武lippsで浮気ネタ (37)


lippsSSR全員揃った記念
何故武内でやるかって?そりゃ浮気しなさそうでも、させる方法ならいくらでも思いつくもの

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奏「……それで?他に言うことは無いの?」

武内P「…申し訳ありません」

奏「聞きあきたんだけどその台詞、生憎いくらお気に入りの俳優のシーンでも何度も繰り返されると苦痛よね」

武内P「…………申し訳ありません」

奏「……それに」

奏「私はこれが何か聞いてるの、謝罪を要求した覚えはないけど」スッ


武内P「……はい」

奏「…………これ文香よね」

武内P「……はい」

奏「なか良さそうに手なんて繋いで……ふふふ、文香のこんな顔私でも余り拝見できないわね」

武内P「……はい、いい…笑顔です」

奏「……そしてその文香と素敵なワンシーンを作っているこの男…おかしいわね、その日はある女の子と映画を見る約束をしていたはずなんだけど」

武内P「……」

奏「……いきなり全日にドタキャンされてこれって、悲壮な恋愛映画を劇場以外で見せるなんて斬新な考えね
きっと彼女もヒロインに自己投影するよりも同じ気持ちになれたんじゃないかな、その素敵なサプライズのお陰で」

武内P「……奏…さん」

奏「……貴方の事だから何か事情があったんだってわかっている、だけどこんなのって酷すぎる」

武内P「…………いえ…貴方の言うとおりです、酷いのは私だ……どんな理由があったとはいえ貴方を裏切ったのだから」


奏「……」

武内P「……」

奏「……」

武内P「……」


奏「……はあ、悲しいけどそれが貴方なのね」

奏「……貴方のその甘い所も魅力なんて本当にどうしようもないくらいに虜にされてないとそうおもえないもの」

武内P「……奏さん」

奏「今回だけ多目に見てあげる、私も貴方の事をちゃんと理解しているつもりだから」

武内P「……ありがとうございます」

奏「……本当に悪いと思ってる?」

武内P「ええ、貴方にたいしての罪悪感もこの気持ちも紛れもない真実です
……今の私に偽りの仮面が見えると貴方が仰るのなら私は時間をかけてでもその疑いを引き剥がします」

奏「……」

奏「…ふふふ、やっぱりフェアじゃない
だって私はあなたよりもずっとあなたに魅了されてるんだから」



武内P「それはどうでしょうか、その事に関してなら私にも自信はありますが
…………いえ、こんな事をして言える立場でもないのですが」

奏「……いいの、今だけは素直に負けを認めてちょうだい?」スッ

武内P「……か、奏さん?」

奏「……私が勝ってたらご褒美を貰えるでしょ?ふふふ、相変わらず初なのかしら
…………ねぇ、目……瞑っててくれない?」

武内P「…………初なのは貴方も同じなのでは?」

奏「…………貴方にだけよ」






武内P「……」



武内P「…あの、どうかしましたか?」

奏「……ねぇ、貴方の白髪ってとっても透き通ってて綺麗ね
……それにこれだけ異様に長い…襟元についてたわよ?」

武内P「!……あ、あはは…そう言ったこともあるのですね」ダラダラ


奏「……まるでアーニャのみたい…………ふふふ、だけどそれじゃあまるで抱き合ってたのかな?あくまでも例えばだけど」ニコッ

武内P「……ははは…あまりにも具体的な例えば…ですね」ダラダラ

奏「貴方午前は何してたの?」

武内P「ですからクリスマスライブの付き添いだと」

奏「………そのマフラー初めてみるわね、何処で買ったの?店員さんに聞いて同じものを取り寄せるから
……貴方は特徴的だもの…ふふふ、誰かかしらが覚えてるんじゃない?

……本当に貴方が買ったのなら……ね?」

武内P「申し訳ありませんでしたぁ!!」

奏「それじゃアーニャと密会してたって事でいいの?」

武内P「……合間を見て抜き出して彼女とあっていました」

奏「…………大方そんな事だろうと思っていたわよ、どうせ貴方の事だから私達の関係に亀裂がどうのなんて心配して黙ってたんでしょ?」

武内P「……仰る通りです」

奏「そんな事心配する前に私とのクリスマスイブの1日を心配する事は出来なかったのかしら
……それにクリスマスまで半日潰されて…ねぇ、今どれだけ私が傷ついてるか分かる?」

武内P「……申し訳ありません」


奏「…………はぁ、わかっているよ
貴方から言い出したんじゃなくて回りが貴方に泣きついたんだって
……この紙コップと同じ、中からの浸透には強いけど外からの液体には簡単に浸透を許してしまうもの
だから自然とおこる気にはなれないんだ」

武内P「……」

武内P「…ですがその紙コップに満たされているのは貴方だ、その障壁ですら崩せてしまう」

奏「……」

武内P「自分でも女々しくて滑稽に思えます、しかし私にとっては貴方が全てです
……帰る場所はここにしかありません」

奏「…滑稽か……なんだ私たちって思った以上に似た者同士だったのね」

武内P「……そのようですね」

奏「……ふふふ、なんだかバカらしくなってきたわ
そう言えばディナーは貴方が予約をとってくれたのよね」

武内P「……えぇ、貴方が行きたいって仰られていたハンバーグのお店に」

奏「……え?」

武内P「?……どうかしましたか?」

奏「…夜景の見えるレストラン……じゃなかったかしら」

武内P「……!……あ、いえ今のは」

奏「今のは……何?」

武内P「……そ、その」ダラダラ



奏「……ねぇ…貴方は一体どれだけよそ見をしているのかしら、全部残さず教えてくれる?」ニコッ

武内P「…………はい」








フレデリカ「ねぇプロデューサー、昨日ねープロデューサーのそっくりさん見つけちゃったー♪」

武内P「は?」

フレデリカ「昨日はプロデューサーお仕事だったんでしょー?それじゃあやっぱりそっくりさん?ワァオ♪全員集めて、大家族♪」

武内P「……は、はは…世界は広いですから私のような特徴のない人間などいくらでもいるのでは?」

フレデリカ「プロデューサーがいっぱいいるの?それじゃあみっしーもいっぱいいないと勝負にならないね」

武内P「……なぜ専務が」

フレデリカ「だけどそのそっくりさんと歩いてた人どっかで見たことあるんだー、ねー何処だっけ?」

武内P「!………申し訳ありません、私はその現場を直接見てはいませんので」

フレデリカ「……へー」

フレデリカ「そう言えばプロデューサーは昨日はクリスマスライブの付き添いだったよねー」

武内P「……えぇ、貴方との約束を蔑ろにしたことは申し訳なく思っています
ですのでクリスマスは午後からですが貴方と二人で過ごせればと」

フレデリカ「フレちゃん愛されてるー、アタシもタケちゃんジュテームだよー?
……そう言えばプロデューサーから愛してるなんて聞いてないなー
……およよ…口だけだったのー?酷いよー」



武内P「…そんな事はありません……ただ、私は貴方の可能性を奪うような真似はしたくはない」

フレデリカ「じゃあ今なら言えるよねー、誰もいないし」

武内P「……そうですね、今なら誰もいませんし」
フレデリカ「それじゃあ早く♪私はフレちゃんだけを愛してます!続けてどうぞ♪」スッ

凛『もしもし聞こえてる?』




武内P「……は?」




武内P「…………は?」

フレデリカ「だーかーらー早く言ってよー、今なら言えるんでしょー?」プクー

武内P「いえ、その」

凛『昨日プロデューサー上着忘れてったよ?一応持ってきたんだけど』

武内P「」

フレデリカ「仕事中にストリップショーはいただけないなー、今度は本当に逮捕されても仕方ないね」

凛『プロデューサー?ねぇ、本当にどうかしたの?』

武内P「」



フレデリカ「電話来てたから出ておいたよー、大事なお話だったら大変だもんねー♪」

フレデリカ「それでー?プロデューサーからのあつーいプロポーズを待ってるんだけどこないなー
……それともー…………本当に口だけだったのー?」

武内P「……そんな事は…!?」

凛『!…プロデューサー?ごめんうまく聞き取れなかったんだけど』

武内P「!」

フレデリカ「もうねたばらししてもいいんじゃないかな、そのまま愛の逃避行ってのもロマンチックだねー♪」

武内P「……それは」

凛『……プロデューサー?ねぇ、プロデューサー?』

フレデリカ「ねーねー、黙ってないでフレちゃんに構ってあげないとすねちゃうぞーフンフーン♪」ギューッ

武内P「!……フレデリカさん」

フレデリカ「構って構って構ってよー、いつものようにあまーい台詞をしるぶぷれー?」

武内P「……申し訳ありません、貴方に嘘をついたことは認めます…ですからこのような事は」

フレデリカ「…」



フレデリカ「えー?アタシはそんな事聞いてないよー?」

フレデリカ「だーかーら、は、や、く♪」ニコッ

武内P「……っ」



凛『ねぇ、どうしたの?プロデューサー』

フレデリカ「ほらほらー?どうしたの?プロデューサー?」

武内P「……」


武内P「……私は」

フレデリカ「……?」



武内P「私はフレデリカさんだけを愛してます!!」


フレデリカ「!」

凛『!』

武内P「……濁す必要など何処にもない、紛れもない真実です」

フレデリカ「……」


武内P(……いろいろと終わった……しかしこれで良かったのかもしれない)


凛『……あれ?フレデリカ?拾ったって……うんわかった、じゃあ上着もついでにお願いしようかな
…うん……わかった』





武内P「……は?」

フレデリカ「いつから君のスマホから聞こえてると錯覚していた…なーんてね♪」

武内P「では、今の渋谷さんからの着信は」

フレデリカ「さっき録音したんだー♪」


武内P「はは…ははは……、そうですか……良かった」ズルッ



フレデリカ「でもねータケちゃん?」ピッ

武内P『私はフレデリカさんだけを愛してます!!』




フレデリカ「……次にやったら会社の放送室をジャックしちゃうから♪」

武内P「」






周子「……どうしたのー何か言ってみなよー」

武内P「……申し訳ありません」

周子「またそれー?さすがにそろそろ聞きあきたわー
と言うか別に怒ってる訳じゃないよ?あたしさーどっちかっていったらそう言うことには寛大なつもりだし」

武内P「……その…ならばなぜ私の履歴やアドレスを一つ一つ確認してらっしゃるのでしょうか」

周子「んー、気になるじゃん人の男に手を出す泥棒猫
……にしてもこれ凄い候補の数、これは全員がそうなのかなー?特定するのもしんどいわー」

武内P「……それは」

周子「うんうん、こんな色男回りはほっとかないかー恋人としてこんな鼻が高い事はないよねー
……だから別に怒ってなんてないよ?」ニコッ

武内P(……絶対怒っている)

周子「あー、安心して?別に全消去なんてそんな重い事しないから」

武内P「……いえ、貴方がそう望むのでしたらそうします……そもそも今回は私が」
周子「じゃあ遠慮なく」ピッ

武内P「………は?…………あの、本当に消したんですか?」

周子「ははっいややわー、君が良いっていったんじゃん
……気に入らないわけないよね、人のクリスマスイブの予定潰したり誕生日の午前潰したり
そもそもプロデューサーさんの性格理解してるつもりだしさ、君を責めるつもりはないんだよね」


周子「そもそもあたしも自由人だし別に君を束縛するつもりはなかったんやけど、どうもその優しさに付け入る泥棒猫が多いってずっと思ってたんだ」

武内P「……それは…その」ダラダラ

周子「ああ、そっかー……だったら、あたしがプロデューサーさんだけに依存したら君のことを束縛してもいいよね?」ニコッ

武内P「……あの、やはり怒っておられるのでしょうか?」

周子「だから怒ってないって、しつこいなー」

武内P「……申し訳ありません、しかし私も貴方に依存している
…はじめから私は貴方に束縛されているようなものです、こんな事をした出前信用してくれなど虫のいい話ですが」

周子「……あたしは最初から信用してるよ?履歴とか全部見たけど君は折れただけ、自分から誘った事は一度もない
…だからこそ怖いんだ、いつかプロデューサーさんが本当に誰かに取られるんじゃないかって」

周子「プロデューサーさんがいてあたしがいるそんな自由で楽しい今が崩れちゃうんじゃないかって
……あたしの見たい景色は君がいて漸く見つけられる、それがあたしと君の味って奴でさー」

武内P「……周子さん」

周子「……だからはそのままでいてよ、それでこそ君は君なんだ
あたしはそのままのプロデューサーさんが好きかな」

武内P「…………これからは必ず断ります、それが例え相手を傷つける結果になっても」

周子「はは……無理しなくてもいいよ?」

武内P「……いえ、今まで無理をさせていたのは貴方のほうなのですから」

周子「……そっかー…プロデューサーさんが言うならそうなのかな、あたしはプロデューサーさんを信用してるよ?
だからこれからはもうそんならしくない不安なんて忘れちゃってもいいよね」



武内P「……ええ、もうそんな思いはさせません…今まで申し訳ありませんでした」

周子「それなら許してあげる、あー…その、アドレスとか消しちゃってごめんね」

武内P「いえ、また必要な分だけ聞いて回ります」

周子「大丈夫、大丈夫、女の子以外のは残したし女の子たちのもメールがじきに来るからそこからアドレス登録すれば直ぐにおわるよ?」

武内P「……どういう事…ですか?」~♪




周子「履歴とか消す前にあたしの男に手を出すなってメール送ったから♪」


武内P「」






志希「君が浮気ねー、変な薬でも飲んだ?」

武内P「……」

志希「あー、いーよいーよそんなに畏まらなくてもー
アタシは別に気にしてないしー」

武内P「…しかし」

志希「君はアタシが失踪してもそこで待っててくれる、君はそれを信じているからだって言ったよね
今回は君が失踪しただけー、同じだよー?そこに違いはないし」

武内P「……それは貴方は信じて待っててくれていると言う事……でしょうか」

志希「うーん、どうなのかなー
……わからないんだよね君の帰る場所が」

武内P「私の帰る場所?」

志希「そうそう…君はいい臭いがするしとっても落ち着く、だからアタシはアタシの帰る場所に君を選んだ
だけど君はどうなのかなー?君の選ぶ理由アタシにあるのかなー?
失踪した先に新しい君の場所を見つけられる可能性、そして君がアタシに固執する可能性」

志希「どっちもあり得てどっちもあり得ない、何故なら君はアタシじゃないしアタシも君ではない
だから同じなんだけど君とアタシでは違う」

武内P「…………不安…なのですか?」

志希「……わからないんだ、そうかもしれないしそうじゃないかもしれない
この気持ちはきっとダディの時に似てる、だけど違うんだー」

武内P「……」


志希「アタシが君に固執する理由は上げればいくらでも出てくる、だけどその逆はどうかな
……君が新しい場所を見つけたとき簡単に塗り替えてしまうかもしれない
アタシ自身に君に固執させる理由なんて本当にあるのかってねー」

志希「それを定義するのは君であってアタシじゃない、君の信じたアタシはそうであってもアタシの信じた君は果たしてどうなんだろうね」

武内P「…ここで私が貴方一筋だと言えば信じて貰えるのですか?」

志希「信じるよ?」

武内P「!……しかし、私は結果的に貴方を裏切った」

志希「君はこの期に及んで相手を庇うんだね、ただ泣きつかれただけなんじゃないの?」

武内P「!……そんな事は」

志希「学習しないなー、アタシに嘘はつけないってまだわからないのかなー?ワトソンくん?」

武内P「…………申し訳ありません」

志希「だからアタシはプロデューサーを否定しないし責めもしない
……それに…束縛もしない
君はアタシを否定しないし束縛もしない
…………それが君とアタシの関係性って奴じゃん?」

武内P「……それは…その関係性で納得していると言う事ですか?」

志希「そうかもねー、だけど君とアタシの関係性で違うところそれは何だと思う?」

武内P「…………先ほど言った固執する理由…ですか?」

志希「That's right、アタシにあって君に無いものそれは固執する理由
…………信用してない訳じゃないよ?だけどそれがないだけで全部の解がわからなくなる」



志希「……教えてよ、それが本当にアタシにあるのか」


武内P「……」

武内P「………………笑顔です」

志希「!」

武内P「……生憎口下手なのでこんな粗末な返ししかできませんが、私が貴方に固執する理由はそれで十分なはずです
…それを定義するのは私だと、そう私に答えを委ねたのですから」


志希「……」

志希「……んー10点、つまんないしそもそも屁理屈じゃーん」

武内P「!…申し訳ありません、それならば少し時間を頂ければ直ぐにでも」

志希「…………にゃはは、いらないよ」ギュ

武内P「!…志希さん!?」


志希「君もアタシも失踪しても帰る場所は同じ、君も信じて待っててくれるからアタシも信じて待ってる
君の屁理屈に対してアタシも屁理屈じゃないとフェアじゃないよねー、にゃは♪」

武内P「…」

武内P「……ならば屁理屈じゃない答えを用意します、ですから貴方の屁理屈ではない回答を聞かせて下さい」

志希「……あーあ、やっぱりバレてた?アタシも君には嘘をつけないよねー」

武内P「…………そんな表情をされれば嫌でもわかります」

志希「…………そっかー」


志希「…じゃあもうこんな事はしないで?本当に不安でしかた無かったんだから」

武内P「…………申し訳ありません」







美嘉「……言い訳は?」

武内P「……ありません」

美嘉「…ねぇ、これ何度目かな?」

武内P「…………数字にすると愚かなところが露見するので遠慮させて頂けませんか?」

美嘉「……数字よりもやってる事が愚かって気づかないの?」

武内P「……返す言葉もございません」

美嘉「…………この前だってそうじゃん、蘭子ちゃんと買い物の付き添いって出掛けた時アンタなんて言った?」

武内P「……ただの付き添いです、やましい事は何一つしていませんと」

美嘉「……そうだねー、アンタはそう言ってたよねー
…………だったらこのプリクラ何?何でこんなにくっついてんの?そもそも永遠の愛って何?!」

武内P「友情です!私達の仲にやましい事はない」

美嘉「へーじゃあ何で顔赤らめてんの?
………それに…その………む、胸とか……押し付けてるし
………そんなに蘭子ちゃんに密着されて嬉しかった?」

武内P「!……い、いえそのような浮わついた気持ちは」

美嘉「説得力ないよ!このだらしない顔じゃ!!」

武内P「……そ、それは」



美嘉「それにこの前の美波ちゃんとの撮影の日その後トラブルで仕事が長引いたって言ってたよね?」

武内P「!……えぇ…そのような事もありましたね」

美嘉「莉嘉が言ってたんだけどその日から美波ちゃんが見たことのないネックレスつけてたらしいじゃん、それもスッゴいご機嫌で」

武内P「……そ、そうなのですか?」ダラダラ

美嘉「それちょうど現場の近くの露店で売られてるのたまたま見つけてね、どんな人が買ってくのかお店の人に聞いてみたんだ」

武内P「!……あの」ダラダラ

美嘉「そしたらさ、ちょうどその日にスーツ姿の厳つい大男と清楚な美人のラブラブな夫婦が買っていったらしいじゃん?」ギロッ

武内P「ひぃっ!?」


美嘉「……サイッテー!!
……………………本当に最低…だよ…」ポロポロ


武内P「…!………美嘉さん?」



美嘉「…………こんなのって酷いよ」ポロポロ

美嘉「……アタシじゃダメなの?アタシじゃ満足出来ないの?」ポロポロ

武内P「……いえ、そう言った事ではなく」

美嘉「……クリスマスなら二人でいられるってずっと楽しみにしてたのにそれすら半日潰されて…ヒグッ……本当にバカみたい」ポロポロ

武内P「……それは」オロオロ…

美嘉「……」ポロポロ

武内P「…………」オロオロ…


美嘉「……そっか…そうだよね」

武内P「!」



美嘉「…ごめん……でも普通に考えたらそうだよね、よく考えたら付き合ってもう半月もたつのに手を繋ぐことで精一杯だし
…………プロデューサーだって男の人だもん、そんなのずっとつらかったよね」ポロポロ

武内P「……ですからそう言った事ではなくて」

美嘉「…………」

武内P「……美嘉さん?」

美嘉「……ん」

武内P「……目を瞑って何を」

美嘉「……相変わらず鈍すぎない?……恥ずかしいから言わせないでよ」

武内P「……いえ、ですから」

美嘉「…………早く…してよ」


武内P「…………その」


美嘉「……」

武内P「………」



武内P「……やめましょうこんな事」ギュ

美嘉「……っ……でもそれじゃあプロデューサーは」

武内P「……十分です、そもそも私は貴方が側に居てくれるだけで良かった」

美嘉「…………バカじゃん、これじゃあ何も進歩してないよ」


武内P「…焦らなくても良いのでは?私達は私達のペースで進んで行けばいい」

美嘉「…………アンタのせいでしょ」

武内P「……えぇ、私に全ての否があります」

美嘉「……なんでもそうやってすぐに受け止めないでよ、アタシにだって問題があったんだからどうせなら一緒に向き合いたいじゃん?」

武内P「…………わかりました
……しかし私も貴方に抱え込んで欲しくはない、もう先ほどのようなことはやめて下さい」

美嘉「………浮気者の最低男が何いってんの?」

武内P「…………ぐうの音もでません」

美嘉「…………今回だけだよ…次やったらもう口も聞いてあげないから」

武内P「……それはとても困ります、貴方と会話が出来ないなど考えられないですから」

美嘉「ふふ…何それ」





莉嘉「ラブラブなのはいいけど玄関塞がないでよ、通れないじゃん」

武内P「莉嘉さん!?」

美嘉「ひゃっ!?り、莉嘉!!?///////」






奏「言い残すことは」

周子「あるのかなー?」

志希「ねぇ」

フレデリカ「プロデューサー?」

美嘉「……どういう事?」

武内P「……」ダラダラ…


奏「成る程……人が混雑するこのテーマパークなら混雑する人に紛れて他の娘達のところに回れる
トイレ待ちですら長時間と言うのもざらだしね、考えたわねプロデューサーさん?」

美嘉「……やけに未央とヒソヒソやってると思ったらそう言う事だったんだー、へー」

周子「じゃあ未央ちゃんの入れ知恵?まあプロデューサーさんがこんな悪知恵働くとは思わんしなっとくやわー」

武内P「……いえ本田さんはよかれと思って」

志希「うんうんわかってるわかってる、だけどアタシ達が言いたいのはそこじゃないんだよねー」

フレデリカ「プロデューサーってさー……何又してるの?」

武内P「」


奏「……ずいぶんと気が多いのね、私はもっと誠実な人間だと思っていたんだけど」

美嘉「……アタシも付き合い長いはずだけど初めて知ったよ」

フレデリカ「何だっけー、プロデューサー色を好むって奴ー?」

周子「んー大体あってる、しっくり来すぎてもうそれが本家でいいよ」

武内P「……申し訳ありません」ダラダラ



志希「…と言うかさー、ぶっちゃけ誰が本命なのー?」


奏「……そうね、一番気になるところではあるけど」

フレデリカ「タケちゃんはフレちゃんを愛してるって言ってたよー?」ピッ

武内P『私はフレデリカさんだけを愛してます!!』

周子「この状態じゃあ、みんなに言ってそうだしあんまり信憑性無さそうだよね
……まあ君の性格を考えるに嘘で言った何て事はないと思うけどね」

武内P「……」ダラダラ

美嘉「……この際誰が本命なんてそんなのどうでもいいよ、でも一つだけ聞かせて?
…………やっぱりアタシ迷惑だった?」

武内P「!……いえそんな事は」

美嘉「…………アタシはほとんど泣きついたようなもんだし、プロデューサーはただ最終的に折れただけ
……アタシはプロデューサーをずっと振り回してたから」

武内P「……それは」


奏「…………何だミカも?私もほとんど泣き落としだったけど」

周子「右に同じー」

志希「薬盛ったー」

フレデリカ「夜這いしたー」

美嘉「」






美嘉「……は?」

美嘉「…………待って、じゃあ最初からプロデューサーは振り回されてただけ?」


奏「……そう考えるとそうね、ほとんど彼に否はないわ」

フレデリカ「そっかー、そうだよねー♪」

周子「いやー、人気者は辛いねー」

武内P「」


志希「じゃあさ、もう共有品ってことでいいんじゃない?」

周子「共有品……か、いいじゃん?別に
それにプロデューサーさんもみんなにあまーい台詞を吐いてるんでしょ?だったら断る理由もないはずだけど」

武内P「」

奏「…………私は構わないわ、何だかそっちの方が略奪愛と言う選択肢も増えて燃えるもの」

フレデリカ「ワァオ♪本物の大家族!、一夫多妻制の国に異国する?
駆け落ちみたいだねーフンフーン♪」

奏「……残りは貴方だけだけど、ミカ?」

美嘉「……まあ隠し事されるよりはましかな、頑張ってねプロデューサー?」ニコッ

武内P「……あの私に拒否権は」

lipps「「あると思ってる?」」

武内P「」




武内P「」

終わり、浮気はバレないように行おう!

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