女「セックスしよう」 男「来週までお預けだ」 (30)


女「どうして」

男「身に覚えねえのかよ!?」

女「昨日も朝までしたくらい男はセックスが好きなはず」

男「それが原因だよ」

女「……?」

男「お前性欲すごすぎなの。 このままじゃ俺リアルに精根尽き果てちまうから」

女「大丈夫。マムシドリンクがある」

男「そういう問題じゃねえの」

男「いいか! 今週はもうなし! 来週になるまでエッチは禁止だ! 分かったな!!」

女「……分かった」


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男「おはよーっす」

女「よーっす」

男「何か言いたげだな女よ」

女「今日は学校の日。 いつも私が男を迎えに行く日」

男「あ? そうだな」

女「男はいつもなかなか起きてこないはず。 なのに今日はちゃんと起きてる」

女「……どういうこと?」

男「そりゃー昨日セックスしてねえからちゃんと起きれたんだよ」

女「なるほど」

男「こりゃさっそく禁欲の効果でてんぞー!」

女「……朝の男のパジャマの匂いを嗅ぐことができない」

男「え?」


女「今日は腕を組んで歩きたい」

男「どうしたんだよいきなり。 まぁいいけど」

女「ふふん。 腕を組んで男の腕を私の胸に押し付ければ、男は我慢できなくなるはず」

男「心の声ダダ漏れしてんぞー」

女「はっ!」

男「そんな不純なことを考えてる女とは腕を組みませーん」

女「殺生な。 せめて手を繋ぐだけでも」

男「まぁそれならよしとしよう」

女「ふふん♪」

男「うわっ、お前なんか手汗がすげーんだけど」

女「手汗がすごい人は濡れやすいと聞いたことがある」

男「自分変態アピールしてどうすんだよ」

女「私はいつでも準備ができている」

男「はいはい、今から学校だからな」

女「むー」


女「びば放課後―!」

男「ふぁー……よく寝た」

女「授業中寝てるのは関心しない」

男「そうはいってもなー。 マジ爆睡したわ」

女「うん男が起きた時、あそこも起きてた」

男「お前どこ見てんだよ……」

女「放課後が待ち遠しくなった」

男「来週までしねえからな」

女「さっき男だって大きくしてたくせに」

男「生理現象だ」

女「性欲が湧き上がってくるのも生理現象のはず」

男「そこは理性が勝ってるとこなんだわ」

女「ぐぬぬぬぬ」


女「のど乾いた」

男「あー水ならあるぞ」

女「飲みかけ!?」

男「なんでそこにそんな過剰反応すんだよ」

女「寄越すがいいのです」ニヨニヨ

男「うっわぁ…… やべぇ顔してる」

男「ほらよ」

女「……男の唾液がしみ込んだペットボトル」ゴクリ

女「んちゅ…… はむ……れろ」

男「……っ!?」

女「……んんっ…… はっ……あ、んぅ」

男「あほか!!」ペシン

女「痛い。 なにするの」

男「お前が何してんだよ!?」

女「水飲んでた」

男「ペットボトル舐めまわす奴がどこにいんだよ!!?」

女「男のちんちん舐められないならペットボトル舐める」

男「ねーわ…… 意味不明すぎる」



男「ただいまー」

女「お邪魔しまーす」

男「いやーあちぃーな。 夏は本当外にいれたもんじゃない」

男「クーラー、クーラーっと」

女「うふん」

男「……なにやってんの」

女「透けブラを活かした男を悩[ピーーー]るポーズ」

男「……エロいけどね。 エロいけどしないからね」

女「……男がインポになった。 いつもなら私がこうしたら耐えられなくなって襲ってきてた」

男「嘘つけいつも俺が着替えると目の色変えて飛んできてたのはお前だ!」

女「透けブラ興奮しない?」

男「する。 けど来週までしないって決めたんだ」

女「……襲わせて見せる」

男「襲われないなら余裕だぜ」

女「ぐぬぬぬぬぬぬぬ」

男「ふははははははは」


男「ちょっとお茶入れてくるから待っててな」

女「あーありがと」

男「おーうくつろいでてなー」

女「はいーっす」

女「…………」

女「男が脱いだばかりの汗が染み込んだシャツ」

女「男の匂いが染みついてるであろう枕」

女「主よ、感謝致します」


男「お待たせ―っておい!!」

女「…………」スーハー

男「くつろいでろって言ったけどくつろぎすぎだろ! なんで俺の枕に顔押し付けてんだ!」

女「……ん」

男「いやいやいやいやいや!! 俺のシャツ食うな! 意味わからん!!」

女「……おいしい」

男「ねーわ!! マジねーわ!!」


女「男、ぎゅーして」

男「…………」

女「なんで聞こえないフリするの」

男「いや、お前そのまま絶対襲ってくるだろ」

女「私はそんな痴女みたいな真似はしない」

男「さっきのが痴女じゃなかったらなんだったんですかね」

女「……うぅ、思い出すと下腹部がジンジンする」クネクネ

男「身をよじるな! やめろ!」

女「……ぎゅーはセックスじゃない。 愛情の再確認」

男「まぁそれなら仕方ねえな」

女「うん、仕方ない」

女「私はそれすらも出来なくなったら死んじゃう」

男「あー……まぁかなり我慢してるもんな」

女「うむうむ」


女「もっとギュッてして」

男「……ん」

女「ほわほわー」

男「暑いんだけど」

女「離れたい?」

男「暑いからな」

女「……ねぇ男」

男「おん?」

女「男は私の事嫌いになっちゃったの?」

男「んなわけねえだろ」

女「じゃあどうしてこんなことするの」

男「俺はもっと女とずっといたいと思ってる」

男「でもこのままじゃ絶対によくないって思ったの。 お互いのためにもね」

女「……私の事を考えてくれるのね」

男「そうだよ」

女「ならセックスしよう。 私はいまそうしたい」

男「お前さ、話聞いてた?」


男「ちょっとトイレいってくるわ」

女「いっといれー」

男「……うぃーっす」

女「…………」


男「…………」ギィ

バタンッ

女「くふふ」サッ


ジョボジョボジョボジョボ


女「……!」ハァハァ

女「……男のおしっこの音!」

女「……や、やばい、もう我慢できないかも」


ガッ!


男「んぉ!?」

女「男、ドアあけて! 私もう我慢できない!」

男「おかしいおかしい!! お前絶対トイレが我慢できないとかじゃないだろ!」

女「……する! ここでする!!」

男「こええぇよ! 怖すぎてカギあけらんねえから!!」


女「はいご飯できたよー」

男「おーいつも悪いなー」

女「ふふん。 惚れ直したか」

男「これ以上惚れる必要のないくらい惚れてるよ」

女「んへへ」

男「いただきます」

女「いただきます」

男「あれ、俺の箸がないんだけど」

女「……必要ない」

男「は?」

女「私が食べさせるからいらない」

男「えぇー……」

女「はい、あーん」

男「……あーん」

女「と、見せかけて」パクッ

男「……いやいやいや」

女「さすが私。 おいしい」

男「意味わからんて。 箸もない、女も食べさせてくれないって俺どうすりゃいいのよ」

女「食べたい?」

男「うん」

女「じゃあおねだりして」

男「えぇー……」


男「食べさせてください」

女「もっとちゃんとやって」

男「女が作ってくれた最高の手料理を薄汚いこのわたくしめに、その女の美しい手裁きによる箸であーんして食べさせてください!」

女「長い」

男「加減が難しいな」

女「まぁでも食べたい気持ちは分かった。 はい、あーん」

男「あーん」

ヒョイッ

男「…………」

女「もぐもぐ」

男「いやいや…… くどいわ。 結局お前が食うんかい」

女「んっ」

男「んんんっ!!?」

女「んちゅ……はむっ…… ちゅる…」

男「…………」

男「こう来るか…… まさか口移しだとは思わなかった」

女「もののけのサンもやってた」

男「あれはアシタカが?む力がなかったからだろ…… 俺は健康児だぞ」

女「インポだけどね」

男「インポと禁欲は違う」


男「風呂わいたぞー」

女「入っていっていいの?」

男「どうせ泊まってくんだろ?」

女「うん、じゃあそうする」

男「じゃ、先はいってくるわー」

女「いってらっしゃーい」


女「さて、どうするか」

女「洗濯機の中には男の脱ぎたてパンツ」

女「このドアの奥には全裸の男」

女「くっ……! 究極の二択!」

女「……今は男とセックスするのが最優先!」


ガラッ


女「たのもー!!」

男「道場破りみてえな勢いで風呂入ってくんな!!」


女「お背中流しますよ」

男「指ワキワキさせんな」

男「ほら、お前の方が髪も長いし大変なんだから、冷える前にさっさと洗っちゃえよ」

女「……んぇ? う、うん」

男「ほら、洗ってやるから眼つむってろよ」

女「ほ! 今日は男のサービス精神が旺盛だ。 感心」

男「お前のペースに飲まれたら大変なことになるからな」

女「んー? なんかいったー?」

男「なんでもねえよ。 ってか相変らず髪の毛長いな」

女「長い方が好きでしょ?」

男「誰から聞いたんだよそんなこと」

女「……私は男のことなら何でも知ってる」

男「どうせ跡をつけてて、誰か友達と話をしてたの盗み聞きしてんだろ」

女「…………」

男「こういう時だけ黙るんじゃねえよ」


女「じゃあ次は私が男の身体を洗ってあげる」

男「……お、おぅ」

女「石鹸を、身体に塗ってー」

男「いやいやいや…… それ違うじゃん」

女「こうやっておっぱいで男の身体を洗ってー……」

男「洗う気ねえだろ」

女「どうして? これは場合によってはとてもお金がかかる最高級サービスのひとつ」

男「性的なサービスでな!? これ今風呂だから!!」

女「……おっぱいスポンジ好きでしょ」

男「そりゃまぁ、嫌いな男はいねえけど」

女「……男の男が大きくなってる」

男「ややこしいこと言うなや」

女「おっぱいでちゃんと洗ってあげないと」

男「……はぁ、もうなんとでもなれ」

女「先っちょもちゃんと洗って、んっ……」

女「あぁんっ、乳首に、当たって、気持ちいい」

女「はっ…… あァん……」

男「……はい、もうおしまい」

女「どうして! まだ始まったばかり!」

男「風呂じゃないナニかが始まるじゃねえか! セックスはなし! 分かったな!!」

女「……ちっ」


女「わーい男のパジャマだ」

男「そうだなーぶかぶかだな」

女「かわいい? 彼パジャマ」 

男「おう、やばいグッとくる」

女「下半身が?」

男「胸がだよ」

女「…………」スンスン

男「匂い嗅ぐな」

女「男が使ったパジャマ。 男の匂いがする」

男「俺からぶんどってたからな。 何も俺が使ったものじゃなくてよくね」

女「何を言っているのだ!?」

男「なんでそんな驚いてんだよそっちがおかしいだろ」

女「男、枕借りるね」

男「あ、あぁ、まぁ同じ枕で寝るしな」

女「……ぼふっ」

女「すぅぅぅぅぅぅぅぅ…… はぁぁぁぁぁぁぁぁ」

男「枕で深呼吸するって変態すぎんだろ」


男「じゃあおやすみ」

女「……おやすみのペロチュー」

男「聞いたことねえよそれ絶対眠れなくなるじゃねえか」

女「夜のミッドウェー海戦の始まり」

男「意味不明すぎる」

女「……なら教えてあげる」サスサス

男「……こらこらこら陰部をさするな」

女「……あはは、男の、おっきくなってきたよ」

女「気持ちよくしてあげるからね」

男「……やめろっつぅの」ペシッ

女「いたっ…… チョップすることない」

男「しないって言ってるだろ?」

女「むーー!!」

女「……じゃあ、手貸して」


女「んっ……あっ…… これ、いい……」

男「…………」

女「……男の指、当たって…… あんっ…… 感じちゃうよぉ……」

男「……はぁ。 やめろっつぅの」

女「……盛り上がってまいりましたなところ」

男「人の手使ってナニすることねえだろ」

女「オナニ一じゃない。 疑似手マン」

男「尚悪いわ」

女「セックスがだめなら疑似的にごまかすしかない」

男「性欲お化けか!」

女「ぐぬぬぬぬぬ! これもダメなの」

男「だめったらダメ! 18禁はアウトです!!」


チュンチュン


男「ん……」

男「……あん?」

女「…………」

男「いやいやいやいや」

男「ねえわ……」

男「人の服の中に頭突っ込んで寝る奴がどこにいんだよ……」

女「……zzZ」


男「せっかくだからな? なかなかないからなこういう機会」

男「おもしろい起こし方で女を起こしてみるか」

女「……zzZ」

男「耳舐め攻撃。 はむ」

女「んっ…… んん…」

男「おぉ、感じてるっぽいぞ」

女「はぁ……んっ……」

男「いい感じだな」

男「次は臍舐め攻撃だな」

男「ほれほれー」レロレロ

女「んっ! んんっ」ビクンッ

男「おぉ、跳ねた! すげぇ」

女「……んんっ…… イク……」

男「イクって言っちゃってるし。 起きてんのかよ」

女「さすがに起きる」

女「ねぇ、気持ちよかったからもう一回やって」

男「マゾいなぁ女ちゃんは」

女「生殺しよくない。 責任とって」

男「え?」

女「んーーまっ」

男「いやあああああ」


ぶちゅうううううううううううううううう


男「体中にキスマークつけられるとは思わなかった」

女「私も起きたら男にお腹を舐められてるとは思わなかった」

男「いやもっと俺は衝撃的な目覚めだったぞ? お前俺の服の中に顔突っ込んで寝てたからな?」

女「あぁ、男の匂いの濃いところを探してたらそこにいきついたんだと思う」

男「……こえぇ」

女「本当はズボンの中に顔を突っ込みたかった」

男「この子レベルが高すぎるッ!!」


友「おーっす」

男「めーっす」

女「うぃーす」

友「今日も仲良く登校ですかぁ?」

男「おう。 危うく朝死にかけたところだ」

友「どういう状況だよ」

女「来週まで、あと……5日」

友「なんかあんの?」

女「素敵なこと」

男「女は今禁欲中なんだよ」

友「はぁ? なんで?」

女「男がインポになったから来週までできない」

友「え゛」

男「いやいや、あまりにも女が激しすぎるからね、来週までセックスはなしってだけのこと」

友「うわぁ……」

女「激しいもなにも、そういう風にさせたのは男」

友「……調教しすぎたんじゃないですかね。 羨ましい」

男「そう思うか? でも今それに俺自身が苦しめられてんだよ」

女「……今日は朝からずっとそわそわする」

友「欲求不満か」

女「たぶん。 禁断症状出てる」

男「そういうのさ、俺の友達に言う? 普通言わないよね?」

女「……もう濡れてるかもしれない」

友「wow」

男「ねーわ……」


女「今日も暑いねー」ファサッ

男「だなー」

女「髪の毛長いと大変」サラー

男「だろうなー」

女「……首のあたりに熱こもるー」サララー

男「……なんのアピールなん」

女「男はうなじが好きだから、誘ってる」

女「汗で髪が少し張り付いたうなじを見たら男は?みつきたくなるはず」

男「HAHAHA、ジョージ聞いたかい? 俺がそんな節操のない人間に見えるのかね」

女「ジョージ、私の男を奪うなら許さない」

男「物騒な子だなぁ全く」



女「たいいいく!」

男「いが多い」

女「保健体育です」

男「ですね」

女「保健の実技」ニヤリ

男「ただの陸上な」

女「男は私の走る姿をみて欲情するはず」

男「なんで」

女「だっておっぱいが揺れるもん」

男「……あー…… どっちかっていうと他の奴がお前のことを見てるのが許せねえな」

女「……! 男、私嬉しい!」

男「……やめろひっつくな」

女「おとこーすきすきすきー」

男「ぐぇー」


「「他でやれ!!」」


女「今日も終わったーかえろー」

男「あ、ちょっと俺委員会の仕事あるから先帰っててよ」

女「えー?」

男「それか待っててくれるんなら一緒に帰れるけど」

女「じゃあ待ってる」

男「うぃーっす」


女「……このカバンには男の使った体操着が入っている」

女「でもさすがに学校で男の体操着を嗅いでるのはまずい」

女「他の人にバレずに体操着の匂いを嗅ぐ方法…… それは!!」


男「……なにしてんの」

女「……体操着の匂い嗅いでた」

男「……俺のカバンに頭突っ込んで?」

女「……ベストポジション」

男「…………」

女「…………」

男「まぁ今週はもう体育ないしな」

男「持って帰る?」

女「いいの!!?」

男「即答だな……」

男「まぁ我慢させちまってるしな。 それでお前の気が晴れるなら」

女「晴れる! 一生の宝物にするよぉー……」

男「いや、次の体育までには返せよ?」


今日は終わります

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