ポケモン廃人がアニポケの世界に降り立つ!安価有り (110)




………ポチポチポチポチ




仰向けに床の上で寝転がりながら手でタッチペンを自在に躍らせる。

時刻は深夜2時。

学校から帰ってきて俺がまず手に握るのは3DSだ。ソフトはポケモン。というかポケモンしか持っていない。



ポケモン自体は初代から今手にしているポケットモンスターORASまで全てプレイ済み。
しかし個体値や努力値を知ったのはブラックホワイトの時代からだっけな。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1482418587



あの時の衝撃は忘れない。ひたすら孵化作業に没頭し良個体を粘り続けた。ポケモンのプレイ時間は3桁を軽々と越えるようになり、そうして日々研鑽に研鑽を重ね、レート対戦に潜り続けてきた。その結果が



「落ちろ落ちろ落ちろ落ちろ!っ急所急所急所急所急所」



もう深夜2時だというのに興奮した様子で画面に食いつく。



ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ。



ボタン連打の嵐。いくらボタンを連打したところで急所が出る確率が高くなる事などないことは重々承知している。




『きゅうしょに あたった!』



「いええええええええええええええええええええええっっっっっす!!!!!!!」



たまらんわー!これがあるからやめられんよなぁ!?



俺はファイアレッドをプレイしていた時にボタン連打したらカビゴンが一発で捕まったあの時からボタン連打で確率アップ説を盲目的に信じている。



「今シーズンもレート2000代乗ったか。」



いつのまにか毎シーズンレート2000代に乗れるぐらいの実力を付けていた。プレイ時間は遂に4桁の大台に乗り育成済みポケモンは10ボックス分埋まっている。地元の同年代の友達には通信対戦で負けたことはない。



「ふっはっはははははははは!」



俺は腕を組んで高らかに笑う。





「夏猪(かい)うるさい!何時だと思ってるの!?」


motherに怒られてしまった、、、。motherに勝てる者は我が家には誰1人としていない。というか普通に考えてこんな時間に騒いでた俺が悪いよな。



「………寝よ。」



3DSに充電器を差し込み電源を切り部屋の明かりを消す。
ベッドに飛び乗り仰向けに大の字になり目を閉じる夏猪。ついさっきまでゲームに熱中してきたのでそうそう眠れない。頭の中ではさっきのバトルでの読み合いがフラッシュバックしていた。




そのまま30分程経過。大分興奮も冷めて眠気がどっと襲ってくる。



「〔………そういえばもう直ぐポケモンの最新ソフト出るんだっけ、名前は確か、、、。〕」



思い出そうとしたところで眠りにつく。

部屋は窓から差す月明かりでほんのり明るく涼しげだ。外からコロコロと聞こえてくる虫の鳴き声以外に音は無い、、、はずだった。



ピロリーン。



それは勝手に3DSが起動した音だった。



「まぶしっ!!!!???」


眼が覚めると同時、瞼に燦々と輝く太陽が照りつける。
思わず目を手で隠す。その時手からサラサラと顔に砂がこぼれ落ちてくる。


「え、え?なにこれ?え、、、、は?」


ザザーンっ!!


「ザザーンっ!???」


聞き慣れないというか絶対部屋の中では鳴らないはずの音に勢いよく顔をあげる夏猪。そこには終わりの見えない青い海が広がっていた。どうやらここはビーチのようだ。



何故自分は今こんなところに居るのか。昨夜ベッドで眠ったはずではなかったのか。


先ずそんな疑問が浮かぶべきだろう。しかし、夏猪にとってそれは目の前で繰り広げられている光景により一瞬にして粗末な問題になった。



なぜなら



「な、え、ポケモン??」


海の上でポケモンに乗る人々、続いて砂浜を見渡すと合計で30匹以上のポケモンとトレーナー?がいる。



「あーこれ夢か。」


ついにポケモンのやりすぎで夢にまでポケモンが出てきやがったかと嘆息する夏猪。



「しかしよくできた夢だなぁ。」



夏猪は改めて水上や砂浜を見渡していく。


「ホエルコ、ラプラス、サメハダー。ゴーリキー、キングラー、ヒトデマン、フシギソウ、おっぱいの大きなお姉さん、横顔が美しいお姉さん、将来が楽しみなお嬢さん、大胆なビキニを着ている熟女。おえ。」



頭を振って脳内メモリから慌てて削除する。と、


「なんだあのポケモン?」




空に黄色い閃光が見えたかと思うと、飛行機のように視界の右から左へ飛び去る。遠くてあまり形は見えなかったが、見たことのないポケモンだったことは確かだ。


「まぁ、いっか。」


せっかくの夢なんだし、楽しむとしますかぁ。



ここからポケモン廃人、瀬戸口夏猪(せとぐちかい)の旅ははじまった。


オリジナル主人公(ポケモンorasまでプレイ済み)がアニポケサンムーンの世界に降り立つというものです。これからアニポケキャラと交流していきます!バトル有りです。


では最初の安価です。

この後、アニポケのキャラと出会いますが最初誰に会いますか?

<<14



「よし、先ずはポケモンに触ってみよう!」



夢だし多分自分が経験したことない触り心地は再現できないだろうけど、それでもやっぱり触ってみたい。


「今の俺はおっぱいよりもポケモンに触りたい!」


まさかこんな感情を天秤にかける日が来るとはな。
そして勝ったのはポケモン。本当にまさかの結果である。



………というわけで



俺はまるでトラックを今から駆け抜けるかのようにクラウチングスタートの構えを取る。


カウント3秒前


狙うはボッキュンボンのお姉さんとたわむれるイーブイ、、、ボッキュンボン?

2秒前

ボッキュンボン?

1秒前

おっぱ、

パンッ!

脳内でスタートの銃声を響かせた俺はまっすぐイーブイとたわむれるお姉さんに向かってダッシュ。え、間違ってないよね?
だって夢の中だよ?法律適用外だよ?


美しいスタートダッシュを決めた俺は推定20メートル離れたお姉さんに向かって飛び込むつもりが、


「っへぷ!」


目の前に現れた巨大なバルーンに上半身を飲み込まれる。そのまま突っ切ろうともがく夏猪にバルーンは破裂。中から出てきた大量の水がかかる。


自慢のアップバングが崩れ目の前に前髪が被さった夏猪。水は結構冷たく、薄いパジャマを着ていた夏猪にとっては外気との温度差が激しく、くしゃみが出た。



「な、なんなんだよ今の。」


「す、すみません!!」



背中越しに声がかけられる。
振り返るとそこには謝罪の意を前面に押し出したような顔をした10歳くらいの少女がいた。


………髪の毛が青い。


「うちのアシマリが申し訳ありません。」


ん?アシマリ?



よく見ると腕にはアシカのようなポケモンが抱えられている。


「その子がアシマリ?」


「はい。あしかポケモンのアシマリです!ほら、アシマリ挨拶して。」


みたことないポケモンだ。

少女の腕からアシマリが飛び出しポンポンと両手を叩いている。よろしくってことか?



ポンポンポンポン



俺も真似してポンポンと叩いてみる。

すると、

「ぷ、うふふ。」

目の前の少女が笑っていることに気づいた。はたから見ればポケモンの真似をしていきなりポンポンと手を叩きだした変人。やばい奴と思われても仕方ないじゃいか!

恥ずかしくなって顔をうつむける夏猪。



「すいません。別にバカにしているのではなくて。ただ面白い人だなぁと。」


年下の女の子にそんな台詞を言われてさらに恥ずかしくなる夏猪。
このままではやられっぱなしだ。


「(夢だし年下でも何してもいいよな、、、。)」


「なぁ君?」


「はい?」


「アシマリは分かったからさ、君の名前教えてよ。俺の名前は夏猪。」


少女は一瞬目をパチクリさせたがそーですよねと首肯。


「わ、私の名前はスイレンです。」


夏猪「そっか、スイレンか。ならスイレン。俺の方が年上だけどタメで話していいよ。敬語堅苦しいしさ。」


スイレン「わ、わかりましじゃない。分かったよ夏猪。でもいいの?」


夏猪「ああいいぜ。だってこれから申し訳ないことするから。まあ、夢だし許してくれや。」


スイレン「へ?」

安価です

1 スイレンの胸を揉む

2 スイレンのおしりを触る

3 その他上記より軽度の猥褻行為

4 自分のアシマリを見せ付けるパオーン。

5 その他 なにかいたずら


これより3こ下で!

おっぱいですね!了解です。
今日はもう寝るので明日また書きます!


筆者です。

服の上から胸を触る程度ならR15いくかいかないかぐらいじゃないんですか?笑


あ、というかR行けってこのサイトで分けられてるんですね。R展開しろってことかと思いました。このままここで書いたらダメでしょうか?

てかリゼロの新人くんじゃまいか

>>28
この(気持ち悪い)ノリで続けるなら行っとけ
4だったり5でレ○プとか取られることもあったかもしれないし今後そうなる可能性もあるわけだし

R18相応は不採用にすれば大丈夫だとおもうわよ
セクハラよりポケモン育成とかバトルとかがメインみたいだし


>>31さん

あ、はいそうです笑
冬休み入ったのでちょっとエキサイトしてしまいました笑


>>32さん

自重します。申し訳ございません。以後R18になりそうな安価は全て却下いたします!


>>33さん

そうですね。この物語は一応バトルとラブコメメインです。
セクハラはメインではありません。
アドバイスありがとうございます!

ラブコメ......?
見ないと決めた



ここは俺の6V陽気アシマリを、、、ってさすがにそれはダメだな。うん。
俺は頭の中でやっていい事と悪いことの境界線を意味不明な理論で片付けて首肯。
そしてスイレンの顔を見る。首を傾けて?と疑問符を浮かべるスイレンに若干の背徳感を感じる夏猪。しかしこれは夢だし大丈夫だと自分に言い聞かせて、、、


いざ参る!


俺はスイレンの前に跪くようにした後、両手を
素早く突き出す。


ふにっ。


あらやだ柔らかいなんだこれ。


ふにっ。ふにっ。



小さいが確かにある存在感。夢の中の筈なのに何故か今まで感じたことのない触感。俺は手に感じる至高の感触を味わいながらだんだんと理解する。


………これは恐らく本物のおっぱいだ。


あれえええぇぇぇぇ??


少し目線を上にしてスイレンの顔を見て気付く。スイレンの顔はりんごのように赤くなっておりプルプルと身体が震えている。

おれもしかして痴漢で逮捕される?え、嘘だろ。16才になったけどおれ大丈夫?
高校1年の夏にしておれの人生はお先真っ暗なのか!?


………こういう時は、とりあえず土下座だ。
俺は流れるようにその場に膝をつき意味のわからない言い訳とともに謝罪。


夏猪「ごめんその胸モンスターボールかと思ったんだ。あるいは新種のポケモンかと、、、。」


スイレン「アシ、マリ」ぷるぷる


夏猪「?」


スイレン「みずでっぽう!!!」


夏猪「え、みずでっぽうって威力40のゴミわゴッッッふ!!!!!!!!」


あ、死んだ。女の子のおっぱいを触って死刑かよ。かっこ悪すぎだろ俺。いてぇしやっぱ夢じゃねぇよな。


俺は数メートル吹っ飛んだ後気を失った。


>>37さん

え、無い方がいいですか?

10歳で孵化厳選してるガキとかキモ過ぎるな


ちょっと方向性が定まらないので安価させていただきます。申し訳ございません。

1 ポケモンバトルラブコメメイン

2 ポケモンバトルメイン

3 ポケモンバトルメインで軽度のラブコメ有り

4 ポケモンバトルメインで他キャラとはあくまで友情しか育まない。


これより3つ下でお願いいたします。


>>42さん

16才ですよ!

たかだか一人に言われた程度でそんなにブレブレになるようじゃSS書くの向いてないぞ
SSなんて自分の書きたいものを好きに書くオ○ニーみたいなもんなのに

イッチの書きたいように書きなよ
書きたいように書かないと、モチベーション長続きしないわよ

>>44
はぁ?今16歳ならBW発売当時は10歳だろ?自分で書いた文も覚えてないのか?

>>47さん

確かに発売当初に厳選を知ったとしたらそうですね!まぁ、どちらにしろやばいお子さんです笑

むしろ2000年生まれなら初ポケモン自体がBWってレベルじゃねーの?


>>45さん

そうですね、僕こういうことに関しては豆腐メンタルというやつなので向いてないかもしれませんね

>>46さん

でもやっぱり需要に応えた方が良いのかなと


>>49さん

発売は既にしていてまぁ適当に兄弟やらなにやらから借りてコンプしたということにそこら辺はしておいてください笑

すいません数字を選んでいただきたいです。
モチベーションは全く変わらないと約束します。

これより下2こで!

一々全レスすんなボケ
需要とか言い出したらこのSS自体需要無いって言われたらどうすんだよ

>>54さん

わかりました。次からは全レスは控えます。質問系だけ返すことにします。
このss自体需要無いと言われたらやめます!
他サイトで投稿したいと思います。

ご協力ありがとうございます

1でいかせていただきます



夏猪「ああ?え、?」


目を覚ますとそこは見慣れない天井だった。寝返りを打とうとするとそこが狭いソファの上だということに気付く。


あれ、俺は死んだんじゃないのか?生きてる?
そんなことを考えていると視界の端に何かが映り込んでくる。



ワンワンワン!



夏猪「犬?」


いや、なんか違うぞこれ。これはポケモン?ゲー◯リのやつらまた四足歩行の可愛い系ポケモンを生み出したのか。
俺は何故かは分からないがゲームではない本物のポケモンが普通に闊歩している世界に来たらしい。



夢じゃない理由は



犬のようなポケモンがいきなり身体に乗り移ってくる。重いと思いながらも可愛いのでそのままにしていると、



夏猪「いだだだだだだっ!!」


そのポケモンが首を擦り付けてきたまでは良いが、いかんせん岩のような物が擦れて普通に痛い!

そう痛いのだ。夢だったら痛くないし触ったことない感触は得られないはず。



「お、起きたみたいだね。」


夏猪「え?」


「初めまして!俺の名前はククイだ。みんなからはククイ博士なんて呼ばれてる。そしてそのポケモンはこいぬポケモンのイワンコ。」


イワンコ「ワン!」


グリグリとまたイワンコが首を擦り付けてくる
だから痛いって、、、。

ククイ博士「ははは。イワンコには全く悪気はないんだ。むしろ気に入ったトレーナーによく首を擦り付けるんだよ。許してやってくれ。」


ククイ博士「ところで君は?」


夏猪「あ、初めまして僕は瀬戸口です。いきなりなんですがここは?」


ククイ博士「アローラ瀬戸口!ああ。ここは俺の研究所さ。俺が博士なんて呼ばれてるのはそう。ポケモンを研究しているのさ。」


夏猪「ポケモンを?」

アローラってなんだよ、、、。


ククイ博士「ああ、ポケモンって凄く不思議だろ?特に俺はポケモンの技について関心があってね。この目でだいばくはつ級の技を見てみたいんだ。」


夏猪「は、はあ。」


威力40のみずでっぽうで失神級なのに威力250の一致だいばくはつとか食らったら下手したら骨も残らないんじゃ、、、。




ククイ博士「おっとすまない。ポケモンの話をしだすと止まらなくてね。ところで君はその歳でまだポケモンを持っていないのかい?」



夏猪「あ、はい。でもどうしてそれを?」



こちとらいきなりこの世界に飛ばされて、寝てたからパジャマでなんの荷物も持ってないんだぞ。ポケモンなんて持ってる訳ないだろ。



ククイ博士「いや、君をここに運んで来てくれたスイレンが言ってたんだ。モンスターボールすら持ってないみたいだとね。」


え、ちょっとまってスイレンが俺のこと運んで来たの?それやばくない?


夏猪「あの、スイレンのやつ何か言ってませんでしたか?」



ククイ博士「ん?いや今俺がいったことで全部だがどうした?ズバットのおどろかすでも食らったような顔をして。」



夏猪「い、いえなんでもありません。」



よかったああああ。刑務所に叩き込まれるかと思ったぜ。正直スイレンがセクハラで訴えたらもう終わってた。まああいつも過剰防衛な気がするけど。




ククイ博士「ところで瀬戸口くん。」


夏猪「はい?」


ククイ博士「その歳でポケモンを持ってないなんて勿体無い!ここで出会ったのも何かの縁だ。好きなポケモンを1匹連れていってはどうだい?」


夏猪「え、良いんですか?」


これあれだよあれ!最初から始めるでポケモン博士となんやかんやすると最初の3匹からポケモン選んでもっていけるあれだ!毎回恒例のこのイベントを通れる俺はまさか主人公ポジション!?




ククイ博士「勿論さ!新人トレーナーのために用意しているポケモンが3匹いるんだ。」


キタコレ!!!!


ククイ博士が数分席を外してから大きな銀のスーツケースと共に戻ってくる。


差し出されたスーツケースを開けるとそこには3つのモンスターボールがあった。

ククイ博士「ここには3匹のポケモン、左から
ひねこポケモンのニャビー、くさばねポケモンのモクロー、あしかポケモンのアシマリがそれぞれ入っている。好きなパートナーを選んでくれて構わない。」


やばいアシマリ以外聞いたことないポケモンだ。

しかし夏猪はゲームの経験上、ニャビーが炎モクローが草アシマリが水タイプであろうことは大体予想がついていた。



夏猪「すいません、それぞれの最終進化の特性と種族値とタイプと覚える技教えて貰ってもいいですか?」



ククイ博士「え、いきなりそんな事を気にするのかい?駄目だよ。それはその目で確かめないとね。それもポケモンの面白いところさ。………というか種族値ってなんだい?」



博士は種族値知らんのか、、、。
まあ、ゲーム内でもそこら辺は一切触れられてないしここがゲームの世界を投影した世界なら仕方ないか。


とはいえやはり初めてのモンスターボールの感触にとても心が躍らされるのは言うまでもない。やっぱポケgoで投げるのとは訳が違うよな。


俺は胸に手を当てて高鳴る鼓動を落ち着かせる。何もデータを与えられていない状況下でポケモンを選ぶ。まぁおそらく御三家だから四天王とかと戦う時もおそらく使うだろう。そのポケモンを選ぶ。



夏猪「………決めました。」



安価です。

選んだポケモンは?

1ニャビー

2モクロー

3アシマリ

4その他

下3つで!



夏猪「………決めました。」



俺は“1番左”のモンスターボールを握りしめる。



夏猪「ひねこポケモンのニャビーにします!」



君に決めた!そう心の中で呟く。





ポケモン廃人だった16歳の少年の冒険が今。幕を開ける。




夏猪「出てこい、ニャビー。」


そう言ってモンスターボールを放ると中から黒と赤のブチ猫が飛び出した。


ニャビー「にゃうー?」


かわいい。


実は家で猫飼いたかったんだけど母さんが猫アレルギーだから飼えなかったんだよなぁー。そんな感想を頭に浮かべながらニャビーを抱き抱える夏猪。ニャビーは初対面の夏猪に対して不思議そうな顔で夏猪の顔を見回すも、直ぐに尻尾をふって嬉しそうに笑う。


横ではククイ博士が温かい目で見守ってくれている。
ひとしきり愛で終えた後ニャビーの顔を見てふと気付く。





そしてその時気付いた事は夏猪の身体を雷のように駆け巡る。


大変だ!!


夏猪「ステータスが可視化されてない!?」


ククイ博士「ん?ステータス?」



これじゃ個体値はおろか性格等も全くわからないじゃないか!

ゲームの内で半ばポケモンを数値としてしか見ていなかったポケモン廃人夏猪にとってこれは由々しき事態だ。



夏猪「厳選のしようがない、、、だと?」


ククイ博士「瀬戸口くん?」


ククイ博士が奇異の目を向けてくるがそんなの御構い無しだ。



夏猪「そんなポケモンあってええんかぁ!!!????」



夏猪は発狂し始めた。



夏猪「ポケモンには生まれながらにしてゲー◯リによって決められた上限(種族値)がありそれぞれのポケモンには0~31の数値で振り分けられた個体値があるはずだ。さらにポケモンは性格によってステータスの伸びしろは大きく変化する。幾らレベリングをしてポケモンを育て上げても個体値、性格がゴミであれば意味がない。その為、努力値が振られていない状態でのステータス確認は必須。」



ゼェゼェと肩を上下させるほどの呼吸を繰り返す夏猪。ククイ博士は完全に目が点になっている。



夏猪「それができないってのか、、、。」


はぁーっと溜息をつく夏猪。


夏猪「戻れニャビー。」


夏猪が支持するとモンスターボールから目に見える赤外線のようなものがニャビーを包み込み、モンスターボールに吸い込む。


ククイ博士「あの、瀬戸口くん?何やらおかしな事を言っていたようだが大丈夫かい?」


ククイ博士が心配して問いかける。


夏猪「あ、はい。大丈夫です。いきなりおかしな事を言って申し訳ありません。」


部屋に重い空気が流れる。さっきまで饒舌だったククイ博士も怪訝そうに眉を寄せていた。


その時


「博士ー!!ただいまー!」



今日はここまでとします。



玄関口からハキハキとした元気な声が聞こえて来た。お子さんですかと博士に尋ねると博士は首を振る。

ククイ博士「いや、彼はカントー地方のマサラタウンから俺の研究所にホームステイしている子でね」

『マサラタウン』ポケモンの最初の色系統、リメイクのファイアレッドリーフグリーンで主人公が旅立つ街の名前だ。

ククイ博士「実は彼も昨日アローラに来たばかりなんだ。名前は」

話をしている最中バンッと勢いよく部屋のドアが開かれる。

「博士博士! 俺この島凄く気に入りました! 島のみんなも親切で、俺の見た事ないポケモンもたっくさんいて、それでそれで」


もの凄い早口でまくし立てる少年に博士は両手をひらひらさせて待てのポーズ。

ククイ博士「あー分かる、その気持ち分かるぞ。ただ今はお客さんが来ているから先ずは自己紹介してあげてくれ」

「あ、俺はマサラタウンから来たサトシ! こいつは相棒のピカチュウ! よろしくな!」

ピカチュウ「ぴっかぁ!」

少年の肩にピカチュウが乗っている。ピカチュウといえば可愛いからトキワの森で出るまで粘ってたっけ。まぁ、対戦ではタスキがむしゃら電光石火のゴミだけど。



夏猪「おー、俺は瀬戸口 夏猪だ。皆からは夏猪って呼ばれてる。よろしく」

出身地は言っても多分わからないだろう。それは直感でわかる。ここは明らかに異世界ーーポケモンが普通に人と暮らしている世界なのだから。

ククイ博士「今彼に始めてのポケモンを選んでもらっていたところだよ」

サトシ「そうなんですか? ってことは夏猪は初めてのポケモンを貰ったんだよな!?」

なんだよ、こいつの会話エクスクラメーションマーク多すぎないか……。

夏猪「ああ。ひねこポケモンのニャビー貰ったよ」

サトシ「よっしゃ! それなら俺とバトルしようぜ!」


ーーまじかよこいつ。
研究所で貰うポケモンって確かLevel5だよな? こいつはそんな雑魚の経験値吸いたいのか?

夏猪「いや俺初めてだしまだ慣れてな
ククイ博士「良いね!!」

夏猪「は?」

ククイ博士「瀬戸口くん、いや夏猪! ポケモンバトルは理屈じゃない。身体で覚えるのが1番さ。やってみてはどうかな」

夏猪「いやそれは別に
サトシ「やろうぜ! 夏猪!」

もうこの人達やだ……。ただでさえ低くなっていたテンションがドン底に落ちた。

お風呂はいってきます。
すこし先になりますが安価とらせていただきます。

ポケモン図鑑はどうする?
→夏猪が貰うかどうか。

1 ロトム図鑑を貰う。

2 普通のポケモン図鑑を貰う。

3 図鑑は貰わない。

これより下2でよろしくお願い致します

おうやらないって言ったスレ依頼出してこいやカス

くそつまんないです!
このまま小説投稿サイトに上げるのやめてください! マルチの旨が書いてないから普通に規約違反!
同ジャンル内にゴミが増えると迷惑です!

>>85さん
依頼とは??

>>87さん
マルチの旨ってなんの話ですか?

依頼できました。教えて頂きありがとうございました!



ククイ博士「ここでいいだろう」

研究所から出た俺達はポケモンバトルをするのに丁度良さそうな広場を見つけた。
相手との距離は大体20メートルぐらいだろうか。

夏猪「( 技とか飛んでこないよな? 10まんボルトとかシャレになんねぇぞ……)」

さっきみずでっぽうをマトモに食らってトラウマになっている夏猪。

ククイ博士「こらこら夏猪。初めてのポケモンバトルだし緊張はして当然だが、あまり過剰だとポケモンが不安になってしまうぞ?」

夏猪「あ、はい。すみません」

夏猪「(俺が緊張してんのはポケモンバトルの方じゃねえよ……)」

対するサトシはポケモンバトルができることが心底嬉しいようでさっきからはしゃぎぱなしだ。


え、と思って確認したところRの方の依頼掲示板に書いてしまっていました……。
今度こそしてきます

という文章を間違えて依頼のサイトに書いてしまった挙句、貼ろうとした板のURLが消滅していました。Rには依頼していました。

最悪です泣

サトシ「いけえええピカチュウ!」

ピカチュウ「ぴっか!」

サトシの肩から勢い良くジャンプするピカチュウ。真っ赤な頬に電気がほとばしる。普段可愛いピカチュウもバトルの時は本気モード。

夏猪「(ってかピカチュウの体重って俺の記憶が正しければ確か6キロぐらいあったよな? それをいつも肩に乗せてるってあいつやばくね?)」

やる気全開なのだろう、ブンブン肩を振り回しながら体操するサトシに少し恐怖心を抱く夏猪。

サトシ「どうした? 早くやろうぜ夏猪!」

今のサトシの台詞は夏猪にとっては脅迫のようにすら聞こえた。

夏猪「(いかんいかん、相手は年下だぞ舐められるな瀬戸口 夏猪!)」

夏猪「いけ ニャビー!」

ニャビー「にゃー!!」

俺は覚悟を決めてニャビーを繰り出す。

ククイ博士「ニャビーはひっかく、しっぽをふる、火の粉を使えるぞ!」

ククイ博士がニャビーの覚えている技を教えてくれる。

このバトル、自分のポケモンのステータスもLevelもわからない。もちろん相手のピカチュウのLevelもだ。

夏猪「(まぁ、十中八九サトシのピカチュウの方がLevelは上だろうな)」


依頼するためのURLの欄が消滅しています。これはRの方でHTML化してくれたということでは?


やっとできました。無知で申し訳ございませんでした。

>>105さん

はい、安価取る系のサイトにはもともと向いてない書き方してますしマルチについても調べたのですが面倒で……というのは言い訳で本当はアンチの方々が居るのがあんまり好ましくなくて。やはりpixiv等に掲載する形がいいなと感じて辞めることにしました。

Pixivの方はリゼロ共に続けていくつもりです。

文章表現とか中々良かったんだがな
読みたいんだがどう検索すれば出てくる?

>>105さん
Pixivで検索した後サイト内でポケモン廃人と打ったら出てくると思います。

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