冬馬「おっぱいは小さいほうがいいだろ!」翔太「大きい方がいいよ!」 (31)

冬馬「いいや!小さいほうがいい!お前には小さいほうのよさがわかんねぇんだ!」


翔太「何言ってるのさ!巨乳が好きじゃないなんて男じゃないよ!」


冬馬「んだと!?お前こそ巨乳のどこがいいんだよ!でか」

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冬馬「いいや!小さいほうがいい!お前には小さいほうのよさがわかんねぇんだ!」


翔太「何言ってるのさ!巨乳が好きじゃないなんて男じゃないよ!」


冬馬「んだと!?お前こそ巨乳のどこがいいんだよ!デカ乳はただ不気味なだけじゃねぇかよ!」


翔太「冬馬君から見れば大きいおっぱいは気味が悪いんだ。情けないのw」


冬馬「煽ることしかできないのかお前は!」


翔太「あるのとないのとではあったほうがよっぽどいいよ!」


冬馬「いいや!ないほうがいいね!」


翔太「あったほうがいい!」


北斗「さっきからなんの話をしているんだ」

冬馬「おお北斗か。丁度良かった」


冬馬「お前は貧乳と巨乳、どっちが好きだ?」


翔太「やっぱ大きい方がいいよね♪」


冬馬「はっ、何言ってやがる。断然小さい方だろ」


北斗「まず何でそんな話になっているのか教えてほしいんだけど」

翔太「何でって、僕が冬馬君に大きいおっぱいと小さいおっぱいどっちが好きなのか聞いただけだよ」


冬馬「俺は小さい方が好きだと答えたら翔太が怒り出して」


北斗「で、喧嘩になったと」


冬馬「おう」


北斗「とりあえず好きな理由を聞かせてくれないか?」


冬馬「理由って…、小さい方が可愛らしいじゃねぇか」


北斗「それだけ?」


冬馬「えっ?」


北斗「もっと他に理由があるんじゃないのかな?例えば胸がない方が目がそっちに移る心配がなくて話しやすいとか」


冬馬「なっ!?」

冬馬「何でわかったんだ」


翔太「えぇ!?そうだったの!?」


北斗「貧乳が好きな理由は限られているからね。冬馬の性格だと多分それかなって」


北斗「どうやら当たったみたいだね」


冬馬「確かに、それが理由だ。貧乳の方が話しやすいからな…」


翔太「だったら普通にそういえばよかったのに」


冬馬「だってカッコ悪いだろ!そんな理由恥ずかしすぎるぞ!」


翔太「まあ確かに恥ずかしいけど、僕はそんなことで笑ったりしないよ」

翔太「冬馬君は巨乳相手だと話しにくいだけであって、実際は巨乳好きなんだよね」


冬馬「いや、それを除いても俺は貧乳派だ」


翔太「は?」


翔太「この期に及んでまだまな板が好きなの?」


冬馬「なんとでも言え、人の好みを否定するやつには碌な奴がいねぇからな。そういう奴には無視に限る」


翔太「この…!」


北斗「続けるのこれ?」

冬馬「北斗はどうなんだよ!貧乳か?それとも巨乳か?」


翔太「当然巨乳だよね!なんせあのアイドル界のプリンス北斗くんだから!」


冬馬「いいや、こういうタイプこそ貧乳派に決まっているだろ!」


北斗「あのさ、さっきから二人とも凄い失礼なこと言っているの気づいてないの?」


二人「え?」

北斗「女性から見れば胸なんて望んでそんな大きさになったわけじゃないのにやれ巨乳だやれ貧乳だ」


北斗「巨乳のほうが目が肥える、貧乳のほうがロリっぽい。褒めているように聞こえるけどそれは一種の差別だよ」


北斗「貶している側もそうだし褒められている側もいいものじゃない。むしろ気持ち悪いと思われても仕方ない。」


北斗「それに胸の大きさなんて関係ないじゃないか。胸の大きさで女性の価値を決めようとしている男がいるなら、俺はそいつに喝を入れてあげたいね」


冬馬「俺は…褒めていたと思っていたはずなのに知らずのうちに子供たちを傷つけていたのか…」


翔太「ボクは…褒めていたと思っていたはずなのに知らずのうちにお姉さんたちを傷つけていたんだ…」


北斗「わかってくれたかい?胸だけで女性の価値を決めつけることがどれほど愚かだということが」


冬馬「ああ」


翔太「うん」

冬馬「もう巨乳のことも馬鹿にしたリはしねぇ」


翔太「ボクも貧乳のこと貶したりしないよ」


北斗「仲直りできてよかった。それじゃあそうと決まれば早速おっぱい祭りに行こうか」


北斗「ちゃんと法被も買ってきたよ」


冬馬「おう!気が利くじゃねぇか!」


翔太「流石北斗君!」


北斗「それじゃあ出発だ」

「おっぱいわっしょい!」「おっぱいわっしょい!」「おっぱいわっしょい!」


冬馬「最高におっぱいじゃねぇか!この祭り!」


北斗「今年はいつにも益して随分とおっぱいになってきてるね」


冬馬「あれ?翔太は?」


北斗「あっちでおっぱいアイスを買いに行ってるよ」


冬馬「こんな寒い日にアイスとか腹壊しても知らねぇぞ」


「あら?そこにいるのは冬馬じゃない」


冬馬「…!その声は!」

伊織「あんたもこのおっぱい祭りに来てたの?」


響「奇遇だな。お前もおっぱいに興味あるなんて」


千早「……………」


やよい「ジュピターのみなさんお久しぶりです!ってあれ、二人しかいませんね」


北斗「一人は今アイスを買いに行っているんだ」


やよい「そうなんですかー」

冬馬「お前たちもおっぱい祭りに参加しに来たのか?」


響「ああ!自分一度でいいからここに来てみたかったんだ!とっても楽しいところだなここ!」


響「自分、なんだかおっぱいがうずうずして震えが止まらないぞ!」


冬馬「そうか」


千早「三人とも、そんなことより早く行きましょう。もしかしたらもう終わっているかもしれないわ」


響「それもそうだな、自分にはあんまり関係ないけど」


千早「くっ……」


伊織「それじゃあ私たちはこれで失礼するわ。じゃあね」


北斗「チャオ☆」


冬馬「じゃあな」

冬馬「関係ないとか終わっているかもしれないとかって何の話だ?」


北斗「多分豊胸薬の販売だね。どんな貧乳でもアレを飲むとたちまちバストが10cmアップするという限定物だ」


冬馬「はぁ!?つまりアレを飲んだら貧乳が巨乳になっちまうということか!?」



北斗「そういうことになるね」


冬馬「くっ……!」


冬馬「そんなものがあるのか…。クソッ!」ダッ!


北斗「待て、どこへ行く!」


冬馬「放せ!貧乳界のトップアイドルである如月を巨乳にさせるわけにはいかねぇ!」


北斗「お前…さっき俺の言ったことを忘れたのか!」


冬馬「それとこれとは話が別だ!」

冬馬「俺は765プロのアイドルの中で歌とおっぱいが一番だと思っているのは如月だけだ!」


冬馬「あいつの歌とおっぱいは俺の心の底から感動と闘争心を沸かせてくれたんだ」


冬馬「なのにあいつからおっぱいを増やしちまったら残るのは歌だけになっちまう!」


冬馬「そんなの断じて御免だ!どんなことがあろうとも如月のおっぱいだけは絶対に増やしてはならねぇんだ!」


北斗「凄く失礼なこと言ってないか!?」


冬馬「ここだけの話俺が悩んでいる時はいつもあいつのおっぱいを思い出しているんだ」


北斗「へぇ…」

冬馬「だから如月のアイデンティティである貧乳を奪っちゃ絶対にいけないんだァ!!!」


北斗「でかい声出すなよ!周りが見てるだろ!」


冬馬「は?」


ざわざわ   ざわざわ


冬馬「お、俺としたことが…つい熱くなっちまった…」


冬馬「すまねぇ、北斗」


北斗「気をつけてくれ。アイドルという立場を忘れちゃだめだぞ」


コツン   コツン


冬馬「!?」ゾクッ!

千早「……」


冬馬「おお、如月じゃねぇか…。えっと、薬は買えたのか?」


千早「さっきの話、丸聞こえだったわ」


冬馬「えっ?」


千早「こっちはコンプレックスを無くすために頑張っているというのに、アンタみたいな考え方を持っている人のせいでどれだけ私が玩具にされていると思ってるの」


冬馬「あっ…その……すまね」


ガッ


冬馬「がぁ!?」


ぽいっ


冬馬「ん!?」


ごくん


冬馬「…な、何を飲ませたんだ!?」


千早「明日になればわかるわ。それじゃあね」


やよい「千早さん!待ってください!」


伊織「ご愁傷様」


響「例え見た目が変わっても冬馬は冬馬だ。だから心折られるなよ」


冬馬「は?」


北斗「まさか今飲ませたのは…」


翔太「二人ともアイス買ってきたよー…って何が起こったの?」

翌日


ボイン


冬馬「……」


ゆさゆさ


冬馬「……ははっ、これって」


もみもみ


冬馬「…おっぱいか」



「ギャアアアアアアアアアアアアーーーッ!」

北斗「…やっぱり豊胸薬だったか」


冬馬「クソッ…何で俺がこんな目に…」


翔太「でもボク冬馬君のおっぱい好きだよ」もみもみ


冬馬「やめろよ気持ち悪い…」


冬馬「一体どうしたら元に戻るんだ?」


北斗「手術するか筋肉に変えるかのどっちかだね」


冬馬「マジかよ」


冬馬「…はぁ、肉体派アイドルでも目指すか」


北斗「応援するよ」


翔太「ん~♪やっわらか~い♪」もみもみ

一方


千早「……」すとーん


千早「どうして」チラッ


※効果には個人差があります


千早「くっ!」パリーン!




冬馬「やっぱおっぱいは貧乳がいいぜ…はぁ……重い」どたぷーん


終わり

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