【安価】提督「部屋?」 (900)

提督「うーん、これがこっちでこれが......んー?」

阿武隈「あれ、提督?何してるんですか?」

提督「ん?おお、阿武隈か。その部屋の模様替えをしてるんだが......なんかしっくり来なくてなぁ」

阿武隈「あー、ありますよねぇそういうこと」

提督「家具を色々買ってみたんだがなんかこう......違うんだよなぁ」

阿武隈「えーと......あ、これですか?いいじゃないですか。あたし的にはかなりいい感じの家具だと思いますけど」

提督「いやぁ俺もそう思って買ったんだがなぁ。どうするかな......」

阿武隈「そうですねぇ......じゃあここに置いてみたらどうですか?」

提督「ん?......おおっ!いい感じかもしれん!サンキュー阿武隈!」

阿武隈「えへへ......それにしても」

提督「ん?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1483956400

阿武隈「提督の部屋って意外と綺麗ですよね。シンプルというか」

提督「意外は余計だ。ま、資料とか扱う仕事をしてるからな。ごちゃごちゃしてるとやりづらくて」

阿武隈「あー、なるほど」

提督「......ふむ、部屋か」

阿武隈「提督?」

提督「いや......ふと皆の部屋ってどうなってるのかなぁと」

阿武隈「あー」

提督「うちの鎮守府は皆個室で好きにしてもらってるけど」

阿武隈「どんな感じなのかなぁ......」

提督「ふむ......いい機会だし皆との交流もかねて部屋チェックでもしてみるか。模様替えのヒントになるかもしれんし」

大淀「いい考えですね」ニュッ

提督「おわっ!?お、大淀か......いつからそこにいた」

大淀「うーん、これがこっちで......辺りでしょうか」

提督「......えー」

大淀「まあそんなことよりも......これから皆さんの部屋を見に行くんですよね?」

提督「え?」

大淀 ジー

提督「......一緒に来る?」

大淀「ええ、ぜひとも」キリッ

阿武隈「大淀さん......」

提督「ま、まぁいいさ。ほら、早く行こうぜ」

大淀「それで誰の部屋から見るんですか?」

提督「阿武隈」

阿武隈「え」

提督「よーし、早速行こうか!」

大淀「ええ、楽しみですね。あ、マスターキーはこちらに」スッ

提督「......うん、なんで持ってるのかとか色々聞きたいけどありがとう」

阿武隈「......ちょ、ちょっと待ってくださあああああい!!」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ95:荒れまくり

提督「ハイハイ失礼しますよー」ガチャ

阿武隈「あぁあああ......」

提督「......」

大淀「......」

提督「......いや、その、何というか......ひどいな」

大淀「足の踏み場を探すのが大変ですねこれは」

阿武隈「ううぅ......あたし、整理とか苦手でぇ......そのぉ」

提督「いやいや......このゴミ袋とか単なる出し忘れだろこれ」

阿武隈「......すみません」

提督「はぁ、衛生的にも良くないからちゃんと掃除するんだぞ?」

阿武隈「はい......」

大淀「......あら?」

提督「ん?どうした?」

大淀「いえ......あの一角だけ片付けがされてまして」

提督「え?あ、本当だ」

阿武隈「!!ちょ、ちょ、ちょ、ちょぉっと待ってくださぁい!!」

提督「大淀」

大淀「了解しました」ガシッ

阿武隈「お、大淀さん!?は、離してぇ!!」ジタバタ

提督「さーて何が......写真?」

阿武隈「もうやだぁ......」

大淀「これは北上さんと......提督?」

提督「全く撮られた記憶がない写真だが......」チラッ

阿武隈「うぅ......青葉さんから買いました」

提督「......あー」ポリポリ

大淀「しかしこの写真があるということは......阿武隈さん、もしかして北上さんのこと」

阿武隈「ち、違いますぅ!!な、ななななな、なんであんな人のことを好きになると思うんですかぁ!!」ウガー

大淀「......まだなにも言ってないんですが」

阿武隈「ほらもういいじゃないですか!!ほら、外に出てください!」グイグイ

提督「っとと、分かったから押すなって」

大淀「しかしここまで荒れてる部屋があるとは......」

阿武隈「うぅ、今度から掃除します......」

提督「うーむ、もしかしたら他にもいるかもしれんな......こりゃ皆の部屋に訪問するのは正解だったかもしれん」

大淀「ではそろそろ次の部屋に行ってみましょうか」

提督「うむ、じゃあ阿武隈。次に見る人の部屋をきめていいぞ」

阿武隈「......じゃあ↓2さんの部屋を」

誰か艦娘を

阿武隈「......時津風ちゃんで」

提督「そんなにすねるなよ......」

阿武隈「だってぇ......」

提督「ほれ、今度お詫びに間宮奢ってやるから」

阿武隈「......絶対ですよ?」

提督「はいはい」

大淀「しかし時津風さんですか。駆逐艦の子の個室というのは心配ですね」

提督「まー確かにそうなんだよ。最初の部屋割りの時もそれで悩んだよ」

阿武隈「特に時津風ちゃんは心配かも」

大淀「......阿武隈さん?人の心配をする前に」

阿武隈「......はい、分かってます」

提督「ははは......じゃあ失礼してみようか」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ54:普通

コンコン

ガチャッ

時津風「はいはーいどなたー?ってしれー?」

提督「よう、少し失礼するぞ」

時津風「えー?まーいいけど」

提督「どれどれ?......うん、普通だな」

大淀「先ほどが凄かったのでとてもキレイに見えますね」

阿武隈「うぐぅ......」

時津風「それでしれー、何の用?」

提督「ん?ああ、実は皆の部屋の様子を見て回っててな」

時津風「へー。まぁあたしの部屋はフツーでしょ?」

提督「まぁ、そうだな。意外と」

時津風「なにさ、叩くよ?」

提督「おっとと、すまん」

阿武隈「あれ?時津風ちゃん、この箱はなに?あたしの名前が書いてあるけど」

時津風「あー、それはねー阿武隈さんの写真とかをまとめたコレクション箱」

阿武隈「え?」

時津風「他にもあるよー、ほら、こっちが雪風でしょー?それでこっちが天津風のでー......あ、これしれーのね」

提督「はぁ。えーと中身は......ってなんだこの布」

時津風「あ、しれーのシャツ。なんか落ちてたから拾った」

提督「何してるんだよ......」

阿武隈「あ、あたしの方にも入ってる」

大淀「時津風さん、随分変わった趣味をお持ちですね......」

時津風「え?フツーじゃん?」

提督「普通ではないかな」

時津風「そーかなー?」

阿武隈「......きゃっ!?」

提督「ん?どうした阿武隈」

阿武隈「て、ててて、提督!は、箱のなか......ゆ、ゆ、ゆ、指......」

提督「へ?......ああ!こんなところにあったのか俺の小指よ!」

大淀「こ、小指!?......あら?でも提督の指って普通にあったような気が」

提督「ん?......あー違う違う。ほらこの間のクリスマスの時にさ、マジックをやったじゃん?ほら、指切断マジック」

阿武隈「......あー!」

提督「そのときのやつなんだが......何でお前持ってるの?」

時津風「ほら、マジックとはいえあたしとしれーの仲じゃん?隠し事は良くないなーと思ってタネ探してたら見つけた」

提督「......まぁいいけどさ。その趣味、ほどほどにしろよ?」

時津風「えー?でもこういうことしたくならなーい?なるよね?」

提督「ならん」

阿武隈「ならない、かなぁ」

大淀「ですね」

時津風「んなバカな......」

提督「さてそろそろ次の部屋に行こうか」

大淀「部屋は普通でしたが......時津風さん、変わってましたね」

阿武隈「あんな趣味があったなんて......」

提督「うーん、随分長いこと提督をやってるがまだ皆のこと知らないもんだな」

大淀「今回の企画、なかなか当たりかもしれませんね」

提督「だな......では次は誰の部屋を見てみようか」

大淀「でしたら↓2さんの部屋を見てみませんか?」

誰か艦娘を

大淀「朝雲さんなんてどうでしょうか?」

提督「朝雲か。あいつは結構世話焼きで掃除とかしてるし部屋は綺麗そうだよな」

阿武隈「そうですねぇ、朝雲ちゃん。面倒見がいいですもんね」

提督「結構ツンツンしてるようにみえて、な」クスクス

大淀「ふふふ、可愛らしいですよね」

提督「ああ、しっかりしてそうでやっぱりまだ子供なんだなって感じだよな」

阿武隈「でもどんな部屋なんだろう......うーん」

提督「意外と可愛い人形とかあったりしてな......っと、ここだここだ。それでは早速見てみようか」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ61:ほんの少し荒れてる

コンコン......

提督「あら?」

大淀「留守ですかね?」

提督「朝雲ー!俺だー!いないのかー?」

......ガチャ

朝雲「......司令?」

提督「あ、何だいるじゃないか」

朝雲「何か用なの?」

提督「ん、実は皆の部屋を訪問してるんだが......中に入っても?」

朝雲「仕方ないわね」ギィッ

提督「んじゃ、失礼しまーす」

大淀「では私たちも」

朝雲「ダメ」

阿武隈「へ?」

朝雲「......あなたたちになんか負けないわ」

バタンッ
ガチャッ

阿武隈「ちょ、ちょっと!?」

大淀「......ダメですね。鍵が閉まってます」

阿武隈「て、提督......」

提督「......」

提督(......なんだこれは)

提督(部屋は少し本とかが散らかってるけどそこまで汚くはない......が)

人形「」 人形「」 人形「」 人形「」 人形「」

提督(何なんだよ......この人形たちは。どいつも朝雲の姉妹......いや皆の写真が貼られてるし)

提督(しかも......)チラッ

提督(阿武隈の写真が貼られた人形にだけめっちゃ釘が刺さってる......)

提督(お、俺、もしかしてとんでもないところに来ちゃったのでは!?)ガタガタ

朝雲「......ちょっと!ねぇ、聞いてる?」

提督「は、はいぃいい!?」

朝雲「......?どうしたのよ」

提督「い、いやその......ってあれ、阿武隈たちは?」

朝雲「帰ったわよ?」

提督「え?いや、そんなはずは」

朝雲「帰 っ た わ よ ?」ニコッ

提督「......はい」

提督「し、しかし朝雲の部屋はあれだなぁ!人形が多いなぁ!あははははは!」

朝雲「あ、これ?気にしないで。何でもないから」

提督(......無理です)

朝雲「......司令?」

提督「あ、いやその......あっ、朝雲って本を読むんだな!なんかそこら辺に落ちて......え」

提督(......何か呪術入門とか書かれてる。え、じゃあなに?やっぱりこの人形ってそういうやつで......)

朝雲「なぁにその顔は。なにか変?」

提督「い、いえ!全然!」

朝雲「ふーん。まぁ、いいけど」

提督「あは、あははは!あははは......」チラッ

朝雲 ニコニコ

提督(な、何なんだあの笑顔は......)

朝雲「あ、そうだ。何か飲み物でも淹れてあげようか?何がいい?」ニコニコ

提督(こ、怖い......だ、ダメだ!もう耐えられん!)

提督「す、すまん朝雲!俺このあとまだ皆の部屋に行かなくちゃ行けないから!」ガタッ

朝雲「えっ」

提督「じゃあな!」ダッ

バタン

朝雲「......ふーん、逃げるんだ」

朝雲「まぁ、いいけど......どうせ無駄だしね」スクッ

朝雲「ほら、あった。司令の髪の毛」

朝雲「......ふふ、これで完成ね。司令も嬉しいよね?そうでしょう?」

提督人形「」

朝雲「なに、どうしたの?肩でも凝った?もんであげようか?」クスッ

提督「ぜー......ぜー......」

大淀「あら、生きてましたか」

阿武隈「よ、良かったぁ」

提督「お、お前ら......死ぬかと思ったぞ」

大淀「すみません、鍵を閉められてしまって」

阿武隈「それで朝雲ちゃんの部屋はどんな感じだったんですか?」

提督「いやその......あっ!それより阿武隈!」

阿武隈「は、はい?」

提督「何か最近身体におかしなこととか起こってないか!?」

阿武隈「え?い、いえなにも......」

提督「そ、そうか......ほっ」

阿武隈「??」

提督「......すまん、忘れてくれ。とりあえず次に行こう」

大淀「あ、はい」

提督「次は......↓2の部屋でも見るか」

誰か艦娘を

提督「ん、大淀の部屋はどうだろうか」

大淀「あら、私ですか?」

提督「せっかくの機会だから見ておきたいんだがダメか?」

阿武隈「大淀さん!あたしの部屋を見た以上嫌とは言わせませんよぉ!」

大淀「......はぁ、仕方ありませんね」

提督「ん、すまないな」

大淀「いえ......しかし私の部屋を見ても対して面白くはないかと思いますが」

提督「......いや、今はとりあえず普通の部屋を見たいからそれでいいよ。何かもう疲れたし」ゲッソリ

大淀「え?」

提督「ははは......うん、とりあえず行こうか」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ88:かなり荒れてる

提督「......あの大淀さん?」

大淀「はい、何か?」

提督「あなた普通の部屋だと仰いましたよね?」

大淀「ええ、それが?」

提督「......めっちゃ汚くない?」

阿武隈「資料やら機械やらで埋め尽くされてますね......」

提督「それでなにより目につくのが......何だあれ」

大淀「あれとは?」

提督「いやわかるだろ......何か俺がプリントされた抱き枕やら士官服やらだよ......」

大淀「ああ!あれはサンプルですよ」

提督「は?」

大淀「今艦娘に向けたグッズを作成してまして。鎮守府の外の工場はすごいですね。注文したものをちゃんと作ってくださいました」

提督「......最近変なものが出回ってると思ったらお前が元凶かよ......」

大淀「あら、やはり気がついてましたか」

提督「流石にな......でもお前が犯人とは思ってなかったが」

提督(てっきり明石が犯人だと思ってたからな......やられた)

阿武隈「あ、散らばってるこの資料って全部その商品についてなんですねこれ」

大淀「ええ、かなり需要がありそうなので種類を増やそうかと」

提督「......まあいい、とりあえずあれだ。没収」

大淀「えぇ!?何故ですか!?」

提督「あんな気持ち悪いもん売り出されてたまるか!!あとこの資料も全部廃棄だ馬鹿もん!!」

大淀「そ、そんな......」

提督「はぁ......とりあえず俺はこれを廃棄してくるからお前らはここで待ってろ」

阿武隈「は、はい」

大淀「......」

バタン

阿武隈「あ、あはは......ざ、残念でしたね」

大淀「......ふふふ、甘いですよ提督。予想通りです」

阿武隈「へ?......ってその機械......通信機?」

大淀「明石さん、きこえてますね?」

ザザー

『はーい、聞こえてますよー。いやー、流石に囮のサンプルとはいえ廃棄されるのは辛いですね』

大淀「すみません、しかしこれで提督は私をマークするはずです」

『ふふふ......後は全部私に任せてくださいね。利益はちゃーんと渡しますから』

大淀「ええ、では」

ザザー

阿武隈「えぇー......」

大淀「......あ、そうでした。阿武隈さん、これを」

阿武隈「え?」

大淀「提督グッズ引換券です、好きなものが貰えますよ」

阿武隈「......あたしはなにも見てないし聞いてません!」ビシッ

大淀「ふふ、それなら良かったです」

提督「はぁ、やっと終わった......って阿武隈?なんか嬉しそうだが何かあったか?」

阿武隈「い、いえ!?なにもありませんですよぉ!?」カチコチ

提督「......?」

阿武隈「あ、あははは......」

大淀「はぁ......提督、私の部屋はもういいですよね?次に行きましょう」

提督「え?あ、ああ......えーと、誰にするかな......」

大淀「そうですね......↓2さんなんてどうですか?」

誰か艦娘を

山雲把握
今日はここまで

大淀「ちょうど部屋も近いですし山雲さんなんて」

提督「山雲!?」ピクッ

阿武隈「へ?」

大淀「な、なにか?」

提督「あ......いや」

提督(お、落ち着け。朝雲はああだったけど山雲は無関係だもんな......うん)

提督「......何でもない。そうだな、山雲の部屋に行こうか」

阿武隈「......提督?なんか変な汗が出てますけど」

提督「ははは......気のせいだろ、うん......気のせい気のせい」ガタガタ

提督(......気のせいであって欲しい)

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ08:すごくキレイ


コンコン

提督「山雲ー、いるかー?」

ガチャッ

山雲「はーい?あらー、司令さぁーん」パァッ

提督「おおやまぐ......ってお前その手の包丁......」

山雲「ああー、ごめんなさい。少しお手入れをしてましてー」

提督「あ、危ないやつだな......」

山雲「平気ですよー?司令さんにはぜーたい刺しませんからー。えへ♪」ニコッ

阿武隈「あはは。それで山雲ちゃん、お部屋の中に少し入ってもいいかな?」

山雲「イヤです」

阿武隈「へ」

大淀「え?」

提督「や、山雲?」

山雲「あ......え、えーとー、ごめんなさい。お部屋の中は少し恥ずかしいのでー」

提督「あー、まぁそうだよな」

山雲「ですから司令だけならいいですよー?」

提督「え?」

阿武隈「て、提督だけですか?」

山雲「はいー、恥ずかしいのでー」

大淀「しかし普通男性の方に見せる方が恥ずか」

山雲「......なにかー?」キラッ

大淀「っ!?い、いえ......」

大淀(......今こちらに包丁の先が向いて......き、気のせい、でしょうか?)

提督「まあそういうことなら俺だけ入らせてもらうよ。お前らは待っててな」

阿武隈「あ、じゃあここで待ってますね?」

提督「おう、じゃああとでな」

バタン

大淀「......提督、どうかご無事で」

阿武隈「?」

提督(......)

山雲「えへへ、司令さんとー、ご一緒になれて嬉しいですー♪」

提督(......な、何だこの部屋)

山雲「あまりお部屋をー、じろじろ見ないでくださいねー?恥ずかしいですからー」

提督(綺麗とかそんな次元の話じゃない......何もない......何もない、のに)

提督(......人の顔が黒く塗りつぶされた写真が部屋の壁に貼られまくっている)

提督(......皆、皆が真っ黒だ......山雲の姉妹も皆......俺と、山雲以外の皆が)

山雲「司令さぁーん?どうかーしましたかぁー?」ニコニコ

提督「ひっ!?な、なんでもない......」

山雲「あ、もしかしてこの写真を見ていたんですかー?」

提督「え、あ」

山雲「いいですよねー、山雲と司令さんのツーショットですよー♪」

提督「......え?」

山雲「ほらー、これも、これもみーんな司令さんとのツーショットなんですよー?」ニコニコ

提督「あ......あぁ」

山雲「うーん、どれもいいですよねー♪司令さんはどれが」

提督「や、山雲!」

山雲「あ、はーい?」

提督「わ、悪いけどさ、このあとまだ用事があるからさ......」

山雲「あらー、そうでしたかー」

提督「あ、ああ!そうなんだよ!だからもう行くな?」

山雲「はーい、司令さん、お仕事頑張ってくださいねー?......あー、忘れてましたー」

提督「え?」

山雲「司令さーん、ちゃーんとゴミは捨てた方がいいわよー?鎮守府が汚くなっちゃいますものー」

提督「?あ、ああ。気を付けるよ......じゃ!」

山雲「はーい」フリフリ

バタン

山雲「......ふふ、司令さん、ちゃーんと分かったのかしらー?」

山雲「山雲もちゃーんと、ゴミを処分出来るように準備しないとー」

山雲「えーとー、お肉を切るにはーこのくらい研げば、いいのかしらー?」クスッ 

ガチャッ

阿武隈「あ、出てきた」

提督「......」

阿武隈「......?提督、なんか顔色が悪いですよ?」

提督「いや......何でもない。ほら、次に行こう」

大淀(......良かった、無事で)ホッ

阿武隈「そうですか?少し休んだ方がいいんじゃ......」

提督「ん、本当に平気だから。ほら、こんなに元気だぞー」クシャクシャ

阿武隈「ひゃっ!?ま、前髪弄らないでぇー!!」

提督「な?」

阿武隈「うぅ......心配したあたしがバカでしたぁ」

大淀「それで、お次はどなたのお部屋に?」

提督「ん?んー......↓2の部屋に行こう」

誰か艦娘を

提督「うん、朧の部屋を見てみようか」

大淀「朧さんですか?何でまた」

提督「......とりあえず普通の子かなぁって」

阿武隈「え?山雲ちゃんたちは普通じゃなかったんですか?」

提督「......」

阿武隈「?」

大淀「と、とにかくそういうことなら朧さんの部屋に向かいましょうか」

提督「ああ......そうしようか」

阿武隈「???」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

提督「朧ー、いるかー?」

ガチャッ

朧「え、提督?珍しいですね!どうしたんですか?」

提督「いや、今みんなの部屋を訪問しててな......入っても?」

朧「あー......まあ」

大淀「?微妙な反応ですね」

朧「......見てもらえれば分かりますよ、多分」

提督「?ま、いいや。とりあえず入るぞ......ん?」クンクン

阿武隈「なんか......生臭い?」

朧「や、やっぱりですか?」

大淀「ええ......それでおそらく、というより間違いなく原因は」

提督「......何だあの蟹の殼で作られたオブジェクトは」

朧「い、一応Dホイールに乗った阿武隈さんなんですけど」

阿武隈「あれあたしなの!?く、首がないけど......」

朧「その......頭の出来が納得いかなくてウサギの毛皮が手に入ったから髪の毛の代わりにと貼り付けようとしたら......折れちゃって」

提督「軽くホラーだな......」

阿武隈「あ、本当だ。蟹の殼と毛皮がくっついた残骸が落ちてる......これ、あたしの頭なんだ......」

朧「す、すみません......毛の感じが阿武隈さんの髪の毛っぽいかなぁって思ったんですけど」

大淀「あの......」

提督「ん?どうした?」

大淀「いえ、そもそもDホイールとは?」

提督「あー、大淀は知らないのか。遊戯王って作品に出てくる......まあバイクって思ってくれればいい」

阿武隈「最近食堂でよく流れてますよね」

提督「夕張の要望でな。朧も好きだったのか」

朧「は、はい......それで作りたくなってしまって」

大淀「はぁ......しかしまたなぜそんなものを蟹の殼で?」

朧「あ......蟹の殼って捨てちゃうじゃないですか。それがもったいないから何か作れないかと思って......」

提督「発想はすごいけど......」

阿武隈「不気味です......」

朧「結構自信作だったんですが......」

提督「まあ出来は結構いいけど......っと、それじゃ他の部屋に行くからそろそろ失礼するよ」

阿武隈「あ、そうですね」

提督「じゃあ、朧。いきなり悪かったな」

朧「は、はい!平気です!」

提督「はは、それじゃあな」

バタン

提督「んー......なんだろ、朧って努力の方向を間違えてるような気がする」

阿武隈「あはは......そうですね」

大淀「ですが部屋は普通でしたし朧さんは問題なさそうでしたね」

提督「だな......さて、次は誰にするかな」

阿武隈「あ、でしたら↓2さんなんてどうですか?」

誰か艦娘を

阿武隈「瑞鳳さんなんてどうですか?」

提督「瑞鳳か。あいつは料理とか得意で家庭的だし部屋はキレイそうだよな」

大淀「そうですね。それに艦載機の整備もよくされてますし」

阿武隈「あー、確かに」

提督「キレイ好きっぽいよな。うんうん、いいことだ」

大淀「まぁまだ部屋を見てませんし見てみないと分かりませんが」

提督「いやいや、見るまでもないって。絶対キレイだよ」

大淀「はぁ」

提督「うーん、瑞鳳の部屋、どんな感じかなぁ?楽しみだな!」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ61:少し物が出てる


コンコン......ガチャッ

瑞鳳「はーい......ってあれ?提督?」

提督「よ、今いいか?少し部屋にお邪魔したいんだが」

瑞鳳「えっ、提督、今ですか?」

提督「ダメか?」

瑞鳳「んんーっ......いいけど」

提督「助かるよ......ほら、お前らも」

瑞鳳「へ?他にも誰か......」

阿武隈「それじゃあお邪魔しますね?」

瑞鳳「......え、やっ」

大淀「では、失礼します」

瑞鳳「ま、まっ!?」

提督「んー、少し道具が出てるが料理か何かの最中......ん?なんだこのベッドの上に置いてあるの、は......」

阿武隈抱き枕 < Hello!!

提督「......」

大淀「......」

阿武隈「」

瑞鳳「あ......ぁ」

大淀「......て、提督。こちらに卵焼きの道具がたくさんありますね」

提督「お、おお!そうだな、いやぁさすが瑞鳳だなぁ!あはははは」

阿武隈「」

瑞鳳「違う......違うんですぅ......」

提督「いやでもさ......これ、そういうことじゃないの?」

瑞鳳「そのぉ......えぇっとぉ」

提督「......そういえば阿武隈も瑞鳳のことが好きみたいなことをこの間」

瑞鳳「本当ですかぁ!?」ガタッ

提督「......ごめん。嘘」

瑞鳳「......あ」

提督「って、あれ?......そういえばその阿武隈は?」

阿武隈「」シロメ

大淀「提督。阿武隈さんがあまりの衝撃に気絶してます」

提督「......まあ、ちょうどいいか。うん、無かったことにしよう」

大淀「......そうですね」

瑞鳳「お願いします......」

提督「それで......スルーしてたけど......なにこれ」

瑞鳳「あ!それはー、天山です!かわいいですよね!」

提督「......ごめん、全くわからない」

瑞鳳「えー?」

提督「いや......だってなにこれ。艦載機からマッチョな体が生えてるんだけど」

瑞鳳「だって私たちだって人の体があるんですよ!艦載機の皆にもないとかわいそうですよ!ね?」

提督「......ごめん、やっぱり全くわからない」

瑞鳳「えっ......で、でもほら!九九艦爆の子の脚なんて可愛い......ですよね?」

大淀「......すごい筋肉質な脚ですし......その、可愛くは、ないかと」

提督「それになんか黒光りしてるし......むしろちょっと、キモい」

瑞鳳「えぇー!?」

阿武隈「......はっ!?」

提督「あ、起きた」

阿武隈「......あれ?ここは?」

提督「ん?艦娘寮の廊下だが」

阿武隈「あ、あれ?さっきまで瑞鳳さんの部屋に......」

提督「行ってない」

阿武隈「え?」

提督「大淀、瑞鳳の部屋には行ってないよな?」

大淀「ええ、そうですね。行っていません」

阿武隈「あ、あれぇ?おかしいなぁ......なんか変なものを見たような気が......」

提督「夢だよ、うん」

阿武隈「そうなのかなぁ......うーん?」

大淀「阿武隈さん。そんなことより次の人の部屋にいきますよ」

阿武隈「え?あ、はーい。それで次は誰のところに行くんですか?」

提督「ん?そうだな......↓2かな」

誰か艦娘を

木曾把握
今日はここまで
朧の出来が特に酷い
朧好きの皆さんごめんなさい

提督「木曾なんてどうだ?」

阿武隈「木曾さんですかぁ、うーん。部屋も男の子っぽいのかなぁ」

提督「そうかもな。女性にこういうのはなんだが......あいつ下手な男よりイケメンだもん」

大淀「えぇ、そうですね」チラッ

提督「......大淀?なぜ今こっちを見た?」

大淀「いえ、特に理由はありませんよ?」ニッコリ

提督「......まあいいさ、俺がイケメンじゃないってことくらい分かってるし」

阿武隈「あ、あはは......」

提督「ほら、さっさと行こうぜ」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

???「ぬいぐるみじゃないクマー!」
???「ネコじゃないにゃ」
大井「北上さあああああん!!!」

コンマ11:めっちゃキレイ


提督「木曾ー、いるかー?」

ガチャッ

木曾「なんだお前か。艦娘寮にいるなんて珍しい......というよりは初めてか?」

提督「んー?あー......そうかも」

木曾「やっぱりか。それで?俺に何のようなんだ?何か相談か?」

提督「いや今少し皆の部屋を見てまわってるんだが......」

木曾「え」

大淀「お邪魔してもよろしいでしょうか?」

木曾「い、いや......それは」ダラダラ

提督「木曾、俺とお前の仲じゃないか!なっ!」

木曾「クッ......わかった。俺も腹を括ろう......だが」

提督「ん?」

木曾「......絶対笑うなよ?」

提督「ああ、勿論」

木曾「......そうか、なら、いいぞ」キィッ

提督「それじゃあお邪魔します......っておお?」

阿武隈「き、きれぇ......」

大淀「床までピカピカですね。物はすべて整理されてますし......あら?」

木曾「あっ、そこは......」

阿武隈「漫画ですね。木曾さん、こういうものも読まれてたんですね」

木曾「まぁ......な」

提督「どれどれ?......おっ、ブリーチか......ブリーチ?」

木曾「な、なんだ?」

提督「眼帯に刀......木曾、まさかそれって剣ぱ」

木曾「ち、違うっ!!これは俺の趣味だ!」

提督「そんなこと言って刀に語りかけてたり」

木曾「してないっ!!」

阿武隈「え?でもこの間の出撃のときに刀に」

木曾「してないって言っている!!」

提督(......してるな)

阿武隈(......してたよね?)

木曾と天龍、ケッコンするなら木曾かな

木曾「はぁ......はぁ......それで?もう満足だろ?」

提督「ん?それもそうだな。じゃあそろそろ失礼するか......ってあれ?大淀は?」

阿武隈「あ、そういえばさっきからいませんね」

木曾「なんだ?まだなにか......あ」

大淀「提督、掘り出し物です」

木曾「お、おい、やめろ......そ、それだけは......」

提督「ん?人形......にメイド服!?」

大淀「ええ、メイド服はタンスのなかに、人形はベッドの上に置いてありました」

阿武隈「あ、漁ってたんですか」

大淀「頑張りました」フンス

木曾「あ......あ......」マッカ

阿武隈「あはは......でもこのぬいぐるみ、熊に猫ですよね?可愛いなぁ」

提督「......いや、熊に猫ってこれ多摩に球磨......そういうことか?」

木曾「......寝るときに近くにあると......安心できるんだよ」

提督「......あー」

提督(そういやこいつ......末っ子だもんな。一人部屋ってのが寂しいんだろうか)

大淀「それでこちらのメイド服はどうされたんですか?」

木曾「......から」

提督「え?」

木曾「......可愛い......から、買った」

提督「え!?じ、自分でか!?メイド服を!?」

木曾「......変だろ、笑えよ」

提督「あ、い、いや......」

木曾「分かっているさ。俺になんか似合わないだろ......」

阿武隈(え、そっち!?)

提督「......そいつは着て貰わないと分からないな」

木曾「は?」

提督「だからほら、着てみてくれよ。案外、似合うかもしれんぞ」

木曾「......どうせ、笑われるだけさ」

提督「笑わないさ。部屋入るとき、約束しただろ?」

木曾「......」

提督「だからさ、一度だけ見せてくれないか?俺とお前の仲じゃないか」

木曾「......仕方ねぇ。一度だけ、着てやるよ。お前のためにな」フッ

提督「......可愛かったなぁ」ホワホワ

阿武隈「ですねぇ」ホワホワ

大淀「あの恥ずかしながらも着たかった服を着れて楽しんでいる木曾さん、良かったですね」

提督「ああ。しかしあいつも可愛い物好きだったんだな」

阿武隈「木曾さんもやっぱり女の子なんですね」

提督「だなぁ......ああ、もう一度メイド木曾を見たい......」

大淀「気持ちは分かりますがそろそろ次にどなたの部屋に行くか決めましょう」

提督「ん?おお、そうだな......それで、誰がいい?」

阿武隈「んー......↓2さんとかあたし的に気になります!」

誰か艦娘を

阿武隈「如月ちゃんが気になります!」

提督「お、いいなそれ」

大淀「あら、大分乗り気ですね」

提督「おうよ、いっつも俺のことをからかってくるからな......部屋の中にある恥ずかしい秘密を見つけて仕返ししてやる」グフフ

阿武隈「て、提督、すごく顔が悪い顔になってますよ?」

提督「おっと、危ない」キリッ

大淀「はぁ、ほどほどにしてくださいよ?問題になるのは困りますから」

提督「......うんそれ、さっき勝手に部屋を漁ったやつの言葉じゃないよね?」

大淀「まあまあ。ほら、早く次へ行きましょう」

提督「はいはい......」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ32:結構キレイ


提督「えーと......如月の部屋はっと、ここか」

コンコン

如月「はーい......あら、司令官♪もぅ、艦娘寮にまで如月に会いに来たんですか?うふふ」

提督「い、いやそういうわけではないんだが......」

如月「いいんですよ?如月の部屋で二人きりで......司令官のしたいことをしてあげても♪」

提督「いやだから違うから......ほら、お前らが説明してくれ」

如月「え?他にも誰か......あ」

阿武隈「こんにちは如月ちゃん。えっとね、今皆の部屋を見てまわってるですよ」

大淀「ええ、そういうわけでお部屋にお邪魔させてもらえないかと」

如月「......ふぅーん、そう。残念」

提督「ははは、そうかい」

如月「えぇ、本当に」ギロッ

大淀「っ!?」

大淀(い、今睨まれた......?この寒気......山雲さんのときも)

阿武隈(あれ?こっち見てる?何でだろ?)ハテナ

提督「まぁとりあえずそういうわけで失礼するぞ」

如月「あ、はぁい♪どうぞ、司令官♪」

提督「どれ......っておお、なかなかキレイにしてるじゃないな」

如月「うふふ♪当たり前じゃないですか。いつでも旦那様を迎えられるように、してるんですよ?」

提督「そ、そう......」

阿武隈「あ、この机の上のって......ぜ、ゼクシィ!?」

提督「え?あ......本当だ。こんなものまで読んでるのか」

如月「言ったでしょ?いつでも、旦那様を迎えられるようにしてるって♪」

提督「さ、流石に気が早くないか?如月はまだ小さいわけだしさ」

如月「うふふ、それじゃあ後で確かめてみます?如月がまだ子供かどうか......二人きりで、ね?」クスッ

提督「え、遠慮しておこう」

如月「そう、残念♪」

提督「......っは!」

提督(忘れるところだった!俺はこいつの弱みになりそうな物を探しに来たんじゃないか!)

提督(なにか......なにかないか......ん?)

提督「......如月、これは?」

如月「あらぁ、見つかっちゃった♪」

提督「自作の本か?」

如月「ええ、読んでみます?」

提督「あ、ああ、勿論」

提督(......やった!こういう自作の本とかは黒歴史間違いなしの一品!これで如月の弱みを......)ペラペラ

提督「......」

提督(うわぁ......べったべたな恋愛小説だなぁ......ん?)

提督(......え?この主人公司令官なの?しかも相手は駆逐艦?)

提督(あれ?さらにこの口調って......)チラッ

如月「うふふ♪どーお?いいお話でしょ?」

提督「え!?......あ、あぁ」

如月「司令官も、こんな恋してみたいと思わない?」

提督「そ、そうだなぁ......いつかこんな恋もしてみたいかもなぁ......なんて俺には無理か!あはは」

如月「司令官」

提督「は......え」

如月「じゃあ......してみます?」クスッ

提督「え、や......その」

如月「如月は......いいですよ?」ススッ

提督「あ、あははは、そ、そうからかうなよ如月。な?」

如月 スッ

提督「お、おい......目を閉じて何を......」

阿武隈「提督ー!そろそろ次のお部屋にいきませんかー!」ドタドタ

如月「!」

提督「あ、阿武隈!」

阿武隈「?二人とも何してたんですか?」

如月「いえ?なにもしてまんせよ」

如月「......あなたのせいでね」ボソッ

阿武隈「??」

提督「ま、まあそういうことで俺たちは行くことにするよ。またな、如月」

如月「......ええ、司令官。いつでも、きていいですからね?」

提督「はは......気が向いたらな」

バタン

如月「......さて」

如月「大淀さん、先ほどから何してるんですか?」

大淀「......あの、この写真は」

如月「あら、わざわざ隠していたんですか。別にあの女に見せても良かったのに」クスッ

大淀「......」

如月「大淀さん、あなたは司令官に近いですけど邪魔じゃないから手を出すつもりはありません。でも」

大淀「分かっています」

如月「......そうですか。なら、良かった♪」

大淀「......では、私もこれで」

如月「えぇ、もう二度と、来ないでくださいね」

バタン

提督「あれ、大淀?なんだ部屋のなかにいたのか。気づかなかったぞ」

大淀「す、すみません」

阿武隈「何かあったんですか?」

大淀「いえ......その阿武隈さん」

阿武隈「はい?」

大淀「......死なないでくださいね」ボソッ

阿武隈「へ?今なんて......」

大淀「すみません、何でもないです」

阿武隈「そ、そうですか?ならいいんですけど」

大淀「それでは提督、次へ行きましょう」

提督「んー?おお、そうだな。えーとそれじゃ次は↓2の部屋に行くか」

誰か艦娘を

提督「天龍の部屋に行こう!」

大淀「天龍さんの部屋って確か......」

阿武隈「駆逐艦の皆さんがよく集まってますよね」

大淀「そうですね、何やらやってますよね」

提督「へぇ......そうだったんだ」

阿武隈「駆逐艦の皆、天龍さんのこと大好きですからね!あたしもひそかに憧れてます!」

提督「......まあお前、よく駆逐艦が命令聞いてくれてないもんな」

阿武隈「うぅ......」

大淀「まぁ、とりあえず部屋に向かいませんか?」

提督「ん、そうだな。行こうか」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ24:ものすごくキレイ


提督「おーい、天龍やーい」

ガチャッ

天龍「何だ?って、提督か」

提督「よ、少し部屋にお邪魔させて貰いたいんだがいいか?」

天龍「おう、構わないぜ。ほら、さっさと入りな!」

提督「お、助かるよ」

阿武隈「お邪魔しまーす」

大淀「では、失礼します」

天龍「ん、それで?何の用だ?」

提督「いや、何の用というか皆の部屋がどんな感じか見て回ってるんだよ」

天龍「あん?なんだ、そんなことか」

提督「しかし......キレイだな。駆逐艦がよく遊びに来てるという割には」

天龍「そーかぁ?まああいつらいつも汚して帰るから掃除は毎日してるけどな」

提督「あー、なるほど」

大淀「しかし本当に愛されてますね。こちらは天龍さんの似顔絵ですよね?」

天龍「あー、それか。それ、あいつらが勝手に飾っていったんだぜ?全く困るよなぁ」

阿武隈「その割にはいい額縁を使ってません?」

天龍「うっ......ま、まぁ大切にしないとあいつらが泣いちまうから仕方なくな!」

提督「ふふっ、なるほど」

阿武隈「でも天龍さんのお部屋って普通のお部屋って感じですねぇ」

提督「だな、整理整頓もしっかりされてるし」

天龍「へへっ、まあ俺は世界水準を軽く超えてるからな。この程度どうってことないぜ!」

大淀「ふむ、タンスのなかには白のワンピースに白の水着......白がお好きなんですか?」ゴソゴソ

天龍「って、おいコラ!何してんだ!?」

提督「またお前は......」

大淀「す、すみません。つい」

天龍「......まぁいいけどよ」

提督「しかし白のワンピースか。どうしたんだこれ」

天龍「あーそれは駆逐艦のやつらがプレゼントにって持ってきてな」

提督「へぇ」

阿武隈「いいなぁ。本当に駆逐艦のみんなに好かれてるんですね!」

天龍「ったく、何で誰も俺のことを怖がらないんだ......」ブツブツ

大淀「まあしかし、水着もワンピースも随分丁寧に仕舞われてますしお気に入りなんですね」

天龍「......まぁ、そう、だな」ポリポリ

提督「ふふ、まあ機会があったらそのワンピース着て見せてくれよ、な?」

天龍「......ったく、仕方ねぇな!そう言われちゃ着なくちゃならないな!へへっ!」ニコニコ

阿武隈(嬉しそうだなぁ)

大淀(ふふ、本当は着たかったんですね)

提督「ワンピースの天龍かぁ、楽しみだなぁ」

大淀「木曾さんもそうでしたけど天龍さんも可愛い洋服、お好きだったんですね」

阿武隈「でも駆逐艦のみんなにプレゼントを貰えるなんて......やっぱり羨ましいなぁ」

提督「絵にワンピースだもんな。ちょっと好かれてる程度じゃこんなにはならんだろうし」

大淀「ふふ、流石は世界水準を軽く超えた天龍さん、と言ったところでしょうか」

提督「ああ、そうだな。よし、じゃあ次に行こうか」

大淀「それでは↓2さんの部屋に行きませんか?」

誰か艦娘を

霞把握
今日はここまで

多くのアドバイスやご意見ありがとうございます
安価に関しては前から色々考えてましたけど私自身そこまで安価に慣れてないのでやりやすいこのままの方式でいかせてもらいます

大淀「霞さんの部屋、なんてどうですか?」

阿武隈「あ!霞ちゃんですか!あたしも気になってたんですよ!」

提督「......」

阿武隈「提督、どうかしましたか?」

提督「えっ!?あ......いや」

提督(駄目だ......朝雲と山雲のことは一度忘れなければ。霞は霞だ、あいつらとは姉妹とはいえ別人なんだから切り替えないと)ウンウン

提督「......いいぞ、霞の部屋だな?早速行こうか」

大淀「えぇ、そうしましょう」

大淀(......果たして霞さんは大丈夫でしょうか)

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ79:散らかっている


コンコン

提督「霞、いるか?」

霞「......は、はぁ!?なな、なんでクズ司令官がここにいるのよ!?」

提督「え?いや、今皆の部屋を見てまわっててな。それで次は霞の部屋にでもと思ったんだが......お邪魔してもいいか?」

霞「はぁ!??だ、ダメに決まってるじゃないそんなの!」

提督「そこを何とか......」

霞「い、や、よ!!」

阿武隈「あはは......霞ちゃん、あたしかはどうかな?少しだけでいいから、ね?」

霞「あ、阿武隈さんまでいたの!?......うぅ......で、でも阿武隈さんもダメで......」

阿武隈「あぅ......残念」

大淀「でしたら私だけ中に入るというのは?」

霞「......大淀さんだけ?」

大淀「えぇ、ダメですか?」

霞「......それならいいわ」ギイッ

提督「ちぇっ」

阿武隈「うぅ......大淀さんに負けたぁ......」

大淀「ではお邪魔します......あら、随分散らかって......っ!?」

大淀(提督の服を着たマネキン......血のついた包帯......やはり霞さんも!!)ブルッ

霞「ちょっと......色々やってて」スッ

大淀「色々?......ってこれは?」

霞「朝雲姉さんに借りた本で......その......いの呪術を」

大淀「え?なんて?」

霞「だっ、だから......その、こ、恋の呪術を試してたのよ!」

大淀「え?」

霞「クズ司令官も......阿武隈さんも......み、見てらんないのよ!いつまでもふらふらしてて!」

大淀「......」

霞「くっつくならくっついて欲しいのよ!その......あ、阿武隈さんには幸せになって欲しいから......」カァッ

大淀「......なるほど、そういうことでしたか。驚きましたよ、血ついた包帯があったり提督のマネキンもあって」

霞「し、仕方ないじゃない!本にそう書いてあったんだから!」

大淀「それに......このマネキン、よく見たらこれ私が作った提督グッズのやつですね。霞さん、買っていたんですね」

霞「っ!?ち、違うわよ!!こ、これは......そ、そうこのため!この呪術のために仕方なく買ったの!!」ワタワタ

大淀「......ふふっ、そうですか」

霞「あーもうっ!!本当に何でもないったら!!」

大淀「クスッ......あ、あと一つ聞きたいことがあるんですが」

霞「......何よ」

大淀「......なぜ提督の首にネギが巻いてあるんですか?」

霞「それはそうするといいことがあるって本に書いてあるからやってるだけよ」フンッ

大淀(......なにか間違ってませんかそれ)

霞「ほら、もういいでしょ!」

大淀「え?ええ、そうですね。お邪魔してしまいすみません。では私は」

霞「......ねぇ」

大淀「なにか?」

霞「......い、言わないでね。その......」

大淀「......ふふっ、私と霞さんだけの秘密、ですね?」

霞「......」コクリ

大淀「えぇ、分かりました。任せてください」ニコリ

バタン

提督「お、出てきた......で?」

大淀「で、とは?」

提督「そりゃ部屋の中だよ!何かあったか?」

大淀「......いえなにも。普通のお部屋でしたよ」

阿武隈「へー......恥ずかしがってたから何かあるのかと思ったのに」

大淀「ふふっ、至って霞さんらしいお部屋でしたよ」

提督「うーん......見たかったなぁ。まあいいか、次に行こう」

大淀「それでお次はどなたのお部屋に?」

提督「そうだな、↓2の部屋に行こうと思う」

誰か艦娘を

提督「そういやまだ空母の部屋を見てなかったな」

大淀「そうですね。というよりほとんど駆逐艦の子の部屋にしか言っていませんね」

阿武隈「それでどなたのお部屋に?」

提督「ん?んー......とりあえず飛龍かな」

大淀「それまたどうして?」

提督「いやなんとなく飛龍の部屋って多聞丸提督の物で溢れかえってそうだなぁと」

阿武隈「あー」

提督「だからさ、面白そうかなって」

大淀「確かにそれは......面白いかもしれませんね」

提督「だろ?よし、じゃあ行きますか」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ52:普通


提督「飛龍ー!いるかー?」

ガチャッ

飛龍「ふわぁ~、どなたぁ......ってあれ?提督?」

提督「ん?すまん、昼寝中だったか?」

飛龍「えへへ、まぁ......ふわぁ」

阿武隈「昨日夜遅かったんですか?」

飛龍「ん?んー......そうですねぇ、寝ようとしてたら朝日が見えてたし」アハハ

提督「おいおい......」

大淀「一体そんな時間まで何を?」

飛龍「え?いやーその、最近ゲームの実況にはまっててーそのー」

提督「はぁ......趣味があるのはいいがやり過ぎて体を壊すなよ?」

飛龍「はーい。えっと、それで?提督たちは何の用?」

提督「ん?おお、そうだった。今皆の部屋を回ってるんだが入ってもいいか?」

飛龍「ああ、それなら早く中に入ってもらうべきだったね。さ、どぉぞどぉぞ」

提督「はは、じゃあ失礼して......っと部屋は至って普通な感じだな」

飛龍「そう?」

提督「ああ。でこれがさっき言ってたゲームの実況の機械か」

飛龍「あ、そうそう!それでさ、実は私、結構人気あるんだよねー!どぉよ?スゴい?」

提督「はいはい、すごいすごい」

飛龍「んっふっふっふー」

阿武隈「でも本当に飛龍さんって多聞丸さんのこと大好きなんですね」

提督「ん?......おおぅ、抱き枕かそれ」

飛龍「あ!あっちゃー......仕舞い忘れてたかぁ」

提督「なんだいつも抱きついて寝てるのか?」

飛龍「うん!いや、スゴいんだよ。抱きついて寝るとバッチリ寝れるんだ~」

大淀「は、はぁ」

提督「......すごい絵面になりそうだな。一度見てみたいよ」

飛龍「あ、何なら今見せよっか?」

提督「いやいや冗談だから......っておい、この枕って」

阿武隈「い、イエスノーってこれ」カァッ

飛龍「あっ!それ便利だよねー。私毎日使ってるよ」

提督「ま、毎日!?」

阿武隈「あ、あの......ちなみにお相手は!?」

飛龍「え?蒼龍だけど?」

提督「な、なにぃ!?」

大淀「そ、蒼龍さんと......」

阿武隈「し、知らなかった......」

飛龍「いやー、朝起こして欲しくないときって多いからさ、本当に助かるよ~」

提督「......ん?」

飛龍「提督?どうかした?」

提督「......えーと、飛龍、それもしかして朝起こして欲しいか欲しくないかを伝えるために使ってるの?」

飛龍「え?そうだけど......違うの?」

提督「......」

阿武隈「......」

大淀「......」

飛龍「あ、あれ?」

提督「うん、良かった。本当に良かった」

阿武隈「ですねぇ」

大淀「えぇ、これでもしそういうことだったらどうしようかと思いました」

提督「ああ......明日からどんな顔して会えばいいか分からなくなるところだったわ」

阿武隈「でも本当に仲いいんですね、飛龍さんと蒼龍さんって」

提督「そうだな。うーん、そういう子はやっぱり同じ部屋の方がいいのかなぁ」

大淀「少しアンケートを行ってみますか?」

提督「おっ、いいかもな......っと、それはあとだ。次に行こう」

阿武隈「そうですね......あっ、↓2さんのお部屋にしませんか?」

誰か艦娘を

那智把握
少し早いけどここまで

阿武隈「那智さんのお部屋なんて気になりませんか?」

提督「那智かぁ......酒がたくさんありそう」

大淀「そうですね、かなり呑んでいらっしゃいますし」

阿武隈「で、でもさすがにお部屋にお酒だけってことは」

提督「......那智ならあり得そうじゃない?」

大淀「......えぇ」

阿武隈「......ですね」

提督「ま、まぁいいや。とりあえず見に行こうか」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ03:めっちゃきれい 


コンコン

提督「なーちー、いるかー?」

那智「......なんだ、貴様か。誰かと思ったぞ」

提督「おお那智......ってこの匂い。お前昼から呑んでるのか?」

那智「出撃もないんだ。今日くらいは呑ませてくれ」

大淀「......そういっていつも呑まれているような」

那智「そうか?」

提督「はぁ......まぁいいや。とりあえず部屋にお邪魔しても?」

那智「ああ、構わない。入ってくれ」

提督「では失礼して......おおう、何もねぇ......なんだこの部屋」

阿武隈「も、物とかどうしてるんですか?」

那智「ん?そうだな......服などは最低限のものしか持っていないからそこの押し入れの中に全て入っている」

大淀「......本当ですね」

提督「......そんななかあるこの妙高の写真はなに?しかもなんかコラージュされて......ブフッ」プルプル

那智「ああ、それは酒の肴だ。なかなか面白いだろう?」

提督「お、お前妙高に殺され......ブフゥ!」プルプル

大淀「......提督」

提督「いや、ダメだってこれ......卑怯......だ、ダメだ腹痛い」プルプル

那智「そんなに笑えってもらえて良かったよ。私も自信作だったからな」

大淀「しかも自作ですか......本当に殺されますよ?」

那智「なに、バレなければいいのさ」フッ

提督「ふぅ、落ち着いた......しかし本当に部屋に何もないな。酒すらないとは」

那智「ああ、それならこっちだ」

提督「へ?」

那智「ここを回してここをこうする......と」カチンッ

ガチャッ

提督「え」

那智「ま、簡単に言ってしまえば隠し酒蔵だな」

提督「おまっ......いくら自室とはいえ鎮守府を勝手に」

那智「こうでもしなくてはポーラなどに酒を奪われてな。それに最近では自作もしているからどうしてもスペースが欲しくてな」

阿武隈「あれ?でもお酒を作るのってダメなんじゃ」

那智「何事にも抜け道はある。醸造ならアルコール1%未満なら平気、果実酒なら漬け込む酒のアルコールを低くするとかな」

阿武隈「そ、そこまでして自作のお酒を呑みたいんですか......」

那智「当然だ......それに」

阿武隈「それに?」

那智「これも、バレなければ問題ないさ」フッ

阿武隈(......お酒のためにそこまでするものなのかなぁ)

大淀「えーと、こちらの棚はワインに日本酒、シャンパン......各国のお酒が勢揃いですね」

那智「あまりさわらないでくれ。かなりいい値段がするものばかりだ」

提督「まー確かに盗まれそうなものばかりだな......いやしかしなぁ」

那智「まあこいつをやるから見逃してはくれ」

提督「いやいやそんなもん貰ってもさすがに」

那智「アルマン ド ブリニャック ブラン・ド・ノワールだ」

提督「うん、許す!」

阿武隈「て、提督!?」

大淀「そんなにいいお酒なんですか?」

提督「......このビン一本で10万以上は確実にするかな」

阿武隈「ええっ!?」

那智「まあ日頃の感謝の気持ちだ。受け取ってくれ」

提督「......ったく、次からは相談してからにしてくれよ?」

那智「ああ、了解した。さて、そろそろ私は呑みなおすとするよ」

提督「ん、ああ、邪魔して悪かったな」

那智「なに、構わないさ。貴様との時間も嫌いではないからな」フフッ

提督「はぁ、すごい部屋だったな」

阿武隈「お酒への執念凄すぎませんかぁ?」

大淀「その他のものが一切ありませんでしたからね......」

提督「まああいつらしいか......っと」

阿武隈「......提督?」

提督「悪い、酒をしまってくる。このまま行くと誰かに盗られるかもしれんし」

大淀「......あり得ないと言えない辺りが恐ろしいですね」

阿武隈「あ、あはは......じゃあ次に行く人のお部屋の前で待ち合わせしましょうか」

提督「ん、そうだな......じゃあ↓2の部屋の前で待ち合わせで」

誰か艦娘を

提督「んじゃ、利根の部屋でよろしく!」

大淀「利根さんですね、了解しました」

提督「ん、じゃああとでな!」

阿武隈「はーい!......んー、利根さんかぁ」

大淀「利根さんのお部屋となると......」

阿武隈「......なんか子供のお部屋が思い浮かんだんですけど」

大淀「奇遇ですね、私もです」

阿武隈「あはは、でも多分本人に言ったら怒られますけどね」

大淀「えぇ......ではそろそろ私たちも行きましょうか」

阿武隈「あ、はい!」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ29:かなりキレイ


提督「お、ジャストタイミング」

大淀「あら、提督」

提督「よしじゃあ早速......」

コンコン

利根「おー筑摩かー?......っと提督か」

提督「よっ、今いいか?」

利根「む、なんじゃ?」

提督「そんなに大したことじゃないんだ。ただ少し部屋の中を見せて欲しいんだが」

利根「なんじゃ、そんなことか。うむ、いいぞ!」

提督「お、サンキュー」

阿武隈「それじゃあ失礼しますね......ってあれ?」

大淀「あら、随分キレイなお部屋ですね」

利根「ふふん!なにせ筑摩が掃除しておるからの!チリ一つないぞ!」

提督「自分でじゃないのか......」

大淀「しかし......この匂いは?」

提督「ん?......あ、ほんとだ。なんだこれ?いい匂いだな」

利根「おおこれか?いい匂いであろう!お香というやつを試しておる!ほれ、これじゃ!」

提督「へぇ......ってまた随分と高そうなものを」

提督(しかもこれ線香じゃないか?まぁ線香もお香もあまり違いはない......のか?)

大淀「これ、どうしたんですか?」

利根「これか?これはな、日向のやつから貰ったのじゃ。最近よく配っておる」

提督「日向に?なんでまた線香なんかを......あぁ」

提督(......瑞雲って名前だからか)

大淀「えーと他には......あら、漫画です
ね」

利根「おお、それか!それはなかなかに面白いものだぞ!読んでみるか!?」ワクワク

大淀「す、すみません。漫画は少し」

利根「そうか......」ショボン

提督「はは......ってこれトネガワか。随分とまた変わったチョイスを......」

利根「たまたま吾輩の名前に似ていたから買ってみたのじゃが大当たりでな!どうじゃ?提督よ、読まんか?」ワクワク

提督「か、考えておこう」

利根「うむっ!読みたくなったらいつでも言うといいぞ!」パアッ

阿武隈「あはは......それで、利根さん。あのこれって」

利根「おぉ、それか?」

大淀「筑摩さんのお人形ですか?」

利根「そうじゃ!」

提督「良くできてるな、利根が作ったのか?」

利根「うむっ、なかなかの出来であろう?」

大淀「そうですね、よく特徴を捉えられてますね」

利根「ふふふ、そうであろう!筑摩にも沢山誉められたからな!」ニコニコ

提督「そうか、良かったなぁ」ヨシヨシ

利根「うむうむ!」ニコニコ

提督「......うん、かわいかった!」

阿武隈「あはは、ですねぇ」

大淀「本人の前では言えませんが......子供っぽいですよね」

提督「だな。だがそこが利根のいいところだからな」

阿武隈「そうですねぇ、癒されますよね!」

提督「あぁ。よし、それじゃあ次に行こう。どこにする?」

大淀「そうですね......↓2さんのお部屋に行きましょう」

誰か艦娘を

大淀「親潮さんのお部屋に行きましょう。すぐ近くですし」

提督「ん、そうなのか。じゃあそうするか」

阿武隈「でも親潮ちゃんかぁ。結構真面目な性格ですけどお部屋はどうなのかな?」

提督「んーまあ真面目だけど......まだまだ子供だからなぁ」

阿武隈「やっぱり駆逐艦の子の一人部屋は不安ですか?」

提督「ん?まぁ、そうだな」

提督(......今のところ駆逐艦でまともなやついないし......あ、でも霞は普通なんだっけ?)

大淀「でしたら部屋を見て今後どうするか決めましょうか」

提督「そうだな......そうするか」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ67:少し物が出てる


ドッタンバッタン

提督「......なんか部屋の中から凄い音が聞こえるんだけど」

阿武隈「な、何かしてるんでしょうか」

提督「まあいいや......おーい、親潮ー?」

ガチャッ

親潮「は、はい!どちらさまで......し、司令!?な、何かありましたか?」

提督「いや......なんか凄い音してたけどどうしたのよ」

親潮「あ......それは、その......練習を」

提督「え?練習?」

親潮「その......子供を......作るための」

提督「」

大淀「」

阿武隈「」

提督「お、おおおおお、親潮君!?君はなぁにを言っておられるのかねぇ!?ま、まだお前には早いよ!?」

親潮「し、しかしいざとなって分からないなんてことになってしまったら......」

提督「うっ......ま、まぁそうだけどさぁ」

大淀「と、とりあえず中に入っても?」

親潮「あ......はい」

提督(......し、しかしさっきまで親潮はここであ、あの練習をしてたんだよな!?い、いったいどんな光景が......)ドキドキ

提督人形 < シニソウ

提督「......う、うわぁああああ!?なんかズタボロな俺がいるぅ!?」

大淀「あら私が売ってた商品ですね......ボロボロですけど」

提督「な、なんてひどいことを......ってこれって、もしかして親潮って俺のこと嫌いなの?」

親潮「え、えぇ!?そ、そんなことあるわけありません!」

阿武隈「で、でもこの人形ボロボロ......」

親潮「そ、それは......その人形で練習をしてたから」

提督「へ?練習って......い、いやだからってこんなにボロボロにはならないだろ?」

親潮「え?で、ですがプロレスの練習ですよ?」

提督「いやだから......ん?プ、プロレス?」

親潮「えぇ、足柄さんに教わったのですが子供は男女でプロレスをすると出来るとのことでしたので......申し訳ないのですが男性である司令の人形で練習を」

提督「......」

阿武隈「......」

大淀「......」

親潮「あ、あの?」

提督「......あのさ、親潮」

親潮「は、はい?」

提督「そのさ、足柄に教わったこと、教えて」

親潮「え?えーと......プロレスをやると子供ができて......その時下着が可愛いといいとか」

大淀「......ああ、ですからこんなに下着が沢山あるんですね。しかしこんなスケスケな下着なんてどうしたんですか?」

親潮「あ、それは足柄さんのお部屋にあったものを真似してみました」

提督「......へ、へぇ~どれどれ」ジッ

阿武隈 ゲシッ

提督「あいたぁ!?」

阿武隈「鼻の下が伸びてましたよ!!」

提督「うっ!?そ、そんなことはない」

親潮「......あ、あの、もしかして何かおかしかったでしょうか?」

提督「え?......あー、まぁ」

親潮「そ、そうですか......私も何かおかしいとは思っていたんですが」

提督「まあさっきも言ったけどさ、まだ親潮には早いからさ。そう落ち込むな」

親潮「......はい」

阿武隈「うーんでも他は普通のお部屋......ってあれ?親潮ちゃん、このお人形は?」

親潮「え?ああ、潮さんのお人形ですか」

提督「でかい......というかこれ等身大か?」

親潮「えぇ、他にもありますよ。ほら黒潮さんです」

提督「......すごいな、手作りか」

阿武隈「さっきの利根さんのもスゴかったけど......」

親潮「司令の人形を見ていたら私も作ってみたくなってしまって。今駆逐艦の皆さんの分を作っているんです」

提督「......全部等身大か?」

親潮「はい、勿論です!提督人形も等身大ですからそれと同じようにと」

阿武隈「なんて言うか......お部屋が埋まっちゃいそうですね」

親潮「問題ありません!大丈夫です!」

提督「そ、そう」

親潮「?」

提督「......親潮もなんというか朧と同じタイプだな」

阿武隈「努力の方向音痴ってことですか?」

提督「ああ。まあ大きな問題はないからいいか」

大淀「......知識については問題ありそうですが」

提督「あれは......うーん、どう教えればいいんだ?」

阿武隈「やっぱり教科書とかじゃないですか?」

提督「......それを渡すのもなんか恥ずかしいな」

大淀「そうですね......」

阿武隈「ま、まあとりあえず次のお部屋に行きませんか?」

提督「ん、そうだな......じゃあ↓2の部屋に行こうか」

誰か艦娘を

初霜把握
今日はここまで

阿武隈→北上の隠し撮り、出し忘れたゴミ袋、提督の写真
=特に問題無し

時津風→阿武隈の写真がたくさん入った箱 、阿武隈&提督のシャツ、提督の小指(手品用)
=謎

朝雲→姉妹の写真&当時の切った指、提督人形 、阿武隈の顔写真が貼られている釘がめた打ちされた呪殺用藁人形
=闇

大淀→提督の士官服一式 、提督がプリントされた抱き枕 、謎の通信機
=制作&商売

山雲→提督と自分以外の顔が塗り潰された写真の数々、限界まで研がれた包丁 、姉妹の写真
=闇

朧→D・ホイール、ウサギと蟹のキメラとその失敗した残骸、蟹の屍骸で作った阿武隈人形(首なし)
=謎&特に問題無し

瑞鳳→卵焼き用調理器具、阿武隈の抱き枕、頭部が艦載機のマッチョなマネキン数体
=特に問題無し(おや、阿武隈に対する様子が…?)

木曾→ブリーチ全巻、メイド服、熊と猫のぬいぐるみ
=可愛い(可愛い)

如月→赤い×がデカデカとついた阿武隈の盗撮写真複数、ゼクシィ、自作のベッタベタな恋愛小説 (自分×提督モチーフ)
=病み

天龍→白い水着、純白ワンピース、額縁に飾った駆逐艦たちが描いてくれた似顔絵
=フフ可愛い

霞→提督の服を着たマネキンが椅子に座ってる、阿武隈の生き血、葱
=恋愛に関する儀式用(朝雲が原因)

飛龍→YES/NO枕(使い方間違い)、ゲーム実況配信設備一式、多聞丸抱き枕
=特に問題無し

那智→妙高飛びのクソコラアルバム(自作含む)、隠し酒蔵 、各国の銘酒が入った棚(ポーラ対策済)
=酒!飲まずにはry

利根→中間管理録トネガワ全巻、デフォルメ筑摩ぬいぐるみ、瑞雲(お線香)
=可愛い(可愛い)

親潮→ズタズタにされた提督人形、セクシーな下着よりどりみどり(黒~スケスケ)、潮の等身大ぬいぐるみ
=謎&足柄が原因


1番の癒しは木曾。異論は認める
ただ朝雲と山雲を超える艦娘って出るのかこれ…

提督「初霜のところに行こう」

大淀「初霜さんですか」

提督「ああ、やっぱり駆逐艦の子の部屋が気になってな。問題がありそうで」

阿武隈「でも初霜ちゃんは平気な気がしますけど」

大淀「真面目な子ですからね」

提督「うーん、でもなんかどこか抜けてるって感じしない?」

阿武隈「え、そうですか?」

提督「あれ、俺だけか?......まあいいや。とりあえず行こうか」

大淀「ええ、そうですね」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

電から借りたノート(「阿武隈さんからの教えpart3なのです!」と書かれている)

阿武隈のせいで姉妹艦と衝突したからもっと恨みマッハかと思っていたわww

>>514
キスカの若葉との衝突を阿武隈のせいとするのはいくらなんでも理不尽

コンマ36:わりとキレイ


コンコン

提督「初霜、いるか?」

ガチャッ

初霜「え?て、提督?どうかされたんですか?」

提督「ん、いや少し皆と交流でもと思って部屋を回っていてな」

初霜「あぁ、そうだったんですか。お疲れ様!」ニコッ

提督「ん、ありがとう」

大淀「それで何ですが少しお邪魔しても?」

初霜「うん!どうぞ、あがって!」

阿武隈「じゃあお邪魔しますね」

提督「どれどれ......うん、やっぱり初霜の部屋はキレイだな」

初霜「そ、そうですか?」

提督「ああ、ちゃんと掃除されてるし......ん?なんだこのノート。『「阿武隈さんからの教えpart3なのです!』?......電のノートか?」

初霜「あ、それは電さんからお借りしたノートです。とても勉強になりました!」

阿武隈「ほ、本当ですか!?えへへ......」ニマニマ

提督「おいおい、本当か?」

阿武隈「ちょ、ちょっと提督!どういう意味ですかぁ!?」

提督「だってなぁ」

初霜「はいっ!これは本当にすごいわ!」

提督「ふーん......どれどれ?まぁどうせ阿武隈だし髪型のこととか」ペラペラ

『輪形陣の利点として中央ほど濃密な対空砲火が張れる対潜警戒が行いやすい。逆に欠点として砲戦時には不利などがあげられる』

提督「」

大淀「提督、どうかされましたか?」

提督「阿武隈が真面目に授業してる......そんな馬鹿な......」ガタガタ

阿武隈「提督!いい加減にしないといくらあたしでも流石に」

大淀「そんな......ほ、本当ですね......信じられませんが」

阿武隈「お、大淀さんまで驚かないでください!!」

初霜 クスクス

提督「......さて、そろそろ気になってたところにいこうか」

大淀「気になってたところ......ですか?」

提督「ああ......この箱なんだが。これはなんだ?」

初霜「あ......それはみんなから押収したものです」

提督「お、押収?」

阿武隈「何だか物騒ですね......」

初霜「みんなを、いえ提督を守るためですから!」

提督「俺を?一体どういう......あ?」ゴソゴソ

大淀「......箱の中身は藁人形に拘束具、ですか。なかなかに物騒ですね」

提督(こ、この藁人形......まちがいなく朝雲のだよな......い、いかんあの部屋の光景が)ブルッ

阿武隈「こ、こんなものをみんなが持っていたんですか!?」

初霜「はい......誰とは言えませんが」

大淀「ふむ......なるほど。確かにこれは危ないかもしれませんね」

大淀(如月さんの一件もありましたし)

初霜「......提督は、私が守りますから!」フンス

提督「初霜......無茶だけはしないでくれよ?」

初霜「はいっ!気を引き締めて、頑張ります!」

提督「うん、いい子だ」

阿武隈「そうですね......でも皆なんであんなものを持ってるんだろ」

提督「......」

阿武隈「え?な、なんであたしを見てるんですか?」

提督「......いや」

提督(お前の写真がついてた藁人形が使われてるよ!何て言えんしなぁ)

大淀「とりあえずこの件に関しては後程対策を考えましょう。初霜さんだけでは心配ですしね」

提督「だな、あいつ一人じゃ危なすぎる......ま、とりあえず今は何も出来んし他にも部屋を回ろうか」

阿武隈「そうですね。じゃあ次は↓2さんのお部屋なんてどうですか?」

誰か艦娘を

阿武隈「さっき飛龍さんのお部屋を見ましたし折角ですから蒼龍さんのお部屋を見てみませんか?」

提督「おお、いいかもしれんな」

大淀「あのお二人は仲がよろしいですからもしかしたら部屋のなかも似ていたりするかもしれませんね」

提督「流石にそれはない......よな?」

阿武隈「......ど、どうでしょう」

大淀「まあ流石にあの枕はないとは思いますが」

提督「......それはあったらびっくりだわ」

阿武隈「あはは......あれは、そうですねぇ」

提督「まぁ、とりあえず行ってみましょうか」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

阿武隈「掃除する時間が欲しい」

コンマ64:少し物が出てる


コンコン

ガチャッ

蒼龍「うぅ~ん、だれぇ?......わっ!?提督!?」

提督「なんだ蒼龍、お前も昼寝中だったのか」

蒼龍「うん、ってお前も?」

提督「ああ、さっき飛龍の部屋に行っててな」

蒼龍「へー」

提督「というわけでお邪魔したいんだがいいか?」

蒼龍「......へっ?」

阿武隈「お部屋の中に入っても大丈夫ですか?」

蒼龍「え、えっと......あの......そ、それは......やだ」

提督「あら、それは残念」

蒼龍「ご、ごめんなさい。今あまり部屋の中を見せられないっていうかその」

大淀「あら、いやがっている割にはそこまで汚くないですね」

蒼龍「えっ!?やだっ!なんでもう部屋の中にいるの!?」

提督「お、大淀いつの間に......」

大淀「あら、この写真は」

蒼龍「や、やだぁ!!見ないでぇ!!」

提督「そ、そんなに見られたくない写真なのか?」

阿武隈「い、いったいどんな」

蒼龍「あ、それは......その」

大淀「飛龍さんとの写真と提督とのツーショットですね」

蒼龍「うぅ......もうやだぁ」

提督「お、俺との?」

大淀「ええ、無理やり拡大して印刷されてるようで」

提督「......あー、なるほど」

蒼龍「......はぁ、もういいや。提督たちも入っていいよ」

提督「ははは......悪いな。いや、本当に」

阿武隈「えっとそれで提督、この写真はいつ撮ったんですか?」

提督「えっと、これは蒼龍が改二になったときの記念に撮ったやつだな......こいつを飾っててくれたのか」

蒼龍「お、覚えててくれたんだ......嬉しいなぁ」

提督「ははっ、忘れるわけないだろ?」

蒼龍「......うん、そうね。でも」

提督「ん?」

蒼龍「やっぱり、嬉しいなぁ。なぁんてね」フフッ

提督「......」ポリポリ

蒼龍「あ、なに?なぁんで目を反らしてるのかなぁ?いいよ、もっと視ても♪」

提督「......なんか床に物が出てるけどなんだこれ?龍か?」

蒼龍「あ、話を反らした。かぁわいい♪」

提督「うるせぇ......それでこれは?」

蒼龍「えっと、それは蒼龍の置物」

提督「セイリュウ?......ってあの四神の」

蒼龍「そそっ、ほら、私と同じ名前だから何だかご利益がありそうじゃない?」

阿武隈「な、なるほど」

提督「......それが床に落ちてたら流石にご利益はないんじゃないか?」

蒼龍「あー......まあいいかなぁって」

提督「......これ買ったはいいがおく場所ないだけだろ」

蒼龍「あ、バレた?」

提督「あんまりノリで物を買わんが方がいいぞ?」

蒼龍「はぁい、これからは気を付けるね?......そんなことよりさ提督。あんまり乙女のお部屋を荒らさない方がいいよ?」

提督「ん?なんだいきなり」

蒼龍「ほら、さっきから扉の隙間からあの娘が睨んで......」

提督「えっ!?」ビクッ

提督(あ、朝雲か!?それとも山雲か!?)クルッ

蒼龍「わーい!引っ掛かったぁ!私に恥ずかしい思いをさせた仕返しよ♪......ってあれ?」

提督「......そ、蒼龍、心臓に悪いからその冗談はやめてくれ」ガタガタ

蒼龍「ご、ごめんなさい......そんなに驚くとは」

提督「いやーしかし飛龍との写真のとなりに俺の写真とはな。少しは蒼龍に好かれてるのかな?」

阿武隈(......少し?)

大淀「そう感じたならそうなんじゃないんですか?」

提督「そうなら嬉しいなぁ」

阿武隈 ムググ......

大淀「それでお次はどうしましょうか?」

提督「ん?んー、そうだなぁ......↓2の部屋かな」

誰か艦娘を

提督「阿武隈はいやかもしれんが北上の部屋に行かないか?」

阿武隈「あ、あの人の部屋ですか」

提督「ダメか?」

阿武隈「しょ、しょーがないですねぇ!本当はあたし的になしなんですけど!提督がどーしても!いきたいというならついていきますよ!仕方なくですけどぉ!」フンフン

提督「そ、そう......」

大淀(写真を見たときから分かってましたが......やっぱり北上さんのこと大好きなんじゃないですか)

阿武隈「ほら提督!行くなら早く行っちゃいましょう!」キラキラ

提督「......廊下は走るなよー?」

大淀「......流石にここまでとは思いませんでしたが」ハァ

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ81:かなり荒れてる


阿武隈「きったかみさーん!!」ルンルン

提督(えぇ......もう誰よこの子)

ガチャッ

北上「んあー?なに?......ってあれ?提督もいるし。どしたの」

阿武隈「ふふふ......実はですねぇ」

提督「今皆の部屋にお邪魔してるんだが入ってもいいか?」

北上「あー、いいけど」

阿武隈「あー!!なんで言っちゃうんですかぁ!」

提督「いいからもう入ろうぜ......」

大淀「ほら阿武隈さん、早く入りますよ」

阿武隈「あ、ちょ、ちょっと待ってください」

提督「あん?どうした?」

阿武隈「こ、心の準備が......」ドキドキ

提督「さーとっととはいろーかー」

阿武隈「ま、待ってくださいよぉ!!」

提督「......おおう、なんだこれは」

北上「まー適当にくつろいでね」

提督「そのくつろぐスペースが見つからんのだが」

北上「そう?ほら、そこら辺とか行けるっしょ?」

大淀「......あの、掃除とかは?」

北上「んー?たまーに大井っちがしに来てくれるから」

提督「お前も利根パターンか......」

北上「まーまーいいじゃんかさー。ほら、わりかし過ごしやすいよ?」

提督「はぁ......」

阿武隈「あれ?でも机の上はキレイなんですね」

提督「ん、本当だ......」

北上「あー、机は毎日使ってるからね」

提督「お前が机を?なんか意外だな......」

北上「そお?」

提督「それで何をしてるんだ?」

北上「んー?まあ、これとか」

提督「......日記?」

北上「そそ、毎日つけてるんだー」

大淀「分厚いですね......一体いつから?」

北上「ん?んー、あたしが着任してからずっと」

提督「......四年近くか」

北上「そうなるのかな?」

大淀「この部屋から想像できませんね......」

提督「だな......ってなんだ?他にもノートがあるじゃないか。こっちはなんだ?何か背表紙に初春型とか陽炎型とか書いてあるけど」

北上「あ、やば」

阿武隈「......これ駆逐艦皆の特徴とかがまとまってますね」ペラペラ

提督「は?」

阿武隈「どう接したら笑ったからこうした方がいいとか......うわっ、どこでとか他に誰がいたときにどうしたら良かったとかも全部記録してありますよこれ」

提督「......お前、駆逐艦のこと嫌いじゃなかったの?」

北上「えー?まぁ......何て言うか、めんどくさくてウザイけど......そこがかわいいってな感じでさー」

大淀「な、なるほど?」

提督「......ちなみにこの飴とかのお菓子は?」

北上「あー、それ?その飴は暁用だね。いやー、暁の好きな飴はめっちゃ甘くてさー、他の駆逐艦は嫌いだからホントにめんどくさいよねー?」ニコニコ

提督(......お菓子も駆逐艦個人個人用意してるのか)

阿武隈(北上さん......流石です)キラキラ

提督「......うん、やっぱり俺には北上を理解しきれないわ」

大淀「変わっているとは思ってましたけど......予想以上でした」

阿武隈「何なんですかね!あの人!スゴすぎでしたねぇ!」キラキラ

提督「......なぁホントにこいつ阿武隈?」

大淀「お、おそらく」

阿武隈「ほら提督!次に行きますよ!」

提督「お、おう......どこかいきたいところあるのか?」

阿武隈「えーと、↓2さんのお部屋で!」

誰か艦娘を

皐月把握
今日はここまで

本当にMMDとか作られたら泣いて喜ぶと思う

阿武隈「皐月ちゃんの部屋なんて面白そうじゃないですか?」

提督「おお、いいじゃないか。あいつにもよくからかわれてたからなぁ」ニヤッ

大淀「また弱みでも探すおつもりで?」

提督「ふっふっふ......まぁな」

阿武隈「はぁ......また悪い顔になってますよ?」

提督「っとと、いかんいかん」キリッ

大淀「......」

提督「ん?大淀、どうした?」

大淀「い、いえ」

大淀(如月さんのときと被ってるような気がするのは......気のせいでしょうか?)

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ14:めっちゃキレイ

提督「皐月ーいるかー?」

ガチャッ

皐月「あ、やっぱり司令官だ。どうしたの?僕になにか用事?それとも......ふふっ、もしかして僕に会いに来たの?」

提督「まぁ会いに来たと言うか部屋を見に来た」

皐月「部屋?僕の?」

提督「そそ」

大淀「今皆さんのお部屋を見て回ってまして」

皐月「あぁ、そういうこと。いいよ!入って!」

提督「ん、じゃあ失礼して......おお、キレイだな」

皐月「へっへーん、毎日掃除してるからね!」

提督「へぇ......」

皐月「うっふふ♪司令官、もしかして意外だった?変な顔してるよ?かぁわいい♪」

提督「......ぬ」

皐月「うふっ、それで?司令官は僕の何を見たいのかな?もしかしてぇ......僕の弱みとか?」

提督「いっ!?い、いやぁ、そのぉ」

皐月「あはっ!やっぱり!ふふふ、可愛いなぁホントに!」

阿武隈「提督、お見通しみたいですよ」

大淀「完敗ですね」

提督「ぐぬぬぬ......」

阿武隈「あはは......ほら提督、本来の目的はお部屋を見て回ることなんですからちゃんと見ましょうよ」

提督「はいはい、わかってますよ。しかし皐月の部屋はキレイだな。ちゃんと物が分類されて仕舞われてるし......っと、ここの棚はゲームか。皐月もゲームしてるんだな」

皐月「外で遊ぶのもいいけどさやっぱりゲームをやるのもいつもと違って楽しいからね!」

提督「ほうほう、ジャンルは色々だな......っとこれはガンダムブレイカー3?ガンダムまでやってるのか」

皐月「うん!ガンダムもさ、なかなか可愛いよね!」

提督「......それは流石に無理ないか?」

皐月「えーそうかな?」

大淀「こちらの棚は......アルバムですか」

皐月「あ、そのアルバムは睦月型の皆のやつだよ!」

阿武隈「わぁ、いっぱい撮ってますねぇ」

提督「集合写真に皆の普段の写真まで色々だな」

皐月「青葉さんに頼んで色々かわいい写真を貰ってるんだ」

提督「へぇ......って色々?」

阿武隈「睦月型の皆の写真だけじゃないんですか?」

皐月「うん。ほら例えば、これなんてかわいいよ?」

大淀「あら、本当ですね。よだれを垂らして」

提督「......って俺の寝顔の盗撮写真じゃねーか!!ふざけんな!!」

阿武隈「あ、あはは......スゴい量ですねこれ」

皐月「まあ毎日貰ってるからね」

提督「こ、こんなもん没収だ没収!」

皐月「えぇー?」

提督「はぁ、全く......」

皐月「......ふふ」

皐月(もしかして提督、ボクが写真を没収されることも予想できなかったと思ってるのかな?本当に全部回収できたと思ってるのかな?あんな必死な顔しちゃって......)

皐月「......うっふふ、本当に、かぁわいい♪」

提督「......?」

提督「ったくあいつは......なんでこんな写真を集めるんだよ」

大淀「皐月さん風に言うなら可愛いからでは?」

提督「......どこがだよ、可愛くないだろ俺なんて」

阿武隈「うーん......あたしはなんとなくわかる気が」

大淀「えぇ、私も」

提督「は、はぁ!?ど、どこら辺が?」オロオロ

阿武隈「えーと、そういうところ、かなぁ?」

大淀「ですね」

提督「ぬぐ......もういい、次に行こう」

大淀「ふふっ、ではどこにいかれます?」

提督「......↓2の部屋」

誰か艦娘を

提督「大人しい子がいいな......なんか疲れたし」

大淀「大人しい子、ですか」

提督「......うん、初月の部屋にしよう」

阿武隈「初月ちゃんの部屋かぁ」

大淀「初月さんの部屋......どんなものがあるんでしょうか」

提督「やっぱり缶詰めとか?」

阿武隈「ありそうですけど......なにか他にないんですか?」

提督「......あいつのことだから下手したら何もないとかありそうだし」

大淀「ま、まぁそんなことはないと思いますが......」

提督「とりあえず行ってみますか」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ03:めっちゃキレイ

コンコン

ガチャッ

初月「ん......お前か。何だ?」

提督「よっ、今いいか?」

初月「構わないが。どうしたんだ?」

提督「少しお前の部屋を見たいんだがいいか?」

初月「部屋を?僕の部屋を見ても面白くないと思うが」

大淀「ダメでしょうか?」

初月「いや、平気だ。入ってくれ」

阿武隈「あ、それじゃあ失礼しますね?」

初月「しかし客人か。すまないが何ももてなすことは出来ないぞ?」

提督「......うん、そうだろうね」

大淀「ほ、本当に部屋に何もないですね」

初月「そんなことはない。そこに本棚があるだろう」

提督「......本が数冊しか入ってない」

阿武隈「しかも入ってる本が食べられる野草図鑑とかそんなのばっかりですね......」

初月「中々に便利だぞ?」

提督「しかも本当に使ってるのか......お前ちゃんとご飯食べてるのか?」

初月「ん?ああ、食べている。大丈夫だ」

阿武隈(......本当かなぁ)

大淀「......あら?こちらは」

初月「ん?ああ、それは青葉に貰った写真だ。記念になると思って同僚だった皆の写真を頼んだんだ」

提督「へぇ......ってブフッなんだこの変な顔の写真は」プルプル

初月「それか......青葉のやつ、何を勘違いしたのか変な盗撮写真ばかり送ってきてな」

大淀「瑞鶴さん......白眼を向いて寝てますねこれ」

初月「僕は普通の写真が欲しかったんだがな」

提督「ま、まぁ...プッ....これはこれはこれでいいんじゃない?」プルプル

阿武隈「......笑いすぎですよ」

大淀(......さっきの皐月さんの提督アルバムに似たような写真があったことは秘密にしておきましょうか)クスッ

提督「ふぅ......えっとそれでこの本棚の他には何かないのか?」

初月「他にか?他はそこの棚の中には服が入っているが」

大淀「そ、それだけですか」

阿武隈「あ、遊び道具とかは?」

初月「持ち合わせてはいないなぁ」

提督「Oh......」

大淀「い、一応服を見させてもらっても?」

初月「ああ、構わない」

大淀「では......」ガタッ

初月「とはいってもこの服と似たようなものか数着しかないが」

阿武隈「ほ、本当だ......」

提督「マジかよ......あれ?なんかこれだけ薄くない?」

大淀「あら、本当ですね。ほとんど透けてますね」

提督「......ってこ、これは伝説の対魔忍のスーツ!?」

初月「なんだ、これを知ってるのか?」

提督「え!?い、いやぁ......」

初月「これは秋雲に『絶対似合う。というか次の作品のネタの為に着て欲しい』と押し付けられたんだが......」

阿武隈「秋雲ちゃんが知ってるってことはやっぱりアニメとかなのかな?」

初月「さっきお前は何か知っているようだったが。どうなんだ?」

大淀「そうですね。提督はどうやらご存知のようですよね」ニヤッ

提督「え、えぇとぉ......」ダラダラ

初月「それでこれは一体どんな」

提督 ダッ

初月「え」

阿武隈「て、提督!?どこに行くんですかぁ!?」タタタッ

大淀「ふふっ、逃げられましたか。すみません初月さん。私たちはこれで失礼しますね?」タタタッ

初月「......なんなんだ?」

提督「はぁはぁ......」

阿武隈「......て、ていと、く......ふぃー......一体どうしたんですかぁ?」

提督「え......あー、ほら!そろそろ次に行かないとなーと思ってな!」

阿武隈「??」

大淀「はぁ......やっと追い付きました」

提督「ほ、ほら!皆揃ったしはい阿武隈君!次に行きたいお部屋をどうぞ!」

阿武隈「へ!?え、えぇとぉ......↓2さん、とか?」

誰か艦娘を

阿武隈「え、えっとお部屋も近いしろーちゃん、とか?」

提督「ろーちゃんか、そういや潜水艦の部屋にも行ってなかったな」

大淀「それにろーさんは海外艦の方ですから見ておくのはいいかもしれませんね」

提督「あ、そういえばそうだな」

阿武隈「ろーちゃんは日本での生活が長いから平気だと思うけど」

提督「まぁでも見ておいて損はないかもな」

大淀「では、決定で?」

提督「ああ、行こうか」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ82:かなり荒れてる


提督「ろーちゃーん、いるかー?」

ガチャッ

呂500「はーい!......んー?提督?」

提督「よっ」

呂500「ろーちゃんに何かご用事、ですって?」

阿武隈「少しお部屋を見させて欲しいんだけどいいかな?」

呂500「はい!わっかりましたー!どうぞって!」

提督「ん、ありがとな」

大淀「さて、どんなお部屋なのでしょうか」

呂500「ろーちゃんのお部屋はワ・フーなお部屋ですって!」

提督「へぇ、そりゃ意外......どんな感じかな?」

阿武隈「えーとお部屋には......」

大淀「こたつに浴衣......扇風機」

提督「鯉のぼりにお雛様」

阿武隈「兜にすすきの入った花瓶に......これは節分の鬼のお面?」

提督「さらにそれが部屋一面に......だと?」

阿武隈「なんか季節のものをこれでもかって詰め込んでますね......」

呂500「え......なんかちがう?」

提督「なんかってか全部違うというか」

呂500「うあー......ショックですって」

大淀「どうやら和風のお部屋を勘違いされてるようですね」

提督「みたいだな......しかしこの部屋、見てるだけで季節感がおかしくなりそうだ」

阿武隈「そうですね......ろーちゃん、使わないものはちゃんと片付けた方がいいですよ?」

大淀「そうですね。とりあえず使わないこちらの扇風機は片付けた方が」

呂500「え?でもそれは使ってるんですって」

提督「え?こ、この時期にか?」

呂500「えーと、こうやって」ブオオオ

提督「......ああ、なるほど」

大淀「こ、鯉のぼりに風を送るようでしたか」

阿武隈「じゃ、じゃあこっちのお雛様とか」

呂500「それは可愛いから飾っておきたいって......」

提督「......兜は?」

呂500「これは、かっこいい、ですって!飾っておきたいって!」

阿武隈「浴衣とか......」

呂500「これはろーちゃんの部屋着ですって!」

提督「こたつ......は使ってるよな。これ片付けたら大分すっきりするけど」

呂500「はい!ろーちゃんのお布団ですって!」

提督(使ってるってそうやってかぁ......)

大淀「......もしかしてここにあるもの全部」

呂500「はい!ろーちゃんのお気に入りかもって!」ニパッ

提督「......まあ本人がいいならそれでいいんじゃない?」

大淀「......ですね」

提督「なんて言うか......ろーちゃんって片付けられないタイプの子だったんだな」

大淀「日本のものを好きになってもらえるのは嬉しいんですがね」

阿武隈「なんかまだまだお部屋に物が増えそうですよね......」

提督「そうだなぁ......一部屋で足りるかな」

大淀「そこまで来たらもう注意するしかないのでは?」

提督「......あの笑顔に注意できる気がしない」

阿武隈「あはは......」

提督「まあそうなったらそのとき考えるとして、次にいくぞ」

大淀「あ、はい。それでお次は?」

提督「えっと、↓2かな」

誰か艦娘を

青葉把握
今日はここまで

提督「......青葉の部屋なんてどうだ?」

阿武隈「あ、青葉さんですか......気になるかも」

提督「まあ部屋もそうなんだが......俺の寝顔の盗撮のこととかも聞きたいしな」

大淀「あぁ、先ほどの」

阿武隈「でも青葉さん、お部屋のなかに入れてくれますかね?」

提督「そんときはあれだ、大淀」

大淀「え?......ああ、こちらですか?」スッ

阿武隈「......えっとそれって」

提督「ん?マスターキーだけど」

阿武隈「あぁ......そういえばあたしのお部屋に入るときに使ってましたね」

大淀「やはり持ってきて正解でしたね」キリッ

提督「本当になんでお前が持ってるのか不思議でならんがな......まあいい、とにかく青葉の部屋に行こうか」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ39:結構キレイ


コンコン

提督「青葉ー?」

シーン

提督「......ふむ」

阿武隈「留守ですかね?」

提督「いや今日は出撃もないはずだし外出書類も受け取ってない......十中八九居留守だな」

大淀「では使いますか?」

提督「勿論」ガチャッ

阿武隈「ま、迷いなくいきますね......」

提督「相手が相手だからな......っと、おお、やっぱりいたな」

青葉「へ?あ......ど、どーもー司令官......あ、あははは」

提督「よぉ青葉、なんでいるのに出てきてくれなかったのかな?まあお前のことだから俺達が何やってるのか事前に知って居留守してたんだろうが」

青葉「ギクッ!?い、いやぁその......そ、そんなことより青葉の部屋にかってに入んないでよぉ!!プライバシーの侵害ですよぉ!」

提督「いつも勝手に盗撮してるやつの台詞じゃねーな......まぁ、これでチャラにしてやるから我慢しろ」

青葉「うぅ......」

提督「しっかし......意外に整頓されてるな。もっと写真とかでごちゃごちゃしてるもんかと」

青葉「そ、それは青葉は一流の記者ですからね!こういう書類は纏めておくのが基本ですよ!」

大淀「なるほど......確かにこちらの棚にキレイにファイル分けされてますね」

阿武隈「あっ、可愛い棚ですねぇ」

提督「だな......というか部屋全面が花柄でピンクを基調としてて何と言うか乙女チックだな......持ち主に似合わず」

青葉「ガーン!ど、どういうことですかぁ!?」

大淀「こちらはドレッサーですか......こちらもお花で飾り付けられてますね」

提督「何と言うか......メルヘンチック?」

阿武隈「あ、こっちの本棚は童話が一杯......白雪姫にシンデレラ?なんだかお姫様のお話ばっかり......ってあれ?もしかしてこのお部屋」

青葉「い、いいじゃないですかー!お姫様に憧れてたって!」ウー

提督「べ、別に悪いと言ってるわけじゃなくてな......」

青葉「......」ズーン

提督「ははは......」

提督(......なんかすっかり落ち込んじまったな。そんなにお姫様願望強かったのか......)

提督(ん?だがこれはチャンスじゃないか?今ならこいつが撮った盗撮写真を見つけ出すことも......)

提督「......ふむ、確かこっちの棚はまだ見てないよな?」ガサガサ

青葉「わわっ、そこは」

提督「......あ?転売用?なんだこれ?」ペラペラ

提督「......」

提督(......俺の写真が一杯だぁ)

阿武隈「あれ、それって提督の写真?」

提督「どうやらこいつを売っていたみたいだが......はぁ、俺の普段の写真とかこんなん誰が買うん......ああ」

提督(......山雲がいたわ)

大淀「しかし沢山ありますね。全て盗撮で?」

提督「ああ、全く身に覚えがないものばっかだ。ったく、こんなによく撮ったもんだよ......とりあえずこいつは没収だな」

青葉「くぅっ......青葉の取材の成果がぁ......」

阿武隈「あはは......」

提督「さて......目当てのものは見つかったしそろそろ次に行くか。青葉、失礼したな」

青葉「......いえ」

提督(ここまで落ち込むとは......こいつが悪いとはいえなんか、悪いことしちまったかな)ポリポリ

提督「それじゃあな。その、悪かったよ」

バタン

青葉「......ふふっ」

青葉(悪いことをしてるのは青葉なのにちょーと落ち込んだだけで謝っちゃうなんてやっぱり司令官は優しいですねー)

青葉「それにちょっぴり甘いですねー」ガサガサ

青葉(青葉が前もって司令官がお部屋を回ってることに気がついていて何も対策してないはずがないじゃないですか)

青葉「......なんだかんだで見つかりませんでしたねー、青葉の宝物♪」

青葉(青葉しか知らない司令官の顔......)

青葉(この鍵付きの青葉だけの秘密のアルバム......)

青葉(でもいつか、この写真じゃなくて本当に青葉に見せてくれたら......)

青葉「ふふっ、青葉はいつだって、司令官のことしか見てませんからね?」ニコッ

提督「うーん......ああ見えてあいつ結構乙女だったのか」

阿武隈「可愛らしいお部屋でしたよね!」

大淀「中にあったのは盗撮写真と可愛らしくありませんがね」

提督「うん......まぁそうだな」

阿武隈「さらにそれを売ってますから......」

提督「......うん、確実に乙女じゃないわあいつ」

大淀「それでお次はどうしますか?」

提督「ん?んー、どうするかな」

阿武隈「それなら↓2さんなんてどうですか?」

誰か艦娘を

阿武隈「川内さんなんてどうですか?」

提督「まーた問題児か......」

大淀「川内さんは毎晩騒がれてますから部屋などは荒れてそうですよね」

阿武隈「夜中に騒いでお昼は寝てますもんね」

提督「あー......確かに掃除とか出来てなさそう」

大淀「筑摩さんみたいに神通さんが掃除されてるかもしれませんが」

阿武隈「あ、あり得そうですね」

提督「だな......どうなることやら」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ02:めっちゃキレイ

提督「......というかあいつ、今起きてるかな」

阿武隈「あー、確かにそこからですね」

大淀「また使いますか?」スッ

提督「流石にそれは使えんわ......起きててくれよ」

コンコン......

阿武隈「やっぱり寝てるのかな?」

提督「......いや」

......トタトタトタ......ガチャッ

川内「ふぁ......誰?」

提督「おお、おはよう」

川内「あれ?提督、どうしたのこんな昼間に。夜はまだだよ?」フラフラ

提督「んなもんわかってるわ。少し部屋に邪魔してもいいか?」

川内「えー?んー?......いいけどー......ふぁ」ネムネム

阿武隈「眠たそうですねぇ」

川内「そりゃあいつも寝てる時間だし......ふぁあ......」

提督「まあ勝手に部屋見てるから寝ててもいいぞ」

川内「ホント?じゃあそうする......」フラフラ

提督「......本当に寝るのか」

大淀「まあこの間にお部屋を見せてもらいましょうか」

阿武隈「い、いいのかなぁ?」

提督「まあ許可は貰ってるし見せてもらおうか」

阿武隈(寝ぼけてて適当に返事をしていただけな気が)

提督「それで部屋のなかだが......なんだこれは」

大淀「き、キレイですね」

阿武隈「凄い......隅々まで掃除されてますね」

川内「そりゃー夜は夜戦以外にやることないからね......ふぁあ」

提督「あ、成る程......って起きてたのか」

川内「なんか少し目が冴えてきたから......ってあれ?なんで提督たちが部屋に?」

阿武隈「本当に寝ぼけてたんですね......」

川内「あはは......あー、思い出してきた」

提督「それなら良かった......」

大淀「しかしキレイなお部屋な分、那珂さんのポスターが異様に目立ちますね」

川内「いーのいーの、私そういうの気にしないし。それにこういうの好きだしね」

提督「ん?そうだったのか?」

川内「まーね。可愛い妹のだし」

提督「......へぇ」

川内「お、なに?見直した?」

提督「まぁな、ちゃんとお姉さんしてたんだな」

川内「やった!まあ当然なんだけどね!」

阿武隈「あれ?こっちにもなにか飾ってあるけど......写真?」

川内「あ、それ?私のお気に入りなんだー」

提督「ん?あ、これか」

大淀「この写真......ああ、最高練度の時のものですか?」

提督「だな、記念の時は必ず写真を取ってるが......蒼龍だけじゃなくて川内も飾っていてくれるとは嬉しい限りだな」

川内「いやー、この写真を見ると思い出すよねー」

提督「ああ、あの日のことか?」

川内「そうそう!」

阿武隈「何かあったんですか?」

提督「......1日夜戦に付き合わされた」

阿武隈「あぁ......」

川内「大事な日はやっぱり夜戦だよねー」

大淀「本当に川内さんは夜戦がお好きなのですね」

川内「勿論!夜戦はいいよー!」

大淀「そうですよね、こんな本をお持ちのようですし」

川内「へ?......あ」

提督「ん?大淀、それは」

川内「うわぁあああああああ!??ストップ!ストオオオオオオプッ!!」バシッ

大淀「あら」

川内「な、なんで......あ、昨日隠し忘れて......うわぁ......」オロオロ

提督「......川内?」

川内「ぅあっ!?」ビクッ

提督「どうしたんだ?えーと、何かの本のようだが」

川内「こ、これはぁ......そ、そう!夜戦!ほら、大淀さんも言ってたでしょ!?夜戦の本!」

大淀「......まあ嘘ではないですね」クスッ

提督「そんな本があるのか?戦術書か?」

川内「い、いやぁそれは......」

大淀「漫画ですね」

川内「大淀さん!?」

提督「漫画?......そんなもんあるのか?」

大淀「主人公が川内さんの夜戦の漫画でしたね。恐らく秋雲さんに描いてもらったのでは?ですよね?」

川内「......まぁ」

阿武隈「秋雲ちゃん、そんなの描いてたんだ」

提督「へぇ、読ませてくれないか?」

川内「だ、ダメ!」

提督「え」

川内「あ、ちが......そ、そう!まだ私が読み途中でさ、だからその」

大淀「昨日も読まれてたようですしね」

川内「うっ!?......ま、まぁそういうわけだから!」

提督「お、おう?」

川内「ほ、ほら!私これから寝るから!もうお昼だし!」

提督「お、おお。悪い、それじゃあな」

バタン

川内「......うぅうぅうううううー!!」ジタバタ

提督「......?なんか部屋から暴れるような音が聞こえたような」

阿武隈「え、そうですか?」

提督「んー、気のせいかな?」

大淀(ふふっ、もしかして恥ずかしがってるんでしょうか)クスクス

提督「大淀?どうかしたのか?」

大淀「あ、いえ、なんでも。それよりお次はどうしましょうか?」

提督「ん?んー......↓2の部屋を見ようか」

誰か艦娘を

提督「そういやお前の姉とかはどうだろうか」

阿武隈「え?あ、あたしのですか?」

提督「ああ」

大淀「阿武隈さんの姉となると長良さんですか?」

提督「そうだな、長良......いや、由良の部屋にしよう」

大淀「あら、由良さんですか」

阿武隈「えーと、それはどうして?」

提督「いや、よく洗濯とか手伝ってくれるから部屋がキレイそうかなぁと」

大淀「あ、なるほど」

阿武隈「確かに由良姉さんには洗濯物とか助けられてるかも......」

提督「......それなのにあの部屋の惨状か」

阿武隈「......掃除は自分で頑張ります」

提督「是非そうしてくれ」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ29:かなりキレイ


提督「おーい」

ガチャッ

由良「あら、提督さん。なぁに?」

提督「いきなりすまんな。少し部屋の中に入ってもいいか?」

由良「え?由良の部屋に、ですか?」

提督「ダメか?」

由良「うーん、どうしてもですか?」

提督「え?あ、ああ!どうしてもみたい!」

由良「ふふっ、それじゃあ由良の部屋、ちょっと見せちゃおうかな?」

提督「はは、ありがとな」

由良「ですけどあんまりものを触ったりしたらダメですから、ねっ?」

提督「はいはい、分かってるよ」

阿武隈「それじゃあ失礼するね?」

由良「はい、どうぞ」

提督「......うん、部屋がキレイとか色々言いたいことはあるけどさ」

大淀「真っ先に目に入ってきますね、あのベッド」

阿武隈「お、おっきい......」

提督「でかすぎるしなにこれカーテン付いてる......めっちゃ高いやつなんじゃないのこれ?」

大淀「天蓋というやつですね。実物は初めてみました」

由良「提督さん、そんなに気になります?」

提督「まあそりゃな......」

由良「じゃあ一度寝てみてもいいですよ?」

提督「え?いやだが......男が女性の布団に入るのはなんか......というか由良も嫌だろ?」

由良「そんなことありませんよ。ですから、ねっ?」

提督「......まぁそれなら、寝てみたいし少し」ギシッ

阿武隈「て、提督。どうですか?」

提督「......やばい、めっちゃ気持ちいい......もう動きたくない」

阿武隈「へぇー......あたしもこんなの欲しいなぁ」

大淀「置く場所ありますか?」

阿武隈「......ないです」

提督「......ん?このベッドに置いてある漫画って」

由良「あ、それ?提督さんもそういう漫画好き?」

提督「んー?あ、ゆらぎ荘か......」

阿武隈「どんな漫画なんですか?」

提督「確かハーレムものだよな?由良がこういうのを読んでるなんか意外だな......」

大淀「ええ、少し驚きました」

由良「でもこういう由良もいいでしょ?ねっ?」

提督「まぁ、悪くはないな」

由良「ふふっ、やったー」

提督「うーん、もう少し横になってたいけどそろそろ行くかぁ」

阿武隈「そ、そんなに良かったんですか?」

提督「そりゃ凄いぞ、あれは人をダメにする」

阿武隈「あたし的にスッゴい気になります......」

提督「はは、それじゃあ由良」

由良「はい......あ、忘れてました。提督さん」

提督「?」

由良「提督さん、この間のシミができてたシャツです。洗濯しておきましたよ」

提督「おおっ!すげぇ!まるで新品みたいじゃないか」

阿武隈「真っ白......流石由良姉さん」

提督「いや、いつも悪いな由良」

由良「大丈夫ですよ。それよりこんなことでしたらいつでも由良を頼って、ねっ?」
 
提督「ああ、また頼むよ。それじゃな」

バタン

由良「......ふふ」

由良「また提督さんのシャツが増えてしまいましたね」スンスン

由良「......はぁ、いい匂い」

由良「それにこのベッドもさっきまで提督さんが......」ボフッ

由良「......幸せですね♪」

提督「いやぁやっぱり由良に洗濯を頼んで正解だった」

阿武隈「シワもないし汚れも全くないし......」

提督「結構汚してるんだけどなぁ。ホント由良は頼りになるよ」

大淀「......あの、シミが付いたシャツってこの間の執務で汚した?」

提督「ああ、そうそう。それが?」

大淀「......いえ」

大淀(汚れどころか穴が空きかけてたところまで直っているような?)

提督「うん、じゃあ次にいこうか。大淀、どこかいきたい部屋はあるか?」

大淀「え?あ、えぇ、実は↓2さんの部屋が気になります」

誰か艦娘を

曙把握
今日はここまで
次かその次でおしまいの予定

大淀「曙さんのお部屋が気になるのですが」

提督「曙か......俺部屋の中に入れてもらえるかな」

阿武隈「え?なんでですか?」

提督「イヤだって俺、曙に嫌われてるだろ?」

阿武隈「え?」

大淀「え?」

提督「へ?」

阿武隈「......提督、流石に分かりましょうよ」

提督「な、何をだ?」

大淀「はぁ、確かにこれは、クソ提督ですね」

提督「えぇ?どういうこと?」

阿武隈「秘密です!自分で考えてください!」

大淀「ほら提督、お部屋に行きますよ?」

提督「......なんなんだ?」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ89:かなり荒れてる


提督「それでお部屋に着いた訳だけど」

阿武隈「な、なんか変な匂いが......」

大淀「ふむ、どうやら曙さんのお部屋からのようですが」

提督「まあとりあえず......」

コンコン

ガチャッ

曙「もう誰よ!今いそが......し......」

提督「ん、そいつは悪かったな」

曙「は、はぁ!?く、くく、クソ提督!?なんでいるのよ!」

提督「いやその......少し皆の部屋を見て回っててな」

阿武隈「それで何だけど......お部屋にお邪魔してもいいかな?」

曙「え、えぇー!?い、イヤよ!」

大淀「あら?何か見せられないものでも?ああ、もしかして何やら恥ずかしいようなものが」

提督「は、恥ずかしいもの......」

曙「そんなものないわよ!!妄想すんなこのクソ提督!!」ゲシッ

提督「あいたっ!?」

大淀「それでは中に入っても問題ありませんね?」

曙「......ああもうっ!分かったわよ!」

大淀「ありがとうございます」

阿武隈「流石大淀さん......」

提督「それで部屋の中にお邪魔したわけだが」

阿武隈「な、なんか汚れてますね」

大淀「それにゴミ袋が沢山......刺激臭はここからですか」

提督「曙、これは?というか何してたんだ?」

曙「......りよ」

提督「え?」

曙「だから!料理の練習をしてたの!」

阿武隈「え、ええっ!?りょ、料理ですか?」

提督「それでなぜこんなことに......」

曙「わ、悪い!?具材混ぜたら変な物体が出来るしオーブン使おうとしたら爆発するし散々だったのよ!」

大淀「ああ、このゴミ袋の中身はそれですか」

提督「曙、お前も料理出来なかったのか......あれ?でもチョコは出来てたよな?」

曙「あ、あれは......練習したし」

提督「......そっか、ありがとうな」

曙「......ふんっ」プイッ

阿武隈「しかしゴミ袋が沢山ですね......」

提督「お前の部屋みたいだな」

阿武隈「うっ」

提督「はぁ、曙、少し片付けるの手伝うぞ」

曙「いいわよ別に。これくらい私一人で」

提督「まぁまぁ、とりあえずここら辺のをどかして」

曙「っ!?ちょ、ちょっとそこは!」

提督「ん?どうし」カチッ

提督「......カチッ?」

ギイィ

大淀「あら、隠し扉」

提督「......那智といい流行ってるのか?」

阿武隈「中は......わっ!DVDとか人形とか可愛らしいものでいっぱいですね!」

曙「あ......あ」

提督「地下にこんなもんを隠してたのか......お、プリキュアのDVDだこれ」

阿武隈「こっちにはグッズもありますよ!」

提督「え?あ、ホントだ......意外だな」

大淀「しかしここまでして隠すようなものでもないような気がしますが」

提督「いやぁでも知らなかった。曙もやっぱり女の子」

曙「み、見んなクソ提督うううううううう!」ドゴォッ

提督「グボォッ!?」

阿武隈「て、提督ぅ!?」

提督「......うーん?」

阿武隈「あ、起きた」

提督「あれ俺なんで......」

大淀「あら?覚えてないんですか?」

提督「えっ......何かあったの?」

阿武隈「な、何でもありませんよ!ねっ?」

大淀「え?えぇ、そうですね」

大淀(......あら?そういえばさっき似たようなことがあったような)ウーン

提督「んー?まぁいいや。それで今誰の部屋に向かってたんだっけ?」

阿武隈「え?えーと......↓2さんですよ!」

誰か艦娘を

阿武隈「ほらっ!利根さんのお部屋も見ましたし筑摩さんのお部屋を見に行こうってお話だったじゃないですか!」

提督「ん?そういやそうだった......かな?」

大淀「しかし筑摩さんのお部屋、キレイそうですよね。利根さんのお部屋があれだけキレイでしたから」

提督「あー、確かに......でもなぁ」

阿武隈「でも?」

提督「あいつ利根のこと大好きだしそういうもので部屋が溢れてそう」

阿武隈「......それはあたし的に流石にないと思いますけど」

提督「そうか?普通にあり得そうな気がするけど......まぁ、見てみればわかるか」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ40:ちょっとキレイ


提督「筑摩ーおるかー?」ウラゴエ

阿武隈「......もしかして利根さんのモノマネ?」

大淀「恐ろしく似てませんね」

提督「う、うるせぇ」

ガチャッ

筑摩「あっ。うふふっ、やっぱり提督でしたか。どうかしましたか?」

提督「ん、少し部屋にお邪魔したいんだがいいか?」

筑摩「あら、今ですか?構いませんが少し散らかってますよ?」

提督「少しなら全然平気だよ、少しならな」チラッ

阿武隈「うっ」

大淀「あらなぜ私たちの方を見てらっしゃるんですか?」

提督「......うんまぁお邪魔しましょうか」

提督「......散らかってるっていう割にはキレイだな」

阿武隈「うぅ......キレイですけどぉ」

大淀「この部屋中に飾ってある皆さんの顔のお面は一体......」

筑摩「あら、これですか?提督、覚えてらっしゃいませんか?」

提督「ん?何をだ?」

筑摩「ほら、鎮守府でお祭りをやったときに私が出していたお店ですよ」

提督「......あー、お面やさんか。なるほどそれでか」

筑摩「はい、正解です♪」

大淀「つまりこれはその余り物ですか?」

筑摩「えぇ、ですからこちらにしまってありますが......ほら、他にもお面がありますよ」

阿武隈「ホントだ......ってあれ?」

提督「なんかお前のお面多くない?」

筑摩「あ、これは練習用に沢山作ってしまって......」

提督「練習?」

筑摩「えぇ、利根姉さんのために最高の出来のお面をあげようと思って」ニコリ

提督「そ、そう」ヒキッ

大淀(......そこで渡すの利根さんのお面じゃなくて筑摩さんのお面なんですね)

筑摩「あ、そうだ。もしよければお面を貰ってもらえませんか?まだまだ沢山あるんですよ?」

提督「ふん?」

筑摩「えーと、皆のお顔以外にも沢山作ったんですけど」

阿武隈「な、何ですかこのお面?」

筑摩「一応有名なお面なんですよ?」

阿武隈「そ、そうなんですか?」

提督「......石仮面にまことのお面、さらにはマスクザ斉藤のお面だと?」

筑摩「うふふっ、提督はご存知のようですね。お一つどうですか?」

提督「うーん......じゃあ石仮面を」

筑摩「あら、人間をお辞めになるおつもりで?」

提督「それは流石に昼間外に出れなくなるのがキツいから遠慮しよう」

大淀「川内さんにはぴったりそうですね」

提督「......確かに」

阿武隈「うーん、お面に気をとられてお部屋を見てませんでしたけど......他には気になるものありませんね」

提督「そうだな......ってあれ?この写真、俺と利根の写真じゃないか」

大淀「あら、本当ですね」

筑摩「うふふっ♪その写真の利根姉さんの顔、本当に幸せそうで私も一枚青葉さんから貰ったんです」

阿武隈「本当に嬉しそうですね」

筑摩「えぇ、提督に誉めてもらったーって沢山自慢しに来て......ふふっ」

提督「ははは、本当にいい笑顔だな」

筑摩「えぇ、そうですね......提督」

提督「ん?」

筑摩「これからも利根姉さんがこんな笑顔でいられるように、お願いしますね?」

提督「......なーに言ってんだ」

筑摩「え?」

提督「利根だけじゃない。皆笑顔でいられるようにしてやるさ。勿論、お前もな?」

筑摩「......」

提督「ははっ、だから安心しろ?なっ?」

筑摩「......うふふっ♪はい、期待してますからね?」

提督「俺は人間を辞めるぞ!阿武隈ーーー!!」バン

阿武隈「こ、怖いしよくわかりませんからそのお面外してくださいよぉ!」

提督「何だ阿武隈は分からないのか」カポッ

大淀「今のモノマネは似てましたよ」

提督「お、マジで?」

阿武隈「なんか置いてきぼりにされた......」

提督「気になるならあとで俺の部屋に来な。漫画貸すから」

阿武隈「あ、それじゃあこれが終わったら行きますね」

提督「はいはい、よしそれじゃあ次に行こうか。↓2なんてどうだ?」

誰か艦娘を

提督「ゴーヤなんてどうだ?」

阿武隈「ゴーヤちゃんですか、いつも忙しそうですしお部屋の整理とか出来てるのかな?」

提督「うっ、確かに......俺恨まれたりしてないかな?」

大淀「それはないと思いますが......」

提督「でもなぁ」

阿武隈「それならいい機会じゃないですか!お部屋に行ってゴーヤちゃんと交流すればきっとこれからどうすればいいか分かりますよ!」

提督「うーん......うん、それもそうか」

大淀「ではそろそろいきましょうか」

提督「あぁ」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ11:めっちゃキレイ


提督「ゴーヤいるかー?」

ガチャッ

伊58「てーとく?どうしたの?あっ、も、もしかしてまたオリョールでちか!?」

提督「いや今日はもう出撃はないよ」

伊58「ほっ、よかったー。ってあれ?それならなんのご用事?」

阿武隈「えーと、ゴーヤちゃんのお部屋が見てみたいんだけど」

提督「お願いできるか?」

伊58「お部屋?うん、大丈夫でち!」

提督「サンキュー、ならお邪魔するな」

伊58「どーぞー!」

提督「......何これめっちゃキレイ」

阿武隈「す、凄い......」

大淀「いつも忙しいはずなのに」

伊58「お掃除は大切でち!毎日コツコツやるのは大変だけど......サボると後が大変なので注意してるでち!」

提督「な、なんていい子なんだ......お前らと違って」

大淀「あら?なぜ複数系なんですか?」

提督「むしろなんでお前が含まれてないと思ったの?」

阿武隈「あ、あはは......でも見習わないとですね!うん!あたしもちゃんとコツコツ掃除をしないと......」

提督「しかしホントキレイだな......部屋もいい匂いだし......ん?」

阿武隈「......あれ?この匂いって」

提督「あ、これって瑞雲とかいう線香の」

伊58「あれ?皆知ってるの?」

提督「まぁ、他の部屋で使ってるやつがいてな」

伊58「そうなんだ、それじゃあその人も誘われたのかな?」

大淀「誘われた?」

伊58「これでち」ペラッ

提督「......瑞雲教?」

阿武隈「日向さん......こんなことやってたんだ」

大淀「なるほど、それで勧誘用に線香を配っていたんですか」

提督「利根のやつ入ったりしてないだろうな......」

伊58「あっそうだ!てーとく!これ見て!」

提督「うん?......ってなんだそりゃ?」

伊58「ゴーヤのベッドでち!ね?スゴいでしょ!?」

提督「ベッド!?......なんか凄い不安定そうな見た目だが」

大淀「この見た目......もしかしてあれですか?ロッキングチェアみたいに揺れる」

伊58「そうでち!」

阿武隈「あー......でも寝やすいの?」

伊58「うーん、ゴーヤは海に揺られてるみたいで大好きでち」

提督「あー、なるほど」

阿武隈「えーと他にお部屋には......あれ?あれってゆーちゃんのころの潜水服?」

伊58「あ、それはろーちゃんからもらったでち」

提督「貰った?」

伊58「ろーちゃんが『でっちのおかげで強くなれて改装できたからこの思い出の潜水服を貰ってほしいって』って言われたんでち」

提督「そっか、ゴーヤはろーちゃんのお世話も任せてたな」

伊58「お礼を言われるのは嬉しいけどこれを貰ってもゴーヤ嬉しくないのに......」

提督「とか言っておきながら飾ってあるじゃないか」クスッ

伊58「え?えーと、それは......」

大淀「ボロボロですがちゃんと手入れをしてありますね」

伊58「......」

提督「ふふっ、ゴーヤ。これからもろーちゃんのこをよろしくな?」

伊58「......うん!りょーかいでち!」

提督「ゴーヤいい子や、本当にいい子や」

阿武隈「そうですねぇ。あたしも負けられません!」

大淀「えぇ、頑張ってくださいね」

提督「......」

大淀「あら?ですからなんで私を見ているんですか?」

提督「......いやもういいや」

大淀「ふふっ、そうですか」

提督「はぁ......それで次はどうする?誰の部屋に行きたい?」

大淀「そうですね、↓2さんのお部屋なんてどうでしょうか?」

誰か艦娘を

あきつ丸把握
今日はここまで
最近今まで書いた鎮守府で演習させる妄想にはまってきた

今日は最終回投下日

大淀「陸軍出身のあきつ丸さんなんて気になりませんか?」

提督「あー、気になるかも」

阿武隈「やっぱり真面目な感じのお部屋なのかな?」

提督「だな......とはいえ来た当初と違って大分柔らかくなったし案外部屋のなかは緩んでたりしてな」

大淀「なかなか面白そうですよね?」

阿武隈「そうですね......楽しみです!」

提督「よしじゃあ次はあきつ丸にしようか」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ50:普通


コンコン

提督「あきつ丸ー?ちょっといいかー?」

ガチャッ

あきつ丸「おや、提督殿。ふぅ......どうされましたか?」

提督「ん、なんか疲れているようだがどうかしたか?」

あきつ丸「あ、いえ少しトレーニングをしていたゆえ」

阿武隈「きゅ、休日なのに凄いですね」

あきつ丸「休日だからこそ、であります。日々鍛練を重ねること、それが重要でありますから」

大淀「流石ですね」

提督「そうか、そんなときに悪かったな」

あきつ丸「あ、い、いえ!平気であります!今ちょうど休憩をしていたところでありますから」

提督「そっか、それなら良かった」

あきつ丸「あの、それで提督殿。今日はどう言ったご用事でありましょうか?」

提督「あー、実は少し皆の部屋を見て回っていてな。それであきつ丸の部屋を見せてもらいたくて」

あきつ丸「じ、自分のでありますか」

提督「ダメか?」

あきつ丸「いえ、平気であります!自分、なにもやましいことなどしていないでありますから!」

阿武隈「あはは、あきつ丸さんらしいかも」

提督「それじゃあ少しお邪魔するな?」

あきつ丸「はっ!」ビシッ

提督「へー、案外普通の部屋だな」

阿武隈「そうですね普通過ぎるような気もしますけど......お手本のような感じですね」

あきつ丸「自分、あまり飾りっ気があるのは苦手で」

大淀「ああ、なるほど」

提督「まぁでもシンプルでいいじゃないか......っと、これダンベルか。これでトレーニングを?」

あきつ丸「ええ、自分は非力ゆえこのような鍛練は欠かせないのであります」

提督「ふーん......ん!?」

提督(め、めっちゃおもてぇ......も、持ち上がらん)プルプル

あきつ丸「提督殿?」

提督「あ!?い、いやなんでもないぞ?」

あきつ丸「は、はぁ......あ、とりあえずこれは片付けるであります」ヒョイッ

提督「!?」

あきつ丸「えーとこれはここに置いて......提督殿?どうかしたでありますか?」

提督「......なんでもない」

あきつ丸「??」

大淀「他にあるものは......こちらに本棚がありますね」

提督「へぇ、何を読んでるんだ?」

あきつ丸「ああ、そこの本棚の本は読んでいるというよりもコレクションでありますな」

阿武隈「コレクション?」

提督「......これゲーメストじゃないか。よくもまぁこんな廃刊された雑誌を」

阿武隈「廃刊って......これ昔の雑誌ってことですか?」

あきつ丸「えぇ、そうでありますな」

大淀「どうしてまたそんなものを?」

あきつ丸「陸軍からこちらにくるときに将校殿から宝物をあげると言われてこのうちの一冊を頂いたのでありますが......一冊しかないのが何とも落ち着かなくて」

提督「それで集めたってことか」

あきつ丸「はい......気がついたらこうなっていたのであります」

大淀「しかし本当に沢山ありますね......これはどのような本で?」

提督「んー、まぁゲームの雑誌なんだが......あきつ丸は読んでいるのか?」

あきつ丸「い、いえ残念なことに自分はゲームなどはやらないゆえ」

阿武隈「じゃあこれは集めてはいるけど読んでないんですね」

あきつ丸「は、はい......」

提督「ふーん......ん?なんだこれ?一冊だけ違う本が」

あきつ丸「え?......あぁそれでありますか」

提督「これ、日記か?」

あきつ丸「日記......のようなものでありますね。提督日誌であります!」

提督「......はい?」

あきつ丸「自分、陸軍出身ゆえ海軍の皆さんに比べれば提督殿との繋がりが弱いと思うのであります」

阿武隈「は、はぁ」

あきつ丸「ですから少しでも提督殿のことを知ろうと毎日提督の行動を記録しているのであります!」ビシッ

提督「お、おぉう......」

大淀「凄いですね......毎日の提督の行動を記録してありますよ」

あきつ丸「流石にいつもというわけにはいかないゆえ自分が提督殿を見ているときのだけでありますが」

提督「い、一体何時から......」

あきつ丸「これでありますか?自分がここに着任してからずっとでありますが」

提督「......」

あきつ丸「提督?なにかおかしかったでありますか?」ハテ

提督「い、いや......」

あきつ丸「そうでありますか?......あっ、そうでありました!提督殿!」

提督「え?」

あきつ丸「いつも寝る前に牛乳を飲んでいらっしゃるようでありますが牛乳が切れているゆえ補給した方がいいでありますよ!」

提督「は、はは......ありがと」

提督「......うん、あいつなりに真面目にやってるんだよね?」

大淀「恐らくは......」

阿武隈「あきつ丸さん......何というかあの人も努力の方向音痴な感じですかね?」

提督「まさしくだな。トレーニングといい努力家なのはいいんだけどな」

大淀「ですね......あら?提督。そろそろ時間が」

提督「ん、おお。こんな時間か」

阿武隈「もう終わりにします?」

提督「......いや、まだ行けるだろ。とりあえず↓2の部屋に行こう」

誰か艦娘を

誤字訂正

>>834

あきつ丸「ですから少しでも提督殿のことを知ろうと毎日提督の行動を記録しているのであります!」ビシッ

あきつ丸「ですから少しでも提督殿のことを知ろうと毎日提督殿の行動を記録しているのであります!」ビシッ


あきつ丸「提督?なにかおかしかったでありますか?」ハテ

あきつ丸「提督殿?なにかおかしかったでありますか?」ハテ

提督「うん、鹿島の部屋に行こうか」

大淀「あら、どうしてですか?」

提督「ん?んー、鹿島にはいつも演習やらなにやらでお世話になっててそれでなんとなく頭に浮かんでな」

阿武隈「あたし的に鹿島さんって真面目だし家事も出来るイメージですけど......どうかな?」

提督「そうだな、あいつの料理を食べたことあるが普通に旨かったぞ」

阿武隈「へぇー......あたしも負けてられない!」ヨシッ

提督「?」

大淀「提督、時間がありませんし行くなら早くしませんか?」

提督「え?あ、そうだな。それじゃあ行こうか」

↓1~3
部屋のなかにあるものとか

↓1コンマ部屋の綺麗さ
00でめっちゃ綺麗
99でめっちゃ荒れてる

コンマ50:普通

提督「え~と、鹿島の部屋は?」

阿武隈「あ、あそこですよ!」

ガチャッ

提督「ん?」

鹿島「ふぅ......今なら誰も」キョロキョロ

提督「あれ?鹿島?」

鹿島「きゃっ!?て、提督さん......」

提督「おお、ちょうどよかった......ってお前......それ」

鹿島「あ......」

阿武隈「く、駆逐棲姫じゃないですか!」ビクッ

提督「い、一体どうしたんだそれ」

鹿島「......見つかってしまっては仕方ありませんね。実は先ほど海岸に打ち揚がっているのを見つけてしまって」

阿武隈「だ、だからといって鎮守府に連れてくるなんて!」

鹿島「あっ!だ、大丈夫ですよ!もう......」

大淀「......なるほど、道理で動かない訳ですね」

提督「それで......鹿島は何を?」

鹿島「......彼女のお墓を作ってあげようかと」

大淀「敵の、ですか」

鹿島「ふふっ、おかしいですよね?でも......」

提督「......手伝うよ」

鹿島「え?」

提督「俺も鹿島と同じ状況だったらそうするさ。分かるよ、放っておけないよな?」

鹿島「提督さん......」

提督「手伝わせてくれ、何をすればいい?」

鹿島「......ふふっ、提督さん。ありがとうございます♪」

提督「ん、これでオッケーかな?」

鹿島「えぇ、すみません。全部手伝って貰って」

提督「いやいやこれくらいはな。な?」

阿武隈「はい!平気です!」

大淀「えぇ、そうですね」

鹿島「ふふっ......あの、ところで提督さんたちはこんな時間にどうして艦娘寮に?」

提督「ん?あー!!忘れてた!鹿島!」

鹿島「は、はい?」

提督「お前の部屋を見せてくれないか!?」

鹿島「え、えぇえっ!?か、鹿島のお部屋ですか!?」

提督「あぁ、ダメか?」

鹿島「そ、それは......そのぉ」

大淀「手伝ったお礼と言うことでどうにかお願いできませんか?」

提督「おいおい......」

阿武隈「お、大淀さぁん。それは」

鹿島「う、うぅ......わ、分かりました」

提督「な、なんかすまんな」

鹿島「いえ......で、でも提督さん!あらかじめ言っておきますけど!」

提督「ん?」

鹿島「へ、部屋の本は絶対に見ないでくださいね!?」

提督「お、おぉ?」

提督「それで鹿島の部屋だが......なんだ、普通だな」

大淀「そうですね......嫌がっていたわりには」

阿武隈「......でも」チラッ

提督「......うん」チラッ

提督(本棚がめっちゃ気になる!)

鹿島「て、提督さん!もう満足されましたよね!?」

提督「え?えーと、そのもう少しだけ」

鹿島「うぅ......もぅ、少しだけですよ?」

提督「はは、ありがと」

提督(くっ、こっからどうにかして本を見ることは......ん?)ジッ

大淀「『男を落とすテクニック集』に『これさえ読めば大好きなあの人を独り占め!恋する乙女に贈る初めての拉致☆監禁』ですか。なかなかのインパクトですね」ペラペラ

提督「......うん、やるんじゃないかとは思ってたよ」

鹿島「ちょ、ちょっと大淀さん!?な、なな、なななな!?」アワワワ

大淀「あら、すみません。てっきり本棚を見ていけないのは提督だけかと」

提督「小学生かよ......」

阿武隈「と、というよりもこれって......」チラッ

提督「ん?阿武隈?どうし......」

提督(......あれ?この対象ってまさか)

提督「......え?お、俺、もしかして......」ガタガタ

鹿島「ち、ちちちち、違います!こ、これは単なる勉強!勉強用なんです!最近このようなものが駆逐艦の子たちに流行ってると聞いて!」

提督「なにその流行!?怖いわ!?」

大淀「あらこの監禁の本の付録、首輪付きチェーン手枷ですか」

提督「もしかして初霜の部屋にあったあれ!?俺あんなので拘束されそうになってたの!?」

鹿島「ち、違います!鹿島がそ、そんなことするわけないじゃないですか!?」

提督「ほ、本当に?」

鹿島「え、えぇ!勿論です!」

提督「か、監禁とかしない?」

鹿島「当たり前じゃないですか!提督さんにそんなことしません!いつもお世話になっている人にそんなこと出来るわけないじゃないですか!」

提督「そうだよな......ははっ、よかった......」ホッ

大淀「提督、この本によるとステップ1は相手を油断させろとの事ですが」

提督「ひぃいいいいいい!!?」

鹿島「て、提督さん!?違いますよ!?」

阿武隈「......でもこんな本を持ってますし」

鹿島「うぅっ......で、でも......本当に違うんですぅ......」

大淀「では、はっきりお聞きしますが監禁したりしたいわけではないんですね?」

鹿島「え?そ、それは......」

提督「それは?」ゴクッ

鹿島「そのぉ......」モジモジ

提督「か、鹿島?」

鹿島「......したい、かも」ボソッ

提督「」

提督「怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い」ガタガタ

阿武隈「て、提督、落ち着いてくださいよぉ」

大淀「......ちょうどいいですね。これ以上は時間的にも提督的にも難しそうですし終わりにしましょうか」

阿武隈「そ、そうですね」

大淀「それで......提督はどうしましょうか?」

阿武隈「あたしがお部屋に連れていきますよ!漫画を借りる約束もしてますし!」

大淀「ああ、そういえばそうでしたね」

提督「うぅ......すまんな、阿武隈」ガタガタ

阿武隈「ふふっ、平気です!落ち着くまでゆっくりしてから行きましょう!」

大淀「では、私はお先に失礼しますね?」

提督「あ、おう。お疲れさん」

阿武隈「おやすみなさーい」

大淀「ええ、では」

提督「......ん、俺たちも行くか」

阿武隈「え?もう平気なんですか?」

提督「おう。ありがとな、阿武隈」

阿武隈「えへへ、どういたしまして!」

阿武隈「提督、お部屋に着きました......けど」

提督「......そういや俺、部屋の模様替えの最中だったわ」

阿武隈「あ、はは......まずはお片付けしないとですね」

提督「だなぁ。っと、まあとりあえずマンガ持ってくるわ」

阿武隈「あとでいいですよ!今はこの家具の片付けをしないと!あたしもお手伝いしますから!」

提督「えぇ?いや、悪いし......時間ももう遅いだろ?」

阿武隈「平気ですよ!ほら!やっちゃいましょう!」

提督「......ありがとうな。それじゃあそっちの小物を頼むわ」

阿武隈「はいっ!」

提督「この棚を......っしょっと。はぁ、やっと終わったぁ」

阿武隈「お疲れ様です提督!」

提督「かぁー疲れたぁ。めっちゃ重かった......」

阿武隈「棚とかベッドとか全部動かしてましたもんね......あっ、そうだ!」

提督「ん?」

阿武隈「提督、そんなに重いものを持って肩凝ってますよね?お揉みしましょうか?」

提督「おおっ、助かる......ん?」

阿武隈「提督?」

提督「あ......いや、あれ?」クルクル

阿武隈「?」

提督「......凝ってない」

阿武隈「え?」

提督「肩全然凝ってない......ってか今めっちゃ調子いいんだけど」

阿武隈「ええっ!?あんなに重いものを持ったあとなのにですかぁ!?」

提督「あ、あぁ......不思議と。なんかもう揉みほぐされてるというか......なんでだろ?」

阿武隈「さ、さぁ?」

提督「まあとりあえず手伝いありがとうな、阿武隈」

阿武隈「い、いえ!大丈夫です!」

提督「その......まぁ今度お礼と言っちゃなんだがお前の部屋の掃除を手伝うよ」

阿武隈「あ、あはは......はい、よろしくお願いします」

提督「じゃあ、お休み。阿武隈」

阿武隈「は、はい!お休みなさい!」

バタン

提督「うーん、でもホントなんでだろ?」

提督「......ま、いっか。大したことじゃないし」




「ふふっ、こういうのも悪くは無いわよね」

「......なぁにどうしたの?眠いの?それなら添い寝をやってあげるわ!」

「ねぇ?司令♪」




明石「あ、ようやくみつけた!おーい、大淀ー!」

大淀「あら、どうかされましたか?」

明石「いやね、最近すごい勢いで駆逐艦の子が提督人形を買ってくんだけどさ。なにか心当たりない?」

大淀「人形をですか?」

明石「うん、なんか皆すぐボロボロにしちゃって......」

大淀「......」

明石「如月さんとか山雲さんとか毎日買ってかれててホントなんででしょう?」

大淀「......まあ、恐らく毎晩激しくお使いになってるのかと」

明石「え?......えぇ!?」カアッ

提督「ふぁ......なんか急に眠気が......」

提督「まぁ今日は色々な部屋に回って模様替えもしたしな......やっぱ疲れてるのかな」

提督「今日は早めに寝るかな......ん?」

コンコン

提督「あー......はーい......どちら様ってや、山雲......それに如月まで」

山雲「こんばんわー」

如月「うふふっ、来ちゃいました♪」

提督「おいおい、どうしたんだこんな時間に......」

山雲「えーとー、それはー」ススッ

提督「え、ちょ、なに?」

如月「うふふっ♪司令官ったらとぼけちゃってぇ。本当は分かってるんでしょう?」ススッ

提督「は、はは......なんで近づいてきて......」

如月「えいっ♪」トンッ

提督「うおっ!?お、おい!なんでベッドに押し倒す!?」

山雲「いけませんわ~、乙女にそんなことを~言わせようなんて~」ヌギヌギ

提督「ばっ!?服をなんで脱い......お、おい!?な、なんだその下着!?」

如月「どう?如月が大人だって分かった?」クスッ

提督「お、お前ら何をしてるか分かって......ってど、どこを触ってる!だ、ダメだ!今すぐやめろ!」

山雲「え~と~、やめろと言われても~」ガシィ

如月「もぅー♪観念してくださいっ♪」ガシィ

提督「お、おい!や、やめ!おい!やめ!?」






提督「.........!?」





その後、提督が駆逐艦たちにスタイナー・スクリュー・ドライバーを決められるがそれは別のお話......

提督「部屋?」

おしまい

これにておしまい
お付き合いありがとうございました
次回の作品は最近忙しいのとネタがないのでいつになるかは未定
演習SSは過去作全部読んでる人とか限られ過ぎなのでNGです

こちら過去作です
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あとブーン系いっぱい

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年07月18日 (水) 06:44:16   ID: ki5oQJmt

朧「あ......蟹の殼って捨てちゃうじゃないですか。それがもったいないから何か作れないかと思って......」 ←ここでクソ笑ったw

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