武内P「白坂さんが甘えてくる。」 (27)

・短い
・オチなどない
・武梅

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事務所で独りデスクワークをしているとノックが聞こえてくる。


コンコン

小梅「ぷ、プロデューサーさんいる?」

武内P「白坂さん、どうかしましたか?」



白坂さんはこちらの姿と周囲を確認すると、こちら近づいてきた。
そしておもむろにこちらの手を取るとガジガジと指を齧り始めた。


小梅「ゾンビの真似…」


そう言いながら少し上目遣いに見上げてくる。
もちろん指は齧ったまま、小さな口は指を一本加えればそれなりにいっぱいだが、それでも結構痛い。


武内P「どうかしたんですか?」


白坂さんを抱え上げ、膝の上に座らせる。驚くほどに軽い。

小梅「うん…」


白坂さんは時折こうやって甘えてくることがある。
最近は少なくなったが、アイドルになった当初は私以外に話し相手も少なかったようで、頻繁に事務所に来ていた。


武内P「食事はきちんと取られていますか?」

小梅P「うん、最近は涼さんにいわれて…、野菜もちゃんと食べ、てるよ?」


白坂さんの前髪を少しかき分け、ヘアピンでとめようとする。


武内P「普段はもう少し、髪を上げるようにしませんか?、髪が目にかかっていると視力にも影響が…」

小梅「うん…、く、くすぐったい…」


白坂さんはそういうと体をくねらせ手から逃れようとする。
そのままもぞもぞと正面を向くと今度は首筋を齧り始めた。
…ここまで甘えてくるのは流石に珍しいが、経験上アクティブな時は機嫌がいいことが多い。
嫌なことがあった時は遠巻きにじっと見つめてくるのだ。正直に言って怖い時もある。


そう言いながら白坂さんを抱え上げ、立ち上がり、さらに両手で掲げるように持ち上げる。流石にこの姿勢だと重い。
下からじっと顔を覗き込むと、恥ずかしくなったのか手をパタパタと振り抗議の意を示してくる。
肩に抱き留め、そのままもう一度椅子に座り、問いかける。


武内P「何があったのか、話してもらえますか?」

小梅「う、うん…、輝子ちゃんと、幸子ちゃんがね…」


ようやく話してくれる気になったようだ。
少々時間がかかりそうだが、珍しく時間がある。
そういえば白坂さんが来るときはいつもそうだ。そして大抵最後まで邪魔が入らない…



…………
………
……

プロデューサーさんは私を何時も受け入れてくれる。

プロデューサーさんにこうやって甘えているのは私だけだと知っている。

私がプロデューサーさんにあった時はまだ本当に子供だったから、いつまでも子供と思っているのかもしれない。

でも例えば私よりも年下のみりあちゃんが同じように甘えたら、プロデューサーさんは困ってしまうだろう。

何が違うかと考えると少し複雑だけど、今は考えずにおこう。

そうこの人に触れ囁けるのは私だけ、この密室の中、私だけなのだから…

おわり

凛「プロデューサーとアイドルが近すぎる」

武内P「ラブコメの波動が足りない」

渋谷凛「おっぱい談義」

武内P「神崎さんに可愛いと言ってみる」

とか書いてました
武梅がすきです。でもらんこうめも好きです。三人そろうと最強に見える。

>>4が一行抜けてる…



武内P「白坂さん、痛いですよ?」


そう言いながら白坂さんを抱え上げ、立ち上がり、さらに両手で掲げるように持ち上げる。流石にこの姿勢だと重い。
下からじっと顔を覗き込むと、恥ずかしくなったのか手をパタパタと振り抗議の意を示してくる。
肩に抱き留め、そのままもう一度椅子に座り、問いかける。


武内P「何があったのか、話してもらえますか?」

小梅「う、うん…、輝子ちゃんと、幸子ちゃんがね…」


ようやく話してくれる気になったようだ。
少々時間がかかりそうだが、珍しく時間がある。
そういえば白坂さんが来るときはいつもそうだ。そして大抵最後まで邪魔が入らない…



…………
………
……

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