セル「なるほど…素晴らしいパワーだ」 (19)

~二度目の復活を遂げたフリーザとの激闘から1年の時が経った。悟空とベジータは破壊神ビルスの元で修行をし日々強くなって行く一方、さらなる強敵が現れようとしていた…~

~地獄~

フリーザ「ちくしょうちくしょう!!あの忌々しい猿どもめっ!!許さんぞおおおお!!!」

セル「よう、フリーザ。中々面白い試合だったぞ」

フリーザ「セ、セルさん…フンッ!負けた私を笑いに来たのですか!」

セル「勘違いするな、私は貴様に感謝しているのだよ。フリーザ一族にはあの様なパワーを持っているとはな」

フリーザ「フリーザ一族全員があの姿になる訳ではないですよ。私のような生まれ持って戦闘力が高い突然変異種にしか出来ない力ですからねぇ!」

セル「なるほど、貴様でもたったの半年で神の力を持った孫悟空と対等に戦える力を得られるというのか…面白い」

フリーザ「さっきから気に触る様な言い回しをしますね…言いたい事があるなら単刀直入に言ってみなさい!!」

セル「私は人造人間だ。様々な生物の細胞を受け継いでいる…サイヤ人、地球人、ナメック星人…」

セル「そしてフリーザ、貴様の細胞もな」

フリーザ「っ!?ま、まさか!?」

セル「そう!私も死ぬ気で修行をすれば孫悟空達を上回るパワーを手に入れる事が出来る!!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1481774861

フリーザ「ほ、ホッホッホ!何を馬鹿なことを!!そんな事有り得る訳がないじゃないですか!!貴方はあの孫悟空の息子に負け、そして死後の世界ではあのナメック星人に似た奴にも負けているではありませんか!!」

セル「いや、あの時の私はこの世で一番強いのは自分だと思い慢心し完全体になるまでは一切の修行などしていなかった。」

セル「そして死んだこの退屈な世界でこの私より強い者がたくさん現れた。」

セル「パイクーハン、魔人ブウ、ゴールデンフリーザ、孫悟空、ベジータ、そして破壊神」

セル「サイヤ人の細胞を持っているからなのかは分からんが、戦ってみたいという闘争心が溢れ出てくるのだよ…もちろんフリーザ、貴様ともな」

セル「だが修行を一切していなかった現在の私には貴様には到底敵わないだろう」

フリーザ「ほっほっほ、よく分かっているじゃないですか」

セル「だが私には貴様の細胞やサイヤ人の細胞を受け継いでいる、私が自爆で死にかけていた時ビッコロの再生能力で復活した時はサイヤ人の力が発揮しスーパーサイヤ人に近い事が出来た。」

セル「という事は貴様の細胞を持っている私も貴様と同じ形態になれるという事だ」

フリーザ「くっ…!でもそれが出来たとして貴方はどう復活するつもりですか?私は運良く部下がドラゴンボールにより生き返る事ができましたが、貴方にはそのような方がいらっしゃらないでしょう?」



セル「瞬間移動だ」

フリーザ「はいぃ?瞬間移動?」

セル「貴様が孫悟飯にトドメをしようとした時、孫悟空が一瞬で貴様の所に現れただろう?」

フリーザ「そういえばそうでしたねぇ」

セル「瞬間移動は一度行った所であればそこに移動できる、しかし遠い所では強い気が感じなくては移動出来ないがな」

フリーザ「だからあの時あの孫悟空の息子は気を解放していたのか!」

セル「瞬間移動であればあの世からでもこの世に移動できる。実際私も界王の所から地球に瞬間移動したからな」

フリーザ「なるほど、でも何故その瞬間移動を持っていたのにずっとこの地獄にいるのですか?死んだすぐにでも瞬間移動をし、奴らに復讐をすればよかったのでは?」

セル「それは今の魂の状態のままでは戻った所で全ての力を出し切れないからだ。」

フリーザ「ならどうするのですか?死んだこの状態では修行をしたとこでそんなに力は付かないでしょう?」

セル「一度瞬間移動で地球に行きドラゴンボールを集める。そして願いでわたしの身体を復活させ生き返らせる。そしてもう一度地獄に戻り地獄で修行をする。」

フリーザ「そんな事出来るわけないでしょう!!出来たとしてもすぐに奴らに気がつかれまた殺されますよ!?」

セル「殺されたのならその時までだ。だが考えつくのはそれくらいだ。」

フリーザ「…いいでしょう。セルさん、私も協力しましょう。」

セル「…いいのか?私は貴様を超え貴様が憎んでいるサイヤ人と戦おうとしているのだぞ?」

フリーザ「私より強くなろうとしているのは腹が立ちますが、あのサイヤ人達を根絶やしにしてくれるのであれば私の願いも叶いますからねぇ」

セル「そうか、協力をしてくれるのであれば助かる。だが協力と言っても何をするつもりだ?出来るとするならば復活をした後にお前に修行をして貰えるくらいだが」

フリーザ「もし地球に瞬間移動した所でどうやってドラゴンボールを見つけるのですか?」

セル「む、それは考えていなかったな」

フリーザ「私の部下ソルベさんにドラゴンボールを見つけさせる装置作らせましょう。」

セル「なに?ドラゴンレーダーを作れるのか?」

フリーザ「ええ、私を復活させた後に作っていたようですよ?」

セル「そうなのか、だがこの地獄で作ることは出来るのか?」

フリーザ「簡単です、ソルベさんと一緒に瞬間移動をして地球に行き装置に必要な物を調達させ地獄で作らせれば良いのですよ。」

セル「なるほどそして完成させたらもう一度地球に戻りドラゴンボールを探せばいいのだな?」

フリーザ「その通りです」

ノリと勢いで書いたからちょっと話考えます

あとフリーザのトレーニングの人じゃないです

フリーザ「という事でソルベさんを呼びましょうか」

フリーザ「ソルベさん!ソルベさん!!お話があるので来てください!」



ソルベ(げっ…遠くからフリーザ様の声が聞こえる…あの戦いでサイヤ人に負けてからずっと機嫌が悪いしなぁ…)

ソルベ(でも行かないと怖いし、でも行ったら何言われるか分からんし…)


フリーザ「早く来やがれっ!!もう一度殺されたいかぁっ!!!」

ソルベ「は、はいいいい!!ふ、ふ、フリーザ様申し訳ございません!!!!」

セル「急に大声で怒鳴るなよ…」

フリーザ「ホッホッホ、すみませんねぇ」

ソルベ「そ、それでフリーザ様、私に何かご用でしょうか…?」

フリーザ「ソルベさん、あなた今からセルさんと一緒に地球に行きなさい」

ソルベ「えっ、ええ!?ち、地球でございますか!?」

ソルベ「い、いやしかしフリーザ様、私はもう死んでいますから…」

フリーザ「その点はご安心を。ここにいるセルさんは瞬間移動という技を持っています」

ソルベ「しゅっ瞬間移動でございますか?」

セル「そうだ。この瞬間移動があれば死んだこの状態でもこの世の地球に移動することが出来る」

ソルベ「し、しかし地球に連れて行って何をするおつもりで?」

セル「貴様に作って欲しいものがあってな、その機材を集めてもらう」

ソルベ「作ってもらいたい物ですか?」

フリーザ「ドラゴンレーダーですよ」

ソルベ「ど、ドラゴンレーダーですか!?」

ソルベ「な、なぜ?」

セル「面倒だが説明しよう」


……………………………


ソルベ「な、なるほど、ここにいるセルさんがもう一度復活しサイヤ人達に復讐をするという事ですか」

セル「おい、勘違いするな。復讐ではない」

ソルベ「えっ?」

セル「ただ純粋に闘いたいのだよ。復讐というよりはリベンジだ」

ソルベ「は、はぁ」

ソルベ(よく分からん人だな)

フリーザ「おっとセルさん、リベンジとは言ってもちゃんとサイヤ人達を根絶やしにして下さいね?そうではないと協力しませんよ?」

セル「分かっている、ちゃんと最後まで闘うつもりだ」


セル「では地球に行くぞソルベ」

ソルベ「ええっ!?いまからですか!?」

セル「もし誰かにドラゴンボールを使われていたらまた1年先になってしまうからな」

フリーザ「無事帰って来れると良いですねぇ」

セル「まぁ無理だったらその時はしょうがない」

ソルベ「そんな無責任な!?」

セル「では行ってくる」

フリーザ「お気をつけて」

ソルベ「ちょ、ちょっと待っ!!」

ピシュン!!


~地球~

セル「着いたぞ」

ソルベ「て!!ってうわっ!?」

セル「大声を出すな」

ソルベ「す、すいません」

セル「では探しに行くか」

ソルベ「し、しかしそんな簡単に機材が揃いますかねぇ?」

セル「簡単に見つかる」

ソルベ「ほ、本当ですか!?」

セル「レッドリボン軍が昔使っていた倉庫に向かえば機材などは沢山あるだろう」

ソルベ「れ、レッドリボン軍?」

セル「私を作った組織だ、まぁ今はもう壊滅しているがな」

ソルベ「で、ではそのレッドリボン軍の倉庫に向かいましょうか」


~レッドリボン軍跡地~

ソルベ「な、何もないじゃないですか…」

セル「安心しろ、地下に倉庫がある」

ソルベ「地下室ですか!」

セル「こっちだ付いて来い」

ソルベ「しかし詳しいですね」

セル「私を作った科学者が私の記憶に植えつけたのだろう。どうでもいいと思っていたが役には立ったな」

………………

セル「ここだ」

ソルベ「ス、スゴイ数…!」

セル「昔は世界で恐れられていた言われた組織だったからな。さ、早く調達してくれ」

ソルベ「は、はい」

………15分後

ソルベ「これだけあれば充分かと…」

セル「良し!では一度地獄に戻るか。早くせねば地獄の連中や地球にいる戦士達に気付かれるかもしれん」

ソルベ「は、早く戻りましょう!」

セル「では行くぞ、掴まれ」

ピシュン!


~地獄~

ピシュン!

セル「戻って来れたな…」

ソルベ「はぁ…怖かった…」

フリーザ「おやおや、無事帰ってこれた見たいですね」

セル「なんとかな」

ソルベ「で、では急いでドラゴンレーダーを作ってきます!」

フリーザ「えぇ、頼みましたよ」

セル「鬼の連中達は?」

フリーザ「大丈夫ですよ、あそこでまた遊んでいますから」

セル「ふん、そんなに焦らなくても良かったかな?」






フリーザ「しかしセルさん」

セル「なんだ?」

フリーザ「もしセルさんが復活されたとして地獄に戻ってきた場合この地獄での生活はどうされるつもりですか?さすがに鬼たちや界王達にもバレるでしょう?」

セル「そうか、お前は生き返った者が出た場合の死後の世界のシステムを知らないのだったな」

フリーザ「システム?」

セル「いいか?死んだ者が生き返った場合はもうその者はどこで何をしていようが構わないのだよ」

フリーザ「そうなんですか!?」

セル「死んだ者が死後の世界で暴れ回るとそれは死後の世界の役人達に裁かれるが、生きている者に死後の世界の役人達はよっぽどな事がない限り何も言われないのだ」

セル「現にフリーザ、お前が蘇って4ヶ月地球の戦士達はお前が蘇ったのを気づいていたか?」

フリーザ「そういえば特に奴らは気づいていなかった…」

セル「そうだろう?天国であったらこの世に戻されるであろうが、地獄の奴らは私が蘇り地獄に戻ったとしても何も思わないだろう」

フリーザ「なるほど、死んだ者が暴れまわるなどすると裁くが蘇った者が何をしようがそれはこの世に入るもの達が裁くと言うことですね」

セル「その通りだ」

フリーザ「では心配なのは復活し、その場でサイヤ人どもに気づかれるのがまずいという事ですか」

セル「そうだな、後は私が生き返った後地獄で修行をしている所を孫悟空達にバレなければ良いのだがな」

ソルベ「フリーザ様ぁ!セルさぁん!できましたよー!!」

セル「早いな」

フリーザ「あれでもフリーザ軍の参謀ですからねぇ」

ソルベ「こちらがドラゴンレーダーでございます!」

セル「礼を言うぞ、ソルべ」

フリーザ「さて後は復活だけですね」

セル「上手くいけばいいのだがな、では行ってくる」

フリーザ「無事生き返ればいいですねぇ」

ソルベ「お、お気をつけてセルさん」

ピシュン!!

~地球~

セル「さて、ではドラゴンボールを探すか…」

~こうしてセルは復活の野望を叶えるためドラゴンボールを探しに地球を訪れた…Z戦士達にバレぬよう気を消しながら探す事4時間後、全てのドラゴンボールを集め終わり願いを叶える事とした…~


セル「時間が掛かったがなんとか全てのドラゴンボールを集め終わる事が出来たようだな…」

セル「地球にいる戦士達に気づかれる不安があったがどうやら大丈夫だったみたいだな」

セル「では神龍を呼ぶとしよう…」


セル「出でよ神龍!!我が願いを叶えたまえ!!」

プオオオオン!ドオオオン……

神龍「さあ 願いをいえ どんな願いでも叶えてやろう…」

セル「ではこの私セルの体を蘇させろ!」

神龍「いいだろう…願いを叶えてやろう…」

セル「!?あの世の輪が消えたか…」

神龍「願いを叶えてやったぞ…さあ後2つ願いをいえ…」

セル「なに?願いは一つまでではないのか?」

神龍「新しい神になってからは願いが3つまで叶えられるようになったのだ…もし願いがなければこのまま消えさせてもらう」

セル「待て、なら2つの願いを言おう」

セル「その願いは………………」



神龍「いいだろう…その2つの願い叶えてやる…」


神龍「願いは叶えたぞ…ではさらばだ…」

シュウウウウン…パ-ン!

セル「……ふふふ…はっはっは!!これで私は究極の生命体となった!!」

セル「では一度地獄に戻るか…」

ピシュン!!


~神殿~

ピッコロ「むっ….?何者かがドラゴンボールを…?」






~地獄~
ピシュン!!

セル「無事帰ってこれたな」

フリーザ「おやセルさん、どうやら無事願いを叶えられた様ですねぇ」

セル「あぁ、他の連中に気づかれると思ったが案外簡単に叶えられたぞ」

フリーザ「では復活早々トレーニングでもしますか?言っておきますがトレーニング中に死んでも恨まないで下さいね?」

セル「いや、殺されても構わん。むしろ殺す勢いで来い」

フリーザ「はい?死んでしまっては意味がないでしょう?まぁ安心して下さい多少は加減しますよ」

セル「別に加減など要らんのだがな」

フリーザ「では場所を移動しましょう、ここでは目立ちますからね」

セル「ではあの針山地獄の近くでやろうじゃないか」

フリーザ「ではそこでトレーニングしましょう」



~針山地獄~

フリーザ「ではトレーニング開始です!」

セル「よろしく頼むよ」

フリーザ「とりあえずセルさん私に攻撃しまくりなさい。私は5分経つまでは何もしませんから」

セル「では行くぞ…ぶるあああああ!!!」ドヒュウウウ!!!!

フリーザ「遅いですね」ヒュン!
 
セル「くっ…!!はあっ!!」ポポポポヒ!!

フリーザ「ほっほっほ!弱いですねぇ!」バシバシバシッ!!

セル(やはり今のフリーザと私では次元が違うな…こちらはほとんど全力なのに奴はあの余裕の表情だ…)

セル(こうなれば…)

セル「フリーザっ!!五分とは言わずさっさと反撃してこい!」

フリーザ「おや?良いのですか?少しでも痛い思いをさせずにしようと思っていたのですが?」

セル「言っただろう?私を殺すつもりでこいと!!」

フリーザ「まったく…お馬鹿な人ですねぇ…死んでしまっては意味が無いと言っているでしょう!」

セル「私は死なん…フリーザ貴様がいくら私を痛ぶろうがな」

フリーザ「ほっほっほ…さっきから苛つかせる…そんなに死にたいなら殺してやる!!」

セル「ふっ…そうこなくてはな」



このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom