μ'sメンバーに兄or弟それぞれ妄想してみた (91)

予定では小泉兄妹(花陽が妹)、園田兄妹(海未が妹)、東條姉弟(希が姉)

見たいひとだけ見てください。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1482932935

二人でソファに座ってテレビを見ている花陽兄妹


花陽兄「なぁ、花陽......」


花陽「なぁにお兄ちゃん」


花陽兄「ちょっとくっつぎすぎじゃね」


花陽「花陽は妹だからいいの。だってお兄ちゃん、大学入ってからちっとも家に帰ってくれないんだもん。花陽に内緒で凛ちゃんとは会ってるくせに。知ってるんだよ!!すけべ!!」


花陽兄「なんで知ってんだよ。ってかお互い幼馴染としか思ってねぇよ」


花陽(そりゃいつものろけられるんだもん。けど、凛ちゃん可哀想、、、でもまだお兄ちゃんは花陽のだもん。渡さないもん)

花陽兄「ってか、なに妬いてんの?」



花陽「妬いてるわけないでしょ!!////」(むちゃくちゃ妬いてるけど////)


花陽兄「ふ~~~ん」




花陽「ひゃぁ//なにすんの!」


花陽兄「いや、ぷにぷにして気持ちいいなって。」


花陽「もうどこ触ってんの!!」


花陽兄「いや、兄だから」

花陽「答えになってないし、それにお兄ちゃんでもだめ!!」



花陽兄「あ、ってかそれより、μ'sの女の子ともしよかったら、合コンとか...いって!!!」

花陽「もう!!お兄ちゃん最低!!すけべ!!」

なんてお兄ちゃんに甘えるメンバーよくないっすか?
もし、だれかひとりでも続き見たい人いたら書きます。

やっぱ外野が面倒なので全部スルーして書き続けます。


次は東條姉弟


希「弟くん!」


希弟「なに?いまゲームしてて忙しいんだけど」


希「おねぇちゃんにそんな態度取っていいのかな~~」


希弟「別にいいし...」



希「へ~せっかく弟くんの大好きなにこちゃんの写真あげようと思ったんだけどなぁ」



希弟「え!!まってお姉ちゃん!!謝るから!!それ!!」



希「え~~でもなぁ弟君、最近お姉ちゃんに冷たいやん...お姉ちゃん悲しいなぁって...」



希弟「いや!だって…それは…



希「それは?」



希弟「お姉ちゃんべたべたすると、その胸が当たって、、恥ずかしいっていうか…////」




希(可愛い/////)

希「えいっ」 ぎゅっ


希弟「ちょ、ちょっと///お姉ちゃん!!!」



希「もうっ!弟君に嫌われたかと思ったんだよ!!」



希弟「そんなわけないでしょ!!好きに決まってんじゃん!!」



希「へ~~///そうなんやぁ///」



希弟「ちっ違う、間違えて...//」




希(むっちゃ可愛い!!///////)

園田兄妹


海未「本日の練習はこれにて終了します。」


穂乃果「あ~~疲れた~」


海未「そんなとこで着替えずに横になっていては風邪をひきますよ」


穂乃果「うぅ...ってか!夏休みに入ったのに穂乃果たちちっとも海行けてない!!!」


海未「当たり前です!!もう私たちは受験生なんですから!!勉強もダンスもどっちも両立させると言ったのはあなたですよ!穂乃果!!」


穂乃果「でもでも~~いいなぁ二年生は…」


真姫「私はとっくに始めてるわよ…」


穂乃果「せっかくの夏休みなんだし男の子とちょっとぐらい遊びたい!!」


海未「破廉恥です!!」

穂乃果「あっ!!海未ちゃん、たしか大学生のお兄さんいたよね!!」


凛&花陽「え!!!それ本当なの??!!!」



海未「もう、穂乃果はどうしてペラペラと…はい、いますよ。今大学2年生です。」



凛「海未ちゃんのお兄ちゃんどこの大学なの?近くにいるの?」


海未「慶應大学の日吉キャンパスなのでわりと近いとは思いますが」


凛&花陽&穂乃花「ケイオウ?」


真姫「慶應義塾大学よ。凛の好きな櫻井翔くんや穂乃果の好きな石原裕次郎さんもそこの大学の卒業生よ」


凛「じゃぁ凛も翔くんと同じ大学行く!!」


海未「今の凛の成績だと少し厳しいかもしれません」


穂乃果「そんなことより!穂乃果、久しぶりに海未兄に会いたい」



凛「そんなことって…」


真姫(落ち込んでるわね)


海未「ですが、おにい…兄さんは…忙しいので、ダメです!」



真姫(今、絶対おにいちゃんって言いかけてやめたわね)

穂乃果「え~~~~~」


海未(いくらメンバーでもお兄ちゃんに会わせるなんて絶対嫌です)


真姫(にしてもあの海未ちゃんの表情…絶対何かある。)


穂乃果「じゃぁ、帰ろっかなぁ。海未ちゃんはいじわるだし。」


海未「いじわるじゃありません。あ、ですが、教室に忘れ物をしたので先に帰っていてください」


真姫「待ってるわよ。カバン見とくから置いてっていいわよ」


海未「では、お言葉に甘えて。急いで取ってきます」


ガラガラガラガラ


真姫「穂乃果、ちょっと耳かして」ごにょごにょ


穂乃果「え!!携帯の電話帳をみるために?そのためにカバンを?でも、ばれたら」


真姫「大丈夫、私がなんとかするから。凛と花陽もちょっと手伝って」


凛「いいよ~」


花陽(大丈夫なのかなぁ)


穂乃果「大丈夫だよね!よっぽどのことがない限りばれないよね!!」


花陽(穂乃果ちゃん!それフラグだよ!)


ごそごそごそ


真姫「えっとぉ…凛と花陽、ちょっと二人で見張ってて……え…うそ…穂乃果これ……見て」


穂乃果「なになに?……え…」


凛&花陽(二人のこんな表情初めて見た….)


花陽「あっ、きそうです!!」

真姫「穂乃果、電話番号メモ!急いで!!」

穂乃果「わかった!!……はい!メモしたからしまって」


ガラガラガラガラ

真姫(ぎりぎりセーフね...だけど...)

穂乃果(私たちがみたものは...)





♡♡♡海未のお兄ちゃん♡♡♡と書かれた連絡先でした




続きます。そして寝ます。



そう言って、女医さんは渡したはずのペーパーナイフを私に差し出しました。


花陽「あの、これは?」

女医「名工が暇潰しに作った一品物にルーンを刻んだだけのものだけど、魔除けとしては一級品でね……きっとあなたを守ってくれるわ」


差し出されたペーパーナイフを受け取ると、女医さんは嬉しそうな表情を浮かべました。

ペーパーナイフは大きさの割にそこそこの重さがあるので、もしかしたら純銀で作られたものなのかもしれません。


花陽「こんな高価そうなもの……本当に頂いてもいいんですか」

女医「道具は持つべき人が使いこなしてこそ、真の価値が生まれるものなの。そのナイフは、君が使ってこそ輝ける……私はそう思った。大事に使ってね」

花陽「は、はいっ、ありがとうございます」

女医「そろそろ時間かしら……支払いは済ませておくから、君はゆっくりしていくといいわ」


腕時計を確認した女医さんは伝票を持って席を立つと、レジに向かって歩き出そうとします。

しかし、一度だけ立ち止まると、元いた席の方──つまり私がいるテーブルの方に振り返ると、一言だけ告げました。


女医「また会いましょう」


女医さんが店を出て行くのを見送ってから、もらったペーパーナイフに目を向けます。

外から差し込む日光に照らされ、ナイフが白く鋭く光ったのが、やけに印象的でした。

/9
病院から何事もなく退院したあと、私は普段より少し遅れて登校することになりました。

いわゆる、遅刻寸前というやつです。

普段は朝練に出てるからこんなことはないんだけどなあ。

遅刻したくなくて焦る気持ちと、早くみんなの待ってる学校に行きたいという気持ちとが重なり合って、自然と駆け足になります。

ですがこちらの気持ちなんて配慮することもなく、信号の色は変わるものです。


花陽「……もう、タイミング悪いなあ」


広くて見晴らしの良い交差点前で信号待ちをしていると、向こう側の方に見知った人物がいました。

いえ、人物と呼ぶのは間違いだったかもしれません。


??「…………」


──普通の人なら見落としていたかもしれない距離。

視力の悪い人なら、その表情をはっきりと確認するのは難しかったのではないかと思います。

でも、今の私にははっきりと視えました。

黒髪で、髪が背中にかかるぐらい長くて、女性で、肌が白くて、左腕がなくて──

ニヤリと笑みを浮かべた口元には、鋭い牙が二本。

終わったはずなのに。

終わらせたはずなのに、彼女は向こう側から私のことをじっと見つめていました。

あの路地裏で人を食らっていた化物は、昼間の交差点に平然と姿を現したんです。

/1
きっかけは、ありふれた日常の狭間にありました。

多分、それは誰にも止めることなんてできなかったと思います。

今になって考えてみれば、ひょっとすると私がこんな眼になってしまったのも、避けられない巡り合わせだったのかもしれません。


花陽「凛ちゃん、今日はちょっと食べ過ぎだよお」

凛「ヘーキヘーキ、これぐらい腹八分目にゃ」

真姫「それ、ラーメン3杯平らげたアイドルが言うセリフじゃないわよ」

凛「あれ、もしかして真姫ちゃん……凛の心配してくれてるの?」

真姫「と、当然でしょ。もうすぐラブライブだっていうのに、花陽の次は凛がダイエットなんてことになったらたまったもんじゃないわ」

凛「うわあ~、真姫ちゃん怖いにゃあ……」

花陽「この時期に落とすのは大変だから……凛ちゃんも気をつけた方がいいよ」

凛「二人に言われたら仕方ないにゃ……でも沢山食べたなら、沢山動けばいいんだよ。ほら、こんな風に──」


そう言って、凛ちゃんは横断歩道に飛び出しました。

信号の色は赤から青に切り替わり、私達は凛ちゃんに続いて歩き出そうとしたんです。

瞬間、視界の端に映ったのは、止まる気配を見せない鉄の塊。

信号の色は、確かに青だったのに──


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1482928326

/4
地獄のような冗談で、冗談のような地獄でした。

退院後、私は元通りに学校に通い始め、μ'sの練習にも復帰しました。


海未「花陽!ステップがワンテンポずれていますよ!」

花陽「は、はいっ!」


みんなの身体に刻まれた線が、動きと一緒に揺れる。

幼い子どもが描いたようなラクガキは、決して眼の前から消えることはありません。

躍る線を視ていると、強烈な眩暈に襲われます。

至る所に蔓延る線。

凛ちゃんにも、真姫ちゃんにも、穂乃果ちゃんにも、海未ちゃんにも、ことりちゃんにも、にこちゃんにも、絵里ちゃんにも、希ちゃんにも──

そして私自身にも。

線、線、線、線、線。

身体に刻まれた線を視ていると、どうしようもない不快感が胸の内から溢れ出します。

はっきり言って、気持ち悪い。


花陽「うっ……!」

海未「花陽!大丈夫ですか!」

花陽「う、うん……最近ちょっと食が細かったから、そのせいかな、なんて……えへへ」

海未「冗談を言っている場合ですか。今日はもう安静にしていてください」

花陽「で、でもラブライブも近いし……休むわけには──」

にこ「ダメよ。さっさと帰って養生しなさい」


私の眼をしっかりと見据え、にこちゃんは言いました。

有無を言わさない態度には、強い意志が表れています。余程心配してくれていたのだと思います。

もちろん、他のメンバーも同じでした。

染みは路地裏に向かうよう、続いていました。

点々としている染みを追いかけていると、その色が段々と濃くなっていきます。

これ以上は良くない、人もいないし視界も悪い。なにより嫌な予感がする。

そう思っていても、足は歩みを止めようとしてくれません。

曲がり角の先にある行き止まりに辿り着いたところで、私は息を呑みました。





花陽「──えっ?」


人が、人を食べてる。


髪の長い女の人が、スーツを着た中年の男の人の首筋に喰らいついてる。

じゅるじゅる。

じゅるじゅるじゅるじゅるじゅるじゅる。

なにかを啜るような音が聴こえる。

なにか──なにかってなんなの?

そんなの見ればわかるに決まってる。

アレは、血を啜ってるんだ。


花陽「──っ!」


叫び声を上げそうなところを、間一髪のところで防ぎました。

まだ、向こうはこちらに気がついていません。

なら逃げられるはず。

逃げなきゃ。

逃げなきゃ!

逃げなきゃ!!

その場で膝をつきそうなのを堪えて、震える足に無言で喝を入れて、一歩ずつ後退します。

/3
危惧されていた事故の後遺症もなく、私はすぐに退院することになりました。

μ'sのみんなも退院を心から祝福してくれて、誕生日でもないのに主役気分です。


凛「かよちん……かよちんかよちんかよちんっ!!ホントに良かった……かよちんが無事に退院できて、ホントに良かったにゃ!」

花陽「凛ちゃん、ちょっと苦しいよお」

凛「ご、ごめんね……痛かった?まだどこか悪いところあるの?」

花陽「大丈夫だよ。強く抱き締められたから、ちょっと苦しかっただけ。もうどこも悪いとこはないから、心配しないで」


唯一無二の親友に、私は嘘をつきました。

治っていない場所なら、ある。

私を抱きしめる凛ちゃんの身体の至る所に刻まれた、まるでツギハギみたいに蔓延る線を視ていると、心がざわつきます。

頭の奥がジリジリと焼け焦げるような感覚。

視てはいけないモノを、直視している恐怖。

その両方を抱えたまま、私は日常に戻ることになりました。

──その先には、地獄のような非日常が待っているとも知らずに。

/9
病院から何事もなく退院したあと、私は普段より少し遅れて登校することになりました。

いわゆる、遅刻寸前というやつです。

普段は朝練に出てるからこんなことはないんだけどなあ。

遅刻したくなくて焦る気持ちと、早くみんなの待ってる学校に行きたいという気持ちとが重なり合って、自然と駆け足になります。

ですがこちらの気持ちなんて配慮することもなく、信号の色は変わるものです。


花陽「……もう、タイミング悪いなあ」


広くて見晴らしの良い交差点前で信号待ちをしていると、向こう側の方に見知った人物がいました。

いえ、人物と呼ぶのは間違いだったかもしれません。


??「…………」


──普通の人なら見落としていたかもしれない距離。

視力の悪い人なら、その表情をはっきりと確認するのは難しかったのではないかと思います。

でも、今の私にははっきりと視えました。

黒髪で、髪が背中にかかるぐらい長くて、女性で、肌が白くて、左腕がなくて──

ニヤリと笑みを浮かべた口元には、鋭い牙が二本。

終わったはずなのに。

終わらせたはずなのに、彼女は向こう側から私のことをじっと見つめていました。

あの路地裏で人を食らっていた化物は、昼間の交差点に平然と姿を現したんです。

/1
きっかけは、ありふれた日常の狭間にありました。

多分、それは誰にも止めることなんてできなかったと思います。

今になって考えてみれば、ひょっとすると私がこんな眼になってしまったのも、避けられない巡り合わせだったのかもしれません。


花陽「凛ちゃん、今日はちょっと食べ過ぎだよお」

凛「ヘーキヘーキ、これぐらい腹八分目にゃ」

真姫「それ、ラーメン3杯平らげたアイドルが言うセリフじゃないわよ」

凛「あれ、もしかして真姫ちゃん……凛の心配してくれてるの?」

真姫「と、当然でしょ。もうすぐラブライブだっていうのに、花陽の次は凛がダイエットなんてことになったらたまったもんじゃないわ」

凛「うわあ~、真姫ちゃん怖いにゃあ……」

花陽「この時期に落とすのは大変だから……凛ちゃんも気をつけた方がいいよ」

凛「二人に言われたら仕方ないにゃ……でも沢山食べたなら、沢山動けばいいんだよ。ほら、こんな風に──」


そう言って、凛ちゃんは横断歩道に飛び出しました。

信号の色は赤から青に切り替わり、私達は凛ちゃんに続いて歩き出そうとしたんです。

瞬間、視界の端に映ったのは、止まる気配を見せない鉄の塊。

信号の色は、確かに青だったのに──


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1482928326

そう言って、女医さんは渡したはずのペーパーナイフを私に差し出しました。


花陽「あの、これは?」

女医「名工が暇潰しに作った一品物にルーンを刻んだだけのものだけど、魔除けとしては一級品でね……きっとあなたを守ってくれるわ」


差し出されたペーパーナイフを受け取ると、女医さんは嬉しそうな表情を浮かべました。

ペーパーナイフは大きさの割にそこそこの重さがあるので、もしかしたら純銀で作られたものなのかもしれません。


花陽「こんな高価そうなもの……本当に頂いてもいいんですか」

女医「道具は持つべき人が使いこなしてこそ、真の価値が生まれるものなの。そのナイフは、君が使ってこそ輝ける……私はそう思った。大事に使ってね」

花陽「は、はいっ、ありがとうございます」

女医「そろそろ時間かしら……支払いは済ませておくから、君はゆっくりしていくといいわ」


腕時計を確認した女医さんは伝票を持って席を立つと、レジに向かって歩き出そうとします。

しかし、一度だけ立ち止まると、元いた席の方──つまり私がいるテーブルの方に振り返ると、一言だけ告げました。


女医「また会いましょう」


女医さんが店を出て行くのを見送ってから、もらったペーパーナイフに目を向けます。

外から差し込む日光に照らされ、ナイフが白く鋭く光ったのが、やけに印象的でした。

/4
地獄のような冗談で、冗談のような地獄でした。

退院後、私は元通りに学校に通い始め、μ'sの練習にも復帰しました。


海未「花陽!ステップがワンテンポずれていますよ!」

花陽「は、はいっ!」


みんなの身体に刻まれた線が、動きと一緒に揺れる。

幼い子どもが描いたようなラクガキは、決して眼の前から消えることはありません。

躍る線を視ていると、強烈な眩暈に襲われます。

至る所に蔓延る線。

凛ちゃんにも、真姫ちゃんにも、穂乃果ちゃんにも、海未ちゃんにも、ことりちゃんにも、にこちゃんにも、絵里ちゃんにも、希ちゃんにも──

そして私自身にも。

線、線、線、線、線。

身体に刻まれた線を視ていると、どうしようもない不快感が胸の内から溢れ出します。

はっきり言って、気持ち悪い。


花陽「うっ……!」

海未「花陽!大丈夫ですか!」

花陽「う、うん……最近ちょっと食が細かったから、そのせいかな、なんて……えへへ」

海未「冗談を言っている場合ですか。今日はもう安静にしていてください」

花陽「で、でもラブライブも近いし……休むわけには──」

にこ「ダメよ。さっさと帰って養生しなさい」


私の眼をしっかりと見据え、にこちゃんは言いました。

有無を言わさない態度には、強い意志が表れています。余程心配してくれていたのだと思います。

もちろん、他のメンバーも同じでした。

/3
危惧されていた事故の後遺症もなく、私はすぐに退院することになりました。

μ'sのみんなも退院を心から祝福してくれて、誕生日でもないのに主役気分です。


凛「かよちん……かよちんかよちんかよちんっ!!ホントに良かった……かよちんが無事に退院できて、ホントに良かったにゃ!」

花陽「凛ちゃん、ちょっと苦しいよお」

凛「ご、ごめんね……痛かった?まだどこか悪いところあるの?」

花陽「大丈夫だよ。強く抱き締められたから、ちょっと苦しかっただけ。もうどこも悪いとこはないから、心配しないで」


唯一無二の親友に、私は嘘をつきました。

治っていない場所なら、ある。

私を抱きしめる凛ちゃんの身体の至る所に刻まれた、まるでツギハギみたいに蔓延る線を視ていると、心がざわつきます。

頭の奥がジリジリと焼け焦げるような感覚。

視てはいけないモノを、直視している恐怖。

その両方を抱えたまま、私は日常に戻ることになりました。

──その先には、地獄のような非日常が待っているとも知らずに。

/9
病院から何事もなく退院したあと、私は普段より少し遅れて登校することになりました。

いわゆる、遅刻寸前というやつです。

普段は朝練に出てるからこんなことはないんだけどなあ。

遅刻したくなくて焦る気持ちと、早くみんなの待ってる学校に行きたいという気持ちとが重なり合って、自然と駆け足になります。

ですがこちらの気持ちなんて配慮することもなく、信号の色は変わるものです。


花陽「……もう、タイミング悪いなあ」


広くて見晴らしの良い交差点前で信号待ちをしていると、向こう側の方に見知った人物がいました。

いえ、人物と呼ぶのは間違いだったかもしれません。


??「…………」


──普通の人なら見落としていたかもしれない距離。

視力の悪い人なら、その表情をはっきりと確認するのは難しかったのではないかと思います。

でも、今の私にははっきりと視えました。

黒髪で、髪が背中にかかるぐらい長くて、女性で、肌が白くて、左腕がなくて──

ニヤリと笑みを浮かべた口元には、鋭い牙が二本。

終わったはずなのに。

終わらせたはずなのに、彼女は向こう側から私のことをじっと見つめていました。

あの路地裏で人を食らっていた化物は、昼間の交差点に平然と姿を現したんです。

/1
きっかけは、ありふれた日常の狭間にありました。

多分、それは誰にも止めることなんてできなかったと思います。

今になって考えてみれば、ひょっとすると私がこんな眼になってしまったのも、避けられない巡り合わせだったのかもしれません。


花陽「凛ちゃん、今日はちょっと食べ過ぎだよお」

凛「ヘーキヘーキ、これぐらい腹八分目にゃ」

真姫「それ、ラーメン3杯平らげたアイドルが言うセリフじゃないわよ」

凛「あれ、もしかして真姫ちゃん……凛の心配してくれてるの?」

真姫「と、当然でしょ。もうすぐラブライブだっていうのに、花陽の次は凛がダイエットなんてことになったらたまったもんじゃないわ」

凛「うわあ~、真姫ちゃん怖いにゃあ……」

花陽「この時期に落とすのは大変だから……凛ちゃんも気をつけた方がいいよ」

凛「二人に言われたら仕方ないにゃ……でも沢山食べたなら、沢山動けばいいんだよ。ほら、こんな風に──」


そう言って、凛ちゃんは横断歩道に飛び出しました。

信号の色は赤から青に切り替わり、私達は凛ちゃんに続いて歩き出そうとしたんです。

瞬間、視界の端に映ったのは、止まる気配を見せない鉄の塊。

信号の色は、確かに青だったのに──


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1482928326

そう言って、女医さんは渡したはずのペーパーナイフを私に差し出しました。


花陽「あの、これは?」

女医「名工が暇潰しに作った一品物にルーンを刻んだだけのものだけど、魔除けとしては一級品でね……きっとあなたを守ってくれるわ」


差し出されたペーパーナイフを受け取ると、女医さんは嬉しそうな表情を浮かべました。

ペーパーナイフは大きさの割にそこそこの重さがあるので、もしかしたら純銀で作られたものなのかもしれません。


花陽「こんな高価そうなもの……本当に頂いてもいいんですか」

女医「道具は持つべき人が使いこなしてこそ、真の価値が生まれるものなの。そのナイフは、君が使ってこそ輝ける……私はそう思った。大事に使ってね」

花陽「は、はいっ、ありがとうございます」

女医「そろそろ時間かしら……支払いは済ませておくから、君はゆっくりしていくといいわ」


腕時計を確認した女医さんは伝票を持って席を立つと、レジに向かって歩き出そうとします。

しかし、一度だけ立ち止まると、元いた席の方──つまり私がいるテーブルの方に振り返ると、一言だけ告げました。


女医「また会いましょう」


女医さんが店を出て行くのを見送ってから、もらったペーパーナイフに目を向けます。

外から差し込む日光に照らされ、ナイフが白く鋭く光ったのが、やけに印象的でした。

染みは路地裏に向かうよう、続いていました。

点々としている染みを追いかけていると、その色が段々と濃くなっていきます。

これ以上は良くない、人もいないし視界も悪い。なにより嫌な予感がする。

そう思っていても、足は歩みを止めようとしてくれません。

曲がり角の先にある行き止まりに辿り着いたところで、私は息を呑みました。





花陽「──えっ?」


人が、人を食べてる。


髪の長い女の人が、スーツを着た中年の男の人の首筋に喰らいついてる。

じゅるじゅる。

じゅるじゅるじゅるじゅるじゅるじゅる。

なにかを啜るような音が聴こえる。

なにか──なにかってなんなの?

そんなの見ればわかるに決まってる。

アレは、血を啜ってるんだ。


花陽「──っ!」


叫び声を上げそうなところを、間一髪のところで防ぎました。

まだ、向こうはこちらに気がついていません。

なら逃げられるはず。

逃げなきゃ。

逃げなきゃ!

逃げなきゃ!!

その場で膝をつきそうなのを堪えて、震える足に無言で喝を入れて、一歩ずつ後退します。

/4
地獄のような冗談で、冗談のような地獄でした。

退院後、私は元通りに学校に通い始め、μ'sの練習にも復帰しました。


海未「花陽!ステップがワンテンポずれていますよ!」

花陽「は、はいっ!」


みんなの身体に刻まれた線が、動きと一緒に揺れる。

幼い子どもが描いたようなラクガキは、決して眼の前から消えることはありません。

躍る線を視ていると、強烈な眩暈に襲われます。

至る所に蔓延る線。

凛ちゃんにも、真姫ちゃんにも、穂乃果ちゃんにも、海未ちゃんにも、ことりちゃんにも、にこちゃんにも、絵里ちゃんにも、希ちゃんにも──

そして私自身にも。

線、線、線、線、線。

身体に刻まれた線を視ていると、どうしようもない不快感が胸の内から溢れ出します。

はっきり言って、気持ち悪い。


花陽「うっ……!」

海未「花陽!大丈夫ですか!」

花陽「う、うん……最近ちょっと食が細かったから、そのせいかな、なんて……えへへ」

海未「冗談を言っている場合ですか。今日はもう安静にしていてください」

花陽「で、でもラブライブも近いし……休むわけには──」

にこ「ダメよ。さっさと帰って養生しなさい」


私の眼をしっかりと見据え、にこちゃんは言いました。

有無を言わさない態度には、強い意志が表れています。余程心配してくれていたのだと思います。

もちろん、他のメンバーも同じでした。

/3
危惧されていた事故の後遺症もなく、私はすぐに退院することになりました。

μ'sのみんなも退院を心から祝福してくれて、誕生日でもないのに主役気分です。


凛「かよちん……かよちんかよちんかよちんっ!!ホントに良かった……かよちんが無事に退院できて、ホントに良かったにゃ!」

花陽「凛ちゃん、ちょっと苦しいよお」

凛「ご、ごめんね……痛かった?まだどこか悪いところあるの?」

花陽「大丈夫だよ。強く抱き締められたから、ちょっと苦しかっただけ。もうどこも悪いとこはないから、心配しないで」


唯一無二の親友に、私は嘘をつきました。

治っていない場所なら、ある。

私を抱きしめる凛ちゃんの身体の至る所に刻まれた、まるでツギハギみたいに蔓延る線を視ていると、心がざわつきます。

頭の奥がジリジリと焼け焦げるような感覚。

視てはいけないモノを、直視している恐怖。

その両方を抱えたまま、私は日常に戻ることになりました。

──その先には、地獄のような非日常が待っているとも知らずに。

/9
病院から何事もなく退院したあと、私は普段より少し遅れて登校することになりました。

いわゆる、遅刻寸前というやつです。

普段は朝練に出てるからこんなことはないんだけどなあ。

遅刻したくなくて焦る気持ちと、早くみんなの待ってる学校に行きたいという気持ちとが重なり合って、自然と駆け足になります。

ですがこちらの気持ちなんて配慮することもなく、信号の色は変わるものです。


花陽「……もう、タイミング悪いなあ」


広くて見晴らしの良い交差点前で信号待ちをしていると、向こう側の方に見知った人物がいました。

いえ、人物と呼ぶのは間違いだったかもしれません。


??「…………」


──普通の人なら見落としていたかもしれない距離。

視力の悪い人なら、その表情をはっきりと確認するのは難しかったのではないかと思います。

でも、今の私にははっきりと視えました。

黒髪で、髪が背中にかかるぐらい長くて、女性で、肌が白くて、左腕がなくて──

ニヤリと笑みを浮かべた口元には、鋭い牙が二本。

終わったはずなのに。

終わらせたはずなのに、彼女は向こう側から私のことをじっと見つめていました。

あの路地裏で人を食らっていた化物は、昼間の交差点に平然と姿を現したんです。

/1
きっかけは、ありふれた日常の狭間にありました。

多分、それは誰にも止めることなんてできなかったと思います。

今になって考えてみれば、ひょっとすると私がこんな眼になってしまったのも、避けられない巡り合わせだったのかもしれません。


花陽「凛ちゃん、今日はちょっと食べ過ぎだよお」

凛「ヘーキヘーキ、これぐらい腹八分目にゃ」

真姫「それ、ラーメン3杯平らげたアイドルが言うセリフじゃないわよ」

凛「あれ、もしかして真姫ちゃん……凛の心配してくれてるの?」

真姫「と、当然でしょ。もうすぐラブライブだっていうのに、花陽の次は凛がダイエットなんてことになったらたまったもんじゃないわ」

凛「うわあ~、真姫ちゃん怖いにゃあ……」

花陽「この時期に落とすのは大変だから……凛ちゃんも気をつけた方がいいよ」

凛「二人に言われたら仕方ないにゃ……でも沢山食べたなら、沢山動けばいいんだよ。ほら、こんな風に──」


そう言って、凛ちゃんは横断歩道に飛び出しました。

信号の色は赤から青に切り替わり、私達は凛ちゃんに続いて歩き出そうとしたんです。

瞬間、視界の端に映ったのは、止まる気配を見せない鉄の塊。

信号の色は、確かに青だったのに──


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1482928326

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地獄のような冗談で、冗談のような地獄でした。

退院後、私は元通りに学校に通い始め、μ'sの練習にも復帰しました。


海未「花陽!ステップがワンテンポずれていますよ!」

花陽「は、はいっ!」


みんなの身体に刻まれた線が、動きと一緒に揺れる。

幼い子どもが描いたようなラクガキは、決して眼の前から消えることはありません。

躍る線を視ていると、強烈な眩暈に襲われます。

至る所に蔓延る線。

凛ちゃんにも、真姫ちゃんにも、穂乃果ちゃんにも、海未ちゃんにも、ことりちゃんにも、にこちゃんにも、絵里ちゃんにも、希ちゃんにも──

そして私自身にも。

線、線、線、線、線。

身体に刻まれた線を視ていると、どうしようもない不快感が胸の内から溢れ出します。

はっきり言って、気持ち悪い。


花陽「うっ……!」

海未「花陽!大丈夫ですか!」

花陽「う、うん……最近ちょっと食が細かったから、そのせいかな、なんて……えへへ」

海未「冗談を言っている場合ですか。今日はもう安静にしていてください」

花陽「で、でもラブライブも近いし……休むわけには──」

にこ「ダメよ。さっさと帰って養生しなさい」


私の眼をしっかりと見据え、にこちゃんは言いました。

有無を言わさない態度には、強い意志が表れています。余程心配してくれていたのだと思います。

もちろん、他のメンバーも同じでした。

そう言って、女医さんは渡したはずのペーパーナイフを私に差し出しました。


花陽「あの、これは?」

女医「名工が暇潰しに作った一品物にルーンを刻んだだけのものだけど、魔除けとしては一級品でね……きっとあなたを守ってくれるわ」


差し出されたペーパーナイフを受け取ると、女医さんは嬉しそうな表情を浮かべました。

ペーパーナイフは大きさの割にそこそこの重さがあるので、もしかしたら純銀で作られたものなのかもしれません。


花陽「こんな高価そうなもの……本当に頂いてもいいんですか」

女医「道具は持つべき人が使いこなしてこそ、真の価値が生まれるものなの。そのナイフは、君が使ってこそ輝ける……私はそう思った。大事に使ってね」

花陽「は、はいっ、ありがとうございます」

女医「そろそろ時間かしら……支払いは済ませておくから、君はゆっくりしていくといいわ」


腕時計を確認した女医さんは伝票を持って席を立つと、レジに向かって歩き出そうとします。

しかし、一度だけ立ち止まると、元いた席の方──つまり私がいるテーブルの方に振り返ると、一言だけ告げました。


女医「また会いましょう」


女医さんが店を出て行くのを見送ってから、もらったペーパーナイフに目を向けます。

外から差し込む日光に照らされ、ナイフが白く鋭く光ったのが、やけに印象的でした。

13~41は1ではありません
落ち着くまで書き溜めておきます

ということで、電話番号をゲットした私、高坂穂乃果は海未ちゃんのお兄ちゃんに電話し、まきちゃんがお兄さんに会いたいということにして、お願いしてみることにしました。


穂乃果「あ、つながった。もしもし、私、高坂穂乃果です。私のこと、覚えてますか?」


海未兄「うん。もちろん覚えてるよ。久しぶりだね。どうしたの?」



穂乃果「えっと、突然なんですけど、お兄さんに会いたいっていう女の子がいるんです。」



海未兄「いいよ。場所と日時さえ教えてくれたら。でも、そのこと、海未は知ってるの?」


穂乃果「その、実は知らないんです。海未ちゃんにはできたら黙っておいて欲しいんです。その、理由は、えっと...」


海未兄「わかった。いろいろあるみたいだから、理由は聞かないでおくね。あ、でも、穂乃果ちゃん。昔みたいに俺には敬語じゃなくても大丈夫だよ。」


穂乃果「うん、わかったよ。海未兄」


こうして私は、海未兄と会う約束をしました。
でも、緊張するなあ。





















ーー キーンコーンカーンコーン ーー




果南「っ!!」

鞠莉「あっ、逃げられちゃった」



一瞬の隙に、鞠莉の拘束から抜け出した。

は、はぁぁぁ///
今ほど、始業の鐘が愛おしく感じたことはないよ。



ダイヤ「あっ……」

鞠莉「んー、残念だけどbellがなっちゃったから」



また後でね。
そう言って、肩を竦める鞠莉。



果南「そんな後があってたまるか!!」



そう、捨て台詞を吐いて、私は自分の席に向かう。


あぁ、もう!!
一体なんなの、この世界!!


鞠莉に触られて少し熱くなった身体をどうにか冷ましながら。
私は、絶対に元の世界に戻ることを心に誓ったのだった。



ーーーーーー

1番近くにある相違点。
だから、少し期待してたんだけど……。



果南「……ふぅ、開かないか」



ま、いいや。
誰かから着信とかあれば進展するだろうしね。

……さて。
時計を見れば、もう夜の7時を指してるし。



果南「ご飯にするかな」



幸いなことに、両親がいなくても、食材とお金はあったようだった。
だから、軽くなにか作ろうかな。

そう思って、ベッドから起き上がったところで。



それは起きた。




~~ グニャリ ~~



果南「あ、れ……?」




立ちくらみ、にも似た感覚。
世界が回るみたいに、視界が歪んで。



ーーーーーー

フリーズ、した。
もう、うん。
……え?
なに?



果南「……は?」



もう言葉が出なかった。
というか、理解が追い付かなかった。

いや、だってさ。
目の前で、ダイヤとルビィちゃんが……えっと、その……///



キス、してるんだよ?



しかも、下着姿で。
部室に入ってきた私にも気付かず一心に……。

……………………。

って!




果南「ストーーーーーップ!!!」




ダイルビ「「へ?」」



私の出した大声でやっと気づいた二人。

よ、よかった。
これで気付かなかったらどうしようかと……。
いや、今はまず……。



果南「えっと……服、着よう」



そう言った。
その……うん、流石にちょっと目のやり場に困る、かな。



ーーーーーー



善子「…………そ、そっか」

果南「……っ」



梨子ちゃんとは対照的に、俯く善子ちゃん。

それを見てると、なんだか申し訳なくなる。
自分が偽物だって言われるなんて……そんなの想像がつかない。



果南「……ごめん」

梨子「果南ちゃんが謝ることじゃない」



気にしないで。
そう言って、梨子ちゃんはまた微笑む。

……うん。
ありがとう、梨子ちゃん。



梨子「よっちゃん」

善子「……うん。大丈夫」

梨子「…………うん」



善子ちゃんが大丈夫だってことを確認してから、梨子ちゃんは私に向き直る。
そして、話を続けた。



梨子「この世界が果南ちゃんの夢の中の世界。それは間違いないの?」

果南「うん。それはたぶん間違いないと思う」



意識を失った後、必ず私の部屋に移動してること。
そして、私が知らないものや人がこの世界に存在しないこと。

それが証拠になるはず。

そう言うと、梨子ちゃんは軽く頷いた。

1番近くにある相違点。
だから、少し期待してたんだけど……。



果南「……ふぅ、開かないか」



ま、いいや。
誰かから着信とかあれば進展するだろうしね。

……さて。
時計を見れば、もう夜の7時を指してるし。



果南「ご飯にするかな」



幸いなことに、両親がいなくても、食材とお金はあったようだった。
だから、軽くなにか作ろうかな。

そう思って、ベッドから起き上がったところで。



それは起きた。




~~ グニャリ ~~



果南「あ、れ……?」




立ちくらみ、にも似た感覚。
世界が回るみたいに、視界が歪んで。



ーーーーーー

フリーズ、した。
もう、うん。
……え?
なに?



果南「……は?」



もう言葉が出なかった。
というか、理解が追い付かなかった。

いや、だってさ。
目の前で、ダイヤとルビィちゃんが……えっと、その……///



キス、してるんだよ?



しかも、下着姿で。
部室に入ってきた私にも気付かず一心に……。

……………………。

って!




果南「ストーーーーーップ!!!」




ダイルビ「「へ?」」



私の出した大声でやっと気づいた二人。

よ、よかった。
これで気付かなかったらどうしようかと……。
いや、今はまず……。



果南「えっと……服、着よう」



そう言った。
その……うん、流石にちょっと目のやり場に困る、かな。



ーーーーーー



善子「…………そ、そっか」

果南「……っ」



梨子ちゃんとは対照的に、俯く善子ちゃん。

それを見てると、なんだか申し訳なくなる。
自分が偽物だって言われるなんて……そんなの想像がつかない。



果南「……ごめん」

梨子「果南ちゃんが謝ることじゃない」



気にしないで。
そう言って、梨子ちゃんはまた微笑む。

……うん。
ありがとう、梨子ちゃん。



梨子「よっちゃん」

善子「……うん。大丈夫」

梨子「…………うん」



善子ちゃんが大丈夫だってことを確認してから、梨子ちゃんは私に向き直る。
そして、話を続けた。



梨子「この世界が果南ちゃんの夢の中の世界。それは間違いないの?」

果南「うん。それはたぶん間違いないと思う」



意識を失った後、必ず私の部屋に移動してること。
そして、私が知らないものや人がこの世界に存在しないこと。

それが証拠になるはず。

そう言うと、梨子ちゃんは軽く頷いた。

ーーーーーー



果南「………………ん」



今までぼんやりとしていた意識が浮上する。

目を開けると、そこはいつもの教室。
浦の星女学院の3年生の教室だった。

窓から射し込む西日。
それから、私以外に誰もいない教室。
そんな状況から考えるに、どうも机に突っ伏して眠ってしまっていたみたい。

珍しい。
自分でもそう思う。



果南「んっ……痛っ……」



伸びをしたら、肩にちょっとした痛みが走った。
慣れないせいなのか、少し身体が痛い。

こういうのは千歌に聞いたら、身体が痛くない寝方を教えてくれるかな?
ふふっ、なんてね。



果南「……さて」



帰ろう。
……っと、その前に部室に顔出そっか。
ダイヤ辺りが怒ってそうだもんね。

果南さん!
こんな時間まで、しかも、教室で居眠りをするなんて!
たるんでいますわ!

……なんてね?



果南「ははっ、うん。素直に謝ろう」



プリプリと怒るダイヤの姿を思い浮かべて。
それから、それを受け入れる覚悟、というほど大層なものじゃないけど。
とにかく私は立ち上がった。



…………。




そういえば。
私、いつの間に寝たんだっけ?



ーーーーーー

1番近くにある相違点。
だから、少し期待してたんだけど……。



果南「……ふぅ、開かないか」



ま、いいや。
誰かから着信とかあれば進展するだろうしね。

……さて。
時計を見れば、もう夜の7時を指してるし。



果南「ご飯にするかな」



幸いなことに、両親がいなくても、食材とお金はあったようだった。
だから、軽くなにか作ろうかな。

そう思って、ベッドから起き上がったところで。



それは起きた。




~~ グニャリ ~~



果南「あ、れ……?」




立ちくらみ、にも似た感覚。
世界が回るみたいに、視界が歪んで。



ーーーーーー

フリーズ、した。
もう、うん。
……え?
なに?



果南「……は?」



もう言葉が出なかった。
というか、理解が追い付かなかった。

いや、だってさ。
目の前で、ダイヤとルビィちゃんが……えっと、その……///



キス、してるんだよ?



しかも、下着姿で。
部室に入ってきた私にも気付かず一心に……。

……………………。

って!




果南「ストーーーーーップ!!!」




ダイルビ「「へ?」」



私の出した大声でやっと気づいた二人。

よ、よかった。
これで気付かなかったらどうしようかと……。
いや、今はまず……。



果南「えっと……服、着よう」



そう言った。
その……うん、流石にちょっと目のやり場に困る、かな。



ーーーーーー





ーー キーンコーンカーンコーン ーー




果南「っ!!」

鞠莉「あっ、逃げられちゃった」



一瞬の隙に、鞠莉の拘束から抜け出した。

は、はぁぁぁ///
今ほど、始業の鐘が愛おしく感じたことはないよ。



ダイヤ「あっ……」

鞠莉「んー、残念だけどbellがなっちゃったから」



また後でね。
そう言って、肩を竦める鞠莉。



果南「そんな後があってたまるか!!」



そう、捨て台詞を吐いて、私は自分の席に向かう。


あぁ、もう!!
一体なんなの、この世界!!


鞠莉に触られて少し熱くなった身体をどうにか冷ましながら。
私は、絶対に元の世界に戻ることを心に誓ったのだった。



ーーーーーー

ーーーーーー



果南「………………ん」



今までぼんやりとしていた意識が浮上する。

目を開けると、そこはいつもの教室。
浦の星女学院の3年生の教室だった。

窓から射し込む西日。
それから、私以外に誰もいない教室。
そんな状況から考えるに、どうも机に突っ伏して眠ってしまっていたみたい。

珍しい。
自分でもそう思う。



果南「んっ……痛っ……」



伸びをしたら、肩にちょっとした痛みが走った。
慣れないせいなのか、少し身体が痛い。

こういうのは千歌に聞いたら、身体が痛くない寝方を教えてくれるかな?
ふふっ、なんてね。



果南「……さて」



帰ろう。
……っと、その前に部室に顔出そっか。
ダイヤ辺りが怒ってそうだもんね。

果南さん!
こんな時間まで、しかも、教室で居眠りをするなんて!
たるんでいますわ!

……なんてね?



果南「ははっ、うん。素直に謝ろう」



プリプリと怒るダイヤの姿を思い浮かべて。
それから、それを受け入れる覚悟、というほど大層なものじゃないけど。
とにかく私は立ち上がった。



…………。




そういえば。
私、いつの間に寝たんだっけ?



ーーーーーー

フリーズ、した。
もう、うん。
……え?
なに?



果南「……は?」



もう言葉が出なかった。
というか、理解が追い付かなかった。

いや、だってさ。
目の前で、ダイヤとルビィちゃんが……えっと、その……///



キス、してるんだよ?



しかも、下着姿で。
部室に入ってきた私にも気付かず一心に……。

……………………。

って!




果南「ストーーーーーップ!!!」




ダイルビ「「へ?」」



私の出した大声でやっと気づいた二人。

よ、よかった。
これで気付かなかったらどうしようかと……。
いや、今はまず……。



果南「えっと……服、着よう」



そう言った。
その……うん、流石にちょっと目のやり場に困る、かな。



ーーーーーー





ーー キーンコーンカーンコーン ーー




果南「っ!!」

鞠莉「あっ、逃げられちゃった」



一瞬の隙に、鞠莉の拘束から抜け出した。

は、はぁぁぁ///
今ほど、始業の鐘が愛おしく感じたことはないよ。



ダイヤ「あっ……」

鞠莉「んー、残念だけどbellがなっちゃったから」



また後でね。
そう言って、肩を竦める鞠莉。



果南「そんな後があってたまるか!!」



そう、捨て台詞を吐いて、私は自分の席に向かう。


あぁ、もう!!
一体なんなの、この世界!!


鞠莉に触られて少し熱くなった身体をどうにか冷ましながら。
私は、絶対に元の世界に戻ることを心に誓ったのだった。



ーーーーーー

フリーズ、した。
もう、うん。
……え?
なに?



果南「……は?」



もう言葉が出なかった。
というか、理解が追い付かなかった。

いや、だってさ。
目の前で、ダイヤとルビィちゃんが……えっと、その……///



キス、してるんだよ?



しかも、下着姿で。
部室に入ってきた私にも気付かず一心に……。

……………………。

って!




果南「ストーーーーーップ!!!」




ダイルビ「「へ?」」



私の出した大声でやっと気づいた二人。

よ、よかった。
これで気付かなかったらどうしようかと……。
いや、今はまず……。



果南「えっと……服、着よう」



そう言った。
その……うん、流石にちょっと目のやり場に困る、かな。



ーーーーーー

ーーーーーー



果南「………………ん」



今までぼんやりとしていた意識が浮上する。

目を開けると、そこはいつもの教室。
浦の星女学院の3年生の教室だった。

窓から射し込む西日。
それから、私以外に誰もいない教室。
そんな状況から考えるに、どうも机に突っ伏して眠ってしまっていたみたい。

珍しい。
自分でもそう思う。



果南「んっ……痛っ……」



伸びをしたら、肩にちょっとした痛みが走った。
慣れないせいなのか、少し身体が痛い。

こういうのは千歌に聞いたら、身体が痛くない寝方を教えてくれるかな?
ふふっ、なんてね。



果南「……さて」



帰ろう。
……っと、その前に部室に顔出そっか。
ダイヤ辺りが怒ってそうだもんね。

果南さん!
こんな時間まで、しかも、教室で居眠りをするなんて!
たるんでいますわ!

……なんてね?



果南「ははっ、うん。素直に謝ろう」



プリプリと怒るダイヤの姿を思い浮かべて。
それから、それを受け入れる覚悟、というほど大層なものじゃないけど。
とにかく私は立ち上がった。



…………。




そういえば。
私、いつの間に寝たんだっけ?



ーーーーーー





ーー キーンコーンカーンコーン ーー




果南「っ!!」

鞠莉「あっ、逃げられちゃった」



一瞬の隙に、鞠莉の拘束から抜け出した。

は、はぁぁぁ///
今ほど、始業の鐘が愛おしく感じたことはないよ。



ダイヤ「あっ……」

鞠莉「んー、残念だけどbellがなっちゃったから」



また後でね。
そう言って、肩を竦める鞠莉。



果南「そんな後があってたまるか!!」



そう、捨て台詞を吐いて、私は自分の席に向かう。


あぁ、もう!!
一体なんなの、この世界!!


鞠莉に触られて少し熱くなった身体をどうにか冷ましながら。
私は、絶対に元の世界に戻ることを心に誓ったのだった。



ーーーーーー

フリーズ、した。
もう、うん。
……え?
なに?



果南「……は?」



もう言葉が出なかった。
というか、理解が追い付かなかった。

いや、だってさ。
目の前で、ダイヤとルビィちゃんが……えっと、その……///



キス、してるんだよ?



しかも、下着姿で。
部室に入ってきた私にも気付かず一心に……。

……………………。

って!




果南「ストーーーーーップ!!!」




ダイルビ「「へ?」」



私の出した大声でやっと気づいた二人。

よ、よかった。
これで気付かなかったらどうしようかと……。
いや、今はまず……。



果南「えっと……服、着よう」



そう言った。
その……うん、流石にちょっと目のやり場に困る、かな。



ーーーーーー

1番近くにある相違点。
だから、少し期待してたんだけど……。



果南「……ふぅ、開かないか」



ま、いいや。
誰かから着信とかあれば進展するだろうしね。

……さて。
時計を見れば、もう夜の7時を指してるし。



果南「ご飯にするかな」



幸いなことに、両親がいなくても、食材とお金はあったようだった。
だから、軽くなにか作ろうかな。

そう思って、ベッドから起き上がったところで。



それは起きた。




~~ グニャリ ~~



果南「あ、れ……?」




立ちくらみ、にも似た感覚。
世界が回るみたいに、視界が歪んで。



ーーーーーー





ーー キーンコーンカーンコーン ーー




果南「っ!!」

鞠莉「あっ、逃げられちゃった」



一瞬の隙に、鞠莉の拘束から抜け出した。

は、はぁぁぁ///
今ほど、始業の鐘が愛おしく感じたことはないよ。



ダイヤ「あっ……」

鞠莉「んー、残念だけどbellがなっちゃったから」



また後でね。
そう言って、肩を竦める鞠莉。



果南「そんな後があってたまるか!!」



そう、捨て台詞を吐いて、私は自分の席に向かう。


あぁ、もう!!
一体なんなの、この世界!!


鞠莉に触られて少し熱くなった身体をどうにか冷ましながら。
私は、絶対に元の世界に戻ることを心に誓ったのだった。



ーーーーーー

ーーーーーー



果南「………………ん」



今までぼんやりとしていた意識が浮上する。

目を開けると、そこはいつもの教室。
浦の星女学院の3年生の教室だった。

窓から射し込む西日。
それから、私以外に誰もいない教室。
そんな状況から考えるに、どうも机に突っ伏して眠ってしまっていたみたい。

珍しい。
自分でもそう思う。



果南「んっ……痛っ……」



伸びをしたら、肩にちょっとした痛みが走った。
慣れないせいなのか、少し身体が痛い。

こういうのは千歌に聞いたら、身体が痛くない寝方を教えてくれるかな?
ふふっ、なんてね。



果南「……さて」



帰ろう。
……っと、その前に部室に顔出そっか。
ダイヤ辺りが怒ってそうだもんね。

果南さん!
こんな時間まで、しかも、教室で居眠りをするなんて!
たるんでいますわ!

……なんてね?



果南「ははっ、うん。素直に謝ろう」



プリプリと怒るダイヤの姿を思い浮かべて。
それから、それを受け入れる覚悟、というほど大層なものじゃないけど。
とにかく私は立ち上がった。



…………。




そういえば。
私、いつの間に寝たんだっけ?



ーーーーーー

1番近くにある相違点。
だから、少し期待してたんだけど……。



果南「……ふぅ、開かないか」



ま、いいや。
誰かから着信とかあれば進展するだろうしね。

……さて。
時計を見れば、もう夜の7時を指してるし。



果南「ご飯にするかな」



幸いなことに、両親がいなくても、食材とお金はあったようだった。
だから、軽くなにか作ろうかな。

そう思って、ベッドから起き上がったところで。



それは起きた。




~~ グニャリ ~~



果南「あ、れ……?」




立ちくらみ、にも似た感覚。
世界が回るみたいに、視界が歪んで。



ーーーーーー

フリーズ、した。
もう、うん。
……え?
なに?



果南「……は?」



もう言葉が出なかった。
というか、理解が追い付かなかった。

いや、だってさ。
目の前で、ダイヤとルビィちゃんが……えっと、その……///



キス、してるんだよ?



しかも、下着姿で。
部室に入ってきた私にも気付かず一心に……。

……………………。

って!




果南「ストーーーーーップ!!!」




ダイルビ「「へ?」」



私の出した大声でやっと気づいた二人。

よ、よかった。
これで気付かなかったらどうしようかと……。
いや、今はまず……。



果南「えっと……服、着よう」



そう言った。
その……うん、流石にちょっと目のやり場に困る、かな。



ーーーーーー





ーー キーンコーンカーンコーン ーー




果南「っ!!」

鞠莉「あっ、逃げられちゃった」



一瞬の隙に、鞠莉の拘束から抜け出した。

は、はぁぁぁ///
今ほど、始業の鐘が愛おしく感じたことはないよ。



ダイヤ「あっ……」

鞠莉「んー、残念だけどbellがなっちゃったから」



また後でね。
そう言って、肩を竦める鞠莉。



果南「そんな後があってたまるか!!」



そう、捨て台詞を吐いて、私は自分の席に向かう。


あぁ、もう!!
一体なんなの、この世界!!


鞠莉に触られて少し熱くなった身体をどうにか冷ましながら。
私は、絶対に元の世界に戻ることを心に誓ったのだった。



ーーーーーー

ーーーーーー



果南「………………ん」



今までぼんやりとしていた意識が浮上する。

目を開けると、そこはいつもの教室。
浦の星女学院の3年生の教室だった。

窓から射し込む西日。
それから、私以外に誰もいない教室。
そんな状況から考えるに、どうも机に突っ伏して眠ってしまっていたみたい。

珍しい。
自分でもそう思う。



果南「んっ……痛っ……」



伸びをしたら、肩にちょっとした痛みが走った。
慣れないせいなのか、少し身体が痛い。

こういうのは千歌に聞いたら、身体が痛くない寝方を教えてくれるかな?
ふふっ、なんてね。



果南「……さて」



帰ろう。
……っと、その前に部室に顔出そっか。
ダイヤ辺りが怒ってそうだもんね。

果南さん!
こんな時間まで、しかも、教室で居眠りをするなんて!
たるんでいますわ!

……なんてね?



果南「ははっ、うん。素直に謝ろう」



プリプリと怒るダイヤの姿を思い浮かべて。
それから、それを受け入れる覚悟、というほど大層なものじゃないけど。
とにかく私は立ち上がった。



…………。




そういえば。
私、いつの間に寝たんだっけ?



ーーーーーー

1番近くにある相違点。
だから、少し期待してたんだけど……。



果南「……ふぅ、開かないか」



ま、いいや。
誰かから着信とかあれば進展するだろうしね。

……さて。
時計を見れば、もう夜の7時を指してるし。



果南「ご飯にするかな」



幸いなことに、両親がいなくても、食材とお金はあったようだった。
だから、軽くなにか作ろうかな。

そう思って、ベッドから起き上がったところで。



それは起きた。




~~ グニャリ ~~



果南「あ、れ……?」




立ちくらみ、にも似た感覚。
世界が回るみたいに、視界が歪んで。



ーーーーーー



善子「…………そ、そっか」

果南「……っ」



梨子ちゃんとは対照的に、俯く善子ちゃん。

それを見てると、なんだか申し訳なくなる。
自分が偽物だって言われるなんて……そんなの想像がつかない。



果南「……ごめん」

梨子「果南ちゃんが謝ることじゃない」



気にしないで。
そう言って、梨子ちゃんはまた微笑む。

……うん。
ありがとう、梨子ちゃん。



梨子「よっちゃん」

善子「……うん。大丈夫」

梨子「…………うん」



善子ちゃんが大丈夫だってことを確認してから、梨子ちゃんは私に向き直る。
そして、話を続けた。



梨子「この世界が果南ちゃんの夢の中の世界。それは間違いないの?」

果南「うん。それはたぶん間違いないと思う」



意識を失った後、必ず私の部屋に移動してること。
そして、私が知らないものや人がこの世界に存在しないこと。

それが証拠になるはず。

そう言うと、梨子ちゃんは軽く頷いた。





ーー キーンコーンカーンコーン ーー




果南「っ!!」

鞠莉「あっ、逃げられちゃった」



一瞬の隙に、鞠莉の拘束から抜け出した。

は、はぁぁぁ///
今ほど、始業の鐘が愛おしく感じたことはないよ。



ダイヤ「あっ……」

鞠莉「んー、残念だけどbellがなっちゃったから」



また後でね。
そう言って、肩を竦める鞠莉。



果南「そんな後があってたまるか!!」



そう、捨て台詞を吐いて、私は自分の席に向かう。


あぁ、もう!!
一体なんなの、この世界!!


鞠莉に触られて少し熱くなった身体をどうにか冷ましながら。
私は、絶対に元の世界に戻ることを心に誓ったのだった。



ーーーーーー

フリーズ、した。
もう、うん。
……え?
なに?



果南「……は?」



もう言葉が出なかった。
というか、理解が追い付かなかった。

いや、だってさ。
目の前で、ダイヤとルビィちゃんが……えっと、その……///



キス、してるんだよ?



しかも、下着姿で。
部室に入ってきた私にも気付かず一心に……。

……………………。

って!




果南「ストーーーーーップ!!!」




ダイルビ「「へ?」」



私の出した大声でやっと気づいた二人。

よ、よかった。
これで気付かなかったらどうしようかと……。
いや、今はまず……。



果南「えっと……服、着よう」



そう言った。
その……うん、流石にちょっと目のやり場に困る、かな。



ーーーーーー

ーーーーーー



果南「………………ん」



今までぼんやりとしていた意識が浮上する。

目を開けると、そこはいつもの教室。
浦の星女学院の3年生の教室だった。

窓から射し込む西日。
それから、私以外に誰もいない教室。
そんな状況から考えるに、どうも机に突っ伏して眠ってしまっていたみたい。

珍しい。
自分でもそう思う。



果南「んっ……痛っ……」



伸びをしたら、肩にちょっとした痛みが走った。
慣れないせいなのか、少し身体が痛い。

こういうのは千歌に聞いたら、身体が痛くない寝方を教えてくれるかな?
ふふっ、なんてね。



果南「……さて」



帰ろう。
……っと、その前に部室に顔出そっか。
ダイヤ辺りが怒ってそうだもんね。

果南さん!
こんな時間まで、しかも、教室で居眠りをするなんて!
たるんでいますわ!

……なんてね?



果南「ははっ、うん。素直に謝ろう」



プリプリと怒るダイヤの姿を思い浮かべて。
それから、それを受け入れる覚悟、というほど大層なものじゃないけど。
とにかく私は立ち上がった。



…………。




そういえば。
私、いつの間に寝たんだっけ?



ーーーーーー



善子「…………そ、そっか」

果南「……っ」



梨子ちゃんとは対照的に、俯く善子ちゃん。

それを見てると、なんだか申し訳なくなる。
自分が偽物だって言われるなんて……そんなの想像がつかない。



果南「……ごめん」

梨子「果南ちゃんが謝ることじゃない」



気にしないで。
そう言って、梨子ちゃんはまた微笑む。

……うん。
ありがとう、梨子ちゃん。



梨子「よっちゃん」

善子「……うん。大丈夫」

梨子「…………うん」



善子ちゃんが大丈夫だってことを確認してから、梨子ちゃんは私に向き直る。
そして、話を続けた。



梨子「この世界が果南ちゃんの夢の中の世界。それは間違いないの?」

果南「うん。それはたぶん間違いないと思う」



意識を失った後、必ず私の部屋に移動してること。
そして、私が知らないものや人がこの世界に存在しないこと。

それが証拠になるはず。

そう言うと、梨子ちゃんは軽く頷いた。

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