千歌「君の名は。」 (58)

--

千歌「ん…?お願い、もう一回教えて?」

曜「だから、覚えてないの?昨日のこと」

千歌「練習が特別ハードだったね、」

曜「…え?」

千歌「え?」

曜「それ…一昨日だけど…」

千歌「」

--

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千歌「どういうことだろう…」

志満「あれ、千歌ちゃん、帰ってたの?」

千歌「あ、ねぇ志満姉。」

千歌「昨日、私変だった?」

志満「まぁ…千歌ちゃんらしくなかったわね…」

千歌「…やっぱり…」

志満「きっと疲れてるんだと思うわ、しっかり休んでね」ニコ

千歌「うん、ありがとう」

--


「お姉ちゃ~ん?」

穂乃果「…んん…」

穂乃果「…何処…此処…」

ススッ

雪穂「いつまで寝てるのー?」

穂乃果「…誰?」

雪穂「顔洗ってきな!」

穂乃果「はーい…」

--

穂乃果「わあぁあぁあああ!!」

穂乃果「私…穂乃果さんになってる…?」

--

千歌「よく寝たぁ…」

「曜ちゃん来たよー!いつまで待たせてんのー?」

千歌「はーい…」

千歌「曜ちゃんって誰…?」

ススッ

曜「千歌ちゃんまだパジャマ?」

千歌「…制服は?」

曜「大丈夫?」

千歌「うん、」

曜「早く着替えてー!!」

千歌「うぅ…はーい…」

--


穂乃果「道は覚えてる…梨子ちゃんたちと来たしね」テクテク

海未「おはようございます。」

ことり「おはよう、穂乃果ちゃん」

穂乃果「海未さんとことりさん!」キラキラ

穂乃果「東京は本当に都会ですね!」

海未「…え?」

ことり「…穂乃果ちゃん…?」

穂乃果「あ…そうだった…」ボソツ

穂乃果「おはよう!海未ちゃん!ことりちゃん!」

海未「もう…ドッキリですか?」

穂乃果「まぁね!びっくりした?」

海未「ええ、とても、」

ことり「それにしても穂乃果ちゃん、今日凄い普通だね?」

穂乃果「…え?」

ことり「何でもない!行こっか、」

穂乃果「うん?」

--


千歌「終わったよぉー!」

曜「千歌ちゃん…髪型…本当に穂乃果さんが好きなんだね…」

曜「でも、千歌ちゃんらしくないから…こうだね!」

千歌「ありがとう!」

曜「やば!バス行っちゃう!」

千歌「(バス登校か…羨ましいなぁ…)」

曜「ほら!行くよ?」

千歌「はーい!」

--

穂乃果「皆、練習するよー!」

絵里「今日はやけに張り切ってるわね」

希「まぁまぁ、そんなこともあるやろ」

にこ「何かあったの?」

穂乃果「ううん、別に♪」

花陽「練習は確か歌を中心だよね」

凛「確か穂乃果ちゃんが考えた歌を聴くんだよね!」

真姫「楽しみね…」

海未「穂乃果…貴女…」

穂乃果「海未ちゃん、どうしたの?」

海未「どうしたじゃありません!生徒会の仕事があるでしょう!」

穂乃果「穂乃果さん、生徒会だったんだ…」

ことり「ということで、解散!」

「ええええ!?」

にこ「パフェ食べに行きましょ」

希「賛成!」

絵里「そうね、行きましょう!」

凛「凛たちも行くー!」

花陽「」ワクワク

真姫「行きましょー!」

「」チラッ

穂乃果「?」

穂乃果「気を付けてね!」

「(可笑しい…)」

--


ダイヤ「千歌さん」

果南「千歌」

鞠莉「シャイニー?」

千歌「」ボーッ

ルビィ「千歌さーん?」

花丸「ずらー!」

千歌「…」ボーッ

花丸「善子ちゃん、」

善子「ギラン」

千歌「痛い?何これ?卍固め?」

梨子「大丈夫?千歌ちゃん、」

千歌「…あ!うん!」

千歌「ちゃんと聴いててね~?」

千歌「だって可能性感じたんだ~そうだ進め~」

曜「」ジッ

ダイヤ「何ですの?その曲」

ルビィ「μ,sではないよねー?」

千歌「(これCD出してないんだったあぁぁぁぁ、!)」

りこよう「…」

果南「千歌、ボーっとし過ぎ、」

鞠莉「熱かしら?」

千歌「うわぁぁ!!最悪!」

「…?」

--

今日は一旦この辺にします、


千歌「私と高海千歌ちゃんは夢を見ている…」

--

穂乃果「そして私たちはこのリアルな夢で…」

--

穂乃千歌「入れ替わってる!?」

--

千歌「」

曜「何かね?千歌ちゃんは普通って感じじゃん?」

千歌「うん、」

曜「昨日は…何と言うか…リーダーって感じだったし…」

曜「自分はまるで千歌ちゃんって分かってない…まるで別人みたいだった…」

曜「みんな心配してたよ?」

千歌「あはは…でも今日は大丈夫!」

曜「うん…」

--


海未「おはようございます、穂乃果」

穂乃果「おっはよー!」

ことり「今日は昨日と違って元気だねー!」

穂乃果「…ん?」

海未「学校行きますよー?」ジッ

穂乃果「な、なによぅ!」

ことり「穂乃果ちゃん、昨日全然生徒会の仕事やらなかったんだよ?仕事いーっぱい溜まってるんだよー?」

穂乃果「…でも昨日は生徒会無かったよね?」

海未「何言ってるんですか!言い訳はいけません!生徒会が無かったのは一昨日でしょう?」

ことり「最近疲れてる?」

穂乃果「す、少し…ね?」

ことり「大丈夫?今日は練習あるけど…」

海未「今日はオフにするわけにはいきませんしね…」

穂乃果「大丈夫だから!学校行こ!」タッタッタッ

こと海未「…」

--


千歌「はぁ…昨日はまるで穂乃果さんだったってことか…」ゴロッ

千歌「明日は穂乃果さんの体なのかな…」

千歌「普通の私が穂乃果さんに成れるのかな…」

千歌「穂乃果さん…?」

千歌「…んー?なんだったっ…け…」ウトウト

--

穂乃果「普通過ぎる私かぁ…」

穂乃果「じゃあ、今度入れ替わった時はもっと上手くやるよ!」

穂乃果「メアド書いておこう」カキカキ

穂乃果「もう寝なきゃ…」

--


穂乃果「本当に入れ替わってるぅ…」

穂乃果「全くリアル過ぎる夢だなぁ…」

穂乃果「これは…メアド?」

穂乃果「」パァッ

--

千歌「おお!千歌ちゃんだ!」

千歌「やったやったー!」ピョンピョン

曜「千歌ちゃーん!」

千歌「ヨーソローの子だ!曜ちゃん…だよね!」

千歌「はーい!」

--

先生「ここ、誰か分かるか」

千歌「Zzzzz」

梨子「(寝てる千歌ちゃん可愛い…じゃなくて…)」

曜「(や…ヤバい…千歌ちゃん寝てる…!)」

りこよう「(この先生凄く怖いって言ってたの千歌ちゃんじゃん…)」

先生「高海イイイイイイイイイイ!!」

千歌「あぅ…はっ、」

千歌「(千歌ちゃんの体だったアアアアアアアア)」

--


【ということがありました(^_^;)成績下げちゃったらごめんなさい?高海千歌ちゃんでしょー?私の名前は高坂穂乃果?同じスクールアイドルだね?Apours応援してるヨ?】

千歌「このくらいでいいかな…」

ピコンッ

千歌「メールだ…誰かな?」

【メールありがとうございます?はい、高海千歌です?私はμ,sが大好きなんです?応援するなんてありがとうございます?穂乃果さんに成りきらないといけないって大変ですね…色々ごたごたかもしれませんが、また入れ替わる時はお互い頑張りましょう?】

千歌「」ニコ

千歌「明日は私の体だね」

--

穂乃果「送ってしまった…」

ピコンッ

【ファンだったんだ?嬉しいな?ありがとう?お店とか大変かめもしれないけど頑張れ?(^_^;)Apoursのファン1号は私だ?おやすみなさい?明日も練習頑張ってね?おやすみなさい?】

穂乃果「?多い…」

穂乃果「そうか…」フフッ

【ファン1号嬉しいです?ありがとうございます?穂乃果さんこそ、頑張って下さい?おやすみなさい(*^^*)】

穂乃果「これでよしっ!」

穂乃果「おやすみなさーい」

--

メールの部分、?になってましたが、!です…誤字すみません

そして今日は一旦ここまでです


穂乃果「いっち、にぃ、さん、しっ、」

海未「休憩の時間ですよー!」

穂乃果「はーい!」

ことり「穂乃果ちゃん最近練習熱心だね!」

穂乃果「(Apoursは全然μ,sみたいな練習しないから体がなまっちゃうんだよね…)」

穂乃果「何か最近、リアル充実しててさー!」

海未「全く…」

ことり「ふふ、穂乃果ちゃんらしいな…」

穂乃果「えへへ…」

--

穂乃果「ねえ、Apoursっていうスクールアイドル知ってる?」

花陽「何か曲出してる?」

穂乃果「(穂乃果のお気に入りは…確か…)」

穂乃果「『夢で夜空を照らしたい』だよ!」

花陽「」カチャカチャ

花陽「んー?無いけど…」

穂乃果「おっかしいなぁ…」

--

にこ「んん…///真姫ちゃん…//」

真姫「にこちゃん可愛い…」

ガララララ

穂乃果「ねえ、真姫ちゃんと、にこちゃん」

にこまき「!?///」

穂乃果「…にこちゃんなんで裸族?」

にこ「だあぁあぁあ!!///」

真姫「ど、どうしたのよ!何の用!?」

穂乃果「いや…明後日の夏祭りの歌上手大会で歌うってやつ…」

真姫「あぁ、それね」

真姫「START:DASHでいいわよね?」

穂乃果「うん!ありがとう!」

にこ「…///」

穂乃果「にこちゃん!」

にこ「」ビクッ

穂乃果「楽しみだね!」ニコ

にこ「…」コクッ

真姫「」ニコ

穂乃果「じゃあ、私、凛ちゃんたちのところ行くから!」

--


千歌「…ふぁ~、」

曜「寝不足?」

梨子「大丈夫?」

千歌「ちょっと昨日、夜更かししちゃって…」

梨子「授業中寝てたのに?」

曜「疲れてるんだと思うよー!」

曜「こういう時はヨーソローだよ!ね、梨子ちゃん」

梨子「そうなのかしら…」

千歌「眠い…」

--

花丸「ルビィちゃーん、善子ちゃん来たずら」

花丸「帰ろー?」

善子「堕天の力を信じるのです…」ウトウト

花丸「寄り道して帰るから頑張って起きてるずらー!」

善子「うぅ…」

ルビィ「うゅ…」

花丸「ルビィちゃん?」

ルビィ「あ、ごめん…明後日!ちょっとぼーっとしちゃた…」

善子「…?大丈夫?」

ルビィ「うん、ちょっと悪い感じがしちゃって…」

ルビィ「でも大丈夫、行こう」

花丸「ずら…」

--

ガララララ

ダイヤ「最近、千歌さんが怪しい人とやり取りをしていますの!」

鞠莉「んん…//は、ハグ…//」

果南「」ビクッ

果南「ま、鞠莉、後ろ…//」

ダイヤ「な、なな、何してるんですか!」

鞠莉「oh…」

ダイヤ「千歌さんが怪しい人とやり取りをしていますの!」

かなまり「ええええ!?」

--


絵里「実は明後日の夏祭り…」

希「一週間後だったんやって、」

希「絵里ちが、去年のを見てたらしく…」

絵里「」

にこ「何してるのよ」

真姫「www.」

凛「ドンマイにゃー!」

花陽「あ、あはは…」

穂乃果「でも、練習時間増えていいんじゃないかな…?」

穂乃果「きっと今までにない最高のステージが目指せるよ!」

海未「…貴女のことだから休みが増えて嬉しいって言うのかと思いました…」

ことり「まぁまぁ…」

絵里「」

--


【千歌ちゃんって何処住み?】

千歌「教えてくれないのは覚悟してるよ!」

千歌「富士山が見えるから静岡県か山梨県だね…」

【静岡県です!内浦っていうところなんですよ!そして夏祭りが絵里さん去年のを見てたらしく…一週間後に変更になりました、】

穂乃果「穂乃果さん、私の住んでるところ聞いてだうするのかなー?」

【はーい!了解!】

千歌「もう寝なきゃ…」

--


穂乃果「せっかくの休み…私、内浦行くよ!」

穂乃果「レッツゴー!」

--

穂乃果「何処だろう…ここは沼津だから、内浦はもう少しだね」

LINE--

海未:今何処に居ますか?

ことり:家

凛:かよちん家

花陽:家

希:にこっちと絵里ちと、部室で遊んでる

穂乃果:静岡県の沼津

海未:静岡県!?

--

穂乃果「浦女には…高海千歌さんは居ない!?」

--

穂乃果「どうなってるんだろう…」

?「待ってー!果南ちゃーん!曜ちゃーん!」

穂乃果「あ、あの!」

?「あ、はい?」

?「お姉さん、迷子?」

穂乃果「そ、そうなの!」

?「千歌ちゃーん?」

千歌「あ、曜ちゃんと果南ちゃん!」

曜「お姉さんどうしたの?」

千歌「迷子なんだってー、」

果南「こんにちは…」

穂乃果「こんにちは」ニコ

果南「何処に行きたいんですか?」

穂乃果「あ、それより、ここ何処?」

果南「内浦の浦女です!」

曜「私たち、合格できたらここに通うんです!」

穂乃果「そうなんだ…」

千歌「ぜーったい、合格する!」

穂乃果「頑張ってね」ニコ

穂乃果「じゃあ、沼津駅までいいかな?」

--


穂乃果「千歌ちゃん…小学生だったな…」

穂乃果「果南ちゃんもランドセルだったから…小学五年生かぁ…」

穂乃果「つまり…私たちの世界は…」

--

千歌「はぁ…」

千歌「私…東京行こうかな…」

千歌「」グッ

千歌「よし!ひとまず、夏祭りライブが終わったらいこう!」

--


穂乃果「がおー!普通怪獣ほのちーだぞー!」

穂乃果「がおー!ばーん!しゅしゅしゅしゅー!」

海未「いい精神科ありますか?」

真姫「私の家来なさい」

--

【ぐぁぁあ!、新ネタ作るのやめてー!ほのちーだぞー!ってえええ!また人気下がっちゃうよぉ!】

--

千歌「Zzzzz」

曜「千歌ちゃーん…」

梨子「曜ちゃん!先生!」

先生「高海イイイイイイイイイイ!!!!!」

千歌「ふぁい!!」

--

【戻った時、毎回職員室に呼び出されるのは何故ですか!!成績が下がりました!!許しません…!!(`□´)】

--

千歌「んんー!全くうぅ!」

--

穂乃果「だあぁあぁあ!!」

--
千歌「あのパン星人めー!!」

--

穂乃果「あの普通怪獣めー!!」

--

今日はここでおしまいです…!、


【明日は夏祭りライブですね。なんだかんだで、メール喧嘩しましたが、ずっとファンでいたいです。ライブ、頑張って下さい。応援してます。】

穂乃果「ふう…」

穂乃果「わぁ…綺麗な夜空…」

穂乃果「どうか、穂乃果さんの夏祭りライブが成功できますように」

--

千歌「食べた食べた~?」

千歌「明日はライブだ!やったね!」

千歌「星…綺麗だな…」

千歌「よーし!明日頑張るぞー!」

--

穂乃果「皆さん!ライブお疲れ様でした!」

海未「お疲れ様でした」

ことり「お疲れ様~?」

凛「楽しかったにゃー!」

花陽「緊張したよー…」

真姫「お祭りってずいぶん賑やかね」ワクワク

希「わくわくしてん真姫ちゃんかわええなぁ…」

真姫「んなっ…」

絵里「希も可愛いわよ」

希「にこっちもかわええなぁ…」

絵里「」

にこ「あったりまえでしょ!」

穂乃果「あはは…」

穂乃果「ということで、自由行動!花火大会の7時30分にまたここに集合!」

穂乃果「とっておきの場所で皆で見ようね!」

--


あの日、星が降った

それはまるで夢の景色のように

ただひたすらに

美しい眺めだった

--

穂乃果「(頭に耳鳴りが鳴り響く)」

穂乃果「(先のことがどうでもよくなった)」

--

梨子「一緒に旅に出てほしい?」

曜「千歌ちゃんは相変わらずヨーソローだね」

梨子「そ、そうなのかしら…」

千歌「皆、お小遣いあるよね?」

曜「貯金合わせて…三万円以上は確実に…」

梨子「(同人誌の買いすぎで金欠なのよー!)」

梨子「(何て言えない…)」

梨子「ま、前借りなら…」

千歌「明日、沼津駅で集合ね!じゃあ!」

曜「千歌ちゃんどうしたんだろうね…」

梨子「会いたい人がいるのよ…」

曜「そっか…」

--


千歌「すみません、ここって知りませんか?」

通行人「知らないなぁ…ごめんね」

千歌「だ、大丈夫です…」

曜「大丈夫~?」

千歌「ダメみたい」

梨子「知ってる人いたわー!そこまで送ってくれるそうよ!」

千歌「本当!?」

千歌「やったー?」

曜「…」

--

おじいさん「本当にあそこで間違いないかい?」

千歌「はい、あってます」

おじいさん「あんなところで何をするんだい?」

梨子曜「…?」カオミアワセ

千歌「会いたい人がいるんです!」

おじいさん「…あはは!!」

おじいさん「ずいぶんと変わった趣味の友達なんだね、着いたよ、降りてごらん」

千歌「はい!ありがとうございます!」

--

おじいさん「実はここしかちゃんと残ってないんだ…」

千歌「こ…ここって…」

おじいさん「音ノ木坂学院高校…女子高だよ、」

曜「新品っぽいですね」

おじいさん「五年前ぼろぼろになってね、二年前に建て直しが終わったんだよ」

梨子「そうなの、曜ちゃんたち覚えてないかしら?」

梨子「確か…小学五年生の時…」

-


曜「千歌ちゃーん!」

千歌「曜ちゃん!今日だよね!」

果南「なーにしてるの?」

曜「今日『あれ』あるじゃん!」

果南「『あれ』?」

千歌「星が降る日だよ、」

果南「流れ星?」

曜「の、隕石みたいな」

果南「やばいじゃん」

曜「ここには落ちないって」

千歌「落ちないんじゃないの?」

千歌「流れ星みたいにちょっと見えるだけでしょ?」

曜「そうなの?」

果南「よく分かんないや、」

曜「じゃあねー!」

千歌「ばいばーい、」

--


千歌「あ…思い出した…」

千歌「でも!つい最近メールでやり取りしてたもん!」

千歌「…っ!」

曜「どうしたの?」

千歌「メールが…勝手に…消えていく…」

梨子「え!?」

千歌「あ…あ、あぁぁああぁ!!」

--

梨子「お風呂おっきかったね…」

曜「ヨーソローだったね」

梨子「そうなのかしら」

千歌「星が降る…勝手に消えるメール…」

千歌「意味分かんない…」

曜「その子とここ数日連絡は?」

梨子「そうよ、スマホが壊れただけなのかも…」

千歌「実はね…連絡取れなかったの」

千歌「3日前の夏祭りライブから…」

梨子「ちょっと待ってて」

ガララララ

千歌「本当にごめんね」

千歌「あのね」

曜「待って」

曜「大事なことは梨子ちゃんと何とかする。」

曜「落ち着いてからでいいんだよ…?泣きたかったら泣いちゃいな?今は私たちしかいないよ?」

千歌「うぅ…」ジワッ

千歌「うわぁああぁあぁん!!」

--

梨子「この本…」

【死亡者__名。】

ペラッ

【高坂穂乃果】

ペラッ

【南ことり】
【園田海未】
【星空凛】
【小泉花陽】
【西木野真姫】
【綾瀬絵里】
【東條希】
【矢澤にこ】

梨子「これは…」

--

梨子「あったわ、」

梨子「確かにあれでμ,sは亡くなった」

千歌「でも待って!」


千歌「やっぱりなんでもない…」

千歌「今日はありがとう…宿まで…おやすみ…」

曜「ヨーソロー…」

梨子「千歌ちゃん変だったわね…」

曜「焦ってたね」

曜「まるでその子たちとは距離が凄い近い仲のように…」

梨子「曜ちゃんそれよ!」カベドン

曜「なぬ…?」

梨子「ここのところ、可笑しかったじゃない?」

梨子「私の推測だけど、」

梨子「入れ替わってたんじゃないかしら…?」

曜「漫画の読み過ぎヨーソロー…」

曜「……私もそう思った」

--

今日はここで

あとちょっと進めます!


千歌「ただいまー」

志満「千歌ちゃん!」

志満「心配したんだからね!」

千歌「ごめーん」

--

AM 06:35

千歌「…学校か…」

ゴロッ

千歌「…やらなくちゃいけないの…絶対に」

美渡「どこいくの?」

千歌「…」

パシンッ

千歌「…っ!」

美渡「どれだけ姉に心配させたら気が済むの?」

千歌「行かなきゃいけないの!」

千歌「助けなくちゃいけないの!」ジワッ

千歌「美渡姉には分かんないよ!」ポロポロ

美渡「…」

美渡「いつ帰ってくる?」

千歌「明日か今日」

美渡「絶対だからな」

ドッ

美渡「思いっきり行ってこい」

千歌「美渡姉…」ポロポロ

千歌「行ってくるね、」タッ

美渡「いつまでも子供じゃないから大丈夫だよ」

志満「だといいね…」

--


曜「今日、千歌ちゃんは?」

梨子「何か、また東京に行ったみたいなの、」

曜「追いかけよう!今ならまだ間に合う…」

梨子「いや、千歌ちゃんだけにしよう、」

梨子「あの子はもう大丈夫、成長したんだよ」

曜「うん…あのね…気になってたんだけど、」






曜「梨子ちゃんって東京にいたのにどうして被害に遇わなかったの?」


梨子「ちょっとした転勤族なの、」

梨子「あの事故の後に東京に来たからね…」

曜「そうなんだ…」

梨子「学校行きましょ?」

曜「うん、」

--

千歌「……」

「見て、あの子セーラー服…田舎から家出かな…?」コソコソ

千歌「穂乃果さん…」

「穂乃果……?」

?「こんにちは、」

千歌「こんにちは……」

?「どこいくの?」

千歌「ちょっと…ここに…」

?「そうなんだ…大変だね」

千歌「ある人を助けに行くんです」

?「頑張ってね、私の為にも」

千歌「え?」

?「実はあの事故?って言ったほうがいいのかな?その時、悔しいけど、夏祭り見れなかったんだ」

千歌「どうしてですか?」

?「私たちもスクールアイドル目指そうとしてて、別の県のイベントがあったんだ」

千歌「あなたは?」

?「あ…ごめん、怪しい者ではないよ、」

?「高坂穂乃果の妹、高坂雪穂です」

千歌「い、妹さん!?」

雪穂「あの時の後悔が多くてね…」

雪穂「お母さんもお父さんもお姉ちゃんも皆いないんだよ?」

雪穂「なら、あのまま、皆と一緒が良かったなって思うの、」


雪穂「貴女とは初めて会った気がしない」

雪穂「きっとお姉ちゃんが可笑しい時期があったからその原因かな?」

雪穂「ね、千歌ちゃん、」

千歌「え!知ってるんですか!?」

雪穂「お姉ちゃんがよく話してたんだよー!」

雪穂「会えばすぐ分かるって言ってたんだー!」

雪穂「本当に分かりやすーい!」

千歌「あはは…褒められてるんだか…けなされてるんだか…」

雪穂「過去の私は止めないであげて?」

亜里沙「いつまでお喋りしてるのー!」

雪穂「ごめん、ごめん」

親落ちです


雪穂「宜しくお願いします」ペコッ

亜里沙「」ペコッ

雪穂「行こ」

亜里沙「知り合い?」

雪穂「んいや、友達」

亜里沙「可愛いお友達だね」

千歌「…」

--

千歌「♪おージャマおージャマ」テクテク

千歌「♪おジャマーだって私たちがいちーばん」テクテク

千歌「懐かしいな…これ」

千歌「すぅ…」

千歌「穂乃果さん!私に力を下さぁあぁあい!!」

千歌「…」

ピカッ

千歌「うわっ…!」

--

穂乃果「…あれ」

穂乃果「もしかして…」

海未「穂乃果!ライブお疲れ様です」

穂乃果「皆!集まって!」

「…?」

穂乃果「何と言うか…」

穂乃果「今日、私たちは危ない」

にこ「はぁ?どういうことよ」

真姫「そんなの分かるわけないでしょ」

花陽「あ、危ない?」

凛「冗談キツイにゃ…」

絵里「嘘はいいわ」

希「ごめん…」

ことり「…」

にこ「行こっ」

穂乃果「」ジワッ

穂乃果「何で…穂乃果さんじゃダメなの…?それか…中身が私じゃ…」ポロポロ

「穂乃果!(ちゃん!)」

穂乃果「!」


にこ「私たち、手伝うわ!」

真姫「穂乃果、よく聞いて」

花陽「穂乃果ちゃんに会えなかったら」

凛「皆で花火大会見れなかったし」

絵里「μ,sも出来てなかった」

希「学校も救えなかった」

ことり「穂乃果ちゃん」

海未「穂乃果」

「ありがとう!」

にこ「できることは何でもするわ!」

穂乃果「皆…」ポロポロ

真姫「何すればいいのよ」

穂乃果「実はね」

--

にこ「本当にやる気…?」

希「皆の為や!」

絵里「…ええええ、ええ、」ガクガク

にこ「い、いくわよ…?」ヒュッ

ドカァァアァアァア

希「…っ」

絵里「エリチカだからやりたくなかったのよー!」

--

「うわっ…停電か…!?」

「ママー!」

--

にこのぞえり「やった!作戦成功ね、(や!)」

--


海未「うわー!爆弾が仕掛けられてるらしいですー!」

ことり「(演技下手な海未ちゃん可愛い)」

ことり「えぇー!?そうなのー!?音ノ木に逃げると安全なんだって!」

海未「(ことり…ありがとうございます…)」

「皆!音ノ木坂だー!」

ザワザワ

こと海未「作戦成功ですね!(だね!)」

--

真姫「本気なの!時間が無いから早くして!」

真姫パパ「…真姫、お前をそう悪い子に育てた覚えはないぞ、」

真姫「まだ言うの…」

パシンッ

真姫「…っ」

真姫パパ「いい加減にしろ!」

プツン

真姫パパ「なっ…停電か…」

真姫「作戦が成功したのよ…」

--

凛「中には入らないで落ち着いて避難して下さいー!」

花陽「衝撃に耐えるように薄着の方は毛布をどうぞー!」

プルルルルル

花陽「もしもし?」

真姫『やったわよ、パパが大きい高級車と近くの県の凄く大きな別荘に行ってくれるらしいわ、』

真姫『もし、本当なら皆で避難しましょう』

凛「かよちーん!いっぱいでよくわかんないよー!」

花陽「任せてー!」

花陽「ありがとう、真姫ちゃん!じゃあ!」

--


穂乃果「はぁ…はぁ…」

穂乃果「私が探してるのは……」

穂乃果「誰…誰なんだっけ……」ポロポロ

穂乃果「うわぁああぁあぁん!!」タッタッタッタッタッ

キラッ

穂乃果「!」

--


千歌「ここは…?」

千歌「誰のの体…?」

千歌「どういうことだろう…」

千歌「神社に行けば分かるかな…」タッタッタッタッタッ

--

穂乃果「誰…?」

穂乃果「誰かいるんでしょ!」

--

千歌「!」

千歌「誰…?」

--

スッ

穂乃果「わぁ…」

千歌「あれ…」

穂乃千歌「も、戻ってる…」

千歌「星が降った人…あの夏祭り花火大会直前…星が落ちて…町は…」

穂乃果「え…」

千歌「だから…また…」

穂乃果「チャンスがあったんだね?」

千歌「でも…私怖かった…貴女が誰だか…分からなかった…」ポロポロ

穂乃果「私もだよ、」


穂乃果「でも、もう分かるよ、千歌ちゃん」ギュッ

千歌「穂乃果さん…」ポロポロ

穂乃果「忘れないように名前書いとこうよ!」

穂乃果「じっとしててね?」キュッキュッ

千歌「お、おでこ…!?」

穂乃果「でーきた!次は千歌ちゃんだよ!」

千歌「はい!」

穂乃果「はい、ペン!」

ポロッ

穂乃果「…え?」

穂乃果「千歌ちゃん?千歌ちゃん!?」キョロキョロ

穂乃果「…あれ…千歌って…誰…」

穂乃果「…急がなくちゃ…」

--

千歌「穂乃果さん…?」

千歌「え?穂乃果……さん?」

千歌「誰なんだっけ……ねぇ…誰か教えてよ…」ポロポロ

--

穂乃果「はぁ…はぁ…はぁ…」タッタッタッタッタッ

穂乃果「みんなぁあぁああぁ!!」

海未「!穂乃果!」

ことり「穂乃果ちゃん!」

希「作戦は実行済みや!」

にこ「あとは結果ね…」

絵里「失敗したら今までありがとう」

真姫「ちょっと早まらないでよ、」

花陽「うぅ…誰か助けて…」

凛「凛たちはずっと一緒だから大丈夫にゃ!皆そうだよね…!」

穂乃果「うん」

穂乃果「皆、見て!星が!」

「わぁ…」

ある人が言ってたような…

あの星が降るって、

町が壊されるって…

信じられないくれい綺麗な眺めなのに

ドカァァアァアァア


耳鳴りが鳴る。

耐えきれずに耳を塞いで目を瞑る。

しばらくして目を開ける


町が無かった

テレビで見たのより酷かった。

復帰するまで真姫ちゃんの別荘で皆と一緒か…

安心と不安が私を押し潰す。

あの子の名前…なんだったけな…

--

千歌「帰らなくちゃ…」

--

美渡「千歌!」

梨子曜「千歌ちゃん!」

曜「心配させないでよー!」ギュッ

曜「怖かったんだからね…!」ポロポロ

梨子「良かった…無事で…」

美渡「約束…守れたな…」

千歌「ごめんなさい…心配かけて…」ポロポロ

美渡「ん?なんだこれ?」

曜「おでこに何か…」

梨子「穂乃果……?」

千歌「あれ…これ…」

--


私は高海千歌!

大人になりました!憧れていた東京暮らし

とっても楽しみです!


ドッ

千歌「あ、すみません…」

?「わぁ、ごめんなさい」

千歌「あれ…貴女…何処かで…」

?「ふふっ、やっぱり?μ,sのメンバーだもん!」

千歌「わ、私こそApoursのメンバーですもん!」

「君の名は。」

おしまいになります。ここまで見て下さったら方、コメントをくれた方、ありがとうございました。

元ネタ:ラブライブ!
ラブライブ!サンシャイン!!
君の名は。

繋ぎ方があれなので、訂正


千歌「わ、私だってApoursのメンバーですもん!」

?「あはは、知ってるよ、」


千歌「私こそ知ってます!」

--

高坂穂乃果でーす!

町が復帰してから毎日が超楽しいです!

あ、女の子とぶつかっちゃった…

--

穂乃千歌「(正直言って知らない…)」

穂乃果「えっと、その前にいい?」

千歌「私こそ…」

穂乃果「なーんだ、じゃあ、一緒に言おう!」

「せーの!」








「君の名は。」

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