【安価】新たなるコロシアイへ【オリロンパ】 (251)


・安価でキャラを作成し、コロシアイをする、いわゆるオリロンパです。
・ダンガンロンパの原作とはパラレルな世界線です。
・必然的にオリキャラばかりなので苦手な方はご注意ください。
・エタらないように頑張る。

まずは、才能を安価で決めます。
いくつ書いても構いません。
その中から>>1が選んで決めます。

早速↓からお願いします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1483096891

馬術部
生活委員会
看板娘
ウグイス嬢
任侠

チェスプレイヤー
指揮者

カウンセラー
宝石商
マフィア
声優
警備員
折り紙職人
パイロット
馬術部
指揮者
チェスプレイヤー
放送委員
王子
陶芸家
医師

以上14人採用です。
残り二人分

ハッカー
爆弾魔
探偵

忍者
探偵


を採用です。

これで16人分揃ったので、次は主人公を決めます。
主人公の才能を一つ選んで下さい。
先に3票集まった才能を主人公にします。


主人公は【超高校級の探偵】に決定しました。

次は名前と性別、あとキャラのキーワードを一つ書いて下さい。
名前は安価↓3までの中から>>1が一つ選んで、キーワードは二つを選んで採用します。

また、>>1が裏キーワードを一つ作り???という形で付け加えます。
これは、物語の途中で公開されるキーワードです。

では、探偵の名前、性別、キーワード
安価↓3まで


名前:明智 翔(アケチ ショウ)
性別:男
特記:【超高校級の探偵】
キーワード
『俺様ツンデレ』…普段は高慢で冷たい態度だが、ふとしたときに優しくなる。
『自信過剰』…自分の能力に過剰に自信を持ってしまっている。
『???』…現在、非公開。

次はカウンセラーを決めます。
さっきと同じ方法で
安価↓3まで

不確 未来(ふたしか みく) 女
明るくて女子力が高い王道美少女

赤城 紅白(アカシロ コウハク)

合理的


名前:赤城 紅白(アカシロ コウハク)
性別:女
特記:【超高校級のカウンセラー】
キーワード
『王道系美少女』…性格は明るく女子力も高い、まさに美少女の王道をゆく存在。
『合理的』…意外としたたかで無駄な事はしない主義。
『???』…現在、非公開。

次は宝石商を決めます。
同じように安価↓3まで


名前:金剛 義仁(コンゴウ ヨシヒト)
性別:男
特記:【超高校級の宝石商】
キーワード
『救いの手』…貧しい者に施しを与える心優しき人。
『悪人面』…人相が人一倍悪く、初対面の人を怯えさせてしまう。
『???』…現在、非公開。

次はマフィアを決めます。
安価↓3まで

山城 咲夜(やましろ さくや) 男
童顔中学生体系


名前:ファジル・バーンズ(Fazil Burns)
性別:男
特記:【超高校級のマフィア】
キーワード
『善人嫌い』…いわゆる〝いい人〟を嫌っていて、キツく当たる。
『誰にでも厳しく』…他人に厳しいだけでなく、己自身にも厳しくしている。
『???』…現在、非公開。

次は声優を決めます。
安価↓3まで

鳴美 小鳥 (なるみ ことり)女
猫被り


名前:逢坂 美乃里(オウサカ ミノリ)
性別:女
特記:【超高校級の声優】
キーワード
『アニメオタク』…アニメオタクを自称しておりパロディ発言が多い。
『猫かぶり』…普段の言動は猫を被っているようだ。
『???』…現在、非公開。

次は警備員を決めます。
安価↓3まで

与兵衛 建守 (よへい たてもり)男
人格者

正義 守(セイギ マモル)

自覚ある偽善者


名前:文月 警(フヅキ ケイ)
性別:男
特記:【超高校級の警備員】
キーワード
『自覚ある偽善者』…自分の行う善行は自分のエゴによる物だと考えている。
『仕切り屋』…明るく場を仕切ることができる有能。
『???』…現在、非公開。


次は折り紙職人を決めます。
安価↓3まで

九折坂 漉音 (つづらおりざか すくね) 女
おっとり

千羽鶴 千代(せんばづる ちよ) 女
一つしかない命を重んじている


名前:九折坂 漉音(ツヅラオリザカ スクネ)
性別:女
特記:【超高校級の折り紙職人】
キーワード
『ロリロリしい』…幼く、成長しきっていない体躯の持ち主。
『おっとり』…マイペースでのんびりとした性格で、そう簡単には動じない。
『???』…現在、非公開。

次はパイロットを決めます。
安価↓3まで

飛鷹 朱鳥(トビタカ アスカ)

常にハイテンション

空知 天地 (そらち がいあ) 男
自己中


名前:飛鷹 朱鳥(トビタカ アスカ)
性別:女
特記:【超高校級のパイロット】
キーワード
『空の王子』…空を愛するイケメン女子で、無意識的に同性にモテる。
『常時ハイテンション』…どんな時でもテンションが高く、芝居がかったようなリアクションをとる。
『???』…現在、非公開。

次は馬術部を決めます。
安価↓3まで

東 勇気(あずま ゆうき)

純粋無垢


名前:東 勇気(アズマ ユウキ)
性別:男
特記:【超高校級の馬術部】
キーワード
『涙もろい』…感動する話に弱く、すぐに涙を流してしまう。
『純真無垢』…純粋で汚れを知らない心の持ち主。
『???』…現在、非公開。

次は指揮者を決めます。
安価↓3まで

音峰 和流津(おとみね わるつ)

語尾に♪をつける可愛い系男子

奏原 心音(カナデハラ ココネ)

共感覚保持者


名前:天草 氷之助(アマクサ コオリノスケ)
性別:男
特記:【超高校級の指揮者】
キーワード
『共感覚』…音を色で感じ取ることのできる知覚現象の持ち主。
『破滅的快楽主義』…破滅することに快楽をおぼえ、その快楽を幸福として追求している。
『???』…現在、非公開。

次はチェスプレイヤーを決めます。
安価↓3まで

翁 采令 (ウォン ツァイリン/さいれい)女
深謀遠慮


名前:王騎 知恵(オウキ チエ)
性別:女
特記:【超高校級のチェスプレイヤー】
キーワード
『深謀遠慮』…物事を深く考え、先を見通した緻密な計画を立てている。
『冷静沈着』…常に落ち着いていて、何事にも慌てることなく対処する。
『???』…現在、非公開。

次は放送委員を決めます。
安価↓3まで

白鐘 鈴鳴 (しろがね すずめ) 女
ビビり


名前:初音 凛(ハツネ リン)
性別:女
特記:【超高校級の放送委員】
キーワード
『拡声器会話』…声が小さく、常に拡声器を使用して会話を行っている。
『ビビり』…ちょっと事ですぐに腰が引ける、物怖じしやすい性格。
『???』…現在、非公開。

次は王子を決めます。
安価↓3まで

アレン=アーサー 男
照れ屋

フシン・ハッサン

気立てが良い


名前:フシン・ハッサン(Husin Hassan)
性別:男
特記:【超高校級の王子】
キーワード
『フレンドリー』…明るく友好的な性格をしている。
『照れ屋』…すぐ頬が赤くなるほどの照れ屋だが、照れるポイントが普通の人と違う。
『???』…現在、非公開。

次は陶芸家を決めます。
安価↓3まで

融 練器 (ロン レンチー)男
老成


名前:浅海 いちか(アサミ イチカ)
性別:女
特記:【超高校級の陶芸家】
キーワード
『慇懃無礼』…表面上は丁寧な態度だが、内心で人を見下しているので、嫌味に聞こえる。
『眼鏡クール』…眼鏡をかけており、クールな見た目をしている。
『???』…現在、非公開。

次は医師を決めます。
安価↓3まで

影闇 危(かげやみ あやめ)

医療器具を持っていて軽い処置なら可能

苗 木誠 (ミャオ ムゥチォン) 男
穏和


名前:化野 冠太(アダシノ カンタ)
性別:男
特記:【超高校級の医師】
キーワード
『臆病者』…自分のことを臆病者と称し、恐いことには近づこうとしない。
『セクハラ常習犯』…女性に対してセクハラ紛いの言動を繰り返す。
『???』…現在、非公開。

次は忍者を決めます。
安価↓3まで

里見原 影子(サトミハラ エイコ)

むっつりすけべ


名前:忍里 蓮華(シノビザト レンゲ)
性別:女
特記:【超高校級の忍者】
キーワード
『自称生きる兵器』…彼女曰く、己の感情がなく、他者の命令無しでは動けないらしい。
『無口』…基本的に喋ることが少なく、たまに口を開いたときは語尾が〝ござる〟になる。
『???』…現在、非公開。

これで16人全員を決めたので、最後にコロシアイの舞台を決めたいと思います。
安価↓3くらいまでで案を出して下さい。
その中から>>1が一つ選びます。


悩んだけど【水上都市】に決定しました。

ここまでお付き合いありがとうございました。
年末年始で忙しいかと思いますが、明日にはプロローグを開始するのでお待ち下さい。

現時点での各キャラへの印象などあったら教えて下さい!
質問も受け付けます。

キャラの決め台詞は自由募集にして欲しいな
>>1が気に入ったのを、安価とか関係なく自由に取捨選択する感じで

>>135
なるほど面白いかも
全員分設定するのは難しいかもしれませんが、募集してみましょう。

例)明智の決めゼリフ
  明智「じっちゃんの名にかけて!」

こんな感じで誰のセリフか分かるようにかいて下さい。
何人分でも挙げていただいて構いません。

全部採用はできないので、その中から>>1が気に入った物だけを採用します。その為決めゼリフが設定されないキャラもいます。
※口調等の影響で多少の改変はあります。

では、プロローグはじまるまで一応募集しておきます。時間がある方はお願い致します。

明智 翔
「証明して見せよう。俺様に解けぬ謎などないということをな!」

王騎 知恵
「焦る必要なんて無いわ。…私には、次の一手が見えてるもの。」
反論
『それは悪手ね。』

化野反論
『その推理には治療が必要だ』

忍里反論
『その理論を処刑するでござる』

初音反論
『そっ…その考えは放送事故じゃないかな』

逢坂反論
『ズバリその推理は死亡フラグですよ』

文月 警「偽善だってことはわかってる。…けど体が勝手に動くんだよな。」
反論『俺の目は誤魔化せねえぜ!』

飛鷹 朱鳥「ああっ!空がアタシを呼んでいる!」
反論『気流が乱れてるね!』

赤城 紅白「『超高校級』とか、イマイチ実感ないんだけど…まあ、ここに入った方が合理的かなぁって思ったんだ。」
反論『その推理は合理的じゃないね!』

逢坂「うーん…なんかヤバめな雰囲気あるよねー例えばメガネの少年がたまたま居合わせちゃったような!」
文月「あはは…俺のやってることは間違ってるかもしれないけれどね…それでも守らないといけないものがあるんだ」
文月反論
『みんなを守るために反論させてもらうよ』

天草 氷之助
「私は今まで、様々な『色』を見てきました。…その中でも『破滅の色』が特別特別好きなのです。」
反論『その色、不快ですね。』
  『もっと見せてください、貴方の『色』を!』

赤城「よーし!みんなで脱出するために最先端ルートでいこっか!」
反論『ちょっとその推理はカウンセリングが必要だね』

東「こっこれは感動の涙だよ…不安とかで怖がってるわけじゃないから安心して」
反論『少しだけその考えに鞭をうとうかな?』

初音
「この拡声器は命の次の次の次くらいに大事な相棒なんです!!」

フシン
「てっ照れるな~そんなこと言わないでくれよ…顔が赤くなっちゃったじゃないか」
反論
『その推理だと照れるじゃないか!』
『それは無礼だぞ!』

明智
賛成『それが正解だ』
論破『それは不正解だ』
選択『さすが俺様だな』
反論クリア『俺様の方が正しいんだぞ!』
偽証『俺様の辞書に不正解って文字はねーんだ』
犯人指名『犯人はお前だ!』
パニック『覚えておけ!俺様の目は欺けないんだ!』
クライマックス『俺様の推理ショーの始まりだ!』

本日、プロローグ開始の予定でしたが、急遽用事ができてしまったので明日1/1からに延期させて下さい。

申し訳ありません。

決めゼリフの募集は締め切ります。
沢山ありがとうございました。

各キャラのまとめと一言セリフをのせておきます。

明日もよろしくお願いします。


「証明してみせよう。俺様に解けない謎などないことを!」
名前:明智 翔(アケチ ショウ)
性別:男 身長:175㎝ 体重:61㎏ 胸囲:82㎝
血液型:B 誕生日:10月21日
好きなもの:ブラックコーヒー 嫌いなもの:新聞、SNS
特記:【超高校級の探偵】
キーワード
『俺様ツンデレ』…普段は高慢で冷たい態度だが、ふとしたときに優しくなる。
『自信過剰』…自分の能力に過剰に自信を持ってしまっている。
『???』…現在、非公開。


「合理的に考えて……カウンセリング必要だねっ!」
名前:赤城 紅白(アカシロ コウハク)
性別:女 身長:161㎝ 体重:50㎏ 胸囲:89㎝
血液型:A 誕生日:12月31日
好きなもの:自転車 嫌いなもの:視界の悪い場所
特記:【超高校級のカウンセラー】
キーワード
『王道系美少女』…性格は明るく女子力も高い、まさに美少女の王道をゆく存在。
『合理的』…意外としたたかで無駄な事はしない主義。
『???』…現在、非公開。


「どんな宝石も、どんな人間も、磨かなきゃ光らねぇんだぜ」
名前:金剛 義仁(コンゴウ ヨシヒト)
性別:男 身長:181㎝ 体重:72㎏ 胸囲:88㎝
血液型:A 誕生日:11月11日
好きなもの:トパーズ、猫 嫌いなもの:ゴミ収集車
特記:【超高校級の宝石商】
キーワード
『救いの手』…貧しい者に施しを与える心優しき人。
『悪人面』…人相が人一倍悪く、初対面の人を怯えさせてしまう。
『???』…現在、非公開。


「フン……腰抜け共が」
名前:ファジル・バーンズ(Fazil Burns)
性別:男 身長:190㎝ 体重:80㎏ 胸囲:90㎝
血液型:B 誕生日:3月30日
好きなもの:フェットチーネ 嫌いなもの:弱い人
特記:【超高校級のマフィア】
キーワード
『善人嫌い』…いわゆる〝いい人〟を嫌っていて、キツく当たる。
『誰にでも厳しく』…他人に厳しいだけでなく、己自身にも厳しくしている。
『???』…現在、非公開。


「真実はいつも一つ! ……だぞ、探偵くん☆」
名前:逢坂 美乃里(オウサカ ミノリ)
性別:女 身長:158㎝ 体重:48㎏ 胸囲:81㎝?
血液型:B 誕生日:2月27日
好きなもの:ファンの皆、枝豆 嫌いなもの:剃刀の刃
特記:【超高校級の声優】
キーワード
『アニメオタク』…アニメオタクを自称しておりパロディ発言が多い。
『猫かぶり』…普段の言動は猫を被っているようだ。
『???』…現在、非公開。


「たとえ僕のエゴだとしても……守らなくちゃいけないんだ」
名前:文月 警(フヅキ ケイ)
性別:男 身長:188㎝ 体重:82㎏ 胸囲:91㎝
血液型:A 誕生日:11月1日
好きなもの:山登り 嫌いなもの:諍い
特記:【超高校級の警備員】
キーワード
『自覚ある偽善者』…自分の行う善行は自分のエゴによる物だと考えている。
『仕切り屋』…明るく場を仕切ることができる有能。
『???』…現在、非公開。


「人生はー、山折り谷折りー、折り目正しく生きるのれすよー」
名前:九折坂 漉音(ツヅラオリザカ スクネ)
性別:女 身長:144㎝ 体重:38㎏ 胸囲:67㎝
血液型:O 誕生日:10月5日
好きなもの:山折り、谷折り 嫌いなもの:鉄製品
特記:【超高校級の折り紙職人】
キーワード
『ロリロリしい』…幼く、成長しきっていない体躯の持ち主。
『おっとり』…マイペースでのんびりとした性格で、そう簡単には動じない。
『???』…現在、非公開。


「嗚呼ッ! あの空が、アタシを呼んでいるッ!」
名前:飛鷹 朱鳥(トビタカ アスカ)
性別:女 身長:170㎝ 体重:53㎏ 胸囲:90㎝
血液型:AB 誕生日:12月17日
好きなもの:大空 嫌いなもの:工事現場
特記:【超高校級のパイロット】
キーワード
『空の王子』…空を愛するイケメン女子で、無意識的に同性にモテる。
『常時ハイテンション』…どんな時でもテンションが高く、芝居がかったようなリアクションをとる。
『???』…現在、非公開。


「うっ…ううっ……うえーん! 感動しだよぉ!」
名前:東 勇気(アズマ ユウキ)
性別:男 身長:116㎝ 体重:35㎏ 胸囲:62㎝
血液型:O 誕生日:4月19日
好きなもの:人参、わらの匂い 嫌いなもの:嘘
特記:【超高校級の馬術部】
キーワード
『涙もろい』…感動する話に弱く、すぐに涙を流してしまう。
『純真無垢』…純粋で汚れを知らない心の持ち主。
『???』…現在、非公開。


「もっと、もっと見せてくれよ…そのどす黒い音をさぁ!」
名前:天草 氷之助(アマクサ コオリノスケ)
性別:男 身長:173㎝ 体重:59㎏ 胸囲:80㎝
血液型:AB 誕生日:1月6日
好きなもの:黒い音 嫌いなもの:玉虫色の音
特記:【超高校級の指揮者】
キーワード
『共感覚』…音を色で感じ取ることのできる知覚現象の持ち主。
『破滅的快楽主義』…破滅することに快楽をおぼえ、その快楽を幸福として追求している。
『???』…現在、非公開。


「ふふっ、私には次の一手が見えているもの」
名前:王騎 知恵(オウキ チエ)
性別:女 身長:152㎝ 体重:42㎏ 胸囲:71㎝
血液型:A 誕生日:3月9日
好きなもの:ビショップ 嫌いなもの:カラオケボックス
特記:【超高校級のチェスプレイヤー】
キーワード
『深謀遠慮』…物事を深く考え、先を見通した緻密な計画を立てている。
『冷静沈着』…常に落ち着いていて、何事にも慌てることなく対処する。
『???』…現在、非公開。


『この拡声器は、命の次の次の次くらいには大事な相棒です!』
名前:初音 凛(ハツネ リン)
性別:女 身長:160㎝ 体重:47㎏ 胸囲:85㎝
血液型:A 誕生日:7月12日
好きなもの:小鳥、拡声器 嫌いなもの:お化け
特記:【超高校級の放送委員】
キーワード
『拡声器会話』…声が小さく、常に拡声器を使用して会話を行っている。
『ビビり』…ちょっと事ですぐに腰が引ける、物怖じしやすい性格。
『???』…現在、非公開。


「HAHAHA、そんなに褒められると照れちゃうじゃないか」
名前:フシン・ハッサン(Husin Hassan)
性別:男 身長:186㎝ 体重:68㎏ 胸囲:82㎝
血液型:O 誕生日:6月29日
好きなもの:友情、テンプラ 嫌いなもの:ナットウ
特記:【超高校級の王子】
キーワード
『フレンドリー』…明るく友好的な性格をしている。
『照れ屋』…すぐ頬が赤くなるほどの照れ屋だが、照れるポイントが普通の人と違う。
『???』…現在、非公開。


「そんな汚いもの……割ってしまえば良いのです」
名前:浅海 いちか(アサミ イチカ)
性別:女 身長:166㎝ 体重:50㎏ 胸囲:78㎝
血液型:B 誕生日:10月4日
好きなもの:静かな場所 嫌いなもの:祖父、汚いもの
特記:【超高校級の陶芸家】
キーワード
『慇懃無礼』…表面上は丁寧な態度だが、内心で人を見下しているので、嫌味に聞こえる。
『眼鏡クール』…眼鏡をかけており、クールな見た目をしている。
『???』…現在、非公開。


「免許ぐらい持ってるさ。ブラック・ジャックじゃあないんだからねぇ」
名前:化野 冠太(アダシノ カンタ)
性別:男 身長:177㎝ 体重:62㎏ 胸囲:81㎝
血液型:O 誕生日:11月19日
好きなもの:ナイスバディの女性 嫌いなもの:恐いこと
特記:【超高校級の医師】
キーワード
『臆病者』…自分のことを臆病者と称し、恐いことには近づこうとしない。
『セクハラ常習犯』…女性に対してセクハラ紛いの言動を繰り返す。
『???』…現在、非公開。


「…………処刑………でござる」
名前:忍里 蓮華(シノビザト レンゲ)
性別:女 身長:179㎝ 体重:58㎏ 胸囲:98㎝
血液型:AB 誕生日:10月21日
好きなもの:特になし 嫌いなもの:自由
特記:【超高校級の忍者】
キーワード
『自称生きる兵器』…彼女曰く、己の感情がなく、他者の命令無しでは動けないらしい。
『無口』…基本的に喋ることが少なく、たまに口を開いたときは語尾が〝ござる〟になる。
『???』…現在、非公開。


あけましておめでとうございます。
お待たせしました。
それではプロローグを始めて行きます。




────君は『金の雛鳥計画』を知っているだろうか?




全国の高校生の中から優秀な才能の持ち主を選出し、政府が支援することで、この国の将来に役立つ才能を育て上げようという国家主導の成長戦略の一つ。

この計画によって選ばれた『雛鳥』は、膨大な援助金だけでなく特別な権利も与えられるという。

例えば、高校生では取得不可能な資格の試験を受けられるようになったり、日本では入手が難しい物でも優先的に買うことができるようになったり。

………また、過去におこした、ある程度の違法行為が不問にされたりするらしい。


こうした特権を得た高校生達は、人生の成功を約束されたも同然。

現に、『金の雛鳥計画』の卒業生の多くは各分野で超一流の活躍を見せているという。



そして、この計画に選ばれた生徒らの素晴らしい才能を称して……

『雛鳥』達は、【超高校級】と呼ばれているのだ。


◆ ◆ ◆ ◆



《都内某所・明智探偵事務所》


コーヒーの香りが部屋中を満たす。

俺は書類を片手に椅子に腰をかけた。

助手「先生、この間の前野さんの依頼の件なんですけど……」

明智「それならもう解決したぞ。俺様を誰だと思ってるんだ?」

助手「流石です先生! では、私は他の依頼の整理を行いますね」

部屋から助手が出て行ったのを確認した俺は、再びコーヒーを口にする。



明智探偵事務所……ここは父から受け継いだ由緒ある探偵事務所だ。

俺は幼い頃から父の仕事を手伝い、現在はその職を継いで、この事務所を経営している探偵。

事務所には依頼が毎日のように飛び込み、世間からの認知度も高い。

時には警察でさえ手を焼くような難事件を解決することもある。


そう!

俺は……俺様は〝名探偵〟なんだ。


昨年、高校に進学した際には、あの『金の雛鳥計画』に選出され【超高校級の探偵】と呼ばれるようになった……言わば選ばれた存在!

それが俺様、明智翔なのだ。



─────────────────────────────

【超高校級の探偵】明智 翔(アケチ ショウ)

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『Prrrrrr…』

その時、机の上に置いた古めかしい黒電話が鳴り響く。

明智「くくく、また依頼の電話か……名探偵は忙しいな」

ガチャッ

受話器を取り耳に当てる。

が、しかし……

明智「…?」

なんだ? 何も聞こえない?

いや、僅かだが何か小さい音が聞こえるような……

俺は耳を澄まして注意深く聞き取ろうとする。

すると───────




『♂※○☆●△◆@♯▼♀★!!!!!!!』

明智「なっ!? なんだっ!? これは……ッ!?」


突然の不可能な爆音が、受話器越しに俺の鼓膜を突き刺す。

明智「クソッ! この俺様にイタズラ電話とは良い度…胸……ッ!?」

俺の言葉は最後まで紡がれることはなかった。

受話器から流れる音は、俺の脳をグチャグチャに掻き回すような……

思考回路を溶かすような……

明智「……ぅ……何だ……これはっ……」

徐々に目の前が暗くなっていくのが分かる。

そして───────



手から滑り落ちた受話器が机に当たる音を最後に────俺の意識は闇に包まれた。



PROLOGUE 【水の都の雛まつり】


《教室》


???「ねえ、大丈夫? 意識はあるかな?」

明智「…ん…あぁ…? ここは……」

目を覚ますと、目の前に俺と同年代の少女の顔があった。

???「あ、よかった! 目が覚めたんだね」

明智「俺は……気を失っていたのか?」

???「そうみたいだね。あ、でもキミだけじゃなくて皆そうみたいなんだよね」

明智「皆? 俺ら以外の奴もいるのか?」

???「うん、皆、気を失って……気がついたらここに居たって」

???「しかも全員がそろって【超高校級】の才能の持ち主だって言うんだから、これはもう誰かの意思が働いてるとしか思えないよね」


全員が超高校級…?

つまり、俺は何かの事件に巻き込まれている可能性が高いな……

事件に巻き込まれるのは名探偵の宿命とは言え……厄介なことになったな。



???「あ、そうそう! 自己紹介がまだだったね!」

???「私の名前は赤城紅白。超高校級のカウンセラーって呼ばれてるよ!」


─────────────────────────────

【超高校級のカウンセラー】赤城 紅白(アカシロ コウハク)

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赤城「こう見えても、私すご腕のカウンセラーなんだから!」

赤城と名乗った少女はエッヘンと言わんばかりの得意そうな顔で、胸をはる。

赤城「キミも何か悩み事があったら、私が合理的に相談にのってあげるよ!」

明智「残念だが、それはない。何せ俺様は名探偵だからな」

明智「自分の悩みぐらい自分で解決できる」

赤城「え? キミって探偵さんなの?」

明智「ああ、そうだ……俺様は超高校級の探偵、明智翔だ」

赤城「おお! 凄ーい! ホントに探偵さんなんだ!」

ぱあっ、と目を輝かせた赤城は俺に詰め寄る。

こ、この女……近くないか? この距離だと、当たるというか、その……

明智「お、おい赤城。えーと、他の連中は何処に居るんだ?」

赤城「え? 向こうの大きい広場だけど……」

赤城「あ、じゃあ私が連れて行ってあげるよ! 着いてきて明智クン!」

そう言うと、赤城はニコッと俺に笑いかけ、教室の扉を開いた。



◆ ◆ ◆ ◆


《噴水広場》

教室の外は、西洋風の街造りになっていた。

道の真ん中には水が流れており、いわゆる水の都のような風景が広がっている。

道なりに少し進むと、噴水が建てられた広場があり、そこには彼らが待っていた。


赤城「おーい、皆! 最後の一人を連れて来たよ!」

???「よかった、彼も目を覚ましたんだね」

???「なあ、そいつも超高校級なのかぁ?」

赤城「うん、なんでも探偵さんなんだって!」

明智「超高校級の探偵、明智翔だ。よろしく頼む」

???「探偵くんかぁ……にゃふふ、頭脳は大人って奴かな☆」

???「それにしては、なんとも覇気のない顔をしてますね」

???「AHAHAHA、でも探偵なら頼りになるね」

???「とりあえず、それぞれ自己紹介をしたほうがよろしいのでは?」

???『そ、そうですね! そうしましょう』


こいつらが、他の超高校級……どいつもこいつも一筋縄ではいかなそうな雰囲気を持ってるな。

だが、事件に巻き込まれているかもしれない以上、探偵として情報収集は行わなくてはな。


自己紹介する人

安価↓1


昨日は途中で寝てしまって申しわけないです。

今から続きを始めたいと思います。

よろしくお願いします。


金剛「俺は金剛義仁っつーもんだぜぇ、宝石商をやってんだ」


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【超高校級の宝石商】金剛 義仁(コンゴウ ヨシヒト)

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明らかに人を何人か殺してるような顔つきの男が俺に話しかけてきた。

明智「その顔……まさか、お前は指名手配犯か?」

金剛「違ぇよ!! いや、確かに人相は悪いけどよぉ…これは生まれつきだぜ?」

金剛「てか、アンタ……えっと、明智だっけ? 人を見た目で判断するのは良くねぇぜ」

金剛「たとえ、初めは不格好で汚らしい石っコロに見えたって、磨けば綺麗な宝石になることだってあるんだぜぇ」

明智「……確かに一理あるな。逆に、どんなに怪しく見えない好青年だろうと、裏ではクロと言うこともあり得るし」

金剛「まあ、そういうことだ! 分かってくれたなら嬉しいぜ、これからヨロシクな! 明智!」

口元を三日月上につり上げて、その隙間から鋭い刃をちらつかせながら笑みを浮かべる金剛。

その顔は、やはり指名手配犯のようだった。


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【金剛義仁と知り合った】


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ファジル「フン……オレはファジル。クリミナーレファミリーのアンダーボス、ファジル・バーンズと言えばテメェでも聞いたことあんだろ?」


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【超高校級のマフィア】ファジル・バーンズ(Fazil Burns)

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明智「クリミナーレファミリー…だと!?」

その名前は確かに俺の記憶にあった。

たしか、構成員が十万人を超えるという、イタリアの超巨大マフィアだったはずだ。

そこのアンダーボス……つまり、日本で言うところの若頭のようなものって事は……

明智「『金の雛鳥計画』ってのは、いつからお前のような犯罪者まで支援するようになったんだ?」

ファジル「さあね。オレが知るか」

明智「ファジルと言ったな……お前、今は状況が状況だから見逃してやるが、本来なら探偵として俺様直々に警察に売り渡しに行くところだぞ」

ファジル「フン……よく言うぜ、腰抜けが」

ファジル「探偵てのは、いわば人助けが仕事のただの『善人』だろ? そんな奴にオレを止めることはできねーよ」

キッ、とこちらを睨み付け、俺に背を向けてしまった。

この男……同じ高校生とは言え、やはりマフィアの若頭。

その威圧感は一般人の域を優に超えていた。


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【ファジル・バーンズと知り合った】


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逢坂「おはこんにちは☆ 逢坂美乃里だよー! 声のお仕事さててもらってます! みのりん、ってよんでね探偵くん☆」


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【超高校級の声優】逢坂 美乃里(オウサカ ミノリ)

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やたらとフリフリした衣装に身を包んだ可愛らしい女が、妙に甘ったるい声で名のる。

明智「声の仕事……つまり声優ということか」

逢坂「うんうん☆ 美乃里は超ウルトラスーパーハイパー声優なのだ! ……なんちゃって☆」

逢坂「明智くんは探偵なんだよね? じゃあじゃあ、薬で体が小さくなるのかな? じっちゃんの名前にかけるのかな?」

明智「…? 何の話をしてるんだ?」

逢坂「ええっ!? 分からないの!? もしかして明智くんってアニメとか観ない人なのっ!?」

信じられないと言う顔で、俺に詰め寄る逢坂。

ま、まったく、どいつもこいつも近いんだよ……

明智「観ないな。というか、生まれてこの方一度も観たことない」

逢坂「ええっ!? じゃあじゃあ、超☆スーパーウルトラミラクル大人気声優の、このみのりんの事も知らないって言うの!?」

明智「まったく知らない。というか興味がないな」

逢坂「うえーん! ひ、ひどーい!」

大袈裟に泣く真似をする逢坂。

この異様な言動……声優ってのは変な生き物だな。


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【逢坂美乃里と知り合った】


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王騎「うふふふ、私、王騎知恵って言うの。どうぞよろしくね、明智翔さん」


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【超高校級のチェスプレイヤー】王騎 知恵(オウキ チエ)

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王騎と名のった細身の少女は、穏やかに、それでいて冷たく、全てを見透かすかのような笑みを浮かべていた。

王騎「明智翔さん、あなたチェスはおやりになるのかしら?」

明智「どうして、そんな事をきく?」

王騎「私、チェスを少々嗜んでいて、もし良ければお手合わせを願おうかと……」

王騎「探偵さんということは、やはり頭の回転も速いでしょうし、一度勝負してみたいもの」

明智「少々嗜んでる……か。嘘をつけ、この最年少のチェス世界王者が」

王騎「あら、知っていたのね。意地悪な人」

王騎知恵……落ち着いた雰囲気で、いかにも優しそうに見えるかもしれないが、チェスの世界大会を11歳という若さで優勝してから、5連覇している化け物級のチェスプレイヤーだ。

明智「俺も少しだけチェスをかじっていた時期があってな。王騎知恵の名前は嫌でも耳に入ったよ」

王騎「うふふふ、名探偵さんにそう言ってもらえらと光栄ね」

王騎「じゃあこれからよろしくね、明智翔さん」ニコッ

可愛いらしく微笑む王騎。

だが、その瞳には底知れない何かがある気がした。


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【王騎知恵と知り合った】


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九折坂「私はー、九折坂漉音と申しますれすー。超高校級の-、折り紙職人なのれすよー」


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【超高校級の折り紙職人】九折坂 漉音(ツヅラオリザカ スクネ)

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九折坂「ふわぁ~……眠いのれすー」

小さな口を大きく開けあくびをする九折坂。

その姿は、その小柄な体格と相まって、まるで本当に幼い子供のようだった。

明智「お前は本当に高校生なのか…?」

九折坂「そうれすよー? 私はれっきとした高校二年生なのれすー」

明智「全くそう見えないな。背が低すぎるぞ」

九折坂「そういうことをはっきり言ってしまう明智も-、私にいわせれば子供みたいなのれすよー」

九折坂「ふわぁ~、それにしても眠いれすねー。昨日は徹夜で作品を折ってましたからー、そろそろおやすみなのれすー」

そう言うと九折坂は、すぅすぅ、と立ったまま寝息を立て始めた。

よく、こんな状況で眠くなれるな……まあ、子供だから仕方ないか。

九折坂「むにゃ……なんだか、失礼なことを考えられた気がするのれすー」


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【九折坂漉音と知り合った】


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東「オイラは超高校級の馬術部、東勇気だよ。んで、コイツがオイラの愛馬トシロウだよ」


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【超高校級の馬術部】東 勇気(アズマ ユウキ)

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黒くて比較的小柄な体格の馬の上に、これまた小柄な男が乗っていた。

東「どう? オイラの自慢の馬は! 良い毛並みをしてるよね?」

明智「ああ、確かに……ってちょっと待て! 何故お前の馬がいる? まさか、馬ごと気を失って、ここに連れて来られたというのか!?」

東「さあ? よく分かんないけど、オイラは普段から屋外にいるときはトシロウと行動を共にしてるんよ」

東「気を失ったときも、トシロウに乗ってたら携帯に着信があって……」

明智「な、なるほど。だが、何故馬ごと連れて来られたんだ? これを仕組んだ奴がいるとしたら、そいつは何を考えて……」

東「オイラは馬鹿だからよく分かんないけんど、トシロウと一緒で良かったよ! 安心するしね! な、トシロウ」

トシロウ「ヒヒーン♪」

数多を抱えて悩む俺の頭上で、嬉しそうな馬の鳴き声が響いていた。


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【東勇気と知り合った】

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ちょっと中断します。


お待たせしました。

今から続きをはじめます。

よろしくお願いします。


忍里「…………………忍里蓮華……ただの忍者でござる…」


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【超高校級の忍者】忍里 蓮華(シノビザト レンゲ)

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忍里と名のった女は、口元を隠すように巻かれたマフラーの様な物の先端を棚引かせていた。

明智「忍者…だと?」

忍里「………ああ……拙者は忍者……主の命令で……どんな仕事も遂行する………」

忍里「言わば………〝生きた兵器〟でござる……」

明智「生きた兵器? 殺し屋の様な物をやってきたと言うことか!?」

忍里「……………………」

忍里は目を閉じ、俺の質問に答えようとすらしない。

明智「マフィアといい忍者といい、『金の雛鳥計画』はどうして、こうも危険人物を支援するような真似を……」

明智「おい、忍里。この俺様の目の届くところでは、悪事を働かせないならな。分かったか?」

忍里「……………………」

忍里は目を閉じ、俺の質問に答えようとすらしない。

明智「無視か……まあ、いい」

明智「ただ、覚えておくんだな。いくらお前が超高校級の忍者だろうと……この名探偵、明智翔の目は誤魔化せないとな!」

忍里「……………………」

忍里は目を閉じ、俺の質問に答えようとすらしない。

明智「……………ふっ…」

結局、一度も返事を貰えなかったな……


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【忍里と知り合った】


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文月「僕の名前は文月警。超高校級の警備員って事になってるんだ。よろしく明智くん」


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【超高校級の警備員】文月 警(フヅキ ケイ)

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一見、穏やかな顔つきの青年だが、服の上からでもその体が鍛え上げられていることが分かる。

文月「それにしても、探偵の明智くんが居てくれて助かるよ」

文月「僕は皆を守ることはできても、この状況を解決に導くのは難しいかもしれないからね」

明智「そういうことなら任せておけ、俺様は名探偵だからな」

文月「あはは、頼もしいね」

文月「そういえば明智くん。聞いておきたいことがあるんだけど」

明智「ん? なんだ」

文月「明智くんはここに来る前……つまり、気を失う前の状況を覚えてるかい?」

明智「気を失う前? 確か、変な電話がかかってきて……」

文月「やっぱりか。実は僕の所にもかかってきたんだよ、よく分からないあの電話が」

文月「と言うことは、あの電話はこの状況に何らかの関係があるって事だよね」

この男……文月は自分は解決できないと言っておきながら、状況を冷静に分析している……

中々頭の回る奴のようだな。

明智「ふっ……まあ、俺様ほどではないが」

文月「え? 何か言ったかい?」


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【文月警と知り合った】


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フシン「ハイ! ワターシの名前はフシン・ハッサン。ニッポンには来たばかりだけれど、ヨロシクね!」


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【超高校級の王子】フシン・ハッサン(Husin Hassan)

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陽気な挨拶をしたのは、肌が浅黒く、顔の彫りが濃い外国人だった。

明智「…ハッサン…? まさか、数週間前に来日したと噂の『オルダミア王国』の王族って言うのは……」

フシン「そう、ワターシはオルダミアの王家ハッサン家の第八王子、フシン・ハッサンさ」

オルダミア王国と言えば、東南アジアの島国で、主にレアメタル等の輸出で栄えている国の一つだ。

フシン「ニッポンに来たのは我がオルダミアとニッポンの友好関係を深める一環として、留学することになったからなんだ」

明智「留学生の王子か……お前も超高校級なのか?」

フシン「モチロン! ニッポンに留学するにあたって【超高校級】と言う肩書きがあると何かと便利でね、AHAHAHA!」

なるほど、『金の雛鳥計画』は外交政策としても使われていると言うことか。

明智「それにしても、王子という血統の良さだけで【超高校級】と呼ばれるとは……気楽な物だな」

フシン「AHAHAHA! まあ、それほどでもないよ」

明智「褒めてないぞ」


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【フシン・ハッサンと知り合った】


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飛鷹「やあッ! アタシは飛鷹朱鳥ッ! 大空を翔る戦士、超高校級のパイロット、さッ!」キラーン


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【超高校級のパイロット】飛鷹 朱鳥(トビタカ アスカ)

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ばちこーん、と音が鳴りそうなほど派手にウインクをかました女は、ゴーグルのついた帽子を被りなおす。

飛鷹「ねえ、明智君は空が好きかい?」

明智「いや別にそうでもない。探偵の仕事が忙しくて飛行機に乗る機会は……」

飛鷹「そうかッ! 君も好きなのかッ! アタシも大好きさッ!」

人の話を聞かない奴だな。

この俺様を無視するとは……良い度胸だ。

飛鷹「空は良い。あの澄んだ空を駆けていくのは、何事にも変えられない快感を生んでくれるの、さッ!」

飛鷹「嗚呼…なんて素晴らしいんだろうッ! 空……愛しの大空よッ!」

自分の腕で自分の肩を抱きかかると、恍惚の表情を浮かべる。

飛鷹朱鳥……そういえば、何処かで聞いたことがある。

空を愛するあまりに、10代でありとあらゆる飛行機の運転をマスターした天才パイロットが居ると。

それがこんな頭が変な奴とは思わなかったが。

でも確か、女性に人気と聞いていたが……男ではなく女だったのか。

飛鷹「そうだッ! 明智君。」

明智「なんだ?」

くるりとこちらを向き、俺の目をまっすぐと見つめる飛鷹。

飛鷹「今度、一緒に空を飛ぼうッ! アタシが何処までも連れて行ってあげる!」

その瞳はキラキラと純粋に輝いていて、女性に人気の理由が少しだけ分かった気がした。


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【飛鷹朱鳥と知り合った】


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初音『わっ、わわ私は初音凛です! 超高校級の放送委員です!』


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【超高校級の放送委員】初音 凛(ハツネ リン)

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キイィン、と耳をつんざくハウリングの音を伴った自己紹介。

オドオドとした表情の少女の手には、白い拡声器が握られていた。

明智「初音……と言ったか、お前、なんだその拡声器は」

初音『あ、ああっ! やめて下さい! 触らないで!』

初音『こ、この拡声器は私の大事な相棒なんです! これがないと私……人前で話ができない性分なんですっ!』

明智「お前、超高校級の放送委員と言ってなかったか!? どうなってるんだ……そんな奴が放送などできるのか?」

初音『う、うぅ……放送室に1人の時は大丈夫で……むしろ饒舌になるんです』

明智「都合の良い性分だな」

初音『ホントなんですって! 信じて下さいよっ!』

初音は両手でにぎった拡声器を、ブンブンと大袈裟に振り回して精一杯の意思表示をする。

その拡声器は大事な相棒なんじゃなかったのか……?


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【初音凛と知り合った】


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化野「えぇーと、自己紹介だっけ? しょうがないねぇ……俺は化野冠太。まあ、一応医者をやってるよ」


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【超高校級の医者】化野 冠太(アダシノ カンタ)

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ボサボサの髪の毛。

まばらに伸びた無精ヒゲ。

およそ、清潔とは無縁そうな男は、なんと医者を名のった。

明智「こんな汚らしい奴が医者だと?」

化野「汚らしい、だなんて……いってくれるじゃあねぇのよ」

化野「こう見えても少し前までは、有名な大学病院に勤めてたこともあるんだがねぇ……新都大病院って言えば聞いたことあるだろぉ?」

明智「世界でも有数の最先端の病院じゃないか!? てことは見た目はともかく、腕は確かなのか……」

化野「まあ、もう辞めちゃったんだけどね」

大したことでは無いかのように、さらっと発言する化野。

明智「なっ…辞めた!? どうして?」

化野「いやぁ、ほら手術とかってさ、恐いだろぉ? 血とか出るし」

化野「それに、今は可愛い女の子を探すのに忙しいしねぇ」

いやらしそうな声色で、にやりと笑い、あごを手に当てる。

化野の言葉が真意かどうか……名探偵の俺様にも、それを見極めるのは難しそうだ。


【info】
【化野冠太と知り合った】


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浅海「陶芸家の浅海いちか、と申します。浅い海とかいて浅海。いちかは平仮名です」


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【超高校級の陶芸家】浅海 いちか(アサミ イチカ)

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和服を着こなし、長い髪を結っている女は、眼鏡を片手で押さえていた。

浅海「あ、陶芸家というのはご存知ですか? 粘土などを成形して焼くことで、陶磁器を作る職のことなのですが」

明智「当たり前だ。知っているに決まってるだろう」

浅海「流石、探偵さん。こんな事まで知っているなんて…物知りなんですね」

明智「ふざけているのか」

浅海「ふざけていません。真剣です。大まじめです。大まじめに馬鹿にしているだけです」

明智「やはり、ふざけているじゃないか!」

浅海「はぁ……探偵さんは職業柄、疑い深くていけませんね。すこし落ち着いて、深呼吸をしては如何ですか?」

すました顔の浅海は、目をこちらに向けておらず、会話を適当に受け流していると言うことが見て取れる。

明智「俺様をコケにするその態度……くくく、今に見ていろ! 公開することになるからな!」

浅海「自信たっぷりで素晴らしいですね。あとは、もう少し声を小さくできれば花丸を差し上げますよ」

ふう、と呆れたようにため息を漏らす浅海は、最後まで俺様を小馬鹿にし続けたのだった。


【info】
【浅海いちかと知り合った】


天草「ボクは天草氷之助。指揮者をやってるんだけれど……君の好きな音は何色?」


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【超高校級の指揮者】天草 氷之助(アマクサ コオリノスケ)

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明智「は? 好きな音…色? 何を言ってるんだ?」

天草「うーん、説明が必要? そうだなぁ……じゃあ耳を澄ませてごらん?」

明智「…?」

よく分からないが、天草のいうとおり注意して耳をそばだてる。

聞こえてくるのは、噴水から流れ出る水が、おちていく音だけ。

天草「どう? 綺麗な色だろう? 透き通るような薄い水色だ」

明智「まさか天草…お前はシナスタジアの持ち主なのか?」

シナスタジア……共感覚とは、一つの事柄に対して通常とは異なる感覚を生じる特殊な知覚現象だ。

つまり、天草は音に対して、聴覚だけでなく知覚……色として認識することができるのだ。

天草「音楽をやっているとね、綺麗な音を見ることが多いんだ」

天草「特に、完璧にそろったハーモニー……あの虹色の輝きは美しいね」

天草「でも、ボクが本当に好きなのは黒色なんだ。なぜだか分かる?」

明智「黒? 虹色とか透き通るような色とはずいぶん違うようだな。何故だ?」




天草「それはね…………黒は………『破滅』の色だから」ニタァ



天草「あははははは、ははっ、ははは、あははははっ」


明智「なっ? あ、天草? どうしたんだ一体!?」

狂ったように笑いつづける天草の顔は、狂気に満ちていた。

一体コイツは……?


【info】
【天草氷之助と知り合った】


自己紹介が全員分終わったので、今回はここで中断します。

次は明日か明後日には再開します。

よろしくお願いします。

あと、気になるキャラとか居れば教えてもらえたらうれしいです。

どうして見てわかる地雷の天草が推されてないんだ…?
自分は天草は名前繋がりでシロウ・コトミネで再生されてるけど、>>1は外見イメージとか設定してたりする?

ごめんなさい
今夜来るつもりが寝落ちしてしまいました!
もうこんな時間ですし、明日(もう今日ですけど)にします。

本当に申し訳ない。

あと、気になるキャラをあげていただき、ありがとうございます!
今の所、人気なのは明智と文月(とトシロウ)あたりですかね。
主人公が人気なのは嬉しいことです。

>>220
今の所外見イメージはそこまで細かく設定していません。いずれ、簡単なイラストでも描いてビジュアルを公表できればと思います。


お待たせしました。
今から、プロローグの続きを始めて行きます。

よろしくお願いします。


文月「さてと、明智くんへの自己紹介も一段落したみたいだし……もう一度、改めて今の状況を整理しようか」

さらっと、まるでそうすることが自然であるかのように文月が場を仕切りだした。

文月「まず確認なんだけど、僕らは全員気を失って……目を覚ましたときには、ここに居たって事でいいんだよね?」

東「ああ、オイラはそうだよ」

逢坂「はいはーい! 美乃里も同じだぞ☆」

飛鷹「うん、そうさッ! アタシも気を失ってしまったんだッ!」

明智「その時……気を失う直前、お前らのもとに電話がかかってきてはいないか?」

赤城「あっ、そういえばそうだったかも!」

金剛「俺にも覚えがあるぜぇ……あん時、携帯から変な電話がかかってきたんだ!」

明智「やはりそうか」

王騎「成る程。つまり、その電話に私達の気を失わせる仕掛けがあった……ということね」

明智「ああ。更に言えば、全員にかかってきたということは、それが誰かの意思によってもたらされたことなのは明白だな」

初音『えっ? ええっ!? そ、それってもしかして……』

浅海「誘拐された……って探偵さんは言いたいんですか?」

明智「その可能性が高いのは確かだろうな」


フシン「でも、ワターシの部屋に直通で電話を通せるなんて……一体どんな人物なんだろうか?」

当然と言えば当然の疑問をフシンが口にする。

超高校級の王子ともあれば、そのセキュリティも相当なものだろう。

それをかいくぐってフシンを誘拐できるとすればそれは……






天草「大きな力をもつ犯罪組織、あるいは国家の陰謀かもしれない」

天草「面白くなってきたな……あははっ、はははははっ!」






初音『え、えええぇ…っ!?!?』

金剛「い、陰謀ってオイオイ…ありえねぇだろ」

逢坂「こ、これが運命石の扉の選択か…! って、冗談だよね? ね?」

化野「嫌だねぇ…俺は恐いのは嫌いなんだよなぁ」

天草の言葉に顔を青くする一同。

余計に不安を煽るような事を言いやがって……

混乱する皆を前に、張本人はうっとりとした表情を浮かべている。


天草「あははっ、はははは、いい音だ、皆が段々と黒ずんでゆくのが分かるよ」


赤城「あ、天草クン……? 何だか様子が」

浅海「あの人のおかしい所は様子ではなく、頭なのではないですか?」

明智「そうかもな」

天草氷之助……奴はもしかしたら、今のこの状況よりも、よっぽど危険かもしれないな。


少しして。

こほん、と咳払いをした文月が、場を制すように発言する。

文月「ま、まあ国家の陰謀というのは言い過ぎだとしても……何かの事件に巻き込まれているのは確かだろうね」

赤城「でもでも! もし事件に巻き込まれているとしても大丈夫だよ!」

王騎「あら、どうしてかしら?」

赤城「だって、ここには名探偵の明智くんがいるもん! ね、明智くん」

期待込めた満面の笑みでこちらを向く赤城。

明智「あ、ああ。当然だ」


明智「この名探偵である俺様がいる限り、どんな事件だろうと問題は無い!」


全員の顔をぐるりと見回しながら、俺は腕を組む。

逢坂「流石探偵くん☆ 頼りになるぅ!」

東「な、なんだか分かんねーけんど、明智が言うんなら安心な気がするよ」

浅海「何の根拠も無いのにその自信……御自身のことを名探偵とおっしゃってしまうだけのことはありますね」

九折坂「まー、とりあえずはー、明智に任せてみましょうれすー」


皆、俺様に期待の目線を向けている。

くくくく、これは気分が良い。

まあ、若干そうでも無い奴もいるが。


その時、それまで黙っていた男が声を荒げた。


ファジル「殺気から黙って聞いてればよ、テメェらどいつもこいつも脳天過ぎるぞ」


超高校級のマフィア、ファジル・バーンズがこちらを睨む。


ファジル「誰がここにオレらを連れて来たとか、どんな事件に巻き込まれてるかだとか、んな事はどーでも良いだろうが」

文月「ど、どうでもいいって事は無いよ」

ファジル「フンッ……もっと根本的な問題があるだろ?」

明智「根本的な問題だと?」


ファジル「ああ……それは、〝ここが一体何処なのか〟っつ-話だ!」


金剛「そ、そういやそうだぜぇ、俺はさっきまで東京にいたんはずだけどよぉ……」

初音『東京にこんな場所無いですよね…?』

王騎「そもそもここは日本かどうかもあやしいものね」

九折坂「見たところー、西洋風の街造りれすがー」

飛鷹「アタシ! 空の旅で色んな場所に行ってきたけれど、こそは初めて見る場所さッ!」

フシン「ワターシも見当つきません」


ファジル「オレは目が覚めた後、少しあたりを見て回ったんだが……どうやら、この街は海の真ん中にあるみてーなんだ」



ファジル「つまり、泳ぐにしろ船を使うにしろ、ここがどこだか分からねぇ以上、オレ達は帰りようがねーってことだ!」


東「か、帰れないって、困るよ! オイラには田舎で待つ馬たちが!」

トシロウ「ヒヒィン!」

明智「ま、待て! ここに連れて来たやつを判明させれば、この場所も特定できるはずだ!」

明智「それに、警察だって俺達を探しているはず…!」

ファジル「フン……警察やテメェみたいな腰抜けに期待なんてできねぇな」

ファジルの物言いにブチッ、と何かが切れる音が、俺の脳内をめぐる。

明智「な、何だと!? 俺様は名探偵だぞ!」

バチバチと火花を散らし、にじり寄るファジルと俺。

ファジルめ……この俺様を馬鹿にするとは良い度胸だ!

文月「二人とも落ち着いて……僕たちが争っても意味なんか無いよ」

赤城「そ、そうそう! 喧嘩なんて合理的じゃないよ、明智クン、ファジルクン!」

今にも殴りかかりそうな俺の腕を赤城が掴み止める。

ファジルも文月に抑えられたようだ。

だが、俺様を愚弄した罪はまだ───────────









俺がファジルに再び詰め寄ろうとした、

─────まさにその時だった。








???「うぷぷぷぷ、血気盛んなのはいいけど」

???「ボクが出る前に、勝手にはじめないで欲しいなぁ」





声が響く。

それは明るく脳天気、だが深く絶望が滲み出た声。


明智「な、なんだ? この声……」


そう呟いた次の瞬間。

〝それ〟は俺達の目の前に姿を現した。



モノクマ「いやっほおおおおおう! モノクマの登場だよ!」ビョーン



飛び跳ねるように、噴水の影から勢いよく現れたそいつは、くるりと一回転して着地する。

白と黒で塗り分けられた体。

赤く輝く不気味な左目。

そいつは、ぬいぐるみの熊のような姿をしていた。


初音『きゃああっ!!!』

フシン「び、ビックリしたよ! いきなり何だい?」

ファジル「な……何モンだテメェ…?」

モノクマ「何モン? ポ○モンでもデ○モンでもないよ! ましてや、く○モンでもないんだから!」

モノクマ「ボクはモノクマ! オマエラの学園長であり、この水の都『リヴァネシア』を治める領主様でもあるのです!」

逢坂「も、モノクマさん? 案外可愛いかも……☆」

金剛「てかよぉ、人形が動いて喋ってる? どんなってんだぜぇ?」

明智「どうせ、機械仕掛けで動いているんだ。スピーカーも内蔵されているだろう」

モノクマ「嫌だなぁ、機械仕掛けなんて言わないでよ! 夢が壊れちゃうでしょ!」

天草「今、水の都『リヴァネシア』って言った? へぇ、それがこの町の名前なんだ……」

飛鷹「そんな名前の街、聞いたこと無いよッ!」

モノクマ「まあ、それはそうだろうね! このリヴァネシアはボクが造った特別な街だからね!」

特別な街だと……それって一体……?


王騎「それでモノクマさん。貴方が私達をここに連れて来た張本人でいいのかしら?」

モノクマ「うん! そうだよ!」

九折坂「目的はなにれすかー? まさかー、ただ旅行に-、連れて来てくれた-、という訳じゃ無いれすよねー?」

モノクマ「うぷぷぷぷ、目的ね……」
 
その質問を待っていた、と言わんばかりにモノクマは赤い目を光らせる。



モノクマ「ねえねえオマエラ、オマエラはもと居た場所に帰りたい?」


東「そりゃ、帰れるなら帰りたいよ」

初音『もしかして、帰してくれるんですか!?』


モノクマ「うぷぷぷぷ、もちろん帰してあげるよ」


モノクマ「ある条件を満たせばね」ニヤリ


左右非対称の口を歪め、薄気味悪く笑うモノクマ。

文月「条件? それは……」








モノクマ「それはね───────────」











モノクマ「人が人を殺すことだよ」







明智「───────なっ!?」

忍里「…………………………」

天草「…あははっ」

赤城「殺すって…え!? 殺す!?」



モノクマ「ルールは簡単だよ! 殴殺撲殺斬殺刺殺毒殺扼殺絞殺圧殺暗殺呪殺! 殺し方は問いません」

モノクマ「誰にも気付かれずに、他の人を殺した人間だけが、ここから出られる」

モノクマ「たったそれだけの話なんだ! うぷぷぷぷ…」


モノクマが語るルール。

それは余りにも非現実的で。

俺の脳細胞を持ってしても、理解しがたいものだった。

それゆえに、言葉が出ない。


王騎「コロシアイのゲーム……そう言いたいの?」

ぽつりと呟かれた王騎の言葉が響く。

モノクマ「うぷぷぷぷ! 流石、超高校級のチェスプレイヤーの王騎さん! 物わかりが良いね!」

初音『い、嫌……!』

初音『嫌っ!!!! コロシアイなんて、そんな、嘘、無理、私、恐いしっ!!!』

恐怖が初音の体を震わせている。

いや、初音だけでない。

ここにいる、ほぼ全員が、モノクマによって恐怖に陥れられているのだ。


文月「どうやら、本気で制圧しないとならないみたいだね」

すっ、と皆の前に出る文月。

その瞳には闘志が宿っている。

文月「超高校級の警備員として、僕が皆を守るよ」

明智「文月、お前……!」

初音『ふ、文月さん……』

文月「安心して、僕が居る限り、だれも傷つけさせないよ」

文月は覚悟を決めた顔でモノクマへと向く。

文月「さあ、モノクマ。いい加減にしてもらうよ。君の遊びに付き合うのもここまでだ」

モノクマ「いやぁ、仲間を守るため立ち上がる……漢って奴ですなぁ」

モノクマ「でも………そうはさせないよ!」



するとモノクマは両手を空に向けてあげ、叫んだ。



モノクマ「出でよ! モノラゴン!!!!」



ゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!!!!!


その言葉に呼応するように、激しい音が響き渡る。

そして────────────








モノラゴン「ギャオオオオオオアアアアアアアアァァァァァスッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」







この街の周りを囲む海から、巨大な『龍』が現れた。


 


なっ!?

なっ!?

目が覚めたら知らない場所とか。

モノクマと名のる怪しげな人形とか。

そんなことが小さな事に思えるほど、目の前の状況が異次元過ぎる!!


全長何メートルだろうか。

すくなくとも、3階建ての建物よりも高いのは確かだ。

空想上の生き物「龍」の姿を模したそれは、俺達をはるか頭上から見下ろしていた。

明智「何だ…これは……!?」

モノクマ「うぷぷぷぷ、モノラゴンはボクの友達でね! もし、オマエラが校則違反をするようならコイツがグシャッとやっちゃうから気を付けてね!」

金剛「嘘……だろ……俺は夢を見てんのかぁ? 龍なんて現実に…いるわけねぇよな」

逢坂「ドラゴンって間近で見ると蜥蜴とか蛇に近いね、あんまり格好良くないね☆ って、そんな場合じゃ無い!?」

化野「いやぁ、ついに俺は幻覚を見るようになっちまったってのかねぇ……あ、あはは」

明智「落ちつけ、お前達! よく見ればあれもモノクマと同じく機械でできている!」

飛鷹「ろ、ロボットだったとしてもッ! あんなのが相手じゃあ、流石の文月くんも敵わないじゃないかッ!」

浅海「こんなの卑怯ですね。卑怯すぎて一周まわって尊敬してしまうレベルですね」

文月「く、クソッ……!」

悔しそうに文月は下唇を噛む。

あんな化け物が相手じゃ、いくら超高校級の警備員と言えども立ち向かうのは無謀すぎる。


モノクマ「うぷぷぷぷ…ボクに逆らおうなんて考えちゃダメダメ!」

モノクマ「分かったら、オマエラはコロシアイのルールにのっとって!」

モノクマ「じゃんじゃん殺って殺って殺りまくっちゃいなYO!」


モノクマがコロシアイを煽る。

その言葉に、絶望に、俺達はすっかり飲み込まれていた。



モノクマ。

水の都『リヴァネシア』。

モノラゴン。

そして、コロシアイ。


この短時間で、一体いくつの非日常に襲われればいいんだ!

いくら名探偵とは言え……この状況に混乱しないと言えば嘘になる。


俺は憔悴していた。

何故、俺はこんな所にいるんだ?

早く帰りたい……


だが、ここから帰るためには………


『人が人を殺すことだよ』


モノクマの言葉が脳裏に蘇る。



誰かが裏切り、コロシアイをおこすかもしれない。

そう考えてしまう自分が居た。

だが、そう考えるのは俺だけではなく……



赤城「……えっと…」

金剛「…………………っ!!」

ファジル「…チッ」

逢坂「う、う~ん……………」

文月「くっ……!」

九折坂「………」

飛鷹「嗚呼……」

東「むむむむ……」

天草「あはは、ははっ」

王騎「……………ふむ」

初音『…うぅっ……ぐすん……』

フシン「………Hmm……」

浅海「…………………はぁ……」

化野「いやぁ………参ったなぁ……」

忍里「……………………………」


俺達全員の間を疑心暗鬼の視線が交差していた。




これが、始まり。

この絶望的で残酷な物語の始まりだった。


だが、この時点の俺はまだ気がついていなかった。

既に手遅れになってしまっていると言うことに────────


 


プロローグ【水の都の雛まつり】 END



残り……16人

【超高校級の探偵】明智 翔
【超高校級のカウンセラー】赤城 紅白
【超高校級の宝石商】金剛 義仁
【超高校級のマフィア】ファジル・バーンズ
【超高校級の声優】逢坂 美乃里
【超高校級の警備員】文月 警
【超高校級の折り紙職人】九折坂 漉音
【超高校級のパイロット】飛鷹 朱鳥
【超高校級の馬術部】東 勇気
【超高校級の指揮者】天草 氷之助
【超高校級のチェスプレイヤー】王騎 知恵
【超高校級の放送委員】初音 凛
【超高校級の王子】フシン・ハッサン
【超高校級の陶芸家】浅海 いちか
【超高校級の医者】化野 冠太
【超高校級の忍者】忍里 蓮華


これにてプロローグは終了です。
今日はここまでです。

ありがとうございました。

次回は明後日あたりに期待と思います。
もうすぐV3の発売日ですので、こちらも頑張りたいと思います。

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