繋がれし恋 (8)

東京住まいと兵庫住まいの高校生二人による恋愛ストーリー。
恋は、今繋がれる。

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東京。この東京にある高校3年生が一人暮らしで住んでいる。
彼の名は高原 真(タカハラ シン)といい、成績そこそこ、運動そこそこ、顔はそこそこイケメンな普通の高校生であった。
宮西「高原さー、最近寝不足だろ?」
真「ん…まあね」
岸田「またネット夜遅くまでやってたんだろ?寝不足は体に毒だぜ?気をつけろよ?」
真「はいはい」
真は他校の情報収集のためネットを始める。彼は毎晩他校の情報を手に入れたいがために夜中3時まで起きていた。
ガチャ。真「ただいまー」
真「さて、ネットを開くか…うん?なんか書いてあるぞ」
真はチャットをやっていた。その中にこう書き込みがある。
美希「お初です。暇つぶしでこのチャットに来ました。この部屋が最初に入る部屋です。8時にまた来るんで主さん見てたら来てください。暇で寂しいので。」

真「へ?…んまあ8時に来るか。まだあと3時間あるし、ココアでも買いにいこうかな…しかし…美希…何処かで見た名前の様な…」
真はココアを買う。
真「やっぱ寒い時は砂糖たっぷりのあったかいココアが一番だなあ」
真はチャットを開く。
真「また書き込み?なんだろ」
こう書き込みがある。
美希「真…この名前見たことある気がしたんだけど、気のせいだよね…」

真「…」
真は驚きでもなく呆れ顔でもなく、ただ複雑な気持ちだけが顔に現れていた。
真「夜食作るか、えーと今日は寒いからポトフーでも…」
真はポトフーを作り、テレビを見つつご飯を食べる。
真「アハハ、やっぱIPPONグランプリは面白いなあ」
夜食を食べ終え、真がチャットに入室しようとした時、ある人物がもうチャット部屋におり、こう書き込みがあった。
美希「今日の夜ご飯はポトフー!ヨーロッパの料理の様でヨーロッパの料理じゃない、これ豆知識^_^」

真「…へ?」
真は急いであるソフトを起動。
それは位置情報判断ソフトであった。
真「…ストーカーかもしれない」
こう見えても彼の父は正義のハッカーと呼ばれており、警察の協力も度々あったが、数年前に他界。真がソフトを父から継いだのであるが、真は位置情報判断ソフトしか使っていないのだった。
真「んーと、美希は、兵庫県三田市出身か。…安心した」
真はチャット部屋に入る。
真「こんちゃ」
美希「こんちはー!!!^_^」

真「えっと…ミキさん…ですよね」
美希「そうだよーよろしく!」
真「あ、うん、よろしく」
美希「唐突なんだけど」
真「うん?」
美希「真君に聞きたいことがあるんだ」
真は少し神妙な顔になる。
真「…何だい?」
美希「私達、何処かで出会わなかった?」

真は少し悩みつつこう返信した。
真「…気のせいだと思うよ!」
美希「やっぱそうだよねー。私はもと東京出身なんだけどね、そこに真っていう人がいたからちょっと疑った(°_°)」
真(ん…もと東京?…気のせいだろう)
真「そうか、その真君とはどういう関係だったの?」
美希「なんか…幼馴染だったんだけど、その…真君がどっか中二の時に引っ越して、そこから…」
真(僕の記憶にはその出来事はないな…)

真は少し安心したような顔をした。
真「で、真君はどんな性格だった?」
美希は返信に3分かかって、こう返信した。
美希「私の記憶だと、少し陰湿だけど頭も運動も悪くなくて、優しかった記憶がある」
真「そっか」
美希「いつも一緒に帰ってた…でも何故か引っ越しに関する記憶がないんだよね…」

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