岸辺露伴「赤い部屋?」 (12)

泉 京香「そうそう露伴先生~~『赤い部屋』って知ってますかァ?」

露伴「赤い部屋…?なんだい?それは…聞いたことはないがB級ホラーの臭いがするぜ」

京香「流石露伴先生!最近インターネットで有名になっててェ~ インターネットで広告ってあるじゃないですかァ~それを…『消したら死ぬ』って噂なんですよォ」

露伴「消したら死ぬ…B級の臭いが増したな。全く馬鹿馬鹿しい」

京香「それがそうでもないんですよ…最近、パソコンの前で自[ピーーー]る事件が広まってるんです」

露伴「自[ピーーー]る…『事件』?」

京香「ええ。インターネットネットをしていた人限定で、パソコンの前に座っていた人がどんどん自分の首を掻きむしり…自[ピーーー]ると言う事件が」

京香「その時開いていたサイトは全て同じで…そして部屋が真っ赤に染まっていたそうです」

露伴「ますます胡散臭いな…だが興味がある。赤い部屋か…調べてみるのもありかもしれないな」

京香「本当ですかァ~~?私先生の作品に役に立つかなってェェェ」

露伴「君も調べているんだろう?見付けたら教えてくれないかな」

京香「勿論ですゥ~!」

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sagaってメール欄に入れよう。殺すって打てるから

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露伴「赤い部屋…いくつか調べてみたが…こりゃなにかのいたずらだろうな」

露伴(調べてみて分かったのは基本的に彼女の言っていたこととさほど変わりはしなかった。ウィンドウがポップし、広告なのにだ…そしてどこにもリンクは繋がっていない。それを消すと死ぬ…その程度だ。)

露伴「馬鹿馬鹿しい…調べるだけ無駄だったかもな。…そうだ、そういえば…」カタカタ

露伴(以前気になっていたことを思いだし、僕は当初の目的を忘れ様々なサイトを開き調べていた。その時だった)

「あなたは/好きですか?」

露伴「…これは…!?」

露伴「『赤い部屋』かッ!これが噂の!」ドドド

露伴(どこにもリンクは繋がっていない。そして謎の『あなたは/好きですか?』という文章だけが載っている)

露伴「早速彼女に連絡してみるか…彼女も探していたようだったしな。」ピピピ

露伴「…?出ないな…まあ彼女も暇ではないのだろうしな。まあいい。そんなことよりも…」

露伴「問題はこっちだ」

露伴「消すと死ぬ広告…消すとどうなる?本当に死ぬのか?どうやって?」

露伴「人はやってはいけないことほどやりたくなる…き…気になるッ!」

露伴「消すとどうなるッ!?」ガシイィッカチッ

露伴「………………」

「あなたは/好きですか?」

露伴「……なんてことはない。消すと死ぬ→消えなければ殺せない→殺さないというトリックか…ふん」

露伴「そのセンスだけは誉めてやるよ。しかし…こんな下らないことをだれが考え付いたんだか…」

「あなたは/好きですか?」

露伴「…?なんだ?」

「あなたは/好きですか?」

露伴「……!?」!

「あなたは/好きですか?」「あなたは/好きですか?」「あなたは/好きですか?」「あなたは/好きですか?」「あなたは/好きですか?」

露伴「どういうことだ…?僕はもう広告を消しちゃあいないぞッ!それなのになぜッ!」

露伴「広告が消え続けているッ!ハッ!」

「あなたは赤/好きですか?」

露伴「『赤』…?いったいなんのことだ?赤が好き?」

露伴「だれがこんな手の込んだスクリプトを作って……!」

「あなたは赤/好きですか?」「あなたは赤/好きですか?」

「あなたは赤い/好きですか?」

「あなたは赤い部/好きですか?」

「あなたは赤い部屋が/好きですか?」

露伴「赤い部屋……ッ!?何がッ!ハッ!」

あなたは赤い部屋が「あなたは…赤い部屋が…好きですか…?」/好きですか?

露伴「なんだッーッ!こいつはッ!新手のスタンド使いか!?」

あな「あなたは赤い部屋がァァァ好きですかァァァァァ」すか?

露伴「先手必勝さ!『天国への扉』ッ!」

露伴「…!?」

「『広告を消した』ということは…既にお前は死ぬ運命にある…」

露伴「どこだッ!ここは!この部屋は一体なんだッ!」

「一手…遅かったな…」

露伴「誰だ!オイッ!ここから出しやがれッ!」

「お前が自ら部屋を赤くするまでは出られん…」

露伴「部屋を赤くする…?この真緑の部屋をか!?」

露伴(以前聞いた子とがあるぞ…緑色しかない部屋に人をいれていたら…別の色を見るために自傷し血をながしたと…それか!?)

「泉京香も既に俺の中にいる…死ぬのだ。お前は…」

露伴「彼女も…!?道理で連絡が取れないわけだッ!」

「広告を消したのなら…お前は死ぬ」

露伴「……」ドドドドド

露伴「なぜ…こんなことをする?こんなことをしてお前になにかの得があるのか?」

「…」

露伴「広告を消すことがまずいことだったのなら…それによってお前が不利益を被ったのなら謝る…だから…」

露伴「彼女を助けてくれないか…彼女だってただの好奇心だけじゃない。僕の編集として考えてくれたんだ…」

「…ダメだ」

露伴「……」ドドドドド

「…」

露伴「なら…僕の勝ちだ。」

「何?」

露伴「勝ち負けがあるのかは知らんが…少なくともお前は当初の目的を果たすことは出来ない。僕らに自殺させることは出来ない」

露伴「『天国への扉』。さっきお前は『既に自分の中にいる』と言ったな。それはつまりこの部屋もお前の一部だ」

露伴「僕のヘブンズドアーを舐めた結果だ。本にして書き込ませてもらう」

露伴「『お前は赤色しか見れなくなる』とね。そして『人前に姿を現せなくなる』と」

「…!」

~~~~~~

露伴「はッ!…」

露伴「……インターネットに潜む怪物か…誰かのスタンドが一人歩きしていたのか…?」

ピピピピピピ

露伴「…!」ピッ

京香『あ、露伴先生ですかァァァ~~?今見付けたんですよォ!例の広告…あれ?無くなってる…?』

露伴「なんだ、寝惚けてるのか?君はまだ仕事中だろ?下らないことを言っていないでさっさと仕事に戻るんだな」

京香『ハァイ。すみませェん』ピッ

露伴「全く…懲り懲りだな。しかし良い体験ができたぞ。メモにしておこう」

←To be continued

駄文失礼

雰囲気がそれっぽかったけど動かないシリーズはもうちょっとテーマがはっきりして何やら教訓めいたものを感じるからそれを再現できたらディ・モールト

最近はバナー広告ばかりでポップアップ広告無いよなぁ

また懐かしいネタを

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