【遊戯王OCG】 ゴヨウ「釈放!?」 救猫「イヤッホォォオウ!」 【安価】 (36)

サーチ・ストライカー「囚人番号54ゴヨウ・ガーディアン及び囚人番号33レスキューキャット、お前たちは本日を以て自由の身となる」

ゴヨウ「牢屋にぶち込まれ早五年と十ヶ月……やっと臭い飯生活も終わりか」

レスキューキャット(以下救猫)「小学生も高校生になる年月だな。そういえば、どうしてお前警吏のくせに監獄に入ってたんだっけ?」

ゴヨウ「環境破壊は懲戒免職じゃ済まないらしい。しかし、お前まで釈放とはな」

救猫「クククッ、娑婆ではユニフォリアとかいう有能な新人が現れたらしいし、もう一暴れしてやるか」

ゴヨウ「反省のハの字もねえな」

サーチ・ストライカー「釈放に当たって、お前たちには以下のことを遵守してもらう」ピラッ

ゴヨウ「ん? 何て書いて……へえ」

救猫「どうした?」

ゴヨウ「俺に地属性チューナー縛りが付いてる」

救猫「良かったな。害悪自然獣と同じだぞ」

ゴヨウ「世話になっといて何て言い草だ……ところで、当然のようにお前にも制限が付いてるぞ」

救猫「どれ、見せてみろ……何だこれは!?」

ゴヨウ「ターン1制限に召喚先の効果無効。見事なまでの弱体化だ」

救猫「くぅぅ……これでは去勢されたも同然ではないか!」

ゴヨウ「無駄にうまいことを」

サーチ・ストライカ―「さっさと出ろ」

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ゴヨウ「ふう、やっぱ娑婆の空気はうめーぜ!」

救猫「全くだ」



ガガガガール「え~、何すかあのキモカワコンビ。チョ~ヤバいんですけど~」パシャパシャ

ガガガマジシャン「……確かにヤバいが、やめとけ」

ガガガガール「は~い☆」



ゴヨウ「キモカワコンビだってよ。キモいは余計だよな」

救猫「待てゴヨウ。お前は勘違いしているようだが、カワイイ要素があるのは俺だけ。キモいはお前由来だ」

ゴヨウ「何だと!?」

救猫「残念だったな」プークスクス

ゴヨウ「ゴヨウ・ラリアット!」ブンッ

救猫「猪口才なぁ! 野生解放!」ATK+3700

ゴヨウ「クソ……こんなときに限ってマスター・オブ・OZが歩いてやがるとは……」

OZ「……」テクテク

救猫「おい、あれを見ろゴヨウ!」

ゴヨウ「はぐれ翼神竜でもいたか……って、ブリューナクじゃねえか!」

ブリューナク「ん……? 何だ、貴様らまで釈放されていたのか」

ゴヨウ「何脱獄してんだよ。悪いこと言わないから戻っておけって」

救猫「あまり罪を重ねぬ方が身のためだぞ」

ブリューナク「……貴様らは耳が悪いのか頭が悪いのか? ターン1制限とバウンス相手限定で出所を許された」

ゴヨウ「お、おう、そうか。ドンマイ」

救猫「まあ、強く生きていけ」

ブリューナク「ふん、またどこかで相見えることがあれば貴様らとて容赦はせん」ノッシノッシ

ゴヨウ「逝ったか……去勢された猫どころの話じゃねえぞ」

救猫「最早別の存在に成り果てたな」

ゴヨウ「二度と相見えることはなさそうだ……さて、これからお前はどうする?」

救猫「決まっているだろう。モンスターであればやることは一つ! 天下を取るのだ!」

ゴヨウ「大きく出たな。またあそこにぶち込まれるかもしれんぞ」クイッ

救猫「わざわざ制限を付けて出所させた後にそのような真似をする無能もおるまい」

ゴヨウ「それもそうか」

救猫「お前こそどうするのだ? まさか平穏無事な暮らしを望んでいるわけでもないだろう」

ゴヨウ「へっ、当然だ。時代を駆け抜けた時の熱さは未だに忘れちゃいねーよ」

救猫「ならば……共に行くか」

ゴヨウ「旅は道連れってな。付き合ってやんよ!」

救猫「そう来なくてはな。最終的な目標は十二獣とかいう新参どもを葬ることだ」

ゴヨウ「環境トップだから、避けては通れんわな」

救猫「何より十二支モチーフというのが許せん。いっそのこと憎々しい鼠を喰らって、十二獣レスキューキャットになってやろうか」

ゴヨウ「馬鹿言ってんじゃねーよ。とにかく、善は急げだ! 行くぞ!」

救猫「応ッ!」

ゴヨウ・救猫「「環境狩りじゃあ!」」



馬鹿二人の決闘が始まる……!

初戦の相手↓2

~ネオスペース~

ゴヨウ「ふう……移動に強制脱出装置を使うもんじゃねえな」

救猫「今更言っても仕方あるまい」

ゴヨウ「第一、ここはどこだよ?」

救猫「どうやらネオスペースのようだ」

ゴヨウ「ああ、あの――」

ネオス「何だ、お前たちは?」

ゴヨウ「うおっ」

救猫「出たか。虹色のやつしかまともに見かけないことで定評のあるネオスだ」

ゴヨウ「アナザーのやつしか環境に入らなかったネオスだ」

ネオス「失礼極まりないな」

ゴヨウ「どうする? こいつ倒しても大して意味がないと思うんだが」

救猫「まあ肩慣らしにはちょうどいい。大して意味はないが、とりあえず倒しておこう」

ネオス「舐められたものだ。良いだろう、受けて立つ!」

ゴヨウ「気ぃ抜くなよクソ猫!」

救猫「お前こそ! キモ警吏!」

ネオス「かかってこい!」

「「「デュエル!!」」」

救猫「久しぶりの効果発動だ! 来い、エアベルン! ブラック・パンサー!」

エアベルン「シャアッ!」

デスウォンバット「ケー!」

救猫「……あれっ、何かおかしくね?」

エアベルン「ブラック・パンサーは諸事情により来られないとのことです」

救猫「あ~……なるほどね。まあいいや」

救猫「さあ、お前の出番だゴヨウ!」 シンクロ

ゴヨウ「おっしゃああ! 千両役者のお出ましだぁ!」

ネオス「いきなり出て来たか……ならば私も見せてやろう!」

ネオス「古のルールに則り、私を召喚!」

ネオス「そして、来いエア・ハミングバード!」

ハミングバード「キモチュッチュ」

救猫「来るか! コンタクト融合!」

ネオス「レッツコンタクト!」

ピカッ!

エアーネオス「ほおおぉぉお……!」

救猫「割と強い方のやつか。攻撃力は……8000!?」

ゴヨウ「始まる前からどんだけライフ削ってんだよ! アホか!?」

エアーネオス「うるさい! バトルだ! スカイリップ・ウイング!」 ズビシッ!

ゴヨウ「ぐわああっ!」

救猫「ゴヨウが死んだ!」

エアーネオス「俺を舐めているからそういうことになる」

救猫「だが、その姿は長くはもたな……ハッ!」

エアーネオス「そう。ここはネオスペースだ」

救猫「地の利ってやつか……! ならリビングデッドの呼び声でゴヨウを復活!」

ゴヨウ「ふぅ……死ぬかと思った」

救猫「実際死んだがな」

救猫「こんなところで躓いていられん。さっさと決めろゴヨウ!」

ゴヨウ「おう! バトルだ!」

エアーネオス「何だと? 先ほどの戦闘をもう忘れたというのか?」

ゴヨウ「へっ、んなわけねえだろ。速攻魔法月の書をお前を対象に発動!」

ネオス「う、裏側守備に……!」

ゴヨウ「お前の効果は守備力には及ばない! ゴヨウ・ラリアットオォォオ!」ヒュン

エアーネオス「ぐわあああっ!?」

ゴヨウ「俺の効果で、お前を奪う!」

救猫「告白みたいだな」

ゴヨウ「うるせえよ」

ネオス「……私の負けだ」

ゴヨウ「まあプレイヤーが奪われちゃあな」

救猫「初戦にしては上々といったところだ」

ネオス「そうか……思い出したぞ。お前たちが噂に聞くゴヨウ・ガーディアンとレスキューキャットか」

ゴヨウ「おうよ」

救猫「サインならしてやらんぞ。おっと、俺は語尾がヤランゾなわけではないぞ」

ゴヨウ「わけわかんねえよ」

ネオス「お前たちは何故ここに来た?」

ゴヨウ「手違いだ」

救猫「ミステイクとも言う。環境狩りへさあ行こうと飛んで来たのがここだっただけだ」

ネオス「なるほどな。しかし、今の環境は手強いぞ」

ゴヨウ「望むところだっての」

救猫「新参どもには覇者の何たるかを教授してやらんとな」



次の相手↓2 

ゴヨウ「できればモンスター名かモンスター群の名称がありがたいぞ」

ゴヨウ「さて、ネオスペースから街に戻ってきたはいいが……いきなりヤバそうなやつがいるぞ」

メタイオン「ヒヒヒヒヒッ」

救猫「胴体に顔が映ってるな。どことなくお前に似てないか?」

ゴヨウ「あそこまでひどくねーだろ流石に」

救猫(若干自虐的だな。さっきのこと気にしてたりするのだろうか?)

ゴヨウ「雰囲気はある……弱くはないだろう。というわけで闘るぞ!」

救猫「承知! カモン、エアベルン! ブラック・パンサー!」

エアベルン「過労死しそうだなぁ……」

パンサー「ガウッ!」

救猫「今度は来たかパンサー」

パンサー「あっ、さっきはすいません。流石に同郷の人間とは……」

救猫「こちらのミスだった。すまんな」

パンサー「こちらこそ申し訳ありません! ……さっそく効果を……って、使えない?」

救猫「ああ、そういう制限が俺に付けられた」

パンサー「なるほど……世知辛いですね」

救猫「まったくだよ」シンクロ

ゴヨウ「ゴヨウだ!」ババーン!

救猫「調べたところそいつの攻撃力は0! 一気にぶっ飛ばせ!」

ゴヨウ「了解! ゴヨウ・ラリアットォ!」ブン

メタイオン「イヒヒヒヒッ」カキンッ

ゴヨウ「あれっ? 効いてないぞ?」

救猫「戦闘破壊耐性だな。しかもダメージすら入っていない」

ゴヨウ「俺が一番嫌いな相手じゃねえか」

救猫「はっきり言って打つ手なしだ」

ゴヨウ「……ん? 身体が……うおおおっ!?」

救猫「ゴヨウが消えた!?」

メタイオン「イヒヒヒヒッ」

救猫「クッ……俺にはターン1制限付けられてんのに、あっさりと戻されやがって……なんとかあいつの攻撃を凌がねば」

メタイオン「イヒヒヒヒッ」フォン

救猫「おいおい、あいつも消えちまったぞ。どうすんだこれ」

ゴヨウ「いったい何が起きたってんだ?」コキコキッ

救猫「よくわからん。微妙にライフは削られているようだが、痛み分けか俺たちの勝利ってことでいいだろう。少なくとも負けてはいない」

ゴヨウ「そうだな……しかし、いろんなモンスターがいるもんだ」



救猫「おい、↓2がこっちに向かって走って来てるぞ」

ゴヨウ「マジかよ」

腹減ったんでまた後で

ゴヨウ「何であれを走ってくると表現したんだ。ロケットパンチ状態じゃねえか」

救猫「攻撃力200のロケットパンチか。ワイトすら倒せんな」

右腕「……はぁ」

ゴヨウ「腕なのにため息ついたぞ。シュールってレベルじゃねえな」

救猫「オカルトここに極まれり。おい、右腕」

右腕「何だよ?」

救猫「何だよ、はこっちの台詞だ。こんなところでため息ついて、何なんだお前は?」

右腕「監獄から釈放されたやつらがいるって聞いて来てみれば、時代遅れのレベル6シンクロにエラッタでオワコンの猫。ため息もつきたくなるってえの」

ゴヨウ「腹立つわ~こいつ」ポキポキッ

救猫「墓地や除外なんぞ生温い。二度と日の目の届かぬ煉獄へ送ってやろう」シャッシャッ

右腕「はぁ~……マキュラさんはいつになったら出てくんだよ」

ゴヨウ「お前、頭大丈夫か?」

救猫「頭はないがな。とんだクレイジーハンドだ、右腕のくせに」

右腕「万が一ってこともあるだろーが!」

ゴヨウ「あいつは特別だ。投獄されたやつらの中でも最も危険なモンスターと呼ばれている。最近は新入りの手品師どもをいじめ倒しているらしい」

救猫「帰ってくることがあるとすれば、素粒子レベルで存在を書き換えられたときのみだろうな」

右腕「チッ……こんなカスみたいなやつらが帰って来ても誰も喜ばねえってのに」

ゴヨウ「仏の顔も三度までというが、三度まで待ってやるとは言っていない」

救猫「帰ってチキンレースでもしていれば良いものを……お前は俺を怒らせた」

右腕「やる気か? 俺たちだってただマキュラさんの帰りを待っているばかりじゃねーんだよ!」

右腕「変・身!」

ゴゴゴゴゴッ

召喚神エクゾディア「ククク……覚悟するがいい」

ゴヨウ「なんだか強そうだぞ!」

救猫「見た目はな。攻撃力は1000だ」

ゴヨウ「5000とかありそうなもんだけどな……」

召喚神「うるさい! 魔神火炎砲!」

ゴヨウ「あっ、きたねえ! 罠に頼りやがったぞ!」

救猫「甘いわハリボテ神がぁ! トラップ・スタン発動!」

召喚神「何ィ!?」

ゴヨウ「今だ! ゴヨウ・ラリアット!」バキッ

召喚神「げふぅ!?」

召喚神「」ピクピクッ

救猫「奪えはしなかったが、まあ十分痛い目に遭わせることはできた」

ゴヨウ「やっぱ神って碌なのいねーな」

救猫「召喚で思い出したが、最近は召喚獣とかいうやつらも環境に入り込んでるらしいぞ」

ゴヨウ「エフエフ感あるな」

救猫「はっ? ファイファンだろ」

ゴヨウ「どっちでもいいわ……次行くぞ次。標的は↓2だ」

竜の渓谷

アトゥムス「……来訪者か。随分と久しぶりだ」

ゴヨウ「邪魔するぜ」

アトゥムス「竜の地に何用あって参られた?」

救猫「かつて環境にも食い込んだお前たちに手合せ願おうと思ってな」

アトゥムス「ほぅ……それは構わぬが、手加減はできんぞ?」

ゴヨウ「むしろ手加減されちゃあ困るってもんでぇ!」

救猫「べらんめぇこの野郎!」

アトゥムス「良い闘気だ。先行は譲ってやろう」

救猫「可愛い猫には棘がある! 俺の力を存分に味わうがいい!」

ゴヨウ「結局は俺の力なんだけどな」

「「「デュエル!!」」」

救猫「おら来い! サモンプリースト!」ボンッ

サモプリ「……ここは……レスキューキャット!?」

救猫「久しぶりだな相棒」

サモプリ「あ、ああ……釈放されたことは知っていたが、元気そうだな」

救猫「おうよ。娑婆に戻れたことだし、また天下を狙ってんだ。昔のようによろしく頼むぜ」

サモプリ「いや、あのさ……悪いんだけど、それは無理だわ」

救猫「えっ?」

サモプリ「やっとのことで十二獣さんところに就職できて、今忙しい時期なんだ。お前のとこにまで顔出してたら身がもたないんだよ」

救猫「十二獣……? おい、俺たちの友情は不滅なんじゃなかったのか!?」

サモプリ「……もう呼ばないでくれ。じゃあな」シュン

救猫「……」

ゴヨウ『お~い? 何してんだ? スタンバってるんだから早く召喚してくれ~』

救猫「……」

アトゥムス「傷心のところ悪いが、始まったからには遠慮なく行くぞ」

数分後

アトゥムス「こんなところか」

レダメ・ダークマター・エネアード「「「……」」」

救猫「チクショウ……チクショウ……十二獣チクショウ」

アトゥムス「一斉攻撃!」

ドゴォン!

救猫「ギニャー!!」



ゴヨウ「おお、レスキューキャットよ。負けてしまうとは情けない」

救猫「ぐぬぬぬぬ」

アトゥムス「十二獣はどんな勢力も人材も取り込んでしまう。それがやつらの恐ろしいところだ」

救猫「この恨み、はらさでおくべきか……!」

ゴヨウ「聖刻と闘いに来たのに、十二獣に敗北感味わされるってどういうことだよ」

アトゥムス「精進するのだな。環境は遠いぞ」

救猫「今に見ておれ。一族郎党滅ぼし尽くしてやるわ」

ゴヨウ「次はどうする?」

救猫「荒野で強者を探すとしよう」



荒野にいたのは? ↓2

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