刹那「コタツ?」ロックオン「そうだ」ヌクヌク (31)

最近寒いので数分で思い付いた短編SSです

※今更00ガンダム
※時期はファーストシーズン
※キャラや口調の崩壊あり、約1名はこのSSの為に調べてやっと思い出したレベル
※駄文

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刹那「入るぞロックオン」

プシュー

ロックオン「おう、刹那か」ヌクヌク

刹那「…その変わったテーブルはなんだ?」

ロックオン「なんだ知らねぇのか?コタツだよ」

刹那「コタツ?」

ロックオン「そうだ」ヌクヌク

刹那「コタツとはなんだ?」

ロックオン「ニホンの伝統的なテーブルさ」ハァー

刹那「…ダルそうだが大丈夫か?」

ロックオン「ダルいんじゃなくてまったりしてるんだよ…お前も入ってみるか?」

刹那「ああ…」スッ

刹那「!!こ、これは…!」

ロックオン「すげぇだろ?この地域は寒いから引っ張り出したんだ…そういえば何か用事があったんじゃないか?」

刹那「………」

ロックオン「刹那?」

刹那「ハッ…!あ、ああ…ミス・スメラギがお前を呼んでいた」

ロックオン「そうか、なら行ってくるわ…おー寒…」スッ

プシュー

刹那「………」

スメラギ「ご苦労様、もう部屋に戻っても良いわよ」

ロックオン「了解っと」

フェルト「あの…刹那は?さっきから姿が見えないのだけど…」

ロックオン「刹那?…ああ、多分俺の部屋だ」

フェルト「?」

プシュー

刹那「スー…スー…」

ロックオン「やっぱりな」

フェルト「寝てる…」

ロックオン「普段はキリッとしてるが、寝顔は年相応だな」フッ

フェルト「(可愛い…)」

ロックオン「起こすのもワリィが、コタツで寝るのはあまり体に良くねぇからな…おい、刹那」ユサユサ

刹那「…んむ…」パチッ

刹那「…ああすまない、寝てしまっていたか」

ロックオン「おはようさん、フェルトが用事だってさ」

刹那「む、そうか」

ロックオン「……」

フェルト「……」

刹那「……」

フェルト「…あ、あの…刹那、用事が…」

刹那「用事ならこのままでも聞ける」

フェルト「その、出来ればブリッジで話したいのだけれど…」

刹那「……そう、か」スッ

刹那「……」チラッ

プシュー

ロックオン「うーん…すっかりお気に入りだな…良し!」

次の日

刹那「こ、これは…」

ロックオン「少し壊れてたのが部屋にあったんでな、アレルヤに手伝ってもらって修理したんだ…使ってくれ」

刹那「だが、しかし…」

ロックオン「俺の部屋に二つは狭いんでね、お前に使ってほしいんだ」

刹那「…分かった」

ロックオン「(お、無表情だが喜んでるのが雰囲気で分かるな…コイツ意外と分かりやすいよな)」

一週間後

ピーピー

スメラギ「目標はUEの武器工場よ!刹那とアレルヤは配置に付いて!」

アレルヤ「了解した」


アレルヤ「…エクシアはまだかい?」

スメラギ『…刹那!配置に付いて!刹那!?』

スメラギ「…来ないわね…ティエリア、申し訳無いのだけれど呼んできてもらえないかしら?」

ティエリア「了解した」


ティエリア「全く…マイスターとしての自覚が足りん!」タッタッタッ

プシュー

ティエリア「刹那!急いで配置、に…」

ゴソゴソ

刹那「すまない、今スーツを着ている所だ」ゴソゴソ

ティエリア「何を、してるんだ」

刹那「だから今スーツを…」

ティエリア「そうじゃない!何故その…えーと」

刹那「コタツだ」

ティエリア「…何故コタツとやらに入りながら着替えてるんだ!」

刹那「スーツは冷たいからな、コタツから出て着替えると暖まった体が冷える」ゴソゴソ

ティエリア「…スーツを暖めておけば良いだろうが…!」

刹那「…その手があったか、次からはスーツはコタツの中に入れておこう」

ティエリア「じゃなくて!早く配置に付け!キュリオスは既に付いているぞ!」

刹那「分かった、急ぐ」ゴソゴソゴソゴソ

ティエリア「…コタツから出て着替えろ!」

スメラギ『ご苦労様、フェーズ完了よ』

クリス『それにしても凄かったね刹那、配置に付くのは遅かったけどその後はトランザムも無しであのスピードだもの…刹那?』

アレルヤ「刹那は既にエクシアから降りて自室に戻ったよ」

ロックオン『…全く、またコタツだな?』

数日後

バンッ

ティエリア「由々しき事態だ」

スメラギ「……」

ロックオン「……」

アレルヤ「……ど、どうしたのティエリア」

ティエリア「どうしたもこうしたも無い、刹那の事だ」

スメラギ「刹那?彼は最近フェーズを完了させるのも速くなったし…」

ティエリア「そうではなく、フェーズ開始までが遅いんだ」

ロックオン「あー…最近部屋で着替えてから格納庫に向かうからな、前は着ながら移動してたのによ」

ティエリア「これも全てコタツとやらのせいだ!あれが刹那を惑わせている!」

リヒティ「…確かに最近、任務以外で外に出ないよね」

ラッセ「しかしフェーズ完了が速くなったのは喜ばしいんじゃないか?」

ティエリア「だからと言って遅れて来るのはマイスターとして相応しくない!」バンッ

イアン「そうは言うがな、まさかプトレマイオス全体に暖房付ける訳にもいかないだろ」

プシュー

刹那「イアン、ここにいたか」

イアン「ん?部屋から出てくるとは珍しいな、何かあったのか」

刹那「エクシアについてなんだが…コックピットが寒くないか?」

イアン「寒い?」

刹那「ああ…昔フラッグに乗った事があるが、あそこまでは寒くなかった」

イアン「あー、そりゃあガンダムはGN粒子で動いてるからな、燃料で動いてるフラッグと違って燃料の熱で機体が暖まる事はねぇからな…おかげで整備はしやすいが」

刹那「だが寒いと手が悴み、操縦しにくくなる可能性が生まれる…更に長期の任務ならば体力の消耗も激しいだろう、そこで提案なんだが」

イアン「提案?」

刹那「…コックピットにコタツを付けてみてはどうだ?」

イアン「コタツ…?コタツってあれか?」

刹那「そうだ…あれがあれば手が悴む事も無く、長期の任務にも…」

ティエリア「刹那!」バンッ 

刹那「…どうしたティエリア」

ティエリア「お前は最近たるみ過ぎだ!それに幾ら寒いからとそれで悴むような柔な体はしてないだろうが!!」

刹那「だが、体力の消耗は…」

ティエリア「その程度で消耗が激しくなるほど…!」

スメラギ「はいそこまで!これ以上は堂々巡りよ!」

ティエリア「しかし…!」

スメラギ「それに、そろそろその問題は解決する筈よ♪」

二人「?」

数日後

スメラギ「…と、いう訳でこの地域の任務は終了、次は中東付近よ」

ロックオン「中東か…なるほど、あそこは暑いからな」

アレルヤ「これで流石の刹那もコタツは使わないね」

ティエリア「うむ、だがまた寒い地域に行く前に根本的な解決をしなくては…」

刹那「……」

更に数日後

ロックオン「おーい!刹那!」

アレルヤ「刹那ならさっき部屋に戻ったよ」

ロックオン「お、そっか」

ロックオン「入るぜ」

プシュー


ロックオン「!?こ、これは…」


アレルヤ「さ、寒い…この部屋寒いよ!?」

刹那「ん…ロックオンにアレルヤか」

ロックオン「おいおい!なんだこの部屋は?」

刹那「冷房を少し弄り、MAX以上の冷気を出せるように改造した」ヌクヌク

ロックオン「ま、まさかコタツの為に…」

刹那「そうだ、コタツを楽しむには寒い空気が欠かせないからな」

アレルヤ「だからってここまでする…?」

刹那「…それと、そろそろ扉を閉めてくれ…暑い空気が入る」

ロックオン「…そこまでしてコタツを楽しみたいのかよ」


刹那「…コタツは…コタツが、ガンダムだ…!」


アレルヤ「刹那にとって最高の誉め言葉を使うレベル!?」

ロックオン「…って事があってよ」

フェルト「…最近プトレマイオス内で刹那の部屋が妙に寒くなってたのはそれだったんだ」

イアン「まあそこだけ寒くなっても運航には何も問題ないが…」

スメラギ「でも任務に向かうスピードは戻ってるのよね」

クリス「多分外に出ても寒くなくなったからですかね」

ラッセ「だがコタツを使うために部屋を冷やすとは…手段と目的が入れ替わってるな」

ティエリア「…まあ、前よりはマシになったという事か…任務に影響ないのであれば問題ない」

JB「…だが、そろそろコタツを止めるだろうな」

アレルヤ「どういう事ですか?」

JB「寒い部屋から暖かい廊下へ…これを繰り返してるのならそろそろだ」

アレルヤ「?」

数日後

刹那「…へっくしゅ!」

JB「全く、寒い所と暖かい所を毎日の様に行き来してたらそうなるに決まってるだろ…ほら、薬だ」

刹那「すまない…」ズズ

JB「しかしこれでは任務に影響が出るな、早急に治すように」

刹那「どうしたらいい?」

JB「部屋は暖かくして、ベッドでゆっくり横になるのが一番の特効薬さ…それと、コタツは片付ける様にな」

刹那「なぜだ!?」

JB「コタツ置いてたらどうせそこで横になるんだろ?それじゃあ何時まで経っても風邪は治らないんだよ、とりあえずコタツは片付けるべきだ」

刹那「…わかっ、た…」ゴホッ

プシュー

フェルト「刹那、お粥持ってきたよ」

刹那「すまない…」ゴホッゴホッ

フェルト「コタツ、片付けたんだね」

刹那「ロックオンとティエリアにむりやりかたづけられた…」ズズ…

フェルト「そっか…刹那はマイスターなんだからあまり体に悪い事しちゃ駄目だよ」

刹那「…いご、きをつける…」

一週間後

スメラギ「フェルト、刹那の様子は?」

フェルト「風邪は治りました」

スメラギ「そう、それなら次の任務に出せそうね」

フェルト「…それ、なんですが…」

スメラギ「?」

ティエリア「刹那!今で寝てるつもりだ!」ググッ

刹那「…後、5時間…」グググッ

ロックオン「そんな古典的なギャグ何処で覚えた!?」


スメラギ「…これはどういう事?」

アレルヤ「ああスメラギさん、実は刹那が…」


刹那「布団こそが至福の幸せだと…分かり合う気は無いのか…!?」ググッ

ティエリア「何でも良いから出ろ!もう昼だぞ!?」グググッ


ロックオン「ベッドで暫く休んでたら今度はベッドの気持ちよさに目覚めちまってよ…」

スメラギ「…はぁ」


ティエリア「早く出るんだ!」ググッ

刹那「布団は…布団が、ガンダムだ…!」グググッ


END

以上です、お目汚し失礼いたしました

刹那って小さい頃は中東で過ごしてたし、普段着は常にマフラー付けてるから結構な寒がりだと思うんですよね、中東にいたなら暖房器具に触れる機会も少なさそうですし

HTML化しておきますので、まとめに載せるという奇特な方がいらっしゃいましたらご自由にどうぞ

あ、調べて思い出したってキャラはJB・モレノです

なので口調がちょっと違うかも…

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