【遊戯王OCG】六霊使いと6つのエレメンタル (21)

【まほうぞくの さと】


【しゅうねんぶかき ろうまじゅつしの いえ】

クラン「~♪」トテトテ

クラン「…」ピタッ

クラン「だ… ダルク~…。ごはん だぞ~…。」

ガチャッ

ダルク「よびにきてくださって まことに かんしゃ いたします。 クランさん。」ペコッ

クラン「う…。」タジッ

クラン「よ… よんだ からなっ!」タタタタタタ…

ダルク「…。ここのひとたちが、なにをかんがえてるのか ぼくには わからない。」

ダルク「みんな、どうして だれかのために ソンすることが できるんだろう? そういうおきてでも あるのか?」

ダルク「だけど、そんないじょうな ふんいきの なか、 ここのだれもが いつも えがおだ。」

ダルク「せめて ひょうめんだけでも かれらと おなじように ふるまわなくては…」





ふつかまえ、ここ「まほうぞくの さと」に、ひとりのおとこのこが ひっこしてきた。

おとこのこの なまえは ダルク。ネクロバレーという ちいきから やってきた。

いきなりで なんだが、 おとこのこのかおは けっこう カワイイ。

さとのじゅうにんは、そとからやってきた かれに、きょうみ しんしんだった。




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ガチャッ

ダルク「おはようございます 《しゅうねんぶかき ろうまじゅつし》 さま。」ビシッ

しゅうねんぶかきろうまじゅつし「ほほほ おはよう。」

しゅうねんぶかきろうまじゅつし「れいぎただしいのは いいけど、ここでは そんなに ビシッとしなくても いいんじゃよ。」

しゅうねんぶかきろうまじゅつし「わたしのことは 《カキローマ》と よんでくださいな。」

ダルク「かしこまりました カキローマさま。」

カキローマ「…」


【がっこう の ろうか】

ダルク「ここのこどもたちは みんな がっこうに いけるのか…。」

ダルク「そのおかねは どうやって だしてるんだ? かれらのおやたちは、みんな たかいおかねをだして がっこうに かよわせているのか?」

ダルク「…そして、そんなところに カキローマさんは ぼくを タダで かよわせてくれるらしい。」

ダルク「…ますます りかい できない。」

ダルク「だけど、ここのせいかつに なじむためにも、すなおに したがって おこう。」

***「おーい!」トテトテ

ダルク「…?」

ヒータ「はぁ、はぁ…。オマエだな?あたらしくやってきた おとこのこってのは!」

ダルク「はい。ぼくは 《ダルク》といいます。よろしく おねがい します。」ペコリ

ダルク(…うわ、なんてカッコ してるんだ このコは。 こんなカッコで そと うろついてるのか?)

ヒータ「ふーん…? もっとかお よく みせてみ?」ジロジロ

ダルク「かお?」

ヒータ「…ふーん、へぇー…? ほうほう!」

ダルク「…あの なにか?」

ヒータ「にっひひー。そんなに カタく なるなよ。あたしは 《ヒータ》!」

ヒータ「わかんねーことがあったら なんでも このアタシに きいて くれよな!」

ダルク「…じゃあ、」

 ◆みちあんない してもらえますか?
 ◆なにしに きたんですか?
 ◆そんなカッコして はずかしく ないんですか?

>>5

1→ ◆みちあんない してもらえますか?
2→ ◆なにしに きたんですか?
3→ ◆そんなカッコして はずかしく ないんですか?

3

1

ダルク「ここにはじめてきたばかりで、がっこうの こうぞうが わからないのです。」

ダルク「すみませんが、みちあんない していただけませんか?」

ヒータ「…なんだ、きいたはなしより すなおだな オマエ。」

ヒータ「いーぜ!このヒータさまに ついてきな!」

ダルク「ありがとうございます でえは、ガイドだいは おいくらでしょう?」

ヒータ「…はい?」

ダルク「ですから ガイドだいです。 タダで みちあんない してもらおうなんて、ずうずうしいこと いうわけ ありませんよ。」

ヒータ「ああ、そんなモン いーから ついてきな!」

ダルク「…ヒータさん、あなた なにか やくしょくでも ついてらっしゃるのですか?」

ヒータ「やくしょく?いやー、べつに?めんどくせーから そういうのは ナシだ。 なんでさ?」

ダルク「いえ、あなたが みちあんないの やくしょくだから、ぼくを タダで あんないしてくれるのでは ないのですか?」

ヒータ「お… おまえなー! なんかすげー しんきくせーぞ、コイツ。」

ヒータ「うーん…」ポリポリ

ヒータ「とにかく そーいう めんどくせーことは いいのっ! ホラ、ついてきなって!」

ダルク「けっこうです、ぼくは たいかをしはらわずに なにかを もらおうとはしません。」プイッ

ヒータ「は、はぁ!? な、なんだよ そのいいかたっ!」ムッ

ヒータ「ひとがせっかく あんないしてやろーって いってんのにさ!?」

ダルク「…あなたのもくてきは なんですか?」ザッ

ヒータ「そ、そんなめで、あたしをにらむなよ…! こええよっ! ネクロバレーのやつって みんなこうなのか? ネクラバレーに ちめいへんこう したほーが いーぜ!」

ダルク「タダより たかい ものは ない。 ぼくはあなたを しんようしません。 さようなら。」スタスタ

ヒータ「…!」


【きょういんしつ まえ】

ダルク「せんせいがたが いるのは こっちか…」テクテク

***「まてー!」ドダダダダ

ダルク「!? だ、だれだ?」キッ



ヒータ「はー… はー… まてって!」

ヒータ「やっぱオマエ ほっとけない! ここのくらしに なじむまで、あたしが めんどーみて やるから!」

ダルク「またあなたですか? …あなたのもくてきが みえません。 なんなんですか、いったい?」

ヒータ「あ~もうっ! ダメだよそういうのっ! もっと エンジョイ しよーぜ…!」プルプル

ヒータ「くそ、あのな! だから トモダチに なろーぜって いってんのっ! ハズカシイから いわせんなよもうっ!」

ダルク「けっこうです。 アナタ ほかにやること ないんですか?」

ヒータ「」ブチッ

ヒータ「もういーよっ! おまえなんて どこにでも いってろっ! じゃましてわるかったなっ! じゃあなっ!」クルッ

トタタタタタタ…

ダルク「…なんなんだ?いったい…。」

コツ… コツ… コツ…

ダルク「こうこがくや れきしは、 マジカルコンダクターせんせいのところか… 『このほん』の もじも よめるのかな…」

ウィン「!」

◆ダルクは、かびんのみずを とりかえている おんなのこと すれちがった。

ウィン「あ、あのっ!」

ダルク「?はい」クルッ

ウィン「…! え、えーと、その…」モジモジ

ダルク(どうしたんだ? なにか つたえにくい こと なのかな…)

ダルク「…どうかしましたか?」

ウィン「え、えっとっ…!」キョロキョロ

ウィン「ごくっ…! お…」ギュッ

ウィン「っ… お、おはようござ、い、…、ますっ!////」ペコリ

◆おんなのこは いきおいよく おじぎした。

ダルク「…」

ウィン「あ、あ、あの、その、わ、わたしっ、う、《ウィン》っていって、あの…///」モジモジ

ウィン「ここでおべんきょうしてて… ダ… ダルクくん…っていうんだよねっ…?っ、ひ、ひっこしてきた、ひと、ですよね?////」

ウィン「え、えっと…////」ドキドキドキドキ

◆ようやく くびを おこした。

ウィン「あ、あれ!?」

◆どうやら、ダルクはすでに たちさった あとのようだ。

【としょかん】

ダルク(さっきから ヘンなやつにばかり あうな…)

ダルク(ぼくがむかしいたところとは、なにもかもが ちがう…)

ダルク(ルールも、ひとも…)



◆そのひ いちにちで、ダルクは がっこうのことを ほとんどすべて しらべつくして しまった。




【しゅうねんぶかき ろうまじゅつしの いえ】

ダルク(ここが ぼくに あたえられた へや…。ぼくのすむばしょ…)

ダルク(なんて せいけつで、たくさんの ものが あるんだ…。ここまでいろいろ してもらう やくそくは していないのに…)

ダルク(さっきも、《くろまりょくのせいせいしゃ》っていうひとが、おいしそうなヤサイをたくさん もってきた。)

ダルク(うりにきたのかとおもって おかねをだしたが…。『ヒッコシイワイ』ってので、もらってくれって いわれた。)

ダルク(あやしいので、もちろん ことわった。 だいたい、カキローマさんじゃなく ぼくにっていうのが あやしい。)

ダルク(…キモチわるい。 ここの すべてが…。)

◆コンコン。

カキローマ「ダルクくん…いいかい?」

ダルク「カキローマさん。はい」ガチャッ

カキローマ「その… なんだ、ここにきたばっかりで やりづらいことも あるかもしれないけれど…」

カキローマ「みんな、ダルクくんと なかよく したがってるんだ。」

ダルク「なかよく…?」

カキローマ「そうだよ。これから このさとでくらす なかまのきみを、たすけてあげたがってるし おうえんしてくれているんだよ。」

カキローマ「だから、あんまり きがすすまなくっても…」

カキローマ「さとの みんなと なかよくしてやっては くれんか。」


ダルク「…」

 1→◆わかりました。できるだけ やってみます。
 2→◆ひつようならば そうします。

>>10

2

◆ぶっちゃけ よみづらい?

読み辛いけどこういう作風だって貫けば何も言わないよ

ダルク「ひつようならば…」

ダルク(…いや、よそう。ぼくは なんで このひとに ほんしんを うちあける ひつようが あるんだ?)

ダルク(ぼくのたくらみは ぼくだけのものだ。 ひつようならば あわせればいい。…それだけだ)

ダルク「わかりました。できるだけ やってみます。」

カキローマ「そうか、そうか、ありがとうな。ダルクくん。 あまりここになじむのが ニガテかもしれんが、 みんな ほんとうに

 きみのことを こころから だいじに おもってるんじゃ。 しあわせを ねがっているんじゃよ。」

カキローマ「だから、 きがすすまなくても、 そういう こういは うけとって あげるのも、 また だいじなこと なんだよ。」

カキローマ「きょうは つかれただろう。 ふとんを こうかんして おいたから、ぐっすりと おやすみ。また あしたな。」

バタンッ

ダルク「…。」

◆ボフッ。ダルクは、ふとんに とびこんでみた。

ダルク「…あったかい。」

~よくあさ~

ダルク「…あさか…」ムクッ

◆おはよう。

ダルク「こんなに しずかな あさを むかえるなんて…。 なんだか しんせんな きぶんだ。」

ガチャッ

クラン「だ、ダルクー、ご、ごはんだぞー…」オドオド

◆『しゅうねんぶかきろうまじゅつし』こと カキローマおばあさんの まご、クランが よびにきた。

ダルク「!」

 1.→おはようございます、クランさん。
 2.→おはよう、クラン。

>>15

おっはー!

ダルク「おっはー!」

クラン「ひっ!?」ビクッ

ダルク「あはは!おはようクラン!きょうもいいあさだね!」ルンルン

クラン「え… え…?」

◆クランは、はげしくどうようしている!

ダルク「おこしにきてくれて、ありがとうっ!さ、いこう!カキローマおばさんの、おいしいごはんがまってるぞ!」

クラン「え… あ、う、うん…」トテトテ




#かんじモードに きりかえますか?
 1.→はい
 2.→いいえ
>>17

Yes

このまんまで

個人的には2がいい
でもあなたの書きやすいほうで

◆もんだいなし。

待っております

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