【ローゼンメイデン】まかなかったジュン「オナホを作って欲しい?」 (64)


薔薇水晶「……」コクン


ここは、まかなかったジュン(以下ジュン)のアパート。

勉強机にジュン。コタツに雪華綺晶と薔薇水晶が入っている。


雪華綺晶「ジュン様。薔薇水晶の願い、聞き届けて下さいまし」

ジュン(頭が痛くなってきた……)


※アリスゲーム終結後が舞台
※ネタバレ注意


ジュン「まず……君は薔薇水晶って言うの?」

薔薇水晶「……」コクン

ジュン「第八ドール?」

薔薇水晶「……」フルフル

ジュン「ローゼンメイデンじゃない?」

薔薇水晶「……」コクコク

薔薇水晶「……槐(えんじゅ)お父様のドール……」

ジュン「槐お父様?」

雪華綺晶「ばらしーちゃんは、別の世界から来たのです。まかなかったジュン様の世界、まいたジュン様の世界とは別に、

アニメのジュン様の世界がありまして、そこからいらしたのです」

ジュン(アニメとは一体……?)


雪華綺晶によると、槐はローゼンの弟子だそうな。

師匠への敵愾心に燃えた槐は薔薇水晶を作り、アリスゲームに乱入したが、あえなく自爆。

ローザ・ミスティカに取り込まれてしまった。

アリスゲームが終結し、ローゼンが一つになったローザ・ミスティカを分けようとした時……。


ローゼン「ん? なんか余計なのが混じってる。捨てよ」ポイ


余計なのが槐と薔薇水晶だった。それで復活したらしい。


ジュン(呪いの人形が、また一体……)

ジュン「ばらしーは、なんでオナホを作って欲しいの?」

薔薇水晶「……お父様……振り向かせたい……」

雪華綺晶「槐様は人形作りに明け暮れて、ばらしーちゃんの相手をしてくれないそうです。

それでオナホを使って槐様を振り向かせたいと思ってるんですの」

ジュン「? オナホで振り向かせる? よく分からん」

薔薇水晶「……これ……」サッ


薔薇水晶がタブレットを差し出した。


dollho body
http://www.dollho.com/


椅子からずり落ちそうになるジュン。


雪華綺晶「ジュン様が、ソレを粘土で作って、胴体を取り換えて、生命の糸を通せば、まあ、なんということでしょう!

ばらしーちゃんにも、晴れておま〇こができましてよ!」ウットリ

薔薇水晶「……お父様……振り向いてくれるはず……///」

ジュン「女の子がおまん〇とか言っちゃだめだから!」


薔薇水晶「……多分……こうなる……///」ホワンホワンホワン


ここは槐の店。


槐「僕の可愛い薔薇水晶……下着を取り換えるよ……」


下着を脱がせると……。


槐「いつのまにか、こんなところにnのフィールドが……なんて魅惑的なんだろう……」ウットリ

薔薇水晶「……お父様……薔薇水晶のnのフィールドで、お父様のお父様と……アリスゲームを……///」

槐「ああ……気持ち良すぎて……意識が『9秒前の白』に飛ばされそうだ……」ギュッポ、ギュッポ

薔薇水晶「……お父様……お父様……お父様……///」

槐「人形作りはもうやめるよ……薔薇水晶がいればいい……」ギュッポ、ギュッポ

薔薇水晶「……お父様……♥」


HAPPY END


薔薇水晶「……//////」カァアアア

ジュン「んなわけあるかぁ!」


頭を抱えるジュン。


ジュン「槐に頼めばいいだろ! 僕なんかよりも、人形作りがずっと上手なんだし」

薔薇水晶「……お父様……知らない……」

雪華綺晶「槐様は女性経験が無いそうです。つまり、おま……乙女の花園がどのようなものか、知っておられないかと……」

ジュン「」

ジュン「今時、ネットでいくらでも調べられるから!」

薔薇水晶「……お父様……萌えないかも……」

雪華綺晶「ばらしーちゃんは、自作のオナホだと萌えないかも、と心配しています。まるで自作のエロSSでヌくかのような虚しさが……」

ジュン「例えが生々しいよ! それに女の子がヌくとか言っちゃいけません!」


ジュンがため息をつく。


ジュン「はぁ……。まいたジュンは? あいつ覚醒したんだろ?」

薔薇水晶「……ジュン……童貞……」

ジュン「まぁ、そうだろうな」

薔薇水晶「……まかなかったジュンも……童貞……?」

ジュン「うっ……ノーコメント」


ジュン(僕は童貞じゃない……そう……あれは……)


ジュンがバイトを始めたころ、店長にイビられたジュンはストレス解消にソープに行ったのだが……。


店員「いらっしゃいませ。今いる女の子は、こちらです」


受付の店員が写真を並べる。

激安ソープだが、写真の女の子は意外と可愛い。


ジュン「このレイカさんで」


ジュンが待合室で待っていると……。


店員「レイカさんでーーす!」

レイカ「初めまして~」ニッコリ

ジュン(なぜボストロールがここに?)

ジュン「店員さん! 写真と全然ちが……」

店員「ごゆっくりーーーー!!!」

レイカ「お兄さん、こういう店初めて? サービスしちゃうわよ」ニンマリ

ジュン「ちょ……え……?」

レイカ「お客さん、通りまーーーす! ゼハハハハハ!!!」

ジュン「ああああああ!!!」


風俗で地雷を踏んだジュン。それ以来、少々、女性恐怖症。


ジュン「と、とにかく、僕にメリットがないから、そんなことはやらないよ!」

薔薇水晶「……」ヒソヒソ

雪華綺晶「もしオナホを作ってくれたら、槐の次に使ってもいい、と言ってますわ」

薔薇水晶「……///」ポッ

ジュン「使わないよ!」

薔薇水晶「?」キョトン

薔薇水晶「!」ピコーーン

薔薇水晶「……」ヒソヒソ

雪華綺晶「ジュン様は……その……EDなの? と言ってます」

ジュン「違うよ!」


首をかしげる薔薇水晶。


薔薇水晶「……」ヒソヒソ

雪華綺晶「ジュン様は……その……ゲイなの? と言ってます。お父様は渡さない、とも」

ジュン「ゲイじゃねーし!」

薔薇水晶「……意味が……わからない……」

ジュン「意味がわからないのは、僕のほうだよ!」


薔薇水晶が悲しそうにつぶやく。


薔薇水晶「……作って……くださらないのですか……」

ジュン「ああ」

薔薇水晶「……」ジワァ……

ジュン「」


ぷるぷる震えるジュン。


ジュン「あああああ!!! もう分かった! 作るよ! 出来は期待すんなよ! 出来るかどうかも、何時できるかも分からないからな!」

薔薇水晶「……ありがとう……///」

雪華綺晶「ばらしーちゃん、良かったですわね」

ジュン「お礼は出来てから。ばらしーときらきーにも協力してもらうからな」

薔薇水晶「……」コクン

雪華綺晶「出来ることでしたら」

ジュン「きらきー、まいたジュンを呼んでくれ。来週の日曜、呼べる?」

雪華綺晶「聞いてみますわ」

ジュン「ばらしー、来週の日曜、また来れる?」

薔薇水晶「……」コクン


次の日曜日、まいたジュンと薔薇水晶がジュンのアパートに来た。


まいたジュン「雪華綺晶、ローザ・ミスティカの調子はどう?」

雪華綺晶「ええ、順調ですわ。ありがとうございます」


まいたジュンは、真紅のローザ・ミスティカを作るついでに、雪華綺晶の分も作った。

それで、まいたジュンがいなくても、雪華綺晶は自由に活動出来るようになり、

まかなかったジュンの家に居ついているそうな。


まいたジュン「で、なんの用?」

ジュン「お前、生命の糸をつなぐ事、出来るだろ?」

まいたジュン「ああ」

ジュン「これから、この薔薇水晶の体をバラバラにして、胴体の型を取る。その後、体を組みなおして欲しいんだ」

まいたジュン「え?」

ジュン「訳は聞くな。聞かないほうがいい」

まいたジュン「」

ジュン「型を取り終えるまで、そこにあるゴールデンカムイかキングダムでも読んでてくれ」

まいたジュン「」


緊張の面持ちの薔薇水晶。


ジュン「覚悟はいいか?」

薔薇水晶「……はい……」


薔薇水晶が、するすると服を脱ぐ。


まいたジュン「え! あ?」カァアアア

ジュン「バラバラにする時、痛くないのか?」

薔薇水晶「……覚悟……しています……」

ジュン「きらきー。ばらしーを眠らせておけないかな? 痛みを感じないように」

雪華綺晶「では、わたくしがばらしーちゃんを夢の世界に誘って、終わるまでそこにいてもらいますわ」


雪華綺晶が茨で薔薇水晶を包む。薔薇水晶が眠りに落ちると、茨が解けた。


ジュン「やるか」

ジュン(人形といえど、バラバラにするのは抵抗がある。覚悟が必要なのは、僕のほうだったか……)


薔薇水晶の体から胴体だけを丁寧に外す。


ジュン(確かにアソコになにもない……スジさえも……)


型枠に石膏を流し込み、型を取りはじめた。


ジュン(粘土は焼くと縮むから……この型をそのまま使えないのはトホホだな……)


型を取り終え、胴体をきれいに洗う。


ジュン「ジュン、出番だぞ」

まいたジュン「うん」


まいたジュンの指輪が光った。


薔薇水晶「……終わったのですか……」

ジュン「ああ。痛くないか?」

薔薇水晶「……全く……痛くありません……」

まいたジュン「当然! 僕がつないだからな!」

ジュン「今更だが、槐にばれないのか?」

薔薇水晶「……お父様……気づかない……私のこと……気にかけてくれないから……」ジワァ


弟子の自分を差し置いて、まいたジュンがローゼンの後継者となったことで、激おこの槐。

ますます人形作りに没頭し、薔薇水晶を完全放置。


ジュン「ばらしー、今日はありがとう」

薔薇水晶「……」コクン

ジュン「きらきーもありがとう。ジュン、帰っていいぞ」

雪華綺晶「よろしくってよ」

まいたジュン「今度、なんかおごれよな!」


取った型から複製を作り、それを参考にオナホ・ボディを作り始めたジュン。


ジュン(外見はそのまま、中身はテ○ガでどうだろうか?)


毎日、原型を作るため粘土をこねるが……。


ジュン「くそっ! いつもボストロールのモノがちらついて、お○んこが作れない!

このままだとボストロール型のオナホを作っちまう……どうすれば……」


悩むジュン。


ジュン「きらきー、簡単に乙女の花園を見せてくれるような、ラリった少女を知らないか? いや……そんな人いないよな……」

雪華綺晶「……あてがありましてよ」

ジュン「……誰?」

雪華綺晶「……みつ様ですわ」

ジュン「あの人形狂い?」

雪華綺晶「ばらしーちゃんを差し出せば……多分……」

ジュン「しかし……少女じゃなくて、立派な大人だけど?」

雪華綺晶「このわたくしに良い考えがございますわ」ニッ


数日後、草笛みつの家を訪れるジュン、雪華綺晶、薔薇水晶。

玄関でみつが出迎えた。


みつ「ジュンくん! この娘は誰!」ハァハァ

ジュン「薔薇水晶です」

みつ「抱っこしてもいい?」

ジュン「抱っこ出来るかは、これからの話次第です」

みつ「わ、分かったわ」


全員、みつの部屋のテーブルにつく。


ジュン「金糸雀は?」

みつ「まいたジュンくんの家よ」

ジュン「ちょうど良かった。実はお願いがあります」

みつ「なになに?」

ジュン「みつさんのおま○を見せて下さい!」

みつ「……いくらジュンくんでもそれは……」

ジュン「指で中の作りも確かめさせて下さい!」

みつ「……警察呼ぼうかな……」


薔薇水晶が身を乗り出した。


薔薇水晶「……ジュンの願いを……かなえてくれたら……私を……抱っこしてもいい……」

みつ「うっ……」

雪華綺晶「わたくしも抱っこしてよろしくってよ」

みつ「むぐぐぐぐぐ……」

薔薇水晶「……着替えても……写真を撮ってもいい……」


みつが立ち上がる。


みつ「私ので良ければ、いくらでもいいよ! ばっちこい!!!」

ジュン「ありがとうございます!」

みつ「今からでもいいよ! とっくに覚悟は出来ている!」

ジュン「ではベッドに」


ベッドに行くと……。


ジュン「寝てください」


みつがベッドに寝ると、雪華綺晶が茨で包んだ。


みつ「ここは?」

雪華綺晶「ここはみつ様の夢の中。今、みつ様は少女の体に戻っていますわ」

みつ「ん?」


全裸のみつが胸をさする。


みつ「ぺったんこだ!」

ジュン「始めますよ」

みつ「きゃーーーーー!」


みつが裸体を手で隠した。


みつ「ジュンくんもいたの? 恥ずかしいよぉ!」

ジュン「……抱っこ……撮影会……」

みつ「よし来いッ! カマーーーン!」


みつは、がばっと大の字になり、裸体を投げ出す。

ジュンはみつに近づき、下腹部に手をあてた。


ジュン「真っ白な肌。すべすべです。脂肪が薄いし、腰や尻が小さい。きれいですね」

みつ「///」

ジュン(ボストロールとは全然ちがうな)

ジュン「太ももも細い。広げます」


太ももを広げ、乙女の花園を注意深く観察するジュン。


ジュン「茂みは無く、一本のクレバスだけ。色素沈着もない。失礼」


みつを裏返す。


ジュン「背中からお尻への流れ……。わき腹の肋骨が浮き上がってますね。小さいお尻が可愛いらしい」

みつ「実況しないで!」


また、みつを裏返す。


ジュン「花園は?」


花園を指で広げるジュン。


ジュン「花弁は小さい。桜色ですね。クリトリスの包皮をめくると……小さい真珠みたいだ」

みつ「や……あん……あまりそこはいじらないで……」

ジュン「質感を確かめさせてください」クニクニ

みつ「あ……あ……んん……」

ジュン「花弁は薄くて柔らかい。引っ張ると伸びる。耳たぶみたいだ」クニクニ

みつ「ジュンくん……だめ……」

ジュン「ここは?」クニクニ

みつ「ああん!」ビクビク


包皮を引き上げ、触感を確かめる。


ジュン「ふむ。こんな感じなのか」


指で包皮の上げ下げをして、形を確かめるジュン。


みつ「そ……それだめ……ああん!」

ジュン「真珠をよく見たいな」


包皮を強く引き上げ、真珠に顔を近づけた。


みつ「んっ……んっ……!」

ジュン「触ります」


冷静に愛液で指先をぬらし、そっと真珠を触る。


ジュン「小さいけど、ちょっと固い」サスサス


執拗に触り続けると……。


みつ「あっ……ああああ……んんんん……もうだめぇ!!!」ガクガク


みつは背を反らせて、ついに絶頂してしまった。


ジュン「次は中を確かめます」

みつ「いや……イッちゃったので……もう……」

ジュン「……ばらしーときらきーのW抱っこ……」ボソッ

みつ「元気とクレカがあれば、なんでも出来るッ!!!」クワッ


情け容赦なく指を入れるジュン。


ジュン「濡れていて、温かくて、狭いですね。このヒダがいわゆる処女膜かな」ニュプッ

みつ「あまりかき回さないで……」

ジュン「指一本がやっと入るくらい。中はどうなっているのかな?」ヌプヌプ

みつ「あ……優しくね……」


指で内壁をまさぐりまくる。


ジュン「ここ、ザラザラしていて複雑な構造だな。よく確かめないと」ヌプププ

みつ「ああああんん……そこ……だめ……」プルプル


みつのG-スポットを指で丹念にこする。


ジュン「内壁がグネグネしてきた」ヌプヌプ

みつ「んんん……んんん……あっ……いや……いやぁああああ……」


みつの腰と腹筋がぴくぴく震えだした。


ジュン「時間もないし、急ぐか」ヌププププ


ジュンが指の動きを早める。


みつ「あっ……それだめ! だめぇええええ!!!」ガクガク


みつは激しく痙攣し、またも絶頂してしまった。


みつ「もぉ無理! もぉーーーー無理! 無理無理無理無理かたつむりよ!」

ジュン「……ばらしーときらきーの無制限お着換え撮影一本勝負……」ボソッ

みつ「シャー、オラッ!!! 馬鹿になれッ!!! 馬鹿になっちまえッ!!!」カッ


ジュンが指を奥深く入れる。


ジュン「奥はどうなってるのかな?」ジュプッ

みつ「ん……そんな奥まで指を入れないで……///」


小さい少女の体。あっさりと奥まで指が届いてしまう。


ジュン「これが子宮口? こうなっているのか」サスサス

みつ「あ……」


みつの下腹部から、熱くて切ない快感が湧き出した。

目も潤み、顔も紅潮する。


みつ「ジュンくん……」

ジュン「みつさん、もうちょっとで何かつかめそうです」サスサス

みつ「……いいよ……ん……ん……もっと……もっと……」

みつ(体がフワフワする……こんなの初めて……)

ジュン「意外と弾力があるかも」クリクリ

みつ「……そこ……いいよ……ジュンくん……ジュンくん……ジュンくん……」


ただでさえ狭い膣が、ギュウウウと指を締め付ける。


ジュン「形を確かめるため、ちょっとだけ強く押します」グリグリ

みつ「……! ……ッ……ッ! ……! ……ッ!」ビクンビクン


腹筋を激しく収縮させ、太ももを閉じ、背中をのけ反らせ、三度目の絶頂を迎えるみつ。

頭の中は真っ白になり、強烈な快感の波が幾度となく押し寄せ、意識が途切れそうになる。


みつ(ジュンくんの指……これがマエストロの指……ちょっと素敵かも……)ポーーーッ

ジュン「中の形をつかめました。これで自信を持って少女のおま〇こを作れます。みつさん、ありがとう」


無我夢中だったジュン。我に返ってみつを見ると……。


ジュン(みつさん、すごく色っぽい……)カァアア


それを見ている雪華綺晶。


雪華綺晶(まずい流れですわ。余計なフラグを立てないうちに……)

雪華綺晶「みつ様、ありがとうございました。ジュン様、長居はご迷惑でございます。行きますわよ」


みつの夢から出たジュン一行。

その後、ジュンはオナホ・ボディを粘土で作り、焼いてみたのだが……。


ジュン「きらきー、柔らかくしてくれ」

雪華綺晶「かしこまですわ」


粘土のオナホに雪華綺晶の力を宿らせ、一時的に人間の肉体のように柔らかくする。

ジュンはそれを風呂場で試した。


ジュン(気持ちいいが……心に響かない……)


何度も作り直すが、結果は同じ。


ジュン「くそっ! なぜだ! いいところまで来ているが、決定的な何かが足りない!」

雪華綺晶(苦悩するジュン様……素敵です……♥)キュン


- 続く -

ローゼンメイデンの新作マンガを読んだら、妄想が降りてきた
頭に居ついて、外のSSを書くのを邪魔するので、さっさとSSにして脳外に出します
すぐ終わる予定です


あんたラジオの人か

ローゼンメイデン0は、特にひねりもなく本編の前日談でしたね
新しいメンバーの新しいローゼンメイデンが見たかったよ、マエストロ・・・

>>25
私はラジオの人ではありません
でも、そう思っていただけたのは光栄です

では再開しますよ~


ふと、ジュンの頭に斉藤の言葉がよぎった。


斉藤「演技のコツ? そうだね……『役を生きる』ってことかな。その役を生きることで、うわべだけじゃない演技、

本当にその役を演じることが出来るの。スタニスラフスキーって人の受け売りだけどね」


ジュンの頭で「役を生きる」がリフレインする。


ジュン(「役を生きる」……。僕はオナホを使う側だけ考えていて、オナホ自体のことは考えていなかった……。

だから本質を掴んでいなかったんだ……。そうだ……僕が……僕が……)

ジュン「僕がオナホだ!!!」

雪華綺晶(追い詰められて、迷走するジュン様も……素敵です……♥)キュキューン


ジュンが雪華綺晶に顔を向けた。


ジュン「きらきー、頼みがある」

雪華綺晶「なんなりと」


その後、ジュンのアパートに一人の男が訪れる。


白崎「僕はなんで呼ばれたんだ?」

雪華綺晶「ジュン様、ローゼン世界一の変態を連れてまいりました」

ジュン「きらきー、ありがとう」

白崎「え? なんなのそれ? いじめ?」

ジュン「白崎さん、ご評判はかねがね……」

白崎「どんな評判? ねえ、どんな? きらきーちゃん、何を話したの?」


さげすむような目の雪華綺晶。


雪華綺晶「……うざ……」

白崎「んんっ……その目……その目でご飯三杯はイける! もっと……もっと蔑んだ目で見てぇええええ!!!」

ジュン「変態の白崎さんにしか出来ないお願いがあります」

白崎「きらきーちゃん! もっとぉ! もっとぉ! え、何?」

ジュン「僕と……やりますか? やりませんか?」


おもむろに服を脱ぐジュン。


白崎「ちょ、ちょちょちょちょちょおぉおおおお!?!? 僕は守備範囲が狭いほうじゃないけど……美少年でもなく、

男の娘でもないジュンくんとは、ちょっとねぇ……」

ジュン「おねがいします! ばらしーちゃんのためと思って!」

白崎「いくらばらしーのためでも……。きらきーちゃん、彼を止めてよ!」

雪華綺晶「……やれ……」

白崎「あん♥ その目イイ! そうだ!」ピコーン


白崎の目が光る。


白崎「ばらしーちゃんが、女王様プレイをしてくれるならやってもいい。具体的に言うと、僕を茨で縛り上げて、

蔑んだ目で罵りながら、茨で叩いてくれれば♥ 言うことないぞ~~、これ~~♥」ヨダレダラー

雪華綺晶「……うわ……」


雪華綺晶がジュンを見た。


雪華綺晶「……ジュン様、あのクズの要求を飲むのは本意ではないですが、ばらしーちゃんのためを思えば、

やぶさかではありません。ですが……ジュン様、わたくしの願いも聞いてくださいませんこと?」

ジュン「願いとは?」

雪華綺晶「……」ヒソヒソ

ジュン「分かった。おい白崎、ばらしーはお前の要求を飲むそうだ」

白崎「ああん♥ なんで呼び捨て? 分かった。やりますよ、やりゃいいんでしょ?

ばらしーちゃんの女王様プレイ、忘れんなよ?」


意を決した白崎は、ズボンとパンツを下ろし、M字開脚で全裸のジュンの前に立つが……。


白崎「……いやーーー。さすがの僕も起ちませんわ……」

雪華綺晶「……使えないクズ……」

白崎「あはん♥」


雪華綺晶に罵られてぴくっと持ち上がるが、すぐ萎えてしまう。


ジュン「それでもローゼン世界ナンバーワンの変態なのか? ガッツを見せろ!」

白崎「うるせえよ! そもそも変態じゃねえし!」


黙り込む白崎。


白崎「……『お兄ちゃん』って言え……」

ジュン「そ、そんな恥ずかしいこと言えるか!」

白崎「裸でM字開脚の時点で恥ずかしいことに気づけ! 来いよジュン、常識なんか捨ててかかってこい!

直ぐに出されちゃつまらんだろう。ち○ぽを突き立てられて、お前が快感にヨガリ狂うのが望みだったんだろう。

そうじゃないのかジュン?」

ジュン「テメェ……もう常識なんて必要ねぇ! クックックッ……常識にはもう用はねぇ! 

アハハハハ……ゴムも必要ねぇや。誰が恥ずかしいもんか……。そんなのなんか、恥ずかしくねぇぇぇ!!!」

白崎「……いや……ゴムはしよう……」


意外と冷静な白崎。


ジュン「クソッ……分かった……言うよ……お兄ちゃん……///」

白崎「……」ゾクゾク


白崎の白崎が頭を上げた。


白崎「……ジュン……どうして欲しいんだ?」

ジュン「……お兄ちゃん……入れて欲しい……///」

白崎「……何をだい?」

ジュン「……お兄ちゃんの……恥ずかしくて言えないよ……///」

白崎「駄目だ、ジュン。『闘うことが生きること』 お兄ちゃん、前にそう言ったよな。闘うんだ!」

ジュン「……お兄ちゃんの……お兄ちゃんの……おちんちんを……お尻の穴に……//////」

白崎「あああああああ!!!」ゾクゾクゾクゾクゾクゾクゾクゾク

雪華綺晶(なんなんですの? この小芝居? でもこれはこれで……)●REC


白崎の白崎がビンビンに。


ジュン「……お兄ちゃんのために……お尻……キレイにしておいたよ……///」


白崎がジュンの両足を掴み、ガバッと広げる。


白崎「ジュン……入れるよ」

ジュン「お兄ちゃん、ローションを使って」

白崎「要らない」


白崎は前走りをジュンの穴に塗りたくり、ゴムを付けると、体重をかけた。


白崎「ジュン……ゆっくり入れるから……」

ジュン「……うん」


異物が体内に入る感覚に、ジュンがうめき声をあげる。


ジュン「……う……ううう……///」

白崎「ジュン……大丈夫かい?」


ジュンの頭をやさしくなでる白崎。


白崎「動くよ……?」

ジュン「……///」コクン


白崎の白崎が体内に入ると、なぜか抵抗できなくなるジュン。

内臓をゆっくりとしたリズムで突き上げられると、もどかしくも不思議な快感が湧き上がる。


ジュン(これが……オナホの気持ちか……)

白崎「あああ……たまんねえよ……たまんねぇ!」


腰の動きを早める白崎。


ジュン「お兄ちゃん……激しっ……」

白崎「腰とまんねえ!」


白崎が、ふと腰を止める。


ジュン「お兄ちゃん?」

白崎「ジュンのジュンが退屈してるなぁ~。おらっ!」


ジュンを四つんばいにさせる白崎。


白崎「ラプラスの魔の名にかけて、僕は清潔だ。病気にもならない。だから……ゴムは外す。綺麗は汚い、汚いは綺麗♪」

ジュン「え……お兄ちゃん……」


白崎はバックから突き立て、激しく腰を動かし始めた。

そして空いた手で、ジュンのジュンを握り、扱き出す。


白崎「ジュン……気持ちいいか?」

ジュン「ん……ん……お兄ちゃん……き……き……気持ちいいよ……//////」

白崎「僕もだ……直にジュンを感じる……ジュンも僕を感じるかい?」

ジュン「うん……お兄ちゃんを感じる……」

ジュン(白崎の気持ちが伝わってくる気がする……繋がっているんだ……僕たちは……)

白崎「ジュンのジュンも大きくなって……つらそうだな。もう限界か?」

ジュン「お兄ちゃん……お兄ちゃん……も……もうイクよ……//////」

白崎「一緒に行くぞ!」


白崎が腰と手を一層早めた。


白崎「そらイけ!!!」

ジュン「あ……お兄ちゃん……お兄ちゃん……んん……んんんん……あああああ//////」


ジュンが激しく腰を引きつらせ、白薔薇を出す。

同時に、白崎も果てた。


ジュン「オナホ道は……繋がる事……絆と見つけたり……」ガクッ


その数週間後……。

ここは槐の店。深夜、槐は工房で人形作りをしている。


薔薇水晶「……お父様……」

槐「……薔薇水晶……よい子だから、自分の場所に戻りなさい……僕は仕事中だから」

薔薇水晶「……お父様……薔薇水晶は……戻りません……」


驚く槐。


槐「……悪い子になったのか? 僕の薔薇水晶にそんなことがあるはずがない……」

薔薇水晶「……お父様……お気づきにならないのですか……?」

槐「……なに……?」

薔薇水晶「……私の胴体は……別の方の作になっているのです……」

槐「……!?」

薔薇水晶「……それさえ気付かないなら……それほど薔薇水晶をお忘れでしたら……いっそ壊してください……」


薔薇水晶が涙を流す。


薔薇水晶「……お父様の言いつけに逆らう薔薇水晶を……いっそ……いっそ……」

槐「僕の可愛い薔薇水晶を壊すはずがない……」


槐が薔薇水晶を抱きしめた。


槐「寂しがらせてしまったね……すまなかった……」

薔薇水晶「……お父様……」

槐「なぜ胴体を変えたか、誰の作か、教えてくれないか? 確かに僕は仕事に没頭していたが、半端な作なら直ぐに気付いたはずだ。

それに交換するのは簡単ではない。誰だ? ローゼン? マエストロのジュン?」

薔薇水晶「……お父様……ここを使って……当てて下さいませ……」


薔薇水晶がドロワーズを脱ぎ、すそを上げる。


槐「……なんて下品な仕事だ……。仕上げは荒く、造詣は稚拙。だが……怨念にも似た情熱を感じる。

くっ……。知りたい。誰が作ったんだ? 言ってくれ! 薔薇水晶!」

薔薇水晶「……言えません……この中も……作りこまれています……」


自分で乙女の花園を広げると、槐の手をいざなった。


槐「……馬鹿げてる……馬鹿げてる……絶対認めない……僕の薔薇水晶にこんなものが……」

薔薇水晶「……この『場所』は……人形職人としてのお父様への挑戦状……。

お父様が……挑戦をお受けになった後……全てをお話します……」


薔薇水晶が槐から離れた。


薔薇水晶「……挑戦を受けるには……まずお父様のベッドに……連れて行って下さい……」

槐「……分かった……」


槐は薔薇水晶を自分のベッドに寝かせる。


槐「……さあどうすればいい……?」

薔薇水晶「……お父様……挑戦には準備が必要です……まず……服を脱がせてください……」

槐「……それから……?」

薔薇水晶「……お父様も……服を脱いでください……」

槐「……次は……?」

薔薇水晶「……口付けを……」


槐が軽く口付ける。


薔薇水晶「……駄目です……舌と舌を……お互いの口に入れて……」


薔薇水晶が舌を突き出した。

槐も舌を出し、絡める。


薔薇水晶「……ん……ん……ん……」


槐の舌は薔薇水晶の口に入らないので、薔薇水晶の舌を槐の舌に入れる。


薔薇水晶「……あ……んん……んんん……」


無表情の槐だが、心拍は早まり、顔は紅潮していた。


槐「! そこは!」


薔薇水晶の手が、硬さを確かめるように、そっと槐の槐に触れる。


薔薇水晶「……お父様の準備が……出来たようですね……。私の準備が出来ているか……確かめて下さい……」


仰向けに寝ている槐の顔をまたいで、薔薇水晶が立った。

指で秘所を開くと、ピンクの膣が顔をのぞかせ、蜜が垂れる。


薔薇水晶「……お父様の……目で……鼻で……指で……舌で……お確かめ下さい……。お父様の挑戦を……受け入れられるか……」

槐「……確かめる……? 何を……?」

薔薇水晶「……お父様のお父様を……ここに入れられるかどうか……」

槐「!?」


そろりと指を入れる槐。


槐(なんだここは? 入り口は狭いが中は広い。スペースとしては受け入れられるだろう……。

狭い入り口も、潤滑液でなんとか入りそうだ……)


顔を近づけ……。


槐(香りは……薔薇か……)


舌でなめる。


槐(味……甘い……蜜の味……)


顔を離す槐。


槐「……入りそうだが……入れればいいのか……?」

薔薇水晶「……はい……」


仰向けの槐は薔薇水晶をまたがらせ、腰を掴んでゆっくりとねじ込んだ。


薔薇水晶「あっ……ぐっ……」ブチチチッ

槐「! 薔薇水晶! 大丈夫か?」

薔薇水晶「……大丈夫です……お父様……」


薔薇水晶の体の中が、槐で一杯になる。


薔薇水晶(……お父様で……満たされて……ああ……幸せです……でも……)

薔薇水晶「……動きます……」


体重をかけて、ゆっくり上下する薔薇水晶。


槐「あっ! あ……ああ……薔薇水晶……」

薔薇水晶(……お父様が……奥まで……お父様……お父様……)


上下するたびに、じゅぷっ、じゅぷっと淫猥な水音が響いた。


槐(……中のザラザラやヒダヒダが……こすり上げて……悔しいが……いい仕事だ……)

薔薇水晶(……奥を突き上げられると……とても……幸せ……)


槐が腰を突き上げ始める。


薔薇水晶「……お父様……?」

槐「この挑戦……本気になったよ……全て受け止める……」


つながったまま、槐が上体を起こす。


槐「顔を近くで見せておくれ」

薔薇水晶「……お父様……?」


薔薇水晶を抱きしめ、対面座位となった。


槐「もっと薔薇水晶を感じたい」


互いの心臓の音まで聞こえそうなほど密着する二人。


薔薇水晶「……お父様……///」


薔薇水晶を味わい尽くすかのように、緩急をつけて動く槐。

下腹部からの燃えるような快感に押し上げられ、薔薇水晶は理性を手放した。


薔薇水晶「お父様! お父様! お父様! お父様!」

槐「中が蠢いている……信じられない……」


薔薇水晶の締め付けに、槐は限界を迎える。


槐「何か……何か来る……あ……あああ……あああ……」

薔薇水晶「私も……お父様……お父様……っ! ……っ! ……!」


ふと気付くと、薔薇水晶は白い空間に浮かんでいた。


薔薇水晶(ここは……?)


そこに、槐の思いが濁流のように流れ込んでくる。


『僕の可愛い薔薇水晶……』

『美しいよ……』

『可愛いらしい……』

『傑作だ……』

『好きだ……』


薔薇水晶(お父様の……私への思い……?)


『僕の大切な宝物……』

『ローゼンメイデンに負けない……』

『愛おしい……』

『何ものにも代えがたい……』

『愛してる……』

『愛してる……』

『愛してる……』

『愛してる……』

『愛してる……』


薔薇水晶(こんなにも私を……ああ……お父様……)


『さあ目を開けてくれ。そうだ。僕の最高傑作。君の名前は……薔薇水晶……』


薔薇水晶(薔薇水晶は……薔薇水晶は……)


この記憶の濁流は、槐から放たれた熱いパトスから直に伝わったもの。

やがて濁流は、光と幸福感の激流と変わり、薔薇水晶の意識を押し流して行った。


薔薇水晶「……ハッ……お父様……?」

槐「良かった……やっと気付いた……意識を失うなんて……辛かったかい?」


ベッドで裸で抱き合う二人。

薔薇水晶が、ギュっと槐に抱きつく。


薔薇水晶「いえ……お父様のお父様は……ローザ・ミスティカよりも熱くて……激しくて……優しくて……愛おしくて……。

薔薇水晶は……薔薇水晶は……世界一幸せなドールです……」

槐「……僕も……世界一幸せな人形職人だ……薔薇水晶を作った時点で、とっくに世界一だったんだ……。

胴体が誰の作かは……薔薇水晶と繋がっていた時……分かった……彼には感謝しかない……。

薔薇水晶の気持ちに気付かなかった……愚かな僕を気付かせてくれた……」

薔薇水晶「……お父様……」

槐(まかなかったジュンか……。腕は素人同然だが、愚直なまでの情熱は本物……。

彼が人形に込めた「絆」という思いが、僕と薔薇水晶を一体に導くとは……)


槐がそっと薔薇水晶の頭をなでた。


槐「明日は人形作りは休んで、二人でどこか行こう。それと……お父様じゃなくて、槐って呼んでくれないか?」

薔薇水晶「……えんじゅ……様……」

槐「槐でいい……」

薔薇水晶「……えんじゅ……えんじゅ……えんじゅ……えんじゅ……//////」


そして二人は抱き合ったまま、眠りに落ちたのであった。


一方、ジュンは……。

ここはジュンのアパート。


ジュン「ぐっ……またイク……う……あ……」ビクンビクン

雪華綺晶「ああ……ジュン様のほとばしり……熱くて素敵です……」ウットリ


裸のジュンの上にまたがる雪華綺晶。


ジュン「こっ……これで何回目だ……」ハァハァ

雪華綺晶「まだ足りませんわ……もっと……もっと雪華綺晶を愛して下さい……もっとジュン様を下さい……」


雪華綺晶のお願いとは、雪華綺晶にもオナホ・ボディを作ることだった。


雪華綺晶「ジュン様を、また元気にして差し上げますわ……ウフフ……」ウネウネ


茨がジュンのジュンを包むと、また大きくなる。


雪華綺晶「またジュン様が大きくなって……満たされますわ……」


ジュンの乳首を、指で「の」の字になぞり続ける雪華綺晶。


雪華綺晶「ジュン様……ジュン様は雪華綺晶のこと……どう思ってるんですの……?」


ジュンが顔を赤らめる。


ジュン(……最初はただの人形としか思ってなかったけど……舞台で見てから気になりだして……。

一緒に住むうちに……きらいじゃないっていうか……好きっていうか……四六時中、頭から離れないっていうか……。

これって、愛してるのかな……そうだな……愛してる……。でも恥ずかしくて言えない……)

雪華綺晶「ジュン様! 恥ずかしがらずに、その可愛らしいお口で言って下さいまし!」

ジュン「心を読んだな!」カァアアア

ジュン「わかったよ……愛してる……///」

雪華綺晶「わたくしも愛しております。ジュン様、ずっとお側に置いて下さいませ///」


腰を激しく上下させる雪華綺晶。


ジュン「あああああぁ~~♥///」

雪華綺晶「ジュン様ぁ~~♥///」


かくして、薔薇水晶と槐は絆を取り戻し、恋人となった。二人はアリス・ゲームで迷惑をかけたドール達に謝罪に行き、絆パンチを受け、許されたという。

なお薔薇水晶の体内にわずかに残っていた槐の熱いパトスが、数ヵ月後、新しいローザ・ミスティカに昇華し、槐の第二ドール誕生のきっかけになるのだが、

神ならぬ二人は知る由もなかった。

ローゼンメイデンの歴史が、また1ページ……。


- Ende -

おまけ

【ローゼンメイデン】まかなかったジュン「アリスゲームの真実?」

悪魔「左様。これからドールの所有者の方々に、真実をお話したいと思います」


ここはnのフィールド。

大きな円卓があり、ドール所有者たちと、身なりのよいダンディな中年紳士が座っている。


悪魔「本日は、急遽お呼びたてし、まことに申し訳ございません。

これからアリスゲームの本当の目的をお話します」


ざわつくドールの所有者。


悪魔「申し遅れましたが、わたくし、悪魔と申します。世に言う、いわゆる悪魔をやっております。

魂と引き換えに望みをかなえる、あれでございます」

まかなかったジュン(以下、ジュン)「なんで俺たちにそれを話すんだ?」

悪魔「それは追々……アリスゲームのことを話す前に、私とローゼンの出会いを話しましょう。

このスクリーンをどうぞ……」


悪魔がリモコンを操作すると、スクリーンに動画が映った。


ここはローゼンの家。

錬金術の研究のはて、ついに悪魔を呼び出すことに成功したのだが……。


ローゼン「足りない? 足りないとはどういうことだ?」

悪魔「あなたの魂の価値では、娘さんを生き返らせるには足りない、ということです」

ローゼン「な!?」

悪魔「汚れなき貴重な少女の魂と、歪んで濁りきった中年男性の魂と等価な訳がない。

いうなれば、高価な宝石と、ただのガラス玉とを交換しようとするようなもの。取引になりませんな」


それを聞いたローゼンは、一つの考えに行き着く。


ローゼン(娘を蘇らせないなら……作ってしまえばいい……)

ローゼン「では、私の魂に見合う分の、人形作りの技量をくれ!」

悪魔「それなら。ではこの契約書にサインを」


動画を一時停止する悪魔。


悪魔「そもそもの始まりは、こういうものでした。皆さん、疑問に思いませんでしたか?

『娘さんを生き返らせるために、魂を売り飛ばして、人形作りの技量を得るくらいなら、

そもそも娘さんを生き返らせればよいのでは?』と。こういう事情があったのです」

ジュン「ほほう」

悪魔「それを踏まえて、アリスゲームの本当の目的を話しましょう」ピッ


ここはローゼンの家。

魂は差し押さえられているので、自分の心と生命から、擬似の魂といえるローザ・ミスティカを作り、

ローゼンメイデンを作ったのだが……。


悪魔「久しぶりに来ましたが……。どうです? 娘さんは作れましたか?」

ローゼン「……私の中のアリス……夢の中にしか存在しない理想の少女……精神と物体の中間……。

nのフィールドでしか実体を持たない……永遠のイデア……完成したよ……」


それは第七ドール、雪華綺晶であった。


悪魔「それで……満足したのですか?」

ローゼン「……」

悪魔「まあ、しないでしょうね。結局のところ、あなたが本当に望んでいるのは、娘さんなのだから」

ローゼン「……」

悪魔「あきらめて、あなたの魂を差し出して、終わりにしたらどうですか?」

ローゼン「……いやだ……娘を生き返らせるまで人形を作る……」

悪魔「これほどの人形を作っても実現できないのに? 他の手段は残っているのですか?」

ローゼン「……」

悪魔「ないでしょうね」


悪魔が工房の椅子に座る。


悪魔「そんなことだろうと思ってました。そんなローゼンさんに、一つの提案があります」


素焼きの人形の頭を手に取る悪魔。


悪魔「あなたの作ったローザ・ミスティカ。これには見込みがある。ほぼ魂と言えるこれを磨けば、

娘さんの魂に見合う価値を持つかもしれない」

ローゼン「……」

悪魔「魂は……苦難や絶望を乗り越えようとする度に、より大きく、より深い色合いに、より強く輝くようになる。

あの6体の人形……失礼、6人の娘さんたちに苦難を味合わせて、ローザ・ミスティカが磨かれたら取り上げるのはどうですか?」

ローゼン「……」

悪魔「考えたのですが、娘さんたちにローザ・ミスティカの奪い合いをさせるのが良いでしょう。

愛するローゼンさんがそれを望んでいる、と言えば彼女たちはやるはずです。

愛しあう姉妹同士で争うわけですから、それはそれは深い絶望でしょうな」


激高するローゼン。


ローゼン「娘たちに殺し合いをさせるのか!」

悪魔「殺し合いとは人聞きの悪い。人形は命を持っていませんよ。それに……あなたの目的を思い出してください。

あなたの目的は人形を作ることですか? 娘さんを生き返らせることですか?」

ローゼン「あ、悪魔め……」

悪魔「このまま人形を作って、望みがあるのですか?」

ローゼン「くっ……わかった。提案を受け入れよう」


動画を一時停止する悪魔。


悪魔「アリスゲームの本当の目的は、これだったのです」

ジュン「このクソ野郎!!!」


ジュン、みつ、まいたジュンが立ち上がり、悪魔に詰め寄ろうとするが、見えない壁に阻まれる。


悪魔「お怒りはごもっともですが、最終的な決断はローゼンさんがなさいましたので、私に怒りを向けるのは、お門違いですな。

では次、アリスゲームの結末です」ピッ


ここはnのフィールド。

アリスゲームが決着し、一つになったローザ・ミスティカ。


悪魔「素晴らしい! 想像以上です。あなたの娘さんたちは立派にやり遂げましたね」

ローゼン「……渡さん……」

悪魔「今、なんと?」

ローゼン「ローザ・ミスティカは渡さん、と言ったんだ」

悪魔「今更、約束を反故には出来ませんよ。それに買い手ももう決まってます。

あなたの娘さんと、あなた自身の魂を買い戻して、まだおつりが来るほどの金額だ。

あなたにとって、最上の結果だと思いますが」

ローゼン「……真紅が……私の娘が望んだんだ……姉妹たちを生き返らせて欲しいと……もう娘たちを裏切れない……」

悪魔「娘さんを生き返らせたくないのですか?」

ローゼン「娘は……安らかに眠っている……そっとしておくべきだ……そう気付いたんだ……」

悪魔「……それは正しい判断ですが……それに気付くのは数百年遅かったですな……」

ローゼン「ローザ・ミスティカは、今、私の手にある。お前に渡すくらいなら、壊してしまうぞ」

悪魔「事の真相を娘さんに話しますよ?」

ローゼン「覚悟の上だ」


悪魔が押し黙る。


悪魔「力ずくで奪う手段はいくらでもありますが……まあいいでしょう。あなたが違約金を払うなら、

ローザ・ミスティカはあきらめましょう。違約金を払う契約書にサインを」


動画を止める悪魔。


悪魔「ローゼンに事の真相を話すと言った手前、皆さんにお話したというわけです」


絶句するドール所有者たち。


ジュン「力ずくで奪わなかったのはなぜだ?」

悪魔「正直、私もローゼンメイデンのファンなのですよ」

ジュン「」

悪魔「アリスゲームを悪魔界に実況中継して、賭けの対象にしていたのです。それを見ていたら、彼女たちのファンになってしまいました。

なお、私は蒼い子押しでね。彼女に掛けて、個人的には大損を……」

ジュン「」

悪魔「掛けの胴元は私で、結構、稼がせてもらいました。なおラプラスの魔はゲームの進行役。賭郎でいう立会人ですな」

ジュン「」

悪魔「だから、どちらに転んでも良かったのです。ローザ・ミスティカが手に入ればビジネスとして美味しい。

ローゼンメイデンが復活すれば、ファンとして嬉しい」

まいたジュン「ローゼンはどうなったんだ?」


ニヤリと笑う悪魔。


悪魔「彼は……もはや何も持っていないので、体で払ってもらってます。具体的に言うと、熟年ホモビデオに半永久的に出続けることに……」

まいたジュン「ホモビデオ?」

ジュン「それ以上いけない!」


悪魔が立ち上がった。


悪魔「これで終わりでございます。これをドールに話すかどうかは、皆様にお任せいたします」

>>49
わりとよく見る間違いな

×味あわせる ○味わわせる


結局、所有者たちは真相を話すことにした。


まいたジュン「……ということだってさ」

真紅「お父様は、一度裏切ったかもしれないけど……結局、私たちを愛してくださっていたのね……」

まいたジュン「……」

真紅「真相を話してくださっていたら……私たちはきっと、よろこんでローザ・ミスティカを差し出したのに……」

まいたジュン「……」

真紅「お父様のためのドールなのだから……」

まいたジュン「でも……僕は……真紅にいてほしい……」


ふっと笑う真紅。


真紅「そうね。下僕の面倒を見なくてはいけないものね」

まいたジュン「下僕っていうな!」

真紅「ジュン……」

まいたジュン「ん?」

真紅「抱っこしてちょうだい」

おはりです
ありしゃした

ばらしーときらきーを幸せにしたいだけの人生だった……
ローゼンメイデンを読んで、モヤモヤしたところを、自分なりに裏設定を考えてみた

>>53
サンクス!

html依頼してきます

>>29
重大な誤字が

女王様プレイの要求を飲んだのは、ばらしーじゃなくて、きらきーです
すまんこ

>>29の差し替え版です


白崎「ちょ、ちょちょちょちょちょおぉおおおお!?!? 僕は守備範囲が狭いほうじゃないけど……美少年でもなく、

男の娘でもないジュンくんとは、ちょっとねぇ……」

ジュン「おねがいします! ばらしーのためと思って!」

白崎「いくらばらしーのためでも……。きらきーちゃん、彼を止めてよ!」

雪華綺晶「……やれ……」

白崎「あん♥ その目イイ! そうだ!」ピコーン


白崎の目が光る。


白崎「きらきーちゃんが、女王様プレイをしてくれるならやってもいい。具体的に言うと、僕を茨で縛り上げて、

蔑んだ目で罵りながら、茨で叩いてくれれば♥ 言うことないぞ~~、これ~~♥」ヨダレダラー

雪華綺晶「……うわ……」


雪華綺晶がジュンを見た。


雪華綺晶「……ジュン様、あのクズの要求を飲むのは本意ではないですが、ばらしーちゃんのためと思えば、

やぶさかではありません。ですが……ジュン様、わたくしの願いも聞いてくださいませんこと?」

ジュン「願いとは?」

雪華綺晶「……」ヒソヒソ

ジュン「分かった。おい白崎、きらきーはお前の要求を飲むそうだ」

白崎「ああん♥ なんで呼び捨て? 分かった。やりますよ、やりゃいいんでしょ?

きらきーちゃんの女王様プレイ、忘れんなよ?」

ローゼンメイデンのエロは一ひねり必要なんす
ドール相手にどうエッチなことをするかが勝負
今回はオナホでしたが、また別なアイデアを思いついたら書くかもしれません……

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