上条「これが幻想殺しだ」 (295)


学園都市――インデックスという少女を救うためにイギリスから来た女、神裂。

彼女は驚愕していた。



神裂「なんなんですか・・・・・・あなた・・・・・・」

彼女は手に『折れた』刀を持っていた。

彼女の目の前には――――






上条「なにって?」


その男は凡そ、凡人ではなかった。


上条「決まってる」


身長凡そ230米。



上条「ただの――」



体重凡そ160瓩。




上条「幻想殺しだ」





まるで金剛力士のような男だった。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1481724739

一方さん死んでしまう



神裂「なるほど、確かに強い。ステイルの頭がスイカのようになったのがよくわかります」


神裂はスイカのように頭が砕け、虫の息である同僚を思い出す。


上条「それはすまなかった。ただ、彼は脆かった。俺の幻想殺しに耐えられなかったんだ」


巨漢は言う。

絞り上げられた肉体は軋む。

上条「だから――」

拳がギリギリと軋む。

上条「もってくれよ?」


その一言と共に、上条という男が走り出す。

バキリ、という音と共にアスファルトが捲れた。



ぬん――という声と共に、神裂の目の前は暗くなった。




上条「済まない」


上条という男は、肩が薔薇のようになった神裂を、優しく抱き上げる。

まるで紙のように、抱き上げる。





上条「また――先生のお世話になる」



その足は、病院に向かっていた。

筋肉は嘘をつかない

聖人倒すとかすげぇな

この上条ならアックアと一人で戦えるなww

『カリキュレイトフォートレス』を力ずくで壊しそう

CVは阿部敦さんじゃなくて玄田さんだな。それか銀河万丈

>>9 じゃあ刀夜パパはCV:内海賢二だね

ワロタ

230メートルとかいうキチガイ

身長の割に体重が少なくてワロタ
体の密度小さすぎだろ

初っ端からクッソワロタwwww

230メートルだと標準体重でおよそ1163.8トンだなどこのスーパーロボットだ?

Oh……昨日タイプミス&根落ちしました。

というわけで訂正版張ります

学園都市――インデックスという少女を救うためにイギリスから来た女、神裂。

彼女は驚愕していた。



神裂「なんなんですか・・・・・・あなた・・・・・・」

彼女は手に『折れた』刀を持っていた。

彼女の目の前には――――






上条「なにって?」


その男は凡そ、凡人ではなかった。


上条「決まってる」


身長凡そ230糎。



上条「ただの――」



体重凡そ160瓩。




上条「幻想殺しだ」





まるで金剛力士のような男だった。


神裂「なるほど、確かに強い。ステイルの頭がスイカのようになったのがよくわかります」


神裂はスイカのように頭が砕け、虫の息である同僚を思い出す。


上条「それはすまなかった。ただ、彼は脆かった。俺の幻想殺しに耐えられなかったんだ」


巨漢は言う。

絞り上げられた肉体は軋む。

上条「だから――」

拳がギリギリと軋む。

上条「もってくれよ?」


その一言と共に、上条という男が走り出す。

バキリ、という音と共にアスファルトが捲れた。














ぬん――という声と共に、神裂の目の前は暗くなった。













.



上条「済まない」


上条という男は、肩が薔薇のようになった神裂を、優しく抱き上げる。

まるで紙のように、抱き上げる。





上条「また――先生のお世話になる」



その足は、病院に向かっていた。




一方、学園都市のとある病院。



看護師「先生……方の筋肉がバラのように破裂した女性がいます」


カエル顔の男「……あのスイカ頭の子と同じだろうね」

カエル顔の男はため息をつく。

全く、手加減を覚えきれないか――心の中でそう思いながら、彼は立ち上がる。








カエル顔の男「幻想殺し、厄介だね」





そういって、彼は患者のもとに向かう。

期待

頭スイカになっても生きてるとかステイル君すげぇwwwwwwwwwwwwwwww




上条「うーん」


学園都市の無能力者、上条当麻は考える。

今目の前で寝ているインデックスという少女――








昨晩窓の外に気配を感じて飛び出し、捕獲した少女だ。


上条「記憶の蓄積で頭がパンクして死ぬ、か」


上条当麻は神裂の言葉を思い出す。


上条「筋肉をいくらつけても身がパンクすることはない・・・・・・それと同じで知識を身に付けたかといって脳がパンクするのか?」


上条当麻は疑問に思う。

上条「インデックス、起きてくれ」


インデックス「ん?どうしたのかな?」

上条「今日夜外出するから適当に出前をとってくれ、店には金をちゃんと渡してくれよ?」


そういって、上条当麻は3万円を渡す。

それは学園都市の無能力がポンと出して良い金ではなかった。

インデックス「う、うん。わかったんだよ」

インデックスは真面目な顔をする身長230糎の男に少しびくつきながら返事をした。

ステイルの頭がスイカになったで草




さて、再び学園都市の病院に戻る。




カエル顔の男「いつ見ても、凄まじい破壊だ。これが無能力者だなんて」

カエル顔の男は、感嘆していた。

目の前には肩の肉が薔薇のようになった神裂。

彼の腕を持ってしたら、この程度簡単に治せる。

カエル顔の男「とりあえず、昨日のスイカ君よりは治すのが簡単だ」


そう言って、カエル顔の男は治療を始める。


昨日運び込まれた、頭がスイカのようになった男――カエル顔の男がパスポートの顔から顔を再現したその男は、皮膚という皮膚が断裂し、筋組織がスイカ割りの後のスイカのようになっていた。

手加減したのだろう。


彼の骨は頭蓋骨に満遍なくヒビが入る程度ですんだ。


あの程度なら――一月もあれば退院できると彼はふんでいた。


カエル顔の男「まぁ、彼も手加減がうまくなったってことかな」


感慨深げにカエル顔の男は言った。

もう笑い過ぎて腹痛いんだけどwwww



同時刻、上条当麻はとある場所にいた。

一見すると、そこはボロボロのビルだ。

上条「お久しぶりです」ペコリ

受付嬢「お久しぶりですです」ペコリ

上条当麻はそのビルの受付嬢に話しかける。

上条「今日、『入れ墨』は来ますか?」

受付嬢「はい、いらっしゃいますよ」

上条「では、5万円払うので参加します」

そう言って、上条当麻は5万円を受付嬢に渡す。

受付嬢「わかりました。お久しぶりですの参加なのでとても盛り上がるでしょう」

受付嬢は楽しそうに笑った。




上条「はぁ、久しぶりにここに頼ることになったか」

ビルから少し離れたところで、上条当麻は座り込む。

どっと、疲れたのだ。



上条「知識のつけすぎで頭がパンク、か」


そういった時だった





駒場「久しいな、上条当麻」


上条「お、駒場の兄さんじゃないか」


上条の目の前に、上半身裸の男が現れた。

身長は高々190ほど。上条のように天から与えられたような巨体ではない。

だが、その筋肉は目を引くものだった。

上条当麻の肉体が金剛力士のようならば、駒場の肉体はオリンピアの石像。


彫られたような筋肉が眩しかった。


駒場「なにか悩みがあるのか?」

上条「ええ」

上条は駒場に苦笑いしながらそういった。




上条は今までの経緯を話す。


窓の外を落下中の少女男を捕まえたこと。

そしたら赤髪の男が火炎放射機で襲いかかったので殴ったらスイカのように頭がはぜた事。

虫の息だった男を医者に運んだこと。

そしたら痴女がよくわからない事を言いながら切りかかって来たので大胸筋で受け止めたら刀が折れたこと。

そしたらなんかぺら回し初めて落下中に捕まえた少女が記憶を詰め込みすぎて頭がパーンとなり死ぬかもしれないということ。


そして、『彼』を頼ろうと思ったこと。


駒場に、全て話した。



上条「どう思いますか、兄さん(あにさん)」


駒場「俺にはよくわからん――だが・・・」








駒場「大胸筋を鍛えても筋肉によって心臓が潰れることはない。上腕二等筋を鍛えたからと言って腕が自壊することはない。ならば――」




駒場「きっと、その少女が記憶をなくすことなく生きれる道があるはずだ」



上条「俺も、そう思います」

そういいながら、二人は空を見た。

筋肉ってすげー

意味不明杉るwwwwwwwwww

言ってる事は脳筋バカなのに、答えはあってるのが笑える。

リトバスのマサト思い出す

クソワロタ

ジャック・フリズビー「その通りだな」



駒場と別れ、上条当麻は夜に備える。


上条「軽く走るか」


上条当麻は走り出す。

といっても、全身に血を巡らすためのジョギングだ。

適度な運動は筋肉に良い――

自らの信念に従ってつけたこの筋肉を、保つための運動だ。

ある程度走った、そのときだった。



「チェイサーっ!」



聞き覚えのある声。


横を見ると、見知った少女が自販機を蹴り砕いていた。


上条(ビリビリも今日も元気だな)


知り合いの犯罪行為を上条当麻は横目で流し、走り出す。



砕いたのか



一方、残されたインデックス。


インデックス「暇なんだよ」


上条当麻の部屋は、年頃の女の子にとっては殺風景なものだろう。

筋トレグッズと格闘技の教材本とDVD、それに少しばかりの雑誌。

完全記憶能力を持つ彼女にとっては、1時間たっぷり時間を掛ければ読める雑誌だ。

インデックス「暇かもなんだよ」

そこでインデックスは思った。




インデックス「そうだ、この『明日から君も黒タイツの暗殺者を返り討ちにできる。マジカル八極拳』(マスター☆コトミー)を読むんだよ!」


あまりにも暇すぎて、インデックスは上条当麻の部屋にある本を一心不乱に読み始めた。



一方上条当麻は、たっぷりジョギングで体を温めた。

上条「ぬっ」

ぐっと拳を握り――


上条「ふんっ!」


近くに放置してあった鉄板を殴り砕く。


上条「・・・・・・上々――行くか」

上条当麻は再びボロビルに向かう。

金属を破断ならまだしも砕くだと…



ボロボロのビルの地下――そこにはリングがあった。

八角形の、地面が砂のリング。

それを囲むのは数多の観客。

彼らは、皆一様に騒いでいた。


「幻想殺しだ・・・今日の一番人気、入れ墨を倒せるのは彼だけだ」

「いや、あいつも可能性はある。バランスの良い浜面だ」

「今回は幻想殺し、入れ墨、バランスの良い浜面、駒場、この四人しかいないのか?」

「入れ墨が参加するのに加えて、バランスの良い浜面がいるから大半の闘士は棄権。残ってた命知らずも幻想殺しの久しぶりの参戦に棄権したようだ」

「そうか」


彼らは皆一様に金持ち。

彼らは――此処でスリル溢れるギャンブルを行っていた。


そう、此処は地下闘技場学園都市支部である。

>>41


イメージとしては殴った一撃で八つ裂き見たいになった感じです



上条当麻は無能力者だ。


だから貧乏である。

故に金がほしい。


地下闘技場で闘うのは当然だった。


久しぶりの地下闘技場。

上条当麻はシャワーを浴びる。

筋肉が張った体を、シャワーの水がつたう。

上条「ふぅ」

汗を流し、出ようとすると――


「なるほど、あんたが幻想殺しか」


上条「ん?」

チンピラ――であるがバランスがいい。

そんな男が上条に話しかけた。

バランスがいい――打撃間接持久、格闘技における戦闘のバランスがいい筋肉のつき方だ。

バランスがいい男は、上条に頭を下げる。

浜面「駒場さんに世話になってる、浜面仕上だ。今日はいいファイトをしようぜ」

そういって、奥の浴槽に向かう。


上条「バランスがいい筋肉だ」


上条は感心した。

バランスのいい浜面選手

バランス押し

バランスが良いな

あぁ、すまない
筋肉で物理を超越して爆砕点穴みたいなことしたのかと…


上条「ふぅ」

さて、上条当麻の目的は別にバランスのいい浜面ではない。

この地下闘技場学園都市支部に、上条当麻と並ぶ強さの男が居る。




上条「お久しぶりです。木原博士」



風呂の入り口に、その男は居た。

木原「久しぶりだな幻想殺しぁ」

顔に入れ墨、筋骨隆々。

みての通り、頭がいい。

科学的な理論によって絞られた、魅せるためではなく戦うための筋肉は、筋肉から知性を醸し出す。

だから、みての通り頭がいい。

木原「相変わらず野蛮な筋肉だなぁ。うちの馬鹿餓鬼にも見倣わせたいほど、野蛮だ」


それは木原数多なりの誉め言葉だった。

上条「はは、俺はただの餓鬼ですよ。所で木原博士――少し相談が」

上条当麻の顔を見て、木原数多は何かを悟る。


木原「何があった?」


上条当麻は木原数多に事情を話す。




全て聞いた後――













木原「あひゃひゃひゃひゃひゃwwwwwwwwwwwwwwww! はwwwwwwwwww腹が捩れるwwwwwww!」


大爆笑した

木原「記憶で頭がパンクだあ?んなことしてたらうちの馬鹿餓鬼なんぞ演算で頭がパァンだ」

木原「幻想殺しぁ、此処の連中には事情を話しておいてやる」











木原「速くその嬢ちゃんのとこに行ってやりな」


上条当麻は頷き走る。





木原「さぁて、観客のお詫びに木原流丸太神拳で浜面くんと駒場くんを倒しますか」


バランスのいい浜面と金剛力士駒場はこの後丸太を振り回す木原数多に負けた。


見ていた観客曰く――


「スゲェ」


だったらしい

スゲェ

スゲェ

同時刻

インデックス「八極、則ち八方の極遠に迄達する威にて、敵の門を打ち破らん」


インデックス「八極拳とは則ち陸の船也。基本功則ち小八極、それにより大八極、六大開拳、八大招式を成す」




インデックス「武術は面白いんだよ!」



インデックスは上条当麻の蔵書を貪るように読んでいた。

幽白の爆肉鋼体みたいなモンかな?

ここの一方通行はもしかして鍛えてるのかね
あと駒場はオリンピア石像じゃね

>>55


ミスったorz

脳内で訂正お願いします




上条当麻は走る


上条「~~っ!」


木原数多は言った。

記憶で脳が破裂することはない。


ならば――救える。










上条当麻「おおおおおっ!」



不良「スゲェ!走ってアスファルトが捲れてる!」




上条「インデックス!」


上条当麻はドアを吹き飛ばす。

インデックス「どうしたのかな?」

上条当麻は拳を握る。

上条「今からお前の呪縛を解く」


インデックス「それと拳を握ることは何か関係があるのかな?」




上条「木原博士は言った――」



上条「記憶によって死ぬことはない」



上条「なら――それが俺の右手で殺せる可能性が高い」



上条当麻はじっとインデックスの胸を見る。





上条「いいぜ――」



上条「その幻想をぶち[ピーーー]!」



上条当麻の拳が振るわれる。

それは――正確無比にインデックスの胸骨を殴る。

インデックス「えぎぇっ!」ゴバッ


インデックスの口から血が吹き出る。


それと共に――バキンと何かが壊れる音がした。

メール欄にsagaで 殺す 表示出来るよ

口の奥まで貫通してるのか・・・

完全にラスボス系主人公

オイオイオイ
死ぬわアイツ



上条「インデックス!」


上条当麻はドアを吹き飛ばす。

インデックス「どうしたのかな?」

上条当麻は拳を握る。

上条「今からお前の呪縛を解く」


インデックス「それと拳を握ることは何か関係があるのかな?」




上条「木原博士は言った――」



上条「記憶によって死ぬことはない」



上条「なら――それが俺の右手で殺せる可能性が高い」



上条当麻はじっとインデックスの胸を見る。





上条「いいぜ――」



上条「その幻想をぶち殺す!」



上条当麻の拳が振るわれる。

それは――正確無比にインデックスの胸骨を殴る。

インデックス「えぎぇっ!」ゴバッ


インデックスの口から血が吹き出る。


それと共に――バキンと何かが壊れる音がした。


インデックスの体内を、幻想殺しが駆け巡る。

殴打の一撃と共に、全身を貫くような衝撃は、ともに幻想殺しの効果を運んでいた。

その中で多少、インデックスの胸骨は破壊され、気管――即ち彼女を縛っていた首輪がある部分から血が出、首輪は破壊された。


インデックス「ぐぼっ、かはっ。ヨハ――」


そういった瞬間――

上条「――っ!」ゾクッ

インデクスに何か底知れぬ気配を感じた。

それ故に、上条当麻は走る。

だが――

インデックス「ネの――」

それは遅すぎだ。

インデックス「ペン」

あまりにも遅すぎた。

魔法の発動速度に、筋肉が負けた瞬間だった。



竜王の殺息

それはインデックス最強の攻撃。

放たれる郁恵の魔法を練りこんだ砲撃に、上条当麻は右手を出す。

上条「くっ!」

右掌に、質量をもっているのかと錯覚させるほど重い魔法の一撃が来る。

上条「ぐぅっ!」

奥歯を食いしばる。ミシリ、と歯が音を立てる。

上条「ぐっ!」

筋肉が悲鳴を上げる。

たった一人で竜王の殺息を止める。



上条「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」


それは筋肉を鍛えた男が行う、超常の御業だった。

頭がスイカと肩がバラになってるから増援は期待出来そうにないな



上条「限界を越えたバーベル上げに比べればぁ!」


上条当麻は右手の幻想殺しを竜王の殺息から外し――


上条当麻「この程度、蚊蜻蛉だぁ!」



竜王の殺息を大胸筋で受け止めた。


上条当麻「ぐうっ!」


胸に強烈な圧力。

だが、信じて鍛えぬいた大胸筋はそれを防ぐ。


上条「見せてやる――」

上条当麻は息を吸って、叫ぶ。







上条「これが幻想殺しだ!」













大胸筋で受け止めた竜王の殺息は、上条の進撃を止めようとしていた。

だが、上条当麻は諦めない。


上条(意識が飛びそうだ・・・・・・)


しかし、上条当麻は進む。



嘗て、上条当麻は不良達から「幻想殺し」と呼ばれていた。


それは右手の力――が由来ではない。


銃を使っても倒れぬ頑強な肉体。

「勝てるかも」という淡い幻想を[ピーーー]強者の肉体。


それこそが、上条当麻の誇るもうひとつの幻想殺しだった。



上条「インデックス――」


上条当麻は今目の前の少女に自らを重ねる。



弱々しかった――嘗ての自分を。

この調子だと麦のんはブロリーみたいになってそうだな

筋条さん!

なんやこのカオスな筋肉物語は

とある世界にハルクぶちこんだら
どこまでやっていけるかなー…

やっぱり筋肉は正義やな!

魔術サイドの勝ち目が見えない

筋肉サイド

一方通行が普通に殴り倒される未来が見える…
反射出来たとして木原神拳があるし…
補助機つける理由が変わりそうだな…

筋条肉麻と筋肉ダルマと化した美琴、インさんで世直しするのか




――嘗て、上条当麻は普通の幼児だった。

そう言ったら誤解があるが、少なくとも筋肉の鎧などは纏っていなかった。

ただ、不幸な子供だった。


嫌がらせのように不幸が迫る。

周囲から迫害されること数えきれず。

故に、上条当麻は内気だった。


内気で、弱い子供だった。


ただ、そんな彼にも許せないことがあった。


彼が不幸にあい、疫病神と謗られる度に聞いた、父母の声。




不幸に生んでごめんなさい




それは父母の謝罪だった。


それが、上条当麻には許せなかった。





だから上条当麻は――




上条「はっ!はっ!」





一日一万回、自らの父母に感謝の正拳突きを始めた。


初めは、一日で終わらなかった。



上条「はっ!はっ!」


しかしいつしか――


上条「一万回終わり!」


正拳突きは午前中に終わるようになった。



代わりに、スクワットと腹筋と背筋の時間が増えた。






こうして、学園都市に入る頃には――




上条「じゃあいってくるぜ」


刀夜「いってこい、当麻」


詩織「いってらっしゃい、当麻さん」



身長二米を上回る、闘う肉体を手に入れた。

どこの会長だよ






上条(――過去を思い出すとは・・・・・・)


上条当麻は竜王の殺息を大胸筋で受け止め、歩を進めながら苦笑いする。


上条「俺も丸くなったもんだなぁ!」


その一言と共に、力強く一歩を踏み出す。

純然たる強度の踏み出しは、壁に皹を入れた。



インデックス「――竜王の殺息が無意味と判断」


その時、インデックスの竜王の殺息が止まった。


上条「っ!」



やっとだ――やっとインデックスを救える。


ふざけた奴等の思惑からこの少女を救える。


そう思った。


だから上条当麻は駆け出した。


上条「インデックス!」


彼女の名前を叫び、呪縛を解くための一撃を放とうとした。




放とうとしたのだ。












インデックス「――猛虎硬爬山」



上条「がはっ!」



だが、上条当麻は鳩尾に鋭い一撃――嘗て七日七晩殴りあい、友情を育んだ削板軍覇の一撃に等しい一撃――を刻まれた。


上条「ぐっ!」


口から吐き出された鮮血は、嘗て味わったそれと全く同じ味だった。



インデックス「余所見ですか」


気がつくと、インデックスは上条当麻の懐に潜り込んでいた。

上条「っ!」

慌てて地面を蹴る。

壁を突き破り、外に躍り出る。

インデックス「竜王の殺息、効果なし。此れより異物、上条当麻の排除に最も的確な手段をとります」


インデックスは無機質な声で、そう言った。

筋肉と武術が交わるとき物語が始まる
…刃牙かな?



上条「完全記憶能力――っ!」

上条当麻は恐怖する。


今の一撃は、間違いなくインデックスという少女が放てる最強の一撃以上だ。

あの一撃は、まるで大男が放つ一撃。


だが、武とは智で補える。


達人と寸分違わず完全な型で放てば、それは少女の柔肌で泰山を砕くことも可能にする。

インデックスは弱い。

上条当麻が一撫ですれば胴体と首が直角となり息絶えるだろう。


だが、完全記憶能力が彼女を化けさせた。

自己の体重を一点に凝縮する繊細にして緻密な体裁きを、彼女は上条当麻が土御門元春から誕生日プレゼントで与えられたDVDから学んだのだ。


インデックス「上条当麻を排除します」


上条「ははっ」


インデックスの無機質な声を聞き、上条当麻は笑う。


それは――歓喜だった。

嘗てを使いすぎ・・・



上条「らっ!」


たわしをインデックスの脚に向かって投げる。


インデックス「ほっ」

最小限の動きでインデックスは避けた。

上条「なるほど」

上条は唇の端を噛む

上条「むん!」

距離を詰め、全力でインデックスを殴り抜く。

インデックスの顔面に拳が刺さるが、インデックスはくるりと一回転して――


インデックス「正拳突き」


完璧な重心移動から放たれる一撃が、上条の腹筋に刺さる。


上条「ぐっ!」


殴られながら、上条当麻は悟る。

これは、消力だと


上条「らぁっ!」


一撃当てれば、幻想殺しが効く


だから上条当麻は一撃を当てることを狙う


しかし当たらない。



完全なり記憶能力は、少女を達人に変える。

上条当麻は、少女を救わねばという焦燥と、戦いの快楽で揺れる。

よくある上条さん無双かと思いきや……
よく練られたギャグSSだ………

真面目にギャグしてるな

あれ、レスぶっ飛んで見えない
SS板でNG設定とかしてないんだが…



上条「らぁっ!」

上条当麻は一撃を放つ

インデックス「やっ!」

インデックスはそれを受け流し――

インデックス「むん!」

一撃を放つ


上条「ぐぶっ」

また、血が流れる。

一方的な、戦いだった。

上条当麻は侮っていた。完璧なる型は、実力差など容易に覆す。


上条(不味いな・・・・・・既にインデックスと戦いはじめて三時間・・・・・・)

上条当麻は時間を計算する。

三時間、常人なら打ち合いを続けることなどできない。

だというのに、彼らは打ち合う。

武の逢瀬だ。

純粋な力と完璧な型の、せめぎ合いだった。


上条「――っ!」

どうするか、そう思った瞬間に上条当麻に電撃走る。

上条「インデックス――」

上条当麻はニヤリと笑う。

インデックス「あなたの勝ちはもうありません。諦めたらどうですか?」

勝ち誇るインデックスに――


上条「いいぜ――」





上条「お前が俺に勝てるというなら――まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!」




インデックス「っ!」

上条当麻のそれは、はったりではない、インデックスは確信する。その顔は、まさしく勝利を掴んだ雄の顔。

上条「覇っ!」

そして、上条当麻は地面に足の裏を叩きつける。




震脚――


本来なら踏み込みによって打撃を強化する震脚であるが――

インデックス「何を仰ってるのですか?」

インデックスは上条当麻の言葉がわからなかったが――







直後床に皹が入り、崩れ落ちた。

インデックス「なっ!」

インデックスの体が落ちていく。

だんだんと、アパートが崩れていく。


学生「オイ、アパートガクズレテルゾ」
学生「ツチミカドガイモウトトケンカシタカ?」
学生「ドウセカミジョウガネボケテダイコクバシラクダイタンダロウ?」

学生たちは貴重品を持って逃げる。




上条「いくら完全記憶でも――」


上条当麻の岩のような拳が――インデックスに迫る。

インデックス(消力? いや、死ぬ! 八極拳? 無理!)


インデックスの武は所詮完全記憶による模写。

天地がなければ、無意味。

これぞ、上条当麻の逆転の手段!


上条「歯を食いしばれ」


こうして――


上条「らっ!」


インデックス「ぐぶう」


インデックスは全ての肋骨と鎖骨を骨折し、全治3ヶ月の怪我を代償に鎖から解放された。


上条当麻はそのあとの羽根で記憶を破壊されたが、筋肉が全てを覚えていた。

筋肉が全てを覚えていたwwwwwwwwwwwwwwww

完全記憶筋肉wwww

脳筋の極みwwww

筋肉万能説

これが本当の脳筋か




学園都市の病院


カエル顔の医者「驚いた・・・・・・緻密に絡み合った筋細胞が擬似的なニューロンのようになっている・・・・・・言ってしまえば筋肉が脳になっているようだね」

上条「えっと・・・・・・それはどういうことですか?」

カエル顔の医者「君は脳筋ならぬ筋脳ということだ」

上条「はぁ」

カエル顔の医者(アレイスター・・・・・・君はここまで予見して、上条当麻を学園都市に招いたのかい?)

上条「で、先生。インデックスの様子は?」

カエル顔の医者「ああ、彼女かい? ちょっと肋骨が粉々になったりしてたけど元通りだね。彼女は問題ないさ」


上条「良かった・・・」


上条はほっと胸を撫で下ろした。


上条「じゃあ俺――インデックスのお見舞い行ってきます」


上条当麻はそのまま走って病室に向かう。


カエル顔の医者「あ、しまった・・・君は彼女の所にいくと・・・まぁ、いいか」


カエル顔の医者は何かを諦めたように遠くを見た

本当に筋肉で物を考えているんだな

パネェwwww

筋肉が全てを覚えていたがパワーワードすぎる

地味に住居人が逃げ慣れてるのも面白い




上条「インデックス!」

上条当麻は勢いの余りドアを鉄屑にするほどの勢いで開ける。

インデックス「当麻!頭は大丈夫だった?」


インデックスは身体中が包帯まみれだった、が元気そうであった。

上条当麻は安堵しながら言う。


上条「ああ、筋肉のお陰で大丈夫さ!」

インデックス「筋肉ってすごい、って思ったんだよ」

そんな会話をしていると、上条はふと気づく。

上条「なぁ、インデックス」

インデックス「どうしたのかな?」

上条「あの――」









神裂「キンニクコワイキンニクコワイキンニクコワイキンニクコワイキンニクコワイキンニクコワイキンニクコワイキンニクコワイキンニクコワイキンニクコワイキンニクコワイキンニクコワイキンニクコワイキンニクコワイニゲチャダメデスニゲチャダメデスニゲチャダメデスニゲチャダメデスニゲチャダメデスニゲチャダメデスニゲチャダメデスニゲチャダメデスニゲチャダメデスニゲチャダメデスキンニクコワイキンニクコワイキンニクコワイキンニクコワイキンニクコワイキンニクコワイキンニクコワイ」ガタガタブルブルガタガタブルブルガタガタブルブルガタガタブルブル



上条「部屋の片隅で埃食って雨を飲んでそうな人はどうしたのでせうか?」

インデックス「あれは刀が通じない筋肉にたいして極めて深刻なトラウマを刻まれた末路なんだよ」

上条「そうか」


インデックス「よほどトラウマだったのかも。筋肉って単語を聞くたびに蕁麻疹が出てるかも」

上条「やり過ぎた・・・」

インデックス「で、当麻・・・ステイルが起きる前に帰った方がいいかも」

上条「どうしてだ?」

インデックス「あの「アッビャァァァァァァイ」ビクンビクン

奇声が病室に響く。

上条「!」


上条が振り向くと、ステイルが眼をこぼれ落ちそうなほど見開き、口から虹色の泡を吹きながら倒れ込む。


そして――


ピ゙ーッ


心臓が止まる音がした。

上条「赤髪のひとぉっ!?」

インデックス「あわわわ、ステイルは当麻のことが完全恐怖で顔を見るだけで昇天したかも」アワアワ

上条「即ち、心臓マッサージか!」

インデックス「う、うん。頼んだんだよ!」









――後に、ステイルの主治医であるカエル顔の医師は語る。


カエル顔の医師「ステイルくん?」


カエル顔の医師「ああ、彼は災難だったね」


カエル顔の医師「本来なら彼は顔面の爆散と骨折程度ですんだ」

カエル顔の医師「自慢じゃないけど、僕の腕なら普通の骨折並みの時間で治せたんだ」


カエル顔の医師「地獄への道は善意でできている、だっく?」


カエル顔の医師「名言だね、何せ上条当麻という人間の善意が彼にとって地獄への道だった」











カエル顔の医師「全身820箇所の骨折、及びに各臓器に深刻な物理ダメージ」





カエル顔の医師「信じられるかい?」


カエル顔の医師「これは一人の人間が心臓マッサージをした結果だ」










ステイル――全治不明の重症





こうして、インデックスを巡る一つの区切りはついた。





next→三匹の筋肉

えぇ…(困惑)

やっぱり筋肉って凄い。改めてそう思った。

ステイヌ…奴はいいやつだったよ…

全治不明ワロタ

イマジンブレイカー(智謀投棄)、戦術、戦略そんなもの無用ただ筋力によって薙ぎ払う!








アウレオルス「――ああ、私は愚かだ」



アウレオルス「足りなかった――力が足りなかった」


アウレオルス、ローマを裏切った男は、数多の魔術師の死体を前に、涙する。



アウレオルス「彼女が救われた・・・・・・それはいい。だが、私でないことが悔やまれる」











アウレオルス「私に筋肉が無いことが悔やまれる」





学園都市に、闇が蠢く。

STRONG極振りは正しい

???「新たな入院を望むか?」




イギリス正教


ローラ「・・・・・・イギリス正教メンバーが誰も日本に行きたがらない件について」


ローラは目の前の男――身長250糎の巨体――に愚痴を言う。


「そりゃ、上条当麻がみんな恐ろしいだろうさ。――魔女狩りの王を三体同時召喚するほどステイルが怯え、更にそのステイルの頭がスイカのように爆散し、更に全治820箇所の粉砕骨折だ。蛭子イギリス人扱いされてる――あれで魔術の世界も学園都市を恐れただろうさ」


そういいながら、男は暇潰しに銀食器を銀の玉にする。

ローラ「妾からすると、お前も恐ろしい――土御門」


土御門「はは、誉められたら照れるにゃー」


この男の名は土御門元春。

学園都市筋肉序列三位(学園都市筋肉愛好会調べ)にして二重スパイだ。


ローラ「とりあえず、学園都市にアウレオルスが潜伏してます。ステイルの代わりにあの肉塊とアウレオルスを倒しなさい」


土御門「了解だにゃー」




土御門(教えた変な日本語使わずに英語で話すとは、面白くないにゃー)




土御門元春は空を見る



土御門「アウレオルス――」


一瞬考え、彼は呟く。


土御門「あいつも誘うか」


こうして、土御門元春は学園都市に戻る。

仲良しかな?

青ピの筋肉序列が気になる




ある平日


インデックス「覇っ!」


インデックスは今日も何時もの型練習をしていた。

それは中国武術の型練習だった。


上条「おー、インデックスも朝が早いな」

インデックス「当麻ほどじゃないかも」

今は朝の5時。

上条当麻は朝の正拳突き(窓の無いビルにたいして)10000発を終えた。


一時間かかった。


上条「そういえば、ステイルは?」

インデックス「最近は当麻へのトラウマで脱糞を続けているみたいだよ・・・・・・かおりがステイルのおしめを買い出しに行ってるんだよ」

上条「そうか・・・・・・本当に悪いことしたな」

現在上条当麻とインデックスは同棲している。

こうやって家の内外で必ず会話を欠かさない。

上条「今から朝を食うけど一緒に食うか?」

インデックス「うん!」


二人は並んで家に帰ろうとすると――






御坂「上条当麻――願わくば尋常に、勝負願いたい」


体から電気を放っている中学生が出た。


その手には日本刀。


上条「出たな、ビリビリ中学生!」

上条当麻は全身の筋肉に力が入る。


インデックス(この子、達人かも)


インデックスはすっと前に出る。

御坂「何よ、そこの修道女。私は今からそこの上条当麻の頸をとるのよ!」

上条「あー、このビリビリ中学生は俺がなんとかするから」


御坂美琴――超電磁刀(レールガン)――学園都市レベル5第三位。


正確無比な抜刀術で数多の犯罪者を唐竹割してきた猛者だ。


インデックスは彼女から猛者の香りを感じた。


インデックス「覇っ!」


インデックスは震脚をする




上条「!」(完璧な、自らを一点に凝縮したような震脚!よく練られた功夫)

御坂「!」(できる!)


インデックス「これでも、足りないかな?」




一触即発――そんなとき。



「可愛い女の子が戦っちゃあかんでぇ!」


天より肉塊が落ちてくる。

御坂「!」

インデックス「!」


それは、巨人だった。

身長は240糎。

背筋が、美しい――半裸の青い髪


上条「青ピ、おはよう」

青ピ「おはようやで、上やん!」



それを見て、御坂美琴は戦慄する。


御坂(あれは――存在が秘匿されている学園都市第六位、筋肉操作計能力者『筋肉超人』――にして、学園都市筋肉愛好会調べの学園都市筋肉序列二位、青髪ピアス!)



御坂(朝から筋肉序列二位と四位を見れるなんて――)


御坂美琴は喜びのあまり倒れた。

青ピ「かみやん、なんか倒れたぜ」

上条「ほっとこう」


こうして朝は過ぎる。

ステイルのあまりの扱いに笑……涙がこみ上げてくる。

上条さんあれで4位なのか…

かみやん四位なの?

一位は勿論シャケ弁大好きなあの娘

筋肉第一位で反射の必要ないセロリ

もう筋肉都市に改名してしまえ

1位は小萌先生やろ

バランスのいい浜面は順位もバランスがいいのだろうか

バランスがいい浜面は天内流柔術に初見殺しされそうだ

マッスルタウン



ファミレス


上条「すいません、モモ肉のステーキ15人前!」

青ピ「すいません、ボクこの第七位プレゼンツ、ササミ3キロのプロテインかけ削板風で」


インデックス「私はこのレックスステーキ研究員風15人前ほしいかも」


店員「ち、超わかりました」


店員はとことこ去っていく。


上条「ちっちゃいな、あの店員肉食ってるのか?」

青ピ「かみやん、歩くあのこの体見てみ? ぶれてへんで。きっとインナーマッスルがぎっちりとつまってるんや」

インデックス「たしかに、体ががっちりしてるというよりも安定してるんだよ。当麻や青ピのように見せ筋を極めた結果の強さじゃなくて、純粋に必要な筋肉を鍛えた――朝にあった短髪みたいなんだよ」

上条「成る程、そういった筋肉もあるのか」











店員「――っ」ゾクッ


店員「超変なこと言われてる気がします」



青ピ「へー、インデックスちゃんは中国武術なんやー」

インデックス「型はきっちり覚えたかも!」

青ピ「どこで修行しとったん?」

インデックス「DVDみたら覚えたかも」

上条「こいつ完全記憶能力持ちだから型を覚えるのははやいんだ」

青ピ「えー、えーなー。ボクとか武術の型覚えられへんから筋肉つけたんに」

上条「上条さんもおバカさんだから筋肉に・・・」

インデックス「二人はもう少し自分の体型を鑑みるほうがいいかも」



上条当麻、インデックス、青ピ

三人が話しているときだった。




ピロリーン


上条当麻と青ピの携帯にメールが来た

上条「メールか」

青ピ「メールやね」


その携帯を見た瞬間――





ピシッ





ファミレスの壁にヒビが入った。


インデックス「ど、どうしたのかな?」

インデックスは不安そうに聞く。

上条「」ダイキョウキンピクリ

青ピ「」ジョウワンニトウキンピクリ

二人はマッスルコンタクトをとる。

上条「何でもない」

青ピ「大丈夫やでー、ちょっと補習がはいっただけや」


インデックス「なら大丈夫なんだよ」


インデックスはにこやかに笑う。










上条当麻と青ピに来たメールには、こう書いてあった。




「血肉湧き踊る喧嘩しようぜ」


送り主は土御門元春だった。

何もかもが頭おかしい



マッスルコンタクトってなんだよ

なんら問題ないな、筋肉なら仕方ない







同時刻、三沢ジム


三沢ジムとは外の世界では有名なジムだ。

数多のエリートプロレスラーやボディービルダー、その他エリートマッスルを作ることに長けたジムだ。


三沢ジムは学園都市の超能力と、スーパープロテインを狙って三沢ジム学園都市支部を作った――はずだった。

三沢ジム学園都市支部は科学信仰を深め、「超能力と筋肉」を深く崇める集団になってしまった。


外の三沢ジムは筋肉を筋肉として扱い、育て上げるジムだった。

しかし、学園都市支部は筋肉を神として扱い崇める異端の筋肉主義となってしまった。


それは、一人のアウレオルスという魔術師と――



『吸血鬼殺し』




一人の原石が関わっていた。





三沢ジム最上階。

アウレオルスは一人の少女と向かい合っていた。


アウレオルス「吸血殺し、気分はどうだ?」


姫神「最悪。監禁は嫌に。決まってる」


姫神――原石の一人にして、吸血殺し。


身長190糎、体重110瓩の体型でありながら、少女らしい見た目だ。

即ち、筋密度が高い。


彼女の原石としての力、吸血殺しは吸血鬼を呼び寄せ――血を吸おうとした吸血鬼を殴り殺す能力だ。


吸血鬼は少女がその腕から放つ豪腕に頭を潰されることをわかりながら、血を吸おうとする。

彼女の存在が明らかになったのは、とある事件によってだ。


彼女の村に、1000体の吸血鬼が押し寄せた。

姫神は、その1000体の吸血鬼を全て殴り殺した。

このままでは村に迷惑をかけてしまう。

吸血鬼の返り血を拭った彼女は、誘蛾灯に誘き寄せられる虫のように三沢ジムに捕らえられた。


アウレオルス「お姫様は何をお望みかな?」

アウレオルスは自らの求める筋肉を持つ姫神に問いかける。

姫神は、答えた。




姫神「殴り殺しがいがある吸血鬼」



アウレオルスは、苦笑いをする。

学園都市には筋肉しかいないのか

吸血鬼が吸おうとする瞬間に、パンチに即死効果が付与されて殴り殺せるのだろうか…?

空気じゃない姫神だ…!(歓喜)

今まで見たSSの中で一番強烈な姫神かもしれん(恐怖)

>>143



姫神「純粋な筋力は。吸血鬼さえ殺す」

身長190糎、体重110瓩で筋密度が高くて少女らしい見た目…………少女?



上条「じゃあインデックス、しばらくステイルと神裂の所にいっといてやれ」

インデックス「了解なんだよ、かおりは当麻と二回会ったことでアナフェラキシーショック(マッスル)を起こして、ステイルは全身粉砕骨折で海月みたいに培養液につかっているんだよ」


上条「インデックス、何を説明口調なんだ?」

インデックス「気にしないほうがいいかも、それじゃああた夜なんだよ」

上条「おう」

インデックスは小走りで去っていく。

青ピ「――で、かみやん」

青ピが口を開く。

上条「ああ、土御門が呼んでいる」

青ピ「そうだな」


上条と青ピは土御門の筋肉の気配がする場に走っていく。


筋肉過敏症



とある高校近くのビルの上


土御門「ん?かみやんと青ピの筋肉の気配?」

土御門がそう言ったとき――

上条「はぁっ!」

青ピ「むぅん!」


上条と青ピが屋上まで飛び上がった――否、正確に言うと隣のビルとの間を反復横跳びの原理で来た


土御門「よう」

上条「いったいなんなんだ?」

青ピ「つっちーはやく説明してや」


土御門「ああ」


土御門「」ムキッ

上条「」ムチッ

青ピ「」パン

土御門「」ピクピク

上条「」クンッ

青ピ「」ムチッ

土御門「」ダイキョウキンビクリ

上条「」フッキンピクン

青ピ「」ジョウワンニトウキンピクリ










上条「土御門・・・お前魔術師だったのか・・・更に青ピが学園都市第六位だなんて・・・」

土御門「黙っててごめんだにゃー」

青ピ「黙っててすまんなー」

青ピ「やー、にしても・・・フラスコに浸かってるムキムキから口止めされてたんやけど、つっちー気がついとったんか」

土御門「そのムキムキにプロテインつかいっぱしりさせられてるの俺だにゃー」

青ピ「マジで?あいつの培養液の中のプロテイン全部つっちーが買ったん?」

土御門「時給がいいにゃー」50000エン

青ピ「まじかー、ボクもやろう」

上条「でー、土御門。本題の三沢ジムどうするんだ?アウレオルスは強力な魔術師なんだろう?」

土御門「三人の筋力でごり押ししたら行けるでしょう」

上条「だな」

青ピ「そうやな」



そういうことになった

筋肉は偉大だな





姫神「筋肉か。来る」


姫神は遥か遠くから来る三人の筋肉を察知する。


アウレオルス「これは・・・」


アウレオルスは彼の敵対者――即ち自分が得る事ができなかった筋肉――上条当麻が来ることを察知した。


アウレオルス「来るか、幻想殺し」


アウレオルスは先頭準備を始める。





閑話休題


病院

インデックス「フンッ!」


神裂「ヒィッ!インデックスが筋トレをぉぉぉっ!」


ステイル「」プカー







三沢ジムの中は地獄だった


上条「ぬうぅぅぅん!」

モブ「筋肉ばんざーい!」ボキッ


土御門「ほらほら此が土御門流魔術だにゃー」

モブ「プロテイーン」グチャ


青ピ「つっちーが魔法使ってるのは魔法使ったときのダメージを筋肉で無効化してるからやでー」メタァ

モブ「まだバーベル自己ベスト更新してないのにぃ!」バキッ


三人の筋肉だるまがモブを蹂躙する。


正しく、圧巻。

☆さんもムキムキなのかwwwwwwwwwwwwwwww

魔術使用のリスク受けない土御門クソつよそう
筋肉だし

魔術(筋力増加)




姫神「うん――行ってくる」

アウレオルス「どこにだ?」


迎撃準備を進めるアウレオルスに、姫神は吸収の早い蛋白質をひとのみして言った。






姫神「下にたぎってる男たちがいるなら。原石。吸血殺しとして出なくちゃいけない」



アウレオルス(えーっ・・・・・・)


アウレオルス「って、まてまてまて」


アウレオルスが慌てても、もう遅い。

原石、姫神は好敵手を求めて去っていた。


アウレオルス「責めて黄金錬成で目的だけは果たさなくては」ショボーン


ローマを裏切った男は、一人肩を落とす。




青ピ「――っ!」


アウレオルスに向かう三人の筋肉だるまの中で、それに気がついたのは青ピだった。


青ピ「かみやん、つっちー、先に行きー。何かが来るわ」


上条「敵か?」

青ピ「わからん。やけど濃密な筋肉を纏ってるわ」

上条「わかった」

土御門「じゃああとはまかせるにゃー」


それは筋肉の信頼であった。

青ピ、彼はすっと力を抜いて棒立ちする。






青ピ「まずは、70%ってところやな」



学園都市第六位、青ピ。

彼は学園都市の筋肉操作系能力者の頂点にたっている。


彼の通常時の筋肉は学園都市第七位にして最強の原石、削板軍覇の筋肉には及ばない。

だが、それはあくまでも50%の力。


青ピ「ふん!」パチィッ


筋肉の膨張で待機が揺れる。


さて、これで少しはお姫様をエスコートできる――青ピはそう思った。


青ピ「でてきぃや、吸血鬼を問答無用で殴り殺す怪力――手合わせ願いたいんや」


その一言で――空気が張り詰めた。





吸血殺し――名前だけ聞くと、吸血鬼を問答無用で殺す力だと思うかもしれないが、それは違う。

吸血殺しは、吸血鬼を誘引する力と――吸血鬼を殴り殺すレベルまで筋力の成長を促す、その二つの能力の複合だった。


吸血殺しに殴られると、吸血鬼は破砕される。

吸血殺し――即ち、姫神はそのあと吸血鬼を何度も殴る。

そして、いつしか吸血鬼はミンチ肉となり、未来永劫復活しない。

超常の力ではない。

一少女が自らを害する物を殴り殺すまで鍛えた結晶――それが吸血殺し。

それ故、一見細身な姫神の体には吸血鬼を殴り殺す力がある。








姫神「ふん」



軽い裏拳で、三沢ジムの壁を粉砕するほどの力が――


青ピ「はぁー、細身できれいやけど、肉が凝縮されてるわ。こりゃ細マッチョのカッキーみたいな筋肉やな。はっちーよりもついとるわー。一回はっちーは筋トレさせんとなぁ、レベル5最弱やもん」


そんなことを言いながら、青ピは肩を回す。


姫神「変わった。人。私の力を。筋力を知って。何で笑顔なの?」

姫神は構える。

吸血鬼のミンチ肉を作り上げる、磨きあげられた筋肉だ。

青ピは笑う。


青ピ「お姫様から誘われたんや、おどらな男として名が廃るやろ?」


姫神「面白い人」


こうして、強者は向かい合う。








姫神「ぬん」



青ピ「ぐっ!」


姫神の一撃――それはただの正拳突き。

最短――にして最速のその一撃は――


青ピ「ぐぅうっ!」

青ピを向かいのビルに叩きつけた。

青ピ「はぁ・・・ありえへん・・・あの細身で爆弾並みの一撃やんけ」

青ピ「あかんわー、本気出さんとあかんわー」

青ピはどうやってなるべく姫神を傷つけずに勝つかを考える。


青ピ「よっと」


まずは三沢ジムに戻ることが先決。


青ピはそう考えて三沢ジムに飛び戻った。




姫神「」ゾワワッ

姫神の体は歓喜に震えていた。


今まで彼女が相手してきたのは吸血鬼。

高々五回ほどでハンバーグのたねみたいになる脆弱な不死者だった。

今、青ピを殴った彼女は感動した。

此が猛者か。

此が真の筋肉か。

姫神「あは」


笑みが溢れる




姫神「あはははははは」



吸血殺しは、生まれて始めて満足した。





姫神「くる――くる!」

姫神が目を見開く。

壁を砕き、青ピが迫る。

姫神「ぐっ!」

姫神は吹き飛ばされる。

青ピ「いいバランスや――見事やね」

青ピは埃をとばす。

青ピ「きいよ、打ち砕いてやる」

青ピは不敵に笑った。

互いに拳を握る。




青ピ「いくぞぉっ!」


姫神「らぁっ!」


武人がぶつかる。





後に、三沢ジムのモブは語る。



モブ「青ピ様と姫神様の戦いですか?」

モブ「忘れる事などできませんよ」








モブ「あれは私程度の人間が足を踏み入れていい領域ではありません」


モブ「僅か数秒で数百もの攻撃が交差」



モブ「青ピ様は――100%中の100%――筋肉操作系の頂点としての本気をおだしになりました」


モブ「それは、筋肉の天使でした」

モブ「肩甲骨周囲の筋肉が盛り上がり、まるで天使の如く」

モブ「筋肉が肥大する圧力でその場のモブが総て恐怖のあまり糞尿を垂れ流しました」

モブ「そして――」











モブ「姫神様の骨は総て砕け散りました」


モブ「その衝撃で――青ピ様もまた骨が腕から出てました」


モブ「私は残された力で、カエル顔の医者を呼びました」

モブ「あれが真なる筋肉でした」


つまり私のせいか


すまない、明日はちょっと大学の卒験があるんで!

うわ、盛大な誤爆申し訳ありませんでした。

>>168


おきになさらず

筋肉は心まで豊かにする

マッスルセラピー

>>168 卒検は正拳突き1000回だぞ

大(筋肉)学
間違ってはいないな!




三沢ジム、青ピと姫神がぶつかった場所――



からはなれた、上条と土御門の歩く場所


上条「アウレオルスは――」

土御門「この真上だ」


上条「じゃあ、砕くか」

土御門「だな」





アウレオルス「よし、あとはここに」











上条「アラッシャイ!」

土御門「うらぁっ!」



アウレオルス「」



アウレオルス「え?」



上条「来たぞ魔術師!」

土御門「さぁ、歯を食いしばれ!」


アウレオルス「地面から来るとか正気かよ」

この上条さんでサローニャ=A=イリヴィカを殴ってほしい

sage忘れた

>アウレオルス「地面から来るとか正気かよ」
もはや唯の杉田

>>176 ロシア勢はみんなシステマやサンボやコサック武術の達人っていう設定になりそうだけどね

今更だが天使の羽上条さんの脳みそ破壊出来たのか……あれか?頭皮と頭蓋骨には筋肉が付けれなかったのか?

アウレオルスは筋肉に憧れてるからステイルや神裂のような酷い末路は待っていないと信じたい。




アウレオルス「――って、そういう場合ではないな――」


アウレオルス「あ「おらぁっ!」


アウレオルス「ぐぶぁっ」

アウレオルスが黄金錬成を発動する前に、上条当麻の拳が迫る。


上条「らぁっ!」

アウレオルス「げぶぅ!」


土御門「とりあえずかみやんの嵌めにあわせて適当な魔術放っとくか」



土御門は折り鶴や魔力を放ち、アウレオルスにぶつける。


アウレオルス「ちょっ、まグブワァっ!」

上条「歯を食いしばれよ――魔術師ぃ!」

上条当麻の拳が刺さる。

アウレオルス「げばぁっ」

アウレオルスはそのまま壁に叩きつけられ、血を吐いた



上条「よし」


理不尽な暴力、上条当麻はスッキリとした顔になる。

あとはアウレオルスの戦意を断つだけ。

そう思っていた。










アウレオルス「黄金筋錬成――」




突如、アウレオルスの纏う空気が変わる。

汗臭くなるんですね





アウレオルス「うぐっ」



皮膚が裂ける。

それは急激な筋肉の膨張によるものだ。

アウレオルス、彼は薄々悟っていた。

上条当麻の筋肉に勝つためには――魔術など捨て去り筋肉で戦わなければいけないと。






アウレオルス「黄金筋肉、此が奥の手だ」


アウレオルス、体が膨張し全裸だった。


土御門「かなりの筋量、黄金錬成の本領発揮か」

上条「なるほど、結局――お前も拳で語りたいって事か」


アウレオルス「ああ――見せてやろう。此が理想の筋肉だ!」


アウレオルスは走り出した。








バキキッ














ここで、一つ大事なことを教えよう


もし、骨が常人で、異常な筋肉をつけたらどうなるか。


そもそも、骨が常人並みなら途中で筋成長も終わる。


だが、もし何らかの方法で異常な筋肉を常人の骨のままつけたら――











骨は、筋肉に負けて折れる










アウレオルス「ギャァァァァァッ!」



上条「!?」


土御門「!?」



アウレオルス=イザード


全身が筋肉の力についていけず粉砕骨折!

だからあれほど用量用法を守って正しく筋肉しろと何度も…

力込めたらその部位の骨が筋肉の収縮に負けてへし折れるのか
なんという生き地獄…

筋肉するとかいうパワーワード






カエル顔の医者「こ れ は ひ ど い」


結局、アウレオルスのあまりにもひっどい自滅は、カエル顔の医者がなんとかした。




楽して筋肉は手に入らないということか





学園都市の病院


上条「おう、元気か」

アウレオルス「ああ、だいぶ良くなった」

アウレオルス、彼は今学園都市の病院に入院している。


このまま入院しながら、骨を頑丈にする治療をするようだ。


上条「聞いたよ・・・お前も、インデックスを救おうとしたんだな」

アウレオルス「ああ――その結果、安易に筋肉してしまったのが私の敗因だ」

上条「はは、俺だって必死に鍛えたからこうなった。それは学園都市の皆の筋肉も同じなんだ」

アウレオルス「そうか――私は、結局誰よりも筋肉を信じられなかったんだな」

上条「ああ――だけど、やり直しできるじゃねぇか」

アウレオルス「やり直し、か」

上条「そうだ。お前の筋肉も、それを望んでる筈だ」


アウレオルス「はは、それなら――いつか私が筋肉と向き合い終えたら――」








アウレオルス「私と筋友になってくれ」



上条「バカ言うなよ、アウレオルス。俺たちもう筋友だろう?」


アウレオルス「はは、そうか――」



こうして、一つの友情が生まれた。

珍しく原作よりも良い展開になったな
ステイルと大違いだ






一方――




青ピ「へー、姫神ちゃん木原印のプロテインなんや」

姫神「木原印のプロテイン。あれが女性にはいい。美肌成分たっぷりだし」

青ピ「僕はアレイスタープロテイン社が出してるエイワスマッスルやね。あれは味よし質よしや」

姫神「でもカロリーとプロテイン含有量が高すぎるから女性向けじゃない」

青ピ「あー、せやなー」


土御門「よっ、青ピ。随分吸血殺しと仲良くなったんだにゃー」

青ピ「あ、つっちー」




青ピ「僕たち」

姫神「私たち」




青ピ&姫神「付き合うことになりました」




土御門「」




土御門「オウ」


青ピ「いやー、姫神ちゃんとは筋肉の話が捗る捗る」

姫神「こんなに話して筋肉が喜ぶ人。初めて」


土御門「そ、そっかー」



一つの愛が産まれた。


因みに姫神の吸血殺しは土御門が持ってきた「能力を封じるサポーター」でなんとかなりました。

筋肉じゃないのか







そして――











インデックス「す、ステイル・・・どうしたのかな?」


インデックスはステイルの変貌に驚く。



ステイル「全く、僕も学園都市の技術には驚いてるよ」










ステイル「まさか粉砕骨折があまりにも酷すぎるから骨の表面を薄い生体膜でコーティングし、更に人工的に培養した筋肉を移植することで骨が完全に回復するまで固定するなんて」



ステイルは細マッチョ(上条基準)になっていた。

一般的な骨でもぎりぎり耐えうる筋肉を、カエル顔の医者によって移植されたのだ。


ステイル「悔しいけど、筋肉に救われたね。まぁ、この筋肉が馴染むまで暫くは入院だけど」


インデックス「そ、そのせいでかおりが口からどどめ色の泡ふいてるかもー」



神裂「」ブクブク







こうして、一人の筋肉にとりつかれた魔術師の物語は終わった。







next

神浄討魔――筋肉創世――

ステイルがまさかまさかの復活、でも神裂は相変わらず……。

原作のアルスマグナはこの上条さんとは相性最悪だからな
少しでも考えると現実になるから勝てるという希望を幻想の如く[ピーーー]筋肉に負けると思ったら負ける魔法が通じるはずがない

下げ忘れました
ごめんなさい

>>201



筋肉はその過ちの全てを許してくれます

このスレ見てたら筋肉があれば何でも出来る気がする



オマケ


没案



注意



此れから、1が汗拭きタオル置き場にポイした没案を5つオマケにします


場面と没にした理由を書きます

ではでは、お楽しみ



没1


ステイル「魔女狩りの王!」

上条「お前に何がわかる!」


ステイル「」パーン



インデックスを傷つけようとした赤髪の男に、上条当麻の拳が刺さる。


赤髪の男――ステイル・マグヌスの頭は、この日真っ赤な飛沫となった




没理由

さすがにステイルかわいそう



没2


神裂「このどパーン




神裂火織の上半身は、消し飛んだ。

上条当麻――学園都市の筋肉の一撃に、爆散した




没理由

流石にやり過ぎ



没3




小萌「ひれ伏せ三馬鹿」


上条「」

土御門「」

青ピ「」



上条、土御門、青ピは戦慄する。

月詠小萌――身長240糎、体重180瓩の彼女に、彼等は勝てない。




没理由

もう全部小萌でいいんじゃないかな?



没4


上条「――っ!」

インデックス「おなかが空いたからプロテインほしいんだよ」


上条当麻――学園都市の一般学生である彼は恐怖する。

目の前にいるのはシスター。

身長250糎、体重は――わからないほどつまった筋肉。


筋肉シスターだ



没理由

ヒロイン(筋肉)を書く勇気はなかった




没5


インデックス「竜王の殺筋!」


上条「ぐっ!」



魔力で巨大な筋肉となったインデックスの腕が上条当麻を叩き潰す。



没理由

筋肉が全てを覚えていた、をやりたかった



というわけで、次の投稿からの本編をお楽しみに

乙!

筋肉系ラノベってあったっけ?
これ読んでると流行りそうな気がする

筋肉の神マッスル

大天使はともかく闇咲さんやエツァリが星になりそうなんだが…







幼い頃、オレは変な奴に拾われた。

まぁ、わりとそいつはオレを可愛がってはくれた。



ただ――あいつが隙あらば飲ませてくるプロテインが嫌だった。


プロテインなんて、そうそう楽には飲めねぇ

アブ!アブ!





学園都市路地裏



「見事、と御坂は称賛します」


「カカッ! わりィなァ、素手で殺すと楽に殺せねェ」

「ええ――だからこうします」


少女は、勝者に首を捧げるように自害する。


それを見る勝者――身長は170くらいであろうか。

細い筋肉だった。

学園都市主流の筋肉が、我が儘に筋肉を膨張させた、言ってしまえば自己主張をするお姫様であるのとは対称的。

絞りに絞り、磨きあげた、丸で苦行者のような筋肉だ。

筋肉の型としては、姫神に近い筋肉だ。



木原「素手で頑張ってるじゃねぇか、一方通行」


一方通行「木原くン、当たり前だろう?」











一方通行「オレは、あんたの夢を継ぐ――レベル6を目指す男だァ」



男の名は一方通行。


学園都市第一位である。

>>153
超亀だけど閑話休題の使い方間違ってるぞ

どうでもいいけど閑話休題をあだしごとはさておきつって読ませた人って誰だっけ

夢を継ぐとかめっさ仲良しやんけ

魔神=筋肉を極めすぎて神域に達した元人間みたいな扱いになりそう
拳一つで世界を終わらすオティヌスとか

筋骨隆々、裸マントにそれはそれは大きなオティヌティヌを鞘袋におさめたオティヌスか

>>217


すいません、私のミスでした



一方通行「にしてもォ、初めは頭が狂ったと思ったぜェ。この絶対能力進化計画はよォ――」






一方通行「能力を使わずに鍛えぬかれた第三位のクローン20000体ぶっ殺すってなァ」



木原「学園都市が誇るコンピューターがそう判断したんだ。これでてめえはレベル6になる」


一方通行「かかかっ!どっからどォ考えても筋肉しかついてねェぞ木原くンよォ」


木原「これを見ろ、一方通行」

一方通行「あァン?」

木原数多は、一方通行に研究論文を渡す。

>>一方通行「かかかっ!どっからどォ考えても筋肉しかついてねェぞ木原くンよォ」

ごもっともすぎる

>>213
闇咲「知っているかね? 筋肉だけでは古武術に勝てない事を」

エツァリ「こう見えて、自分は本国でルチャ・リブレの選手をやっていましてね。あとロス・セタスとサパティスタ民族解放軍で殺人訓練を受けました」

>>1じゃないのにネタ潰しとか寒いな

SS速報名物なんすよこれ

汚物の間違いだろ

すまん間違えたな

筋肉は素晴らしいな






一方通行「筋肉思考による演算強化理論だァ?」


一方通行「なンだァ?」

一方通行「フンフン――筋肉が密に絡み合ってェ?」


一方通行「思考能力強化だァ?」



一方通行「はァっ? 筋肉が全てを覚えるゥ?」


一方通行「記憶中枢が破壊されても記憶が維持たァ?」











一方通行「木ィ原くゥゥゥゥン? これはどこのファンタジーのお話ですかァ?」


木原「学園都市の話だ」

一方通行「」

木原「ついでに言うとこれは間違いなく事実だ」

一方通行「」

木原「だからお前も筋肉つけやがれ」

一方通行「」

木原「今日9000号ぶっ殺したから明日から筋肉増量された御坂クローン達だ」


一方通行「」


木原「つーわけで、俺は今から今日のレポートをまとめる。鍋にお味噌汁あるから温めて食っとけ」


一方通行「」













一方通行「すげェなァ、人体」

人類は進んでるなぁ(震え声)

アットホーム

優しい世界ですなぁ。





その頃――とある研究所





天井「や、やめてくれ!し、死にたくない!」





そう言った研究者、天井はそのまま頭を片手で握り潰される。












御坂10032号「脆い、此が人間か、と御坂は嘲笑います」



身長225糎、木原数多が上条当麻のデータを参考に調節した御坂10100代シリーズ。


その最高傑作、御坂10032号――2の階乗をその身に刻むクローンが、研究者を素手で屠殺して研究所を脱走した。

一方通行さんが最も常識人か……

10100代なのにそれより若い数字なのは原作にもあるの?

めちゃ細かいけど妹達は御坂じゃなくてミサカじゃね?

きっと御坂にして居る理由があるに違いない

二次創作できれいな木原はたまにいるけど、きれいな天井で滅多に見ないよね

>>238



やべぇ、1がミスってました

10000代ですね


プロテインに土下座してきます




御坂10032→御坂妹


御坂妹「さて、とりあえず脱走しましたし――」









御坂妹「一方通行を倒すために鍛えないといけない、とミサカは覚悟します」



御坂妹「天井は甘い、とミサカは嘲笑います」


御坂妹「筋肉とは戦いの中での妙により鍛えられる矛」

御坂妹「ぬくぬくと暮らしてバーベル相手に遊んでいるだけで鍛えられる筋肉など所詮は紛い物、とミサカは断言します」



御坂妹「というわけで、レッツ武者修行とミサカはテンションあげまくりです」











木原「ひくわー、天井のあほ調整ミスっただろう・・・・・・」

木原「まぁいい。ここで泳がせて強くなれば、一方通行の糧にはなるか」

木原「精々頑張れよ」





同時刻




黒子「むらぁっ!」


御坂「黒子ー、お風呂あがったわよー・・・・・・って、またバーベル?」


黒子「あ、お姉様!おあがりになりましたか。私はあともう少し腕を苛め抜いてからお風呂に入りますわ」


御坂「あ、そう」


御坂美琴はこの後輩の体を見る。

風紀委員たるもの万民を守れなくてはならない。

そんなことをいいはじめて白井黒子は筋肉を鍛え始めた。


今では、かなりごつくなった。

それに応じるかの如く、運べる重量も上がった。


黒子「そういえばぬはっ!お姉様んぐぅ!」

御坂「どうしたの、黒子?」

筋トレしながら話されるのも日常茶飯事だ。


黒子「学園都市でうぬぅ!お姉様に似たんぐぁ!御方がえふぅ!目撃されてますわあひん!」


そう言い終わると同時に、白井黒子の手からバーベルが落ちてしまい――


黒子「ぐえっ」


彼女の締まった筋肉がそれをはじいた。

別の意味でおっぱい無いんだろうな黒子
…いや、雄っぱい(別名:大胸筋)は充分にあるからいいのか

>>245
お、おっぱいって硬いうちはまだ成長するって言うし……




御坂「私のそっくりさんかぁ」




御坂「ちょっと調べてみるかな」



御坂美琴――学園都市第三位はほんの少しの好奇心で、学園都市の闇に首を突っ込むこととなる。




一方通行「はァ」


実験を終えた一方通行は、自宅に帰る。

現在彼は木原数多と二人暮らしだ。


一方通行「腕がいてェ」


一方通行はそういいながら、反射能力を切って湿布をはる。


一方通行「強くなったなァ」


ソファーに座りながら、彼はそう言った。


初め、彼は御坂クローンを殺すのに半日かかった。

マウントポジションで、何万回も御坂クローンを殴って、ようやく殺した。


何回も、何回も、拳が痛くなるまで殴った。


一方通行「強くなったなァ、うン」



湿布が心地よい、と思いながら彼は眠りに落ちる。

この世界線での御坂はどんな理由でDNAマップ提供したんかな?

高級なプロテイン1年分と引き換えとか(震え声

やっぱり筋肉はすごい

君の素敵な筋肉を貧弱な人の役に立てたくないかい?であっさり了承でしょ

アニメでも何かの病気で歩行が困難だった人を見て渡してたから、そうだと思うw

あの患者も『筋』ジストロフィーだったしな





その頃――



垣根「強いな、純粋な筋力のみならオリジナルを上回ってるぜ」


御坂妹「ミサカの超電磁筋肉が効かないとは、流石未元物質です、とミサカは称賛します」

垣根「はっ、俺の全力食らってピンピンしてるんだ。誇れよ」

御坂妹「ふふ、誉められてミサカはあなたが好きになりました――強敵(とも)よ、また手合わせをしてもいいですか、とミサカは問います」


垣根「ああ、歓迎してやるよ」


御坂妹「感謝します、第二位、とミサカは言います」


そして、御坂妹は去る。
垣根帝督と御坂妹には――武を極めた間に生まれる奇妙な友情があった。











心理定規「いやいやいや、なんなのあの世紀末クローンは・・・」

ついに美坂妹が筋肉に

黒子もその内空間移動ならぬ筋肉移動を習得

レベル5勢の四位と五位は筋肉系か?現段階でもおまえら能力開発しろよって状況だけど

筋肉移動とか視覚では捉えられない速さで走って移動するだけなんじゃ…

>>162で姫神>食蜂でレベル5最弱とか言ってる

反射込みで何万回も殴らないと殺せない御坂とか恐怖でしかないな

あと一人誰か忘れちゃいませんかってんだ!
推定100kg近い[ピザ]を片手で放り投げたり飛行機の格納庫の床まで軽々と飛び降りたりするシャケ弁大好きなあの人だよ

ワイやぞ

むぎのん!むぎのん!





同時刻。


路地裏、アイテム秘密基地――




麦野「――新たな猛者が出たわね」

絹旗「行きなり何滝壺みたいな超電波を受信してるんですか?」

フレンダ「取り敢えず我の糧となればよい」

滝壺「なんかむぎのにキャラ立ちとられそう。そしてフレンダキャラ変わったよねー」

絹旗「確かに超変わりましたね。やっぱりステロイド分泌してるんですかね?」


そういいながら絹旗は、身長が200糎まで伸びた金髪マッチョを見る。

フレンダ「我は弱い。ならば筋肉だけでも・・・・・・」

麦野「大分いい筋肉になってきたじゃない。私を越えるのも近いんじゃない?」

フレンダ「否、貧弱な我を教導したのは貴女だ、麦野」

麦野「照れるわね」

フレンダ「それで、新たなる強敵が何奴か調べるのか?」

麦野「調べようかとは思ってるわ」

フレンダ「了解」


アイテムの何でもない会話であった











滝壺(このままだとアイテム唯一の貧弱キャラクターかくてい?)

フwwwレwwwンwwwダwww

この世界設定で言うのも何だけど、(筋肉の)巨大化は負けフラグだな…フレンダだし

フレ/ンダしても片方が通常フレンダ一人分のサイズありそう

滝壺さんはそのままでいいんだよ……そのままで……

>>269 確か原作ではドアノブ握り潰すとかしてらしましたよね?

ここまで読んで思ったこと

・・・どれが幻想殺しだ?

筋肉がみさきちの事を覚えていてくれるのであれば、みさきちが救われる世界線が確かにここに存在する

筋肉祭りか

>>272
人体……すごい

>>272
それどころか蜜蟻まで覚えているということだから...


筋肉ってすげえ←結論

ここまで一気読みしたが
筋肉ってすごいんだなぁ

そりゃ筋肉は偉大よ




翌日


御坂(私のそっくり、かぁ。どうも引っ掛かるわね)

白井「お姉さまのアボクリン腺からの匂いハァハァ」

御坂(取り敢えず初春さんに頼もうかなぁ)

白井「お姉さまのアボクリン腺からの匂いで筋トレ10時間は行けますわ」

初春「すいません、遅れましたー。佐天さんはちょっと遅れます」

御坂「あ、そうなの。またプロテイン?」

初春「いいえ、今日は狩りだそうです」

御坂「そう」

白井「お姉さまハァハァ」



そんな会話をしていると――




フワッ




何かの振動で、御坂、初春、白井のスカートが捲れる。

御坂「来たわね」

初春「ですねー」




瞬間!












佐天「白、ゲコタ、黒!」








天より身長200糎の肉塊――否、無能力者であるという悲しみを背負い、偶々であったスーパーマッスル(削板)に弟子入りして、無能力女子最高峰の筋肉を手に入れた佐天涙子である。


佐天「というわけで私の筋トレと狩りの疲れを癒すためにパンツ下さい」

御坂「却下」

筋肉マッチョな変態

能力開発より筋肉開発しかしてない気がする、本当に10年進んだ科学力があるか怪しくなってきた

>上条「This way」ゴゴゴゴゴ

↑これ思い出した

また濃いのが来たか

>>281
筋肉学については100年くらい進んでるぜよ...?

トレーニングだって立派なスポーツ科学だしな

筋肉痛のあれこれとかも解明されてそう

うほっ、いい学園都市

明けましておめでとうございます

近日再開です

マジカル八極拳って赤服の少女とか胡散臭い神父が使ってそうな名前だな

早よ書けや

再開しろや

エタッたな

もったいないな

せめて5年待とうぜ

いや10年待っても来ないと思うよこれは

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