカイを!」

輝子「私は…」


輝子のアクション

>>352

1.見える!私にも敵が見える!ヒイイイアアアハアアア!(その後判定あり)
2.何かが見えた気がしたから撃ってみる
3.何も見えなかったけどがむしゃらに撃ってみる(判定あり)
4.目を凝らしてみるも何も見えない…私には何も出来ない…

2

輝子「正直何を言っているのかわからない…フヒ…ん?」

輝子「何か、来る?」ピチューン

ロザミア「何!?」

飛鳥「よし!」

ロザミア「ふっ、たかが左足…うわっ!」

飛鳥「ただ見境なく攻撃してくる、嫌いなんだ!」チュドーン

ロザミア「くうぅ!」シュポーン

ボカーン

飛鳥「あれは…女?」

輝子「結構、綺麗…フヒ…」

クワトロ「輝子君は?」

飛鳥「無事だよ。でも、あのパイロットは…」

クワトロ「誤解の生んだ想念が、放出されたと思いたいな。気にするな」

飛鳥「ほら、輝子」

輝子「あ、ありがとう…飛鳥ちゃん」ガシッ

ブラン「ロザミア・バダム、先走って敗れたか。強化人間、使い物になるのか?」



ハヤト「馬鹿野郎!」バシンッ!

輝子「ごめんなさい…父さん…」

ハヤト「全く!」

飛鳥「確かに輝子は未熟だ。ただ彼女が一撃がなければ、この戦いに勝利はなかったはず」

ハヤト「黙れ!それが何だと言うんだ!一度ぐらいの偶然で、それがお前の才能だと思うのは、軽率だ!」

ハヤト「こいつの甘さは許すわけにはゆかない。一人の身勝手さが、時には部隊を全滅させることもある!それは許せないんだ!」

輝子「ごめ、なさ…」

飛鳥「許すことはないんだ、艦長。ただ、折ってはいけない、と思う。輝子にはチカラがある」

ハヤト「宇宙にも出ていないこいつに?ニュータイプはもっと違うんだよ」



クワトロ(出てこないのか、アムロ君。こうして若者達も戦っている。あのときの血の騒ぎはなくなったのか?)

スードリクルー「中継ステーションからの通信、コピー用意。暗号コード22、敵機が洋上に出た場合は、追撃を中止されたし。貴艇はケネディに戻り…」

ブラン「もういい!アウドムラには太平洋を渡らせて、ニューギニアのティターンズ基地からアウドムラを討つつもりだ。ケネディを制圧したのはわかるが、ティターンズの新参者に獲物を掠め取られてたまるか」

ベン・ウッダー「少佐、通信カプセルの文面を変更なさいますか?」

ブラン「しよう。日本のムラサメ研究所へ、ニューギニアの動きを警戒しろと言ってやれ。暗号コードは、ニュータイプ研究所の物を使え。ティターンズには解読できんはずだ」

ウッダー「はっ」

ブラン「ウッダー大尉、モビルスーツは現在何機出られる?」

ウッダー「ハイザック6機と、アッシマー1機というところです。カプセル発射」

スードリクルー「はっ」

アムロ「君がヒッコリーへ案内してくれるのかい?」

ベルトーチカ「そのためにここに来たのですからね」

アムロ「ふぅ…」

ベルトーチカ「この霧を利用して、カミーユとクワトロ大尉だけでも、宇宙に戻してあげなければね。それがカラバの任務でしょ?」

アムロ「君は戦うことは嫌なのだろ?」

ベルトーチカ「戦争は、嫌いよ。当たり前でしょ?でもそのことと戦わなくちゃいけないときは戦うということは別よ」

アムロ「僕を軽蔑しているんだろ?」

ベルトーチカ「私はそれほど鈍くはないわ。アムロ・レイの7年間は眠りの時間だったのよ。肉体も、精神も。休養は必要だわ。目を覚ませばいいのよ。そうすれば昔と同じになるわ」

アムロ「自信がないな」

ベルトーチカ「あなたは前にカミーユと同じことをやっているのでしょ?」

アムロ「そうだが…」

チュッ

アムロ「ベルトーチカ…同情ならいい」

ベルトーチカ「私はそれほど鈍くはないと言ったでしょ?女の愛撫で男を奮い立たせることができるのなら、女はそれをするときもあるのよ。なぜだと思う?」

アムロ「男を試しているんだろ?」

ベルトーチカ「そうよ。自分にふさわしい男になって欲しいからね。でも、ダメだとわかれば捨てるわ。同情してる暇なんてない」

アムロ「ご両親は、前の戦争で亡くしたと言ってたね?」

ベルトーチカ「戦災孤児よ。同情されたい方」

アムロ「すまなかった。カミーユとクワトロ大尉は宇宙に帰す」

ベルトーチカ「私すぐ忘れるかもよ」

アムロ「はは、構わないさ」

ベルトーチカ「ふふ」チュッ

ウィーン

アムロ「あ…」

クワトロ「ベルトーチカさん、ハヤト艦長が呼んでいる」

ベルトーチカ「すいません!…私あの人嫌いよ」ヒソッ




アムロ「モビルスーツを1機置いてってくれないか?」

クワトロ「なぜだ?」

アムロ「理由が必要なのか?」

クワトロ「すまん。が、Mk-IIは飛鳥が慣れているので置いてはゆけない」

アムロ「リック・ディアスでいい」

クワトロ「エゥーゴで開発したものだ。あれこそ置いてゆけない」

アムロ「信用ないのだな」

クワトロ「カラバでは運用が無理だ」

アムロ「やらせるさ」

クワトロ「エゥーゴとティターンズの決着は、宇宙でつけることになる。君も…君も宇宙に来ればいい」

アムロ「行きたくはない。あの無重力帯の感覚は、怖い」

クワトロ「ララァに会うのが怖いのだろう?死んだ者に会える訳がないと思いながら、どこかで信じている。だから怖くなる」

アムロ「いや…」

クワトロ「生きている間に、生きている人間のすることがある。それを行うことが、死んだ者への手向けだ」

アムロ「喋るな!」


アムロ「ララァ・スン…」
 

飛鳥「随分と水浸しにしてくれたね。ボクは整備はそこまでなんだけどな」

輝子「ご、ごめん…。これじゃ宇宙には行けない…よな…」

幸子「行けるようにするんですよ。カワイイボクも手伝ってあげてるんですから」

クワトロ「輝子君、また無断で出撃する算段か?」

輝子「ち、違うぞ。フヒ…」

飛鳥「少しでも手伝おうとしてくれていたのさ」

クワトロ「ならいいんだ。飛鳥。クレーンを下ろして」

飛鳥「はい」

クワトロ「君のお父様から許可をいただいたよ」

輝子「なんだってぇ!?つまりぃい!私も宇宙に行けるってことかあぁぁ!」

クワトロ「その代わり、絞るぞ」

輝子「ヒイイイアアアハアアア!!!」

幸子「よかったですね!輝子さん!」

飛鳥「歓迎するよ」

輝子「サンキィーベイベエエエ!…フヒ」

幸子「どうしたんです?」

輝子「父さんは…父さんは…どうするつもりなのかなって…」

クワトロ「ティターンズに抵抗する仕事を、放り出す訳にはいかないだろう」

輝子「…フヒ」

クワトロ「それに、君のお母様や弟さんの事もある。…ヒッコリーに接触する」

飛鳥「はい」


アムロ「」ゴソゴソ

クワトロ「アムロ…。上手く使えよ」

ハヤト「海岸線は、相変わらず雲が厚いな。どうだ?」

アウドムラナビゲーター「ミノフスキー粒子も、変わりません」

ハヤト「霧を利用して、時間通りヒッコリーに飛び込むぞ」

アウドムラナビゲーター「はい。しかし、本当にヒッコリーは見えるんですか?」

ハヤト「ベルトーチカが放した鳩が着くだろう。信号が上がるはずだ」



ウッダー「隊長に負けましたかな、この賭け?」

ブラン「当たり前だ。アウドムラはパイロットをこの辺りから宇宙に出すよ」



アウドムラナビゲーター「間違いありません、滑走路の光を二度確認しました」

ハヤト「よし、降りるぞ」

クワトロ「私のモビルスーツに乗って降下するか?」

輝子「は、はい…」


アムロ&ベルトーチカ「」イチャイチャ


輝子「わ、私…ヒッコリーまではアムロのリック・ディアスにの、乗ります…」

クワトロ「ん?いいだろう」

輝子「…ありがとうございます」


ベルトーチカ「一緒に降りてくれれば助かるわ」

アムロ「支援ぐらいはね」

輝子「あの…アムロ…ヒッコリーまでは一緒に」

アムロ「あぁ、いいよ」

アムロ「道案内頼む」

イチャイチャ

ベルトーチカ「えぇ」

アウドムラ・ナビゲーター「ハッチ、開きます」

ハヤト「ベルトーチカ、今度光を見たら発進してもらうぞ」

ベルトーチカ「了解」

アムロ「リニアシートのアームに、足が挟まれないように」

輝子「フヒ…!」

アムロ「何で大尉の機体に乗らなかったんだ?」

輝子「うれしかったんだ…アムロが…モビルスーツに乗る気になったのが…」

輝子「で、出迎えのアーガマには…ブライトさんが乗ってるらしい…ちゃんと報告がしたいんだ…」

スードリクルーA「「光が真下に見えたな」

スードリクルーB「間違いない、モビルスーツ隊に用意させろ」


ブラン「ティターンズにばっかりでかい顔させるかよ」

ハヤト「ん?高度下げ。いよいよだ。いいな、輝子。クワトロ大尉の言うことを聞いてな」

輝子「母さんを…よろしく…フヒヒ」

ハヤト「はは、お前に言われなくたって。アムロ、輝子をケガさせないでな」

アムロ「了解」

ハヤト「クワトロ大尉、頼みます」

クワトロ「父親代わりの経験もいいと思っている。胸がときめく。はっはっはっ」

ハヤト「いい経験であることを」

クワトロ「ありがとう」

アムロ「よし!出る」ドシューン

アムロ「大丈夫か?」

輝子「…大丈夫」

アムロ「ん?」


スードリモビルスーツ隊「」ゴォォォ


アムロ「敵か」

輝子「て、敵…?」

アムロ「まだこちらは気付かれていない」

輝子「ク、クワトロ大尉に…連絡は…?」

アムロ「宇宙に行きたかったら、黙ってろ!」ゴッ



ベルトーチカ「滑走路が見えた」

幸子「あれが光か」


飛鳥「クワトロ大尉、着陸するよ」

幸子「2機乗れるドダイに一人乗りって、少し寂しいですね…」

クワトロ「任せる。アムロのリック・ディアスが迷ったようだ」


ノーマン「百式とガンダムだ」



クワトロ「妙だな。アムロ…」

飛鳥「大尉、来たよ」

ブロロロ

クワトロ「クワトロ・バジーナです。厄介を掛けます」

ヒッコリーの隊長「ようこそ、ヒッコリーへ。急いでモビルスーツをシャトルへ」

クワトロ「リック・ディアスも収容したいのだが、シャトルの状況はどうだ?」

ヒッコリーの隊長「百式は、エゥーゴの新鋭機です。それだけは何としても戻せという、アーガマの命令です」

クワトロ「アーガマから?」

ヒッコリーの隊長「はい」

ブラン「ん!?」

アウドムラネモ隊「」ビシューンビシューン



アウドムラナビゲーター「捕まりました!敵モビルスーツ隊です!」

ハヤト「降下だ。ただしヒッコリーには近付くなよ」

アウドムラナビゲーター「はっ」

ヒッコリーの隊長「ガンダムも急げ!どうしている?」

クワトロ「まだ時間ではないのだろう?」

ヒッコリーの隊長「5分とない。ガンダム、乗れ」

飛鳥「もう一人、共に来るべき仲間がいる。>>373


>>373

1.ボクが手を引いてこよう
2.幸子、頼めるかい?
3.他にモビルスーツは?それで道を拓く

1

飛鳥「もう一人、共に来るべき仲間がいる。ボクが手を引いてこよう。大尉、万一の場合は百式だけでも宇宙へ」

クワトロ「ジョイントを外してくれ!」

ヒッコリーの隊長「駄目です」



ベルトーチカ「アムロは輝子さんを乗せたまま戦っていたんでは…ああっ!?」

ハイザック兵「羽虫が!」

ベルトーチカ「うあっ!ぐっ!」

バシィン

ベルトーチカ「アムロ!」

アムロ「落ちろ!」バババババ

ハイザック兵「うおおっ!?落ちる~!」

アムロ「何で地上に降りなかったんだ!?」

ベルトーチカ「輝子さんが乗っているんでしょ?カウントダウンが始まる頃よ、どうするの?」

輝子「も、もういいよ…アムロ…」

アムロ「バカを言え!まだ時間はあるな」

ベルトーチカ「4、5分はあるはず」

アムロ「ヒッコリーはどこだ?」

ベルトーチカ「向かって左下よ」

アムロ「あそこか?…輝子、餞別だ。何かの役に立つ」

輝子「アムロ…」

アムロ「この拳銃は、前の一年戦争のときに、ジオンのシャアと撃ち合ったものなんだ」

輝子だ、大事な友だちじゃないのか…?

アムロ「パイロットになるんだろ?」

カツ「…うん」

ブラン「もう時間の問題だよ。モビルスーツが出て来ないということは、やはり下ろしたか?ん?」

飛鳥「しつこいんだ。キミも、その前も」チュドーン


ハヤト「モビルスーツは出られないのか!」

アウドムラナビゲーター「今、2機出ます」

ハヤト「無人機をドダイに乗せて出せ!ダミーになる。ここは任せる」

アウドムラナビゲーター「どちらへ?」

ハヤト「モビルスーツデッキだ」


クワトロ「アムロ、飛鳥はスードリに捕まったのか?」

アムロ「この霧です。大丈夫です。輝子を頼みます。これ以上ハヤト達に笑われたくはない」

クワトロ「シャトルがやられたら、何にもならん」

アムロ「守ってみせる。クワトロ大尉は、宇宙でやることが山ほどあるはずだ」

クワトロ「飛鳥も回収できずに。ん?輝子君…」

ジャキッ

輝子「クワトロ大尉は…エゥーゴにとって大切な人だ…アムロ、シャトルを守って…。大尉は…コクピットへ。慣れてないから、ほんとに撃っちゃうかも…フヒ」

クワトロ「わかった、守りは飛鳥とアムロ君に任せよう」

幸子「>>378


00~30 ボクを忘れてもらったら困りますよ!飛鳥さんを連れ戻してきます!
31~99 飛鳥さん…早く戻ってきてくださいよぉ…

はい

幸子「ボクを忘れてもらったら困りますよ!飛鳥さんを連れ戻してきます!」

クワトロ「幸子!」

輝子「幸子ちゃん…?」

幸子「輝子さん!ボクたちみんなで上がるんですからね!ドダイ借りますよ!」



ハヤト「真っ直ぐに出せば敵に当たる!無人だからとなめるなよ!1機でも落としてくれ!」



クワトロ「アウドムラが攻撃を受けているのか?」

シャトルパイロット「大した数ではありません」

クワトロ「…輝子君。古いロケットのGはきついぞ」

輝子「し、知ってる」ジャキ…

クワトロ「拳銃は安全弁を外さんと撃てない。あとは天に運を任せる。銃は大切にするのだな」

輝子「…はい」

シャトルパイロット「カウントダウン、180」

クワトロ「怖くないか?」

輝子「大丈夫、です…」

クワトロ「…私は怖い。動いている方が怖くなくていい」

飛鳥「やはり、速い!」

ブラン「ここまでだな、こういうときは機動性に優れたアッシマーの方が!ん!?」

アムロ「飛鳥君!気合がぼけているぞ、聞こえているか!」

飛鳥「輝子は?」

アムロ「宇宙に帰す!」

トガーン

飛鳥「ドダイに!」

アムロ「ああ!」ドシンッ

アムロ「君は間に合わない。次のチャンスまで傍にいてくれ」

飛鳥「覚悟はしていたさ。まずは目の前のこいつだ」

幸子「ちょぉーっと待ったー!」

アムロ「幸子君!?何をしている!」

幸子「飛鳥さんにも、飛んでもらうんです!」

アムロ「間に合わん!」

幸子「やってみないと!」

ブラン「何を話しているのか知らないが」ドチューン ドチューン

アムロ「飛鳥、正面やや下、バズーカだ」

飛鳥「くっ!見えない!」

アムロ「撃て!」

ビシューン

ブラン「当たるかよ」

幸子「飛鳥さん、多分、ここです!」ビシュシューン

アムロ「いけ!」

飛鳥「幸子!」ビシュシューン

ヒッコリー通信員「アーガマのレーザー発信はキャッチしてます。リアクションがありますから」

ヒッコリーの隊長「クワトロ大尉に伝えてくれ、リック・ディアスとガンダムMk-II、Mk-IIIはカラバで使わせてもらうと」

シャトルパイロット「了解。カウントダウン、95」


ベルトーチカ「アウドムラ!?まずい!」

アムロ「カウントダウンは始まっているはずだ。もう一息か」

飛鳥「やってみなければ、か。実践主義、いい言葉だよ」シュゴオォン

アムロ「飛鳥!?」

ハイザック兵「他の連中はどうした?うわっ!?」

幸子「ランドセルだけを切った!?」

ベルトーチカ「アムロ・レイが!」

飛鳥「ベルトーチカはアウドムラへ!邪魔だ!」

ハヤト「コメット収容だ!」

アウドムラナビゲーター「はっ」

ハヤト「収容後、高度を落とせ。海上に脱出する」

アウドムラナビゲーター「はっ」

ブラン「あれか?今のドダイは囮か!」

幸子「フフーン!こっちですよ!」ドチューン

ブラン「ちぃっ!?」

アムロ「後ろにも目を付けるんだ!」

飛鳥「難しい注文だね!」



輝子「二人…間に合わないな…」

クワトロ「あぁ、しかし君と同じで必ず戻ってくる」


幸子「アムロさん、もう無理です!地上すれすれですよ!」

アムロ「敵はパワーダウンしている、押し込め!見ろ!」

ブラン「アッシマーの飛行性能はこんなもので…こんなもので…!」

アムロ「二人共、撃て!」

Mk-II、Mk-III「」ドドドドド

ブラン「くううぅお!」

幸子「お、落ちてきますよ!?」

アムロ「飛鳥、逃げろ!」

飛鳥「取りつかれて!?」

ブラン「死に土産をいただく!」ガッシィ

幸子「飛鳥さん…!」



輝子「シャトル、発射…」



飛鳥「…っ!アームが弱っているね!」スルッ

アムロ「そこぉ!」ズバンッ! ザグゥ!

ブラン「おおっ!アッシマーがぁぁ!」


ボオオオオン

ザブゥゥゥン



ベルトーチカ「アムロのリック・ディアスは!?」

飛鳥「大丈夫、ヒッコリーのクルーが彼を水底からすくい上げた」

ベルトーチカ「アムロ…さんは、無事なのね」

幸子「すごいですよねー。さすが、ブライトキャプテンといっしょに戦っていただけあります!」

ベルトーチカ「私も見たわ。第一印象を取り消さなくてはね」

飛鳥「えぇ。そうでしょうね」

ベルトーチカ「眠りから覚めたアムロ・レイ…。怯える男は嫌いだけど、好戦的なのも嫌ね」

飛鳥「ニュータイプであるならば?」

ベルトーチカ「ええ、もちろん」

幸子「来ました!」

ベルトーチカ「アムロ、アムロ!」

アムロ「ありがとう、ベルトーチカ。泣くことなんか…」

アムロ「二人共、よくやってくれた」

飛鳥「いえ、ありがとうございます、アムロ・レイ大尉」スッ

アムロ「いや」ガシッ


ハヤト「ほう、カイからの情報か?」

ノーマン「はい、捕信もこれ以上はできませんので、アメリカ大陸からは離れた方が良いと思われます」

ハヤト「そうだな。ホンコンのルオ商会との連絡は?」

ノーマン「ヒッコリーからは無理です」

ハヤト「わかった、独自にやろう。ご苦労様」

ノーマン「では失礼します」


ハヤト「カイからだ」

アムロ「ほう。カイ・シデン」

ハヤト「開けようか?」

アムロ「あぁ」


飛鳥「宇宙か…。みんな…」

次回予告

日本から出撃をしたモビルスーツは、新しい敵であった。
そのパイロットは南条光。
彼女が今までと違う敵であると分かるまでに、
アムロはミライ親子と再会をし、
そして飛鳥達の戦い方に苛立つのだった。
次回、アイドルマスターシンデレラガンダム、ホンコン・シティ。
君は刻の涙をみる…。

いつの間にかトリップが行方不明になる事件が多発しています

ここまでで質問があればお答えします

>>356のカミーユは幸子と飛鳥どっち?

>>390
× ベルトーチカ「あなたは前にカミーユと同じことをやっているのでしょ?」
○ ベルトーチカ「あなたは前に飛鳥さんや幸子さんと同じことをやっているのでしょ?」

こうですねご指摘ありがとうございます

スードリクルー「ハイザック収容、完了しました」

ベン・ウッダー「ハワイ経由で日本に向うぞ!」

スードリクルー「はっ!」

ベン・ウッダー「ムラサメ研究所に打電して、ブルターク少佐の弔い合戦の戦力を出させる!」



ベルトーチカ「ティターンズは戦力を分散させていると聞いたわ。でもニューギニアなんて話は…」

アムロ「あるよ。有り得るから良いチャンスなんじゃないか。ニューギニアを叩いて、エゥーゴをアピールするのさ」

幸子「エゥーゴの存在をアピールする?」

アムロそうしないと我々は無駄死にをする」

アムロ「いや、これはカツが言ってたことなんだが、引っ越したばかりのニューギニアなら叩きやすい…それに宇宙に出るシャトルもあるだろう?」

飛鳥「しかし、ドダイが足りない。ボクらが獅子であっても頑強な壁は超えられない」

ハヤト「なら~、カイの紹介してくれたルオ商会に接触するしかないか?」

アムロ「信用できるのかい?ルオ・ウーミンという男は?」

ハヤト「そういう話だよ」

アムロ「…ベルトーチカはどう思う?」

ベルトーチカ「何をやるにしても、装備の補給は必要でしょ」

ハヤト「よしっ!ニューホンコンに進路変更だ!」

飛鳥(かつての英雄もまた、一人の男と言うわけだ)

スードリクルー「ムラサメ研究所の第3便です!この便で、大型モビルスーツ来ます!」

ベン・ウッダー「前の便のブースターは、機首へ押し込んでおけ!」

スードリクルー「何でシャトル用なんかくれたんでしょうねぇ?」

ベン・ウッダー「邪魔だからだ。…来たか。なんという大きさだ…」

スードリクルー「モビルアーマーをキャッチ!支えきれません!」

ベン・ウッダー「落ちるか!スードリーの格納庫にも入り切らんとはな。ふふふふっ」

-スードリ 格納庫-

ベン・ウッダー「ご苦労」

ナミカー・コーネル「ナミカー・コーネルです。ムラサメ研の主任インストラクターです」

光「同じく、フォウ・ムラサメ少尉」

ベン・ウッダー「女か。若いな」

光「大尉、お願いがあります」

ベン・ウッダー「何か?」

光「モビルスーツの出撃後は、私の自由にやらせてもらいたいんだ」

ベン・ウッダー「どういうことだ?」

光「私、人の指図では動けないんだ」

ベン・ウッダー「自信も結構だが、ここは軍隊だぞ!」

光「許可が貰えないのなら…日本に帰る」

ナミカー「フォウ!?」

ベン・ウッダー「ふふふふっ。良いだろう。好きにやってみろ」

光「ありがとうございます」

幸子「…ん、んんっ。おはようございます飛鳥さん」ムクリ

飛鳥「ご覧、幸子、ホンコンだ。美しい街だ。コロニーとは全然違うな」


-アウドムラ ブリッジ-

ニューホンコンシティ役人「以上、記載事項に間違いは無いね?」

ハヤト「はい」

ニューホンコンシティ役人「ここでは武器の補給は一切禁止されている」

ハヤト「分かっています」

ニューホンコンシティ役人「よろしい」

ハヤト「あ、あの」

ニューホンコンシティ役人「何か?」

ハヤト「ルオ商会というのはどこに?」

-ルオ商会-

人々「おい、ちゃんと並べよ!」「そんな!これは正規のルートのパスなんだぞ!?」「もう1週間も待ってるんですよっ!何とかしてよっ!」

ガヤガヤ

ルオ商会窓口員「申し訳ございません。シャトルの便は少なくなっておりますので」

ベルトーチカ「ホントにここなの?」

アムロ「ああ、そのはずだ」

ハサウェイ・ノア「ふふふ、ふふふふ~ん」

アムロ「ん?」

ベルトーチ「カどうしたの?」

アムロ「ミライさん!」

ミライ・ノア「え?!あぁっ!アムロ!アムロなの!?」

アムロ「ええ、アムロ・レイです!」

ミライ「アムロ…」

アムロ「ミライさん、どうしてここに?」

ミライ「あなたこそ、シャイアンの仕事はどうしたの?

アムロ「お子さんですか?」

ミライ「アタシの子供よ。ハサウェイとチェーミン」

アムロ「やあ」

チェーミン「んちゃ」

ベルトーチカ「アムロ?」

アムロ「ああ、ミライさん、紹介します。ベルトーチカ・イルマです…エゥーゴの」ヒソ

ミライ「はっ!…ああ…」

アムロ「じゃあ、ホンコンでのお住まいは?」

ミライ「コーラルオリエンタル号って船なのよ」

アムロ「あぁ、港に停泊している、あの大きな?」

ミライ「ええ。そこがホテル代わり」

ベルトーチカ「失礼ですが、ここには何の目的で?」

ミライ「コロニー行きの切符の順番待ちなの。…勿論闇のチケットだけど」

アムロ「でも、宇宙に行ってもブライトさんに会えるって保証は…」

ミライ「それでも構わない。アタシはこの子たちを宇宙で育てたいのよ。それがブライトの希望でもあるわ」

アムロ「…そうなんですか」

ミライ「アムロはどうするの?このまま地球にいるの?」

アムロ「僕は…」

ミライ「あらあら」

チェーミン「はいっ」ハナチーン

アムロ「…ミライさん、母親ですね」

ミライ「もう7年よ。良くも悪くも人間は変わるわ。あなたはどうかしら?」

アムロ「…俺は」

ベルトーチカ「アムロ、時間が」

アムロ「分かってる。ここで待っててくれ」

ガヤガヤ

ルオ商会窓口員「2日後においで下さい」「やはりこの書類では…」

アムロ「済まない」

客「何だよ!?」

ルオ商会窓口員「割り込みは」

アムロ「ルオ・ウーミンさんに会いたいのだが」

ルオ商会窓口員「ええっ!?」チラッ

ステファニー・ルオ「……」キッ

客「こっちの用件がまだ済んじゃいないんだぞ!」

アムロ「すぐ終わるから。すぐ…なんだ!?いきなり何だ!?」

ルオ商会MPA「フンッ!」ボゴッ

ベルトーチカ「アムロ!」

アムロ「逃げろ!こいつっ!」ゲシッ

ドカバキ

アムロ「うっ、あぁっ!アウドムラに早く!」

ベルトーチカ「アムロ…!」スタコラ

ルオ商会MPB「逃がすか!」

ベルトーチカ「ふんっ!」キーン

ルオ商会MPB「ぐえええ!」

ベルトーチカ「行きましょう!」スタコラ

ミライ「ええ!」スタコラ

アムロ「早く!うぐっ!?うぅぅぅっ…」ガクッ

-ニューホンコン市街-

ミライ「はっ!あれは!?」

ベルトーチカ「早く!…ああっ!?何なの!?モビルアーマー!?」




光「どこだ…出て来いガンダムMk-II!」


 

-アウドムラ ブリッジ-

アウドムラクルー「未確認飛行物体、ニューホンコンに確認!」

ハヤト「未確認では分からん!機種は」

アウドムラクルー「モビルスーツにしては大き過ぎます!」

ハヤト「こちらのモビルスーツは?」

アウドムラ整備士「>>402が発進できます!」


>>402

1.ガンダムMk-II
2.ガンダムMk-III
3.ガンダムMk-IIとガンダムMk-III

3

アウドムラ整備士「ガンダムMk-IIとガンダムMk-IIIが発進できます!」

ハヤト「よしっ!発進させろ!」

幸子「うーん、肌がゾワゾワしますね。幸子、行きますよ!」

飛鳥「無粋だな。美しさもまた儚いということか。飛鳥、出る!」

ドシューン ドシューン



-スードリ ブリッジ-

ベン・ウッダー「これでよろしいですか?ナミカーさん」

ナミカー「実戦は初めてのフォウです。もしフォウが精神に破綻を来たしますと、味方にも危険が及びます」

ベン・ウッダー「強化人間もまだまだテストの段階と言うのですな」

光「…ドダイ・・・Mk-II、来たか!もう1機…?Mk-IIIとかいうやつ」

幸子「なんですか…?」

市民「うわぁ~っ!」「いやぁ~っ!」

飛鳥「幸子?…またキミだけが」

光「ガンダムMk-IIか!?」

キュオオオオン

幸子「う、ううぅ!なんですかこの感じはぁ!」

飛鳥「>>407


>>407

00~14 ん……ボクを…呼んでる?
15~64 幸子、落ち着くんだ!敵はまだ見えていないだろう!
65~99 う、うぅっ、何!?幸子から?いや、違う!

当たれ!

飛鳥「幸子、落ち着くんだ!敵はまだ見えていないだろう!」

サイコガンダムMA「」ゴウンゴウン

飛鳥「来た…!」



タッタッタッタッ

ベルトーチカ「…ミライさん?」

ミライ「何かしら?」キュウウン



パチッ ムクリ

アムロ「…幸子君…?いいや、違う。もっと、もっと違うものだ」

ステファニー・ルオ「お目覚め?ルオ・ウーミンに何の御用です?」

アムロ「あなたは?」

ステファニー「父に何の用です?」

アムロ「父?じゃあなたは…うぐっ!」

ステファニー「痛いですか?あんなに人の多い所で父の名を呼ぶ人には、ああするしかないでしょう」

ステファニー「ここはホンコンシティです。どこに敵がいるか分かりません」

アムロ「お父様には会えますか?」

ステファニー「私が父の名代です。用件はカラバに…?」

グラグラ

ステファニー「うあっ!」

アムロ「うぉっ!危ない!…あれは、モビルアーマー?」

ステファニー「…あなたも軍人なの?」

アムロ「えっ?」

ステファニー「いえ、軍人らしくないので」

アムロ「軍人だが」

ステファニー「だから、カラバなのね」

グラグラ

ステファニー「ああっ!」

アムロ「ぐぅっ、出よう!ここは危険だ!早くっ!」

飛鳥「こんな場所で…!」

幸子「ああ、もう!人が多すぎて何も出来ません!」

飛鳥「建物も何もお構いないしに!」

光「ははは!ガンダムMk-IIは何を迷っている」

幸子「飛鳥さん、追われてますよ!?」

飛鳥「わかってる!だからおびき出す!」ピシューン!

サイコガンダムMA「」パリーン

光「そんなもの!」

幸子「あれはビームバリア!?飛鳥さん早く街の外へ!」

光「踏み潰してやる!」ドシーン

飛鳥「うわぁっ!?こいつ人間か!?」ピョーン! ガシッ

幸子「上手いです!取り付いちゃえばもう!」

飛鳥「街には人が、ここのセカイがあるんだ!それを壊しちゃいけないんだ!」

光「敵が私に指図するのか!?」グイッ

サイコガンダムMA「」グルンッ!

飛鳥「振り落とされる!?」ズザザザ

逃げ惑う市民「うわぁ~っ!?」

ハヤト「アウドムラ移動だ!」

アウドムラクルー「ベルトーチカのボート、収容してます。終わり次第、出ます!」

ハヤト「どうも敵の目的が分からん。対空砲火を!」

ベルトーチカ「ハヤト艦長!」

ハヤト「戻ったか?」

ベルトーチカ「申し訳ありません」

ハヤト「んんっ?」

ミライ「ハヤト!」

ハヤト「あっ!…ミライ、ヤシマ。よし!アウドムラ発進!沖合いに移動だ!後続のモビルスーツはどうした?」

アウドムラクルー「ネモが2機発進できます!」

ハヤト「発進させろ!…アムロはどうしました?」

ベルトーチカルオ「商会で暴漢に襲われて…」

ハヤト「襲われた!?」

ミライ「ええ。でもその騒ぎのすぐ後に、黒いマシンが」

アウドムラクルー「ネモ、出ます!」

飛鳥「ボクを追うなら…こっちだ!」ゴオオオ ビシューン

光「逃がさない!」ゴオオオ ビシュシューン

幸子「ボクを無視しないでくださいよ!」ビシューンビシューン

光「うるさいんだよ!」ビシュシューン

幸子「拡散するんですか!?」

飛鳥「バーニアが!」ズザアア

光「こんなものか!ガンダムMk-II!見せてやる!」

サイコガンダムMS「」ガシイィィン

飛鳥「こいつも変形するか!」

光「ふふっ、はっはは!こういうことならば!」バシィィン



アムロ「何!?あれは!?」



幸子「ええーい!」ズバーン

光「うるさいと言っているだろ!」



アムロ「飛鳥、幸子っ!そんな戦い方で!あのマシンは倒せない!」



飛鳥「ここで撃たせるわけには…!」

光「変身したサイコガンダムにはやれるんだよ!」ビシュシュシューン

ニューホンコンシティ「」ドガアアアン



ステファニー「きゃあっ!」

アムロ「うっ!何てマシンなんだ!あんな巨大なものが歩けるのか!?」

サイコガンダムMS「」ドシーンドシーン

ステファニー「ティターンズの開発したマシン?」

アムロ「正規軍系列のものじゃない!」



飛鳥「やめろぉ!」

光「指図するなと言っている!」

幸子「ん…飛鳥さん!街にアムロさんが!」

飛鳥「何をやっているんだあの人は!」ビシューンビシューン

光「ふっふっ」パリーン

飛鳥「戦うのならどこでやっても戦える!何だってこんな所でっ!」

光「これは戦争だ」ガシッ ガシィン グルーン

飛鳥「ううっ!」ブワアアン

光「はっはっはっは!何がモビルスーツだ!何がMk-IIだ!所詮人形じゃないか、あんなもの。うっ!」キィーン

ネモ隊「」ピチューン ピチューン

光「人形の癖にっ!」ビシュシューン

ネモ「」バキーン

光「あ、ああ…」

ネモ「」フラフラ ドガーン



アムロ「ネモも来たのに、何をやっているんだ!?」

ステファニー「いつまでもこんな所をウロウロしているの?」

アムロ「街の外に出て戦ってる暇は無いんだよ!二人の戦い方は間違っている!」

ステファニー「あなたもただの軍人ね。こんなところで戦術論?」

アムロ「あっ、ステファニー!あんな戦いを見れば、言いたくもなる!」

ステファニー「けれどあなたは変よ。戦いに吸い寄せられて行く。それでは全体的な物の見方はできないわ」

アムロ「パイロット上がりだ!何故いけない!?」

ステファニー(悲しい人ね)



飛鳥「幸子!また飛ぶよ!」ヒュオオン

幸子「こういうの、合体攻撃って言うんですかね!」ギュオオオ

光「ああっ!こいつらには生気がある!」キュウウウン

サイコガンダムMS「」ビシュシューン

幸子「>>419


>>419

00~49 フフーン!当たりませんよ!目を狙いますよ、飛鳥さん!
50~99 ここで当たっちゃうんですかボク!?

幸子は当たるのがよく似合う

幸子「フフーン!当たりませんよ!目を狙いますよ、飛鳥さん!」

飛鳥「よし!飛んできた!行けえーっ!」



どちらの攻撃が当たった?

>>423

1.飛鳥のビームサーベル(命中以外の判定あり)
2.幸子のビームサーベル
3.二人のビームサーベル(命中以外の判定あり)
4.二人のビームサーベルがコックピットに直撃

3

幸子「てやぁー!」キュウウウン!

光「うっ!ふあぁ!?」キュウウウン!

飛鳥「>>426

光「ううううっ!」ギュオオオ…

光「何、このザラッとした感覚は!?こんな感覚を持った敵がいるのか…気持ち悪い…」

幸子「逃げちゃいましたね…何だったんでしょう。急に」

飛鳥「>>426


00~45 掠った!?+尻尾を巻くとはこのことかな。街は……帰ろう
46~60 ぐうううううっ!?キミは、誰だ!?+はぁ、ふぅ…
61~99 これは…キミは…光?+…何かに怯えているのか?キミは

ニュータイプ覚醒判定?

NT

>>425
はい
宇宙でもないのにとか、許してください



ベン・ウッダー「何故ガンダムに止めを刺さなかった?余裕かね?」

光「サイコガンダムを使わない者に…あの不愉快さは分からない…」

ナミカー「フォウ!上官に何を言うのです!」

光「お前に分かるか!蛇が頭の中でのた打つような感覚!」クルッ

ナミカー「フォウ!」

光「あんな感覚…分かってたまるか…」スタスタ

ハヤト「補給をありがとうございます、ステファニーさん」

ステファニー「これが私の仕事です。アムロさんでしたっけ?あの方によろしく」

ハヤト「はっ、はいっ!」



ベルトーチカ「ご主人は宇宙に?」

ミライ「ありがとう。あの人は7年間、ずっと鬱屈していたわ。それを今、宇宙で晴らしているのよ」

ベルトーチカ「でも…本人は良いとしても、奥さんは地球に残されて大変ね」

ミライ「私は構わないわ。私は、主人の考えていることが手に取るように分かるの。主人が今、何を考え、何を私に訴えかけようとしているのか…だから不安は無いわ」

ベルトーチカ「ニュータイプなのですか?ミライさんも?」

ミライ「違うわよ」

ベルトーチカ「子供は両親がいてこそ育つのではなくて?」

ミライ「そうよ。私は夫の影を、子供たちにいつも投影しているつもりです。お父さんがいるから大きくなれるのよと教えています。そうすれば子供たちは父親を感じてくれます」

ベルトーチカ「親の身勝手な解釈ね」

ミライ「夫婦ってね、信頼があるとちゃんと夫の影が映ってるものなのよ。それを子供は、分かってくれるわ」

幸子「うぅ…まだ肌に張り付いてるような気がします」

アムロ「君は感じたのか?あの感覚を」

幸子「え、あ、ああ、はい」

飛鳥「……あなたは、何を見たと言うんです?」

アムロ「見ていられない戦いだな。ふっ、冗談さ。怖い顔するなよ」

飛鳥「ボクには、あの美しい街を壊せないな」

幸子「民間人だってたくさん…」

アムロ「ならば、ニューギニアのティターンズ基地には宇宙に行けるシャトルかロケットが必ずある。それを奪って宇宙へ戻るんだ」

幸子「アムロさん、怒ってます?」

アムロ「そういうわけじゃない。敵と感じ合うあのセンスを持っているなら、エゥーゴの為の良いパイロットになれるだろう」

幸子「ボクが感じていたのは、あの敵。まあそうですよねぇ…」

飛鳥「……」

アムロ「何よりも宇宙にいれば地球のことがより良く見えるようになる」

飛鳥「…うん」

アムロ「僕の二の舞だけは踏むんじゃない。重力というやつは、本当に人間の心を地の底に引き込む力があるようだ」

幸子「え、ええっと」

飛鳥「本当にそうなのかな」

アムロ「…そうさ」

飛鳥「でも、魂を生んでくれたのも、地球ではないのかな」

アムロ「あぁ…そうも考えられるな」

幸子「二人のセカイっていうやつです?これ」

飛鳥「蚊帳の外にするつもりはないよ。幸子もいつでも入ってくるといい」

幸子「ま、まあできたらでいいですよ」

三人「あはは」

飛鳥(あのガンダム、パイロットは…)

ホンコンに着いたアムロは、宇宙へ行くために船の便を待つミライ親子と出会った。
その頃、スードリを発した巨大なモビルスーツ、サイコガンダムがホンコンに侵入をして、飛鳥はその敵に、かつての友の影を見るのだった。

-スードリ 海上-

ナミカー「フォウ、戻りなさい!勝手な行動をするならば、記憶を戻しませんよ!」

光「……」ザッパーン ザババババ

ナミカー「あなたはサイコのパイロットでしょう!?ふん、連れ戻さなければ」

-コーラルオリエンタル号-

ハサウェイ「それっ、チェーミン!」

チェーミン「あはははははは!」

ミライ「私に、アウドムラに乗らないかというのはあなたの考え?」

アムロ「そうです。でもハヤトだってそう思ってるはずです。宇宙行きの切符はまだ取れないんでしょ?」

ミライ「とってもありがたいと思うのよ、でも…」

アムロ「戦局が悪化すればするほど、宇宙に出るのは難しくなりますよ。そうなればいつまたブライトさんに…」

ミライ「主人には会いたいわ。でも、そのために子供達を戦いに巻き込むようなことはできないわ」

ハサウェイ「それー!グライダー!」

チェーミン「あんっ!ああー!」コケッ

ミライ「もう少し考えさせてちょうだい、アムロ」

アムロ「ミライ…」

チェーミン「お母さん、グライダーが飛んじゃった」

ミライ「あらあら」

ベルトーチカ「アムロ、もう行かないと」

アムロ「明日の朝にはアウドムラはここを出ます。だから…」

ミライ「ありがとう、アムロ」


光「おもちゃのグライダー…?」ヒョイッ
 

チェーミン「お兄ちゃーん、さよならー」

ハサウェイ「さよならー」


ベルトーチカ「あの人達は軍人でもエゥーゴでもないのよ。なんでアウドムラに乗せようって言うの、アムロ?」

アムロ「君にはわからないことだろうが…」


光「アウドムラ?アムロだって…ん?」

チェーミン「お兄ちゃんの飛行機だ、それ」

光「もう失くすんじゃないよ?」

チェーミン「ありがとう、お姉ちゃん」

ミライ「ご親切に、ありがとうございます」

光「…いや、いいんだ」

ミライ「良かったわね、グライダー見つかって」

チェーミン「うん!」

光(この女は誰だ?あれが、アムロ・レイ…)

ベルトーチカ「だからねアムロ!」

飛鳥「帰らないのかい?」

ベルトーチカ「飛鳥さん、なんであなたがこんなところに?」

飛鳥「ハヤト艦長から言われてね。アムロさんが黙って出かけるんだ。誰だって心配するさ」


光(やはりアムロ…だったら、ガンダムMk-IIを操っていたのもアイツ…)


ベルトーチカ「アムロの引き止め役の私がいるんだから安心でしょう?」

飛鳥「それなら、早く戻るべきじゃないかな」

ベルトーチカ「戻るわよ」


光(を不愉快にさせたのはアイツか)


飛鳥「…街にいるわけがないか」スタスタ ガチャバタン ブロロン

-スードリ 海上-

ザババババ

スードリクルー「マリンハイザック3機、発進完了しました」

ウッダー「よし、これで満足いただけましたか、コーネルさん?」

ナミカー「感謝しています。こんなに人員を割いていただいて。なにしろフォウには大変な資金を投入していますから。うぅぅ。船酔いが…」

ウッダー「特務のみなさんに、迷子探しをお願いするのは心苦しいのですが、こちらも余裕がないのです」

ホンコン特務A「いや、こちらも良いチャンスです。フォウの動きを利用して、アウドムラを無傷で手に入れられれば、ホンコンは焼けずに済みます」

ホンコン特務B「ティターンズに対して、ホンコン特務としても、実績を示さねばなりませんからね」

ウッダー「フォウが強化人間として完成していれば、必ず敵と接触するだろう」

ナミカー「ムラサメ博士は、有能な方です。うっ、うぅぅ」

光「ねぇ、そこの君だよ」

飛鳥「ボクを呼んだのかい?…っ!」

光「旧市街まで乗っけてくれないか?」

飛鳥「あ、あぁ…構わないよ」

光「うん、助かる。あの恋人たちと知り合いなの?仲良さそうだったね」

飛鳥「知らないな、傷を舐め合うような男女なんてね」

光「ん?あぁ、そういうこと?」

飛鳥「ふふ、そういうこと」

光「あはは、嫌だね」

飛鳥「ふ、そう思うよ」

ブロロロロロ

連邦兵『フォウは、移動開始。アムロ・レイは、コーラル・オリエンタル号に泊まっている、二人の子供を連れた女性と、個人的に関係ありです』

ウッダー「…ふむ、これでいくか」

飛鳥「グライダー、好きかい?」

光「空飛ぶものは好きだよ。ヒーローみたいだ」

ブロロロロ

飛鳥「ヒーロー、か。ボクは飛鳥、二宮飛鳥」

光「私は、フォウ・ムラサメ」

飛鳥「フォウ・ムラサメ…難しい名前をつけられたんだね」

光「仕方ないさ、そう付けられてしまったから」

飛鳥「ふふっ、それもそうか」

光「飛鳥、か。いい名前だと思う。自分の名前、好きなんだね」

飛鳥「どうして?」

光「顔に書いてあるよ」

飛鳥「キミは、見ているんだね、やはり」

ミライ「どうすればいい、ブライト。あたし達…。宇宙に行かない方がいいのかしら」

ハサウェイ「お母さん、洗濯物持ったよ」

ミライ「チェーミンの分も?」

チェーミン「はーい」

ミライ「偉いわ、チェーミン。さ、行きましょ」

ガチャ

黒服「へっへっへっ」

ミライ「はっ!あなた達…。ああっ!?」

ハサウェイ「やめて!何すんの!」

ミライ「子供には手を出さないで!」

ウッダー「了解だ」

ナミカー「フォウが捕まったんですか」

ウッダー「放送局と、ここの無線を繋げられますか?」

ホンコン特務A「簡単なことです」

ナミカー「フォウはどうなってるんですか?」

ウッダー「エゥーゴの首根っこを押さえられる時です。作戦を開始すれば、出て来ます」

-旧市街-

飛鳥「まだ、行くかい?」

光「うん」

飛鳥「どこまで?」

光「飛鳥の行くとこならどこへでも行くよ。さっきの人がいるところでもさ」

飛鳥「フォウは、アムロのファンなのかな」

光「だったらどうだっていうのさ」

飛鳥「少し、妬いてしまうかも」

ブロロロロロ

光「あはは、本気にした?」

飛鳥「いいや」

光「ふふ、ごめん、ほんとは人を探してたんだ」

飛鳥「誰を?」

光「あたしを、知ってくれている人。飛鳥は、あたしを知ってる?」

飛鳥「そうだね。キミはボクを知らないけど、ボクはキミを知っているんだろう」

光「えっ?」

飛鳥「…聞こうか」

パチッ

ウッダーの放送『エゥーゴ並びに、その関係者の諸君に聞いてもらいたい。自分は、スードリの艦長代理、ベン・ウッダー大尉である』

飛鳥「何だ?」

ウッダーの放送『諸君が24時間以内にアウドムラを当方に引き渡さない場合は、このニューホンコンの無差別攻撃を開始する』


-海岸-

ベルトーチカ「アムロ!

アムロ「ん?」

ベルトーチカ「こっち!車!」

ウッダーの放送『諸君が卑怯にも、攻撃を掛けてきた場合は、人質の命は保障しない』

アムロ「何だと!?」

ウッダーの放送『人質はかつてのホワイト・ベースのキャプテン、ブライト・ノアの夫人、ミライ・ヤシマと、二人の子供だ』

アムロ「…!」タッタッタッタッ

ベルトーチカ「アムロ!」

アムロ「君はアウドムラに連絡しろ!」

ベルトーチカ「どうするの!?」

光「飛鳥は、エゥーゴなんだ」

飛鳥「拾われてね」

光「モビルスーツには乗る?」

飛鳥「一応ね」

光「ここで降りるよ」

飛鳥「危険だから。気を付けてほしい」

光「ありがとう。また、会えるかな」

飛鳥「会えるさ」

光「…会いたいな。ごめん」タッタッタッタッ

光「私はこういうやり方は大嫌いだって、ベン・ウッダーに伝えてくれ」

連邦兵「嫌ならば作戦に参加しろよ」

光「あんた達が勝手にやってる仕事だろ?」

連邦兵「敵前逃亡罪で銃殺刑だぞ!」

光「敵情を調べてたんだ」

連邦兵「こっちの仕事は関係ないってんだな?」

光「あのな、私がアウドムラのパイロットを、ここに足止めにしていたのを見ていただろう?」

連邦兵「あいつ、パイロットか?」

光「当たり前だ」

-アウドムラ-

ステファニー「アウドムラで交渉に出るなどと、みすみす敵にこのガルダを渡すことになります」

ハヤト「しかし、人質を取られているんです」

ステファニー「3人や4人の人質…」

アウドムラナビゲーター「電話回線が回ってきました」

ハヤト「ちょっと待ってください。 ハヤトだ」

ベルトーチカ『ベルトーチカです』

ハヤト「非常識だぞ、電話を使うなんて。すぐ切るんだ」

ベルトーチカ『アムロさんが、アムロさんが敵のホバーに向かいました。あたしが止めるのも聞かないで。アムロは一人で…う、うっ』

ハヤト「わかった、ベルトーチカ。君は真っ直ぐ備蓄基地に戻るんだ。いいね?」

ステファニー「なんでこうも人情に流されるのです?エゥーゴの志を忘れないでください」

ハヤト「忘れてはいませんよ」

ステファニー「そちらに行きます」

ハヤト「アウドムラ移動だ」

アウドムラナビゲーター「はっ」

ステファニー「どのように大切な人か知らないが、ホンコンを火の海にする訳には…。ルオ商会の備蓄基地までは巻き添えにしないでください」

ハヤト「わかってます」

-海上 クルーザー-

アムロ「そちらの責任者を出してもらいたい」

ウッダー「私がそうだ。人質交換と言うが、どういうことだ?」

アムロ「私はアムロ・レイ大尉だ。人質としては不足がないはずだ」

ウッダー「間違いないのか?」

ホンコン特務「あの顔には見覚えがあります」

アムロ「そちらも、女子供を人質に取る卑怯者とは言われたくはないだろう?」

ウッダー「わかった。あの親子を連れて来い」

ホンコン特務「はっ」


ミライ「アムロが来たと言うのは本当ですか?」

ホンコン特務「声が聞こえたろう?」


ミライ「アムロ!」

アムロ「ミライさん!アムロアウドムラにはいいパイロットもいます。さ。早く陸へ!」

ミライ「え、えぇ!」ザバババ

マリン・ハイザック「」ガシッ

ミライ「ああっ!」

-海岸-

ガヤガヤ

光「んっ…邪魔が多い…どの船だ?」

 

-アウドムラ ブリッジ-

アウドムラナビゲーター「ホンコン市長からです」

ステファニー「アウドムラです。ステファニー・ルオです」

ハヤト「各モビルスーツはいつでも迎撃体制が取れるように」

ステファニー「アウドムラはルオ商会の名誉に掛けて、ホンコンから脱出させます。それでホンコンは戦争に巻き込まれずに済みます」



-市街地-

ブロロロロロ

ウッダーの放送『ホンコン市の提案は、我々を侮辱したものである。アウドムラがそのままホンコンを脱出したら、人質の4人を、虐[ピーーー]る予定である』

飛鳥「人質が増えた?アムロさん…?」

ウッダーの放送『次に、ブライト・ノア夫人の命をもらう』



-海岸近く 公園-

光「私はパイロットとして戦えるというから、この作戦に…。何よりも、ムラサメ研究所には私の大切なものがあるんだ。それを取り戻すために、ベン・ウッダーのような俗物に邪魔させる訳には…」

 

× ウッダーの放送『ホンコン市の提案は、我々を侮辱したものである。アウドムラがそのままホンコンを脱出したら、人質の4人を、虐[ピーーー]る予定である』
○ ウッダーの放送『ホンコン市の提案は、我々を侮辱したものである。アウドムラがそのままホンコンを脱出したら、人質の4人を、虐殺する予定である』

-アウドムラ-

飛鳥「ハヤト艦長!」

幸子「飛鳥さん、こんな時に!」

飛鳥「すまない幸子、状況は?」

ハヤト「アムロがミライと交代するために行ったのだが、開放してはもらえなかった」

飛鳥「甘いんだね。アムロさんも。子供と同じだ」

ハヤト「そう言うな、飛鳥。下手な手出しは人質の命に関わる」

幸子「海の中にモビルスーツがいるみたいなんです」

ステファニー「スードリも罠を貼っているかもしれません…」

ハヤト「気づかれれば終わる。行けて一人だ。飛鳥、幸子」


どちらが救出作戦に出動する?

>>455

1.飛鳥
2.幸子
3.二人一緒に

幸子「ボクが行きます!ブライトキャプテンの奥さんを助けないといけないんですから!」

ハヤト「あ、ああ」

幸子「水中用に調整されたモビルスーツはないんですから、変わらないですよ」

ステファニー「幸子、国際都市のホンコンをどうか」

ハヤト「ミライもアムロも大切な人だ」

飛鳥「幸子、キミの持つセンスなら」

幸子「フフーン!ドーンと任せてください!」

ステファニー「しかし作戦は…」

ハヤト「アウドムラを囮に使う」

飛鳥「あぁ」

幸子「ハヤト艦長、発進のタイミングだけはお願いしますね!」

ハヤト「了解」

ウッダー「出て来たか、素直だな。死なずに済んだようだな、大尉」

アムロ「アウドムラが来たのか?」

ホンコン特務「降伏のようですな」

ウッダー「スードリを呼んで回収作業をさせよう」



幸子「フフーン。案外お馬鹿さんが多いんですね!一つ目!」ボゴオォン

ザッパーン

ウッダー「なんだ!?」

アムロ「えいっ!」

連邦兵「うわぁ!?」

ミライ「きゃあっ!」ザババ

ウッダー「人質を逃がすな!捕まえろ!」

幸子「アムロさん、逃げられましたか!?」ボゴオォン

ザッパーン

ウッダー「うおぁぁ!」

幸子「ミライさんは…?よかった、アムロさんも一緒ですね」

マリン・ハイザック兵「こいつ!」

幸子「あとは…」ドゴォォン

ザッパーン

幸子「ボクが活躍するだけですね!」


アウドムラクルー「ボート回収しました!」

ハヤト「各モビルスーツ、出撃用意!アウドムラ、離水用意!」

アウドムラナビゲーター「はっ!」

-クルーザー-

ウッダー「何をする、ナミカー!?」

ナミカー「人質に逃げられた以上、私達の作戦は失敗です!」ザババババ

ウッダー「…気持ちは悪くはないのか?」

ナミカー「えっ?あ…えぇ」



-公園-

光「くっ、うぅ…頭が…。ガンダムは…私の…うぅ」

光「…この頭痛を治すためにはあのコーネルから離れられないのか。うぐっ!」

光「楽なときがあると、その後でいつもこれだ。ぐっ。あっ」

バタリ

幸子「フフーン!ボクを褒めてください!」

飛鳥「すごいよ、幸子は。アムロさんも言っていた。キミはエゥーゴを導く存在になるのかもね」

幸子「そ、そこまで言っちゃいます?まあ、カワイイボクに皆さん付いてくること間違いなしですけどね!」


アムロ「いや、本当にすごいよ、彼女は」

ミライ「アムロのような子?」

アムロ「いや、違いますね。でも、僕よりずっと見込みがある」

スタスタ

ベルトーチカ「あなたがいけないのよ!あなたが現れてからアムロはエゥーゴのことを忘れて、こんな危険なことをやってしまうのよ!」

ミライ「違うわ。アムロはそんな弱い人ではないわ」

アムロ「ベルトーチカ、もういい」

ミライ「ん?ハヤト!」

ハヤト「ご無事で、ミライ!」

ミライ「ありがとう、ハヤト。アムロと幸子さんががんばってくれて」

ステファニー「幸子、見事でした」

幸子「フフーン、それほどでもないです!」

飛鳥「調子に乗りすぎるのも、キミのいいところだけど。それが弱さにならないようにしてほしいな」

飛鳥(強さや弱さ、そんなものがわかる人はいるのか、知らないけど。ただ、ボクは弱いんだろうね)


飛鳥「ボクはキミを知らないけれど、ボクはキミを知っているさ。光」

次回予告

飛鳥と光が、与えられた短い時間の間に、
新しい記憶を手に入れることは出来ない。
ホンコンの火の中に、青春の甘酸っぱい濁りが消えていく。
二人は、敵と味方に別れていく宿命だけを見る。
次回、アイドルマスターシンデレラガンダム、シンデレラ・光。
君は刻の涙をみる…。

質問や気になる点があればお答えします

飛鳥はどうしてニュータイプに覚醒したの?

>>464
元々ニュータイプとしての素養はあったので
幸子と光の共振に当てられて能力が目覚めたという設定です
>>401で1を選んだ場合は覚醒判定1回、2を選んだ場合は覚醒判定がありませんでした




シンデレラ・光


 

ベルトーチカ「退去?どういうことなのです、ハヤト艦長?」

ハヤト「ホンコン市長から命令が出たんだ。今夜中にここを出ろと」

ベルトーチカ「そう言われても仕様がありませんね」

ハヤト「12時までは今日の内さ」

ベルトーチカ「でも荷物はまだあるようですよ」

アウドムラ「ナビゲーター「艦長、ルオ商会から物が届きました」

ハヤト「最終便か?」

アウドムラナビゲーター「いえ、まだです」

幸子「飛鳥さん!手が空いてるんだったら手伝って下さいね」

飛鳥「ああ」

幸子「どうしたんですか?ボーっとして、何も見てないなんて飛鳥さんらしくくないですよ」

飛鳥「…幸子、光にあったよ」

幸子「光って、南条光さんですか?まさか、あの人が生きていて、それもどうして地球に?」

飛鳥「わからない」

幸子「本当、なんですね?」

飛鳥「言ったろう」

幸子「アムロさん」

アムロ「遊んでいるとハヤトに叱られるぞ」

飛鳥「サボっているわけじゃない。いつも以上に考えていたよ」

アムロ「何を?」

飛鳥「昔の仲間のことを」

アムロ「ほう?会えたのか?」

飛鳥「そうだね。言ってみると、彼女に引かれ、引かれ合った。そんな感覚…経験あるんだろう?」

アムロ「ニュータイプだと?違うな。洞察力の優れた人間なら、初対面でも分かり合えるさ。まして君のような」

飛鳥「いいや、引っ張られるような感覚と言った方が正しいかな」

アムロ「引っ張られるような?…飛鳥君、危険だ。その人物には近づかない方がいい」

幸子「むっ、聞き捨てならないですよ。仲間というのはボクにとっても同じなんですから」

飛鳥「何故かな?」

アムロ「理由はない」スタスタ

幸子「ちょっと、待って下さいよ!」

ミライ「お待ちなさい。アムロを一人にしておいてあげて」

幸子「ミライさん…」

飛鳥「ミライさんは彼と一緒にホワイトベースで戦っていたんだろう?聞かせてほしいな。話を」

ミライ「ジオンのパイロットのことを?」

幸子「どういう敵だったんですか?」

ミライ「ごめんなさい、そこまでは知らないわ。でも、ララァという人は、死んでしまったのにアムロを決定的に、現実世界から引き離してしまった人」

飛鳥「愛し合っていたから?」

ミライ「敵同士でろくに会ってもいなかったのよ。なのに人生を変えるほど愛し合うことができて?」

飛鳥「いや…」

ミライ「そういう関係だったのよ」

飛鳥(光が、ボクにとってその人と同じかもしれない…?)

-ニューホンコン市街-

光「……」トボトボ

プァン ブロロロロロ

トラック運転手「気をつけろ!」

光「……」ボー

人々「あはは」「ふふ」ガヤガヤ

光「あたしは、何を考えている?」

-スードリ-

ウッダ「ブースターの調子はどうか?」

スードリクルー「いつでも使用できます」

ウッダー「結構だ。どうかな?」

ナミカー「操縦系統のプログラムを変更しました」

ウッダー「結構」

ナミカー「しかし…」

ウッダー「我々は強化人間に頼り過ぎたのだ」

ナミカー「でも…」

ウッダー「サイコガンダムの威力を利用しない手はない。そのためにはホンコンが炎に包まれるのも、止むを得ん」

ナミカー「ホンコンは連邦政府の租借地ですよ?」

ウッダー「現在の地球はティターンズの勢力下にある。それに従うのが軍人の仕事だ」

ナミカー「ムラサメ研究所も…?」

ウッダー「ティターンズの支配下の方が、研究はもっと精力的にできる」

-裏路地-

見張り役「無駄足を踏ませてもらいたくないもんですな、フォウ少尉」

光「置き去りにしたのはお前だろ?」

見張り役「だからこうして迎えに来たんでしょうが」

光「軍曹、言葉を謹んで欲しいな」

見張り役「はい、ナンバー4」

パシンッ

光「その言い方、二度とするな…!」

見張り役「おお、痛い。ん、誰だ!」

光「飛鳥」

見張り役「お知り合いですか?」

光「どうしてここへ?」

飛鳥「キミに、会いに来たんだ」

見張り役「なんだよこいつ。そっちか?」

光「軍曹、一人で戻れ」

見張り役「あぁ?」

光「私はまだ、帰らない」

見張り役「少尉。私は大尉から、特命を受けてるんですよ?」

光「夜中の12時までには戻るから。それくらいの時間は構わないだろう?」

見張り役「12時ですか?」

光「今殴ったことは勘弁して欲しい。今は、少しだけ時間が欲しい」

見張り役「わかりました。大尉にはそう伝えましょう」

光「悪い」

見張り役「ただし、これを付けていてください。では」

光(発振器か)

-ビル 屋上-

光「あはは!」タタタタッ

飛鳥「無邪気だな。ずっと」

光「隣、いいかな」

飛鳥「ほら」

光「あたし達、敵同士らしいのにね」

飛鳥「大人の都合だろう?」

光「そうだね。連邦もエゥーゴも同じなのに。ユニフォームが違うだけで。ねぇ、飛鳥?モビルスーツに乗るのって、どんな気分?」

飛鳥「どんなって、乗ってるときはいつも戦いだから。ただ」

光「そっか。ただ?」ジーッ

飛鳥「できるなら、キミとは戦いたくない」

光「あたしもだよ。…は、恥ずかしいよ、飛鳥」

飛鳥「離したく、ないな」ギュッ

光「…優しいんだ、飛鳥は」スタッ

飛鳥「あっ…」

光「あたしさ、孤児なんだ。ほんとのこと、教えようか?」

飛鳥「何を?」

光「私の名前、好き?」

飛鳥「…嫌いだな。キミにはもっといい名前がある」

光「一緒だ」

飛鳥「ではなぜ?」

光「今の施設で4番目だったからフォウなんだ。ナンバー4」

飛鳥「本当の名前は?」

光「からない。あたしには昔の記憶がないんだ。だから、知りたい、昔のこと。それを探していた」

飛鳥「>>480

1.でも、思い出なんて、これからいくらでも作れるんだよ
2.言ったろう。キミはボクを知らないけれど、ボクはキミを知っている
3.自由安価

× 光「からない。あたしには昔の記憶がないんだ。だから、知りたい、昔のこと。それを探していた」
○ 光「わからない。あたしには昔の記憶がないんだ。だから、知りたい、昔のこと。それを探していた」


1



飛鳥「でも、思い出なんて、これからいくらでも作れるんだよ」

光「…そうなのかな」

飛鳥「…>>485

00~49 光
50~99 フォウ、おいで

ていっ



飛鳥「…フォウ、おいで」

光「…飛鳥」ギュッ

>>489

00~69 飛鳥が言葉を発する前にサイコガンダム来襲
70~99 飛鳥「フォウ、ボクと来ないかい?」

来い

-ニューホンコン市街-

市民「うわああ!」

サイコガンダムMA「」ゴゴゴゴ ドガーン

ビル群「」グラグラ ガシャアアン

市民「いやああ!」



-ビル 屋上-

飛鳥「あれは…なぜ、人はこうも簡単にセカイを壊そうとするんだ」

光「飛鳥…」

光(同じだ…あの時の感覚と。まさかガンダムMk-II…飛鳥が?)

飛鳥「フォウ、キミは言ったね。ユニフォームが違うだけじゃない。エゥーゴはこんなこと」

ボガアアアン

ブワアアアア

飛鳥「くっ、爆風が…!」

光「離して飛鳥!…誰が、サイコガンダムを?」パシッ

飛鳥「>>」


00~84 フォウ!アウドムラへ行こう。君が連邦軍にいる理由なんてないんだ
85~99 光!光…ボクから離れないで

>>495でお願いします

優しい世界



飛鳥「フォウ!」ガシッ

光「飛鳥?」

飛鳥「アウドムラへ行こう!君が連邦軍にいる理由なんてないんだ」

光「あそこに、あそこに私の記憶があるんだ。あの飛行機があたしに記憶を持って来てくれる!」

飛鳥「フォウ…」

光「孤独は嫌なんだ!紛らわしたくても紛らわす思い出もない!両親のいる飛鳥には、理解できないでしょ!?」パシッ

飛鳥「フォウ!」

光「離して!わかる?私が誰だか…わかる?」タッタッタッ

飛鳥「どうしたっていうんだ!>>」

00~11 キミは、光!南条光なんだ!
10~99 待ってくれ!フォウ!

申し訳ありません…
>>503でお願いします

ぬおおお!
00~09
10~99
です!

>>504に訂正

どうだ




飛鳥「どうしたっていうんだ!待ってくれ!フォウ!」


 

-アウドムラ-

ハヤト「ネモの発進も急げ!」

アウドムラナビゲーター「アウドムラ、移動します」

アムロ「リック・ディアス、発進用意。出るぞ!」

アウドムラナビゲーター「どうぞ」

-市街-

ウッダー「えぇい、よくもこんなモビルスーツを考えつく!まともに動かすこともできんとは!」

アムロ「爆撃を止めようにもこいつがいる。スードリを構っていられないか」ドシューンドシューン

ウッダー「ガンダムではないな」ビシュシュシューン

ドドドガーン

アムロ「拡散ビーム砲、それと浮力…並の敵ではない」



光「サイコガンダムを勝手に使うのは、ナミカーか?…いや、ベン・ウッダーだ。ヤツ以外動かそうなんて考える男はいない」キュウウウン



サイコガンダムMA「」ピタッ

ウッダー「な、なんだ!?どうした!?こいつ、勝手に止まって、どうした?うおおぉ!?」ドシーン

アムロ「動きが止まった?しかしダメだ、ここで落とす訳にはいかない」

ウッダー「な、何だ!?オレは動かしていないぞ。どうしたんだ!?こいつ、止まれ!オレは、こんな風に、動かさん!」ガチャガチャ

光「……」キュウウウン

ウッダー「何だ、あの光?…そうか、そういうことか、はっはっはっはっは、ナミカーめ、わかったよ。サイコガンダムは強化人間の物だってことだろ?」

-建設中ビル-

ガシャアアアアアン

ウッダー「探したぞ、フォウ少尉」ウィーン

光「ありがとうございます、ウッダー大尉」

ウッダー「ハイザックの援護をしてもらおう。わかっているな」スタッ

光「わかっています」ウィーン

ウッダー「人間の意思とマシンとをつなぐシステムは、完成していると言うのか?」

光「飛鳥…」

-燃える市街-

幸子「飛鳥さん…こんな時にどこにいるんですか?ん?」キュウウウン

ピ゚ピッ


飛鳥「はぁ、はぁ、前よりもずっと、体力はついたかな。あれは」

幸子「飛鳥さん!」

飛鳥「Mk-III…幸子!」

幸子「飛鳥さん、乗ってください!>>515


1.アウドムラまで送ります!すぐに出撃してください!
2.アウドムラに戻ってる暇は、なさそうですね…狭くても我慢してもらいますよ!

2

幸子「飛鳥さん、乗ってください!アウドムラに戻ってる暇は、なさそうですね…狭くても我慢してもらいますよ!」

飛鳥「すまない。我慢させるのはボクの方だと思うけど」

幸子「掴まっててくださいねー!」

ドシューン

幸子「飛鳥さんを回収しました!」

アムロ「ネモ隊はアウドムラを守れ!幸子、飛鳥を戻して出撃させろ!」

幸子「そんなことしている間に、もっと燃え広がっちゃいます!」

アムロ「まだそんなことを!いい、遅れるなよMk-III」

幸子「了解です!」

飛鳥「幸子、敵には、光がいる」

幸子「そう、なんですか」

サイコガンダムMA「」ゴゴゴゴ

サイコガンダムMS「」ガッシィーン ビシュシュシューン

光「こんな街、こんな街、こんな街が何になるってうんだ!昔の記憶も取り戻せないのに、今の記憶があったって何になるんだ!」ポロ ポロ

光「う、うぅ…みんな、燃えてしまえ…あれは」

ビル屋上「」

光「…こんな物!」ブゥン!

飛鳥「やめてくれ!光!」

幸子「これ以上街を壊して何になるっていうんですか!?」ガシッ!

光「あぅっ!」ゴッシャアアン

ビル「」ガラガラガラガラ

飛鳥「やっぱり…彼女は」

幸子「飛鳥さん、あのガンダム、パイロットは!?」

光「お前は、あたしを苦しめるために作られたのか!?」

飛鳥「フォウ、いや、南条光だよ」

幸子「あの中に、光さんが…ならやることは一つですよ!」

アムロ「何をやっている幸子!見ているだけなんて!」バシューン

光「ああぅ!?」グラグラ

飛鳥「やめてくれ大尉!キミは戦っちゃいけないんだ、光…フォウ!」

光「こんな物があるから!あたしはずっと苦しまないといけないんだ、嫌いだ!」ブウン!

幸子「続けてください飛鳥さん!動くのはボクに任せて!うわっ、やめてください光さん!」スイッ

アムロ「そんなことではお前たちが殺されるぞ!」

幸子「アムロさん!やめてください!あれには、ボクたちの友達が乗っているんです!!

アムロ「攻撃をやめろというのか!?」

光「はぁ、はぁ…」ポロポロ ズウウン

アムロ「また止まった…?」

飛鳥「幸子、寄せて!」

幸子「フフーン、言われなくてもやってますよ!」

シュウウウン ウィーン

飛鳥「フォウ、聞こえるかい?開けてくれ、フォウ」ドン、ドン

ウィーン

飛鳥「フォウ…」

光「あたしは記憶が欲しいんだ。自分のことをもっと知りたい!」

光「ガンダムを倒せば、ムラサメ研究所はあたしの記憶を戻してくれると言っていた!」

飛鳥「違うさ!あてになるものかそんな約束!キミにはもっと、大切なものがあるんだ!」

光「自分のことを知りたいのが、いけないことなの!?大切なもの、それを教えてよ、飛鳥!」

>>525


1.飛鳥「キミは、キミには…キミの大切な正義があるんだ!」
2.幸子「光さん!何を言ってるんですか!あなたのやっているそれが正義なんですか!?」
3.飛鳥「キミはボクを知らないけど、ボクはキミを知ってる!キミには大切なものがあったじゃないか、光!」
4.飛鳥「>>524(自由安価)」
5.幸子「>>524(自由安価)」

すみませんグダったので>>525です

フォウフォウ言ってたのが実はよくわかってない
3

3



飛鳥「キミはボクを知らないけど、ボクはキミを知ってる!」

光「違う違う!こんなの…」ブンブン

飛鳥「キミには大切なものがあったじゃないか、光!」


ピキーン


光「あ、ああぅっ!?」


 



光「あ、ああっ、頭が…割れるように、痛い…!」

>>529


1.飛鳥「光!キミは南条光だ!」
2.幸子「光さん!飛鳥さん、どうしたんですか!?」

1

飛鳥「光!キミは南条光だ!」

光「知らないよ…飛鳥…あたし、光なんて、思い出せないよ…うぅ!」

飛鳥「思い出すとか、そうじゃない!!そうキミがフォウでも、キミはキミじゃないか」

光「私があたし…?」

飛鳥「光、宇宙へ行こう」

光「宇宙へ?」

飛鳥「エゥーゴの技術なら、キミの記憶を取り戻せる。晶葉だっている」

光「晶葉…?」

飛鳥「あそこには幸子もいる」

光「幸子…ちゃん…」

幸子「光さーん!」リョウテブンブン

飛鳥「それまではフォウでいいんだ」

飛鳥「名前、好きかい?」

光「あたしは…」


光「あたし…好きだな、光。みんなの、光みたいだ」
 

飛鳥「決まりだね。さあ、ボクの手を取って…」

光「飛鳥…」


>>535

00~49 ハイザックが攻撃してくる
50~99 アムロがハイザックを落としてくれる

ところがどっこい

光「…危ない!」

幸子「えっ?」

連邦兵「おままごとしてるなよ!うぁ!?」

チュドォォン

飛鳥「ぐぅっ、また」

光「飛鳥!」パシッ

飛鳥「…フフ、掴まえてくれたね」

光「…さっきは、ごめん」

幸子「フフーン!落ちないでくださいね、二人とも!」ドシューン

アムロ「あのガンダムは、破壊しなければならない!」ボカーン


ドオオオォォン


光「これで、あたしの記憶は…うっ、うぅ!」

飛鳥「大丈夫、光。今は、おやすみ」ナデ

光「…うん、飛鳥……」スゥ

アムロ「スードリは逃げ帰るか…」

-スードリ-

ナミカー「なんということを!サイコガンダムは!フォウはムラサメ研究所の技術の結晶なのですよ!?」

ウッダー「うるさい!」バキィ

ナミカー「ぎゃぅ!?」

ウッダー「強化人間、とんだものを掴まされた!まあいい。今、最も重要なのは、アウドムラの追撃だ」

-アウドムラ-

ハヤト「本当に行ってしまうんですか?」

ミライ「コーラル・オリエンタル号でインドへでも行くわ。ブライトの邪魔だけはしたくないもの」

ハヤト「そうですか」

ミライ「ステファニーさんも援助してくださるって言うし。アムロ、あの子達は?」

幸子「飛鳥さんと光さんなら、寝ていますよ」

ミライ「そう。最後に話がしたかったんだけど。頼むわね、飛鳥さんたちのこと」

アムロ「宇宙に送ると約束しました。必ず果たしますよ」

ミライ「でも、無茶はダメよ」

アムロ「無駄死にはしません」

ステファニー「ミライさん、そろそろ…」

ミライ「はい」

光「んんん…飛鳥…」スゥ スゥ

飛鳥「大丈夫。ボクは、ここにいる」ギュッ

光「ん…ガンダム…エゥーゴ…」キュ

飛鳥「ガンダム…セカイの扉を開けた機体」

飛鳥「ボクたちのセカイは、それでいいのか?」

次回予告

光は、戦闘の中で自分のしてきたことに気がついていた。
それを、飛鳥は咎めることはない。
飛鳥は光との意思の繋がりを信じ、宇宙への脱出を試みる。
次回、アイドルマスターシンデレラガンダム、灼熱の脱出。
君は刻の涙をみる…。

気になる点がありましたらお書きください

このスレはTV版を元にしているつもりです

永遠のフォウもとい光は光がエゥーゴまたがカラバにいる内は実現しません


スードリのブースターを使って宇宙に帰るのがほぼ不可能になったので宇宙に上がれなければ飛鳥も幸子も機体はそのままです

-アウドムラ フィリピン海上空-

ハヤト「ルオ商会が手に入れた、ニューギニアのティターンズの配置図だ」

アムロ「まだ建設中だな」

ハヤト「この戦力なら、我々の勢力だけで十分に叩ける」

アムロ「アウドムラで突撃するかい?」

ハヤト「ふ、まさか」

アウドムラ通信士「ハヤト艦長!」

ハヤト「ん?」

アウドムラ通信士「ニューホンコンから入電です」

ハヤト「ルオ商会の者か?」

アウドムラ通信士「そうです。解読します。本日11時より、24時間、アーガマは衛星軌道上に、コースを固定」

アムロ「アーガマが来る!?」

ハヤト「早いじゃないか。夜にはニューギニアに着く。短期決戦を求められるが」

アムロ「間に合わせるんだよ。そう何回もチャンスは巡って来ない」

ハヤト「アムロ、どこへ」

アムロ「飛鳥たちの様子を見てくる」

アムロ「幸子」

幸子「アムロ大尉」

アムロ「飛鳥は?」

幸子「>>556


1.部屋に篭ってますよ。光さんと一緒に
2.さっき起きてきて、今はMk-IIの整備中です
3.自由安価

3
さっき起きてきて、なんか光さんと戯れています

幸子「さっき起きてきて、なんか光さんと戯れています」

アムロ「そうか」

幸子「ほら、あそこ」


光「飛鳥、早く!あはは」タタタ

飛鳥「元気なのは、以前と変わらないな」タッタッ

光「この艦には、飛鳥の言ってた、新しい思い出もあるんだ。でも」ピタッ

飛鳥「わかっているさ。キミを必ず宇宙に連れて帰る。あそこは、キミにいい影響を与えるよ」

光「ありがとう、飛鳥。んっ、あれ…あたし、苦手だな、あの人」

飛鳥「アムロ大尉か。大丈夫、悪い人じゃない。でも、時には背を向けるのだって重要な事もある」ソソクサ


アムロ「嫌われたものだな」

幸子「わ、悪気はないんですよ?多分…」

アムロ「ところで君たちは同じコロニーの出と言っていたが」

幸子「えっ、ああ。はい…30バンチコロニーです」

アムロ「30バンチ?サイド1の?どうしてエゥーゴに?」

幸子「大尉…ご存じないんですね」



アムロ「…そんなことが。すまない…7年間、情報という情報は」

幸子「いえ、いいんです」

アムロ「…しかし、光君は何故地球に」

幸子「それもわからないんですよね。もし他に生き残りがいたとしても、散り散りになっちゃってますから」

アムロ「正直、今の光君に、記憶は重いのかもしれないな」

ブゥーンブゥーン

アウドムラオペレーター『敵機発見!モビルスーツ部隊!』

幸子「しつこいですね。光さんもあのガンダムももういないのに」

アムロ「だからさ。必死なんだ」


光「飛鳥…嫌なヤツがくる」

飛鳥「安心して光。>>561


1.ボクに任せて
2.ボクがついてるから
3.自由安価

2


飛鳥「安心して光。ボクがついてるから」

光「でも、飛鳥は戦わないと」

飛鳥「今はこれがボクの戦いさ」



ハヤト「飛鳥はどうした!?」

アムロ「いやいい、俺たちでやる。リック・ディアス、出るぞ!」ドシューン

幸子「飛鳥さん、光さんをお願いしますよ。幸子!Mk-III、出ます!」ドシューン

スードリクルー「モビルスーツ5機、全て発進しました」

ウッダー「落とされれば、我々の戦力はスードリのみになるな」

スードリクルー「いいのですか?」

ウッダー「このままなら、どちらにしろニューギニアのティターンズ基地は落とされるからな」

飛鳥「すまない、ハヤト艦長」

ハヤト「今言っている暇はない。ニューギニアが控えている。Mk-IIの最終チェックでもしておけ」

飛鳥「ありがとう、艦長」

光「飛鳥、あたしも手伝うよ」

飛鳥「助かるよ」

ハヤト「…アムロのようにしてはいかんな」

ハイザック兵A「これじゃあ特攻だ!うわぁっ!?」ボガーン

アムロ「あと1つ!幸子!」

ハイザック兵B「せめてアウドムラに!」ギュオオオ

幸子「突っ込む気ですか?させませんよ!」ボカーン

ハイザック兵B「ちくしょう~!」ヒュウウン



光「すごいな、幸子ちゃん」

飛鳥「ああ、ボクよりもずっとね」

光「でも、飛鳥だって強かった。あたしが保証する」

飛鳥「そう、かな」


ウッダー「これで、予定通りになってしまうか」

ベルトーチカ「お疲れ様、アムロ。暖かいコーヒーがあるの。あたしの部屋に来ない?」

アムロ「ありがとうベルトーチカ。でも、すぐに次がある」

ベルトーチカ「…ギラギラしてるのね」

アムロ「え?」

ベルトーチカ「あなたはクワトロ大尉とは違うのよ!そんな風に戦いにのめり込む人じゃないはずよ!?」

アムロ「現実的に戦いを認めて、受け入れ始めている君がそんなこと言うのかい?」

ベルトーチカ「うっ…。私があなたに求めているものは違うのよ!あなた宇宙へ戻りたいんでしょう!?」

アムロ「宇宙空間は飛鳥たちの可能性を無限に伸ばしてくれる。…その結果として、僕に良い影響をもたらすとしたら…」スタスタ

ベルトーチカ「利用するわけね?彼女たちを」

-アウドムラ ニューギニア付近-

アウドムラクルー「見えてきました、ニューギニア基地です」

ハヤト「既に戦闘配備は終えているだろう」

アムロ「しかし、情報通りならすぐに終わる」

ハヤト「モビルスーツ隊発進準備させろ!」

アウドムラオペレーター「はっ!」


-ニューギニア基地 司令室-

司令「スードリめ、下手を踏んだか!迎撃用意はいいな!?」

飛鳥「光、ここからはボクたちの戦いが始まる」

光「うん、わかってる。あたしも応援するよ。なんだったらモビルスーツにだって!」

飛鳥「>>571


1.それは、ボクが望まない
2.…ボクと一緒に来てくれるかい?
3.自由安価

2

飛鳥「…ボクと一緒に来てくれるかい?」

光「飛鳥が守ってくれるんでしょ?飛鳥は、ヒーローみたいだから」

飛鳥「…フフ、ヒーローか」


飛鳥「ハヤト艦長!光も出撃する!」

ハヤト『なんだって?確かに戦力は多いに越したことはないが』

アムロ「待てハヤト。…大丈夫なんだな?」

飛鳥「ボクは、そう思う」

アムロ「よし、機体はもう1機のリック・ディアスを使え!経験があるのなら動かせる!」

光「ありがとうございます!」

飛鳥「ドダイに」

光「うん」

飛鳥「行くよ、光」

光「行こう、飛鳥」

この時光は

>>577

00~49 特になんともなかった
50~90 少しだけ頭が痛い
90~99 頭痛がしていた

どうなる



飛鳥「さぁ、正義を始めようか」

-ティターンズ ニューギニア基地-

ティターンズ兵A「まだ設備も十分じゃないってのに!」

ティターンズ兵B「新型テストのいい機会だ」



-アウドムラ 基地上空-

アウドムラオペレーター「ミサイル投下!」


ボボボボボーン


ハイザック兵「ええい撃ち落とせ!」ババババ

ティターンズ兵C「うわー!」

ハヤト「モビルスーツ隊、発進!」

アムロ「了解!リック・ディアス、アムロ機、出るぞ!」

幸子「Mk-III出ます!」

飛鳥「Mk-II、飛鳥出る!」

光「リック・ディアス、フォウ・ムラサメ…」

飛鳥『違うよ光』

光「飛鳥。…南条光、出ます!」

ドヒューン

幸子「なんですかあれ?モビルアーマー?」

光「…大きい。敵には、強い意思を感じる」

飛鳥「恐がっちゃいけないんだ。ボクたちでやるしかないんだから。それに光もいる」

アムロ「まるでパンケーキだな」

マタ・ビリ「」フワアア

マタ・ビリパイロットA「装甲もIフィールドもあるんだ。そう簡単に落とされるものか」

マタ・ビリパイロットB「メガ粒子砲だ!」ビイイイイ!

ネモ隊「」ボボボーン

幸子「ああっ!?」

飛鳥「ミサイルも積んでいる。迂闊には近づけないか」

アムロ「だが数的にはこちらが優位だ!」ピシューン

マタ・ビリパイロットC「効かないってんだよ」パリーン

光「あいつ、サイコガンダムと同じ…いや、違う。でも強い」

飛鳥「光…わかるのかい?」

光「あ、ああ、うん。飛鳥があたしを信じてくれるのなら、落とせる」

飛鳥「ただ、近寄らせてくれるか」

光「あたしは、飛鳥を信じるよ」



飛鳥「ボクは…」

>>584

1.光が落とすと信じて後ろから援護する(撃破判定あり)
2.光を信じて一緒に突撃する(撃破判定あり)
3.光を守るためにここは引いて幸子とアムロに任せる

3

飛鳥「ダメだ!」

光「…どうして、飛鳥」

飛鳥「ボクは、ボクはキミを…あんな敵意になんて…!」

幸子「あーもう!飛鳥さん!危険なことをさせたくないなら下がっててください!」

アムロ「戦う意思がないなら艦に戻れ!」

光「違う!飛鳥は!」

飛鳥「いいんだよ、光。敵は他にもいる、ここは幸子たちに任せよう」

飛鳥(光は…ヒカリなんだ…この先を照らしてほしいんだ…)

光(>>589

1.違う…飛鳥は、弱虫なんかじゃ…
2.飛鳥はあたしを守ろうと…でも飛鳥、あたしは信じたかった
3.自由安価(重要)

プラスな台詞を入れてもらえれば悪い影響はありません


選択肢に

4.あたしは、飛鳥を信じてるよ…だから、泣かないで

を追加して>>561

>>592でお願いします…

3 光「なら私がやる!」

光「なら私がやる!」

飛鳥「…光?」

ビシューン 

ハイザック「」ボーン

光「飛鳥は!…みんなは!私を助けてくれた!」ビシューン ビシューン

ボボガーン

飛鳥「…すごい」

光「だから!次は!アタシが!」ズバッ ズバンッ

ボガーンボガーンボガーン

ネモパイロット「すげえや!立て続けに撃破してる!」

ハイザック「せめてこいつだけでも!」ズアッ

光「みんなを助けるんだ!」ズバンッ

飛鳥(ああ…キミは)

ボガーン

光「危ないよ飛鳥!周りを見ないと!」クルッ

飛鳥(光は…ヒーローだよ)

飛鳥「ありがとう、光…」

ハイザック「戦場で立ち止まってるなよ!」グアッ! ブゥン!

飛鳥「光!」

ズバァンッ

ハイザック兵「くっそー!」

光「あ、危なかった…ありがとう飛鳥!やっぱり飛鳥は」

飛鳥「違うよ光。ボクはヒーローなんかじゃない。それを目指しているわけでもない」

光「でもアタシのピンチを救ってくれたんだよ?」

飛鳥「それじゃあ…光だけのヒーローにでもなろうか」

光「あっ、えと」

飛鳥「…キミのおかげで敵の力はだいぶ失われた。行こう、次の場所へ」

光「幸子ちゃんたちが気になるもんな!」ドシューン

幸子「うぅ…全然近寄れません」

アムロ「あれだけ大きいのにIフィールドジェネレーターのエネルギー切れもないとは…」

幸子「これじゃあ夜が明けちゃいますよぉ!」

アムロ「安心しろ幸子、君たちは絶対に宇宙に帰す!」ボシュシューン

ボボボーン!

マタ・ビリパイロットA「気をつけるのはあの2機だけだから楽ってもんだ」

ネもパイロット「うわああ!」ドガーン

飛鳥「大尉!」

アムロ「飛鳥!闘志はあるようだな」

幸子「もう、遅いですよ、二人共!」

光「ごめん、幸子ちゃん。でも飛鳥だって頑張るよ」

飛鳥「そう、宇宙に上がるためにね」

飛鳥「はぁ、ふぅ……光」

光「なぁに、飛鳥?」

飛鳥「…キミを、信じる。だから」

光「うん」

飛鳥「>>598


1.ボクと、共に行こう
2.みんなで倒すんだ

2

飛鳥「みんなで倒すんだ」

光「…>>601


1.うん、わかった!
2.飛鳥がそういうなら

1
あと安価は下2の方がやりやすいと思います

1

>>600
変更しましょう



光「…うん、わかった!」

アムロ「よし、敵も全方位を攻撃できるわけじゃない。俺が敵を引きつける!」ボガーン

幸子「ボクは右側面に周ります!」

飛鳥「ボクらのやることはわかっているさ。…光、信じてる」

光「大丈夫、みんななら!」

マタ・ビリパイロットC「くそう!カトンボのくせに!」ビイイイイイ!

戦闘は

00~69 長引かなかった
70~99 長引いてしまった


↓2

アムロ「よし!」

幸子「隙ができましたよ!」

飛鳥「光ううう!!」バゴンッ ヒュウウ

光「飛鳥!」

飛鳥「行くんだ!南条光!」キュウウウン

光「…!」コクッ

光(そうだ、あたしはフォウじゃない…アタシは、南条光だ!)キュウウウン

光「でやぁぁ!!」ズバアアアン


ボゴォォォン

アウドムラオペレーター「ティターンズ基地より、戦闘の意思既に無しとのことです」

ハヤト「みんな、よくやってくれた。…さあ、あいつらを宇宙に帰さんとな」


幸子「やりましたね、光さん!」

光「へへ、ありがとう幸子ちゃん!」

飛鳥(さすがヒーロー、と言ったところかな)フッ

アムロ「のんびりしている暇はないぞ。すぐにシャトルの用意をしないと」

ハヤト『アムロ!』

-スードリ-

ウッダー「やはりニューギニア基地は落ちたか…艦内放送の用意を!」

スードリ通信士「はっ!どうぞ!」

ウッダー『私はウッダー大尉だ!各員作業を止め、この放送に注目するように!』

ウッダー『モビルスーツを失い、我が艦の戦闘能力はゼロと言える。ニューギニア基地も陥落した今、補給を受けることもままならぬ状況である

ウッダー『しかし、このままカラバに好きにさせるわけにはいかない!残る最後の手段は、この艦による特攻である!』

ウッダー『各クルーたちは、直ちに本艦から離脱せよ!ニューギニア基地を捉えた瞬間、スードリは最大船速にて特攻を行う!以上!』


スードリ整備班「おいおいやばいぞ」「…行こうぜ!」ダダダッ


スードリブリッジクルー「おい、どうする?このままじゃ俺たちも…」

ウッダー「貴様達も早く行け!」

スードリブリッジクルー「お、お先に失礼します!」ダダダッ

ナミカー「あ、あのぅ」

ウッダー「早く行ったほうがいい」

ナミカー「え、えぇ…」タタッ

残った連邦兵「ウッダー大尉!我々はお供させてください!」

ウッダー「貴様ら…よしっ!各員砲座に着け!敵モビルスーツを寄せ付けるな!」

残った連邦兵一同「了解っ!」

アムロ「スードリが突っ込んでくる!?」

ハヤト『迎え撃つ用意はある』

アムロ「ふ、あの時を思い出すな」

ハヤト『ニューヤークか。全員、スードリに向けて撃て!」


ドドドドド ババババ バシューン ボボーン



スードリの特攻は

00~79 失敗
80~89 基地の一部を破壊(シャトル発射不可能)
90~99 基地に壊滅的な打撃

↓3です

-ニューギニア基地-

ハヤト「皆の奮闘のおかげで、予定より早くニューギニア基地を制圧することができた」

飛鳥「お世話になりました、ハヤト艦長」

幸子「シャトルもちゃんと動くようですし!」

ハヤト「早く積み込めよ。発射はすぐだぞ」

ベルトーチカ「アムロ…あなた…」

アムロ「…↓3」


1.俺は残るよ。優秀なパイロットが3人も宇宙に上がってしまうんだ
2.俺も、宇宙に上がろうと思う

アムロ「…俺も、宇宙に上がろうと思う」

ベルトーチカ「アムロ!」

飛鳥「ベルトーチカさん、大尉は今、羽ばたこうとしている」

ベルトーチカ「あなたに何がわかるのよ!」

飛鳥「そうかい」スタスタ

アムロ「ベルトーチカ…彼女たちの行く末を見守りたいんだ。だが、俺は絶対に戻ってくる」

ベルトーチカ「アムロ…うああぁ!」ダキッ

アムロ「……」ギュッ

ハヤト「行って来い、アムロ。ただ、リック・ディアスは1機置いていってもらうぞ」

アムロ「ああ」


光「あれが、傷を舐め合う姿?」

幸子「少し、違うんじゃないですかね」

飛鳥「…あの人は強いよ」

シャトルパイロット「カウントダウン!」

幸子「晶葉さん、元気にしていますかね」

飛鳥「便りがないのはと言うだろう」

光「その晶葉さんって?」

飛鳥「光にとっては、池袋博士と言った方がいいかもしれないね」

光「池袋、博士…なんだろう、懐かしい感じがする」

飛鳥「…いいことだ」

シャトルパイロット「5秒前!4!3!2!1!」

飛鳥「帰ろう、宇宙へ」


ゴゴゴオオオオオオ

-アーガマ-

トーレス「シャトル、来ます」

ブライト「よし、収容しろ!」


ブライト「アムロ!」

アムロ「ブライトさん!」

ブライト「上がってくるとは聞いていたが。よく来てくれた」

アムロ「お久しぶりです。しかしそれよりも、今は彼女たちを」

ブライト「飛鳥、幸子。それとそちらが」

飛鳥「大丈夫、みんないい人さ。いい人というのは、それこそ人によるかもしれないけどね」

光「光、南条光です」

幸子「あの、ブライトキャプテン…輝子さんは?」


1.クワトロ大尉、アポリー中尉、ライラさん、川島さんと一緒にグラナダへ向かった
2.クワトロ大尉、アポリー中尉、ライラさん、ジェリドと一緒にグラナダへ向かった。川島さんは艦を降りてアイドル活動を再開した
3.ライラさんと一緒に後ろからやってくる

↓3

ライラ「アスカさーん」

輝子「フヒ…幸子ちゃん」

幸子「ライラさん!…輝子さん!!」

ライラ「おお、そちらは」

光「?」

幸子「あー、えーっと。ライラさんこっち」

ライラ「?」

幸子「光さんは、昔の記憶がないみたいなんです」ヒソヒソ

輝子「フヒ…光さん、よろしく」

光「うん、よろしくな輝子ちゃん!」

飛鳥「ここは、いい場所だ。…そういえば晶葉や川島さんは?」



晶葉は

1.アストナージと新型モビルスーツの整備中
2.グラナダで新型モビルスーツの受取中
3.事前に光の連絡を受けて記憶を戻す装置を開発中

↓2

-幸子と晶葉の部屋-

ガチャガチャ

晶葉「うーん、部品が足りないか?はっ、何を弱腰に、私は天才じゃないか!」

晶葉「光…待っていろ」

ガチャガチャ



川島さんは

1.艦を降りてアイドル活動を再開した
2.そのままエゥーゴに参加しグラナダで任務中
3.そのままエゥーゴに参加しパイロット訓練中

↓2

アナハイム社員「完成ですね」

アポリー「これが…」

瑞樹「Zガンダム…」


ジェリドはここまでの作戦で

00~49 活躍できた
50~99 活躍できなかった

↓1


活躍できた場合のティターンズポイント=70-↓2/5-↓3/5
活躍できなかった場合         =70-↓2/5+↓3/5

ジェリドのティターンズポイント 43

ジェリドがエゥーゴに正式に参加することが決定しました
20以下になると重要な役割を果たすかもしれません


晶葉の装置開発は

00~49 失敗した
50~89 成功した
90~99 かつてないほどの傑作が完成した

↓2


晶葉「よし、完成だ!問題は、上手くいくかだが」




ゼータの鼓動


 



飛鳥が宇宙に帰還した頃、ティターンズの艦隊は、月の正面にある都市、フォン・ブラウン市を制圧する、アポロ作戦を発動していた。
この作戦によって、ティターンズの力を示して地球連邦政府とスペースノイドを、制圧しようというのである。

 

-ルナツー宙域-

ジャミトフ・ハイマン「月の裏側に拠点があるからと言って、地球連邦政府を恫喝する材料にはならん。それがスペースノイドにはわからんと見える」

側近「ドゴス・ギアが本艦を見つけたようです」

ジャミトフ「うむ」


-ドゴス・ギア-

シロッコ「ホロスコープを」

ドゴス・ギアクルー「は」


ジャミトフ「ふっふっふっふ、よくこの船を見つけたものだ」

ホロスコープシロッコ『』ケイレイ

ジャミトフ「来たか。世捨て人のような暮らしをしていながら、あの素早い行動力」

側近「はっ。優秀な男です」

ジャミトフ「パプテマス・シロッコ…危険かもしれん」

側近「まさか。閣下に忠誠を示す、血判の誓約書も…シロッコの発案です」

ジャミト「フまぁ…見せろ。あぁ、これか、これ」


――閣下に対しての、忠誠を約し、違約ならば、命を差し上げます。パプテマス・シロッコ。


ジャミトフ(あの男、腹に何を潜ませる)

-幸子と晶葉の部屋-

光「ね、ねぇ。これで本当にあたしの記憶が?」

晶葉「怖いならやめてもいい。正直に言うと、こんな装置を作ったのは私も初めてだ」

飛鳥「ほ、本当に大丈夫なんだろうな」

晶葉「天才に不可能はない…と思え、思いたい」

幸子「ドキドキして仕方ありませんよ!?」

ライラ「ライラさんが手を握っているでございますですよー」

光「ありがとう、ライラさん…↓2」


1.やってくれ。池袋博士(判定あり)
2.やってくれ…晶葉ちゃん(判定あり)
3.やっぱり怖い…

光「…やってくれ…晶葉ちゃん」

晶葉「…っ!あ、ああ、任せておけ」

晶葉(晶葉ちゃん、か)カチカチ

00~44 失敗するも何も起こらず
45~49 失敗しそうなところを飛鳥が助け出す
50~54 操作ミスをするもティターンズ時代まで記憶が戻る
55~99 成功、昔の記憶を取り戻す

↓2

バチ、バチバチバチバチ

光「うっ、うあっ、ああああっ」

飛鳥「光!光っ!」

晶葉「触るな!落ち着け。私まで落ち着かない」

ライラ「ライラさん…手を離してしまいましたでございます…」

光「ああああっ!」ビクッ

幸子「ほ、本当に大丈夫なんですか!?」

晶葉「わからんっ!」

バチチチ ピタッ

晶葉「終わった、か」

飛鳥「…光。大丈夫かい?外すよ…?」

光「……」パチッ

一同「……」ゴクリッ



光「…アタシは、光…そう、南条光だ」

晶葉「成功、か…?」

光「ああ。成功だよ!池袋博士!」

一同「やったー!」

光「みんな、ありがとう!」

光「飛鳥!」ダキツキ

飛鳥「光…おかえり。言葉は、いらないだろう」

幸子「感動で何も言えないくせに」ヒソヒソ グスグス

晶葉「まあ言ってやるな」ヒソヒソ

ライラ「ライラさん感動でございますですねー」グスグス

光「飛鳥がアタシをあそこから救ってくれなきゃアタシはずっと改造人間のままだったんだ!ありがとう!」ギュウー

飛鳥「それは、昔のキミなら大喜びしそうだけどね。フフ」

光「でもアタシの望む改造じゃないよ!そこからダークヒーローに、なんていうのもありかもしれないけどさ」

飛鳥「変わらないな、キミは」

光「いや、変わったよ。飛鳥たちのおかげで。やっぱりヒーローはいるんだね!」

飛鳥「そうだね…」

晶葉「えー、二人の世界に入っているところ悪いが、光」

光「ん?何、池袋博士」

晶葉「これから捕まったヒーローの尋問タイムだ」




ライラ「バスク殿、悪い人でございますですねー」

光「…たしかにアタシはティターンズに助けられたのかもしれない。だけどあれは…洗脳だったんだ」

幸子「助けられたんじゃないですよ!これは立派なショッカー養成です!」

光「ショッカーか!アタシもついに改造人間に…」

飛鳥「さっきもやっていたろう」

晶葉「話を広げるな。しかし、30バンチの生き残りがいたとしたら、同じくティターンズに利用されている可能性があるな」

光「アタシ以外にあの施設にはもう2人いたよ」

幸子「うぅ~、許せません!…でもボクたち、その人達と…それにもしかしたらもう」

飛鳥「だからといって、敵に情を向けるわけにはいかない。これは戦争だから」

晶葉「そういうことだ。覚悟を決めるんだな」

幸子「↓2」


1.フ、フフーン!わかってますよ!
2.晶葉さんはパイロットじゃないからそういうことが言えるんです…
3.自由安価

幸子「戦ったとしても、助けちゃいけないわけじゃないですよね?」

光「飛鳥もアタシを助けてくれたしね!」

幸子「チョチョイと腕と足斬って動けなくしてしまえばいいんですよ!(ドヤァ」

ライラ「ライラさんもやられてしまいましたですねー」

飛鳥「幸子の自信、ホンモノだね。キミにはそういう、確かなヴィジョンが見えている」

晶葉「ううむ。だが、死んでくれるなよ。私にとって、お前たちは仲間であり友であり、家族なんだ」

幸子「晶葉さん…分かってますよ!」

-アーガマ ブリッジ-

ブライト「ティターンズの艦隊がグリプスを発進してから二日も経つというのに」

エマ「艦長。フォワード3、敵の動きはチェックできませんでした」

ブライト「ご苦労。ということは、敵の目標はサイド2だとは思えんということか」

エマ「月です、きっと」

ブライト「グラナダか」

エマ「しかし、グリプスから出た艦隊の数が少ないと思いませんか?」

ブライト「さて、ではどこに…」

エマ「月の正面ではないのでしょうか」

ブライト「エマ中尉の意見はわかるな」

エマ「とりあえず、リック・ディアスの整備をしてきます」

ブライト「ああ、そうしてくれ」

-アーガマ 通路-

エマ「あれは…」

飛鳥「しかし…」

光「アタシだって、飛鳥を守りたいんだ」

飛鳥「キミにはもっといい機体があるさ」

光「リック・ディアスはエマ中尉のなのが惜しい!」

エマ「仲、よろしいのね」

光「あ、中尉…」

エマ「いいのよ。記憶が戻ったんですってね。気分はどう?」

光「すごくいいよ!だからアタシもさ」

飛鳥「新型がもうすぐ届くんだ。光がヒーローでも、今は組織にいる」

光「…アタシだって」

エマ「それは甘えよ、光さん。あなたはまだ万全じゃない」

光「はい…。それじゃあアタシ、池袋博士達を手伝ってくる」トボトボ

飛鳥「あ、ありがとう。エマ中尉」

エマ「あなたも甘いわ、飛鳥さん。守りたいもの、できたんでしょう?それじゃあ彼女を守れないわ」

飛鳥「ボクは…そういうつもりじゃ…」

エマ「恥ずかしがらないことね」スタスタ

飛鳥「こんなボクが、今更恥ずかしがる、か」

-ドゴス・ギア-

シロッコ「本艦が単独行動に入ることは、知らせたつもりだ」

ジャマイカン『だからそれはなぜかと聞いている』

シロッコ「新しく編成された部隊ですので、能力査定を行います。アポロ作戦にはちゃんと合流をする」

ジャマイカン『わかった。だが作戦実施に間に合うように戻って来なければ、貴公を後ろからでも撃つぞ』

シロッコ「それは結構。貴官からそのような言葉を聞くのはうれしい。軍人の志、模範としたいものです」

ジャマイカン『フン』プツッ

シロッコ「ふっふっふっふっふっふ」

-演習宙域-

カクリコン「大した威力だ。これならば一撃でガンダムを討てる」

奏「変形を試すわ」

カクリコン「了解、速水少尉。よし、オレも!」

奏「悪くないわね、このガブスレイっていうモビルスーツ」

カクリコン「シロッコがどういうつもりか知らんが、やってみせるぜ。あれは…シロッコ!」

奏「あれがシロッコのメッサーラ?それじゃあ!」ズバンッ

シロッコ「やるな」

奏「シロッコ大尉、良いモビルスーツを支給してくださいました。感謝します」

シロッコ「いい腕だ。見込んだだけのことはある。その力、私のために役立ててくれるとうれしい」

カクリコン「…ちっ」

-ドゴス・ギア 休憩所-

奏「無礼を承知でお聞きします。シロッコ大尉は何が狙いなのかしら?」

シロッコ「私の使命は、重力に魂を引かれた人々を開放することだと思っている」

奏「それは、エゥーゴの目的です」

シロッコ「違うな。宇宙、宇宙と騒ぎ立てながら、エゥーゴだって地球圏に縛られている点では、連邦の人々と変わらん」

カクリコン「……」スタスタ

シロッコ「不服そうだな、カクリコン君」

カクリコン「ご自分が、ニュータイプだとおっしゃるのでしょうか?」

シロッコ「私は、私がいなければ時代は変わらないと感じているに過ぎない。ジャミトフは、地球に引かれている人々を根絶やしにするために、地球連邦軍をティターンズにした」

カクリコン「え?」

シロッコ「戦争を起こして、地球の経済を徹底的に窮地に追い込めば、地球上の人間は餓死をしていなくなる」

奏「それでは表面的にはエゥーゴの目的と同じように見えるけど?」

シロッコ「問題はその後だ。戦争の後で、誰が人類の支配を握るかで、地球圏はどうにでもなる。その時に、地球圏を治める天才が必要だと思えんか?」

カクリコン「それを大尉が?」

シロッコ「私は、戦後の地球を支配するのは、女だと思っている」スッ

奏「いやな男ね」

カクリコン「違いない」

奏「そういえばあなた、地球の彼女とは最近どうなの?」

カクリコン「うっ…アメリアは、いい女だったよ」

奏「…ああ」

カクリコン「悪いか」

奏「いいえ、でもあなたがもっと、いい男だったらなって思ったのよ。フフ」スタスタ

カクリコン「馬鹿にしてるのかよ、ちっ」

-ドゴス・ギア ブリッジ-

ドゴス・ギアクルー「カクリコン中尉が発進しましたが」

シロッコ「ん。下で索敵に出した。右前方にプレッシャーを感じたのでな。奏少尉にも、出てもらうかもしれん」

奏「プレッシャー?何かしら、それ」

シロッコ「口では、説明しづらい」

奏「では、モビルスーツデッキで待ちます」

シロッコ「そうしてくれ」

奏「はい」スタスタ チラッ

↓2「……」チラッ

奏(この下士官は何者かしら?まだ紹介もされていない)


1.サラ・ザビアロフ
2.関裕美
3.三好紗南
4.自由安価(17歳以下のアイドル)

カクリコン「口では何とでも言えるよ、シロッコさん。ま、どっちでもいいさ。オレにとっちゃ、お前さんも蹴落とす敵だ。ん?あれは、アーガマ?オレはついてる!」


-アーガマ ブリッジ-

サエグサ「所属不明機捕捉!こちらに向かってきます」

トーレス「総員、戦闘配置!」

ブライト「よし。1機であるわけがない」

トーレス「ですが、目視カメラはまだキャッチしていません」

ブライト「こんな空域で敵と接触をする…。ティターンズの艦隊が大きく展開をしていると見ていいな。モビルスーツは?」

エマ「エマ機、リック・ディアス発進用意。後続機は?」

トーレス「敵はモビルスーツ1機の模様。全周囲索敵」

エマ「エマ機、カタパルト装備。出ます!」ドシューン

幸子「載っているのが誰であれ、ボクは負けませんよ!幸子、出ます!」ドシューン

晶葉「宇宙用にOSは書き換えてある」

飛鳥「助かるよ。光は?」

晶葉「光なら機銃にでも行ったんじゃないか。飛鳥もそんなに甘えるな」

飛鳥「甘える?ボクが?」

晶葉「早く行かないと」

飛鳥「…ああ」ムスッ

飛鳥「ボクが、甘えている?…敵は?」

トーレス「いまだ1機のみ」

飛鳥「そんなことはないはず…もっとよく探してほしい。Mk-II、出るよ」ドシューン

キュウウウン

光(飛鳥…)

飛鳥(これは、光…?) 

飛鳥「そうか、キミも…ボクも甘いんだな」

幸子「飛鳥さん、妙だと思いませんか?」

飛鳥「ああ、地球での感覚と似ている」

幸子「ということは…」

ビシュウウウ

飛鳥「新型が来る!」

エマ「地球での経験、生きているようね」

幸子「気をつけてくださいエマさん!ただのモビルスーツじゃありません!」

エマ「ええ。しかしこのメガ粒子砲は戦艦クラスのもの…」

飛鳥「いいや、この機動性、モビルスーツクラスだ。戦艦の主砲を持っているんだ」

幸子「来ますよ!」

カクリコン「当たらんとはな。照準調節が完全でないということか。しかし!」

エマ「幸子さんの言うとおり、機種不明機が来る!」

飛鳥「新型だ。そしてこれは、変形機構があるはず。っ!迂闊だエマ中尉!」

エマ「この形態であれば、この距離なら!」

カクリコン「接近戦もできるんだよ!」ガッシィーン

カクリコン「この距離ならば、当たる!」ビシューン

エマ「ああっ!?」ガクンガクン シュポーン

幸子「エマさん!?もう許しませんよ!飛鳥さんはエマさんを!」

カクリコン「来いよガンダム!」ビシューン

飛鳥「エマ中尉、脱出ポッドが出ていた…どこだ?」

カクリコン「このまま2機とも貰う!」ピピッ

カクリコン「ん、敵か?速水?」

奏「シロッコの命令で援護に来たわ」

カクリコン「ふんっ、余計なことを」

エマ「飛鳥、あたしを助けてる暇はない。敵を。飛鳥!助けてくれるのは後でいい!」

飛鳥「パイロットの養成には、時間もお金もかかるんだ。ネモ24号、リック・ディアスのポッドを、アーガマへ」

ビシューン

奏「背中を見せるなんて余裕ね。誘ってるの?」

飛鳥「2機いたのか?」


カクリコン「ちぃっ!こいつ、ちょこまかと!」

幸子「新型というだけあって、速いですね!これじゃあ手足だけは難しいかも」


飛鳥「幸子!このままじゃ不利だ!」ビシューン ギュウウン

奏「逃さないわよ」ギュオオオッ

飛鳥「幸子と合流を前に…!」

奏「捕まえた」ガシッ

飛鳥「サ、サーベル!」

奏「させるわけないじゃない」ビシューン

飛鳥「ああっ!」

ビシュウウウン!

カクリコン「新手か!?」

奏「全く違う方向からの火線ね。アーガマ隊ではないはず」

飛鳥「はぁ、はぁ…新型が2機も来るなんてね。これでは、守るものも守れないな。ボクは甘い、そして弱い」

瑞樹「Mk-II、応答しなさい!飛鳥ちゃん!」

飛鳥「川島さん?」

ビシュウウウン!

カクリコン「ぐぉぉぉ!掠ったか」

奏「見えたわ!輸送機?中尉は下がりなさい、強力なメガ粒子砲ね」

カクリコン「女に下がれと言われて!」

飛鳥「あれは…戦闘機?」

カクリコン「あれは、エゥーゴの新型なのか?」

幸子「よそ見しないでくださいね!」ビシューン

カクリコン「うああぁぁ!」

奏「中尉、大丈夫!?生きてる?」

カクリコン「こんなことで死ぬものかよ!」

奏「その機体は捨てなさい。脱出するわ、こちらへ」

カクリコン「助かる」

ビシュウウウン!

ガブスレイ「」ボガーン

奏「間一髪、ってところかしら」

カクリコン「情けないな俺は…」

瑞樹「飛鳥ちゃん、幸子ちゃん、無事?」

飛鳥「ボクは無事だけど…Mk-IIがここまで」

瑞樹「飛鳥ちゃんのせいじゃないわ。あれ、Zガンダムって言うのよ」

幸子「Zガンダム?晶葉さんの!」

飛鳥「完成したのか…誰が?」

瑞樹「アポリー中尉よ。この後、誰が乗るかわからないけど、みっちり教えてもらいなさい。さ、帰りましょ」

幸子「それにしても、結構大きな輸送船ですね。川島さん、動かせたんですか?」

瑞樹「アイドルに不可能はないわ!それと、もう1機運んできてるのよ」

飛鳥「すごいな、川島さんは」

幸子「アーガマ、見えました!」

飛鳥「エマ中尉の回収は?」

トーレス「完了した。急いで戻れよ」

飛鳥「了解」

-ドゴス・ギア 医務室-

カクリコン「ぐっ!あっ!」

ドゴス・ギア軍医「骨折まではいっていません。大丈夫です」

カクリコン「打ちどころが悪かったなど…ドジだな」

ドゴス・ギア軍医「いえいえ、日頃の訓練の賜物ですよ」



-ドゴス・ギア 医務室外-

ウイーン

シロッコ「カクリコン中尉は?」

奏「ただの打ち身のようです」

シロッコ「それは良かった。しかしな…」

奏「何がおっしゃりたいのです?」

シロッ「コ大人には大人の男が似合うものだ。小僧を相手にするのが好きなら別だが。君の野望を叶えられる男は私だけだよ。君に野心がある限り、それだけは忘れない方がいい。ふっはっはっはっはっはっはっはっは」

奏「何て男なのかしらね…」

-アーガマ 一室-

アポリー「艦隊の展開図はこれです」

ブライト「うん」

瑞樹「クワトロ大尉のご伝言は?」

ブライト「了解です。川島瑞樹さん」

川島「すいません」

アポリー「では、失礼します」ウイーン

ブライト「うん」

飛鳥「アポリー中尉」

アポリー「おぅ」

飛鳥「Zのマニュアル、コクピットにはなかったよ」

アポリー「この中だ。まあまずはどっちが乗るかだな」

飛鳥「それもそうか」

アポリー「うん」

スタスタ


幸子「川島さんは、パイロットになるんですか?」

瑞樹「いいえ、これからはこういう裏方の仕事をやらせてもらうわよ」

ライラ「そういうお仕事も必要でございますですねー」

瑞樹「それで、光ちゃんは?みんなでちょっとしたパーティしましょ」



輝子「フ、フヒ…新しい機体、かっこいい」

次回予告

飛鳥は光を戦いから守りたかった。
カクリコンはシロッコと奏を意識して、戦闘に身を晒した。
しかし、アーガマの新しい戦力の前に苦戦をする。
それを見つめるパプテマスは何を考えているか知らない。
次回、機動戦士Zガンダム、シロッコの眼。
君は刻の涙をみる…。

Zガンダムに乗るのは

1.飛鳥
2.幸子

↓1


もう1機の新型は

1.フルアーマーガンダムMk-III
2.百式改
3.ガンダムMk-V
4.自由安価

↓3

ガンダムMk-Vのパイロットは

1.幸子
2.アムロ
3.光

↓1


ガンダムMk-IIの新しいパイロットは(Mk-Vのパイロットと被った場合↓)

1.アムロ
2.エマ
3.輝子
4.ライラ
5.光

↓2


ガンダムMk-IIIの新しいパイロットは(幸子がMk-Vに乗った場合、被った場合↓)

1.アムロ
2.エマ
3.輝子
4.ライラ
5.光

↓3


アムロがMk-IIに乗る場合、この後輝子は自動的にGディフェンサーのパイロットになります

あの見た目でも24だし
精神的に未熟って意味の小僧じゃね?

>>690
こういった意味での小僧のつもりでしたが確かに不適切だったかもしれません


Mk-IIにアムロが乗ることになったので乗り換えるまで輝子が戦闘に出る場合はリック・ディアスに乗ります

アムロが被ったのでMk-IIIのパイロットを再度決めます

1.エマ
2.ライラ
3.光

↓1

宇宙で飛鳥を待っていたものは、新型モビルスーツ、ガブスレイだった。
そのパイロット、速水奏の前に、ガンダムMk-IIは撃破されかかった。
そこに、エゥーゴの新型モビルスーツが、川島瑞樹とともにやって来た。

カクリコン「先走ったことへの責めは受けるつもりです。新型のモビルスーツは失うし、弁明の余地はありません」

シロッコ「私はそんなつもりで君を呼んだのではない。むしろ、気落ちするなと言いたかったのだ」

カクリコン「哀れみですか?

シロッコ「そうではない。私は君を、羨ましいとさえ思っている」

シロッコ「確かにあの新型モビルアーマーさえ出て来なければ、中尉は勝っていただろう」

シロッコ「君は、運がいいのだ。問題は、君が自分の運を信じているかどうかだ」

カクリコン「その分気力が抜けていると?」

シロッコ「そうだ。気を付けてくれ。君に、戦闘小隊の指揮を任せる。一度は顔を合わせているパイロット達だが、紹介しよう」

奏(シロッコがカクリコンを抱き込むのか、カクリコンががこれをチャンスに一人立ちできるのか…ね)

-アーガマ MSデッキ-

アポリー「飛鳥、どうだ、気に入ったか?」

飛鳥「いい機体だね。しかし、慣れるのにはもう少しかかりそうだ」

アポリー「もっとうれしそうな顔しろよ。Zガンダムは晶葉がお前達のために設計したんだぜ?」

飛鳥「わかっているよ。ただ、ボクはまだ甘いということを知った。新たなチカラは慢心を生む」

アポリー「クワトロ大尉がお前に見せたがって、急遽運んだんじゃないか」

飛鳥「大尉が?」

アポリー「感謝しろよ。お前の言う新しい力なんだ。戦局を一気に有利に運ぶかもしれないぜ?」

飛鳥「大尉が帰ってきたら、ね」

光「おーい、飛鳥!」ブンブン

飛鳥「光」

飛鳥「どうしたんだい」リフトウイィーン

光「幸子ちゃんも新しい機体に乗るらしいからさ、Mk-III、使わせてもらえることになったんだ!」

飛鳥「…キミは、本当に戦うつもりなのか?」

光「そ、そうだけど。どうしたのさ飛鳥。顔、怖いよ」

飛鳥「いや…それがキミの信じる道というなら、ボクは止めないさ」

光「だからどうしたんだって。飛鳥も、アタシにはもっといい機体がって言ってくれたじゃないか」

飛鳥「確かに、Mk-IIIはいい機体だね…」

光「だから!」

飛鳥「ボクにだって、言えないことも、言いにくいことも、言いたくないこともあるんだ」スタスタ

光「…飛鳥」ボウゼン

アムロ「まるで信じていた仲間に裏切られたような顔だな」

光「アムロさん」

-リフレッシュルーム-

輝子「ひ、光ちゃんも…あったかい茸茶、飲む?」

光「ありがとう、輝子ちゃん。ふーっ」

輝子「こ、これで光ちゃんも…友達…?」

光「何言ってるのさ、アタシたちもう友達だろ!それでアムロさん、そのララァさんって言う人は」

アムロ「俺と、シャアという男の間を今でも彷徨っている」

光「……」

アムロ「彼女は悪じゃない。ただ、通じ合う者を失うこと、それは大きな心の穴と同じだ」

光「…飛鳥にとって、アタシがそれになるかもしれない」

アムロ「ティターンズに取り囲まれている現状は変わっていない。いつ奴らが攻めてくるかもわからない」

光「いつアタシが、飛鳥が撃たれるかもわからない。でも…」

アムロ「大切な人には、戦争のない世界で生きていてもらいたいものさ」

光「だったら…」プルプル

アムロ「……」

輝子「光ちゃん…?」

光「あたしがそれを止めるよ!」

光「戦争を止めるために戦争をする、おかしいって言われるかもしれないけどさ。でも!」

光「アタシの正義の心は、ティターンズを止めないといけないって言ってるんだ!」

光「エゥーゴにだって中には野望を持った人がいるかもしれない!それならそっちもアタシが止めてみせる!」

光「そしてアタシは…飛鳥を、皆を守るんだ!」ハァ ハァ

光「あ、飛鳥がアタシを救ってくれたみたいにさ。えへへ、熱くなりすぎちゃったかな」

輝子「お、おお…その心意気、すごい…すごいな…すごいぜえええぇ!私も止めてやるぜええええヒヤアアアハアアア!!」

光「よーし、そうと決まったら輝子ちゃん、特訓だ!」ダダダッ

輝子「ヨオオオッッシャアアアア!!!あ、でもその前に片付けてから…」

アムロ「…はは、すごいな、彼女は。強い子だ」

輝子「…や、やっぱり…アムロは…アムロさんは、優しいな…フヒ」

アムロ「そうか?ふっ、そうなのかな」

-輸送艇-

レコア「では、ヘンケン艦長、行って参ります」

ヘンケン「どっちがうれしいんだ?メタスに乗れることと、アーガマに戻れることと」

レコア「もちろん、そのどちらもです」

ヘンケン「そのだな、レコア少尉…」

レコア「はい」

ヘンケン「ああ、これをエマ中尉に渡して欲しい」プレゼントボックス

レコア「…はぁ」

ヘンケン「持ってけ」ズイッ

レコア「はい」

ヘンケン「私もラーディッシュでアーガマに合流すると伝えろ」

レコア「了解」

-アーガマ ブリッジ-

トーレス「これがグリプスからの予測コースです」

ブライト「グリプスを出発したティターンズの艦隊の動きか?」

トーレス「はい」

ブライト「今の時期の作戦としては月に向かうな。監視班へ綿密に索敵を行えと伝えろ」

トーレス「はっ」

-アーガマ 通路-

エマ「あら、幸子さん?それと…随分とたくさんね」

幸子「エマさん」

エマ「どうしたの?何かの作戦会議?」

瑞樹「飛鳥ちゃんのね、元気がないのよね」

ライラ「ヒカルさんと喧嘩してしまったようでございますです」

エマ「喧嘩?どうして?普段から仲が良いのに」

晶葉「まあ、戦わせたくないんだろうな」

エマ「彼女も体調はもう万全に近いんでしょう?戦力は多いに越したことはないわ」

晶葉「そうれもそうなんだが。なんというかな。うーむ」

瑞樹「地球での出来事で、思った以上に大切になってしまったのよ」

エマ「確かに、戦場で気になってしまうかもしれないわね。危険かも」

ブライト「中尉からも何か言ってもらえないか?」

幸子「ひゃあっ!?ブライトキャプテン!?」

ブライト「そんなに驚くことか」

幸子「す、すみません…」

瑞樹「でも女の子同士の会話を盗み聞きはよくないと思うわよ?」

ブライト「それはすまないと思っている。だが、飛鳥が常に心ここにあらずというのは確かだ」

エマ「ブライト大佐が直接言った方がよろしいのでは?」

ブライト「僕じゃない方がいい」

瑞樹「なぜ?軍隊では、父親役が兵を育てるんでしょう?」

晶葉「私たちでは飛鳥と近すぎる。突き放して、飛鳥の自覚を待った方がいいのかもしれん」

幸子「ブライトキャプテンなら出来ますよ!カワイイボクが保証します!」

ブライト「…弱ったな」

-ドゴス・ギア-

カクリコン「お前達がシロッコの選んだニュータイプ候補生か。まだ子供じゃないか」

蘭子「我らは既に幽世の手を振り切り現世に還っているわ。(私たちは地獄のような訓練をこなしてきました!)」

↓3「そのように言われるのは心外です」


↓3の人物を選択してください(基本的に死にます)

1.シドレ曹長
2.自由安価

カクリコン「しかしこの手だよ。この汚れを知らない手で、人殺しができるのか?」

蘭子「人の子に炎も氷もいらないわ(私は人を殺しません!)」

シドレ「人殺しはしませんと言っています」

カクリコン「わかるのか…?ではなぜパイロットに?」

蘭子「戦いの次にこそ進化がある、それは確かに世界の理ね。しかし、命の営みを見る魔王は時に慈悲深きもの…」

シドレ「戦争は、人をより良く生かすための必要悪なので、そのために戦うだけ。戦闘局面であっても、殺さないで済む敵ならば殺しはしない。だそうです」

カクリコン「そんなことでは、敵に殺されるだけだ!」

蘭子「今は終焉の時ではないわ!」

シドレ「まだ死にたくはないそうです」

カクリコン「なら何でパイロットになった!!!」グワッ

シドレ「軍は、個人的な事は問わないのではないでしょうか?」

カクリコン「ちっ。わかったよ。早坂中尉を知っているか?知らんならいいが、俺としてはそこまでやってもらわなきゃ困るんでな」

蘭子「早坂…?ううっ…禁忌に触れたか!」

シドレ「蘭子曹長!」

カクリコン「なんだ?頭を押さえて」

シドレ「↓2」

1.ご存知、ないのですか!?早坂中尉は作戦任務中に行方不明。戦死扱いとなっています
2.蘭子曹長は士官学校時代の話をされると酷い頭痛に悩まされるのです。早坂中尉は同じ士官学校の出で…
3.自由安価

シドレ「ご存知、ないのですか!?早坂中尉は作戦任務中に行方不明。戦死扱いとなっています」

カクリコン「は?」

シドレ「脱出ポッドのみがないマラサイが作戦宙域で発見されていますはいますが…」

カクリコン「おいちょっと待て」

シドレ「蘭子曹長は士官学校時代の話をされると酷い頭痛に悩まされるのです。早坂中尉は同じ士官学校の出で…」

カクリコン「何と言った!」

シドレ「蘭子曹長は士官学校時代の…」

カクリコン「その前だ!」

シドレ「早坂中尉は行方不明、と」

カクリコン「ふざけるなよ!」カベパンチ!

シドレ「ひっ」

蘭子「う、うぅ…中尉…」

カクリコン「どうして、どうして俺の仲間はこう!…ガンダムめ!」

-ドゴス・ギア MSデッキ-

奏「カクリコン」

カクリコン「速水か」

奏「蘭子ちゃん、よくなったみたいだから連れてきたわ」

カクリコン「…助かる。お前の方は景気がよさそうだな」フワー

奏(こんなことで、落ち込んでるんじゃないわよ)


シロッコ『索敵を忘れるな、カクリコン中尉』

カクリコン「了解」


シロッコ「あの二人の面倒を見るか。確かに、ジャマイカンの言うことに当てはまる部分がある」


蘭子「今こそ、羽撃く時!出る!」

シドレ「マラサイ、出撃します!」

ドシューン

カクリコン「お前達の言う、実力というものを見せてもらうぞ」

蘭子(本気の戦闘ですか…?)

カクリコン「エゥーゴの中心はアーガマとガンダムと新型モビルスーツだ。できることならそいつらを叩きたい」

蘭子(ライラという戦士は、敵のチカラの前に敗れ去ったそうね…(アーガマには実戦慣れした人をも倒す気力があると聞きました))

カクリコン「蘭子曹長、ぼーっとするな。行くぞ」

蘭子「は、はい!」

カクリコン「ライラ、早坂、見ていてくれ。俺がいい男かどうかを」

カクリコン「この戦い、お前たちに捧げる」


美玲は

1.実は生きている
2.本当に死んでいる

↓2

-サイド5宙域-

ゴオオオオ

ピカリーン

レコア「アーガマか?」

Gディフェンサー・パイロット「早いな」

ピピッ

Gディフェンサー・パイロット「違う!あれは!」



-幸子と晶葉の部屋-

キュウウウウン

幸子「ん、んん…何ですか…?」

晶葉「どうした?幸子」

カクリコン「ティターンズのものではないはずだが。エゥーゴの新型モビルアーマーか」

シドレ「他に機影はありません」

カクリコン「シドレ、接触してみろ。それによって、敵か味方かの確認をする」

シドレ「はっ」


レコア「あれは、マラサイ?」

Gディフェンサーパイロット「ティターンズだ。何てところで見つかったんだ!」


カクリコン「ということは、近くにアーガマでもいるのか?」

蘭子「まずは我がチカラの源へ!」

シドレ「ドゴス・ギアと接触を!」

カクリコン「いや、そんな間はないぞ。このまま、アーガマを引っ張り出す」

蘭子「しかし、我が瞳の宇宙には何も映ることがないわ!」

シドレ「しかし、アーガマがいるかどうかはわかりません!」

カクリコン「教えた通りやってもらう」

シドレ「了解」

蘭子「友よ!命の灯、消してはいけないわ!(シドレ曹長!迂闊です!)」

カクリコン「蘭子曹長、なぜオレの指揮の邪魔をする!」

蘭子「…了解(…カクリコン中尉、焦っていませんか?)」

カクリコン「それでいい」

蘭子「シドレ中尉、これでいいのでしょうか」

シドレ「中尉のあの直線的なところは、信じていい人だと思っている」

蘭子「でも…」

-アーガマ ブリッジ-

ブライト「ディフェンサーが捕捉された?」

トーレス「2時の方向にビーム光確認」

ブライト「援護出ろ!総員、戦闘配置!索敵急げよ。結局、飛鳥と話す機会はなかったか」


エマ「早いわね」

幸子「レコアさんが来ていますから」

エマ「レコア少尉が?」

幸子「はい。来るはずですよ」

エマ「幸子さんのそういうの、よく当たるわよね」

幸子「これが、Mk-Vですか。装備は…」

レコア「うっ!2機か」

カクリコン「もっとタイミングを合わせろ!敵に対して縦になるんだ!」

シドレ「しかし、あのモビルスーツの動きも速い!宇宙で2機を1機に見せるなんて無理です!」

カクリコン「やってみてから言うんだ!逃がしはしない!」ドシュウウウン

レコア「うっうぅ…!」

Gディフェンサーパイロット「少尉、敵は自分が引き付けます。メタスだけでもアーガマへ!」

レコア「そうはいかないわ!」

蘭子「翼を持っていても、我がの翼の方がより大きい!」

シドレ「速さが足りないのよ!もらった!」

ビシュウウウン

レコア「こちらの援軍?アーガマ!気づいてくれた!」

カクリコン「ガンダムか!?」

カクリコン「シドレと蘭子はさっきの2機を追え!」

シドレ「了解」

蘭子「わかったわ」

シドレ「1機や2機の援軍が来たからと言っても!」

ビシューン ビシューン

シドレ「うっ、多い!?3機?いや、もっと」

蘭子「ジェリド中尉の命令通り…私たちが縦に慣れなかったから…うぅ…」

飛鳥「光、宇宙に出るのは初めてのはず。気をつけて。この暗く冷たい世界、投げ出されたら終わりだ」

光「心配しないでよ、飛鳥。アタシもみんなの為に戦うって決めたんだ」

飛鳥「……相手はあの新型だ。強いよ」

光「大丈夫!飛鳥はもっと強いから!」

飛鳥「…フッ」



アムロ「輝子、宇宙にはそろそろ慣れたか?」

輝子「イヤアアハアア!!この感覚ぅ!私はもう掴んだぜえええ!!」

アムロ「頼もしいことだ」

輝子「それよりもおお!!…ガ、ガンダムはどう?…アムロさん」

アムロ「フ、やはり動かしやすいよ!」ビシューン!

エマ「幸子さん!レコア少尉たちを!」

幸子「はい!レコアさん、損傷はどうですか?」

レコア「エマ、幸子。大丈夫よ。でも、またあなたに助けられたわね」

幸子「フフーン!ボクに感謝してくださいね!じゃなかった、今はアーガマへ!」

レコア「後は任せたわ!」ゴオオオ

シロッコ「カクリコン隊が敵と接触したのか」

ドゴス・ギアクルー「そのようです」

シロッコ「カクリコンのヤツ、やはり運がいい」

奏「私も出ます」

シロッコ「待て。一緒に観ようではないか、カクリコン中尉の戦いぶりを」

奏「それもいいかもしれません。あなたがご推薦の若いパイロットがアーガマを叩くのを見たいのなら。でも…」

シロッコ「私は、カクリコン隊に戦闘許可は与えていない。が、勝手に始めた戦いのケリを、一人で付けられる自信があるのだろう。だからカクリコンは、私に接触をせずに戦いを始めたのだ。ならば助けは出さんよ」

奏「……」

蘭子「くぅ…この身、滅ぼされん時というのか…!」

シドレ「蘭子曹長!弱気になっては!気力で負けるのは!ああっ、正面に!?」

アムロ「そこっ!」ビシューン


アムロの攻撃はシドレに

00~89 直撃
90~99 命中するも蘭子と一緒に逃げられる

↓1

奏「カクリコンが!?」

シロッコ「いや、シドレがやられたのだろう。カクリコンのヤツ、倍は殲滅してくれねば帳尻が合わん。…所詮は多勢に無勢か」

奏「え?」

シロッコ「尻尾を巻いて逃げてくる」

奏「……」

マラサイ・シドレ機「」チュドォォン

蘭子「こ、このままでは私はやられる。敵の意思が固まって、私を襲う!」ドシューン

カクリコン「蘭子、勝手に後退するな!」

カクリコン「↓2」


1.撤退するしかないのか…
2.このままではライラと早坂に示しがつかん!
3.自由安価

カクリコン「このままではライラと早坂に示しがつかん!」ビシュウウウン

飛鳥「退かないのか!」

カクリコン「ガンダムが、貴様らは俺の全てを奪ったんだ!」

光「こいつ、何を言ってるんだ?」

カクリコン「こいつらを倒さないと、俺は前に進めない!」

飛鳥「特攻か、無謀すぎる」ビシューンビシューン

カクリコン「見えるぞ早坂!俺にも敵が見える!」ヒュンッ ヒュンッ

飛鳥「外した!?」

カクリコン「気力で押す!こうなんだなライラ!」ズバアァンッ

光「こいつの意思が、流れ込んでくる…さっきまでとは違う!?あぁっ!」ピキーン バキッ

飛鳥「光っ!」

光「あ、飛鳥、こいつ強いよ!」

飛鳥「だからボクはキミに!」

光「でも、飛鳥一人じゃやられる!」

カクリコン「いつも2機一緒で!お仲間ごっこかぁっ!」ズバアアッ

飛鳥「っ!」

光「っ!」


1.飛鳥が光の盾になる
2.光が飛鳥を庇う
3.別方向からの射撃がガブスレイを撃ち抜く

↓2

カクリコン「まずはMk-III!貰ったぁ!」

光「アタシはこんなところで!?まだ戦いを止められていないのに…」

飛鳥「光!」

飛鳥(ボクの手は…届かないのか…っ!)

ビシュンビシュンビシュンビシュン

カクリコン「お、おお…何故…」

ガブスレイ「」プスプス

幸子「ま、間に合いました…でも、すごいですね…このインコムは」

カクリコン「ライラ…早坂…俺はぁ…」

美玲(……)ユラァ

カクリコン「早坂…すまない」


ボガァァァン

-ドゴス・ギア ブリッジ-

シロッコ「戻ってこられたのは、蘭子だけか」

蘭子「うぅ…」

シロッコ「君が気に病む必要はない。確かに、彼らはもう帰ってくることはないが、おかげで、敵のモビルスーツのデータを取る分には十分だった」

奏「なぜ、隊長機よりも先に後退したの?」

蘭子「…敵の意思が…私を…包もうと」

奏「……」

シロッコ「ほぅ」

蘭子「…あんなこと、今までなかったから」

シロッコ「恐怖を感じたのだな?ふむ、なれる自信はあるか?」

蘭子「瞳持つ者の言う事ならば…チカラを使わん…(ご命令ならば…努力します…)」

シロッコ「あぁ、それでいいんだ。蘭子、君ならばできる。楽しみにしているよ」スタスタ

蘭子「は、はい!」

奏(あの男のせいでカクリコンは死んだ…そしてこの子にも原因が)

-アーガマ MSデッキ-

ブライト「Gディフェンサーは無事に届いた。ご苦労だった」

レコア「メタスを最初から傷付けてしまいました」

ブライト「詫びはメカマン達に言うのだな。多少の部品はあるし。ラーディッシュが接触をしてくれれば何とかなる」

レコア「はい」

ブライト「しかし…」

レコア「えぇ、幸子は問題ありません。ただ」


-リフレッシュルーム-

アムロ「敵の意思が流れ込んできた?」

飛鳥「……」コクリ

光「アタシが飛鳥と戦った時の、あの感覚とは違うんだ…」

飛鳥「まるで、敵の気力に押されているように感じた」

アムロ「現に押されていたのさ。守るための戦いは結構だが、まずは敵を見るんだ」

光「…はい」

飛鳥「……」チラッ

飛鳥↓2


1.(このままではボクは…光を守れない)
2.(このままではボクは…何も守れない)
3.自由安価



飛鳥(このままではボクは…何も守れない)

 

飛鳥の心の揺らぎが、光の窮地を招いた。
奏は一人の男の死を見守るだけだった。
そこには、それぞれの人々が道を求める姿があった。

-戦艦ラーディッシュ-

ジェリド「ようやっと、アーガマに戻れるか」

クワトロ「嬉しそうだな」

ジェリド「ああいう、戦いの中心に俺がいないで、何になるっていうんだ」

クワトロ「自信を持つのは結構だが、それが過信に繋がらないようにしてもらいたい」

ジェリド「わかってるよ、クワトロ大尉。モビルスーツデッキで待機している」


-ラーディッシュ ブリッジ-

ヘンケン「ウォンさん、作戦は開始されたのです。私とて闇雲に戦争をしようとは思っていません」

クワトロ「私が話そう」

ヘンケン「頼む」

ウォン「クワトロ大尉にはブレックス准将の護衛の任務が発生する」

クワトロ「しかし、今日の出撃の許可は、昨日の内にいただいております」

ウォン「状況が変わった。地球連邦政府の総会の前に、こちらが下手に動くわけにはいかん」

クワトロ「ティターンズの艦隊がフォン・ブラウン市へ向かって動いているのは確かな事です」

ウォン「まだ攻撃を受けたわけではない」

クワトロ「攻撃されてからでは遅過ぎます。戦争などは、所詮はその前後の戦術の優劣によって決します。我々の判断の正しさに自信を持ちましょう」

ウォン「了解した」

クワトロ「この無線をティターンズが傍受してくれると助かる。エゥーゴに内部分裂があると思ってくれるからな」

ヘンケン「ブレックス准将の護衛に付くという話は初めてだが、あれも嘘か?」

クワトロ「時間があればゆく」

ヘンケン「おいおい」

クワトロ「准将は真の敵の素顔を見ておけと言うのさ」

ヘンケン「いつだ?」

クワトロ「この作戦中に」

-アーガマ MSデッキ-

晶葉「聞いたか、クワトロ大尉が戻るそうだぞ」

飛鳥「大尉が?」

アストナージ「この際だから、悩みでも相談したらどうだ?」

飛鳥「ボクに、悩みなんて」

アストナージ「難しい顔してるくせに」

飛鳥「早く整備を終わらせよう」

晶葉「難しいヤツだ」

アストナージ「な」

エマ「輝子さんをGディフェンサーにですか?」

アムロ「Mk-IIとの合体機構があるらしい」

輝子「た、確かに私は…モビルスーツより…こういう戦闘機の方が…慣れてる、かも…」

レコア「単機での戦闘も可能ですし、Mk-IIと組むことでより活躍が期待されます」

アムロ「しかし、ドッキング後のコックピットはすぐに帰還しなければ。それに」

輝子「だ、大丈夫…アムロさんと組めるなら嬉しいし…アムロさんの、役に立てるなら…もっと…フヒ」

レコア「いざという時は、大尉が守ってあげればよろしいのではなくて」

アムロ「守る戦い、か。…気合入れろよ、輝子」

輝子「ガ、頑張る」

ライラ「ライラさんも戦闘に、でございますかー?」

ブライト「月では艦隊戦になる。戦力は多い方がいい。ライラ大尉は戦闘経験も豊富と聞いたので」

ライラ「↓2」


1.レコアさんの運んできたメタスを使えばいいでございますですか?
2.ショウコさんのリック・ディアスを使えばいいでございますですか?
3.機体が余ってないでございますですねー

ライラ「レコアさんの運んできたメタスを使えばいいでございますですか?」

ブライト「アストナージに晶葉が手を加えてくれている。大尉にとっても扱いやすいはずだ」

ライラ「ライラさん、久しぶりの戦闘にドキドキしてしまいますですねー」

幸子「光さん、熱心ですね」

光「前回、危なかったからね。次は、もっと危なくなるかもしれないし」

幸子「ボクの手も、飛鳥さんの手も、借りないようにですか」

光「うん。だから今はMk-IIIの整備、手伝ってよ」

エマ「嬉しいですか?」

レコア「何がかしら、エマ中尉」

エマ「クワトロ大尉も使っていた機体でしょう?」スタスタ

レコア「なっ…!ヘンケン艦長のプレゼント、渡さなければよかったかしら」

シロッコ「この艦に新しく配属された↓2中尉だ」


1.宮本フレデリカ
2.北条加蓮
3.城ヶ崎美嘉

4.自由安価
を忘れていました

ここから↓2です

フレデリカ「わ~お!奏ちゃん、お久しぶり~!」

奏「フレデリカ!」

シロッコ「ん、知り合いだったか。しかし、今は作戦会議中だ」

フレデリカ「おぉー、そうそう、作戦会議!それで、何の話だったっけ~?」

シロッコ「作戦会議と…いや、確かに君の紹介も兼ねてのものだったか」

蘭子「激流に身を任せては…(あの、流されてます)」

シロッコ「あ、ああ…フレデリカ隊は第二小隊。奏少尉は、カクリコン中尉に変わって第一隊の指揮を執ってもらう」

奏「私が…?それで、シロッコ大尉。シドレ曹長の代わりはいるのかしら」

シロッコ「ホリー曹長が入る。アポロ作戦とは何だ、フレデリカ中尉」

フレデリカ「はい。フォン・ブラウン市は、地球と月の裏側を制圧できる拠点として、軍事基地化するポイントと考えられております。そのためにそこを制圧することは」

奏「ちょっとフレデリカ?真面目にどうしたの?」

フレデリカ「え、たまには真面目なフレちゃんも魅力的かな~って思って~」

シロッコ(奏め、せっかく真面目にやってくれていたと言うのに。しかし、このフレデリカという女、実力はあると聞いた)

-アレキサンドリア-

ガディ「少佐、よろしいのですか?」

ジャマイカン「いいな。我々アレキサンドリアの盾になってくれるのがヤツだ。そういう利用の仕方があるということだよ」

ガディ「なるほど。そう思ってよいのでありますな?」

ジャマイカン「そこまで言わすな」

-ラーディッシュ-

ヘンケン「聞こえるか、クワトロ大尉?敵艦隊をキャッチした。荷物の搬入は後になるぞ」

クワトロ「了解」

ヘンケン「グラナダからの後続部隊はどうなっている」

ラーディッシュクルー「応答なし」

ヘンケン「偽の通信でも、ティターンズが惑わされることもなく、フォン・ブラウン市に向かったか」

クワトロ「キャプテン、真っ直ぐ敵艦と接触をしたい」

ヘンケン「了解。後続はすぐに出す。帰って来いよ」

クワトロ「そのつもりだ。准将と仕事をしたいからな」

ヘンケン「そういうことだ」


クワトロ「ジェリド中尉、付いてこい。百式、出るぞ」ドシューン

ジェリド「了解だクワトロさん!ジェリド・メサ、↓2、出る!」

1.リック・ディアス
2.自由安価

ジェリド「このマラサイ、元はエゥーゴに卸される予定だったらしいが。なるほど使いやすい」


トーレス「長距離ミサイル、ビームによる威嚇射撃」

ブライト「シーサー、第一戦闘配備。モビルスーツ戦に引きずり込むぞ」

シーサー「ラーディッシュからのスペースランチが到着しました」

ブライト「後にしろ。独自にやらせておけ」


アンナ「指令があるまで、こちらで待機していてください。モビルスーツの発進があります」

ランチ乗組員「了解」


シーサー「アポリーのリック・ディアス隊、出ました」

アーガマクルー「よーし、もっと前だ。そのままカタパルトに」

アムロ「アムロ、Mk-II、出る!」

輝子「Gディフェンサー出るぜえええ!!」

エマ「リック・ディアス、エマ機出ます!」

レコア「リック・ディアス、レコア機、行きます!」

ライラ「ライラさんもメタスで出ますですねー」

幸子「輿水幸子!ガンダムMk-V行きます!」

光「南条光!ガンダムMk-III出るよ!」

飛鳥「Zガンダム…出る」

ドシューン

ジャマイカン「モビルスーツ隊発進させろ!」

ハイザック隊「よーし、出るぞ」ドシューン



シロッコ「モビルスーツ隊はまだ出るな!目的は、フォン・ブラウン市の制圧である!」

フレデリカ「えー、まだ出ちゃだめなのー?フレちゃん退屈で死んじゃうよー?」

奏(シロッコはおいしいところだけとるつもりなの?)

蘭子(戦わないなら戦わないに越したことは…)

クワトロ「フォン・ブラウン市に進攻するモビルスーツ以外は相手にするな」

ネモパイロットA「はい」

シロッコ「対空砲火を緩めるな!」

ネモパイロットB「機関を落とせば!」

クワトロ「ん?動け、止まっていては…」

ネモパイロットB「わぁぁ!?」ボガーン

クワトロ「わかっているか!ん?」

ティターンズMS隊「」ババババ

クワトロ「旗艦らしき船はモビルスーツを出さず、左右から来るか」

アポリー「上か?リック・ディアス隊、迎撃する。ついて来い」

シロッコ「艦隊は横並び!対モビルスーツ戦、動き遅いぞ!」

飛鳥「味方のモビルスーツを出しておいて、よくも対空砲火を撃てる」

ピキーン

クワトロ「Mk-II、アムロ・レイか!」

アムロ「クワトロ大尉、敵の動きがおかしい」ビシューンビシューン

クワトロ「あの艦、何をするかわからん。アムロ、先に落とすぞ」ビシューン

アムロ「了解!」

ハイザック兵「落ちる~!」


光「すごいな、あの二人!まるで1号2号みたいな呼吸の合いっぷりだ!」

飛鳥「かつての英雄と、その宿敵、揃えばこれほどまでとはね」

幸子「フフーン!1隻でも多く沈めちゃいますよ!」ヒュンヒュンヒュンヒュン

サラミス改クルー「左舷被弾!でもどこから!?」

サラミス改艦長「喋る暇があったらおわああああっ!?」

ボゴオオオオオン

マラサイ兵A「こいつ、ちょこまかと!」ピシューン

ライラ「メタスさん、火力が少し足りない気がしますですねー」ヒョイッ

マラサイ兵B「なぜ当たらない!?」ビシューンビシューン

ライラ「でも機動性はすごいでございますですねー」ビシューンビシューン

マラサイ兵A&B「がぁぁっ!」チュドーン

エマ「ライラ大尉、ブランクがあるのに」

レコア「すごい人ね…エマ、負けられないわよ」

エマ「ええ、レコア!」

輝子「ヒャアアアハアアアアア!!」

アムロ「輝子もよく動いてくれているな!」

クワトロ「あれに、輝子君が?」

ジェリド「クワトロさん!敵の動き、鈍ってるぜ!」ビシューン

クワトロ「わかっているさ。狙いを相手旗艦に絞れ!」



ジェリドのエゥーゴポイント=43-↓1/5

エゥーゴポイントがまた減少に転じるの?

>>776
ティターンズポイントの間違いです


ジェリドのティターンズポイント 24


ドゴス・ギアクルー「敵モビルスーツ隊、本艦へと狙いを変えたようです」

シロッコ「こちらの狙いに気づいたか?いや、しかし我々は既にフォン・ブラウン市の制空圏へ入った。ドゴス・ギアのモビルスーツ隊、発進させぃ!」

フレデリカ「フンフンフフーン、フンフフー、フレデリカ~♪ヘイズル改出まーす!」

奏「フレデリカったら、まだあんな旧式に乗ってるのね。小隊、出るわよ」

ドシューン

飛鳥「ここで出てくるか」

奏「蘭子ちゃん、ホリー曹長、一気にフォン・ブラウン市に降下するわ。敵はフレデリカに任せればいい」

フレデリカ「えぇ~?奏ちゃん、一緒に戦ってくれないの~?」ボボボボボン

光「こいつ、どこ見て戦ってるのさ!?くぅっ!」ドドドッ

クワトロ「飛鳥、光、幸子!そいつの相手は任せる!」

アムロ「敵をフォン・ブラウン市に降下させるな!」

幸子「オールレンジ攻撃で仕留めます!」ピシュシュシュシュ

フレデリカ「フンフンフフーン♪」ヒョイヒョイ

ドゴス・ギアクルー「フレデリカ中尉の隊が、捕まりました」

シロッコ「相手は3機か?」

ドゴス・ギアクルー「はい。援護は?」

シロッコ「本艦はこのまま直進をする。そうすれば、フレデリカ隊に対しての援護にもなる」

奏「シロッコ…このままフォン・ブラウン市に降りるつもり?」

シロッコ「フォン・ブラウン市に入ればエゥーゴは手を出せん」

ドゴス・ギア・クルー「ラ、ラジャー」

シロッコ「フレデリカがあの3機を引き付けてくれているのは非常にありがたい。よくやってくれる。ふっふ…」

奏「フレデリカがいくらやれるからと言って…いけ好かない」


奏での取った行動は

00~49 フレデリカの援護に向かう
50~99 そのままフォン・ブラウン市へ向けて降下

↓2

クルッ

蘭子「奏さん…?」

奏「私は、フレデリカの援護に向かうわ。蘭子ちゃん、ホリー曹長、できるわね」

蘭子「…!や、やってみせるわ!」

ギュオオオッ


ドゴス・ギアクルー「奏少尉が、単独でフレデリカ中尉の援護に向かいました!」

シロッコ「させておけ」

ドゴス・ギア・クルー「はぁ」

シロッコ「したいようにさせておけ」

-アーガマ ブリッジ-

ブライト「グラナダからの救援はどうなっている?」

シーサー「その後、連絡ありません」

ブライト「長引くほどこちらが不利になるというのに。敵は浮き足立って、フォン・ブラウン市の攻撃を忘れている内はいいが…」

シーサー「変です、キャプテン!」

ブライト「何だ?」


-アレキサンドリア ブリッジ-

アレキサンドリアクルー「ティターンズの戦艦が、1隻だけ降下しています」

ジャマイカン「ドゴス・ギア1隻でフォン・ブラウン市に降下させるな!」

アレキサンドリアクルー「もう無理です!」

ジャマイカン「すぐに追うんだ!何を考えてる、シロッコ?」

ガディ「漁夫の利を得ようというのか?」


ブライト「後方の艦隊が浮き足立って見せたのも作戦だったのか…!」

フレデリカ「わ~お!奏ちゃん、助けに来てくれたの?ラビュー♥」

奏「はいはい、シロッコの頭ではこの作戦、成功すると思ってるでしょうからね」

飛鳥「またあの新型か…幸子だけでも敵艦に向かわせたかったが」

幸子「何言ってるんですか飛鳥さん!」

光「そうだよ飛鳥!アタシたち、皆で戦ってるんだ!」

飛鳥「そうか…そうだね!」

アムロ「フォン・ブラウン市に降下させるな!」

クワトロ「アポリー、ジェリド!降下するモビルスーツを追え!」

アポリー「了解!」

ジェリド「了解!」

ライラ「ライラさんも行きますですねー」

ギュオオオッ

蘭子「ここでも我らの羽を削ごうとするか!」


ビシューンビシューン ドドドッ ドシューン

シロッコ「まだ小蝿が寄ってくるか!対空砲火どうなっている!?」

レコア「エマ中尉!」ビシューン

ハイザック「」ボガーン

エマ「助かりました、レコア少尉!」ドカーンドカーン

アムロ「クワトロ大尉、行くぞ!」

クワトロ「よぉし!」ギュウウンッ


ドゴス・ギアのフォン・ブラウン市降下作戦は

00~39 成功
40~99 失敗

↓2

クワトロ「間に合わなかったか…」


シロッコ「我々は、フォン・ブラウン市に着陸した。そちらが攻撃を止め、停戦を受け入れない場合は、この都市を全面破壊する。繰り返す。我々は、フォン・ブラウン市に着陸した。そちらが攻撃を止め、停戦を受け入れない場合は、この都市を全面破壊する」

ブライト「あの距離でミサイル攻撃をすればフォン・ブラウン市を爆破するだけだ。裏をかかれたな」


ヘンケン「こちらの足が遅かったんだ。増援の手配を急げ」

ラーディッシュクルー「どうやってです?」


ブライト「月は地続きだ。誰か走ってでもグラナダに向かわせろ!増援が要る!」

トーレス「フォン・ブラウン市は港を開放したようです」

ブライト「えぇい、モビルスーツ隊を引き上げさせろ!」

フレデリカ「フンフフー♪あれ、いつの間にか作戦成功?やったね~!それじゃ帰ろーっと」

奏「ちょっと、待ちなさいよフレデリカ」

光「待て!」

飛鳥「光、聞こえなかったのか?引き上げだよ…ボクたちは、負けたんだ」

幸子「まだ全部終わってませんよ!?そんな暗いトーンで言わないでください!」

光「でも、そうか…これ以上戦っても損害が増えるだけで…」

飛鳥「ああ…まだ、次の作戦がある」

ホリー「ぐわぁっ!」ボガーン

蘭子「わ、私はまた仲間を」

ジェリド「せっかくこいつらは足止めできたのによ!」

アポリー「言うな!今は引くぞ!」

ライラ「でもちょっと悔しいでございますですねー」

1.そのまま撤退
2.
3.

途中送信です


ライラさんの行動は

1.そのまま撤退
2.悔しいのでマラサイ(蘭子機)に攻撃
3.自由安価

↓2

ライラ「次はわたくしが勝ちますですよー」

ドヒューン

蘭子「でも、私はまだ、死んでいない…?」

-ドゴス・ギア-

フレデリカ「えぇ~?フレちゃん囮に使われちゃったの~?びっくりだねぇ」

奏「怒っていないの?」

フレデリカ「それってつまり、シロッコ大尉は、アタシが囮になるだけの実力があるって考えてくれてるってことだよね?フレちゃんすごーい!よくできました~」

奏「フレデリカ…あなたは、お気楽ね」

フレデリカ「奏ちゃんが、考えすぎなのかもしれないんじゃない?」


ドゴス・ギアクルー「ジャマイカン・ダニンガン少佐がお見えです」

シロッコ「これはジャマイカン少佐」

ジャマイカン「いい気になるな、シロッコ!」バシンッ

シロッコ「うっ!」

ジャマイカン「作戦は成功した。それは認めよう。しかしエゥーゴがおとなしく引かなかったらどうする気だったのだ?何か申し開きがあるか!?」

シロッコ「いえ、少佐のおっしゃる通りです。私も少し乱暴過ぎたようです。今後、この市の管理は少佐にお願いします。私には少し荷が重過ぎるようだ」

ジャマイカン「あぁ、わかればいい」スタスタ

シロッコ「決められた役割を演ずるというのは、難しいものだな」

飛鳥「クワトロ大尉」

クワトロ「飛鳥」

飛鳥「どちらへ」

クワトロ「准将とともに地球へ降りる。敵の姿を見にな」

飛鳥「重要なんだね」

クワトロ「…君が気に病む必要はない。戦いは長いぞ」

飛鳥「…ボクなりにわかっているつもりさ」

クワトロ「行ってくる」

飛鳥「あ……お気をつけて」

飛鳥(…ボクの、悩みなんて)


1969年、人類が初めて月に立った土地は、以後、月の中心的都市となった。
そして、フォン・ブラウン市を制する者は、宇宙を制すると言われていた。
 

-ラーディッシュ-

エマ「フォン・ブラウン市が落とされたというのに、クワトロ大尉とブレックス准将が、地球に行ってしまったなんて」

ブライト「戦いだけが戦争じゃないからな。 中佐、補給状況は?」

ヘンケン「良くない。グラナダも、地下街建設やらで人手が足らん」

ブライト「こちらもそうです」

ヘンケン「でな、モビルスーツの編成について、君の意見を聞きたいのだ」

-地球連邦首都 ダカール-

ブレックス「地球でのほほんとしている連中は、宇宙で何が起こっても全く他人事だ」

クワトロ「はい、地球連邦軍の指揮権を、ティターンズに渡す方に傾いているなど、信じられませんでした」

ブレックス「ジャミトフは地球上の政治家は地球に住むべきだとぬかしたんだ。このアフリカ大陸の半分が砂漠化した現実を見ていても、それでいいと言うんだよ」

クワトロ「政治家達全てを、宇宙に運ぶ方法はないものでしょうかね?」

ブレックス「宇宙酔いが怖いのだとさ」

ブライト「君には、フォン・ブラウン市への潜入任務を任せたい」

誰?

1.飛鳥
2.幸子
3.光
4.輝子
5.ライラ
6.川島さん
7.レコア

↓2

飛鳥「幸子が潜入任務とはね」

幸子「フフーン、皆カワイイボクに注目して任務にならないかもしれませんね」

ブライト「ティターンズのモビルスーツの数だけわかればいいんだ」


潜入捜査は

00~59 失敗
60~99 成功

↓1

失敗した幸子は

00~49 普通に帰還
50~74 敵と接触
75~99 敵に捕まった

↓1

-月面-

ヤザン・ゲーブル「とんだ大物が引っかかったもんだ。奇襲を掛けて一気に攻めるぞ」

ハイザック兵「アレキサンドリアに知らせなくてよろしいのですか、ヤザン中尉?」

ヤザン「行くんだよ」

ハイザック兵「了解です」



幸子「すみません…ブライトキャプテン…」

ブライト「いや、無理をして命を粗末にするよりずっといい」

幸子「キャプテン…!」

ブライト「敵の戦力は読めないがアーガマで強行…」

ブゥーン ブゥーン

-アーガマ ブリッジ-

ブライト「モビルスーツを発進させろ。出せるものからだ。後続も来る!」


-カタパルト-

飛鳥「Zガンダム、出るよ」

エマ「エマ、出ます!こんな所にまで偵察部隊が出ているなんて」

幸子「ガンダムMk-V、行きます!」

飛鳥「幸子、地球でもやったヤツだ!」



輝子「フ、フヒ…まだ整備終わってない…アムロさんも…」

晶葉「すまない。もうすぐで出られるからな」

-アレキサンドリア ブリッジ-

ジャマイカン「すぐにジュピトリスに帰ると言いながらようやくか。シロッコめ」

アレキサンドリアクルー「敵モビルスーツを確認!」

ジャマイカン「シロッコのヤツ、応戦もせんのか!ヤザンは何をやっているのだ!」

アレキサンドリアクルー「見境なく戦闘空域を広げているようです」

ジャマイカン「艦隊を発進用意、援護のモビルスーツ隊を出せ」

アレキサンドリアクルー「はっ」


ハイザック隊「」ドシューン

ヤザン「同じ変形でも、地球で開発されてこっちで使うんだ、こっちの能力は違う」

飛鳥「あの女パイロットとは動きが違う。こんな相手がいくらもいるとは堪らないね」

幸子「別働隊が任務を終えるまでの辛抱ですから!」

ライラ「サチコさんもさっきの分頑張ってくださいですねー」

幸子「胸が痛いです…」

ビシューン ドシュウウウン 

ヤザン「新型とこんなにお目にかかれるとはな!」

エマ「変形モビルスーツ、手強い相手ね!」ビシューン

ヤザン「雑魚は引っ込んでろ!」ドシュウウウン

エマ「ああっ!」バチィッ

幸子「エマ中尉!よくもやってくれましたね!」ヒュンヒュンヒュンヒュン

ヤザン「なんだこの兵器は!?骨のあるヤツばかりで嬉しいねぇ!」

飛鳥「こいつ、遊びでやっているつもりか?」

ヤザン「女?しかもガキじゃないか!」

ライラ「ライラさんはちょっとだけ大人でございますです」ビシューンビシューン

ヤザン「この動きは…ライラに似ている」バシィッ

-フォン・ブラウン市 発電施設-

アポリー「よし!」

光「終わったよ、飛鳥!」


ジャマイカン「発電施設をエゥーゴに抑えられただと?」

アレキサンドリアクルー「モビルスーツ隊も、苦戦しているようです」

ジャマイカン「止むを得ん、全艦発進だ。撤退するぞ。乗組員を招集しろ」

アレキサンドリアクルー「いや、しかし、今出たら…」

ジャマイカン「このままいてどうなるものでもない。頭上を塞がれてみろ、アレキサンドリアもただの鉄屑になってしまうのだぞ?」

アレキサンドリアクルー「わかりました」

ヤザン「撤退だと!?中途半端な!どういうつもりか、ジャマイカンは!ちっ、また会おうぜ、お嬢ちゃん」

ドシューン

飛鳥「下がるか。深追いすることはない…かな」

幸子「でも今の敵、すごく強い人でした」

飛鳥「うん、アイツは危険だ」

ライラ「……エマさんは無事でございますですかー?」

エマ「え、ええ。なんとか」

-ダカール ホテル-

クワトロ「明日も、同じ時間に頼む」 

バキューン バキューン

クワトロ「ん?」 

ダッダッダッダッ

警備兵の死体「」

駆けつけた警備兵「!」

クワトロ「危険だ、近寄るな!早く警察に知らせるんだ!」

駆けつけた警備兵「!」ダダダダッ

クワトロ「准将…」

ブレックス「クワトロ大尉か…」

クワトロ「准将!」

ブレックス「ティターンズにしてやられた…」

クワトロ「しっかりしてください…」

ブレックス「君には、世の中を動かす人に、なってもらいたい…」

クワトロ「准将…」

ブレックス「君がエゥーゴの、指揮を執れ、シャア・アズナブル…」ガクッ

クワトロ「ブレックス准将!」

-ダカール議事堂-

ダカール会議・議長「以上、満場一致をもちまして、この法案を採択いたします」

ダカール会議・議員「おぉぉ!」

ジャミトフ「……」スタスタ

ダカール会議・議員「わぁぁ!」パチパチパチパチ

クワトロ(ティターンズの元締めか。これで、地球連邦軍はティターンズの管轄下に入り、正義は我らのものという事か。しかしそうかな?今日の都合で魂を売った人々の決定などは、明日にも崩れるものさ)

-アーガマ-

光「やったよ飛鳥!アタシ初めての任務成功ってやつかな!」

飛鳥「これまでに戦闘もこなしてきたろう?」

光「それとこれとは別だよ!」

飛鳥「フフ、そうだね」

飛鳥(ブレックス准将やクワトロ大尉は無事なんだろうか…)

-ジュピトリス-

シロッコ「ジャマイカンめ…」

奏「その話、本当なのですか?」

シロッコ「確かに動き出している」

フレデリカ「怖いですね~」

蘭子「ヤツは…瞳を持たぬ…そして汚い」

シロッコ「頼まれてくれるか?」

-アーガマ-

ブゥーンブゥーン

トーレス「モビルスーツ、出動待て」

飛鳥「どういうことだ?警報を鳴らしているのに」

トーレス「ハイザックが白旗を持ってる」

飛鳥「白旗?」


↓2「着艦許可願いたい。私は、エゥーゴに有益な情報を持って来た。着艦許可願いたい」

ハイザックに乗ってきたのは

1.奏
2.フレデリカ
3.蘭子

蘭子は30バンチと

1.関係あり
2.関係なし

↓1

-アーガマ-

ウォン「ティターンズがサイド4にかかるというのは、コロニー落としのためだと言うのだな?」

ブライト「神崎蘭子はそう言っております」

ウォン「我々をはめようとしているんじゃないのかね」

ブライト「考えようはいくらでもありますが、彼女は若過ぎます。ティターンズのやり方が嫌になったというのは、嘘ではないようです」

晶葉「サイド4のコロニーが動き出しているというのは、事実なのだろう?」

ウォン「グラナダでも確認をした。しかしそいつが月のどこに落ちるかはわからん」

飛鳥「蘭子が、グラナダに落ちると言っている」

ウォン「蘭子君は、信じるのだな?」

飛鳥「えぇ、幸子も、晶葉も、ライラも」

ウォン「ふむ」

ブライト「グラナダの住民避難は行っていただけますね?」

ウォン「こちらなりのやり方はするが、コロニー落としは陽動作戦だ。敵はもっと…」

ブライト「アーガマはコロニー落としを阻止する作戦に出ます」

ウォン「当たり前だ。ラーディッシュとうまくやれ」

ブライト「ウォンさんの見方も正しい。コロニー落としで我々の目をそらせておいて、本当は何をやろうというのだ?」

蘭子「チカラなき民にわかるものか!(一下士官にわかることではないです!)」

ブライト「各員、第二戦闘配置だ」

エマ「はい」

-監視室-

シーサー「おとなしくしてな。疑いが晴れれば、すぐクルーになれるさ」

蘭子「は、はい」

飛鳥「鍵は?」

シーサー「おぅ。ここのキーだ。頼んだぞ」

飛鳥「うん」

幸子「それでは」

晶葉「確かめるか」

ウィーン

蘭子「ほう、我が領域に踏み込むか」

晶葉「誰に頼まれて、わざわざ敵のど真ん中まで?」

蘭子「最初に信じたのはあなたたちではなくて?」

晶葉「質問に答えるんだ。ロニー落としの作戦を信じただけだ。でも、それだけで、ハイザックでティターンズから抜け出せるわけはない」

蘭子「我の持つチカラを振り絞って、悪しき光から逃れたのよ!?私は、あなたたちは信じられると思って…」

晶葉「そう言えば、人は騙せると、ヤツに叩き込まれたか」

蘭子「違う!シロッコは…あっ」

飛鳥「パプテマス・シロッコ、木星から帰って来たというジュピトリスの隊長」

蘭子「ち、ちが…」

蘭子「エゥーゴの情報網も、バカには出来ないんですよ?」

晶葉「まあここに来て、やっと動揺の色が見えた」

飛鳥「彼女もまた、ということか」

晶葉「何、光の時よりずっといい出来だ」

× 蘭子「エゥーゴの情報網も、バカには出来ないんですよ?」
○ 幸子「エゥーゴの情報網も、バカには出来ないんですよ?」


蘭子の記憶を戻します

00~19 失敗するも何も起こらず
20~29 大失敗、何かが起こる
30~94 成功、昔の記憶を取り戻す 
94~99 大成功、記憶を覗いて書き換えることができる

↓1

95~99でした

さらに↓1

光「みんな…お、終わった?」

蘭子「フッ、神崎蘭子…覚醒の時!」

幸子「これ、戻ったんですか?」

飛鳥「あぁ、ボクにはわかるよ。似た者同士としてね。おかえり、蘭子」

蘭子「この私が、忘却の彼方へと誘われていたとは…」

晶葉「まあ、ティターンズのやることだ。そう言えば光」

光「何、池袋博士」

晶葉「お前を洗脳した施設にはあと2人いたというが、蘭子ではないのか?」

光「アタシの他に2人いるとまでは聞いていたけど、誰かまではわからなかったんだ」

晶葉「そうか…」

幸子「でも今は、蘭子さんが元に戻った方が重要ですよね!」

飛鳥「そうだ。幸子、晶葉、ライラ、川島さん、蘭子、それとボク」

晶葉「こんなにも、仲間が多いとはな」

-アレキサンドリア-

ジャマイカン「進路修正は2回の核パルスで済ませられるな?」

アレキサンドリアクルー「はい、順調です」

ジャマイカン「こんな安手の方法で、エゥーゴの首根っこを抑えられるなどと。シロッコにも思い付かん戦法だ」

アレキサンドリアクルー「シロッコは、木星帰りの欲求不満を戦いで晴らそうという気がしますが」

ジャマイカン「確かにそうだ。一度は制圧したフォン・ブラウン市から後退したのも、ヤツが勝手に出たり入ったりしたからだ。これで名誉挽回しなければ、アレキサンドリアはグリプスに戻れん」

-ラーディッシュ-

ラーディッシュクルー「サイド4のコロニー群の27バンチですねぇ、移動を始めたのは」

ヘンケン「間違いなく、無人のコロニーだな?」

エマ「遅くなりました」

ヘンケン「おぅ」

エマ「まだ、ラーディッシュのデッキに慣れませんで」

ヘンケン「アーガマに降りた女の言う通りだった」

ラーディッシュクルー「コースはいろいろ考えられますけど、グラナダへ落とすのもできそうです」

エマ「敵の戦力は?」

ヘンケン「隠密行動を取った。少ないと見た」

エマ「しかし、コロニーを移動させるだけの核パルスを運んだ部隊でしょ?」

ヘンケン「そうだ。君には危険な任務になる。ティターンズはコースを変えるときに核パルスを使うだろう。放射能汚染が気になる」

エマ「ガンダムのコクピットにいれば大丈夫ですよ」

ヘンケン「しかしな、君が赤ちゃんを産めんようにでもなったら…」

エマ「あ、あたし、結婚…考えてませんから」スィー

ヘンケン「エマ中尉…」

エマ「参ったなぁ。幸子さんたちは、初めから投降した子を信じたようだけど…。あらいやだ、…近々縁談有りだなんて!」

-アーガマ-

レコア「コーヒーは?」

ブライト「すまん、いい」

レコア「はい」

ブライト「静かな食事もこれで最後かな」

レコア「嫌なことおっしゃらないでください」

ブライト「敵は子供を潜り込ませてきたんだぞ」

レコア「ですが、彼女も幸子たちの」

ブライト「しかし、晶葉君がいなければどういった事態になるかは想像がつく」

レコア「それは、そうでしょうが…」

ブライト「エマ中尉もラーディッシュに回した。多少心配だ」

レコア「幸子たちは良くやっています」

ブライト「あぁ、直感と用心深さを持ち合わせ始めた。しかしまだ若過ぎる」

レコア「ニュータイプですのに?」

ブライト「まだニュータイプとは思えないな」

レコア「まだ幼いから?」

ブライト「私と同じく、直情的だ」

ブライト「蘭子君の言うことは確かなはず」

アムロ「だろうな」

ブライト「彼女はパイロットとしては未熟だが…」

アムロ「だが、持っているものがある、と思う」

ブライト「ああ。コロニーが見えたな。モビルスーツ隊、発進用意させろ!…晶葉がいなかたっと思うとゾッとするな」

-アレキサンドリア-

ジャマイカン「前方に敵戦艦をキャッチした。モビルスーツ隊は、コロニーの支援隊以外は、対モビルスーツ戦の用意、この作戦に成功すれば、一週間の有給休暇が出る。各員の奮起を期待する」

ヤザン「フォン・ブラウンから撤退をして、補給を済ませればこれだ。オレ達はジャマイカンのオモチャか!」

ジャマイカン「ヤザン、パイロット一人の気分で作戦がどうとでもなると思うな!」

ヤザン「なら正攻法で戦わせろ!」

ジャマイカン「戦うなとは言っておらん。君を戦闘隊長にした意味を良く考えろ」

ヤザン「わかったよ」

アムロ「コロニー落としか。まるでジオンのやり方だよ。アムロ、ガンダムMk-II、出るぞ」

蘭子「私にも、堕天使のチカラを!(私もハイザックで出撃します!)」

光「ダメだよ蘭子ちゃん。アタシも同じ経験があるんだ、今体ダルくない?」

蘭子「くっ、記憶解放の代償とでも言うの…!?」

光「だから今は任せて!こんな作戦はアタシたちが止める!ガンダムMk-III、行きます!」

ドシューン

-グラナダ-

ウォン「はぁ、住民には動揺を与える訳には参りませんから…」プツッ

ウォン「いいぞ」

ウォンの秘書「住民を避難させなくてよろしいのかと」

ウォン「誰がだ?」

ウォンの秘書「グラナダの市長の…」

グラナダ市長「ウォン、エゥーゴの戦略論は聞き飽きた。市民を地下トンネルに避難させるぞ」

ウォン「それはダメだ。メラニー・ヒュー・カーバイン氏も、アーガマとラーディッシュに任せろと言っている!」

グラナダ市長「市民が万一の場合は…」

ウォン「我々の作った軍隊の戦力を信じてくれ」

グラナダ市長「それにしちゃあ展開が遅い」

ウォン「遅くはない」

グラナダ市長「そんな言葉でグラナダ市民の命を…」

ウォン「市長、アーガマもラーディッシュも勝つよ。でなければ地球は滅びる。ティターンズもエゥーゴもなくなる」

グラナダ市長「はぁ、そうだが…」

ウォン「だから今はエゥーゴが勝つのだ。そう私は信じている。だから市民を避難させてエゥーゴへの不信感を育てるようなことだけはやめてくれ。頼む」

グラナダ市長「死ぬときは一緒だというのか」

トーレス「ターゲット確認。主砲、わかってんの?進路を変えるんだ。だーゲットに向かって左!」

アーガマ「クルーこっちも子供じゃない!コロニーの進路を変えてみせる」

ブライト「主砲を撃ったら敵も撃ってくるぞ。第一戦闘戦速」

サエグサ「はっ!主砲!」

ドシュウウウン


ジャマイカン「敵の火線の元へ砲撃。出撃したヤザンはどうしたんだ」

ヤザン「コロニーの上から来ようってんだろ。ふっ、わかってるよ」

飛鳥「始まった…あそこか」

アドル・ゼノ「エゥーゴにいつまでも好きにさせるか」

ジャマイカン「大丈夫か?これではコロニーはグラナダに落ちない」

アレキサンドリアクルー「大丈夫です。質量が大きい。核パルスエンジンを使わない限り直進します」


光「飛鳥が敵わなかったというのが、あのモビルアーマー」

レコア「エマ、モビルスーツは任せて、私たちは核パルスエンジンを」

エマ「了解」

輝子「ヒヤアアアハアア!!コロニーへの攻撃も止めるんじゃねええええ!!!」ドシュウウウウ

アムロ「輝子!周りもよく見るんだ!」ビシューン

輝子「助かったぜアムロオオオ!!」


飛鳥「やはり速い…!ドッグファイトに…!」ピシューン

幸子「追いつけてませんよ飛鳥さん!」シュンシュンシュンシュン ピシュシュシュシュ

ヤザン「ふはははは!」

飛鳥「くっ、強い」

幸子「この人後ろに目でも付いてるんですか!?」

ヤザン「落ちろ!」ガッシィーン

飛鳥「捕まる!?」

幸子「飛鳥さん!」

ヤザン「外から串刺しにしてやる!」グアアッ

ビシューン

ヤザン「どこからだ!?」

光「飛鳥!今助ける!」ビシューン ズバァ

ヤザン「また女か!だが、まだ子供の間合いだな!」ガキイィン

光「くぅ!」

蘭子『聞こえますか!下から狙ってください!』

飛鳥「蘭子?下から?」ギュウウン

ヤザン「見えない!」

飛鳥「勝利の女神はボクに微笑んでくれたかな!」ドドシューン

ヤザン「ちぃ、Zと言ったか、このマシーンの弱点を知っているのか?」ギュオオオ

飛鳥「これは…ボクの方が助かったのかもしれないな」

エマ「コロニーの方向を変えるために、こちらの核パルスに火を点ければ」

レコア「はぁ!邪魔をするんじゃない!エマ、早く!」ビシューン

エマ「こんな使い古しのエンジンなら…よし!」

レコア「戻るわよ!」ギュウウン

エマ「やった!」ギュウウン


アレキサンドリアクルー「コロニーの進路が変わりました」

ジャマイカン「ヤザンは何をやっている!?」

アレキサンドリアクルー「モビルスーツ隊、帰艦!」

ジャマイカン「もう方向は変えられん。この作戦…」


ブライト「我々の攻撃の圧力と、エマ中尉たちの動かしてくれたエンジンで、方向は変わった…」

サエグサ「はい」

ブライト「このコースから、こうなるのだな?間違いなくグラナダの180キロ外へ落ちるな。」

蘭子「よかった…」

蘭子「フッフッフッ、闇に飲まれよ!」

光「ああ、お疲れ様!」

飛鳥「蘭子が敵の死角を教えてくれたおかげで勝てたよ」

幸子「シロッコさんっていう人、実はそんなに?」

飛鳥「いや、そんなことはないはず。裏がないと、蘭子を寄越さないさ」

光「その蘭子ちゃんも、アタシたちの仲間だけどね!」

蘭子「我にも友を守る力を授けよ…(私も皆さんを守りたいです)」

次回予告

ヤザンは、徹底抗戦の火蓋を切った。
その戦闘空域に紛れ込むのは、かつてのジオン公国の戦艦である。
輝子はそこで、ヤザンのモビルスーツを撃破する武器を発見した。
人々はジオンの亡霊に追われているのか?
次回、アイドルマスターシンデレラガンダム、ジオンの亡霊。
君は刻の涙をみる…。

美玲がエゥーゴの面々と顔を合わせなかったように
蘭子も顔は見られていないので特に問題はない…はずです

-アレキサンドリア-

ガヤガヤ ガヤガヤ

ヤザン「真下に死角があるんだよ、わかってんのか!」

アレキサンドリアメカマン「矯正しときました」

ジャマイカン「ヤザン大尉」

ヤザン「何か?」

ジャマイカン「この騒ぎは何か?まるで戦闘配備ではないか」

ヤザン「そのつもりです」

ジャマイカン「何だと?本艦は補給のために、一刻も早くグリプスに向かわねばならんのだ。それを!」

ヤザン「だからこそここで追撃を叩き、敵の足を止めるのです」

ジャマイカン「貴様いつから作戦参謀になった?」

ヤザン「何なら、今ここで任命してもらって結構だが?

ジャマイカン副官「ヤザン、貴様!」

ジャマイカン「わかった、勝手にやれ。ただしアレキサンドリアは予定のコースは変えん」

ヤザン「ふん、帰りたければ自分で帰って来ます」

ジャマイカン「その言葉、忘れるなよ」

ヤザン「ありがとうございます。コロニー落としの作戦と、オレとどちらが正しいか、見せてやる」

アドル「装甲チェックはまだか?ここが一番遅いんだぞ」

アレキサンドリアメカマン「やってます!」

ヤザン「慣れたか?」

アドル「はっ、二度目ですので多少は」

ヤザン「アドル曹長、敵を捕捉しても、敵艦付近での戦闘は避けろ」

アドル「はぁ?」

ヤザン「アレキサンドリアまで、敵を引っ張って来る」

アドル「しかし…」

ヤザン「今まで、アーガマを落とせなかったのは、戦艦の戦力を有効に使えなかったからだ」

アドル「あぁ…。そうであります」

ヤザン「そうだ。そしてジャマイカンにも、もっと戦闘の恐ろしさを教えねばな」モギュッ

アドル「うっうぁ、中隊長殿!」

ヤザン「縮んどるぞ~、まだ出撃前だ、しっかりせぃ!」

ヤザン「アドル、遅れるなよ」

アドル「はい!」

ドシューン

-アーガマ-

アムロ「自信はあるか?俺任せじゃ、失敗するぞ」

輝子「シミュレーションは十分やったから…あとは、本番…頑張る…」

アムロ「ドッキングの後は危険も伴うが、次の戦闘でやってみるか」

輝子「Gディフェンサーのドッキング…アムロさんがいっぱい活躍できるなら…フヒ」

ブライト「次の戦闘では出てもらうことになる。モビルスーツデッキに移動させるよう手配しておけ」

アムロ「ああ。しかし」

ブライト「ブライトドゴス・ギアの捕捉は無理だ。今までの動きから見て、ドゴス・ギアはティターンズの他の戦艦とは役割が違うようだな」


会話に入ってきた人物は

1.飛鳥
2.幸子
3.光
4.蘭子
5.自由安価(複数人可)

↓1

蘭子「方舟には、瞳持つ者がいるわ(ドゴス・ギアには、パプテマス・シロッコが乗っているんです)」

ブライト「君は」

輝子「パプテマス・シロッコ…?」

蘭子「あの瞳に写るは、荒廃せし楽園とその先の未来図(あの人は、戦争が終わった後の地球の支配者になろうとしています)」

輝子「て、ティターンズも…権力争い…してそうなんだ…」

蘭子「彼の者の持つ、チカラ…まるで、人を押しつぶさんとしてくるわ(あの人と話す時は、プレッシャーを感じました)」

輝子「プレッシャー…?」

ブライト「アムロも、クワトロ大尉もそういうことを言っていたな」

アムロ「あぁ、今までにない不快感を感じた」

ブライト「ふむ、蘭子君は、我々の敵と戦うことはできるだろうか。艦を降りることもできるが」

蘭子「私は…↓2」


1.もう戦いは…嫌です…
2.皆と一緒なら戦えます…
3.自由安価

↓2

-アーガマ 通路-

ブライト『今使えるモビルスーツは、君が乗ってきたハイザックだけなのだが…』

蘭子(今の私の実力では戦闘に出るのは難しい…か…私もニュータイプ候補だったんだけどな)

蘭子「…飛鳥!」


その時の飛鳥は

00~49 1人
50~74 光と一緒に歩いてる
75~99 光と一緒で楽しそうに見える

↓1

蘭子「あ…」


光「飛鳥、最近楽しそうだよね」

飛鳥「昂るんだ。かつての仲間たちが揃い、力を合わせ…キミの好きな話だろう?」

光「飛鳥にもアタシの趣味が分かってもらえてきたみたいで嬉しいな!」

飛鳥「光とボクは、どこか違う部分がある、けどだからこそ、キミの声はボクに届くのさ」

光「その通りかもね。あの時も、アタシには飛鳥の声、届いてから」

キャッキャッ


蘭子(…後で相談しよう……後で)トボトボ


去っていく蘭子に飛鳥は

1.気づいて声をかける
2.気づいた上で声をかけない
3.気づかない
4.自由安価

↓2

光「仲間といえばさ、飛鳥って蘭子ちゃんと仲良かったよね」

飛鳥「ああ。ボクらは一にして全、全にして一さ。広大な宇宙は、彼女の持つ可能性を器より解き放つ、そう信じている」

光「それで、飛鳥ももう一段回成長できるってこと?」

飛鳥「彼女を利用するわけじゃない。ボクらは共にあることで、熱を持ち、輝きを増す。そういう存在だったんだ」

光「飛鳥と蘭子ちゃんで組んだらいいコンビになりそうだよね!少し妬けちゃうな」

飛鳥「フフ、違う。光の持つチカラと、蘭子の秘めたる可能性。それがきっと、ボクに勝利をもたらすのさ」


それを蘭子は

00~69 壁の向こうで目をキラキラさせて聞いていた
70~79 壁から頭を少し出して目をキラキラさせて聞いていた
80~89 聞こえていたけど光と仲が良さそうなのを見て出るに出られなかった
90~99 聞いていなかった

↓2

蘭子(飛鳥…)

蘭子「うん…頑張る!」

ヤザン「ふふ、見つけたぞ。エゥーゴ」

アドル「行きますか、中隊長?」

ヤザン「手筈通りやれ。コロニー落としの落とし前を付ける!」

アドル「了解!」

-ラーディッシュ-

ヘンケン「捕捉された?敵機は!」


アーガマはヤザン隊を捕捉

00~49 できた
50~99 できなかった

↓1

エマ「リック・ディアス、行きます!敵をラーディッシュから引き離す」

ヤザン「人の尻ばかり追いかける、ウジウジした戦艦だ」

エマ「そこ!」ビシューン

ヤザン「よし、健気なものだ」

ヘンケン「対空砲火!」

アドル「うわぁぁぁ!うぅぅ」

ヤザン「こんな弾に当たったら、減俸もんだぞ、アドル!」

アドル「申し訳ありません」

ヤザン「ん?怖いのか?」

アドル「そんなことはありません!」

ヤザン「戦場では、びびった者が死ぬんだ。覚えておけ!」

アドル「はい!」

ヤザン「付いてこいよ、戦場はここじゃないぜ」ドシューン

エマ「逃げた?」ギュオオオッ


-アレキサンドリア-

ジャマイカン「何だと?」

アレキサンドリアクルー「こっちに突っ込んでくる」

ジャマイカン「ヤザンを呼び出せ」

アレキサンドリアクルー「ダメです、回線が繋がりません」

ジャマイカン「何を考えてるのだ、ヤザンは!」



ラーディッシュクルー「キャプテン、右前方より接近するものがあります。戦艦と思われます」

ヘンケン「何?」

ギュオオオッ ガシッ

ヤザン「誰がパイロットだ!?この前の小娘か?」

エマ「飛鳥の事?」

ヤザン「また女か?男の戦場に!」ズガガガッ

エマ「あぁぁっ!」


アドル「昔の戦艦?」


謎の戦艦「」フワフワ

ライディッシュクルー「わかりました、あれはジオン公国のグワジンタイプです」

ヘンケン「ジオンの?」

エマ『あぁ、ああぁぁぁぁ』

キュウウウン

↓2「!」ガバッ


エマの危機を察知したのは

00~39 飛鳥
40~79 幸子
80~89 飛鳥と幸子 
90~99 飛鳥と幸子と光

↓2

-幸子と晶葉の部屋-

晶葉「い、いきなりどうした?」

幸子「はぁはぁはぁ…。夢ですか…あ…。違う、エマさんが危ないです!出動します!晶葉さん、ガンダムの整備は出来てますか!?」

晶葉「だからいきなりどうした」

幸子「エマさんが危ないんです。行かせてください」

晶葉「待て、今キャプテンに繋ごう」

ブライト『どうした晶葉』

晶葉「今幸子に変わる」

幸子「ブライトキャプテン!エマさんが危険です!行かせてください!」

ブライト『いきなり何を…』

アムロ『変わってくれ。ラーディッシュが攻撃を受けていると、そうだな?』

幸子「はい!!」

ブライト(幸子、我々にわからない何かを感じているのか…)

アムロ『彼女の感じていることは本物だ、ブライト』

幸子「ブライトキャプテン!」

ブライト『わかった、発信を許可する』

幸子「ありがとうございます!」ダダダッ

アムロ『俺も行く。輝子にも準備させよう』タッ

ブライト「似ているな、アムロ・レイに…」


幸子「ガンダムMk-V、幸子行きます!」

アムロ「ガンダムMk-II、アムロ出る!」

輝子「よくわからないけどGディフェンサー、輝子行くぜええええ!!」

――その頃飛鳥は

1.エマの危機に気づいたものの光と蘭子にオフの日の予定で取り合われていた
2.適当にお書きください(自由安価)

↓2

ジェリド「エマ!」ギュオオオッ

ヤザン「こいつ!」

エマ「ジェリド中尉!」

ジェリド「ここで活躍できなきゃ、何のためにラーディッシュに来たんだかわからんからな」

ヤザン「この盗人が!」ビシューン

ジェリド「うおぉ!?マラサイが落ちてたんだよ!」

幸子「エマさん!」

エマ「幸子?Mk-V?どうして」

ラーディッシュクルー「キャプテン、Mk-II、Mk-Vです。ガンダムが来ました」

ヘンケン「間違いないか?」

ラーディッシュ・クルー「識別信号、確認してます」

ヘンケン「よく来てくれた、アムロ大尉か」

ラーディッシュクルー「キャプテン、ネモの回収終わりました」

ヘンケン「よし、微速後退に入る。索敵怠るな。今度は幽霊船では済まんぞ」

アムロ「輝子!シミュレーション通りやれば成功する!」

輝子「やああああってやるぜええええ!!!ドッキングうううう!!!」

ガシィィィン

幸子「おぉ、かっこいいですよ輝子さん!」

輝子「後は任せたああああヒヤアアアハアアア!!」ギュオオ

アドル「に、逃してたまるか!落としてやる!」ピシューンピシューン

幸子「弱い者いじめ、よくないですよ!」ビシュウウン

アドル「うああぁぁ!」

ラーディッシュクルー「キャプテン、ネモの回収終わりました」

ヘンケン「よし、微速後退に入る。索敵怠るな。今度は幽霊船では済まんぞ」

輝子は

00~44 無事にアーガマに戻れた
45~89 ラーディッシュに回収された
90~99 敵とおいかけっこの末グワジンに逃げ込む

↓1

ヤザン「ふっはっはっはっは」

ジェリド「気をつけろよ!機体もパイロットもやり手だ!」

幸子「地球でも戦った機体ですけど、でもその時より!」ピシュシュシュシュ

アムロ「そこ!」ビシューン

ヤザン「うっ!1機2機、援護が来たからといって…」ギュウウン

アムロ「後ろか。どっちから来る?はっ」スイッ

ヤザン「やるな、Mk-II!ゴテゴテしたもんつけおって!」

アドル「うぅ」ヨロヨロ

アレキサンドリアクルー「ラーディッシュ、あと1分で戦闘区域から離脱します」

ジャマイカン「このまま逃がすものか。各砲門、対艦放火開始だ」

ジャマイカン副官「少佐、ここからではモビルスーツの戦闘区域を直撃します!」

ジャマイカン「ヤザンに迂回させろ」

アレキサンドリアクルー「回線繋がりません」

ジャマイカン「ちっ、ヤザンなら自力で戻ってくる。撃てぃ!」

ドシュウウウウウウ

ヤザン「おあぁ、何だと!?味方に向かって発砲したのか?」

アドル「おあぁぁぁ!!」ボシュウウン

ヤザン「アドルー!」

ヤザン「オンボロ、利用してやるぞ」ギュウウン

アムロ「グワジンを盾にするか」

幸子「フフーン!」

ジェリド「俺たちからは!」

幸子「逃げられ!」ビシュシューン

ジェリド「ないぜ!」ビシューン

ヤザン「ぐぉぉ!」

幸子「戦い慣れしているみたいですけど、精神的プレッシャーは感じません。ただ強いだけでしたね!」

ヤザン「このままで、終わらせるつもりはないんだよ…」ドシュウウウン

幸子「逃げるんですか!?」ギュウウウッ

アムロ「幸子、Mk-IIディフェンサーなら追いつける!」

幸子「お願いします、アムロさん」

ヤザン「いい子だ。ちゃんと追い付いてくれよ」ギュオオオ


ジャマイカン副官「ジャマイカン少佐!」

ジャマイカン「ヤツめ、大きな口を聞いておきながら逃げ戻って来たのか」

ジェリド「止まった?」

アムロ「あの機体…戦艦を背負うのか…?」ピピピッ


ジャマイカン「無意味な出撃などするから!」

アレキサンドリアクルー「敵モビルスーツ捕捉」

ジャマイカン「各砲座、各個に迎撃させぃ!」


ヤザン「撃てよ、ガンダム…。狙いを外すな」

幸子「やっちゃってください!アムロさん!」

アムロ「ああ!」

ビシュウウウウウン

ヤザン「ふっ」ギュンッ


ジャマイカン「おおっ!?んがあぁぁ!」

バリイイイン


ヤザン「ここは戦場だからな」

-ラーディッシュ-

ヘンケン「さすがだ、礼を言うぞ、アムロ・レイ大尉」

アムロ「いや、幸子がエマ中尉に気づかなければ、どうなっていたかわからなかった」

幸子「あ、ははは」

ヘンケン「そうか!幸子もよくやってくれた。おかげでエマ中尉…いや、ラーディッシュやパイロットの命は守られた」

幸子「フフーン、ボクすごいですか?」

エマ「ありがとう幸子。感じただけでもすごいのに、あなたはニュータイプかもしれないわね」

アムロ「ふふ」

ジェリド「ニュータイプとして、何かわかることでもあるんですか?」

アムロ「そんなんじゃないさ」

ヘンケン「それと、アーガマから連絡が入った。クワトロ大尉が地球から帰ってくる」

アムロ「大尉が?」

ヘンケン「アーガマが迎えに行くそうだ」

-アーガマ-

ブライト「やはり、ア・バオア・クーとグリプスか」

トーレス「はい、コンピューターの解析図面ですから、どこまで正しいか…」

ブライト「いや、間違いないな。元ジオン公国の連中と、ティターンズが手を結んだ、宇宙要塞建設の話は聞いている。それがこの正面の空域にあるというのか」



ジャマイカンは、自分にとって邪魔な作戦参謀であると見たヤザンは、対アーガマ戦の中で、ジャマイカン抹殺を思い付いた。
その作戦によって、ヤザンは己の目的を果たしたものの、それをシロッコが見逃すはずはないともわかっていた。

 



シャアの帰還

 

ジェリドのティターンズポイント=24-↓1/10

20以下である場合、以降1回のみ自由安価で「ジェリド特攻」と書くとジェリドが何かします
死亡フラグが回収されそうなキャラクターの時に書くとジェリドが身代わりになります
ジェリドの具体的な行動に付いても効果があります

ジェリドの具体的な行動を書いても効果があります

でした


ジェリドのティターンズポイント 20

飛鳥の取り合いは

00~39 光の勝利
40~79 蘭子の勝利
80~94 和解成立
95~99 川島さんに掻っ攫われた

↓2

-アーガマ ブリーフィングルーム-

サエグサ「ア・バオア・クーから出たアレキサンドリアの艦隊は、我々と同じか、それより早い時点に地球の静止軌道上に達すると思われます」

ヘンケン『迂回ルートを通って、こちらの目的をカムフラージュする訳にはいかないのか?』

サエグサ「いや、そうすると、クワトロ大尉の乗ったシャトルが必要以上に静止軌道上で待機することになります」

ブライト「レーザー通信を受信するために、敵側の空域に移動したのが、痛かったな」

ヘンケン『強行突破しかないよ、ブライトキャプテン』

アポリー「遅くなりました」

ブライト「あぁ。モビルスーツ隊は?」

アポリー「ZとMk-IIIですが、別々にした方がいいでしょうね」

ブライト「なぜだ?」

アポリー「パイロットの問題です。仲が良すぎます」

ブライト「あぁ…」

-ライラの部屋-

ライラ「ライラさんは、このマミーの大冒険が気になりますですよー」

光「うーん、でもアタシが二人に見てもらいたいのはそういう映画じゃなくて…」


-飛鳥の部屋-

飛鳥「クワトロ大尉も帰ってくる。何、蘭子にとっては異質を感じるかもしれないけど、優しい人だよ」

飛鳥「フッフッフッ、我が魔眼を持ってすれば、暗き闇の向こうも見通せるというもの!(サングラスでも、目を見て話せばわかってくれるよね!)」

× 飛鳥「フッフッフッ、我が魔眼を持ってすれば、暗き闇の向こうも見通せるというもの!(サングラスでも、目を見て話せばわかってくれるよね!)」
○ 蘭子「フッフッフッ、我が魔眼を持ってすれば、暗き闇の向こうも見通せるというもの!(サングラスでも、目を見て話せばわかってくれるよね!)」

-アレキサンドリア-

ガディ「艦内部との回線の確認はまだなのか?」

アレキサンドリアクルー「急ぎます」

ガディ「そんなことであのアーガマを落とせると思っているのか。ジャマイカンに艦を任せたおかげで、ブリッジをぶち壊されて…。修理をすることがなけりゃ、アーガマに間に合ったものを」

奏「キャプテン」

ガディ「おぅ、すまない。無理を行って来てもらっといてこの有様。情けない」

奏「完全に修理が終わらないで、出撃して大丈夫なのですか?…↓2」


1.宮本フレデリカ
2.北条加蓮
3.城ヶ崎美嘉
4.自由安価

↓2

奏「美嘉」

美嘉「やっほ、奏。アタシもガディキャプテンに呼ばれたんだ★」

奏「へぇ。あなた、ガディさんが?」

美嘉「ち、違うって~!からかうの禁止ね!」

ガディ「そう否定することはないと思うがな」

美嘉「ご、ごめんなさい…」

ガディ「オレだってそろそろ、アレキサンドリアの実力を発揮させたいからな」

美嘉「だからって、ヤザン大尉まで呼ぶことなかったんじゃないかな~」

ガディ「シロッコだよ。ヤツはゼダンの門のトップとも、コネを持っているようだ」

奏「ゼダンの門?あぁ、ア・バオア・クーね」

アレキサンドリアクルー「美嘉中尉、モビルスーツデッキより緊急連絡です」

スィー

奏「ヤザンさん、何を考えているの」

美嘉「アタシ、苦手だな、ヤザン大尉。ほら、ガツガツしてるじゃない?」

奏「その点ガディさんは、そういう話?ふふ」

美嘉「だから違うって~!ヤザン大尉みたいな、戦いに生きているタイプはちょっと怖いな」

奏「私たちも戦いの中で生きているのよ?」

美嘉「そうだけどさ、あの人って正に狂犬って感じだし。近づいたらアタシも噛まれちゃいそうじゃない?」

奏「今はそれを止めるために急ぎましょ」

ガシャーンガシャーンガシッ

ヤザン「こんなオンボロで戦おうって考えには耐えられん」

アレキサンドリアクルー「あの機体を力づくでも放り出すと言って…」

奏「何を考えているのかしらね」

↓2「やめてくださいヤザン隊長!」


1.三村かな子
2.多田李衣菜
3.堀裕子
4.自由安価

裕子「やめてください、ヤザン隊長!こうなったら私のサイキック能力で…ムムム~ン!」

美嘉「ユッコちゃん?こらー、ヤザンー!」

裕子「美嘉ちゃん!うぅ、助けてください!」

美嘉「コックピットから出てきなさーい!」

奏「苦手って言ってたのに」

ヤザン「はっ、女のくせに戦場に出てきて何を言う」

美嘉「それちょっと聞き捨てならないんですけどー?」

ヤザン「キャンキャン吠えんなよ。いつからティターンズもエゥーゴも、女所帯になったんだか」

奏「何でこんなことをしたのかしら?」

ヤザン「俺の乗る船には、旧式な人形なんて乗せておきたくないのさ」

裕子「そんな!↓2は私の愛機なんですよ?このスプーンと同じくらい大切なんです!」

ヤザン「遊び気分で戦争をやるなと言っている!」

美嘉「ユッコちゃんは大真面目なんだから!」

奏(真面目なのもどうかと思うけど)


ユッコの機体は

1.ハイザック
2.ジム・クゥエル
3.ペイルライダー
4.自由安価

↓2

奏「とにかく、こんなことしてたら反逆罪なんて言われても仕方ないわね」

美嘉「そうそう。あのZガンダムとかいうのを倒したら聞いてあげないこともないかなー?」

裕子「美嘉ちゃん!?」

ヤザン「その言葉、本気にするぞ」

奏「引くに引けなくなったわよ…」

美嘉「ギャ、ギャルに二言はない!」

ヤザン「ふっふっふっふっふ。せいぜいその化石と一緒に頑張るんだな」フワー

美嘉「あ、こら!ヤザーン!」

裕子「私のビグウィグ一世一代のピーンチ!?」



その時エゥーゴではユッコのサイキックパワーの影響が出ていた

00~19 Zガンダムが動かなくなった
20~39 Mk-Vが動かなくなった
40~59 Mk-IIIが動かなくなった
60~79 メタスが動かなくなった
80~99 この後自由安価

↓2

何が起きたか適当に書いてください

↓2

-アウドムラ-

クワトロ「ハヤト艦長…」

ハヤト「どうしました、クワトロ大尉」

クワトロ「私は、何の為に戦っている?」

ハヤト「はぁ」

クワトロ「ブレックス・フォーラ准将は亡くなられた。彼の意思を継ぎ、私が指揮せねばならないのはわかっている」

ハヤト「えぇ」

クワトロ「しかし…私にはその自信がないのだ…」

ハヤト「何を言っているんです!あなたがそんなことでは飛鳥君や幸子君がどう思うと!」

クワトロ「飛鳥…飛鳥か…」


1.(しかし彼女はララァ・スンではない…)
2.(私は彼女に、ララァ・スンを感じた)
3.(飛鳥は…私の母になってくれるのだろうか)
4.自由安価

↓2

クワトロ(私は彼女のためにこの戦いをしてきたのではないのか?)


00~74 飛鳥のことを思い出してやる気回復
75~99 飛鳥に打たれたことを思い出してしまう

↓1

クワトロ「すまないハヤト艦長。大切なことを思い出させてくれた」

ハヤト「少しでも自信を取り戻してくれたのなら何よりです」

シンタ「アハハハ!」

クム「待ってよー!」

ハヤト「こら!もうはしゃぐのはやめだ」

クワトロ「言う事を聞かないと、宇宙には連れてってやらないぞ」

ハヤト「准将の死をエゥーゴに発表する時期は、お気をつけて」

クワトロ「わかっている」


クワトロ(飛鳥。↓2)

1.私を導いてくれ
2.君に早く会いたい
3.自由安価

クワトロ(飛鳥。君に早く会いたい)


飛鳥はクワトロの地球からの念を

00~29 感じた
30~99 感じなかった

↓1

ニュータイプのバーゲンセールだな

-飛鳥の部屋-

ピキーン

飛鳥「…クワトロ大尉?」

蘭子「紅黒の指導者が?(そのクワトロ大尉という人がどうかしたの?)」

飛鳥「大尉が、もうすぐ帰ってくるんだ」


-アーガマ ブリッジ-

シーサー「コース確認、時間照合」

ブライト「シャトルのキャッチだけでは済まんぞ。正規軍がティターンズと組んだとなれば、敵はどこから出て来るかもしれん。対空ミサイルに備えろ」

飛鳥「キャプテン」

ブライト「どうした、飛鳥」

>>938
ユッコはサイキッカーです
お忘れなく



飛鳥「大尉はここには来ない。ポイントは、ここさ」

ブライト「なぜわかる?」

飛鳥「感じるんだ、大尉の持つチカラを。それはボクの持つ空想なのかもしれないけどね」

ブライト「信じるも信じないも、私次第ということか」

飛鳥「最近周りはボクをニュータイプと囃し立てる。こんな時だけ利用するのは卑怯かもしれないが…」

ブライト「…よし、飛鳥の言うポイントまで移動だ」


飛鳥の進言によりアーガマは

00~49 敵と接触することなくクワトロを乗せたシャトルを回収した
50~99 などということはなかった

↓2

ヤザン「見失っただと!?」

奏「思った以上に、相手が動き出すのが早かったわね」

美嘉「これで、ユッコちゃんのモビルスーツは守られたってことだね★」

裕子「ありがとうございます美嘉ちゃん、奏ちゃん~」

クワトロ「カラバにエゥーゴ、そしてアクシズ…少し重過ぎる土産だ」

シャトルパイロット「着艦します」


クワトロ「あのハイザックは?」

飛鳥「蘭子、ボクたちの新しい仲間の機体さ」

クワトロ「飛鳥」

飛鳥「おかえりなさいと言わせてもらうよ」


クワトロは

1.飛鳥に抱きつこうとするも思いとどまる
2.内緒でブレックス准将の死を飛鳥に最初に伝える
3.自由安価

↓2

飛鳥「大尉!?な、何を!?」

ザワザワ ザワザワ

アーガマクルーA「何やってるんだよあの二人は」

アーガマクルーB「ひゅー!」

アーガマクルーC「クワトロ大尉、やっぱり噂は本当だったんだ…」

アーガマクルーD「レコア少尉が見たらヒステリー起こすぞ」

レコア(もう呆れてものも言えないわよ)

飛鳥「大尉…人目を気にするボクではないとは思っていたけど…人が見ている」

クワトロ「飛鳥…君にだけ伝えておきたい」

飛鳥「何を…いいから早く…うぅ」

クワトロ「ブレックス准将が暗殺された」

飛鳥「…え?」

クワトロ「私だけでは、抱えきれない問題だ」

飛鳥「それを…ボクにも…しかし、いささか重いな。まあ、いいだろう。ボクらは今日から共犯者だ」

クワトロ「すまない。いい加減これもやめよう。君の友達が複雑な表情をしている」



光の反応は

↓2

光「あ、あわわわ、あわわ」グルグル

光「飛鳥飛鳥飛鳥~、何してるのさ~!!///」

光「飛鳥とアタシ、大尉より仲良いと思ってたんだよー!?」


蘭子の反応は

↓2

蘭子「あ、あわわわわわ!あわわわ!」

蘭子「あああっ///」カオカクシ チラッ

蘭子「なんという乙女色か!(飛鳥、お幸せに…)」

飛鳥の中での序列は

00~49 光蘭子>クワトロ
50~99 クワトロ>光蘭子

↓1

飛鳥「はぁ、はぁ…ふぅ」

光「ね、ねぇ、飛鳥」

蘭子「……」

飛鳥「二人共。見ていたんだろう?悪い人じゃないよ。ボクが保証しよう」

蘭子「飛鳥は大尉のことが…」

光「……」コクコク

飛鳥「言葉に表さないと伝わらないこともあるよ?」

瑞樹「ずばり、飛鳥ちゃんはクワトロ大尉のことどう思ってるの?好きなの?」

飛鳥「いきなりだな、川島さんは」

飛鳥「別に好きとか、そういうものはボクにはよくわからないんだ。子供だからね」

瑞樹「そうね、でもここから…」

飛鳥「でも、ボクが一番に守りたいものは…蘭子、光…キミたち仲間なんだ」

蘭子「飛鳥…我が友よ!」

光「くぅー、友情物語だよ飛鳥!これからも一緒に頑張ろうね!」

瑞樹「ふふ、いきなり元気が出たわね」

クワトロ(フ…)

クワトロ「何、キミたちにはその方が似合う」

飛鳥(クワトロ大尉はボクにだけと言っていた。しかし、ブレックス准将の姿が見えないことは憶測を生むだろうね)

飛鳥「その時が来たら、あなたはどうするのかな?」

この後エゥーゴの誰かがシロッコの母艦のジュピトリスに潜入捜査をすることになります

選んでください(シロッコに魅了される可能性が出てきます)

1.飛鳥
2.幸子
3.光
4.ライラ
5.蘭子
6.瑞樹
7.レコア(魅了されて後で裏切ります)

↓2

-アーガマ ブリーフィングルーム-

ウィーン

ヘンケン「遅いぞ」

クワトロ「敵艦がサイド2付近に集結しているというのは…」

ブライト「クワトロ大尉、大尉だけが地球から戻って来た事について、様々な憶測が流れている」

クワトロ「知っている」

ブライト「このままにしておいていいのか?」

クワトロ「二人にはいずれ話そうと思っていた。噂は本当だ。ブレックス准将は亡くなられた。しかし悲しむ暇はない。サイド2に回るまでに、実施なければならん作戦があるのだろう?」

ブライト「戦場とはそういうものか」

クワトロ「あぁ」

ヘンケン「賛成だ」

晶葉「フッフッフ、完成だ」

アストナージ「しっかし、ここまでやる必要あったのかね?」

晶葉「何を言う。やるからには徹底的に、使えるまでにしないとな」

幸子「すごいですねぇ。こんな旧式、本当に動くんですか?」

晶葉「当たり前だろう。私とアストナージを舐めるなよ」

アストナージ「晶葉のお陰で仕事もかなりやりやすくなってる」

光「いいコンビだよね、二人は。それで何のためにゲルググなんかを」

アストナージ「あれ、聞いてないの?レコア少尉、こいつを使ってジュピトリスに潜入するのさ」

幸子「レコアさんが?ジュピトリスって言ったらあの木製にいた…」

晶葉「あっ、こら!

アストナージ「ライフルはいらないって言ったろ!」

光「行っちゃった」

-アーガマ リフレッシュルーム-

レコア「はい、お飲みなさい」

クム「ありがとう」

シンタ「ありがとう」

幸子「レコアさん!ジュピトリスに潜入するって、本当なんですか?」

レコア「あなた達もいかが?」

幸子「レコアさん…」

レコア「幸子、これは任務なのよ」

幸子「ジャブローの時だって、もう少しで…。危険ですよ、そんな…」

レコア「そうね、あの時は助かったわ」

幸子「どうしてレコアさんが行かなきゃならないんですか?」

レコア「自分で志願したのよ。私には私の覚悟がある。わかってちょうだい」

光「ほら、これが変身のポーズ!」

シンタ「うわー!」

クム「すっごーい!」

レコア「私だって、活躍したいのよ」

-レコアの部屋-

レコア「どなた?」

飛鳥「飛鳥です。いいかな?」

レコア「お入りなさい」

飛鳥「ジャブローに続いて、今度はジュピトリスですか」

レコア「えぇ。結局、無駄だったけどね」

飛鳥「エゥーゴのクルーということが、わかってしまったと?」

レコア「当然でしょ?相手はプロよ。甘くはないわ」

飛鳥「それでよく無事で…」

レコア「でも、ジャブローは引越しの最中でね、スパイ一人に構っているほど暇ではなかったのよ。それに、あなた達が来てくれたわ」

飛鳥「……」

レコア「クワトロ大尉のこと、よろしくね」

飛鳥「まだ、その話は続いているのかい」

レコア「当たり前でしょう?あたしと貴方では、戦う場所も、守るものも違うんだから」スタスタ

飛鳥「レコアさん…」

レコア(ありがとう。飛鳥、幸子)

-ドゴス・ギア-

シロッコ「今度の作戦の意味がわかるか?私はサイド2を制圧し、地球圏で↓2と一緒に歩ける場所を手に入れたいのだ」


1.サラ・ザビアロフ
2.緒方智絵里
3.岡崎泰葉
4.自由安価

↓2

泰葉「パプティマス様は、大地が欲しいのですか?」

シロッコ「どれほど木星の環境に順応していても、私とて女性の胎内から産まれた人間なのだからな」

泰葉「地球の再生を願っているんですね」

シロッコ「そうだ。だからこそ、それまでの居場所が欲しい」

泰葉「それがコロニーなのですか?…あっ」

シロッコ「手伝って欲しいな、泰葉」ナデ

泰葉「はいっ」

シロッコ「私はジュピトリスに戻る。泰葉はドゴス・ギアで待機させる」

間もなく埋まるので続きは次スレにて書いていきます
残りは少し前の話を書きます

少し前

-???-

美玲「まだガンダムは宇宙に上がってこないのか?」

美玲「ガンダムが地球でやられるなんてことはないだろうし、ウチが倒さなきゃ意味がないんだ!」

美玲「そのためにも…」

美玲「まずはこいつを倒して帰らないとなっ」

美玲「カクリコン…プロデューサー…見てて」

???「」ゴゴゴゴ

-???-

美玲「かふっ」

美玲「くそぅ、くそぅ。こんなところで…」

美玲「このままポッドの中でウチ、死んじゃうのかな…」

美玲「一匹オオカミと一人ぼっちは違うのに…」

美玲「ん、なんだ?光が?もしかして助けが――

-???-

美玲「…ここは」

???「……」

美玲「お前は…」

???「……」

美玲「やめっ…来るな!」

美玲「―――」

美玲はどうなった?

1.死亡
2.早坂美玲という存在が死んだ
3.魂のみが宇宙に取り残された
4自由安価

↓2

美玲の体は無事なようです


美玲はどの組織に捕らえられた?

1.ティターンズ
2.アクシズ

↓2

美玲「……」ボー

研究員A「被験体の精神は完全に消滅したようです」

研究員B「まだ何かが足りない?」

研究員A「でも副産物はありますから」

美玲「……」ポロ ポロリ

研究員C「涙は流せるのだから、乗せることはできる」

美玲は

1.操られてパイロットに
2.何者かの精神を入力されてパイロットに
3.元の美玲のデータを入力されたけど失敗
4.自由安価

↓2

誰のデータを入力された?

1.ララァ・スン
2.小関麗奈
3.白菊ほたる
4.自由安価

↓1

美玲(ほたる)「また、私のせいで誰かが不幸に…」

美玲(ほたる)「この人の体、何人目だったっけ…」

美玲(ほたる)「ごめんなさい…」

美玲(ほたる)「これが今度の私の機体…」

ほたるの乗る機体は

1.ノイエ・ジール
2.ノイエジールII
3.パーフェクトジオング

↓1

4.自由安価を忘れていました

↓1

次スレを立ててきます

>>1000を今後の展開の参考にさせてください

どうにかしてほたると美玲を分離して、両方生存(というか復活)出来ないかな

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