父「クリスマスのプレゼント何が良いんだ?」 娘「パパ」 (92)

父「お、おいおい、何を言いだすんだいハハハ」

母「ほんとねぇ、おかしな子ウフフ」

父「ほら何でも良いんだよ?言ってみ?」

娘「パパ」

父「パパならここに…」

娘「いやあなたじゃなくて、私に遺伝子を分けてくれた本当のパパ」

父「えっ?」

母「な、何を言っているのこの子は!?」ムキーッ

父「待て!!落ち着け!!」ガシッ

娘「ぶつならぶてば良いよ」

母「てんめぇこの!!」バチン

父「やめろ!!」ゴンチッ

父「…なぁ、パパが本当のパパじゃないって本当か?」

娘「…」コクリ

父「ど、どうやってわかったんだい?」

娘「あのね…最近の子どもをあまり舐めないほうが良いよ」

娘「インターネットで何でも見れるし、DNA鑑定だって出来ちゃうし」

父「DNA…!?」

娘「そう、そして結果は私とあなたの遺伝的関係性は無いとわかったわけ」

父「ってことは…」

娘「私はママが浮気してできた子どもってわけ」

父「お前…浮気してたのか…?」ギロリ

母「ご、ごめんなさい!!ごめんなさいいいいい!!!寂しかったの!!寂しかったの!!」

娘「…そういうの良いから」

娘「だから私、本当のパパに会いたいの」

父「…」

娘「もちろんあなたには感謝してる」

娘「他人の娘を我が子のように愛してくれたからね」

その日の夜遅く

娘の部屋ガチャリ

父「…」ソーット

娘「…すやすや」

父「いつの間にかこんなに大きくなったんだよなぁ…」

父「この前まで赤ちゃんだった気がするのに…」ナデナデ

父「本当のパパか…………」

父「なりたかったなぁ…俺が…」ポロポロ

翌日

娘「おはよう…」

父「おはよう!」

母「…おはよう」

娘「あの……昨日はごめんなさい…」

娘「いくらなんでもパパの気持ち考えてなさすぎた」

父「…!!良いんだよ、お前もショックだったんだろう…良いんだよ」

娘「パパ…」ギュッ

父「よしよし」ギュッ

父「昨日、ママにも確認した」

母「…」ウツムキ

父「たしかにお前の本当のパパは別にいるみたいだ」

娘「…うん」

父「本当のパパに会いに行こうか」

娘「…!!えっ、あ、良いの…?」

父「当たり前じゃないか、なぁ?」

母「…はい」

昨日の夜

父「これから今まで以上にあの子を大切にすると約束するか?」

母「はい、約束します…」

父「今後、昨日のように、あの子を悲しませないと誓えるか?」

母「はい…誓います…」

父「わかった。俺以上に今後はあの子の本当のパパを愛して、あの子を幸せにすること」

父「良いな?」

母「えっ…?」

父「明日、三人であの子の本当のパパに会いに行こう、君とあの子と一緒に暮らしてもらえるように」

母「あ、あなたは…?」

父「あの子にとって、本当のパパといるほうが幸せだろう」

ブロロロロロ…

母「…」ホケー…

父「おい、この近くなんだよな?」

娘「…」ドキドキ

父「おーい?聞いてるかい?」

母「え?あ、ええ、はい。そこの角を曲がったところ…」

父「了解、もう少しで着くぞー!大丈夫か?緊張してない?」

娘「少し…」ドキドキ

父「ハハハ…リラックスリラックス、お前のパパだ、きっと良い人だよ」ニッコリ

母「…!」ジワァ

娘「…!ありがとう…パパ」

豪邸ドォォン

父「ワァーオ…凄い豪邸だなぁ…」

娘「ほんとだ…」

父「本当にここで合ってるんだよね?」

母「はい…」

父「よし、じゃあピンポン押すよ」

娘「…」コクリ

ピンポーン

はーい

ガチャッ

成金「はい?…!!み、美智子さん!?」

母「ごめんなさい…成金さん…」

一通り話した後…

成金「なるほど…そして彼女が私の娘であると」

父「はい」

母「…」シュン

成金「それで?目的は?金ですか?」

父「いえ…あの…この子と一緒に暮らしてもらえませんでしょうか?」

成金「え?ええ!?ですがあなたは?」

父「この子にとって、本当の父親はあなたなんです!!」

父「子どもが本当の父親と暮らせないなんてあんまりです」

父「私は二度と現れませんから!!だから…!!」ウルウル

父「この子の…本当のパパに…なってもらえませんか…ウアアアアアアア」ダラァ

娘「パパ…」ブワッ

成金「実は…私としても後継ぎが欲しいと思っていました」

成金「私は未婚で子もおりませんし」

娘「…」

成金「ああ、いや、実際にはいたわけですが」

成金「良いのかな…?どうかな?僕のところにくるかい?」

娘「……」チラッ

父「……」ウルウル

父「……」プイッ

娘「ぱ、パパ…」

父「…大丈夫です、俺はこれで失礼します」スクッ スタスタ

娘「パパ…!!」ダダダッ

父「…」スタスタ

ガシッ

娘「ま、待ってよパパ」ウルウル

父「…ごめん、だけどもう俺はお前のパパじゃないだろ?」

娘「…!!」

父「今までありがとう」

父「これから、お前は幸せにならなきゃいけない」

父「だからもう俺のことは忘れるんだ」

父「あの人はきっと良いパパだから」

父「それじゃあ…」ダダダッ

娘「あっ…うあっ…うあああああああん」ボロボロ

母「ごめんなさい…迷惑ではなかったかしら…?」

成金「いやいや、迷惑だなんてとんでもない…」ジトリ

娘「ううっ…」フトモモ

!?

成金「さっきも言ったように跡取りが欲しかったし…それに」ジトリ

娘「ううっ…」コドモボディ

成金「僕は…」ジトリ

! ?

娘「ううっ…」ナキガオ

成金「子どもが大好きだからね…フフ」ペロリ

!  ?
 

母「ほら、あなたもいつまでも泣いてないで、ちゃんと挨拶しましょ?」

娘「ううっ…」

成金「良いんだよ、彼女も辛いんだから」ソッ

成金「少しずつ、慣れていけばいいんだからね?」カタダキッ

娘「…!!」ゾクッ

成金「ね?」

娘「は、はい…」

それから少しずつその家での生活に慣れていった…

娘「あ…パンツ汚しちゃった…洗濯しないと…」ゴソゴソ

SP「お嬢様、洗濯は私共が」スッ

娘「あ、いえ…下着ですので…」

SP「お気になさらずに!」バッ

娘「あっ…あ…あー…」

この家では、お嬢様扱い、何も不自由なことはなかった…

成金の部屋

SP「旦那様、お嬢様のパンツでございます」スッ

成金「クンクンクン…あーーー良いぞ…実に良い…」

成金「クリスマスは明日…万事ぬかるなよ?」

SP「御意!!」

俺「お昼ご飯食べる」

そして翌日…運命のクリスマスの日

母「メリークリスマス、あなた」ハート

成金「ん?なんで裸にリボンなんだ?」

母「だって今日はクリスマスよ、だから私がプレゼント」

母「まだ朝だけど…あの子も起きてないし」

母「一発良いでしょ?」ウットリ

成金「ハッ…ハハそうだね、クリスマスだしね一発ね」ユビパッチン

SP「ハッ」シュタッ

成金「こちらのババアが一発御所望だ、殺れ」

SP「御意」パァン

母「うぐっ……な…ぜ……」ドサリ

成金「なぜ?あのさぁ…君が女性としてギリギリ魅力をもっていたのはもう11年も前」

成金「今の君はただのババアじゃないか」

母「ば、ババア…?」ハァハァ

成金「そうだよ、ババアだ。美しい娘について来た厄介なうんこババアさ!」

母「娘…ま、まさか…あなた……!?」

成金「今頃気づいても手遅れさ、僕はあの美しい少女と結婚する」

成金「おい、このうんこを窓から捨てとけ」

SP「御意」ヒョイッ ポイッ

母「あああああああああああーーーーーーーっ!!!」ヒューッ

成金「さて、私は姫を起こしに行くとしようか」スタスタ

地面で

母「うぐ…あな…た…」ピッポッパ

プルルルル

街角のバー

父「ヒック…クリスマスなんて糞だ…死ね、クリスマス」

プルルルル

マスター「旦那、電話鳴ってるよ」

父「わーってるよ、糞が」チラッ

<元嫁>

父「…!!」プッ

父「クリスマスの日に何の用だよ、糞…クリスマスパーティへの招待か?ヘヘッ糞が」

母「あ…な…た…」ガクッ

コンコン

成金「入るよ」ガチャッ

娘「すやすや…」

成金「まだ寝てたのか…もう!お寝坊さんなんだから!」チュッ

娘「…!!」ガバッ

成金「おはよう、私のプリンセス」

娘「なっ、な、なんですか!?」

成金「今日はクリスマスだ、そうだろう?」

娘「そ、それが何なんですか!?」

成金「だからね、僕が君にとっておきのプレゼントを用意したよ」チンコボンッ

娘「…っ!?」

成金「ハッピーロストヴァージン」ニヤリ

一方、街角のバー

父「あ゛ーーーーーモヤモヤするなぁーーーー!!」コップガシャン

マスター「飲み過ぎだよ、旦那」

父「…」スマホチラリ

マスター「そんなに気になるならかけ直してみなよ」

父「…クソが」ピッ プルルルルプルルルル

父「出ねぇなぁ…」

プルルルル ピッ

私です あなたの元妻です

父「なんだよ録音かよ」

この度は大変ご迷惑をおかけ致しました
そんな私がこんなことを言うのもアレなんですが…
あの成金ヤバイです
ロリコンです
娘を狙っていて、私さっき撃たれました死にそうです
最悪私は死んでも良いです
だけど娘だけはどうか…どうか助けてやってください…おながいします…

父「…!!」

あ、もし生きてたら私もついでに助けプッ

父「あいつがロリコンで…?娘が…危ない…!!」ガタッ

マスター「おいおい…穏やかじゃないな…」

父「だけど…あの糞成金の家までどう車飛ばしても2時間はかかるぞ…」

マスター「…」

父「チクショウ!!チクショウ!!」バンッ

マスター「仕方ないね…こいつを使いな!!」シュッ

父「…?」パシッ

父「これは?」

マスター「今日はクリスマス、あとはわかるだろ?」パチッ

吹雪ゴオオオ…

父「くっ…こんなに雪が降ってる…!!」

車の渋滞ブワァァァァ

父「車も全然進んで無いし…」

父「…」チラッ

父「これが一体何の役にたつって言うんだ?」

(マスター「今日はクリスマス、あとはわかるだろ?」パチッ)

父「クリスマス…?」ハッ

父「クリスマス、サンタ……トナカイ!!そうか!!」

父「来ォォォい!!トナカァァァァイ!!!」

スーパーマシンTONAKAI「ブオオオオン」

一方その頃豪邸では…

娘「い、嫌…おちんちん怒ってる…嫌だ…」

成金「別に怒ってなんか無いさ、いきり立っているだけだよ、雌を前にしてね」

娘「め、めす…?」

SP「旦那様、ゴムでございます」スッ

成金「おいおい…子作りするのにゴムは無いだろ?」パァン

SP「うっ…」ドサリ

娘「きゃあああああああああ!!!!?」

成金「これから君は僕と交尾する、そして子を孕むんだ」

娘「赤ちゃん…?いやだ…嫌だよ…」

成金「そしてその子が成長したらまたその子にクリスマスプレゼントを与える…ククッ」

成金「完璧な計画だろう?僕の性夜のマトリョーシカ計画は!!」

娘「やだ、来ないで…近づかないで…!!」

成金「近づくんじゃない、膣内まで入るんだから」サンクチュアリィ…

成金「ヒヒッ…挿入れるよ?」

娘「嫌っ…助けて…パパぁぁぁぁ!!助けてぇぇぇぇぇ!!!」

ドアバァン

成金「誰だオイ!!!今から交尾だぞ!?」

SP「旦那…様…サンタ…が…サン…タ…」

胴体から手がズブゥッ

SP「うっ…」ドサリ

成金「ひっ…ヒェッ…な、なんなんだよ…!?」

血まみれ父「俺はブラッディサンタ、お前らを血祭りにあげるためにやって来た…」

成金「ブラッディ…」

娘「サンタ…?」

娘(この人…どことなくパパに似てる気がする…)

血まみれ父「…平気か?」

娘「は、はい!」

娘(ううん…気のせいよね、だってパパはこんなに赤くないもん)

成金「な、何がブラッディサンタだ!!お、おい!!SP共!!」

SP(10万人)「ハッ」シュタタタッ

成金「肉片も残さず消し去れ!!」

SP(10万人)「御意!!」バババババババッ

成金「ハハッこの銃弾の中じゃ、ひとたまりもあるまい!!」

血まみれ父「ヤlッ!!」ピョンッ

SP(3万人)「ウギィッ!?」頭ドパァン

血まみれ父「ホッホーッ!!」ピョンッ

SP(4万人)「ンブゥッ!?」胴体グチャァッ

血まみれ父「イヤッホーーッ!!」ピョオン

SP(3万人)「ンパァッ!?」下半身ビチャァッ

血まみれ父「ハッハァーッ!!」シュタッ

SP(10万人)「」ドサドサドサリ…

血まみれ父「もう終わりか?」

成金「そ、そんな…嘘だろ…僕の私的傭兵10万人が…全滅…?」

成金「糞…こうなったら…!!」銃カチャッ

娘「ひっ…!?」

血まみれ父「…!!」

成金「近寄ったらこの娘の頭を吹っ飛ばすぞ!!」

血まみれ父「くっ…!!」

成金「まずは脚!!」父の片脚パァン

血まみれ父「ぐぅっ…!!」ガクッ

娘「ブラッディさん…!!!」

成金「ヒヒヒ…こうなりゃこっちのもんだよなぁ」父の眉間に銃カチャリ

血まみれ父「ここ…までか…!」

娘「いや…いやよ…!!やめて…!!」

成金「最後に言い残したことは?」ニヤリ

血まみれ父「いや…特には…」

娘「ハッ…!!待って!!ブラッディサンタさん!!大事なこと忘れてる!!」

血まみれ父「大事な…こと…?」

成金「なんだそれは?」

娘「ブラッディさんってサンタでしょ?アレは!?例のモノは!?」

血まみれ父「例のモノ…?プレゼント…か?」

娘「そうだよ!!まだ成金さんにプレゼント渡して無いでしょ!!」

成金「なんだ…チッ、プレゼントがあるなら早く言えよ」

娘(よし…時間は稼げた!)

血まみれ父「プレゼント…プレゼントねぇ…」ゴソゴソ

マスターから貰ったスーパーマシンTONAKAIのキー

(マスター「今日はクリスマス、あとはわかるだろ?」パチッ)

血まみれ父(これじゃあなぁ…)ポロッ

血まみれ父「あっ」

スーパーマシンTONAKAIのキーカパッ

血まみれ父「あ…割れちゃった…ん?なんだこれ何か入ってる…」

血まみれ父(これは…!!爆弾…!?)

成金「遅いなぁ、早くプレゼントくれよ」

娘(お願い…ブラッディさん頑張って…)

血まみれ父「ああ、すまんな…メリークリスマス」

成金「えっ?嘘じゃなかったの!?マジであるの!?」

血まみれ父「…」コクリ

成金「ワァーイ!!クリスマスプレゼントだぁー!!」

血まみれ父「行くぞ…」娘ダキッ

娘「あ、あの…あれって…」

成金「なんだろこれ?飴かな?舐めても良い?」ウキウキ

血まみれ父「良いよ」

成金「いただきまぁーす!パクリ…あ、あれ…これって…ば、爆弾じゃねぇか!?」

血まみれ父「ブラッディ…!!」カチッ

ドカァァァァァァァァァン

娘「う、うーん…」パチッ

父「大丈夫かい?」

娘「パパ!!」

父「なんだか危険な目に合ったみたいだね、心配したよ」

娘「怖かった…!!」ギュッ

父「よしよし、もう大丈夫だよ」ナデナデ

父「…さてと、それじゃあ俺はもう行くよ」スクッ

娘「待って!!」

父「…!!」

娘「私…パパと一緒に暮らしたい…」

父「…」ブワッ

娘「私、離れてみて思ったの、パパが大好きだって…」

父「しかし…」

ザッ

父「誰だ!?」バッ

血まみれマスター「おっと失礼、驚かせてしまったか」

父(マスター!?)

血まみれマスター「俺はブラッディサンタ、血で血を洗う戦いの中に幸せを見出す者…」

娘「あっ、ブラッディさん!さっきはありがとうございました!」

父(さっきのが俺だとは気づかれてないようだ、良かった…)

血まみれマスター「何か困っているようだね?」

娘「はい…私、パパと一緒に暮らしたいんです、だけど…」

娘「ちょっと前に私がパパに酷いこと言ったから…許してもらえて…なくて…」ウルウル

血まみれマスター「ほう…?」

父「ち、違う!!そうじゃない!!怒ってなんかいない!!」

父「ただ…お前の幸せを想って…」

血まみれマスター「人の幸せは人それぞれだ、そうだな…よし、こうしよう」

血まみれマスター「今日はクリスマスだし、君が欲しいものを聞こうか」

娘「…パパ」

父「…!!」

娘「私…この、大好きなパパが…欲しい…」

父「娘…」

娘「パパ…」ギュッ

血まみれマスター「…無事、プレゼントは届いたようだ」クルリ

父「あ、あの」

血まみれマスター「…」

父「あなたは…本当に一体…」

血まみれマスター「さっきも言っただろう、俺はブラッディサンタ」

血まみれマスター「いつかまた聖夜に血が流れる時があれば…その時に会おう」グッ

血まみれマスター「来ォォォい!!トナカァァァァイ!!!」

スーパーマシンTONAKAI「ブオオオオン」

娘「ありがとう…ありがとうございましたーーーーー!!!」

スーパマシンTONAKAI「ブオオオオオオオ…」キラーン

娘「行っちゃったね…」

父「うん」

娘「帰ろうか?」

父「うん」

娘「ってパパ脚怪我してるよ!?」

父「ああ、ちょっと躓いたみたいでね、大丈夫大丈夫」

娘「ほんとに?プレゼントが傷物なんてイヤだよ?」

父「こいつは参ったな、ナッハッハアーッハッハッハ」

アハハッ アーッハッハッハ


クリスマス
  あなたの街に
      ブラッディ…


めでたし、めでたし

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