音無小鳥「どうしてPaなんですか?」日高舞「ん?」 (18)

アイドルマスターディアリースターズの日高舞さんとアイドルマスターの音無小鳥さんがしゃべってるだけです。

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小鳥「いやいや、『ん?』じゃなくて」

舞「私は自分ではCuかなーって思ってたんだけどね」

舞「まなみが『舞さんは絶対にPaです! これだけは譲れません!』って珍しく強く出てきたのよ」

小鳥「なるほど」

小鳥「というか、自分の事をCuって……」

舞「これでも一応は正統派アイドルよ。属性分け見たら正統派アイドルはCuぽかったのよ」

舞「ま、でも結果的にPaで良かったわ」

小鳥「ほほう? どうしてですか?」

舞「これでも29なのよ? いい歳したおばさんがキュートです(はぁと)は色々きついでしょう」

小鳥「それは多くの人を敵に回す発言ですよ」

舞「そう?」

小鳥「えぇ。だから撤回してください。あたしのためにも」

舞「小鳥がそこまで言うなら撤回しとくわ」

舞「でも、私がPaなのに変わりはないわよ」

小鳥「年齢差し引いても自分はPaだと?」

舞「もちろん! だって一番楽しそうじゃない? Paって」

小鳥「まぁ……確かに」

舞「なら、私が選ぶのはPaしかありえないでしょ!」

小鳥「舞さんらしい理由ですね」

舞「見た目はCu、頭脳はCo、生き様はPaが私よ!」

小鳥「うわぁ……」

舞「うわぁって何よ、うわぁって」

小鳥「舞さんらしいなーって」

舞「でしょう?」

小鳥「まぁ、確かに舞さんはCuCoPaのどれにも当てはまりそうですからね」

舞「元Sランクアイドルは伊達じゃないわよ!」

小鳥「いっその事、舞さんはALLって名乗っても許されると思いますよ」

舞「わかってないわね、小鳥」

小鳥「はい?」

舞「それやっちゃうと私が強すぎるでしょう?」

舞「せっかく面白そうなアイドルがたくさん居るのに圧勝しちゃつまらないじゃない」

小鳥「圧勝前提なんですね」

舞「これでもまだ負けるつもりは一切無いもの」

小鳥「愛ちゃんも大変だなぁ……」

舞「でも、愛も今回のコラボのお仕事で良い影響を一杯貰ってるみたいよ」

小鳥「愛ちゃんは素直ですから。吸収するのも早いんですよ」

舞「もしかしたらよ」

小鳥「なんです?」

舞「私と言えども、今回は負けたときの事を考えておくべきかもしれないわ」

小鳥「珍しく弱気ですね」

舞「アイドルをやってる愛を間近で見てると、愛のパワーに圧倒されるのよ」

小鳥「愛ちゃんにですか?」

舞「んー……。厳密には愛だけのパワーじゃないのかもしれないけどね」

舞「今回、愛が一緒にお仕事させてもらってる、他のアイドルの娘達から貰ったパワーが愛に集まってる感じ」

小鳥「さすがの舞さんでも元気玉には勝てないんですね」

舞「ま、負けるとは思ってないけどね♪」

小鳥「さすがです」

小鳥「でも、ずいぶんと楽しそうですね。負けるかもしれないのに」

舞「そりゃそうよ。やっと私と同じ土俵で戦えるアイドルが現れてくれたんだもの」

舞「昔と違って今回はすっごく楽しいわよ」

小鳥「それは何よりですね」

舞「ワガママ言った甲斐があったってもんよ♪」

小鳥「じゃあなるべく穏便に済ませてくださいね。色々大変みたいですから」

舞「それは無理」

小鳥「舞さん……」

舞「そんなつまらない事できないわよ」

舞「せっかく楽しいのよ? 言わばお祭りよ?」

舞「騒いだもん勝ちでしょ?」

小鳥「はぁ……舞さんらしいです」

舞「舞ちゃんは死ぬまでずっと舞ちゃんのままよ!」

小鳥「愛ちゃんも大変だろうなぁ……」

舞「今回、私は思う存分楽しむわよ!」

舞「昔楽しめなかった分、今楽しんでおかないと損した分を取り戻せないし」

小鳥「これで他のアイドルの子達が舞さんに怯えちゃってアイドル辞めたらどうします?」

舞「それはないわね」

小鳥「言い切れるだけの理由が?」

舞「うん。だって、みんなとっても楽しそうだもの」

舞「私が出ても、昔みたいに絶望した顔をするアイドルは一人も居ない」

舞「みんな私が相手ってわかってても全力でぶつかってきてくれるわよ」

小鳥「舞さん相手でもひるまないんですか……昔じゃ考えられませんね」

舞「まぁね♪」

舞「それに、今の子達はなんて言うか一人じゃないのよ」

小鳥「一人?」

舞「ほら、私ってソロじゃない?」

小鳥「そうですね。舞さんとユニット組めるアイドルなんてそうそう居ませんし」

小鳥「全員ユニット単位なんですか?」

舞「大体はそうね。中にはソロの子も居るけど」

舞「でも、なんて言うのかしら……。ソロでもソロじゃないのよ」

小鳥「どういう事ですか?」

舞「これはあの事務所の育成方針なんだと思うけど、ソロでも他のアイドルを感じるのよ」

舞「一人しか居ないはずなのに、何故か後ろには他のアイドルも見える。そんな感じ」

小鳥「居ないのに居る、ですか」

舞「えぇ」

舞「これが本当に厄介でね。昔なら一人蹴散らせば終わりだったのに、今は一人を蹴散らせないの」

小鳥「舞さんが衰えたって可能性はないですか?」

舞「ないわね」

小鳥「これまたきっぱりと……」

舞「というか、私が衰えてたらまともに戦えないわよ」

小鳥「そんなに強いんですか?」

舞「もう強敵も強敵。楽しいからじゃんじゃん来なさい!って感じだけど」

小鳥「昔じゃ考えられませんね」

舞「ほんとにね」

舞「で、どうしてこんなに強いのかって考えたらさっきの通りよ」

小鳥「一人でも独りじゃないんですね」

舞「そういうこと」

舞「……あと、これは愛には秘密にしてほしいんだけど」

小鳥「はい?」

舞「愛が本当に強くなってるのよ」

舞「強くなるだろうとは思ってたけど、この成長速度は予想以上ね」

小鳥「ママとしては嬉しい限りですね」

舞「ライバルとしても嬉しい限りよ」

小鳥「これは舞さんが愛ちゃんに負ける日は目と鼻の先ですね」

舞「まだまだ愛には負けないわよ」

舞「……愛一人なら、だけど」

小鳥「絵理ちゃんや涼くんとユニット組まれると厳しいですか?」

舞「厳しくない……とは思うけど、万が一はあり得るわね」

舞「と言うか、絵理ちゃんと涼じゃなくても、他のアイドルの子とユニットで来られても万が一がありそうよ」

小鳥「うふふ……」

舞「何よ、急に笑って」

小鳥「私が生きてるうちに舞さんが負けるところを見られたらいいなぁって思ってたんですけど」

小鳥「案外早く見られそうだなって」

舞「生意気ね」

小鳥「これくらいじゃないと舞さんの友達はやれませんから」

舞「友達なら私の応援してくれてもいいんじゃない?」

小鳥「友達ですけど、元ライバルですから」

小鳥「あたしが出来なかった事を、他のアイドルの子に成し遂げてもらいたいんですよ」

舞「……こうなったら意地でも負けられないわね」

舞「ま、そこで高みの見物でも決め込んでなさい」

舞「私の力、思う存分見せてあげるわ」

小鳥「楽しみにしますね」

End

以上です。

舞さんが……舞さんが出てきてくれました!
まさかこんなに早く出てくるとは思いませんでしたけど、舞さんが出てきてくれました!
立ち絵も新規で、相変わらずお美しい舞さんのお姿を拝見できました!
7年越しですよ、7年越し!
嬉しくて嬉しくて仕方がないです!

昨日の時点では主催者の可能性を考えてなかったので、乱入してくるんだろうと思ったらまさかの主催者でした。主催者は武田さんだと思ってたのに。

今回の876コラボで、より多くのプロデューサーさんが876にも興味を持ってくれる事を切に期待しております。
ゲームはプレミア価格だったんですが、コミカライズもあります。コミカライズはお手頃価格で手に入ると思いますので、興味を持たれた方は是非!

では、お読み頂ければ幸いです。依頼出してきます。

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