いつか世界がおわるまで (4)

のんびりと駄文をテロっていきます

前に書いたの→「はじめての世界のおわりに」はじめての世界のおわりに - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1479911280/)

同時進行→「世界がおわるそのまえに」世界がおわるそのまえに - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1481814578/)

読んでたら多少クスリとくる程度のつながり

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1483947340

―――馬鹿らしい話ではあるが。

俺は生まれ変わりを続けている。もしかしたら総ての人間が「こういうこと」を繰り返しているのかもしれないが、生憎、ほとんどが忘れてしまっているようだ。

・・・ものの本によれば、一つ前の前世くらいは覚えている奴がいても、その記憶はデジャヴとして片づけられてしまうのだという。





俺のように、何万年だか何億年だかをずっと記憶を持ったままの奴なんて―――。


女「初めまして。32年ぶり、2億7千2百3十万とんで8百と12回目の再会になるわ」


――――今目のまえにいる、こいつくらいのものだろう。

男「・・・久しいな、いつウルクに?」


女「ついさっき、よ。まったく、今回はこんなところにいたのね・・・今何歳?」


男「27」


女「勝ったわ、22」


男「なんの勝負だ・・・ということは、『前回』俺たちが死んでから『今回』までは」


女「だいたい5年ね、太陽暦で。いつもこうならタイクツしないで済むのに・・・貴方にも割と早く逢えたし」


男「『前々回』のあれは酷かった」


女「あー、私がアトランティスの反乱軍で、何故か貴方が暴君だったやつね」


男「やっぱ貴族に実権握らせちゃ駄目だな・・・ところで今までどこにいたんだ?ナイルの方か?」


女「アトランティス。なんやかんやで沈めちゃったけどね」


男「なにがあっ、いや、待て、やっぱり聞きたくない、言うな」

女「まぁとりあえず乾杯しましょう乾杯、シュメルといえばビールでしょう?」


男「・・・まぁいいか。再会を祝って酒場にでも行こうか」


女「・・・ところで私、交換できるものも路銀も尽きてるのだけれど」


男「感謝しろ、今の俺は醸造業だ」


女「素敵。抱いて」


男「ごめん被る、乳をもう少し膨らませてから出直せ」









これまでの「生まれ変わり」を通じて、少しだがわかったことがある。

1.俺と「あいつ」は、必ず同じ時代に生まれ、出逢うこと。

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