天海「なんで図書室に行ったんすかね?」【ロンパV3】 (5)

ネタバレ有り






ついに始まってしまった学級裁判
最初に口を開いたのは彼だった

天海「なんか自分記憶が無いんで、色々困惑してるっすけど」

天海「この中に俺を傷つけた犯人がいるって事っすよね?」

天海「なら今は犯人を見つけたいんで宜しく頼むっす」

頭部に包帯を巻いた、天海蘭太郎だ
この事件の被害者である

天海「それで最初の疑問なんすけど、」

天海「なんで俺は図書室なんかに行ったんすかね?」

この裁判は彼の言葉から始まったのだ

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時は少し遡る

私こと赤松楓は、超高校級の探偵である最原終一君と
同じく超高校級の宇宙飛行士である百田解斗、
超高校級の合気道家である茶柱転子と共に
図書室で頭から血を流して倒れている天海蘭太郎君を発見した

???「いやー、事件の香りがしますなー」

唖然としていた私達に声が掛けられた
慌てて振り向くとそのには右半身が白、左半身が黒のくまのぬいぐるみがいた
こいつの名はモノクマ。私達にコロシアイを強要している奴である

モノクマ「まあ、ちょっとしょぼい事件になっちゃったみたいですが」

最原「……! まだ息がある!!」

モノクマの言葉に不審に感じた最原君が天海君を調べ、
そして彼が生きている事を確認した

百田「おい、モノクマ!てめえがやったんだろ!!ふざけやがって!!!」

茶柱「相手が男死とはいえ殺人は犯罪ですよ!」

百田君と茶柱さんは突然現れたモノクマに対し敵意を露わにした

モノクマ「僕はやってませんよ?オマエラの中に犯人がいるのです」

モノクマ「言っておくけどタイムリミットは刻一刻と近づいてるよ?コロシアイしなくて大丈夫?」

百田「うるせえ!!今お前をギタギタにしてやる!」

そう叫んで百田君がモノクマに殴りかかる
しかし、当たる直前にモノクマはヒョイっと避けた

モノクマ「学園長への暴力は校則違反だよ?」

モノクマ「今は気分がいいからおしおきはしないであげるけどさ」

茶柱「気分がいいってどういうことですか!?」

モノクマ「そりゃ、死んではいないけど事件は起きたからねぇ」

モノクマ「ゆとり世代のオマエラにもガッツがあったんだと関心してたんだ」

モノクマ「タイムリミットを無くしてもいいと思ってるんだよ? 条件付きだけどね」

???「条件って何?」

赤松「春川さん!?いつのまに」

モノクマの言葉に反応したのは、気が付かない内に図書室に来ていた超高校級の保育士、春川魔姫さんだった

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