志保「真夜中のパフェと」モバP「夜明けのコーヒー」 (36)

のんびりと書いていきます
あけましておめでとうございます

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テクテク...


ディレクター「というわけで、ここのホテルの名物であるパフェを槙原さんとこずえちゃんに食べていただいてリアクションとレポートをしていただくというわけで...」

P「ええ、わかってます、特にウチの槙原はパフェの食べ歩きが趣味ですからレポートは自信があるはずです」

ディレクター「よろしくお願いしますよ?期待してますんで」

P「もちろんです!なあ志保?」

P「...あれ、志保?おーい!志保ー!?」

こずえ「ぷろでゅーさー...」

P「おっ、こずえ!志保見なかったか?」

こずえ「そこでねー...おひるねしてるー...」


志保「うぅぅ...」グデー...

P「お、おい志保!どうした!大丈夫か!?」

志保「あっ...Pさん?」

P「急に倒れるなんて...ケガか!?具合でも悪いのか!?待ってろ、すぐに救急車を...」

志保「はぁ...はぁ...だ、大丈夫です...」

P「バカ言え、倒れるのに大丈夫なわけが...」

志保「本当に大丈夫です...から...」

P「じゃあなんで...」

志保「いえ、一週間パフェをガマンしてたので...パフェエネルギーが足りなくなってきてるだけですから...」

P「な、なんだってー!?」


志保「あっ...ゴメンなさい、さすがにもう限界...かも...」ガクッ


P「し、志保ーっ!!」


こずえ「ふわぁー...たいへんなのー...」

ディレクター「あ、あのー...」


槙原志保(19)
http://i.imgur.com/34zVl5W.jpg
http://i.imgur.com/BMhYGNK.jpg

遊佐こずえ(11)
http://i.imgur.com/Soz07Li.jpg
http://i.imgur.com/zqV10A8.jpg

------



志保「はぁ~...」グデー...

P「志保、大丈夫か?」

志保「だいじょうぶ...ですぅ...」

P「そうは見えないぞ...」


「お待たせしました、コーヒー2つとショートケーキになります、ごゆっくりどうぞ」


こずえ「ふわぁー...おいしそうー...いただきまーす...」パクッ

P「美味しいか?」

こずえ「うん...おいしいよー...」

志保「あぁ...イチゴ...クリーム...スポンジ...」

P「志保、無理するなって、お前も注文していいんだぞ?」

志保「うぅぅ...ダメです!食レポがあるんですから!」

P「別に一個くらい食べたって...」

志保「いいえ!最高のリアクションとレポートを届けるためには最高のコンディションを作らないとダメなんです!」

志保「しかも今回は食レポのおかげでこんな高級ホテルにタダで泊まれるんですから半端なお仕事はできません!」

P「それはそうだろうけど...」

志保「それに、せっかくパフェの食レポっていう私にふさわしいお仕事をもらったんです!ここの名物のパフェを食べたときの美味しさをみんなに伝えてあげたい!」

志保「そのためなら私、一週間のパフェ断ちだって平気ですっ!」

P「志保、お前そこまでの決意で...」

こずえ「ぷろでゅーさー...けーきおいしいー...もういっこたべてもいいー?」


志保「あぁ...でもおいしそう...ケーキならセーフかな...?」


P「おいコラ、さっそく決意が揺らいでるぞ」

---その夜 志保とこずえの部屋---



こずえ「すぅ...すぅ...」


志保「はぁ...」

志保「パフェ...パフェぇ...」

志保「口が寂しいよぉ...」

志保「むぅぅぅぅ~...」ゴロゴロ...


コンコン


志保「んっ、誰だろ...?」


『おーい志保、俺だよ』


志保「あっ、Pさん♪今開けますっ!」


ガチャッ


P「、寝てたか?」

志保「いえ、起きてました!何かご用ですか?」

P「ちょっとな、こずえはどうした?」

志保「もう寝ちゃってます、ぐっすりですよ♪」

P「そっか...起こすと可哀そうだな...」

志保「どうしたんですか?」

P「...志保」

志保「はい?」


P「ちょっと俺の部屋に来ないか?」

ガチャッ


志保「お邪魔しまーす♪」

P「なんか楽しそうだな?」

志保「えへへ、そうかもしれません♪」

P「ゴメンな、夜遅くに...」

志保「いえ、Pさんの頼みならいつでも大歓迎ですっ♪」

P「ありがとな」

志保「それで、何かご用ですか?」

P「うーん...まあ、ちょっと気になってな」

志保「何がですか?」

P「お前の様子が、だよ」ナデナデ

志保「んっ...私を?どうして...」

P「バカ、急に倒れたりするやつを心配しないわけないだろうが」

志保「あ、あはは...それもそうかも...」

P「で、大丈夫なのか?」

志保「はいっ、もちろんですっ!」

P「とかなんとか言って、パフェが食べたいなーって感じでベッドで悶えてたんじゃないのか?」

志保「ギクッ!」

P「ったくもう...ほら」

志保「これは...」

P「コーヒーキャンディーだよ、さっきホテルの売店で買ってきた」

志保「私のために...ですか?」

P「ああ、そうだ」

志保「でも...」

P「わかってる、食レポのためにスイーツは封印してるんだろ?でもキャンディー一個くらいなら大丈夫さ」

志保「そう...かな...?」

P「そうさ、それにコーヒー味ならセーフだと思うぞ、なっ?」

志保「...ふふっ、そういうことにしましょうか♪」

P「おう、そうしろ」

志保「じゃあお言葉に甘えて...あむっ♪」パクッ

志保「ん~♡おいひぃ~♪」

P「コーヒーキャンディーでそんな顔するなんてよっぽどガマンしてたんだな」

志保「はい、でもお仕事のためですから!」

P「なるほど、志保はマジメだなぁ」

志保「えへへへ♪」

P「だからって倒れるまでガマンするのはやりすぎだ」ベシッ

志保「あいたっ!」

P「ったく...心配したんだぞ?」

志保「うぅぅ...ゴメンなさい...」

P「まあ、何事もなくてよかったけど...気をつけろよ?」

志保「えへへ、はーい♪」

P「でも、やっぱり張り切ってたのはパフェ関連の仕事だからか?」

志保「うーん...もちろんそれもありますけど...」

P「なんだよ、なんか他にも理由があるのか?」

志保「えーっと...」

P「はっきりしないな、ほら言ってみろ、怒らないから」

志保「ん~...」

P「言いたくないか?」

志保「......」

P「まあ、言いたくないなら無理に言わなくてもいいけど...」

志保「......ら」

P「んっ?」

志保「...もう!だから、Pさんがいるからですっ!」

P「俺がいる...から?」

志保「...はい」

P「どういうことだよ?」

志保「うーんと...今回お仕事でこーんな豪華なホテルに一泊できるってことになって、それだけでもすごくやる気が出たんですけど...」

P「おう、ホテルとのタイアップだからな、俺もかなりテンションが上がったよ」

志保「でも、それ以上に嬉しかったのは...」

P「?」


ギュッ


志保「久々に、泊りがけでPさんと出かけられるなぁって思って...」ギュウウウウ

P「泊りがけって...仕事だぞ?」

志保「そんなのわかってます、でも最近はPさんが忙しくて現場に来れないことも多かったじゃないですか」

P「それは...まあ、言われてみれば...」

志保「この時期はお仕事や予定がいっぱいだから、しょうがないことだってわかってはいますけど...」

志保「...でも、やっぱり会えないのは...寂しいですよ」

P「志保...」

志保「だけど今回はPさんといっしょのお仕事だって聞いて、本当に嬉しくて...」

志保「Pさんに私の仕事振りを見てもらおうと思って...うまくやろうって...」

P「...それで張り切って食レポのためにパフェ断ちをしたら倒れた、と」

志保「うぅぅ...それはぁ...」

P「はぁ...まったく...」


ギュッ


P「無理するな...」

志保「んっ...」

P「一生懸命なのはいいけど...心配するだろ?」

志保「...はい」

P「まっ、明日はガマンした分だけいい食レポを見せてもらうよ」

志保「はいっ、期待しててくださいっ!」

P「おう、楽しみにしてる、じゃあそろそろ自分の部屋に戻れ」

志保「もうですか?」

P「ああ、もう遅いし...」


ギュッ


志保「もうちょっとだけ...」

P「ダメだ、明日に備えないといけないだろ?」

志保「うーん...それは...」

P「だから離してくれ、なっ?」

志保「はーい...あっ、でもちょっといいですか?」

P「どうした?」


志保「その...まだ口が寂しくて...」

P「あぁ、じゃあもう一個だけコーヒーキャンディーを...」

志保「いえ、あの...そうじゃなくて...」

P「なんだよ?」

志保「だからその...うぅぅ...」モジモジ...

P「?」

志保「むぅぅ...」ジー...


P(おっと...この何かを訴えかけるような視線は...)


P「...やれやれ」


グイッ!


志保「あっ...」


チュッ


P「...これで寂しくないだろ?」

志保「...もう一回」

P「こら志保...んんっ...」

志保「んっ...キス...Pさんと...久しぶりの...」

P「志保...」

志保「あんっ...もうちょっと...だけ...」


コンコン


P・志保「っ!!」ビクッ

コンコン


P「だ、誰だ...?」


『ぷろでゅーさー...』


志保「こ、こずえちゃんの声ですね...」

P「だ、だな...」


ガチャッ


P「ど、どうした?ね、寝てたんじゃなかったのか?」

こずえ「うん...でもねー...おきたらねー...しほおねえちゃんがいないのー...」

P「そ、そうか...」

こずえ「どこにいったのかなー...?」

P「た、多分すぐに戻ってくると思うぞ!だからお部屋で待ってなさい!」

こずえ「うん...わかったー...」


バタン

P「ふぅ...気付かれずにすんだか...」

志保「こずえちゃん、目が覚めてひとりだったらからビックリしたんですね、きっと」

P「そうだな、というわけで志保、いい加減部屋に戻れ」

志保「うぅぅ、もうちょっとだけ...」

P「ダーメ、早く戻らないとこずえが不安になるだろ」

志保「はい...」

P「それにせっかく明日のために頑張ってたんだから早く休んで収録に備えないとな、ほら行った行った」グイッ

志保「あっ...あぁ...」

P「そんな残念そうな顔するなよ...」

志保「だって...せっかく久々にPさんと...それに...いいところだったのに...」

P「...ったく」


チュッ


志保「んっ...」

P「今はこれでガマンしろ...」

志保「Pさん...♪」

P「続きは無事に収録が終わったらだ」

志保「...約束ですよ?」

P「わかってるよ、ほら早く部屋に戻れ、明日は寝坊しないようにな」

志保「えへへ、わかってますっ♪」

P「じゃあおやす...」


チュッ


志保「おやすみなさい...♡」


バタン


P「まったく...」




---次の日 志保とこずえの部屋---


志保「はぁ...なんとか終わったねぇ...」

こずえ「しほおねえちゃん...おつかれさまー...」

志保「ありがと、こずえちゃんもお疲れ様♪」

こずえ「ぱふぇ...おいしかったねー...」

志保「そうだね、ホントにほっぺが落ちちゃいそうなくらいで...あぁ、思い出したらまた...」

こずえ「あふぅ...ねむいのー...」

志保「きっと疲れたのね、無理せずに寝ちゃった方が...」



ピロリン♪



志保「おっと、誰からだろこんな時間に...?」

志保「...あっ」

こずえ「しほおねえちゃん...どうしたのー...?」

志保「えーっとね...ちょっと用事ができたの、だから先に寝ててもらえる?」

こずえ「うん...わかったー...おやすみー...」

ガチャッ


P「よう、お疲れ様」

志保「いえ、Pさんもお疲れ様です」

P「悪いな、昨日も呼び出したのにまた呼び出して...」

志保「いいんですよ、それでどうしたんですか?急に部屋に来てくれだなんて...」

P「なんだと思う?」

志保「うーん...なにかなぁ...」


コンコン


『失礼します、ルームサービスです』


P「おっ、ナイスタイミングだな」

志保「?」


ガチャッ


「お待たせいたしました、ご注文の品をお持ち致しました」

P「どうもご苦労様です、ありがとうございます」

「では失礼します」バタン

志保「Pさん、なにを頼んだんです...かっ!?」

P「んっ、どうかしたか?」

志保「そ、それは...今日私が食レポをした...高級パフェ!」

P「ふっふっふ、その通りだ」

志保「ど、どうしてそれがこんなところに...」

P「まああれだよほら、志保へのゴホービみたいなもんだ」

志保「わ、私への?」

P「今回の食レポで相当にがんばってたからな、わざわざパフェをガマンまでして...本当にお疲れ様」

志保「Pさん...」ジーン...

P「それに、どうせもっと食べたいなとか考えてたんだろ?」

志保「そ、それは...まあ、その通りですけど...いいんですか?」

P「なにがだ?」

志保「だって...もうこんなに遅い時間ですし...」

P「あー、そういえば深夜にパフェは食べるなっていつも言ってたっけ」

志保「は、はい...」

P「まっ、今日は特別だ、遠慮しないで思いっきり食べろよ」

志保「ほ、本当にいいんですか!?」

P「なんだよ疑ってるのか?食べないのなら俺が食べちゃうぞ?」

志保「わぁぁ!食べます食べます!食べさせてください!」

志保「はーむっ♪」パクッ

志保「んんん~♪ひあわせふぎひゃう~♡」

P「本当に美味しそうに食べるなぁ」

志保「らってこのクリームが...それにフルーツが...」

P「あぁ、わかったわかった、昼間のレポートで感想は充分に伝わったからゆっくり食べな」

志保「ありがとうございますっ!あむっ♪」

P「しかし...一時はどうなる事かと思ったよ」

志保「なにがですか?」

P「志保のレポートだよ、あんまり張り切りすぎてすごいことになってただろ」

志保「う、うぅぅ...」

------



志保「...はむっ」

志保「...ふむふむ」


志保「っ!!」


志保「こ、これは...っ!!」

志保「クリームはこってり甘く...」

志保「でもフルーツの酸味との絶妙なハーモニー...!!」

志保「それぞれが互いを邪魔することなく、むしろ味を引き立て合う...」

志保「一口ごとに幸せを感じて、全身が喜んでるのがわかる...」

志保「自然と歓喜の声が...口から洩れちゃう...!」

志保「ダメ...手が勝手に動いちゃう...食べるのが止められない...!」

志保「身体が...細胞が...このパフェを求めている...」

志保「あぁ...これは、これはまるで...」


志保「クリームと...フルーツの...ジョイントコンサート...♪」


志保「あぁん...♪アンコールを聴かせてぇ~♪」




ディレクター「...カット」


志保「はっ!つ、つい夢中になっちゃって...どうでした!?」


ディレクター「うーん、これはちょっと撮り直しですね、ちょっとオーバーアクション過ぎるので...もう少し自然な感じでお願いします」


志保「うわーん!」


------



P「いくらなんでもあれはやりすぎだっての」

志保「い、一週間ぶりのパフェだったからつい...」

P「いやー、今にも口からビーム出したり服が脱げたりするんじゃないかと思って心配したよ」

志保「もう!マンガじゃないんだからそんなことしませんっ!」

P「冗談だって、それに一回目はダメでも次のテイクでオッケーだったからよかったじゃないか」

志保「それはそうですけど...はぁ...」

P「なんだよ、落ち込んでるのか?」

志保「だって...こずえちゃんは一回でオッケーだったし...」

P「うーん、まああいつは本番に強いからな」

志保「ですよねぇ...私は逆に気合を入れすぎてなんだか空回りしちゃった感じで...」

P「まあまあ、でもがんばってたじゃないか、何はともあれ美味しさは伝わっただろうし...」

志保「本当かなぁ...」

P「えっ?」

志保「考えてみると、今日のために予習もして、上手なレポートをするために色々考えてたのに...」

志保「なんかありきたりで、美味しさ表現する言葉が出てこなかったっていうか...」

志保「むしろこずえちゃんの方が私より自然体でうまくレポートしてたような気がして...」

志保「Pさんは褒めてくれますけど...」

志保「...私、ちゃんとできてたのかなぁ...?」

P「志保...」ナデナデ

志保「んっ...」

P「どうしたんだよ?落ち込んでるなんてお前らしくないぞ」

志保「だって...」

P「うーん...まあ、確かに空回りはしてたかもしれないな...うん、してたと思う」

志保「はい...」

P「でもな志保、そんな中でも俺はひとつだけお前を褒めてやりたいところがあるんだ」

志保「えっ?」

P「志保、お前のいいところはなんだったっけ?」

志保「私のいいところ?」

P「わからないか?」

志保「え、えーっと...えっと...」


P「...笑顔だろ?」


志保「あっ...」

P「今日の志保はさ、自分で言ってる通り最初のうちは張り切り過ぎて力の入れどころがわからなくなってたかもしれない」

P「だけど、そんな状態でもお前は最初から最後まで笑顔だけは忘れなかったよな?」

志保「そんな大げさなものじゃ...ただパフェが楽しみでにやけちゃってただけで...」

P「それでもいいんだよ、志保のファンたちは志保の笑顔を楽しみにしてるんだ」

P「志保が嬉しそうに笑っているのを見て、悩みを忘れたり落ち込んだ人たちが元気になったりする...」

P「お前の笑顔と明るさで救われている人はお前が考えているよりもずっと多いんだぞ?」

志保「私の...笑顔で...」

P「それと食レポに関して言えばな、いろいろな言葉を並べるよりも志保の表情だけでとっても美味しいってのがよくわかったよ」

志保「ほ、本当ですか?」

P「ああ、いいレポートだったと思うぞ、いい仕事してた」

志保「Pさん...」

P「だから志保、そんなに落ち込むな」

P「いつも元気なお前がそうやって沈んでちゃ、ファンもそれに周りの人たちまで落ち込んでくるだろ?」

志保「...はい」

P「ほら、いつもみたいにとびっきりの笑顔を見せてくれ」

志保「えへへ、はいっ♪」

P「そうそれだ、それでいい」

志保「ふふっ、ありがとうございますっ!」

P「元気出たか?」

志保「はい、いっぱい元気もらっちゃいましたっ」

P「よし、ならよかった」

志保「えへへへ♪」

P「ほら、よくできたゴホービだ、遠慮しないでもっとパフェを食べろよ」

志保「はーい、あむっ♪」

P「美味しいか?」

志保「んふふっ、とっても♪」

P「...うん、やっぱり志保は笑ってるほうがいいな」

志保「Pさん♪」

P「んっ?」

志保「はい、あーんっ♪」

P「いや、俺はいいよ」

志保「どうしてですか?」

P「だって志保の食べる分が減っちゃうだろ?」

志保「いいんです、Pさんパフェは嫌いですか?」

P「そんなことはないけど...」

志保「じゃあどうぞ、とっても甘いんですよ♪」

P「うーむ...志保がそこまで言うなら...」

志保「ほら、あーん♡」

P「あーん」


パクッ


志保「甘いでしょ?」

P「...うん、確かに」

志保「幸せな気分になりませんか?」

P「ああ、そうだな、口の中が幸せだ...」

志保「ふふっ、Pさんも笑顔になりましたね」

P「ああ、これだけ美味しいと自然と顔がにやけちゃうな」

志保「えへへ♪もう一口どうぞっ」

P「もういいよ、さっきも言った通りこれは志保へのゴホービなんだから」

志保「私へのゴホービなら、なおさらPさんにも食べて欲しいですっ」

P「なんでだ?」

志保「パフェをガマンする時に決めてたんです、この食レポのお仕事が終わってパフェを解禁するときにはPさんと食べたいなって♪」

P「俺と?」

志保「そうです、一人で食べても美味しいですけど、Pさんと食べると二倍美味しく感じられますからっ♪」

P「なるほど...」

志保「だから、私へのゴホービのためにもっと食べてくださいっ、あーんっ♡」

P「やれやれ...あーむっ」パクッ

志保「えへへへ♪」

P「まったく...こんな夜中にパフェ食べて太ったらどうしてくれるんだ?」

志保「大丈夫です、そうしたら私もダイエットに付き合いますからっ!」

P「そういう問題じゃないだろ、この!」

志保「やあんっ♪くすぐったいですよっ」

P「はぁ...ダメだな俺は」

志保「何がですか?」

P「志保に厳しくしようと思っても、ついつい甘やかしてしまうからさ」

志保「ふふっ、ありがとうございます、いつも甘えさせてもらって♪」

P「こいつめ」

志保「...Pさん」

P「んっ?」

志保「...どうせなら、もっと甘えてもいいですか?」

P「...もっと?」

志保「昨日の夜、Pさんも言ってたじゃないですか...」

志保「収録が終わったら...って」

P「そうだな...」

志保「だから...ねっ?」


ギュッ


P「んむっ...」

志保「んっ...んっ...♡」ギュッ

P「...ぷはっ」 

志保「んっ...はぁ...はぁ...♡」


P「まったく...困ったやつだな...」

志保「...ふふっ♪」

P「どうした?」

志保「今日のPさんとのキス...パフェの味がするなって思って...♪」

P「お前だよ、パフェの味がして甘い...」

志保「じゃあもっと味わってください...んむっ♡」

P「んっ...そうするかな」

志保「あっ...?」

P「志保...」

志保「んんっ...遠慮しなくても...あっ...いいですから...」



志保「全部...食べちゃってください...♡」




------



チュンチュン...



P「ん~...」パチッ

P「あれ...志保?」


「あっ、起きました?」


P「ああ...起きたよ志保...」

志保「おはようございます♪」チュッ

P「おはよう...今何時だ?」

志保「まだ6時です、ちょうど明るくなってきたところですよ」

P「そっか...ふわぁ~あ...」

志保「まだおねむですか?」

P「まあな...寝たの遅かったし...」

志保「...ですね」

P「うーん...でも今日は帰らないといけないからなぁ、あんまりゴロゴロしてられない...」

志保「ふふっ、じゃあ眠気覚ましにコーヒーはいかがですか?」

P「おっ、いいな、でもこの時間だとラウンジもまだやってないだろうし...」

志保「大丈夫です、さっき外に出て買ってきたんです♪」

P「本当か?悪いな、寒かっただろ」

志保「平気ですよ、はい缶コーヒーですけどどうぞ」

P「ありがとう、ずずっ...」

P「...ふぅ」

志保「どうしたんです?」

P「...缶コーヒーも悪くないけど、志保の淹れてくれるコーヒーが飲みたいなと思ってさ」

志保「ふふっ、じゃあ帰ったらすぐに淹れてあげますね♪」

P「ああ、頼むよ」グイッ

志保「あっ...♡」

P「ほら、やっぱり少し身体が冷えてる、寒かったんだな」

志保「Pさん...あったかい...」



P「準備はもう少し後ですればいい...」

P「もうちょっとだけ、こうしてよう...」ギュッ


志保「はい...♡」ギュッ


------


ガチャッ


P「ただいま戻りましたー」

志保「戻りましたーっ!」

こずえ「ただいまー...」


ちひろ「あっ、お疲れ様でした皆さん、ずいぶん遅かったですね?」


P「え、ええ...ちょ、ちょっと寝坊して...出発が遅れちゃって...」

志保「そ、そうなんです...」

ちひろ「あらあら、そんなことじゃ困りますよプロデューサーさん?」

P「は、はい...気をつけます」

ちひろ「それで、お仕事のほうはどうでした?」

P「上手くいきましたよ、志保もこずえも頑張ってくれましたから、なっ?」

志保「はいっ、ちゃんとできました!」

ちひろ「それならよかったです、こずえちゃんお疲れ様、移動で疲れたでしょう?」

こずえ「うん...おなかへったー...」

ちひろ「あら、じゃあ何か食べたいものでもありますか?」

こずえ「...うんとねー」

ちひろ「?」


こずえ「くりーむぱい...」


P・志保「っ!!」ドキッ!

ちひろ「クリームパイですか?」

こずえ「うん...くりーむぱいがいいなー...」

ちひろ「お菓子のストックにあったかしら...?あれ、どうしたんですか二人とも?」

P「い、いえなんでも!」

志保「そ、そうです!あっ、そうだ!これお土産ですよちひろさん!」

ちひろ「あら、ありがとうございます、わぁプリンですか♪早速空けてもいいですか?」

志保「ど、どうぞどうぞ...こ、こずえちゃんも食べていいからね?」

こずえ「わぁーい...やったぁー...」ピョン ピョン

ちひろ「じゃあお茶を淹れてきますからちょっと待っててください」

こずえ「こずえもてつだうよー...」

ちひろ「あら、ありがとうございます♪」



テクテク...

P「ふぅ...」

志保「はぁ...」

P「...ビックリした」

志保「私もです...」

P「こずえ...知ってるわけじゃないよな?」

志保「た、多分大丈夫...なはずです...」

P「ならいいんだけど...」

志保「は、はい...」

P「まあ、とりあえずお疲れ、志保」ナデナデ

志保「えへへ、ありがとうございますっ!」

P「これで遠慮なくパフェが食べられるな?」

志保「...そのことなんですけど」

P「なんだ?」

志保「Pさん、このあとなにかありますか?」

P「いや、軽い報告書を作ったらあとは帰るだけだけど...」

志保「それじゃ...あの...」

P「?」

志保「Pさんの部屋に寄ってもいいかなー...なんて」

P「...今からか?」

志保「はい...」

P「でも志保も疲れてるだろうから...」

志保「...今朝約束したじゃないですか」

志保「帰ったら...コーヒーを淹れるって...」

P「それは...」

志保「Pさんもお仕事大変だったし、癒してあげたいなって思って...」

志保「美味しいスイーツも買っていきますから...」




志保「夜明けのコーヒー、いっしょに飲みませんか?」




おわり

駄文失礼しました~
本当は志保が登場してすぐ書こうとしてましたがPCが壊れたり
その他もろもろがあって遅くなってしまいました
あのSRのお尻は反則じゃよ...
あとデレステの新年一発目の10連で茄子さんが来てくれました
サンキューチッヒ
ではまた~

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