律子「もうそろそろ伊織も知っておくべきかもね…」 (15)

伊織「何をよ?」

律子「765プロの福利厚生についてよ」

伊織「福利厚生?」


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律子「ええ、芸能活動もお金をもらう以上仕事なわけだからね。当然あなたたちにはそれを受ける権利があるわ」

伊織「いや、そこじゃなくて…私、福利厚生については765プロに入った時にちゃんと説明されて…」

律子「その時に説明していなかったものが、実はまだあるのよ…」

伊織「はぁ?あれ以外に何かあるわけ?一般的な企業にあるものは全部あったじゃない」

律子「ええ、あくまで『一般的な企業』にある分はね…でもね、伊織。私たちはアイドルなのよ」

伊織「だからどうしたのよ?」

律子「周りの目を気にしなければいけない以上、一般人と比べて制限されること…それをカバーするためのサービス…とでも言えばいいのかもね」

伊織「確かにそういうことも多いけれど…私は別に不自由してないし…それに結局範囲が広すぎて意味がわからないわよ?」

律子「まあ、百聞は一見にしかずよ。今はちょうど…あずささんね」

伊織「あずさがその福利厚生を受けているの?」

律子「えぇ、こっちにいらっしゃい。仮眠室を覗いて見るのよ」

伊織「仮眠室?そんなところで何を…」ガチャッ

あずさ「あぁぁぁぁぁぁぁ!?」

伊織「!?」

あずさ「ふっ!くっ!?あぁぁぁぁぁぁ!?」ビクンビクン

伊織「な、何よ…これ…」

小鳥「あずささん、今日はお疲れみたいですしここまでにしておきましょうか?」クチュクチュ

伊織「小鳥!?」

あずさ「そ、そんな…そんなの生殺しです…」ゾクンゾクン

小鳥「そうですよね、せっかく競泳水着まで着てきたんですもんね?」

あずさ「だ、だって…これ着たほうが…」

小鳥「着たほうが?」

あずさ「き、気持ちいいから…」

伊織「あずさ…一体どうして…」

律子「何も不思議なことじゃないわ。人間の三大欲求の一つ『性欲』よ」

伊織「性欲…」

わかりました、そうします
すいませんでした

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