穂乃果「競女?」(前編) (89)



海未「ワン!ツー!ワン!ツー!」パンパン


穂乃果「はぁ…はぁ……」フラフラ


ことり「もうダメぇ…」ヨロヨロ


海未「はぁ…2週間やってみましたが……やはり私達にアイドルは無理なのでしょう」


穂乃果「!!」


海未「別に才能が無いと言っているわけではありません。ですが、世に蔓延るアイドル達はしっかりとした施設や指導者の下で毎日きちんとメニューをこなし基礎が出来ていることが前提…その先を目指すために奮闘していますが、私達はまだ前提にすら程遠い状態…生徒会長のおっしゃる通り、このまま続けても無駄でしょう…」


穂乃果「でも…!」


ことり「ホノカチャンごめんね?ことりも廃校を救うために頑張りたいけど、毎日あちこち筋肉痛でアザも増えて…運動が苦手なことりにはちょっと難しかったかも……でもね?廃校を食い止めたいって気持ちは変わらないよ…」


穂乃果「ことりちゃん…」


海未「すみません…この後弓道の稽古があるので…」


ことり「ことりも…お母さんに呼ばれてるから…」


穂乃果「う、うん!じゃあまた明日ね」

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穂乃果「……」テクテクテク


穂乃果「はぁ…やっぱダメだったか…テレビのアイドル真似てスクールアイドルやってみようなんて考えが甘すぎたかな」


穂乃果「……」


穂乃果「でも諦めたく無い…大好きな音ノ木坂を…」



「ティッシュドウゾー」



穂乃果「あ、ありがとうございまーす」



穂乃果「ん?」



穂乃果「この広告は…?けいじょ…?」



穂乃果「はぁ…はぁ…はぁ……」タッタッタッタッタッ



実況「さあ始まりました本日のメインレースゥゥゥ!!」


ワァァァァァァァァァァァ??????



穂乃果「はぁ…はぁ…秋葉原にこんな競技場が…」



実況「赤コーナァァァ!!本大会常連の人気チーム!!【藻部シスターズ】だぁぁぁ!!!」


ワァァァァァァァァァァァ??????

モブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!????



穂乃果「ひっ!?」



穂乃果「すごい盛り上がってるな…」




鎌瀬「今日もサクッと終わらせてしまおう」テクテク


脇薬「わ~かってるよ?」テクテク


藻部「ふふん、本日の獲物はどんな奴等かな?」テクテク


実況「続いて青コーナァァァ!!突如現れた謎の超新尻!!【ANA-LISE】だぁぁぁ!!!」



藻部「ん?聞き慣れない名前だな」



キタァァァァァァァァァァァァ!!!

アナライズダァァァァァァァァ!!!



英玲奈「今日の獲物はデカイぞ」テクテク


あんじゅ「完全に尻Ass」テクテク


ツバサ「私たちの尻捌き、味わってもらおうかしら」テクテク



実況「さぁ両者出揃いましたぁぁ!!!ルールは簡単!!ランドと呼ばれる水上に浮かぶステージの上で胸と尻を使って相手を落とすのみ!今回もチーム戦!先に相手のチームを全員落とすか制限時間が過ぎた後、より多く残っていたチームの勝利だぁぁ!!!」



穂乃果「……」ゴクリ



実況「それではスタート!!」



カランカランカラン!!!



鎌瀬「ふん、何処の馬の骨か分からんがあたいの絶対零度ですぐ終わらせてやるよ!」



鎌瀬「はぁぁぁぁ!!!!」ビキビキビキビキ



鎌瀬「《氷尻(ひょうけつ)》!!!」



穂乃果「お尻が凍った!?」



鎌瀬「くたばれぇぇぇぇぇ」タッタッタッタ



実況「鎌瀬!!氷を尻に纏い一直線に統堂の元へ向かったぁぁぁぁぁぁ!!」


イケエエェェェェェエ!!!

オトシチマェェェェェェェェェェェ!!!



英玲奈「フン…」



鎌瀬「落ちろおおおお!!!」ズォッ!




ズドォォォォォォォォン!!!



実況「決まったぁぁぁぁ!! 統堂!鎌瀬の尻撃をモロに受けたぁぁぁぁ!!!」



鎌瀬「フン……」



鎌瀬「!?」



英玲奈「尻力たったの5か…ゴミめ…」ググッ



鎌瀬「な、なんだと!?」



実況「あぁぁぁぁっと!!なんと統堂!鎌瀬の渾身の尻撃をいとも簡単に受け止めたー!!」



鎌瀬「くっ…何故!?」



英玲奈「女の尻は我の尻…我の尻も我の尻…全てを総べて知り尽くす…」



ツバサ「残念だったわね。英玲奈の尻は触れた相手の尻質や尻技を瞬時に解析してそれに対応できる尻と化すの…だからどんな尻も彼女に屈するしかないのよ」


ツバサ&英玲奈
「この《全知全女尻(メスシリンダー)》に!!」ドドン



鎌瀬「何を…」


英玲奈「貴様の尻では容量オーバーだ。せめて頭の中にでも名前を付けて保存しておけ」ガッガッガッガッ!!



鎌瀬「ぐわぁっ!!」



実況「形成逆転だぁぁぁぁ!!!」


ウォォォォォォォォォォォ!!!

イイゾエレナァァァァァァァ!!!



穂乃果「お…おお……」



脇薬「鎌瀬!ヘルプに行くわ!!」タッタッタッタ



あんじゅ「行かせないわよ」スッ



脇薬「今はあんたに構ってる暇はないのよ
!!」バッ


脇薬「……」ガクッ



あんじゅ「力を…抜いた?」




脇薬「……」ニヤッ



脇薬「はぁぁぁぁ!!!!」ブルルルルルルルルルルルルルン!!!



あんじゅ「!?」



あんじゅ「これは」スッ



脇薬「私は胸の力を抜くことで鞭のようにしならせて振り回すことができるのよ!!水着まで特注にしなきゃ使えないこの大技で逝ってもらうわ!!」プラーン




脇薬「くらえ!《双乳脱力ノ陣(プランプラン・プラン)》!!!!!!」ブルルルルルルルルルルルルルン!!!!



実況「脇薬の連乳だぁぁぁぁ!!!これにはさすがに優木もたまらないかぁぁ!?」



あんじゅ「……」スッスッスッ



ブルルルルルル!!!



あんじゅ「……」スッスッ



脇薬「なんで…なんで当たらないのよ!!」



あんじゅ「遅い」バッ



脇薬「なっ…間合いに……」ブルルルルルル!!!



あんじゅ「アウトファイターとして、あなたは私の完全下位互換よ」



脇薬「そんな…」ブルルルルルル!!!



あんじゅ「くらいなさい」バッ…プルンプルン



あんじゅ「《胸八刃(8切り)》」ザンッ…



脇薬「か…は……」プラ~ン



あんじゅ「《尻伍波(5飛ばし)》!!!」ドォォォォォン!!!



脇薬「ぐああああああああ」ザッパーン!!



アナウンス「脇薬選手!都落ち…じゃなかった、落水!!LOSER!!!」



英玲奈「セイッ!!!」ドンッ!!!



鎌瀬「ぐっ…!!」ザバーン!!



アナウンス「鎌瀬選手落水!LOSER!!」



実況「なんということでしょう!?氷尻の鎌瀬に乳鞭の脇薬がやられてしまったぁぁ!!無敗を誇っていた彼女たちですが…一体どうしたんだぁぁ!?」



穂乃果「おおお………」



藻部「フン…新人相手に調子に乗るからそうなる…」ググッ



藻部「私が3人纏めて叩き落としてやるよおおお!!!」ズォッ!!!




英玲奈「ツバサ」



ツバサ「ええ」スッ




藻部「《衝乳石(ツララッパイ)!!》」ズォッ




ツバサ「……」プルン…プルン…



藻部「なっ!?この動きは《乳催眠》!?」バッ



藻部「あ…なんだか……眠気が……」フラッ



ツバサ「まどろみの奥へ…この《眠胸眠胸(ねむねむねむね)》でおやすみなさい」



藻部「……」ドサッ




アナウンス「……」



アナウンス「はっ!?も、藻部選手転倒!LOSER!!!よってANA-LISEの勝利!!!」



ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ??????



あんじゅ「フフッ♪うちのツバサに勝てるわけないでしょ?」



実況「なんと!なんと!!なんということでしょう!!!またしても超新尻ANA-LISEの勝利だ!!革命です!!競女界の新たなアイドルが今日も暴れまわっています!!」




穂乃果「競女……アイドル……」



穂乃果「!!!」




穂乃果「これだ!!!」



海未「ダメです!!!!」



穂乃果「えぇぇ!?なんで!?」



海未「なんで!?ではありませんよなんですかその下品な競技は!?男性の前でお…お尻や胸を振り回すなんて…/// 破廉恥です!!私の想像を遥かに超えた破廉恥です…!!100歩譲ってグラビアアイドルにでもなってジッとポーズを取っている方がマシですよ!!120歩譲って成人女性がやるならともかく私達健全な女子高生が、しかも廃校阻止を掲げてやるなんて正気ですか!?むしろ即潰れますよ!!」



穂乃果「凄かったんだよ競女!最初はお尻と胸でおしくらまんじゅうしててちょっと困惑したけど、でも…でも観てるうちにどんどん熱くなって!私だけじゃない、そこにいたお客さんもみんな真剣だった!列記としたスポーツなんだよこれは!!それにこれ見て!」バンッ!



ことり「これは何?」



海未「何かのリストのようですが…この80というのは…まさか…」



穂乃果「そうだよ!全国で競女を体育や部活に取り入れてる高校だよ!」



ことうみ「!?!?」



海未「こんなにたくさん…」



穂乃果「今では競女養成学校っていうのがあって、高校と提携しているところもあるんだよ!」



ことり「じゃあ競女もサッカーやテニスみたいに一スポーツとして認められてきているんだね!」



穂乃果「そうだよことりちゃん!!やろうよ!!競女!!」バッ!



ことり「うん!!」



穂乃果「海未ちゃんも…」





海未「お断りします」



穂乃果「えっ…どうして…」



海未「確かに競女がただの破廉恥ギャンブルではないと分かりました。しかし、私が競女をやるかは全くの別問題です」



穂乃果「そんな…」



海未「大体、前に言い出したスクールアイドルとやらの練習もまともにこなせなかったのに競女なんてできるのですか!?競女も同じように毎日の厳しい鍛錬がいくつもあり、それらをこなして努力して努力して…過程はスクールアイドルと同じですよね?また前のようにへばってしまうのではありませんか!?」



穂乃果「それは…」



海未「口だけの思いつきなら何とでも言えますよ。頭を冷やしてください…私はこの後弓道部に行かなければいけないので…失礼します」テクテクテク…



穂乃果「……」



ことり「海未ちゃん…あそこまで言わなくても…ホノカチャンどうすr」



穂乃果「……させるよ」



ことり「え?」



穂乃果「絶対に海未ちゃんを認めさせるよ!!」



穂乃果「はっ…はっ…尻8の字200回!!いくよことりちゃん!!」ブンッブンッ



ことり「ぴー!!(:8:)」ブンッブンッ



穂乃果「尻ウォーキング!先ずは3キロ!いくよことりちゃん!!!」ズダダダダダダ…



ことり「待ってよホノカチャーン!!(:8:)」ズダダダダダ…



穂乃果「尻パンチング!1000発!いくよことりちゃん!!!」バチン!バチン!



ことり「ふぇぇ…(:8:)」





穂乃果「はぁ…はぁ…」



ことり「ぜぇ…ぜぇ…」



穂乃果「こんなんじゃ…こんなんじゃ音ノ木坂を守れない
よ…」



ことり(穂乃果ちゃん前とは全然違う…これは…本気の目だ)



ことり「ホノカチャン!」



穂乃果「ことりちゃんごめんね?練習辛かったよね?無理矢理付き合わせちゃっt」



ことり「ことりもやる!!」



穂乃果「!?」



ことり「競女って、今は3人1組が主流なんでしょ?それに…ホノカチャン1人で戦うくらいならことりも力になりたい!だから一緒に頑張ろう!!練習も辛いと思うけど、今度こそことりはホノカチャンについていくよ!」




穂乃果「ことりちゃん…」ウルッ




穂乃果「うん!」



絵里「……」



穂乃果「……」



ことり「……」



絵里「……」



穂乃果「……」



ことり「……」



絵里「認められないわぁ」


ことほの「やっぱりダメかぁ…」ガクッ


絵里「ツッコミどころが多すぎて逆に一瞬認めちゃおうかと思ったわ…」ワナワナ


穂乃果「え!それじゃあ…」


絵里「ダメに決まってるでしょ!!」


穂乃果「は、はい…」


希「ええんやないの?」


穂乃果「!」



絵里「希!あなた何を言って…」


希「穂乃果ちゃんたち、今度の今度は本気みたいやし」


絵里「そんな…前のアイドルの時だって…」


希「海未ちゃんがおらん」


絵里「!?」


希「まあ、海未ちゃんが認めへんのは分かるけど、それを認めさせようと必死に練習してるみたいやし…ちょっと遅いけど申請、通してあげて部活紹介開いたらええやん」


絵里「……」


ことほの「……」


絵里「……」


ことほの「……」ゴクリ


絵里「認められないわぁ」


ことほの「あぁ…」


絵里「…ただし、私の用意する条件を満たせば…仕方がないけど競女研究部設立を認めるわ」



ことほの「おお!」


希「ふふっ…」


穂乃果「条件ってなんですか!?」


絵里「丁度一週間後、近くの高校二つが競女の練習試合をするはずだったのだけど片方の都合が悪くて中止になったの。だから穴埋めとしてあなたたちが練習試合に出て対尻してもらうわ」


穂乃果「一週間後…」


絵里「それに勝てたら認めてあげる。ダメだったら諦めなさい」


ことり「一週間なんて…そんな…」


穂乃果「やります!!」


ことり「ホノカチャン!?」


穂乃果「その試合に勝って、認めてもらって、どんどん強くなって…競女強豪校にしてみせます!!そして、尻で廃校を救います!!」


希「フフッ…決まりやね」


絵里「私から話せることはもうない…健闘を祈っているわ」


ことほの「失礼しました!」バタン



希「……」


絵里「……」


希「まだ引きずってるん?あの時のこと…」


絵里「別にそうじゃないわよ…」


絵里「ただ…」



ザァァァァァァァァァァァァァァ



穂乃果「いくよことりちゃん!」ブンッブンッ


ことり「うん!穂乃果ちゃん!」ブンッブンッ



海未「それではお疲れ様でした…」


海未「…!」


イクヨコトリチャン!
ウン!ホノカチャン!


海未「……」




キーンコーンカーンコーン


海未「ことり、穂乃果。この後…」


穂乃果「ごめん海未ちゃん練習あるから!」バッ


ことり「また今度ね!」ダッ


海未「あ……」


海未「……」




穂乃果「来週、競女研究部が練習試合やりまーす!」ヒラヒラ


ことり「よかったら観に来てくださーい!」ヒラヒラ



海未「……」



穂乃果「やった…やったよことりちゃん!」


ことり「うん!…ついに…ついにホノカチャンの…」


ことほの「乳首が立った!!」ドドン


穂乃果「この乳技さえあればどんな敵も怖くないよ!」


ことり「絶対に勝とうね!」




試合当日


穂乃果「結局…私達だけだったね…」


ことり「今回は二人だけど…今日勝てばいっぱい入部に来てくれるかもしれない!」



穂乃果「よーし!行こう!!」



キーンコーンカーンコーン


花陽「はぁ…どうしよう…」


凛「かーよちん?」


花陽「ピャア!?り、りんちゃん…!?」


凛「凛ね!陸上部に入ることにしたの!かよちんは部活決めた?」


花陽「う…うーん…その……」


凛「早くしないと応募期間過ぎちゃうよ?」


花陽「……」ヒラッ


凛「ん?このチラシは…」


花陽「あ…!それは…」


凛「かよちん、競女選手になりたいの?」


花陽「う…うん…でも凛ちゃんも一緒に入ってくれるなら…」


凛「……」


凛「む、無理だよ!凛に競女なんて無理!ほら、あの時だって…」



ロリ花陽『うわー!!凛ちゃん今日ノーパンなんだ!!』


ロリ凛『うん!こうするとね、風がスースーして気持ちいし動きやすいんだよ!!』


ロリ凛『明日もこれで学校行こうかな♪』


『おい、見ろよ!星空のやつノーパンだぜ!』


ろりんぱな『!?』


『うわ~恥ずかしい…変態だよコイツ』


『変態だ変態だ~!!』


アハハハハハハハハ??



ロリ凛『……』


ロリ花陽『凛ちゃん…』



ロリ凛『凛、もう明日からパンツ履いてく』



凛「…ってことがあったしさ!ほ、ほら!かよちん!今日部活紹介で試合やるみたいだし観に行こうよ!」グイッ…タッタッタッタッタッタ


かよちん「えっ!?ちょっと!?」タッタッタッタッタッタ


ダレカタスケテ~~!!!




真姫「………」


真姫「競女……か……」


……


バチーン!!


真姫『きゃっ!?』ドサッ


真姫母「『真姫!!』


真姫父『いいか真姫!今度競女の試合なんて観に行ったらタダじゃおかないからな!!お前には医者の道しかないんだ!くだらんことしてる暇があったら勉強しなさい!!』


真姫『……』


真姫『……くせに』


真姫父『何ィ?』


真姫『胸も尻も…私のことも何も分かってないくせに!!勝手なこと言わないでよ!!』タッタッタッタッ


真姫母『真姫!待ちなさい!!』


真姫父『ほっとけ。頭を冷やして時期に戻ってくる』


……


真姫「……」


真姫「……」グッ


タッタッタッタッタッタッタ



凛「…ってことがあったしさ!ほ、ほら!かよちん!今日部活紹介で試合やるみたいだし観に行こうよ!」グイッ…タッタッタッタッタッタ


かよちん「えっ!?ちょっと!?」タッタッタッタッタッタ


ダレカタスケテ~~!!!




真姫「………」


真姫「競女……か……」


……


バチーン!!


真姫『きゃっ!?』ドサッ


真姫母「『真姫!!』


真姫父『いいか真姫!今度競女の試合なんて観に行ったらタダじゃおかないからな!!お前には医者の道しかないんだ!くだらんことしてる暇があったら勉強しなさい!!』


真姫『……』


真姫『……くせに』


真姫父『何ィ?』


真姫『胸も尻も…私のことも何も分かってないくせに!!勝手なこと言わないでよ!!』タッタッタッタッ


真姫母『真姫!待ちなさい!!』


真姫父『ほっとけ。頭を冷やして時期に戻ってくる』


……


真姫「……」


真姫「……」グッ


タッタッタッタッタッタッタ



ヒデコ「さあ!やって参りました!音ノ木坂学院の競女デビュー戦、本校のプールからお送りしています!」


フミコ「対するは競女強豪校であるTKB高校!!」


ミカ「果たしてどんな試合になるのか!?それでは選手入場!!」



穂乃果「いこう!!」ドキドキ


ことり「うん…」ドキドキ


ヒデコ「赤コーナー音ノ木坂学院!高坂、南の登場だー!!」


穂乃果「……」テクテク


ことり「……」テクテク



ヒデコ「続いて青コーナーTKB高校!股下、胸谷、栄呂杉の登場だー!!」



ことり「……」ブルブル


穂乃果「……」ガシッ


ことり「!?」


穂乃果「大丈夫、いつも通りにやろう」


ことり「うん…!」


股下「っへぇ~?二人って…うちらもなめられたものよねぇ」


ことほの「!?」



胸谷「まあまあ股下、イビってやるな」



栄呂杉「そうです…終わらせてあげましょう一瞬で、何の苦しみもなく…」



穂乃果「負けるのはそっちだよ!」ブンッ



股下「何を?」



ことり「ホノカチャン!やめなよ!!」



股下「まあいい、尻先だけなら何とでも振れる。5分後に同じセリフが言えるかな?クックック…」



ヒデコ「さあ!戦いの火蓋が切って落とされます!制限時間は10分!レーススタート5秒前…3…2…1…」



カラン!カラン!カラン!




理事長「……」



理事長「始まったわね」スッ



ギシギシ…


穂乃果「思ったより揺れるな…足場が不安定だよ…」


ことり「ホノカチャン前!!」


穂乃果「!!」


股下「よそ見すんな!!」


ドォォォォォン!!


穂乃果「くっ…」バッ



胸谷「もらったぁ!!」バッ



穂乃果「しまった!!」



ことり「えいっ!!!」ポヨ~ン



胸谷「何っ!?」ググッ



ズザザザザザザ…



穂乃果「ナイスことりちゃん!」



胸谷「胸の硬度が下がった…だと?」



ことり「ことりのお尻と胸は好きなお菓子の硬さに変えられるのです!!
名付けて《キャンディボディ》」プルルン



ことり「今度はあなたがことりのおやつになる番ですよ!」バッ



股下「来るか…」



栄呂杉「いえ、わざわざ迎える必要はありません」スッ



股下「何?」



栄呂杉「私のGカップが試合を作る!!」バッ




栄呂杉「《乳Gランド》!!!!!!」


ズドォォォォォン!!!!



ことり「きゃっ!?」グラグラグラ



穂乃果「む、胸の衝撃派でランドを揺らした!?」グラグラグラ



ヒデコ「とんでもない乳地震だー!!揺れが実況席まで届いてるぞー!!!」



股下「この程度の揺れでフラついてたら」ダッ



股下「生き残れないぜ!!」ドガッ



ことり「きゃー!!!」ビュン



穂乃果「ことりちゃん」バッ



ことり「ホノカチャン!ありがとう!」



理事長「……」



股下「ほらほらよそ見しない!」ガッガッ



胸谷「このままじゃ落ちちゃうよ!」ドッドッ



ことり「《キャンディボディ~マシュマロ形態~》」プルルン



栄呂杉「《乳Gランド~縦揺れ~》!!!」



ズドォォォォォン!!!!



ことり「きゃっ!?」



胸谷「それそれ!!」ガッガッ



穂乃果「うっ…」



股下「ほらよっ!」ドッドッ



ヒデコ「高坂!南!慣れないステージの上で防戦一方だぁ!!」



穂乃果「くっ…このままじゃ…」



凛「ほら!やってるよかよちん!!」


花陽「はぁ…はぁ…はぁ…」




穂乃果(見学者…私たちのために…)


股下「はっ!!」ドスッ


胸谷「そりゃ!!」ドゴッ


ことり「ううっ」


穂乃果「くっ…」




ガッガッガッ……


凛「あわわ…音ノ木坂やられっぱなしだよ…」


花陽「どうしよう…このままじゃ…こっちがm…」




理事長「勝つわ」



りんぱな「!?」


凛「り、理事長にゃ!?」


花陽「どういうことですか!?」


理事長「理由は3つ…1つはあなたたちが観に来たこと」


りんぱな「へ?」



ことり「あの子たちのためにも…」ガッガッ


穂乃果「音ノ木坂のためにも…」ガッガッ



ことほの「負けるわけにはいかないんだぁぁぁぁ!!ズドォォォン



股下「ほう!張り合おうってか!」ガッガッ


胸谷「負けるわけないでしょ!!」ガッガッ



穂乃果「ぐあっ!!」ブンッ



ことり「ホノカチャン!!!」



花陽「あぁっ!転倒しちゃう!!」



理事長「2つ」




穂乃果「…!!」カッ



ことり「《尻ンポリン~ゼリー形態~》」プルルン



穂乃果「《尻跳躍(ヒップ・ホップ)》!!!」ダンッ?? ポヨ~ン??



りんぱな「!?!?」


股下「菓子女の尻をバネにして…」


胸谷「カウンターだと!?」



理事長「穂乃果ちゃんがカウンタータイプの天才的な素質を内に秘めていること」



穂乃果「お返しだよ!」バッ




穂乃果「《穴 翔 乳 閃(あなかけるにゅうのひらめき)》!!!!」


ブォォォォォォォン!!!



凛「外した!?」



胸谷「もらったぁ!!」バッ


股下「くたばれぇぇ!!!」バッ




花陽「いや!違う!!」



ズォォォォォォ!!!




胸谷「なんだ!?」ズズズッ



股下「尻穴が…吸われる!?」ズズズッ



理事長「《穴 翔 乳 閃》は初撃をかわされてもその乳速により真空の空間が生まれる。そこに空気が戻ろうとする力で敵の動きを阻害…更に狙いをお尻の穴にすることで効果が増す…電車に乗ってトンネルに入ると耳がキーンとするでしょう?あれは内部と外部の気圧差から生じるものなの。同じようにお尻内外の気圧差を変化させることで空気が急激に戻ろうとする力にお尻が引っ張られてしまうの」


りんぱな「なるほど!!」



理事長「そして追撃…」



穂乃果「はぁっ!!!!」ドガァッ!!!



胸谷&股下「ぐああああっ!!」ザッパーン!!




フミコ「胸谷選手!股下選手!落水!LOSER!!」



穂乃果「やった!!」


ことり「穂乃果ちゃんすごいよ!!」



ヒデコ「なんと高坂選手!!劣勢を一気にひっくり返した!!!」




凛「すごい…これが競女…」



花陽「………」ゴクリ



ズズゥゥゥゥゥゥン!!



ことほの「!?!?」



栄呂杉「確かに、乳先だけでは無いようですね…」



栄呂杉「でも!マグレで二人倒したくらいで喜んでもらっては困りますよ!?」ズズン!!



穂乃果「そうだった…アイツをなんとかしないと…」グラグラ



ことり「でも…動けないよ……」グラグラ



凛「アレは強敵過ぎるにゃ」


花陽「このままじゃ…」





理事長「3つ目」



??「待ちなさい!!!!」



ことほのりんぱな「!?!?!?!?」



穂乃果「う……」



ことほの「海未ちゃん!!!」



海未「遅くなって申し訳ありません」バッ



ことり「海未ちゃん…どうしてここに?」



海未「二人の想い、伝わりました。私は、恥を捨てても仲間は見捨てません」キリッ



穂乃果「海未ちゃん…」ウルウル



ヒデコ「あーっとここでぇ!!3人目の園田選手が到着したぞぉぉ!!!」



栄呂杉「あらあら?いたのですね3人目…尻尾を巻いて逃げたのかと」



海未「穂乃果、奴はかなり厄介です。ここは一撃で決めますよ」


穂乃果「でもどうやって…」


海未「練習を思い出すのです!」


穂乃果「練習……」


穂乃果「!!」



海未「今から私の言う通りに動いてください…それまでことり、時間稼ぎをおねします」


ことり「わかった!」



栄呂杉「何をこそこそやっているんですか!!」ズズズズン



ことり「はぁっ!!!!」ダッ



ことり「《キャンディヒップ~かりんとう
形態~》!!!」



ことり「やあっ!!!」ガキーン!!



ことり「!?」



栄呂杉「ほう。尻をそこまで硬質化させることもできるのですね…」ググッ



ことり「き…効いてない……」



栄呂杉「オラァァっ!!!!」ブァッ!!!



ことり「いやああああ!!!」ザッパーン!!





ヒデコ「南選手落水!LOSER!!」



栄呂杉「…さて、次はあなたたち……」



栄呂杉「ん?」



海未「……」ググググッ




花陽「あれは…」



凛「何が起きているにゃ…?」



理事長「穂乃果ちゃんを自分の膝の上に立たせ右手で胸の水着を引きしぼり左手で背中を押す…この構えは……」



栄呂杉「それがどうしたのです!?《フルパワー乳Gランド》!!!」


ズン!ズン!ズン!ズズズン!!



凛「わっ!わっ!?こっちまで揺れてるよ!?」



栄呂杉「はぁっ…はぁっ……」




海未「……」ググググッ



栄呂杉「なっ!?効いてない!?そんなはずはありません…私の地震が効かない相手などいるはz…」



海未「胴造り」グググッ



栄呂杉「!?」



海未「弓道の基礎中の基礎動作です。弓を引くときに体の基盤を造り狙いを安定させる…私は普段からこの鍛錬を怠りません。電車に乗った時も吊り革を持たずに胴造りでバランスをとります。この程度の揺れなど屁でもありません」



栄呂杉「な…何を……」



海未「穂乃果!!準備はいいですか!?」



穂乃果「いつでもいいよ!!」プルプル…シャキーン!!



栄呂杉「両乳首が立った!?」



海未「行きますよ!!」ググッ



穂乃果「ことりちゃんの仇!!」ググッ




ほのうみ「《ラブアロー乳頭》ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」チュドォォォォン!!!



ドガァッ!!!!



栄呂杉「ぐはあっ!!乳首が食い込む!?!?」



穂乃果「はぁぁぁぁぁぁ!!!!」



ザッパザッパーン!!




フミコ「栄呂杉選手、高坂選手、落水!LOSER!!園田選手が残っているのでこの勝負、音ノ木坂学院の勝利!!」



カラーン!カラーン!カラーン!!!



高坂「プハァッ!やった!!やったよ!!」ザパッ


ことり「ホノカチャン!海未ちゃん!!」


海未「ことり!穂乃果!」



凛「やったにゃ!!」


花陽「すごい…これが競女の世界……」



理事長「成る程…水着を弦のように引きしぼり乳首の立った穂乃果ちゃんを矢のように飛ばす…か。慣れないはずの競女にすぐさま弓道を応用させてくるなんて…流石ね、海未ちゃん」スッ



絵里「………」


希「流石やね、3人共」


絵里「ええそうね」ツカ…ツカ…ツカ…


希「絵里ちはどうするん?」


絵里「……」



真姫「すごい…初めてであそこまで…」


真姫「………」ウズウズ


真姫「ん?」


「………」


「………」ツカ…ツカ…ツカ…


真姫「あの人どこかで…」




「次のニュースです。ランドのバックランサーこと……選手が本日、競技中の事故により亡くなりました」


真姫「……」ポチポチ


真姫「……」


真姫「やっぱり似てる…バックランサーとあの人…」




穂乃果「…と!言うわけで!!」


ことり「はい!!」


穂乃果「無事、競女研究会が認められた上に…」


海未「はい!」


穂乃果「可愛い一年生が二人入部してくれたよ!!」



凛「はい!はい!星空凛です!!昨日の試合を観て感動して凛もやりたいって思って入部しました!!!」

パチパチパチパチパチ!??



花陽「は、はい!小泉花陽です!!そ、その…競女を観るのは好きですけどやったことはなくて…初心者なので、どうか優しくお願いします!!」

パチパチパチパチパチ!??



海未「それでは早速尻練に移りましょう!これからも練習試合を重ねてどんどん経験を積み重ねると同時に学校を廃校から救うべく競女強豪校として名を轟かすのです!」


5人「はい!!!」



海未「それではスピード型のアウトファイターである凛は私と同じタイプになるので今からマンツーマンで練習をします」


凛「いっくにゃー!!」


ことり「ことりと同じ接近戦型のインファイターである花陽ちゃん!一緒に練習頑張ろうね?」


花陽「はい!」


海未「すみません穂乃果…カウンタータイプが他にいないのでまた一人になってしまいますが…」


穂乃果「任せて!私も磨きたい技があるし!」


海未「それでは各自練習に移りましょう」



絵里「ふぅ…やっと生徒会の仕事が終わったわね」


希「たまには帰りにパフェでも食べて…」


希「……」


絵里「?」


絵里「どうしたの希?」



希「にこっちや…」


絵里「え?」


希「窓の外!!


絵里「そんな…だって矢澤さんは…!!」



「!?」タッタッタッタッタッタッタ



希「あ!逃げられた!」




真姫「はぁはぁはぁはぁ」タッタッタッタッタッ



希「あれは…1年の西木野真姫ちゃんやね」



絵里「なんで矢澤さんを追っているのかしら?」




「……」


「……」コソコソ


「……」


「……」ホッ



真姫「ねぇ、ちょっと」



「!?」ビクゥ



真姫「あなた、音ノ木坂の競女デビュー戦観に来てたわよね?」



「……」



にこ「ええ、そうよ」



真姫「話があるんだけど」



にこ「悪いけど忙しいの。帰ってちょうだい」




真姫「バックランサーの話よ」



にこ「……」



にこ「ただいま~」ガチャ



こころ「お姉様お帰りなさい!」



ここあ「お帰りお姉ちゃん!」



こたろう「ばっくらんさ~」



真姫「……」



真姫(ものすごいトロフィーの数ね…あの束は賞状かしら?)



こころ「あ!お友達ですか?お姉様がいつもお世話になっております」ペコリ



真姫「ヴェェそんなんじゃ…」



こころ「どうぞこちらへ!」



にこ「適当にくつろいでて。この子たち寝かせるから」



真姫「…ええ」



こころ「すぴー…」



ここあ「くーくー…」



こたろう「むにゃむにゃ…」



真姫「悪かったわね急に押しかけて」



にこ「……」



真姫「やっぱあなた…バックランサーの娘…」



にこ「ママはね本当に強かったの。昼は"ランドのバックランサー"の異名でその槍のような尻を振り回していくつも勝利を掻っ攫ってったわ。でも夜は私たちの優しいママで…疲れてるはずなのにいつも笑顔でいてくれた…私も、こころも、ここあも、こたろうも…みんなママが大好きだった」



にこ「でも急にその日はやってきたの。いつものように家を出てったママが、その日の夜に冷たくなって病院で横たわっていたわ。試合中、ランドから落とされた時に角に頭をぶつけて打ち所が悪くてそのまま…」



真姫「……」



にこ「こころもここあもわんわん泣いてたわ…こたろうはよく分からなかったみたいでポカンとしてた。私は全く死を受け入れられなくて唖然としてた。多分次の日の夜にはいつもの笑顔で帰って来て私達を抱きしめてくれるんじゃないかって…でもそんな日は二度と来なかった」



にこ「私もこの子たちの世話やらなんやらで学校に行けなくなって今は休学しているの。普段はスーパーでアルバイトをしながらなんとか生計を立ててるけど…」



真姫「競女はやらないの?」



にこ「できるわけない」



真姫「え?」



にこ「だって…だって私が競女を始めて!仮にそれでお金を稼ぐようになったらママみたいになっちゃうじゃない!ママがいなくなったってことを認めることになるじゃない!!嫌よそんなの!!私がママの代わりになんてなれるはずがない!!」



真姫「そんな…私はずっと競女が…特にバックランサーが大好きで大好きで!!勉強勉強うるさい親の目を盗んであなたの母親を観に行ってたわ!!だからショックだった…彼女が亡くなったって知った日の晩はひとしきり泣いてたわ。でも、たまたまあなたを見つけることができて嬉しかったの!あなたにもバックランサーの後を追い続けて欲しい!!私だけじゃない!みんなが待ってるの!!」



にこ「だったら尚更よ!!私はバックランサーじゃないの!!…ファン?だったら私は娘よ!!私の気持ちなんて分からないクセに!!!」



こころ「う~ん……」



にこまき「!?」



にこ「……」



にこ「ごめん…今日は帰ってもらっていいかな…」



真姫「ええ。ごめんなさいね急に押しかけて…悪かったわ」



パタン



にこ「はぁ…私に競女なんて」



ここあ「おねえちゃ~ん…」ムニャムニャ



にこ「……」



こたろう「ばっくらんさ~…」ムニャムニャ



にこ「……」



にこ「ママ…」



穂乃果「はぁはぁ…」



穂乃果「よし、なんとかコツが掴めてきたよ!」



穂乃果「ん?あれは…」




希「…はあ、流石にもうおらへんかにこっち…」



穂乃果「あの~」



希「おわっ!?…って、穂乃果ちゃんか!びっくりしたな~もう」



穂乃果「誰を探してたんですか?そのにこっちって…」



希「あぁ…実はな?」






凛「にゃっ!にゃっ!」シュビッ!シュバッ!



海未「そうです!その調子です!!凛!」シュビッ!シュバッ!



凛「はっ!!」



海未「!?」



グルルルルル…



海未「凛!ストップです」



凛「にゃにゃ!?なんで止めるにゃ!?」



海未(今の尻圧…明らかに凛のものとは違った…)



海未(この子の中に何が眠っているのでしょうか…)



花陽「え、えっと…じゃあことりさん!今度こそ行きますよ!」



ことり「は~い♪」



花陽「やああああああ」タッタッタッタッ



花陽「ピャア!?」スッテーン!!



ことり「だ、大丈夫花陽ちゃん!?」



花陽「いたた…大丈夫です…」



ことり「!?」



ことり(花陽ちゃんがお尻をついたところの植物が成長している……?)



ことり「これは…」



花陽「?」





穂乃果「その人にそんなことが…」



希「うーん、にこっちも悩んでると思うで。お母さんが進んだ道の後を追うか、否か…」



穂乃果「……」



希「まあ、にこっちなら大丈夫よ。練習頑張ってな!ほな!!」



穂乃果「……」



穂乃果「私も頑張らなきゃ……」ブンッ!ブンッ!



コンコン…




理事長「どうぞ」



絵里「失礼します」



理事長「あら。生徒会のお仕事ご苦労様」



絵里「本当にいいのですか?競女部なんか作ったところで廃校なんて…」



理事長「ふふっ。別に誰にも迷惑かけているわけじゃないでしょ?彼女達はこれから尻数を踏んで強くなれる素質がある。仮に廃校を免れることができなかったとしても今の彼女達の活動は将来、決して無駄にはならないわ」



絵里「希も同じことを言っていました…」



理事長「そうね。私も彼女も、綾瀬さん。あなたに向けて言っているのだから」



絵里「どういうことですか?」





理事長「あの子がもうすぐ日本に来る」




絵里「!?」




理事長「強制するわけじゃないけど…もう一度考えてみなさい」




絵里「……」



翌日



海未「それでは新1年生による模擬レースを行います。午後の練習試合に備えてヒデコ、フミコ、ミカ、お願いします」



ヒフミ「任せて!」



ヒデコ「本日の模擬レースはアウトファイターの星空凛選手VSインファイターの小泉花陽選手で行います!」



花陽「いくよ凛ちゃん!」スッ



凛「負けないよかよちん!」スッ



ことり「二人とも!頑張って!」



穂乃果「ファイトだよ!」



フミコ「制限時間は10分!落水するか、足の裏以外をランドに付けた時点で転倒とみなし負けになります!また、手や足が出た場合も反則負けになります!それではレース開始5秒前!4!3!2!1!」




理事長「……」




カラン!カラン!カラン!



凛「行くにゃ!」ダッ



花陽「速い!?」



ドガッ!!



花陽「うっ…」ズザザッ



凛「どんどん行くよ!」ダッ



凛「《流れるような尻舞踊(ヒップ・ステップ・ジャンピング)》!!!」ズォッ!!



花陽「くっ」ドガッ



ガッガッドガッ…



ヒデコ「星空選手!物凄いスピードで果敢に攻めて行くぅぅ!!」



海未「凛は小柄ですがスピードに長けています。相手にスキを与えず絶え間なく尻撃を与えることで勝ちに行きます」



ことり「わあ~すご~い♪」



凛「どんどん行くにゃ!」ズガガガッ




ことり「でもね?」



花陽「……」バッ



うみりん「!?!?」



海未「しゃがみこんでかわした!?」



凛「にゃにゃ!?体制が!!」



花陽「収穫時です」ズォッ



花陽「《炊出収穫尻(ザ・ベスト・ハーヴェスト)》!!!」ドガッ



凛「にゃっ!?」ズズッ



ヒデコ「あぁぁっと小泉選手!!まるでシャモジのように星空選手を尻でよそった!!」



花陽「やぁっ!!」グルン



理事長「回転を利用したわね」



花陽「《追撃収穫尻(オカワリムリョウ)》!!!!」ブンッ!



凛「くっ…」サッ



花陽「外しました…」スッ



ヒデコ「小泉選手の思わぬ反撃に星空選手、一歩行きます!」



海未「何が起きたのです!?」



ことり「花陽ちゃんは尻をぶつけ合うことで段々力が増す…でもそれだけじゃなくて相手の筋肉の動きを察知して一瞬でも弱った瞬間、弱った部分にすかさず強撃を加えるんだよ…それはじっくり時間をかけ、食べ頃に一気に刈り取る稲刈りさながら。名付けて…」



ことぱな「《豊穣尻(ホウジョウケツ)》!!!」ドドン



穂乃果「すごい!花陽ちゃん、インファイターだけじゃなくてカウンタータイプの素質もあるよ!!」



花陽「えへへへ…///」



理事長「成る程…接近戦でまともにやりやっても打ち負けるからと瞬時に受け身の尻型に変化させたのね。臨機応変に立ち回る様…なんて尻の回転が速いのかしら」



凛「でも凛の連撃を全て受け止めることはできないはずにゃ!」ドガガガガッ



花陽「くっ……」ドガッ



凛「ううっ……」ズガッ



ズザザザザザザザザザ…




花陽「はぁ…はぁ…」



凛「はぁはぁ…凛が小さなダメージを10発与えるたびに内1発をそれと同じ分のダメージで返されるにゃ…」



花陽「えへへ…よかった…」ハァ…ハァ…



凛「何がにゃ?」



花陽「凛ちゃん…あの時のこと気にしてるんじゃないかって思って…だから競女なんてやってくれないんじゃないかって思って…」



凛「……」


……


ロリ凛『凛…もう明日からパンツ履いてく』



……


凛「確かに…」



花陽「?」



凛「確かに凛は、あの時すごい恥ずかしくて…ましてや競女みたいな恥の権化なんてとてもじゃないけどできないと思ってたにゃ」



海未「……」ピクッ



凛「でもねかよちん?あの日の続きおぼえてる?」



花陽「あの日の…続き?」




花陽「!!」



ロリ凛『凛、もう明日からパンツ履いてく』



アハハハハハハハハハ!!



ロリ花陽『待って!!!!!』



ロリ凛『!?』



『あー?なんだよぉ?』



ロリ花陽『凛ちゃんに謝って!凛ちゃんは悪くないもん!変態じゃないもん!!』



ロリ凛『かよちん……』



『はぁー?なんで謝らなきゃいけないんだよ?』



『ノーパンの方が悪いだろ変態!」



『お前も変態の友達だから変態だ!』



ロリ花陽『だったら…』



バサッ!!



『『『!?!?!?』』』



ロリ花陽『花陽も脱ぎます!!』ドドン



ロリ凛『か、かよちん…!?』



ロリ花陽『花陽のことは何を言われたっていい……でも、でも!大切な凛ちゃんのことは馬鹿にしないで!!』



ロリ凛『!!』



『うわヤベェよコイツら…』



『変態二人組だ……』



『逃げろー!!』



ウワァァァァァァァァァァァ……



ロリ花陽『……』



ロリ凛『かよちん…ごめんね…』



スッ



ロリ凛『!』



ロリ花陽『恥は捨てても大切な友達は見捨てないよ!』



ロリ凛『うぅ…かよちん』ウルッ



ロリ花陽『さあ、帰ろ!』ニコッ



ロリ凛『うん!!』



海未「そのセリフは…!」


……


ことり『海未ちゃん…どうしてここに?』



海未『二人の想い、伝わりました。私は、恥を捨てても仲間は見捨てません』


……



海未「凛……」



凛「だから凛も恥なんかどうでもいいにゃ!あの時の恩返しにゃ!!」



花陽「凛ちゃん…」



凛「だからかよちん!凛の想い、受け取って!!」



バサッ!!



花陽「!?」



ことほのうみ「!?!?!?」



ヒフミ「!?!?!?」



ヒデコ「脱いだぁぁぁぁ!!なんと!なんと星空選手!!下を脱ぎましたァァァ!!」




凛「《猫騙しTake Off》!!!!」フッ




花陽「消えた!!」



シュルルル…



花陽「!!」



花陽「影…それにこの音…上に!!」




水着「シュルルル…」




花陽「み、水着!?じゃあ凛ちゃんは…」




凛「懐だよ!!」バッ



花陽「!?」



ズドォォォォォォォォン!!!



海未「決まった!!」



ことり「花陽ちゃん!!」



理事長「Take Offには脱衣の意味がある。突然の脱衣に相手は「脱いだ」という印象を強く持ち怯む。だがTake Offにはもう一つ意味がある。それは離陸。相手はまさか水着が空を舞うとは思わない。遮光により上に注意を逸らす。しまったと思い天を仰ぐがそこに彼女はいない。そう、彼女ははなから懐に潜り込んでいた。水着が無くなり筋肉に対する負荷が減ったその超速の動きで。度重なる騙し討ちの末、注意散漫な懐に渾身の一撃を叩き込む…か」



ヒデコ「決まったー!!!星空選手の一撃だー!!!」



凛「!?」



花陽「…ごめんね、凛ちゃん。私は尻だけじゃなくて胸でも発動できるの」シュゥゥゥゥ



花陽「《豊穣胸(ホウジョウパイ)》」ブァッ!!!



凛「ぐっ…負けないにゃ!!!」ググググッ



花陽「なんの…」ググググッ



海未「頑張るのです!凛!」



ことり「花陽ちゃん行けー!」



ヒデコ「激しい押し合いが続いております…勝つのは一体どっちだ!!?」



花陽「はぁぁぁぁぁぁ!!!」ググググッ



凛「ぐっ………」ググッ





ガルルルル…





花陽「!?!?」



花陽(この力は…!?)



凛「いっけぇぇぇぇ」ドガッ



花陽「ぴゃあ~~!!!」ザッパーン!!



フミコ「小泉選手!落水!LOSER!!よってこのレース、星空選手の勝利!!」



カラン!カラン!カラン!!



凛「やったにゃ~!!」



理事長「ふふっ…」スッ



花陽「ぷはぁっ!負けちゃった…」ザパァ



スッ



花陽「!?」



凛「お疲れ様かよちん!」



花陽「うん!次やる時は負けないよ」ギュッ



ヒデコ「バーーーローー年生の初レース!大変素晴らしかった!!熱い!熱い!!彼女達の未来に期待です!!」



海未「二人ともお見事です!」



ことり「お疲れ様♪初めてなのにすごかったよ!」



穂乃果「ナイスファイトだよ!!」



りんぱな「ありがとうございます!!」



海未(先程の凛…またしても急激に力が上昇した。やはり…)



穂乃果「よーし!それじゃあ練習試合にレッツゴ……」





ミカ「大変ー!!!!!」タッタッタッタッ…



全員「!?」



フミコ「ミカ?」



ヒデコ「どうしたの?」



ミカ「練習相手の高校の選手が何者かに襲われて…さっき病院に運ばれたって!!」



全員「えええええええっ!!?」




タッタッタッタッ…



希「エリチ!」バタン!



絵里「……」



絵里「ついにこの地にも現れたのね」



希「現れたって…まさか!!」



絵里「最初の出現は北海道だったわ。競女の練習試合に謎の2人組が乱入して他の選手をボロボロになるまで叩きのめし…気が付くといなくなっているの。被害は北からどんどん増えていって今日、ついに東京でも…」




穂乃果「…そんな人たちが!?」



ミカ「うん…このままだと全国から未来の競女選手がいなくなっちゃう!!」



ことり「その人達!何ていう組織なの?」




希「そいつらなんなん!?」



絵里「選手達を立てなくなるまで滅多打ちにしてから雪のように消え去る。その挙動から一部ではこう呼ばれているわ…」





「ぐっ…がはっ……」



ドサッ



?「ふぅ。ここの人達も大したことなかったね」



?「競女は遊びじゃない。姉様、全国から生半可な気持ちで競女に臨む奴らを一掃しましょう」



?「ええ。あなたたち覚えておきなさい。あそび半分のニワカ共を粛清する私たちこそ…」



絵里「そう…」



ミカ「奴らの名は…」



絵里&ミカ&聖良
「Saimpo Snow(セインポスノー)!!」ドドン





「BWH女学園の襲撃された生徒達によると、犯人は二人組であったことやその他の特徴からSaimpo Snowと名乗る組織と思われます」



にこ「……」ポチポチ



真姫「ウチの学校も、事件を重く見てしばらく練習を中止するみたいよ」



にこ「あぁ、そう」




真姫「興味ないのね。ニュース見てたクセに」



にこ「たまたまよ。にこには関係ないし」




真姫「ふーん…それじゃ」スッ



にこ「どこへ行くのよ」



真姫「決まってるでしょ?奴らを止めに行くのよ」



にこ「はぁ!?何言ってるの!?スポーツマンヒップに則らない汚いやり方で幾十もの手練れを潰してきた奴らなのよ!?素人のあなた一人で勝てるわけないじゃない!!」



真姫「許せないのよ。大好きな競女を汚されるのが…」



にこ「あんた…」




真姫「それに。ド素人ってわけでもないかも。私」ダッ




にこ「……」



穂乃果「はぁ…はぁ…」タッタッタッタッ



穂乃果「よーし!あと一周!!」タッタッタッタッ



真姫「次に現れるのはおそらくUTX高校…急がないと」タッタッタッタッ



真姫「あっ!!」



穂乃果「!!」



穂乃果「《救世尻》(エアバック)!!」



ポヨ~ン!!!



真姫「きゃっ!?」ドサッ



穂乃果「大丈夫!?そんな勢いで走ってたら危ないよ!」



真姫「尻技…あなた、競女研究部の…」



穂乃果「あ!私のこと知ってるの!?」



真姫(しまった…)



穂乃果「そのリボン、一年生だよね!?競女研究部にようこそ!」



真姫「なんで入るのが決まってるんですか。私、急ぎなので。では」タッタッタッタッ



穂乃果「えぇ!?待ってよ!!」タッタッタッタッ



真姫「くっ…しつこい!!」タッタッタッタッ



あんじゅ「《尻負投(Jバック)》!!!」



ドォォォォォン!!!



花陽「おぉぉ……」



ことり「すごい……」



実況「決まったー!!ANA-LISE!!またしても勝利!!物凄い連勝撃です!彼女たちを止められる選手は果たしているのかー!!?」



凛「にゃぁ……」



凛「…って!なんで凛たち競女の試合の動画ばっかり観てるにゃ!?そろそろ飽きたにゃ!!」



海未「Saimpo Snowが近くにいる以上、下手に活動はできませんからね。せめて現役選手の戦いを観て技を学ぶくらいの活動はしなければ」



凛「うぅ~いい迷惑だよ…」



海未「ところで穂乃果は?」



ことり「外を走ってたよ!ジッとしてられないって!ただ走ってるだけなら襲われないだろうって」



凛「にゃ!凛も走るにゃ!!」



海未「あなたはいけません」



凛「そんにゃ~…」



海未「次の動画はこちらです。ランドのバックランサーこと矢澤選手…」



花陽「あ!知ってます!!お尻を槍のようにして戦う、競女回でも屈指の強豪選手でしたよね!」



海未「はい。しかし先月、試合中の事故で不幸にも命を落としてしまいました…」




ことり「あれ!?ちょっと動画止めて!!」



海未「どうしたのですかことり?」



ことり「ここで応援してるのって…」



海未「??」



ことり「矢澤にこさん…だよね?うちの生徒の!!」



海未「!?」



凛「競女現役選手の娘がこの学校に!?」



ことり「う、うん…保健室で保健委員の仕事をしている時よく矢澤さんを見かけたの。ずっとベッドから窓の外をぼーっと眺めてた。ちょうどそのバックランサーが亡くなったくらいから…」



花陽「やっぱり…お母さんを亡くしちゃったんだ…」



海未「その生徒は今?」




希「おるで」



4人「!?!?」



カツン…カツン…カツン…



真姫「ここがUTXの練習場…」



真姫「随分閑散としているのね…人っ子ひとりいないわ」



真姫「…どこも同じなのね。活動を自粛しているんだわ




マッテヨ~!!タッタッタッタッ…




真姫「ヴェェ!?こんなとこまで追ってきた!?」



穂乃果「はぁ…はぁ…はぁ…すごい!凄いよ君!足、速いね!!それにお姫様みたいに可愛い!!」



真姫「ヴェェ!?///」キューン



真姫「な、なによ!褒めても競女研究部なんかに入ってやらないんだから!///」



穂乃果「え~そんなぁ!!」



穂乃果「…って、なんでこんなところに来たの?その、えっと…」



真姫「真姫でいいわ」



穂乃果「なんでこんなところに来たの真姫ちゃん?」




真姫「…おそらく奴らが…」



穂乃果「奴ら?…ってまさか…」





?「襲撃」



?「姉様、了解」





ほのまき「!?」



穂乃果「いつの間に後ろに!?」



?「《斬鉄尻尻舞》!!!!」シュバババババ!!!



真姫「《高翌嶺一輪咲誇尻(ツメタイヤケド)》!!!」ドーンウォーリドーンウォーリ!!!



ズザザザザザザザザ…



真姫「くっ…なんて重い連撃……」



穂乃果「真姫ちゃんその技は…君は一体」



理亞「競女は遊びじゃない」スッ



真姫「ここはランドの外よ!スポーツマンヒップに反してるわ!」



聖良「よっ」スタッ



聖良「ふーん、元々競女の真似事しかしてないのにヒップもクソもあると言うのですか?」スッ



真姫「あるわよ!みんな今のままじゃ勝てないから将来選手になって戦えるようにキャリアを積んでいるんじゃない!!その芽を摘み取るなんて最低だわ!!」



聖良「そもそも選手になんかなれませんよ…考えが甘過ぎます。UTXという悪い芽も私達が摘み取ってみせます」



?「《斬鉄尻尻舞》!!!!」シュバババババ!!!



真姫「《高翌嶺一輪咲誇尻(ツメタイヤケド)》!!!」ドーンウォーリドーンウォーリ!!!



ズザザザザザザザザ…



真姫「くっ…なんて重い連撃……」



穂乃果「真姫ちゃんその技は…君は一体」



理亞「競女は遊びじゃない」



真姫「ここはランドの外よ!スポーツマンヒップに反してるわ!」



聖良「よっ」スタッ



聖良「ふーん、元々競女の真似事しかしてないのにヒップもクソもあると言うのですか?」スッ



真姫「あるわよ!みんな今のままじゃ勝てないから将来選手になって戦えるようにキャリアを積んでいるんじゃない!!その芽を摘み取るなんて最低だわ!!」



聖良「そもそも選手になんかなれませんよ…考えが甘過ぎます。UTXという悪い芽も私達が摘み取ってみせます」

↑真姫の技名に「翌」と言う謎の字が表示されるのバグです。
あと連投スマソ



理亞「姉様、この人たちの制服、UTXの物ではない」



聖良「うーん?確かに。この制服は……音ノ木坂の生徒?あそこは競女を取り入れていなかったはずだが…」



穂乃果「私が部を立ち上げたの!」



真姫「!!」



穂乃果「音ノ木坂を廃校から救う為に!でも今はそれだけじゃない…大好きな競女を…みんなを守る為に、あなたたちにはここで落ちてもらうよ!!」



真姫「あなた……」



穂乃果「穂乃果でいいよ。私に協力して」スッ



真姫「分かったわ穂乃果さん」スッ



理亞「ああうっとしい。互いの名前も今知ったような奴らが我々に勝てるとでも?」スッ



聖良「ふふっ。面白い方ですね、穂乃果さん。でも、もうその冗談が聞けなくなるなんて…残念です」スッ



穂乃果「私達の想い…」



ほのまき「尻でみせてやる!!」ドドン



絵里「…資料、持って来ました」



理事長「ええ、ありがとう」



絵里「では、失礼します…」スッ



理事長「ついにあの子、来日したわ」



絵里「!?」



理事長「…どうするの?」



絵里「……」




……




ロリ絵里『やぁ!やぁ!』プルンプルン



ロリ絵里『はぁ!!!』プルルン??



……




『今年の競女小学生の部、金賞は……選手に決定です!!』



ワアアアアアアアアアアア????



ロリ絵里『ふぇぇぇ!!ふぇぇぇ!!』



絵里祖母『あらあら。負けちゃったのね』



ロリ絵里『ふぇぇぇ!!ごめんなさいぃぃ!!!』ズビッ



絵里祖母『…いいのよ。おばあちゃんはずっと、エリチカのお尻を見ていてあげるからね』ヨシヨシ



?『ハァイエリチカ!』



ロリ絵里『!!」



?『いいヒップバトルだったわ!』



ロリ絵里『…』



ロリ絵里『……ない』



?『ホワッツ?』



ロリ絵里『次はぜーったい負けないんだから!!!』



?『……』



?『イェア!!!』グッ



ロリ絵里『エリチカお家帰る~わぁぁぁぁぁぁぁん!!!!』タッタッタッタッタッタッ



絵里祖母『こら、待ちなさい!』


……



絵里「……」



絵里「どこに来たんですか?彼女」



理事長「フフッ……」





理事長「内浦よ」




END 《後編へ続く》


NEXT HIPS WORD

《π証明》
《素乳提灯》


読んでくれてありがとうございます。

>76

ありがとうございます!
後編上げるときは気を付けます!

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