【仮面ライダー】永夢「皆さんとゲームで遊ぶ」 (29)


キャラ崩壊注意



【幻夢コーポレーション・社長室】

黎人「皆さん揃いましたね」

永夢「社長、僕たちに用ってなんですか?」

大我「くだらない話だったら帰るぞ」

貴利矢「俺たちを騙してなんかやらせようってんじゃないの? この人胡散臭いし」

飛彩「お前が言うな」

黎人「ははは、実は君たちに新しいガシャットのモニターになって欲しいんだ」

大我「新しいガシャット?」

黎人「本当は私も手伝いたいんだが最近忙しくてね、このままでは死んでしまいそうだよ」

大我「そしたらゾンビにでもなるんじゃないか?」

黎人「報酬と言ってはなんだけど、気に入ったガシャットがあれば幾つか差し上げよう」

飛彩「まぁ戦力が増えるのであれば吝かではないが」

黎人「じゃあ頼んだよ、大体のゲームは恐らく永夢君が知ってるはずだから」


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【空き地】

貴利矢「はぁ、俺はあまり気が乗らないけどなぁ」

永夢「まぁまぁいいじゃないですか」

大我「力がいらないなら全て俺が貰ってやるよ」

永夢「あ、ちなみにほとんど戦闘には使えないガシャットらしいですよ」

飛彩「え」

大我「え」

永夢「さて、誰かがレベル3で展開するとドラゴナイトハンターみたいに他3人にも影響する仕組みみたいですね」

永夢「今回は俺がやってやるぜ!」マイティアクション!エーックス!


永夢「先ずは『サムズアップアドベンチャー』! 召喚される険しいフィールドを駆け抜けて、お宝を集めながらゴールを目指せ!」

永夢「マイティアクションXとタドルクエストに似てるけど、各所のサムズアップポイントでサムズアップを決めないとダメージを受けるぜ」

貴利矢「うわぁ、目の前に山やら崖やらすげぇな」

大我「仕方ねぇ、やるからには俺が勝つ」レベルアーップ!

飛彩「貴様にだけは負けん」レベルアーップ!

貴利矢「あれ? 何で俺だけレベルアップしないの?」

永夢「俺たちはレベル3状態でもこれは追加アーマーが出ない分見た目はレベル2だけど、あんたはレベル2がバイクだから…」

飛彩「特別措置か」

大我「事実レベル3だからもうギリギリチャンバラを使ってのレベル3にはなれず」

永夢「レベル2はバイクだからレベル1」

貴利矢「うわー、なーんで俺に巡ってきたのが爆走バイクだったんだろ、超後悔」


ゲームスタート!

永夢「俺のルートは崖、森、遺跡エリアだ! 行くぜ!」

飛彩「砂漠と火山か、面倒な」

大我「おい待てなんだ自転車、泳ぎ、走りって! なんで俺だけ方法なんだ! これトライアスロンじゃねーか!!!」

貴利矢「山、崖、山!? このレベル1ボディで登ったり降りたりすんのかよ!」





永夢「うおぉ、流石に森の中は迷いそうだな」ピーピーピーピーピー

永夢「おっと、サムズアップ!」ピンポーン

永夢「よーし、どんどん行くぜ!」


貴利矢「崖登りは…中々キツイな」ピーピーピーピーピー

貴利矢「なんだこの音…そうかサムズアップポイントってやつか」

貴利矢「…って無理無理無理無理! 手ぇ離せないって!」ブッブー

貴利矢「うわぁぁぁぁぁ!」チュドーン




ーーーーー
ーーー


飛彩「エリアが少なかっただけあってゴールも見えてきたな…ん?」




大我「うおおおおおおおおお!!!」ダダダダダダダダダ!!!

大我「見たかごらぁぁぁぁぁぁ!!!」ゴーーール!

大我「っしゃぁぁぁ!」


飛彩「…」

大我「…あ」

飛彩「………嬉しそうだな」

大我「…い、いや」





永夢「次は『バトルファイトトランプ』! トランプって言う割にポーカーしか出来ない、生き残りを賭けた複数対戦カードゲームだ!」

貴利矢「今回は姿形が関係ないゲームで良かったわ」

永夢「1ラウンド4戦でラウンド終了時に1番持ち点の低い人が脱落! 1位が決まるまで戦いは続く! 」

飛彩「俺の渾身のポーカーフェイスを見せてやる」

大我「どんな面してようが仮面で見えねーだろうが」


ゲームボイス『ザァ!ミンナモオデトイッジョニウンメイトドダダカオウ!』

飛彩「ゲームボイスにやけにノイズがあるようだが調整不足か?」

永夢「仕様だ」


ゲームスタート!

永夢「ドロー」

大我「…ドローだ」

飛彩「フォールド」

貴利矢「お、怖いねぇ、俺はドロー」

ゲームボイス『ウェーイ!』

大我「ウェーイじゃねぇ、オープンだ!」

永夢「ツーペア」

大我「チッ…ワンペアだ」

飛彩「フォーカード」

貴利矢「あー届かなかったか、スリーカード」


永夢「ドロー…しかしこうして普通にカードやってると思うんだけど」

大我「ドロー…何をだ天才ゲーマー」

飛彩「…ドロー」

貴利矢「ドローかな」

永夢「俺たちは仕事もせずに何をやってるんだろう」

飛彩「待てそれを言うな研修医!」

貴利矢「…うん、若干思ってた、思ってたけど言わなかったわそれは」

大我「お前ら医者失格だな」


「「「お前が言うな!!!」」」


貴利矢「かあぁ、しっかし最後にロイヤルストレートフラッシュとは恐れ入ったぜ、名人」←3位

大我「てめぇまさかサマやったんじゃねぇだろうな?」←2位

永夢「運も実力のうちってね」←トップ

飛彩「あり得ん…この俺が…」←ラス


永夢「まぁ気を取り直して次に行こう」


永夢「次は『ヒストリーオブDKD』! これはサポートキャラが過去10年の歴史を教えてくれる教育系ゲームだ!」

飛彩「サポートキャラ?」

DKD「ふーん、出て来てはみたがどうやらここも俺の世界ではないらしいな」

大我「なんかお前みたいな色の奴が出て来たぞ天才ゲーマー」

DKD「ん?」

貴利矢「ん? 俺? なんか用?」

DKD「ちょっと擽ったいぞ」FFR…レ・レ・レ・レーザー

貴利矢「お、うわぁぁぁぁぁ!」

貴利矢(バイク)「な、なんだこりゃ!? 体がバイクになっちまった!?」

永夢「…」

飛彩「…」

大我「…」

貴利矢「……あ、何時ものことだったわ」


永夢「さて、貴利矢が二頭身に戻ったところでサクサクいこうか」

永夢「次は『レフトライトディテクティブ』! 主人公の探偵と一緒に事件の謎を追う推理ゲームだ!」

永夢「これもサポートキャラが出て来るから困ったことがあったら聴いてみてくれ」

赤い男『事件発生だ、あいつらはもう現場に向かった! 俺たちも向かうぞ!』

大我「ん? お前がこのゲームのサポートキャラか?」

赤い男『俺に質問するなっ!』

貴利矢「一言で自分の存在意義を全否定しやがった」

大我「質問に答えないサポートキャラってどう思うよ天才ゲーマー」

飛彩「バグか?」

永夢「仕様だ」


ゲームスタート!


主人公(左)『今回の事件はこの病院で起きた』

主人公(右)『病院内の一室で一人の医師が亡くなっているのが見つかった、とても痛ましいものだった』

飛彩「ん? この病院見覚えがあるぞ」

主人公(左)『今回の被害者、鏡飛彩』

飛彩(遺体)『』



飛彩「おい」


飛彩「おい!」

大我「ご愁傷様だな、お坊ちゃん」

飛彩「貴様ここぞとばかりにイキイキするな!」


飛彩「そもそも俺はこんなゲームに使用される許可は出してないぞ!」

貴利矢「まぁ試作品だし? とりあえず適当な人を使ったんじゃない?」

飛彩「とりあえずで殺されてたまるか!」

飛彩「こんなの犯人はどうせこの闇医者に決まってる!」

大我「おいおい、言い掛かりは止せよ」

主人公(右)『遺体の特徴から犯人は、かなり特殊な銃を使用し、被害者を滅多撃ちにしたと見られるね』

主人公(左)『さらに付近の防犯カメラに、黒と黄色の奇抜な武装をした犯人と思われる人物が映っていた』

飛彩「こんなの犯人はこいつに決まってる!」

大我「おいおい、断定は止せよ」

貴利矢「否定しきれなくなってきてんじゃねぇか」


主人公(左)『今のところ犯人の疑いがあると思われるのがこの3人だ』

主人公(右)『1人目は防犯カメラに映っていた謎の人物』

飛彩「そうだ! こいつだ!」

主人公(右)『2人目は被害者と険悪な関係であったイニシャルT.H、一部では免許を持たない闇医者として有名らしい』

飛彩「リーチだな!」

主人公(左)『最後は花家大我、俺はこいつが一番怪しいと睨んでるぜ』

飛彩「それ見ろビンゴだ!」

永夢「まるで鬼の首を取ったようだ」

大我「すまん、俺かもしれん」

貴利矢「認めた!?」

ーーーーー
ーーー

永夢「いやぁしかしまさか犯人が院長だったとは思わなかったなぁ」

貴利矢「あのトリックは人間じゃ思いつかないわ」

飛彩「なんでだ、親父…」

大我「…今回は何も言わないでおいてやる」



永夢「次でひとまず最後にしようぜ」


永夢「最後は『ゲットバックメダル』! ルールは簡単! たくさん敵を倒してたくさんメダルを集める!」

永夢「たまに敵が落とす色付きのメダルは銀のメダル100枚分! 他プレイヤーを攻撃してメダルを奪うこともできる争奪系ゲーム」

貴利矢「なんか良い夢見れそうなタイトルだこと」

大我「ジャスト1分だけな」


貴利矢「ま、ここまで来たらこの体でも出来るとこまで乗ってやろうじゃんか」

飛彩「最後に憂さ晴らしだ」

大我「ま、勝つのは俺だがな」


永夢「んじゃ張り切って行くぜー!」


永夢「はっ! おりゃ!」ドカドカッ!

飛彩「フッ!」ズバッ!

メダルの怪人『ぐぁぁああぁあ!』チャリンチャリンッ


大我「食らえ!」バキュンバキュン!

貴利矢「せーの!」ガギンッ!

メダルの怪人『があああ!』ジャリリンッチャリチャリンッ!




メダルの怪人たち『ぎゃああああ!』ドガアアアン!


貴利矢「ふぅ、残り時間半分ってとこ?」

永夢「もうすぐ1000枚の大台だぜ!」

飛彩「ん、これが色の付いたメダルか」

大我「なんだと? それをこっちに渡してもらおうか」


飛彩「断る、欲しければ力ずくで奪ってみろ」

大我「ならお望み通り!」バンバンバンバンバン!


貴利矢「まーた始まったよ、飽きない奴らだ」

永夢「まったくだ」


飛彩「…」ピタッ

大我「…」ピタッ


永夢「ん?」

大我(…奪うものが変わっただけで)

飛彩(…なんだか何時もとやってることが変わらない)



飛彩「もうこんなことはやめておけ」

大我「なんか虚しくなってくる」


ーーーーー
ーーー

黎人「終わったのかい? お疲れ様」

黎人「とりあえず報酬を渡そう」



大我「なんで俺だけゴーゴートライアスロンなんだ! もういらん! 持ってる!」


黎人「それで、ガシャットを遊んでみた感想は?」

永夢「それはもちろん」



「「「「もうクソゲーはいらない!」」」」


おわり

キャラ的に意外とみんな動かしやすいですね
依頼出してきます

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