【モバマス】白菊ほたる「由愛ちゃんと色の話」 (24)

人選は趣味です

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ほたる「メロディーは風の色……」

由愛「智絵里さんの歌だね……」

ほたる「……風ってどんな色なのかな……?」

由愛「うーん……」

ほたる「うーん……」

由愛「…………考えるでもなく……透明だよね……?」

ほたる「…………確かにそうだね……」

由愛「じゃあ……風色のメロディーって……透明感のあるメロディーってこと……?」

ほたる「なるほど……」

由愛「でも未央さんのメロディーは……ちょっと透明感は……」

ほたる「風にもいろいろあるから……」

由愛「あ、台風とか……?」

ほたる「台風のメロディーは……」

由愛「狂騒曲って感じだね……」

ほたる「……ふふっ」

由愛「……ふふふ」

ほたる「エネルギーは恋の色……」

由愛「有香さんの、恋色エナジー……?」

ほたる「恋の色って……どんななのかな……?」

由愛「……今の、ちょっと詩人さんみたいだったよ」

ほたる「恋はハンバーグだから……茶色かな……?」

由愛「食欲に傾いた詩人さんだったね……」

ほたる「お昼、何食べようかな……?」

由愛「あ、私、カツ丼が食べたいな……」

ほたる「カツ丼……?」

由愛「ほたるさんの作ったカツ丼……えへへ」

ほたる「……ふふ、ちょっと待っててね。出前取るから……」

由愛「揚げ物は大人の人と一緒にしないと危ないからね……」

由愛「あ。ほたるさん、今気がついちゃった……」

ほたる「へ……?」

由愛「恋はパステルピンク色だよ……!」

ほたる「あっ、そっか……!!」

由愛「つまり有香さんが身に纏ってるのはパステルピンクのエナジー……!!」

ほたる「響子さんが焼いたのはパステルピンクのハンバーグ……!!」

由愛「……………響子さんが生焼けハンバーグを作るなんて……あり得ないような……?」

ほたる「パステルピンクのエネルギー源………」

ほたる「ハーモニーは夢色……」

由愛「由愛色ハーモニーだね……えへへへ」

ほたる「魔王を眠らせた伝説の歌声だ……」

由愛「ラアアアアラララアアア」

ほたる「ぐわーっ私の中の闇がーっ」

由愛「ホタル・シュバルツ、あなたを呪いから解放します……!」

ほたる「しゃきーん。私は正気に戻りました……! 私は聖騎士ホタル!」

由愛「………」

ほたる「………」

由愛「………あ、アドリブでお芝居って……結構恥ずかしいね…………」顔真っ赤

ほたる「演技力のレッスンしなくっちゃ………」

ほたる「電車も由愛ちゃん色……」

由愛「由愛色トレイン……」

ほたる「電車の横に絵を描いて宣伝するっていう、アレかな……」

由愛「アレ一度やってみたいな……」

ほたる「どんな絵を描きたいの……?」

由愛「うーん………青空の絵、かな……」

ほたる「青空……?」

由愛「スカイペインターと一緒に見た、どこまでも広がる青空の絵……みんなにも、見てほしいなって……」

ほたる「わぁ……すごく素敵だと思う……!」

由愛「夢色トレイン、走らせたいな……」

ほたる「そのためにも、お仕事頑張らないとね……」

由愛「えへへ……また夢が増えちゃった……♪」

ほたる「青春はラムネ色……」

由愛「ラムネ………夏祭りで、プロデューサーさんが買ってくれた……」

ほたる「私は焼きそば半分こしたよ……」

由愛「りんご飴も買ってくれた……」

ほたる「ベビーカステラも半分こした……」

由愛「……………」

ほたる「…………」

由愛「ほたるさん→プロデューサーさん→私………?」

ほたる「う、うーん…………それは、どう、なのかな……?」

由愛「つまりりんご飴は実質ほたるさんからの……」

ほたる「それは素直に、プロデューサーさんからだと思っても、いいんじゃあないかな……」

ほたる「ミラクルは虹の色……」

由愛「裕子さんのテレパシーも、虹の色……ってこと……?」

ほたる「奇跡にもいろいろあるから……」

由愛「例えば……?」

ほたる「この事務所がまだ倒産してないとか……」どよんどよん

由愛「そ、そんなこと奇跡じゃないよっ……! ほたるさんや私が頑張った結果だよ!」

ほたる「……そう、かな……そうかも。そうだよね……ごめんね由愛ちゃん、暗い話しちゃって……」

ほたる「ギフトは私色……」

由愛「私の色のギフト、かぁ……ほたるさんは、何色?」

ほたる「私は……白菊だから、白かな……」

由愛「ほたるさんのギフトは白色……あ、白い恋人……?」

ほたる「ふふ、北海道から来たからね……」

由愛「そういえば……なんで鳥取出身なのに、北海道にいたの……?」

ほたる「ちょっと道に迷っちゃって……てへへ」

由愛「答えになってないよね……?」

ほたる「由愛ちゃんは……ハーモニーの色」

由愛「快眠をお届けする……眠りの歌のギフト……」

ほたる「安眠を求める現代社会のニーズに合致した、画期的なギフト……」

由愛「ラアアララアアアラアラララアアアア」

ほたる「ああ、これで成仏できそう……」

由愛「幽霊ほたるさんが……成仏してしまう……!」

ほたる「カツ丼、二人分食べていいからね……すーっ」

由愛「私の歌声で……ほたるさんが成仏してしまった……!」

ほたる「………」グゥゥゥ

由愛「………」グゥゥゥ

ピンポーン

由愛「………出前来たね……」

ほたる「お腹空いたし、お昼にしよっか……」

由愛「………私の色は、やっぱり今は青空がいいな……」

ほたる「ふふ、じゃあ私は……雲の白ってことで……一緒にいても、いいかな……?」

由愛「うん……あ、ほたるさん、絵……描いてみない……?」

ほたる「お絵かきかぁ……面白そう。ご飯食べたら、一緒に……」

由愛「うん、一緒に、ね……」

ほたる「………えへへ♪」

由愛「……へへ♪」



おしまい

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聖属性につつまれた
乙です

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