モノクマ「君たちの中にヤ○マンorヤ○チンがいます」【ニューダンガンロンパV3】 (287)

モノクマ「君たちの誰かが沢山の異性と交尾をしていることがわかったよ、そんなクロにはとっても痛いおしおきを用意いたしました!」

全員「な、なんだってー!」

モノクマ「それでは、誰が犯人なのか、学級裁判で議論していただきましょう!!」

ネタバレはなしです。

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赤松「えっとー…どうやって議論を進めようか」

最原「これは…見つけるのはとても難しそうだね、プライベートだし…」

王馬「この中に、とってもエッチな人がいるなんてねー、信じられないよ」

夢野「そ、そ、そ、そうじゃな、な!い、い、一体誰のことじゃ、!!!!」

白銀「夢野さん?すごく動揺してない?」

入間「これは夢野でブッ決まりだな!その小せえ穴をどの男に広げられたんだ?」

茶柱「夢野さんが男死なんかとそんな事だよするわけないじゃないですか!ねー夢野さん?」

夢野「茶柱の、、言う通り、じゃ」

キーボ「でもそれなら何故動揺していたんですか?」

夢野「そ、それはあれじゃ!MPを消費しすぎてしまったようじゃ…!」

春川「そいつが犯人だからだよ」

星「心当たりがあるってことだろ」

王馬「要するに夢野ちゃんが見かけに寄らず、一番の性欲お化けだったって事だね」

夢野「ワシを欲求不満にするでない!ち、ちがうぞ!ワシは複数の人とヤッた覚えはないわい!」

王馬「ふふ、じゃあ誰か一人、とはやったんだ」

夢野「ーーっ!!」

最原「夢野さん…」

夢野「最原、そんな目でワシを見るな!んあ!何故みんなも疑いの眼差しを向けるんじゃー!!」

アンジー「主は言いました、ヒミコが犯人だと」

夢野「違うわい!!!」

赤松「えっとー、夢野さんがその、した人って誰か教えてくれないかな?」

ゴン太「え、したって何を?」


王馬「相変わらずゴン太は空気が読めないね、それじゃあいつも空気を汚してるキーボと大差ないよ」

キーボ「王馬くんロボット差別です!」

ゴン太「ごめん!ゴン太バカだから、みんなが何を話してるか、全然わからないんだ!赤松さん!よかったらゴン太に教えてよ!」

赤松「ええ!?私から?ちょ、ちょっと難しいかなー…はは」

ゴン太「頼むよ赤松さん!ゴン太も少しは役に立ちたいんだ!」


赤松「百田くん!代わりに説明して…ってどうしたの?」

百田「えあ!?あ、ああそう、だな」

最原「どうしたの百田くん?顔真っ赤だけど」

百田「あ、いやちょっとな!」

最原(どうしたんだ百田、やけにもじもじしてるな…)

春川「…もしかしてあんたって」

春川「ピュアなの?」

百田「ば、バカ言ってんじゃねえよ!俺は宇宙に轟く百田魁斗様だぞ!?」

春川「知らないよ」

ゴン太「ねえ、春川さん、するって何をするの?ゴン太に教えてほしいんだけど」

春川「し、知らないわよ、そういうのはこいつに聞けば!?」

最原「ぼく!?」

最原「えと、そのするっていうのはね、男女が…」

キーボ「そこにロボットは含まないんですか?最原くん、それはロボット差別ですよ」

最原(めんどくせえな)

王馬「男が女の鼻の穴に乳首を入れる事をするって言うんだよー!」

ゴン太「え!?ほんとなの!?」

最原「嘘だよ!」

>11
すまんミスった

赤松「話が脱線してるよ!ひとまずゴン太くんの事は置いて…夢野さん。あなたは一体誰としたの?」

夢野「んあ!?」

茶柱「夢野さん!ほんとなんですか?あんな男死なんかと…、そんなに性欲が溜まっているなら是非テンコと!!!」

夢野「んあーやめーい!ウチは男が好きなんじゃ!」

全員「え…」

王馬「これで決まったね、ヤリ○ンクソビ○チスカ○ロ女は夢野ちゃんだ」

白銀「何もそこまで言わなくても…」

夢野「そういう意味ではないぞ!!ウチは女より男に興味があるというだけで…」

茶柱「そうなんですか夢野さん!!テンコなどに興味はないと!!」

夢野「ハナから興味ではないわい」

赤松「話が進まないよ!夢野さん、どの人としたの!」

最原「今日の赤松さんもとても積極的だね」

赤松「そ、そう?最原くんは消極的すぎるんじゃない?」

夢野「ウチとしたのは最原じゃぞ?」


赤松「は?」

最原「あ、赤松さん!??」

赤松「最原くん、どうゆうことか、説明してくれる?」

春川「最原、今すぐ殺されたいの?」

アンジー「主は言いました、終一に問いただせと」

東条「最原くん、それは本当なの?」

入間「最原~…、俺様との熱い関係はどこにイッちまったんだよぉ~…」

女一同「はあ!??」

白銀「最原くん!これは何かの冗談だよね?私だけを愛してくれるって言ったじゃない!ジョジョ風で!」

夢野「んあ?どうゆうことじゃ?最原はウチと手を繋いだだけではないのか!?」

百田「こりゃ、犯人が誰か見えてきたぞ」

真犯人「というか、彼しかあり得ないけどネ」

茶柱「テンコ以外の女子が男死と関係を築いていたなんて!テンコの合気道で目を覚まさせてあげます!」

ゴン太「ゴン太にはわけがわからないよ…」

王馬「最原ちゃんが赤松ちゃん達をたぶらかして虫と一緒にボロ雑巾のように捨てたんだよ!」

ゴン太「虫さんと!??最原くんが!?どうして!!!!!」

百田「こりゃフルコースの出来上がりだぜ」

真宮時「クックック彼がおしおきをされる前に死んじゃうかもしれないヨ」

赤松「ねえ、最原くん…」

春川「すべて話しなよ生きている内に」

アンジー「終一が犯人なんでしょ?」

白銀「最原くん!!」

夢野「最原よ…ウチとのピュアな関係は何処に…」

東条「最原くん、いつも私に依頼してたわよね、どういうことか説明してくれるかしら」

入間「あんなに俺様を開発したのに…他の女も調教してやがったのか!!」

最原(僕は知ってる…この事件の犯人を)

クライマックス推理…開始!!

ピンポーンピンポーン

犯人「開いてるよ」

赤松「ごめんねこんな夜遅くに」

犯人「あ、赤松さん」

赤松「隣、いい?」

犯人「う、うん」

赤松「何そんなに緊張してるの、べつに初めてってわけじゃないじゃん!」

犯人「そ、そういう赤松さんだって顔赤いよ?」

赤松「もう!」

犯人「…もっとこっち来なよ」

赤松「あ…」

赤松「んん、あん、いや…」

春川「さすがにヤバイよ、夜時間にトイレで待ち合わせってさ」

犯人「大丈夫だよ、もしコロシアイが起きても、僕たちにはアリバイがあるんだから」

春川「で、でも、なんで二人きりでって、なるじゃん」

犯人「そ、そうだね、じゃあその(嘘の)理由から考えてみようか」

春川「それは…散歩とか?…ん!どこに手を突っ込んでるんだよ」

犯人「ご、ごめん!痛かった?」

春川「べつに…痛くないけど」

犯人(まだ、夜までに時間があるな)

犯人「よし、東条さんを呼ぼう」

東条「どうしたの?何か依頼の事でも?」

犯人「うん、実は東条さんに頼みたい事が…」

東条「何でも言って、超高校級のメイドとして依頼された仕事は絶対にやり遂げるわ」

犯人「これを、舐めてほしいんだ」

東条「ーー!」

犯人「ダメかな?」

東条「いいえ、とても大きいわ」

犯人(東条さんは顔を真っ赤にして依頼を遂行させた)

犯人(まだ、夜までに時間はあるな、出かけようか)


ピンポーンピンポーン

ガチャリ

夢野「んあ?」

犯人「や、やあ、何してるの?」

夢野「ウチは充電中じゃ、用があるなら部屋に入れ」

犯人「うん、そうさせてもらうよ」

夢野「充電充電」

犯人「夢野さん、何やってるの?」

夢野「こうやって手を繋いで魔翌力を充電しておるのじゃ!」

犯人「へ、へえ~」

犯人「じゃあこうすれば、もっと早く充電が出来るんじゃない?」

夢野「んあ!や、やめい!ハ、ハグはまだ早いぞ!ちゃんとじゅ、順序をな!ま。守らんと!!」

犯人「あ、ごめん…めんどくせえな」

夢野「何か言ったか?」

犯人「何でもないよ!」

王馬「これ長いよいつまで続くの?あとの人は省いてもいいよね」

白銀「省いていい訳ないよ!そんなの原作のちょっとした子ネタ部分をアニメの尺の都合でカットしたようなもんだよ!」

入間「俺様とのプレイは逆に省いて正解だったかもな!ここにいる男どもが全員勃起しちまうからなひゃっひゃっひゃ」

真宮時「じゃ、最原くんがクロって事でいいんだよネ?」

百田「ちょっと待て!」

百田「おい終一!…生きてっか?」

最原「も、百田くん…ゴハ」

百田「右足が逆方向向いちまってるぞ、肩貸すぜ」

最原「あ、ありがとう…」

百田「今回の事件の犯人だがな…」

最原「うん、わかってるよ…僕が犯ーー」

百田「終一が犯人じゃないかもしれねえんだ」

最原「え!?」

今日はこの辺で、おやすみなさい

百田「俺はよー、見ちまったんだ…」

最原「何を…?」

百田「…教室で終一と真宮時が××していたところを!!」

全員「何だってー!!」

春川「あんた、真宮時にも手を出してたんだね、後で絶対殺してやるから」

赤松「最原くん…私何を信じたらいいかわからないよ…」

アンジー「ほらほらー正直に言わないとイケニエにされちゃうよー」

夢野「よりによって真宮時なんかと…」

茶柱「男死同士で出来るものなのですか!?」

星「問題はそこじゃねーだろ」

真宮時「みんな、何か勘違いしてるようだネ、僕は最原くんのアレを抜き取っただけだよヨ」

赤松「アレ?」

夢野「アレとはなんじゃ」

アンジー「血、だよねー?ねー?」

最原(真宮時くんの言っているアレって…)

最原「そうか!精子だ!!」

真宮時「クックック正解だネ」

王馬「最原ちゃんと真宮時ちゃんを見てるとなんだか気持ち悪くなってきたよ…あとキー坊も」

キーボ「僕は関係ありますか!?」

百田「だからよ!ヤ○チンの終一と行為におこなった真宮時もヤ○チンなんじゃねえのか!?」


春川「あんたってなんでそんなにバカなの?」

王馬「百田ちゃんは筋金入りの本物のバカだもんね」

百田「バカバカうるせえよ!!俺の推理の何処にも間違いはねえ!」


真宮時「今回の事件の犯人は沢山の異性と交尾をしたとモノクマも言っていたハズだヨ、僕と最原くんは同性だからいくら精子を抜き取っても事件とは関係ないネ」

百田「くそ!」

王馬「ようやくバカも納得したみたいだし、犯人は最原ちゃんで決まーー」

反論 星「雲外蒼天の極みだ!」

星「最原を助けるってわけじゃねーけどよ、決めつけはよくねーぜ」

王馬「でもこれだけ証拠が出揃っちゃ、最原ちゃん以外考えられないでしょー」

星「俺はあんたが女子の大半を引き連れて、ゲームルームへ向かっていったの見たぜ」

王馬「なに!??」

星「王馬と一緒に居たのは確か赤松、春川、東条、夜長、夢野、入間に白銀だったな」

キーボ「最原くんと交尾をした人達ですね」

百田「おいおい、その人数を一人で相手にしたって言うのか!?」

ゴン太「え、王馬くんが!?喧嘩はよくないよ!」

王馬「くそ!!あれほど練りに練り込んだ俺の計画が!!」

茶柱「そんな団体で移動したら誰かに見られるのも当たり前ですよ」

百田「てめーハナから隠す気ねーじゃねえか」

王馬「にしし、ばれた?」

百田「ってことは王馬も犯人候補にあがっちまうわけか」

最原「赤松さん…一体王馬くんと何をしていたの?」

赤松「……」

最原「どーして答えてくれないんだ…!」

天海「これは立場逆転っすね」

百田「うお!天海いつの間に来てやがった」

天海「いま来たところっす」

ゴン太「王馬くん、君は何をしてたの!紳士は女子に手を出したらダメなんだ!」

王馬「ここで俺が喋ってもいいけど、それは赤松ちゃん達の許可がないとね」

キーボ「王馬くん、ここは学級裁判ですよ、洗いざらい吐いてください」

王馬「やーだね、だってそっちのほうが、つまらなくないでしょ?」

王馬「あはははははっ真実を知りたいならもっと女子たちに問いただすべきだよ!!」

最原「赤松さん…君は答えるべきだよ…(僕の足をへし折った罪は重い!)」

赤松「誤解しないでね最原くん、私たちは別に王馬とヤったわけじゃないよ」

入間「乱交パーティーだぜひゃっひゃっひゃ」

夢野「適当な事を言うでない!」

アンジー「終一に関するビデオをみんなで見てただけだよー?」

最原「ぼ、ぼくのビデオ!?」

王馬「あーそんな簡単にバラしちゃってーつまんないのー」

アンジー「終一のあーんなことやこーんな事がたーくさん映ったビデオなんだよー?」

最原「ぼくのあんなこと?」

赤松「えっと要するにね、君の趣味とか好きな食べ物とか…まあそういう情報があったんだよ」

入間「好きな体位や早漏か遅漏かどんな性癖かもばっちり映ってたぜ、最原てめーは早漏なんだってな!お、俺様が相手をした時もすぐにイッちゃったし…」

最原(な、なんだってー!)

モノクマ「今回の動機だよ、みんなの分も隠してあるから頑張って探してねー」

百田「終一のビデオを王馬が持ってたのか」

王馬「百田ちゃんの分もちゃんと持ってるよー」

百田「なんだとてめー、それを寄越しやがれ!」

キーボ「王馬くんは何故女子達に最原くんのビデオを見せたんですか?」



王馬「んー忘れた」

キーボ「忘れた!?」

ゴン太「あ、ゴン太もすぐ忘れるから王馬くんの気持ちわかるよ!」

春川「こいつはただ私たちを引っ掻き回したいだけだよ」

百田「ってことは王馬は犯人じゃねえっ」

ゴン太「やっぱり犯人は…」

真宮時「最原終一君、だネ」

最原「……」

最原「僕が犯人だよ…7人の女子をたぶらかしたヤリチンは…僕だ!」

百田「終一…てめーはいい奴だった、お前は最後まで俺の助手だぜ!」

キーボ「最原くん、僕も生殖行為が出来るように入間さんに改造してもらいます」

ゴン太「最原くん…ごめん!ゴン太が守れないばっかりに…君は最高の紳士だった!」

王馬「君はつまらなくなかったよ」

星「今のあんたは輝いてるぜ」

真宮時「これで君の精子を抜き取れないのは残念だヨ」

天海「君の意思はオレが引き継ぐっす」



赤松「最原くん、死んで」

春川「はやく死になよ」

白銀「もう死んでも大丈夫だよ?」

アンジー「終一はイケニエになるんだよ」

夢野「ウチの魔法で永眠させるぞ」

東条「死んでくださる?」

入間「死んで償ってよお~…」

茶柱「このノリはテンコも言わなければならないですね、男死は死ぬべき存在です!」

最原「………」

モノクマ「それでは投票タイムです!」

モノクマ「ひゃっほー大正解、今回のヤ○チンorヤ○マンの犯人は最原終一くんでした」

最原(僕は後悔していない…僕の意思は…きっと誰かに引き継がれるはずだ!)

最原「百田くん…」

百田「…終一」

最原(後は頼んだよみんな!絶対に終わらせてくれ…このコロシアイを…)


モノクマ「それでは、最原終一くんのためにスペシャルなおしおきを用意いたしました!」


最原終一 死亡

残り15人

天海「最原くんが死んで一週間がたった今、大分みんなも落ち着いて場が和むようになったっす」

天海「最原くんのおしおきは酷いもんで、屈強な男たち100人にケツを掘られるというまさに外道の極みっす」

天海「それに加えてモノクマが新しいルールを追加しちゃったんすよ」

モノクマ『次から2人以上の性行為を行った場合、その二人目の相手は死亡しちゃうから気をつけてねー』

天海「つまり、浮気はできないってことっすね」

白銀「天海くん?一体誰と話してるの?」

天海「軽めの独り言っす、気にしないでいいっすよ」

白銀「それで軽めなんだ…」

天海「このコロシアイを終わらせるために全員とヤるのはすこし難しいっす…ロボットは範囲外っすからね」

夢野「天海よ、そのからあげ食わんのか…?ウチがもらってもよいぞ?」

天海「夢野さんにはからあげよりお子様ランチを食っとけばいいっす」

夢野「なんじゃとー!?」

天海「それより夢野さん、ちょっと聞きたいことがあるんすけど」

夢野「んあー?なんじゃ」

天海「最原くんが死んで一週間、男女関係に変動はあったっすか?」

夢野「そうじゃなー、最原を好きじゃった連中は別々の相手と関係を築き始めてるらしいぞ」

天海「ちなみに夢野さんは誰なんすか?」

夢野「ウチはそんな軽い女ではないぞ!」

天海「どこからどー見ても、夢野さんは軽そうっすけど」

夢野「う、ウチより赤松のほうが軽いぞ!男を取っ替え引っ替えしてるんじゃからな!」

天海「あの赤松さんが?意外っすね」

夢野「……赤松も辛いんじゃろ…」

天海「しかしそれなら、誰か死んでいてもおかしくないっすね、赤松さんの餌食になった男が死体として現れるかもしれないっすよ?」

夢野「こ、怖いことを言うでない!魔法でお口チャックの刑にするぞ!」

天海「赤松さんが…男を…調べる価値はありそうっすね」

天海「ん?誰かが教室で口論してるみたいっす」

真宮時「……っ!」

春川「……っ!」

天海「春川さんと、真宮時くん?盗み聞きはよくないっすけど、俺は俺を信じて正確に聞き取るっす」

春川「中に出すなんて信じられない!殺されたいの?」

真宮時「気持ちよかったヨ春川さん、また頼めるかナ」

春川「はあー…こんなやつとするんじゃなかった…」


真宮時「春川さんて大人しいんだネ、もっと激しく大胆に攻めてくるんだと思ってたヨ」

春川「……べつに、あんたとだから気が乗らなかっただけだよ」

真宮時「クックック、最原くんを亡くしたことに精神的に追い詰められてるようだネ」


天海「なるほど…これは二人ともリーチをかけたみたいっすね、貴重な情報っす」

天海「あそこにいるのは百田くんっすか」

百田「あ?おお天海か、、」

天海「どーしたんすかそんなにやさぐれて」

百田「いや、ちょっとな…」

天海「最原くんが死んでまだ一週間っすからね、落ち込む気持ちはわかるっす」

百田「それもそうなんだがな…」

天海「……恋の、悩みっすか」

百田「べつに恋の悩みじゃねーけどよ…最近ハルマ…春川の態度が冷てえんだ」

天海「春川さんっすか…」

今日はここまでっす…

天海「一つ質問なんすけど、百田くんは春川さんが好きなんすか?」

百田「バッ!好きじゃねえよ!何で俺が春川なんぞに…!」

天海「それはよかったっす。さっき春川さんと真宮時くんが只ならぬ関係だった事が判明したところっす」

百田「」

百田「春川と…真宮時が…?」

天海「顔青ざめてるっすけど大丈夫っすか?」

百田「み、見間違いなんじゃねえか?いくらなんでも真宮時みてえな野郎と春川が…」

天海「中で出すとか気持ちいいがどうのとか聞こえたんすけど」

百田「真宮時の居場所を吐きやがれ!!」

天海「地下に向かう階段近くの教室っす」


天海「全速力で百田くんは走り去ったっす」

天海「百田くんは春川さんが好きなんすね、これは三角関係が期待できそうっす」

天海「ま、ほんとは二階の教室なんすけど、二人の居場所を教えるほど、野暮じゃないっす」

モノクマーズ「おはっくまー夜時間だよー、みんな早く寝るんだよ」

天海「もう夜時間っすか…」

天海「今頃自分の部屋に異性を連れ込んで昨夜はお楽しみでしたねを繰り広げてるはずっす」

天海「調査をするっす」

??「ああん」

??「あ!」

??「イク!」

天海「至るところから声が聞こえるっす…、これじゃ誰が誰の部屋にいるのか見当もつかないっすね」

天海「けど、俺は選ばれた一人…この程度で聞き取れないようなら超高校級の名が廃るっす…」

天海「聞き取れた情報から赤松さんと百田くん、ゴン太くんと王馬くん、入間さんとキーボくん、茶柱さんと夢野さんと東条さんが別々にいるみたいっすね」

天海「星くんは一人でお楽しみのようっす」

天海「もしかしたら俺は超高校級の聖徳太子だったのかもしれないっすね…自分が恐ろしいっす」

アンジー「蘭太郎ー」

天海「夜長さん、はよっす」

アンジー「何してたのー部屋の前に突っ立ってー?」

天海「これは夢遊病っす、よくあるんすよ」

アンジー「盗み聞きは良くないよー?神様が見てるよー?」

天海「バレてるみたいっすね、じゃ、オレは自分の部屋に戻るっすよ」

アンジー「アンジーも蘭太郎の部屋にいくよー」

蘭太郎「どうしてっすか?」

アンジー「蘭太郎がー悪さをしないようにアンジーが見守ってあげるのだー」

蘭太郎「夜長さんがオレにご奉仕してくれるのはありがたいっすけど、オレはまだリーチをかけるわけけにはいかないっす、また今度お願いするっす」

アンジー「お疲れのようだねー、アンジーが慰めてあげるのにー、神ってるよー?」

蘭太郎「遠慮しとくっす、じゃ、夜長さんまた明日っす」

アンジー「ぐっぱいならー」

天海「ん…朝っすね」


天海「朝シャンしていつものように食堂に向かおうとしたオレに、とんでもないものを見ることになるっす」


天海「ドアを開けると、目の前に白銀さんの死体が目に飛び込んできたっす」





モノクマ「死体が発見されました、すぐに学級裁判を始めたいと思いまーす、みんな遅れずに来てね」

モノクマ「君たちの中に白銀つむぎさんと交尾をおこない、殺した浮気者がいるよ、そんなクロにはきつーいおしおきを用意いたしましたー!」


モノクマ「誰がクロか、学級裁判で議論していただきましょう!」

天海「モノクマに一つ質問したいんすけど、今回の犯人は二人目の性行為による相手の死亡って事でいいんすか?」

ゴン太「ど、どういうこと?」


星「つまり、性行為をした相手がいるのに、別の奴と行為に及び、モノクマの追加ルールで相手が死んじまったって事で良いんだよな」

モノクマ「まー、そだね」

茶柱「犯人は男死で決まりです!!」

夢野「お主が犯人の可能性も捨てきれぬぞ」

茶柱「夢野さん!テンコは浮気などしません、夢野さん一筋ですよ~!」

夢野「やめい、ウチにその気はない!」

真宮時「まだ男が犯人とも限らないヨ?僕みたいなアブノーマルなタイプもいるからネ」


赤松「自覚あったんだ…」

王馬「入間ちゃんに生殖機能を付けてもらったキー坊という機械も忘れちゃダメだよ?」

キーボ「…何故その情報を王馬くんが知っているのですか?」

王馬「クソビ○チゲロブタ女から聞いたんだー、それに、昨夜はお楽しみでしたね」

キーボ「そのような情報まで!?」

入間「こいつ…俺様の敏感なところばかり狙って…」

女一同「………」

キーボ「ぼ、僕を疑わないで下さい!怪しいのは天海くんなんじゃないですか!?」

天海「俺っすか?」

キーボ「白銀さんは君の部屋の前で死んでいたんですよ?なら、君を疑うのは至極当然です」

夢野「そ、そうじゃな、お主が怪しいぞ」

天海「けど、白銀さんが殺された0時ごろには夜長さんと一緒に居たっすよ」

アンジー「部屋の前で蘭太郎と話してたけどーつむぎの死体は置いてなかったよー」


天海「これは補足っすけど、昨夜はお楽しみな方がちらほらと見受けられたっすね」

赤松「……っ!」

百田「な、なんでお前にそんな事がわかんだ」

アンジー「蘭太郎はみんなの声を盗み聞きしてたんだよー?神は蘭太郎に罰を与えると言いました」


王馬「なんて酷い事するんだ!人のプライベートをこんなところであらわにしようとするなんて!」

東条「あなたがそれを言うのね…」

天海「昨夜はお楽しみだったのは赤松さんと百田くん、入間さんとキーボくん、王馬くんとゴン太くん、それと星くんっすね」

春川「百田…あんた赤松の事が好きなんだね」

百田「いや、べつに好きじゃねえよ!ただ喋ってただけだ!」

春川「夜時間に?」

百田「お、おめーだって真宮時とお楽しみしてたんじゃねえのかよ!」

キーボ「王馬くん…君はゴン太くんと何してたんですか…」

王馬「にしし、それはエッチなゴン太に聞いてよ」


ゴン太「キーボくん違うんだ!王馬くんが無理やりエッチなビデオをゴン太に見せてきたんだよ!」

王馬「えーゴン太が見たいって言ったじゃん!『みんなを殺せないからせめてビデオで我慢する』って」


ゴン太「言ってないよ!!」

天海「至る所でパニック議論が繰り広げられてるっすね」

夢野「お主のせいじゃがな」

赤松「二人とも喧嘩はやめてよ!」

百田「真宮時のどこがいいんだよ!」

春川「今は真宮時関係ないじゃん!」

真宮時「僕の取り合いはよくないヨ?僕は入間さん以外なら誰でもオーケーさ」

天海「真宮時くん、今の発言は自分で犯人の候補にあげてるようなもんっすよ」

真宮時「クックック、気になったんだけど星くんのお楽しみの相手は誰かナ?」

星「!おい」

天海「星くんは一人でお楽しみっす」

全員「な、なんだってー!」

東条「星くん…依頼してくれれば、すぐにあなたの元へ行ったのに…」

王馬「星ちゃんもゴン太のAV見よう会に誘えばよかったなーごめんね」

春川「…」

赤松「…」

夢野「…」

入間「可哀想なてめーに俺様のシコ画像を送ってやるよひゃっひゃっひゃ」

天海「よかったっすね星くん」

星「天海…あとであんたを[ピーーー]」

赤松「あの…話を戻したいんだけど、アリバイがあるのは私に百田くん、アンジーさん、天海くん、王馬くんとゴン太くん、キーボくんに入間さんと…」

夢野「ウチは茶柱と東条と居たぞ」

天海「星くんは一人でお楽しみっすよ、あの吐息具合は間違いないっす」

百田「じゃあアリバイがねえのは春川と真宮時だな、やっぱり真宮時てめーが犯人なんだろ!!」


真宮時「君はどうしても僕を犯人にしたいみたいだネ…神経を抜き取ってもいいんだヨ?」


赤松「ちょっと待ってよ百田くん、いくらなんでも真宮時くんみたいな変な人と真面目な白銀さんじゃ一周回ってもあり得ないよ」

真宮時「ひどい言い草だネ、僕はーー」

百田「確かにそうなんだが、もしもって事もある」

真宮時「そうだヨ僕みたーー」

赤松「絶対あり得ないよ!」

茶柱「もしや、真宮時さんは、白銀さんをレ○プしたのでは!?」

東条「あり得るわね、いかにも人殺しのような顔つき…犯罪も容易いはずよ」

真宮時「いくらなんでも酷すぎないかい僕にはーー」

王馬「真宮時ちゃんが犯人だよ!アリバイがない男子は真宮時ちゃんだけだしね」

ゴン太「真宮時くんが白銀さんを殺したの!?」

春川「残念だけど、そいつは犯人じゃないよ、昨日は一晩中、一緒にいたし」

百田「やっぱりお前…真宮時と…」

春川「な、なに勘違いしてんの!そいつの変な格闘に付き合わされてただけだよ」

百田「な!」

王馬「百田ちゃんもヤキモチはそれぐらいにしときなよ、見苦しいよ?」

百田「うるせーぞ王馬!」

茶柱「…真宮時さんは犯人ではないという事ですか…」

真宮時「ぼ、ぼ、ぼくをは、犯人だなんて…」

真宮時「謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って」

赤松「一体誰が白銀さんを殺したの…」

夢野「ウチの魔法で犯人を見つけてもよいが、あいにくMP切れでのぉ」

天海「いつもじゃないっすか」

星「全員アリバイがあるって事でいいんだな」

王馬「それは違うよ」

星「あ?何が違うって言うんだ」

王馬「星ちゃんだけが、アリバイがないんだよ」

星「天海も言っていただろ、俺の声が聞こえたと」

天海「正確には吐息っすけど、でも、それだけっす」

星「…何が言いてえんだ」

王馬「君がオカズに使ったのって…白銀ちゃんの遺体じゃないの?」

星「バカ言ってんじゃねえよ、俺にそんな趣味はーー」

王馬「俺みちゃったんだよねー、星ちゃんの動機ビデオ」

星「…なに?」


王馬「ゴン太と見てたビデオって実はみんなの動機ビデオなんだー、星ちゃんに、春川ちゃん、百田ちゃん、それに白銀ちゃんのね」

春川「王馬…あんた私のものまで見るなんて良い度胸してるんだね…」

王馬「でしょでしょ」

ゴン太「ごめん春川さん!『みんなを止めるにはみんなを知る必要がある』って言われてゴン太もつい…」

春川「……」



百田「春川、今は落ち着け、おい王馬、お前が見たっつー星の動機には何が映されてたんだ」

王馬「至って普通の内容だよ、好きな食べ物とか趣味とか…」




王馬「…性癖とかね」


星「…っ!」


入間「こいつの趣味は俺様をオカズにしたオ○ニーなんじゃねえか?この童貞が!まだ早えんだよ!」

夢野「んあー…じゃったら好きな食べ物はケーキじゃな、見た目通りの子供っぽいやつじゃ」

赤松「みんなデタラメ言い過ぎだよ…」

王馬「星ちゃんの性癖は死体をオカズにする死体マニアなんだよ!」

赤松「王馬くん!いくらなんでもそれはーー」

星「…ここが潮時みてーだな」

天海「…認めるんっすか?」

王馬「えー早いよ星ちゃん!もっと反論してよ!」

星「あいにく、俺は生きるのに疲れちまったんでな、白銀を殺したのは俺だ…」

茶柱「ど、どーして白銀さんなのですか?」

天海「その前に質問なんすけど、星くんは白銀さんを殺害したあとにシコシコしたんすか?」

星「……」

赤松「でもモノクマファイルには目立った外傷はないって記されているけど…」

真宮時「だったら、どうやって殺したんだろうネ」

王馬「決まってるよ、モノクマの追加ルールじゃん」

キーボ「星くんは白銀さんを交尾した後に死んだ白銀さんをオカズにシコシコしたんですね」

ゴン太「じゃあ星くんはシコシコしたの!?」

天海「シコシコは間違いないっす、俺が保証するっす」

夢野「んあー!シコシコばっか言うでない!」

天海「しかも白銀さんのパンツを頭に被った状態でしたはずっす」

百田「おめーそれは言い過ぎだろ!」

星「ふ、あんたには隠せねえな」

百田「したのかよ!!」

春川「その話が本当なら、星は白銀とする前に誰かとヤったはずだよ」

夢野「ウチではないぞ!星のような子供は相手にせん
、ウチは大人じゃからな!」

茶柱「男死なんかとすると考えただけでゲロがでますよねー夢野さん!」

東条「私が星くんの依頼でしたわ」

赤松「東条さんが…!?」

アンジー「にゃははは、神ってるねー、神ってるよー?」

茶柱「いくら依頼でも、すこし度が過ぎているとテンコは思いますが…」

真宮時「女子達は知らないようだネ…彼女の本当の姿を」

夢野「な、何のことじゃ、東条は東条じゃぞ…?」

春川「本当の姿…?」

真宮時「彼女は男子の貞操を奪う童貞キラー、正真正銘の肉○器なんだヨ」

真宮時「彼女の動機ビデオがその証拠なのサ」

夢野「東条…嘘じゃろ?ウチにあんなに優しくしたではないか…東条がまさか…童顔キラーだなんて」

赤松「夢野さん、微妙に間違ってる」

真宮時「ちなみに初めの学級裁判のクロ、最原くんのせいでもみ消されてしまったけど、僕、最原くん、百田くん、天海くん、王馬くんの5人は最初に童貞を奪われていたんだヨ」


夢野「なんじゃと!」

王馬「その頃キー坊には生殖機能が付いていなかったし、ゴン太はこんな性格だしね」

ゴン太「紳士は女子に手をあげたりしないよ!」

星「もうやめろ、いちいち犯人でもねえ奴の正体を暴露するのは」

星「犯人は俺だ、早く投票タイムにーー」

百田「そ、そうだな犯人が認めちまってんだから」

キーボ「投票タイムに移りましょう」




王馬「ほんとに星ちゃんが犯人なのかな?」


キーボ「また王馬くんの悪ふざけですか」

百田「俺もそう思いたいところだが…」

天海「王馬くん…もしかして何かに気づいたんすか?」

夢野「もしかして、まだ真犯人は別にいるというのか…!」


王馬「にしし」

百田「どっちだ王馬!!」

王馬「東条ちゃんが犯人だよ」


モノクマ「それでは投票タイムでーす!!」

真宮時『これを見ている君たちへ』

真宮時『君達の投票が、東条さんか星くんの片方が死なずにすむはずだヨ』

真宮時『クロだと思った方に名前を書いてネ』

真宮時『反応がなければ必然的に僕に投票が入ることになって話が進むヨ』

モノクマ「投票タイムの結果…ひゃっほー大正解、今回白銀つむぎさんを殺したのは東条斬美さんなのでしたーー!」


百田「ああ!?どういうことだ!?」

夢野「東条が…白銀を殺したのか…!?」

アンジー「あれれー、りょうまじゃないんだねー」

真宮寺「当然の結果だネ…」

星「ちっ…」

夢野「何故東条なんじゃ!?東条はウチと茶柱と一緒に居たぞ!」

天海「おかしいっすね、夜長さんと居た犯行時刻の0時頃に東条さんの出入り姿はは見てないっすけど」

夢野「その間はずっと東条はウチと居ったぞ!」

春川「でも、投票で東条で決まって正解してるんだし…」

ゴン太「これは何かの間違いなんじゃないかな…モノクマが間違えたんだよ!」

モノクマ「失礼な!僕が間違えるわけ、ないでしょー!!」

王馬「みんなは甘々ちゃんだなー、そんなだから付け入られるんだろ」



真宮寺「みんなは忘れているヨ、彼女は超高校級のメイド、彼女が本気を出せば、天海くんや夜長さんの目に止まることなく依頼を完了する事は容易いはずだヨ」

東条「………」

入間「俺様の他にこんなビ○チがいたなんて…」

茶柱「東条さん、ほんとに殺したのですか…?」

東条「………」

赤松「…東条さん!」


星「俺が依頼した」

赤松「え?」

星「俺が東条に依頼し、白銀の遺体を俺の部屋に持ってこさせた…この事件の黒幕は俺だ、ゴン太の言う通り、モノクマはクロを間違えてるぜ」

春川「あんたが東条を利用…したの?」

百田「…っ!星!お前それでもおーー」

王馬「星ちゃん俺は自分のつく嘘は大好きだけど、他人がつく嘘は大嫌いなんだよねー…」

天海「王馬くん、それはどういう意味っすか」

王馬「ん?そのままの意味だよ?」

夢野「んあー!ちゃんとウチに説明せい!わからんじゃろ!!」

王馬「だからー今の星ちゃんの話はあべこべなんだよ」

夢野「んあ!?」

赤松「利用したのは…東条さんの方?」

東条「そうね、みんなの言う通り…私が星くんを利用させてもらったわ」

夢野「嘘じゃろ…東条…」

東条「私はコロシアイを終わらせたくて、星くんに協力してもらった…星くんと性格行為をした後、白銀さんとも行ったわ」

茶柱「でも、テンコ達とずっと一緒にいたはずです、途中でトイレに行かれた時も5分程でしたし…」

夢野「そ、そうじゃ、そんな5分程度で白銀を殺せるわけないんじゃ!」


東条「甘いわね」

東条「私は…超高校級の童貞キラーよ!?私ほどのテクニシャンを相手に白銀さんを5分以内でイカせる事なんて朝飯準備支度前よ」

夢野「な、なんだかよくわからんが…」

東条「モノクマの追加ルールで殺害した後、死体マニアの星くんに提供したわ…、彼を犯人だと思わせる為に」

春川「初めから協力してたんだね、星はなんで手を貸したの、あんただって死ぬんだよ」


星「言っただろ、生きるのに疲れちまったってな、ならせめて…」

星「最後に、死体が欲しかった」

天海「ほしだけに…っすか」


天海「つまりモテない星くんは死体を作る事ができず、生きるのに疲れ、それに付け込んだ東条さんに共犯者になる代わりに自分を犯人だと思い込ませる為に死体を提供してもらい、しかし死体マニアだとみんなに気づかれるのは嫌になって俺の部屋の前に置いたわけっすか…」


王馬「けど自分は生き残り、死体まで提供してくれた東条を裏切る結果になってしまったんだね!」


キーボ「最低の人間がする事です」

モノクマ「視聴者様のご要望で、東条斬美さんに加えて星竜馬くんもオシオキが決定されましたー!!」

東条「これまでの事はごめんなさい、このオシオキはあなたたちを騙したことへの罰ね…」

夢野「白銀を殺したのは許されることではないが…ウチはお前が死ぬのは悲しいぞ…」

茶柱「これまでテンコの身の回りの世話をして下さってありがとうございます…!」

春川「あんたの面倒見の良さは、見習うべきだね…」

赤松「東条さん!私が必ずコロシアイを終わらせてみせるよ!」

アンジー「キルミは無事神さまのおそばに行けるよーアンジーが保証するよー」

星「みんな、世話んなったな…最後まで迷惑かけちまってよ…」

入間「クソビ○チ東条は俺様という生き様を体現しちまったな!」

王馬「うわーーーん、東条ちゃん死ぬなぁぁああ!!」

ゴン太「ごめんね東条さん、君を止めれなかったゴン太の責任だよ…!」

百田「東条、お前は悪くねえ…とは言わねえが、すべてはこのコロシアイのせいだ…っ!」

キーボ「東条さん、あなたの生き様は確かにインプットしておきました」

真宮寺「素晴らしい東条さん…!君は僕以上に狂っているネ…」

天海「東条さん…この場面で言うのもあれなんすけど…東条さんのアレは極上だったす」




モノクマ「それでは、二人の為にスペシャルなおしおきを用意いたしました!!はりきっていきましょう!!」


東条斬美 死亡

星 竜馬 死亡

残り12人

天海「東条さんと星くんが死んだ数日後、モノクマは新たな設備を用意したっす」

天海「グラウンドやアスレチック、大浴場、などっすね、死んだみんなにも見て欲しかったっす」


天海「二人のおしおきは地味に強烈っす、東条さんは精子風呂での窒息死、星くんは強制テクノブレイクによる死亡…自業自得の死っすね」


真宮寺「天海くん…さっきから君は誰と話しているんだい?」

天海「真宮寺くんは食堂に来て飯を食べる時もマスクを外さないんすね、それじゃ食べれないっすよ?」


真宮寺「僕はこのままでいいんだ、他人の事を気にするより早く食べなヨ」


天海「もしかして自分でマスク外せないんすか?だったら俺が手伝ってもいいっすけど」

真宮寺「や…や…」




真宮寺「やめろぉおおおおお!!!!」

天海「ふー…びっくりしたっす、あれほど怒るなんて…真宮寺君はおっかないっす」

天海「さて、いま残っているのは12人っすか…」


天海「コロシアイを終わらせるためにも、そろそろ俺が動いたほうがいいっすね…」


天海「モノクマの追加ルール『二人目の性行為を行った場合、その相手は死亡する』は学級裁判が始まったと同時にリセットされるっす」


天海「つまり、おれの考えた女子皆殺し計画を実行するには、まず一人目は絶対に処女じゃないといけないっす」

天海「そうじゃないと俺が死ぬハメになるっすからね」

天海「それと、お互いにリーチをかけた状態でその二人が性行為を行うと、死亡するのは『誘われた』側、優先順位というルールもあるっす」

天海「すべての話から鑑みるに、俺が一番最初にする相手は処女であり、女子からは受け身にならず、主導権は俺が握るって事っす」


天海「まずは処女を見つけないと話にならないっす、今生き残っているのは赤松さん、春川さん、夢野さん、入間さん、夜長さんと茶柱さんっすか」



天海「入間さんと茶柱さんは遠慮っすね、入間さんは現段階で処女じゃない可能性が高いっす、茶柱さんは男子嫌いのようなので、男子扱いにしておいても大丈夫っす」


天海「赤松さんもビ○チ説が濃厚っす…消去法で夢野さんで決まりっす」


天海「まずは処女かどうかの確認っすね」

天海「あ、赤松さん」

赤松「天海くん?どしたの?」

天海「夢野さんを探してるんすけど…見てないっすか?」

赤松「見てないけど…何かあったの?」

天海「…別に何でもないっすよ、赤松さんには関係のない事っす」


赤松「…関係あるよ」

赤松「このコロシアイの中で、疑心暗鬼になったり他人に隠したい事もある…でも、そういう時こそ、仲間を信じるべきなんだよ!」

天海「…」

赤松「天海くんはもっと、私に頼っていいんだよ?私に出来ることなら、なんでも!」


天海「…赤松さんは誰かとヤったっすか?」

赤松「…え?何、急に」

天海「このコロシアイ生活の中で浮気者は危険っす、ヤればヤるほど、人を殺れる…俺はそれを止めたい為にも、みんなに確認をしてるとこっす」

赤松「……」

天海「あ、ちなみに俺は星くんたちが死んでリセットされてからは誰ともヤってないんで、童貞のままっす」

赤松「…私はヤってないよ…ていうか、モノクマの追加ルールのおかげで誰かとしようなんて気にならないよ…」

天海「最原くんとは、したんすよね」

赤松「追加ルールの前だからね…まさか最原くんがあんな人だったなんて」

天海「気になったんすけど、赤松さんは最原くんのどこがよかったんすか?最原くんは会うたびに違う子を連れていたっすけど…」

赤松「……」

天海「そういえば、最原くんは赤松さんの話をよくしていたっすね」

赤松「最原くんは、私をなんて言っーー」

天海「『一番最初に僕に惚れたイージーなケツデカ女の子』と言っていたっす」






















天海「っは!…どうやら俺は気絶していたようっすね」

天海「超高校級のピアニストは指の扱いに長けてるっす…あらゆる秘孔を突かれて痺れがとれてないっすね…」


モノクマーズ「おはっくまー、夜時間だよー、夜の営みは程々にね!」


天海「もう夜時間っすか、赤松さんのビ○チ説はどうやら夢野さんの嘘っすね」


天海「さてそろそろ夢野さんの部屋に愛の訪問でもするっす」

ピンポーンピンポーン

天海「ん?誰っすかね…」

ガチャ

赤松「天海くん…」

天海「あー赤松さんっすか…」

赤松「あの…入ってもいい?」

天海「今から夢野さんの部屋に行きたかったんすけどここは我慢して手っ取り早く要件を済ませてもらうしかないっすね…全然いいっすよ?」

赤松「心の声が漏れちゃってるよ…」


天海「どうしたんすか?こんな夜に訪問だなんて、怪しいっすね…」

赤松「べ、べつに何もしないよ!天海くんはすぐそっちの方向に考えちゃうんだね…!」

天海「このコロシアイのせいっすよ…」

赤松「……」

天海「ほんとはこんなエロエロだったわけじゃないっすよ…ごく健全な男子として生きてきたつもりっす」

赤松「そうだよね…みんなこのコロシアイのせいで…やけになってるだけだよ…きっと」

天海「女子に対してもそうっす、健全に接してきたつもりっす、だからこれまで童貞だったんすよ」

赤松「そ、そうなんだ…」

天海「赤松さんはその健全な男子を誘惑してるとしか考えられないんすよ」

赤松「わ、私が…!?誘惑なんてしてないよ…?」

天海「そのはちきれんばかりの大きな胸…その太もも…すこしぽっちゃりな体型…どれをとっても男子を誘惑してるんすよ」


赤松「誰がぽっちゃりだって?」

天海「あかま…」

このとき俺は思ったっす…この選択は一歩間違えたら確実に死んでしまうと…


天海「ゴン太くんっす…」

赤松「うんうん!あ、でもゴン太くんはぽっちゃりというか筋骨隆々って感じだよね」

天海「それで赤松さんは結局何しに来たんすか?」

赤松「あー…うんさっきのことでなんだけど…ごめんねあの時はなんか自分でもわからないんだけど、カッとなっちゃって…」

天海「いや、大丈夫っすよ、逆に気持ちよかったくらいっす」

赤松「天海くんってMなの?」

赤松「とりあえず、謝りたかっただけだから!」

天海「気にしないでいいっす、それじゃ俺は用事あるんで」


赤松「あと天海くん!」


天海「まだなんかあるっすか?」


赤松「あまり夢野さんに変なことしたらダメだよ、あの子はとても純粋なんだから」

天海「赤松さんは自分の部屋に戻って行ったっす」

天海「赤松さんから忠告は受けたっすけど…俺は夢野さんを汚すと決めたんで、何が何でも夢野さんを堕としてみせるっす…」



ピンポーンピンポーン

天海「…今日はよく絡まれるっす…、大人しく寝たほうが賢明っすね」

モノクマーズ「おはっくまー、朝だよー、みんな仲良くコロシアイのある生活をするんだよ!」


天海「朝…っすか、食堂に行くっす」






ゴン太「野球しようよ!!」

キーボ「朝から何を言ってるんですか」


夢野「んあー…朝からめんどうな事を言うやつじゃ…」

ゴン太「みんなはコロシアイのせいで男女で交わる事ばかり考えちゃうんだ…だったら違うやり方で発散しようよ!」


赤松「あ!そういえば新しくグラウンドが設備されたんだよね」


王馬「えーやだよ外で汗くさい野球なんてっ!俺は虫とり大好き少年のゴン太と違ってインドア派なんだよ!」

百田「いいじゃねえか野球!しようぜ!!なあハルマキ!」

春川「は?やだよ」

百田「超高校級の保育士なら、運動も得意だろ?好きだろ身体動かすの」

春川「べ、べつに好きじゃない…っ」

王馬「にしし、好きなのは身体に入れられる事だもんね?」

春川「…」

赤松「百田くんと春川さんって凄く仲いいんだね」

春川「仲良くなんてないよっ」

赤松「でも百田くんがハルマキって」

春川「…っ!」

夢野「んあ?照れておるのか?春川は照れておるんじゃな!?」

春川「…」

夢野「…すまん…まだ距離がつかめておらんかった…」


茶柱「夢野さん元気出してください!テンコはいつでもオッケーですから!」

夢野「何がオーケーなんじゃ」


茶柱「テンコと夢野さんのくんずほぐれつを…うへへぇ」


夢野「くんにオムレツ…?」


ゴン太「ねえ、みんなは野球してくれないの!?」

天海「しないっす…」

百田「いやするぜ野球!!チームプレイっつーのは絆を強くするもんだ!今の俺たちには必要なもんだぜ!」


入間「バカかクソ百田、野球っつーのは11対11でする競技だろーが!」

赤松「それはサッカーだよね、9人と9人がするんじゃないかな」


入間「…っ!よく気づいたな!俺様はビ○チ赤松を試しただけだぜ!!」

王馬「バカでゲロブタの入間さんは発言しないでくれるかな?」


入間「うぅ~…はいぃ~…」


天海「結局俺たちはゴン太くんと百田くんに連れられてグラウンドで野球をする事になったっす」

天海「6対6でチームは以下の通りっす」


百田チーム
1赤松
2入間
3夢野
4百田
5キーボ
6真宮寺


ゴン太チーム
1春川
2王馬
3天海
4ゴン太
5茶柱
6アンジー

百田「おっしゃー!!しまってこうぜ!!」

百田チーム「…………」

百田「テンション低いなおい!!」

天海「俺らが先攻っすね」

ゴン太「みんな!打てなくてもゴン太が頑張るから!安心して打っていいよ!」

春川「めんどうくさい…」

王馬「テンション下がるような事言わないでよ春川ちゃん!こっちまでダルくなるじゃーん!」


ゴン太「一番は春川さんだね、打てなくてもゴン太が打つから安心して!」


春川「……」

百田「ハルマキ…女だからって容赦はしねえ、本気でかかってこいよ!」

春川「言われなくてもーーー」

カキーン


春川「ーー本気で[ピーーー]よ!!」

アンジー「わー!ホームランだー!」

王馬「春川ちゃーんナーイス!!」

茶柱「春川さんは本当にただの保育士なんですか…!」

天海「超高校級の保育士っすよ」

春川「…」

ゴン太「春川さんすごいよ!いきなりホームランなんて!」

王馬「よーし春川ちゃんに続いて俺もホームランを狙おっと!」






王馬「ごめんね、三振」

ゴン太「いいんだよ王馬くん、ナイス三振!」

春川「あんたって口のわりに運動オンチなんだ」

天海「いや、王馬くんはどー見ても運動できるような肉体じゃないっす」


アンジー「主はいいました、ベンチで休んでろと…」


王馬「う、う、うわあああん!!みんなが寄ってたかっていじめるう!!」




…………………



茶柱「次はテンコの番ですね!思いっきり打ってみせますわ!」

百田「くそ…天海のヒットにゴン太のホームランで3点も取られちまった…」

百田「ピッチャー交代だ!」



夢野「んあ!?ウチがやるのか!?」

茶柱「ゆ、夢野さん!?…っ夢野さんが相手でも、テンコは…っ!」


夢野「テンコ…ウチのために打たんでくれんか…?」

茶柱「すみません…三振」

王馬「てめーやる気がねえなら帰れよ!!!」

天海「んー…この戦法はまずいっすね…」

百田「ハルマキ!!好きだ!!!」

春川「っ!?」

空振り三振


入間「こ、この…お、俺様のボディで…集中できねえだろ童貞ゴン太っ…!」


ゴン太「ま、前が見れないよ…」

空振り三振



春川「……」

茶柱「……」

王馬「……」

天海「…負けたみたいっすね」

ゴン太「ごめんみんな!ゴン太が打つ事が出来なかったから…」

王馬「そうだよゴン太!ちゃんと打てよ!!」

春川「王馬だってずっと三振だっただろ」

王馬「そういう春川ちゃんだって一度きりのホームランで後は似たようなもんだったよね!そんな奴にお説教なんてされたくないよー」


茶柱「テンコは夢野さんでなければ打てたんですよ!」

天海「夜中さんて野球うまいんすね、美術部とは思えないっす」

アンジー「アンジーはねー特に何もしてないよー全部神様がやったんだー」


百田「おいおい、仲間同士で喧嘩なんてするんじゃねえよ!」


春川「あんたは黙っててよ!」
王馬「部外者は引っ込んどけよ!」


百田「……」

天海「アテが外れたっすね」

百田「くそ、仲間同士で取り組むもんは絶対に絆が深まるはずじゃねーのか…っ!」

天海「その逆も起こり得るって事っすよ」

天海「このままだと、また始まるっすね…」


百田「ああ?何がだよ…」








天海「コロシアイっすよ」

ゴン太「ねえ、みんなで汗をかいた後はその汗を大浴場で流そうよ!そうすれば、またゴン太達は仲良くなれるよ!」

入間「ひゃっひゃっひゃ、俺様の裸が見たいっつー下心丸見えだぜ!あそこに毛が生えてから出直してこい!」

茶柱「男死なんかと入るだなんていくら純粋無垢なゴン太さんの言い分でもテンコは絶対に認めません!」

ゴン太「ち、ちがうよ…男子と女子別れてだよ…紳士はちゃんとわきまえるんだ」


天海「ちょっとトイレっす」


夢野「ならば、先にお風呂に入るのはウチ達じゃ、お主達のアカが浮いた風呂になど入れん」

春川「それもそうだね」

赤松「レディーファーストってやつだね」


ゴン太「もちろんだよ!ゴン太達はそのあとでいいよ!」

キーボ「お風呂ですか…」

王馬「キー坊はサビちゃうしオイル漏れされても困るから絶対入らないでよねー」

真宮寺「キーボくんはやめておいたほうがいいヨ、感電でもしたら笑えないからネ」

キーボ「」




天海「百田くんにはコロシアイは始まると言ったっすけど…始めるのは俺なんすよね」


天海「そろそろ女子達に処女かどうか見極めをしないといけないっすね」


王馬「あ、天海ちゃん」

天海「っ王馬くんもトイレっすか」

王馬「そだよ、それよりー…」



王馬「…何を一人でぶつぶつ喋ってたの?」


天海「何の事っすか?」

王馬「しらばっくれても無駄だよー?今処女がどうかとかそんな台詞が聞こえたんだよねー」

天海「あー、それは俺は処女が好きなんすよ」

王馬「んー?」


天海「やっぱ中古より新品のほうが綺麗でずっと大事にしようってなるじゃないっすか?」


王馬「でも大事にしておくのは最初の方だけだよね、ガタがくると、すぐに捨てる」

天海「王馬くんは中古が好きなんすか?」


王馬「あはははっ俺は新しいのが好きだよ、何てったって俺は超高校級の総統!誰かの使ったものを俺が使うなんてあり得ない!」


天海「…そうっすよね」


王馬「けど、それはあくまで『物』だけ、だけどね」


天海「…」

王馬「それはそうと、天海くん早く大浴場に行きなよ、男子が先だから早く行かないと女子の時間と被っちゃうよ?」

天海「王馬くんは行かないんすか?」

王馬「俺は今、猛烈に腹が痛いんだよねー、悪いけど、大浴場はパスするよ…」


天海「そっすか…じゃあまた後でっす」













王馬「ほんとは逆だけどね…嘘つきの天海ちゃんには悪戯しちゃおーっと」



天海「大浴場はここっすか…」


天海「まだ誰も来てないみたいっすね…」


天海「ふうー…なんとか誤魔化せたみたいっすけどやはり王馬くんは侮れないっす…」


天海「実際、王馬くんが居なかったら前回の学級裁判で詰んでいたっす」


天海「赤松さんの事といい、動く前から実行しづらい状況に陥ってきたみたいっす」


ガヤガヤ

天海「…そろそろ誰か来たみたいっすね」


赤松「わあー広いね」

入間「け、なかなか良い設備じゃねーか」


春川「………」

夢野「ウチが一番風呂じゃ!」

茶柱「あ、夢野さん!そんなに慌てては、転んでしまいますよ!」

ステンコロリン

夢野「………」

アンジー「ほらほらー、テンコの言う通りだよー
大丈夫ー?」









天海「まずいっすね…」

天海「とっさにサウナ室に逃げ込んだっすけど…バレたら俺を除いた学級裁判が起きてしまうっす」


天海「そして…このサウナは異常にあついっす…耐えれるかどうか」



アンジー「楓ってやっぱり胸大きいんだねー」

茶柱「女としての魅力が伺えますわ!」

赤松「そんな事ないよ!みんなだって綺麗な身体してるよ」

入間「そんなしょぼっちい胸より男子オカズランキング1位の俺様のナイスバディをみやがれ!」

アンジー「わお!」

茶柱「なんだか牛のような、みたいですね…!」


春川「…」

夢野「…」

赤松「春川さん?何?どうしたの…ひゃあ!」

春川「あんたの胸、私にすこし寄越して…どうやったらこんなに大きくなるの」

夢野「べつに羨ましくないぞ!ウチはまだ発展途上なんじゃ!」


赤松「二人して揉まないでよ!」


天海「女子達は胸の大きさについて議論してるみたいっす」

天海「女子達の定番の話題なんすかね…」


天海「しかさサウナ室からでも会話の内容が聞き取れる俺はやはり超高校級の聖徳太子っすね…」


アンジー「ねーねー、もうみんなは誰かとセ○クスしたー?」

赤松「夜長さんもう少しオブラートに包もうよ…」

夢野「そんなの決まっておるじゃろ、入間はもう誰かとしているはずじゃ!」

入間「ああ?証拠はあんのかよこのクソ処女ツルペッタンコが」

夢野「んあ!?誰がツルツルお肌のぺったんこおっぱいじゃ!」


春川「どうでもいいよ、誰が誰とするかなんて」


茶柱「テンコの初めては夢野さんに捧げると決めているのです!そんな簡単に出来るような女ではありません!」

夢野「赤松、お主はどうなんじゃ?最原が…亡くなった後、だいぶ荒れていたはずじゃ…」

赤松「そんな恋愛脳じゃないよ…、ただ最原くんが本当にあんな人だったのか、みんなに聞いて回ってただけだよ」


春川「……最原の話はいいよ、もういないんだし」


赤松「……」

アンジー「アンジーはねー、蘭太郎が気になってるんだー」

夢野「アンジーよ…悪いことは言わん、やめたほうがよい…」

アンジー「あれれーどうしてー?もしかしてーヒミコも蘭太郎が好きなんだねー?」

夢野「ウチはイケメンが好きであってチャラ男は対象外じゃ!」


赤松「ふうん…アンジーさんも天海のこと…」

茶柱「こ、これは波乱の予感が…」


赤松「あ、そうだ、みんなでサウナ室に行かない?」

夢野「サウナじゃと?」

赤松「サウナって健康にいいんだよ?ダイエットにも効果あるし」

夢野「…嫌じゃ、あんな密閉空間にいるなんてウチは嫌じゃぞ、出れなくなったらどうするんじゃ」

春川「あたしはべつに構わないけど。お子様には耐えられないようだね」

夢野「…」

アンジー「ヒミコは怖がりさんだねー」

入間「ツルぺったんは一人で寂しくオ○ニーしながら水風呂にでも入っとけひゃっひゃっひゃ」

夢野「行かないとは言っとらんぞ!」





赤松「…」

春川「え、なんで…」

茶柱「きえーーーー!!!男死ぃいいい!!!」

夢野「んあ?」

アンジー「あれれー?なんで蘭太郎がサウナ室にいるの?」




……………あれ、ここはどこっすか…


………


最原「君は死んだんだよ」


最原くん?どうしてここにーー君は


星「オマエはサウナ室に来た赤松達に見つかって殺されたんだぜ」


白銀「ここは死後の世界だよ、ほらアニメとかよくある定番の!」


東条「あなたの死に様はとても滑稽よ…何しろ死体が発見された時、あなたはすっぽんぽんなのよ」


……それは嫌っす!包茎がみんなにバレるなんて死んでも死にきれねえっす!



最原「僕たちに出来ることは君の死の滑稽さに笑うことと、学級裁判が…コロシアイの終わりを願う事しかないよ」


星「笑えるぜ」

白銀「笑っちゃうよね」

東条「笑えるわね」



いや、まだダメっす…俺はまだ死ぬわけには…いかないんす!!



「ふふ…だったら早く目を覚まして」



天海「……赤松さん?」

赤松「うん、そうだよ」


天海「これは…どういう状況っすかね」

赤松「あ、天海くんはねサウナの中で倒れてたんだよ、それを私たちが見つけてー…」

天海「でもどうして赤松さんは、俺なんかに膝枕を」

赤松「私がしたいからしてるんだよ、そんだけ」


天海「赤松さんは、優しいっすね」


天海「…赤松さん」

赤松「ん?」


天海「俺は赤松さんにどうしても聞かなきゃいけないことがあるっす」


赤松「え!…っなに?」

天海「天海蘭太郎のイチモツを…見てしまったっすか?」


赤松「……」


赤松「み、見てない」

天海「今の間は明らかに可笑しかったっす、顔が赤いのはなんでなんすか」

赤松「ち違うよ!こっち顔向けないで!」

天海「そうっすか…見てしまったんすね…」


赤松「…っ」


天海「で、どうっすか」


赤松「どう…ってなにが…」


天海「俺のアソコの感想っす」

赤松「そんな感想なんかないよ!」

天海「大きいとか小さいとかマグナム級とか超高校級とか色々あるじゃないすか」

赤松「じゃ、じゃあ普通!普通だったよ!」


天海「それはよかったっす!」



………


天海「すいませんっす赤松さん、迷惑かけて」

赤松「ううん、迷惑じゃないよ…大事な仲間が倒れてるんだもん、助けないわけないよ」


天海「いやー何から何まで…腕枕までしてもらって申し訳ないっす」

赤松「腕じゃなくて膝枕だよね」


天海「さて、もうすぐ夜時間っすけど、どうやら食堂で集合がかかってるらしいっす」


天海「俺が気絶してる間、一体なんかあったんすかね」



…………




入間「お、粗チンが来たぞ」

天海「…」


王馬「大浴場での事は聞いたよ!ごめんね天海ちゃん!俺、今回は反省してるからね?」

天海「…」

赤松「天海くんが先に大浴場に居たのは王馬くんに騙されたからだよね」

春川「ほんと王馬ってくだらない事しかしないよね、いつかほんとに[ピーーー]から」

天海「…いや、俺は気にしてないっすよ」


春川「あんたが気にしなくてもあたしが気にするんだよ」

天海「どうゆうことっすか」


夢野「お主を運んだのはウチの魔法と春川じゃ」

入間「てめーのきたねえ童貞ち○ぽが春川の背中に当たって気持ち悪がられてたぜ!」


天海「…マジっすか」


アンジー「蘭太郎のおち○ちんは変わった形してるんだねー、ツボミみたいだったよー?」


王馬「ぷぷ、ツボミだって…クスクス」
キーボ「王馬くん…笑っちゃダメですよクスクス」

ゴン太「天海くん、気にしなくても大丈夫だよ、ゴン太もあまり大きい方じゃないんだ」

百田「男は度胸が大事だぜ!ち○こがツボミだろうといつかは花開くもんだ!」

真宮寺「クックック薄々感づいてはいたけど、まさか君が包茎だったとはネ、」




モノクマーズ「おはっくまー、夜時間だよー、男は度胸!女は愛嬌!」


天海「………」

ピンポーンピンポーン

王馬「おーい天海ちゃん」

赤松「天海くーん聞こえてるなら、返事してー」


キーボ「天海くん、先程はツボミ差別をしてしまってすみません!」

天海「………」

王馬「ダメだねこりゃ、完全にいじけっちゃってるよ」

赤松「今日はそっとしておいたほうがいいね」






天海「行ったみたいっすね…俺はピュアなんす、包茎はコンプレックスっす」

天海「それをショタのツルツルアソコの王馬くんやロボットのキーボにまで笑われるのはちっとお門違いっす!」


天海「ゴン太くんだってあのなりで小さいはずがないっす」


天海「こうなりゃもうヤケクソっす」

天海「……カジノでも行ってみんなで集めたあり金全部使い果たしてやるっす」



……………


モノクマーズ「おはっくまー、朝だよ、早起きは三文の得だよ!」



天海「……俺はとんでもないものをカジノの景品でもらったみたいっす…」


天海「この『ヤリ放題の鍵』はとてもおそろしいものっす」


天海「この鍵で自分の部屋を開けた後、ランダムで人が来るっすけど、その相手は自分にベタ惚れマックスっす」

天海「ここで起きたその記憶は互いに消去されずいつまでも共有してるっす、そしてこの鍵は何度でも使用可能っす」


天海「使えるのは夜時間の間だけみたいっすね…」


天海「これで最原くんのモテモテの謎も解けたっす…あのギャンブル野郎はさっさと死んで正解みたいっすね」


天海「さて、そろそろ食堂にでも向かうっす」

百田「よお天海!」

天海「百田くん、はよっす」

キーボ「おはようございます天海くん」

赤松「おはよう天海くん、来てくれたんだ…」


王馬「もしかしたらこのまま一生引きこもるんじゃないかとヒヤヒヤしたよ」

天海「……」

キーボ「王馬くん、話を蒸し返すような発言は控えて下さい!」

王馬「にしし」

天海「いいっすよ、全然これっぽっちもミリ単位で気にしてないっすそんな程度で気にしてたらこの先、生きて行けないっす」


赤松「やっぱり気にしてるんだ…」
夢野「…意外と繊細な奴じゃ」

アンジー「ねーねー蘭太郎」

天海「なんすか?」

アンジー「後でアンジーの美術室に来て欲しいんだー」

天海「美術室っすか?」


アンジー「そそ、蘭太郎に見せたいものがあるからー…2人きりで」


天海「…何か企んでるのは見え見えっすけど了解っす」


赤松「……」




アンジー「蘭太郎ーアンジーの美術室へようこそなのだー」

天海「いかにも美術室って感じがひしひしと伝わってくるような気がしないでもない教室っすね」


天海「どれも凄くえっちな作品ばっかっす、全部夜長さんが?」


アンジー「のんのん、全部神様が作ったんだよーアンジーは身体を貸してるだけ」

天海「これはまたどうも…いけません作品っす」

アンジー「これはアンジー自信作の一つ、『結合の瞬間』を抽象的に描いた作品なんだよー」

天海「ま、あまり興味ないっす」


アンジー「蘭太郎は正直者なんだねーそういうとこ神様も好きって言ってるよー?」


天海「俺は神様とか信じてないんで」


アンジー「……いくら蘭太郎でも調子に乗っちゃダメだよ?鉢が当たるよ」


天海「夜長さんの神様は信じてるっす」

アンジー「なるなるー」


天海「それで、見せたいものって何すか」

アンジー「んー見せる前に、蘭太郎に質問があるんだ」


アンジー「蘭太郎はーアンジーの事どう思ってる?」


天海「夜長さんの事…?」

天海「えっちな人…っすかね」

アンジー「にゃはははっアンジーはえっちじゃないよー?全部アンジーの行いは神様の命令なんだよー?」

アンジー「アンジーは蘭太郎の事好きなのだ、蘭太郎になら慰められたい」


アンジー「蘭太郎はアンジーの事どう思ってる?」


天海「夜長さんは…」

アンジー「神様がアンジーって呼べって」


天海「……アンジーさんは可愛いっすよ」

アンジー「………」

天海「アンジーさんは他のみんなとは違った魅力を持ってるっす…主に褐色!そして過去のビ○チ説はギャップ萌えがあって無理やり犯してやりたくなるっす」


アンジー「てーい」


天海「アンジーどうしたんすか?」

アンジー「アンジーはねー蘭太郎に慰めてもらうんだー」


天海「しかし股間をまさぐってるのは何でっすか?」

アンジー「まさぐってないよー?スジにそって指を動かしてるだけだよー」


天海「すいませんっすけど、俺はアンジーさんにえっちな事をしてもらう為に来たわけじゃないっす」

アンジー「ありゃりゃ、でも硬くなってるよ?」

天海「日々のシコシコ筋トレで鍛えてるっすからね」

天海「いやそうじゃないんすよ、アンジーさんには俺に見せたいものがあるんすよね?それをさっさと見せてほしいんす」


アンジー「このまま蘭太郎が慰めてくれないなら見せる必要あるけどー、アンジーは蘭太郎に夢中なのだー」


天海「俺は女子からの誘いは遠慮してるっす、あまりしつこいようなら…」









天海「……[ピーーー]っすよ?」

アンジー「あれまー、でもアンジーは殺せないよ?神様がそれを許さないよ?」


天海「俺がセ○クスを経験済みなら今のアンジーさんを殺すのは容易いっす…モノクマの追加ルールでね」


アンジー「確かセ○クスをした相手がいるのに違う人とセ○クスをするとその相手は死んじゃうんだよねー?でもアンジーは大丈夫だよ」





アンジー「蘭太郎が誰ともヤってないのは知ってるよ?」

天海「他の女子に確認でもしたんすか?まあみんなが本当の事を言うとは限らないっすよ?アンジーさんに嘘を見極める力でもあるんすか?」


アンジー「主は言いました、ツボミお○んちんにヤリちんはいないと」


天海「……」

天海「…早く見せてくれないっすか?」

アンジー「蘭太郎はアンジーと一つになりたくないのー?こんな機会はないよー?アンジー他の人としちゃうかもだよー?」


天海「遠慮っす、また今度相手してもらうっす」


アンジー「………」


天海「どしたんすか?見せないならもう行くっすけど」


アンジー「…蘭太郎に見てほしいのはねー…」



アンジー「この絵だよー」


天海「…っ!」




………



天海「…っは!……あの絵を見た瞬間、気絶したみたいっす…」


アンジー「あ、やっと起きたんだね蘭太郎ー」


天海「アンジーさん…これはどういう状況っすか」


アンジー「………」


天海「どうして俺は手足を縛られてんすか」


アンジー「…言うことを聞かない蘭太郎には、お仕置きが必要だから、神様も言ってるよー?」

天海「具体的に俺はどんなお仕置きをされてしまうんすか」


アンジー「そだねーおもちゃを使って蘭太郎に神ったあんな事やこんな事をしてあげるよー?」


天海「神った…なるほど、昇天してしまう可能性もあるわけっすね」

アンジー「でもでもー、あいにく蘭太郎に使うおもちゃをまだ決めてないんだー…購買で買ってくるから大人しく待っててねー」


天海「行ってらっしゃいっす」


アンジー「逃げようなんて思ってもダメだよー?神様は蘭太郎の事、ずっと見てるから」

天海「ほはっこんなおいしい状況で逃げるわけないっすよ」





天海「…ふう、逃げるっす」

天海「一見とても羨ましい状況下におかれてると錯覚するっすけど、アンジーさんは超高校級の美術部…俺を実験台としありとあらゆる教材を使って俺を貶めるはずっす」


天海「しかし…頑丈に手足をロープで結ばれてるっす…どうするっすか…」



赤松「天海くん!」

天海「赤松さん!?どうしてここに…」


赤松「二人の行動が気になって後をつけてきたんだけど…どういう状況なの!?」


天海「逆レ○プされそうな状況っす、アンジーさんは俺をイカせるためのおもちゃを探しに行ったっす」


赤松「……」


天海「ドン引きするのはわかるっすけど、俺に蔑んだ目を向けるのはおかしいっすよ」

天海「とりあえず助かったす…近くにロープを切れるものとかないっすか」

赤松「って言われてもね…あ」

天海「ありましたか?」


赤松「いや、ないんだけど」


天海「紛らわしいっす」


赤松「…アンジーさんて本当に天海くんの事が好きなのかも」





赤松「だってこんなに天海くんのグッズが…」


天海「…俺のフィギュアにキーホルダー、ツボミち○ちん、蘭太郎ラブドールまであるなんて…」


天海「愛が重いっす!」


赤松「……あ!天海くん、ナイフあったよ!」

天海「上出来っす!はやくロープを切っーー」


アンジー「あれあれー?なんで、アンジーの教室に楓がいるのー?」


赤松「…っ」

天海「…」

アンジー「べつにいいんだけどー…邪魔するなら神様も怒るよ?楓」


赤松「アンジーさんこんなのは間違ってる!天海くんのことを好きなのはわかるけど…!でももっと他の!」


アンジー「神様が言ったんだよー蘭太郎をお仕置きしろって、それに楓には関係ないよねー?ねー?」


赤松「関係あるよ!アンジーさんでも勝手が過ぎるよ」


アンジー「楓は神様を信じないの?神様の命令なんだよ?それを邪魔するの?楓は神様を否定するんだね?」


赤松「こんな事を許す神様を私は信じないし…本当はアンジーさんがしたかったことなんじゃないの?」


アンジー「………」

ドン、と鈍い音がしたっす

アンジーさんが赤松を鈍器で殴った音。


赤松「うっ……」
額から血が流れる


アンジー「楓?調子に乗るのはダメだよ、これは神様の命令なんだから…楓は黙って見てて」


天海「[ピーーー]気っすか…」

アンジー「アンジーは殺さないよー?すべて神様の指示なのです」


天海「……」

俺はできる限りの抵抗をしたっす

アンジー「…んー、蘭太郎?悪足掻きはよくないよー、アンジーは蘭太郎にお仕置きをしなくちゃいけないんだから、暴れるなら」




アンジー「この絵を見て、じっとしてて」

天海「…っ!」

その瞬間、俺はまた意識を失ったっす…



…どれくらい気絶していたのか…

手足は動く、ロープは解かれてるみたいっす


そのままゆっくりと目を開けると、俺はまずある事が脳裏によぎったっす



学級裁判



そして、それが最後の学級裁判になると…





俺の上に跨ったアンジーさんが、死んでいたっす

それからの事はよく覚えてないっす

気が付けば、自分の部屋の前に居たっす

ガチャリ


天海「……」


ピンポーンピンポーン

天海「…誰っすか…」


真宮寺「やあ、天海くん、ちょっといいかな?」

天海「真宮寺くん…?」

真宮寺「とてもやつれているネ、何かあったのかい?」

天海「いや特に…っすけど、何の用っすか?」


真宮寺「なぜだかわからないけど、君にとても会いたくなってネ…この行き場のない感情…どうしても君に伝えたくなってしまったんだヨ…!」


天海「じゃ、おつかれっす」


天海「あの真宮寺くんの気持ち悪いくらいの俺への熱意、愛情…」


天海「…どうやら俺はドアを「ヤリ放題の鍵」で開けてしまったみたいっすね」

天海「ヤリ放題の鍵で自室を開けるとランダムで人が訪れ、その相手はベタ惚れ状態っす」


天海「今だけは…誰かに慰められたいっす」

天海「もう一度使ってみるっす」

ガチャリ

ピンポーンピンポーン

天海「誰が来たんすかね…」

真宮寺「やあ、天海くん」


天海「…チェンジっす」



天海「…ハズレがよく出る日なんすかね…もう一度ヤリ放題の鍵を使ってみるっす」


ガチャリ

ピンポーンピンポーン


天海「誰か来たみたいっす…」

安価で?二番目にするっす

真宮寺「やあ、天海くん」

天海「…」

真宮寺「入ってもいいかナ?君が呼んだんだからネ?入るヨ?」

天海「…」
この後の悲劇は皆様のご想像にお任せっす


…………

真宮寺「天海くん、ずっと気になってたんだけど」


真宮寺「その服にこびり付いてる血はなんだい?」



天海「……」

アンジーさんの死を目の当たりにしてから真っ白になった頭の記憶が徐々に鮮明に、蘇ってきたっす

アンジーさんは確か、後頭部が破壊された状態で俺に跨りながら前のめりになっていたっす

そして、俺に付着した大量の血…返り血



もう犯人はわかってるはずっす…


天海「赤松さん…」

真宮寺「赤松さんがどうかしたかい?」

天海「真宮寺くん…そろそろ帰りやがれっす」

モノクマーズ「おはっくまー、朝だよー、オマエラは気付くべきだよ」


アンジーさんに不思議な絵を見せられた空白の時間に何があったか…いなくなった赤松さん…すべて問いただすべきっす


天海「…食堂に向かうっす」

百田「おう、天海!早えな!」

天海「百田くんはよっす」

春川「おはよう」

夢野「んあー…眠いのう」

茶柱「眠たそうな夢野さんも何とチャーミングな!」

入間「朝オナでもしたら眠気が飛ぶんじゃねえか?ひゃっひゃっひゃ」

王馬「おはようみんな!クソゲロブタ女の存在のせいで台無しの朝だね!」

入間「うぅ~…」

キーボ「おはようございますみなさん」

ゴン太「キーボくんおはよう!」


天海「……」

春川「あれ?赤松は?」

百田「そういや、見てねーな、あいつが遅くなるなんて珍しい」

夢野「んあーアンジーも来とらんのう」


王馬「もしかして…二人とも殺されてるんじゃない?」


天海「…っ」

王馬「あれ?どうしたの天海ちゃん?…図星?」

夢野「王馬よ、くだらん事を言うでない、みんな野球をして仲を深めたじゃろ」

王馬「にしし、冗談だってー」

天海「……」


結局、アンジーさんはもちろん、赤松さんも食堂には来なかったっす



天海「…さて」

赤松さんは今どこにいるか、彼女から色々と問いたださなければならない事があるっす…彼女が何故アンジーさんを殺す必要があったのか…その理由…


けど、アンジーさんの死の真相を知るために、美術室には行かないといけないっす…もう一度、状況を把握するために…



どちらにするっすか…

『赤松を探す』

『美術室へ向かう』

安価は下2番目っす

『物語は終わりに近づいています、これから先の安価は物語のendに深く関わってきます、慎重にお選び下さい』


天海「赤松さんを探すっす」

美術室へ行く前に赤松さんに聞きたいことがあるっす

まずはそっちを片付けるっす!


天海「…どこにも居ないっすね」

夢野「んあー天海ではないか」

天海「ちょうどよかったっす、んあーさん赤松さん知らないっすか?」

夢野「誰が『んあーさん』じゃ!赤松は見とらんぞーウチはアンジーを探しとるんじゃ」

天海「……」


夢野「アンジーを見かけとらんか?」

天海「アンジーさんなら…」


『嘘を言う』

『本当の事を言う』

安価は下1番目っす

天海「アンジーさんは見かけたっすよ」

夢野「ほんとか?どこにおるんじゃ」


天海「確か男子トイレにキーボ君を連れて入っていくところを見かけたっす」

夢野「……そ、それは本当なのか…?」


天海「ほんとっす、『キーボのあそこは遊び甲斐があるねー』という会話からキーボくんの喘ぎ声が男子トイレ内に響き渡っていたっす」


夢野「んあ…すこし気持ち悪くなってきたわい…やっぱりアンジーを探すのはやめとくかのう…」




天海「…今は夢野さんにアンジーさんを探させる訳にはいかないっす」



………


どこを探しても赤松さんは見当たらないっす


…赤松さんを探すのは後にして、先に美術室へ向かうことにするっす


天海「……っ!」

美術室についた俺は後悔したっす…赤松さんを探すのではなく、先に美術室に来ていればと…

アンジーさんの遺体はどこにも無かったっす

血の跡も、すべて、綺麗な美術室の状態っす

無駄な時間を過ごしてしまったっす、犯人に現場の証拠隠滅をさせる猶予を与えてしまうなんて…



天海「…一通り調べて見るっす」

アンジーさんの美術室を荒らすような形で端から端までくまなく調べたっす


………

天海「やっぱり何もないっすね…」


…あのロッカー、まだ調べてないっすね

その取っ手に手をかけたその瞬間、

ガシ、と
何者かに腕を掴まれた

天海「…っ!赤松さん…」

赤松「…」

下を向いていて、赤松さんの表情は見えにくい


天海「…俺は赤松さんにーー」

赤松「このロッカーは開けない方がいい」

天海「…え?」

赤松さんの強く掴んだ手が緩む

赤松「言葉の通り…ロッカーは開けない方がいいよ、君にとって」

赤松「…」


天海「…っ赤松さん!」

赤松さんはその場から去っていったっす

天海「…このロッカーに、何があるって言うんすか…」


開けない方がいい?俺にとって?


意味がわからないっす…どうするっすか


『開ける』

『明けない』

安価は下2番目っすよ

天海「…っく!」

俺は異様な空気を漂わすロッカーから手を引いたっす。

俺は真相に近づくのが怖くなったっす。

このまま、アンジーさんが見つからなければ学級裁判も始まらず、赤松さんとも普通に接することができる


そう、またいつも通りの日常が来るだけ、いつも通りに過ごせばいいだけっす



……………

赤松「おはよう天海くん!」


天海「…あぁ赤松さん…はよっす」

夢野「…アンジーが!アンジーがずっとおらんのじゃ!どこを探しても…!」

茶柱「どこに行ってしまったんでしょうか…」

王馬「ねーこれってやっぱり殺されたんじゃないの?」

百田「バカ言ってんじゃねえ!もう俺たちの仲に殺す奴なんか!」

赤松「百田くんの言う通りだよ、みんな考え過ぎだって!アンジーさんの事だからすぐに現れるよ」


天海「……」

時間の問題だと思ったっす…アンジーさんが居なければみんな探しだして、その内…真相に気づくはずっす…


けどそんな俺の考えは徐々に失われていくっす…






………

天海「…」

赤松「天海くんおはよう!大丈夫?元気なさそうだけど」

茶柱「夢野さんどうされたんですか??あんなに夜中までアンジーさんを探していたのに…!」


夢野「アンジーの事などどうでもよい!それより赤松よ、ウチの頭をナデナデしてもよいぞ?」


赤松「ははっ夢野さんは甘えん坊だな~」



あれ…夢野さんあんなに赤松さんに懐いていたっすか…いやどうでもいいっす…





……


天海「…」

赤松「おはよう天海くん、暗い顔してたら暗いことしか起きないんだよ?元気だして!」


百田「赤松の言う通りだぜ天海?もっと赤松を見習って、そうだな三人で運動でもしようぜ!な?赤松も付き合ってくれるか?」

赤松「もちろんだよ!」

春川「ちょっと…百田、これからあたしと…ぷ、プールに行くんじゃなかったの…!」

百田「あ?悪い、俺は赤松達と居たいんだ、また今度な」

春川「な…!」



天海「…?」

あれ、そういやヤリ放題の鍵がないっす
まあべつにいいっすけど…特に何もする事なんてないっす


…………





モノクマーズ「夜時間だよー、夜の営みは程々にね」

天海「…っあれ」

いつのまにか赤松さんの部屋の前にいるっす、なんだかとても赤松さんに会いたくて、胸が苦しくなって居ても経ってもいられないっす


ピンポーンピンポーン


…………………


………





気がつけば、みんな赤松さんを慕うようになり、赤松さんに逆らう者なんて誰もいなくなってたっす

その事について、俺も聞くことはないし、俺も赤松さんを慕っているっす

もうアンジーさんが死んで二週間になるっすけど、誰もアンジーさんを探す事はないっす

赤松さん以外と話す事もなくなったっす

赤松さん以外どうでもいいっす

赤松さんさえ居てくれれば誰が居なくなろうと


………




赤松「今日はさ!天気もいいし、みんなで風景でも描かない?」


天海「いいっすね!」

赤松さん以外の声は耳に入らなくなったっす



赤松「じゃあ、美術室からキャンバス取って、外に行こう!」



……



天海「キャンバス…と、あとは鉛筆に筆に…」

たまたま俺はロッカーに目が止まったっす

そういえば…あのロッカーの中は一体何が入ってたんすかね…


『開ける』

『開けない』

安価は下1番目っす

ロッカーに手を伸ばし、そのままゆっくりと開けてみると…


天海「…………」


何も…ない


、、、、
赤松「何もないよ?もう今は」


BAD END



無事エンディングを迎える事ができました


1回目のロッカーを開けるか開けないかで真相endか支配endに分かれる予定でした!

ここまで見てくださった人はありがとうございます!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年01月24日 (火) 11:27:06   ID: _Y5DS1-t

最原が日向のssと同じように女子と沢山やりまくって笑ってしまった!

2 :  SS好きの774さん   2017年02月07日 (火) 01:59:15   ID: 7dzK1qGt

んあー、真相endが気になって眠れんぞ

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