ハウ「えぇ!?預かり屋にリーリエとメタモンを預けたらタマゴが産まれていたの!?」 (19)

ヨウ「……」


リーリエのタマゴ


ハウ「何で!?どうして!?人間でもタマゴが産まれるの!?」


グラジオ「何の冗談だこれは」


ロトム図鑑「実はリーリエがカントーに行く前、リーリエに面白いものを見せるためにヨウが預かり屋に連れて行ったロト」


ロトム図鑑「そしたらメタモンはリーリエにへんしんして仲良くなろうとしたロ。最初はリーリエ、気味が悪がっていたけどそのうち自然に溶け込んで楽しそうに笑っていたロ」


ロトム図鑑「そしたら預かり屋でタマゴが見つかったからそもままヨウが貰ったってワケだロト」


ロトム図鑑「本当はもう少しいるつもりだったけどリーリエがそろそろ行く時間が来たから仕方なく帰ったロ」


ハウ「そうだったんだ~」


ヨウ「……」


ロトム図鑑「タマゴが一つしか手に入らなくて不満そうロトね」


グラジオ(そうか?いつもと変わらないように見えるが)

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ハウ「でも本当にそれリーリエのタマゴなの?」


ヨウ「……」


ロトム図鑑「この前やまおとこで試してみたらタマゴからやまおとこが孵ったから間違いないロト」


ハウ「そっかー」


グラジオ「それで、そのタマゴからリーリエが産まれたらどうするつもりだ?」


ヨウ「……」


ハウ「どうするの?」


▶第二のリーリエとして仲良くする
友達になる


グラジオ「嘘だな、俺の感が貴様が嘘をついていると言っている」


グラジオ「どうせリーリエが産まれたらろくでもないことを考えているんだろう。まず預かり屋でリーリエを預けるという行為自体が不自然だ」


ヨウ「……!」

グラジオ「ふん、図星のようだな。お前にこのままタマゴを渡しておくと、オリジナルではないにしろリーリエが何をされるのか、たまったもんじゃない」


グラジオ「ここは兄としてそのタマゴは俺がもらっておこう」ヒョイ


ヨウ「!!」


ガシッ


グラジオ「グッ、貴様…、何をする!」


ヨウ「……」ググッ


ロトム図鑑「このタマゴを受け取ったのはヨウだから所有権はヨウがあるロト」


ロトム図鑑「グラジオ、そのままタマゴを取ったら窃盗容疑で逮捕されるロトよ」


グラジオ「それがどうした!こんな変態にリーリエを任せられるか!離せ!」グググッ


ヨウ「……!」ググッ


ハウ「あーもー!」

ハウ「いけ!ライチュウ!」ポン!


ヨウ・グラジオ「!?」


ハウ「ライチュウ、サイコキネシスだ!」


ライチュウ「ライ~」ポヨヨヨヨ


グラジオ「おい、何をする!」


ハウ「二人で取り合っちゃだめだよ!リーリエは誰のものでもないんだよ!」


ハウ「だからこのタマゴをみんなで孵してあげようよ!ね!みんな仲良くだよ!」


グラジオ「ぐっ…。お前たちと仲良しごっこをするつもりはないが、一理あるな…」


ロトム図鑑「ちなみにタマゴから孵ったポケモンは最初に見たものを親だと思い込むロト」


ロトム図鑑「多分人間も例外じゃないと思うロト」


グラジオ「……」


ヨウ「……」


ハウ「え~っと……」

グラジオ「そのタマゴを今すぐこっちによこせ!」ドドドド!!


ヨウ「…………!!!」ドドドド!


ハウ「うわぁ!」ビクッ!


グラジオ「みんな仲良くだと!?ふざけるな!やっぱそんなことができるか!」


グラジオ「最初にタマゴを孵すのは俺だ!俺だけがリーリエのタマゴを孵せればいいんだ!」グググッ!


ハウ「だめだよ!みんな仲良くだよ!」グググッ!


グラジオ「そんな甘い考えが通るわけないだろ!結局選ばれるのは最初に顔を見た一人だけだ!」グググッ!


ハウ「いやだよ!ちゃんと平等にしようよ!」グググッ!


ヨウ「………ふ」

ヨウ「ふざけるなァ!てめぇらの勝手な都合で俺のリーリエが奪われてたまるか!」


グラジオ「いつからお前のものになった!」


ヨウ「少なくともそのタマゴは俺のものだ!返せ!」


グラジオ「断る!お前に渡したら何をされるのかわからん!」


ヨウ「ああそうか、俺だけのリーリエになるよう調教する邪魔をするなら容赦しねぇ!」


ヨウ「いけ!」ポン!


ネクロズマ「……」


ヨウ「ネクロズマ!サイコキネシス!」


ネクロズマ「……」フヨヨヨヨ


ハウ「ああ!タマゴが!」

ヨウ「続いてプリズムレーザー!」


ネクロズマ「…!」ドドドドドドド!


グラジオ「うぉ!」ヒョイ


ジュッ


ハウ「わぁ!服が破れた!」


ヨウ「戻れ!ライドギア、リザードン!」


リザードン「グォォォォ!」


ひょい


ヨウ「あばよ!」


ハウ「ああ!タマゴが!」


グラジオ「くそっ!」

ヨウ「あいつらめ、自分たちの勝手な都合でリーリエを奪おうとするとはなんて神経しているんだ」


ヨウ「あんな身勝手な奴らにリーリエを渡したら間違いなくダメになる」


ガタガタ


ヨウ「!!」


ヨウ「中から音が聞こえてくる。もうすぐ産まれそうだ!」


ヨウ「よし、せっかく産まれてくるならあの思い出の場所にしよう。それにあそこなら誰にも邪魔されないだろ」


ヨウ「行け!リザードン!」


リザードン「グォォォォ!」

日輪の祭壇


ヨウ「ここだ、新しいリーリエが産まれてくるのに相応しい場所だ」


おや?


ヨウ「来たか!」


グラジオ「そこまでだ!」


ヨウ「!?」


グラジオ「そのタマゴ、渡してもらうよ!」


ヨウ「なぜここに!?」


グラジオ「ライドギアを持っているのはお前だけじゃない」


グラジオ「タマゴのことばかり気を取られて尾行されていたことには気が付かなかったようだな」


ハウ「もう観念したほうがいいよ!いくらヨウでもさすがの俺も怒るよ!」


ヨウ「ぐっ…」

ヨウ「だが、タマゴはすでに孵り始めている…。このまま俺が持って入れば俺の勝ちだ!」


グラジオ「クロバット!あやしいひかり!」


クロバット「クロ!」ピカーッ!


ヨウ「うっ…!!」クラッ


グラジオ「今だ!」ダッ!


ハウ「寄越せ!」ダッ!


ヨウ「この…!ぐぉっ!!」ズルッ


ドォォォォォォォォォォン!!!


ハウ「いたたたた…」


グラジオ「急に態勢を…崩すんじゃ…ない…くっ…」


ヨウ「うぅ…。はっ!タマゴは!?」


コロコロ…


シュン


ハウ「ああ!次元の狭間に入っちゃった!」


ヨウ「待て!」

月輪の祭壇


ミヅキ「さてと、早速あっちに行って早くイーブイを進化させて…」


コロコロ…


ミヅキ「ん?なにこれ」


ヒョイ


ミヅキ「タマゴ?」


ヨウ「そいつをこっちに渡せェ!」ズモモモ…!


ミヅキ「きゃあ!何!?」


パカーン!


ヨウ「なっ!?」


ミヅキ「え?」

タマゴが孵ってリーリエが産まれた!


リーリエ(うまれたばかりのすがた)「………」


ミヅキ「えっ!?なんでタマゴからリーリエが!?それに…裸!?」


ヨウ「お、遅かった…」ガクッ


ハウ「ちょっと、何が起こったの?」ヒョイ


リーリエ(うまれたばかりのすがた)「!!」


ハウ「わぁ!!!」///


グラジオ「ほ、本当にリーリエ…が産まれた…。しかも赤ん坊ではなく今のリーリエだ」


リーリエ「っ……!」ギュウ


ミヅキ「ちょっとそこの男子たち!あんたたち一体何してたの!」


ハウ「えっと…」

ミヅキ「タマゴから突然リーリエが産まれたり、次元の狭間から男子たちが出てきたり」


ミヅキ「これタマゴ拾わなかったら絶対あんたたちリーリエで何か変なことしようとしたでしょ!嫌らしい!」


グラジオ「誤解だ!俺はこの変態からリーリエを守ろうとしただけだ!」


ヨウ「……」


グラジオ「なんか言えよ!」


リーリエ「こわい…」ギュッ


ミヅキ「!!」ドキン!


ミヅキ「…ご、誤解だかなんだか知らないけど、裸のリーリエ相手に何もしないわけないじゃない」


ミヅキ「だからこの子は責任持って、あたしが育てます!」


三人「!!!」ガーン


リーリエ「~♪」ギュッ

ハウ「……」


グラジオ「……」


ハウ「残念だったね」


グラジオ「だが、これでよかったんだ…」


ハウ「うん、確かにあの子ならリーリエのこと大切にしてくれそうだもんね」


ヨウ「……」


ハウ「それじゃあ俺は帰りにマラサダでも食べに行くよ。グラジオも行く?」


グラジオ「俺は遠慮しておく。今は何か食べたい気分じゃない」


グラジオ「それじゃあ、また会おう。ハウ、変態のチャンピオン」ダッ


ハウ「じゃあねー」


ヨウ「……」

ヨウ「……」


ロトム図鑑「産まれてくる命を自分の手中に収めようとしたから罰が当たったんだロト」


ロトム図鑑「命というものはは他人が好き勝手にしちゃいけないんだロト」


ロトム図鑑「大体大切な友達を性玩具にするなんて言語道断ロト」


ロトム図鑑「これからはもっと真っ当に…」


ヨウ「俺はまだ諦めてない。リーリエがだめならスイレン。マオもいいな…。いっその事ライチという手も…フフフッ」


ロトム図鑑「懲りないロト」





並行世界


リーリエ「はぁ……♥はぁ……♥」ビクン!


ミヅキ「ああ!無知で純粋で甘えん坊なリーリエ可愛い///」ゾクッ!


リーリエ「んぅ…///」ビクビク!


ロトム図鑑「ドン引きだロト」


終わリーリエ

えぇw


アセロラ「・・・・」
ハプウ「・・・・」
カヒリ「・・・・」

やまおとこで試した奴がいるのか…

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