エレン「やるんだな!? 今・・・! ここで!」 ベルトルト「えっ」(24)


※ 単行本10巻までのネタバレあります。

※ 当SS開始時点で公開可能な情報

エレン ←(恋人?)→ アニ
ベルトルト ←(恋愛感情なし)→ アニ
ライナー、ベルトルト、アニ →(同郷の幼馴染)

恋愛要素殆どありませんが、特定カプ以外に拒否感持つ人はそっとじ推奨。
グダグダな天丼会話がやってみたかった。
そしてキャラ崩壊注意。


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kitai

ホモスレだと思った俺のトキメキはココにあるのかね

  【訓練兵団解散式翌日・トロスト区壁上】

ライナー「あぁ!! 勝負は今、ここで決める!!」

ベルトルト「ちょちょちょっと待ってよ!」

エレン「何だよベルトルト、邪魔すんなよ」

ベルトルト「そうじゃなくて、何でエレンがその立ち位置にいるの!?」

エレン「何でって・・・、俺巨人らしいし」

ベルトルト「え? あ、いや、それはそれでいいんだけどさ。 そうじゃなくて!」

エレン「何が言いたいんだよ~」イライラ

ベルトルト「いや、だから! ていうかエレンは自分が巨人だってどこで知ったわけ!?」

エレン「ライナーから聞いた」

ライナー「俺が喋った」

ベルトルト「」


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注:ここでは、ライナーたちは事前の調査でエレンが巨人である(なれる)事を突き止めていた、
・・・という設定で話を進めさせて下さい。



エレン「俺もさ、心中色々あるんだけど、お前らの秘密とか目的とか聞いちゃったら巨人側に立つしかないじゃん?」

ベルトルト「軽ッ! 冗談はジャンだけにしてよ!」

ライナー「ジャンここにいねぇじゃんwww」

エレン「ジャンジャン♪www」

ベルトルト「オチてないから! ベタなボケもいいから!!」

アニ「ベルトルト、もういいでしょ? 勝負は今なんだって」ヒョイッ

ベルトルト「アニ! 君までそんな事言うの!?」

アニ「だってそうじゃない。 エレンがいれば百人、千人・・・いや、超大型巨人力だもの///」ポッ

ベルトルト「」


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エレン「おいアニ、持ち上げすぎだろ///」

アニ「でも、あんたならきっとあそこの大岩だって持ち上げられるだろ?」ユビサシ

エレン「まーな」

ライナー「凄いな、あんなの俺でも難しいぞ」

エレン「アニがいればこそさ」

アニ「あんたってば・・・、いきなり何を言い出すのさ///」カァァ

ライナー「二人とも熱いな。 超大型巨人並みの熱蒸気噴き出してるぞ」

アニ「蹴るよ?///」

ライナー「うおっ、やめてくれ! 勝負は今なんだぞ?」

エレン「そうだぜ、みんなで人間駆逐してからライナー蹴ろうぜ」

ライナー「おいおいエレン、お前まで言うかよ」

エレン「はははっ」

アニ「・・・ふふっ」

ベルトルト「(何この置いてきぼりどころか全く入れない感)」


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ライナー「じゃ、改めてやり直すかぁ」

エレン「よぉし、ライナー! やるんだな!? 今・・・! ここで!」

ライナー「あぁ!! 勝負は今、ここで決m

ベルトルト「ストォオオオオオオッップァッッ!!」

アニ「・・・プァ?」プッ

エレン「プァwww」ブフォッ

ライナー「ちょ、やめろベルトルト! こんな時に笑わせるなwww」

ベルトルト「笑わせたくて言ったわけじゃないよ! お願いだからちょっと待ってってば!」

アニ「あんたもしつこいね。 一体何なのさ」イラッ

ベルトルト「だから! 僕は何にも聞いてないんだよ! 何で勝負は今なのさ!?」

エレン「? 今勝負するから『勝負は今』って言ってんじゃねぇか。 お前はコニーか?」

ベルトルト「コニーと一緒にしないでくれよ!」

アニ「そうさ、コニーに失礼じゃないか」ムッ

エレン「おっと、口が滑っちまった。 アニ、すまねぇ」シュン

アニ「謝るなら、コニーにしな」
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なんて平和な人類の終わり

エレン「コニー、ごめんよー!」 ゴメンヨー! メンヨー ョー ・・・



ヨクワカンネーケド、オレバカダカラ、アンマキニスンナー!



ライナー「・・・改めて考えると、コニーってバカだけどいい奴だったな」トオイメ

エレン「ああ、気持ちのいいバカだ」トオイメ

アニ「この3年間は戦士の任務も忘れそうになるほど楽しかったね・・・」トオイメ

ベルトルト「そうだね」トオイメ

ライナー「・・・よーし! 気合入ってきたぞォ!」

エレン「おおっし、ライナー! やるんだな!? 今・・・! ここで!」

ライナー「あぁ!! 勝負は今、ここで決めr

ベルトルト「待てい」ドカッ

アニ「ああっ! ライナーが壁から落ちた!」


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エレン「ベルトルト! お前何やってんだよ!?」

ベルトルト「ライナーならきっと大丈夫! それより僕の話も聞いてよ!」

アニ「全く・・・、ライナーが戻ってくるまでだからね」

ベルトルト「分かった。 まず・・・、何で勝負は今なの?」

アニ「元々、壁内の兵力や技術力を内偵するために訓練兵団に入ったんでしょ?
昨日卒業もして、これ以上調べる必要ないじゃない」

ベルトルト「確かに。 けど、それより重要なのは何で僕がこの任務を知らされてないのk

エレン「ちょっと待ってくれ。 ベルトルトの話よりも先に二人に確認したい事がある」

アニ「何さ」

ベルトルト「何だい?」

エレン「アニ、お前今『壁内の兵力や技術を内偵するために訓練兵団に入った』って言ったよな?」

アニ「それが?」

エレン「と、という事はさっ!/// お前ら壁の外の事も知ってるって事だよな! なっ!?///」

アニ「」


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エレン「『海』を見た事あるのか? 炎の水とか氷の大地とか・・・、砂の雪原とかはっ!?///」ドキドキ

ベルトルト「(エレンの目がキラキラしている)」

アニ「エレン・・・、その、私たち、ここに来る前は余り故郷から外に出た事が無くてさ・・・、ごめん」

エレン「そっか・・・」シュン

ベルトルト「(エレンの目から光が消えた。 世界は残酷だ・・・)」

アニ「で、でも! この任務さえ終われば後は自由なんだ! その後でゆっくりと外の世界を
   見て回ればいいじゃないか!」アセアセ

エレン「そう・・・だよな! うん、その通りだ!!」パァァ

ベルトルト「(そして、とても美しい・・・)」

エレン「アニ、その時はお前も・・・、一緒に来てくれるか?」

アニ「あ、当たり前でしょ! むしろ置いてくとか言ったら蹴り殺すからねっ!///」

ライナー「二人とも熱いな。 皮膚の無い巨人に触れた時並みだぜ」ヒョイッ

アニ「恥ずかしい事言ってんじゃないよっ!!///」ゲシッ

エレン「ああっ! ライナーがまた落ちた!!」

ベルトルト「話が前に進まないんだけど」

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エレン「アニ! お前何やってんだよ!?」

アニ「ついうっかり。 でも、ライナーならきっと大丈夫さ」

エレン「ベルトルトの話も終わったしな」

ベルトルト「全く終わってなんかないよ! だから何で僕は任務の事を聞かされてないの?」

アニ「だって、あんた大っきすぎるんだもん」

ベルトルト「」

アニ「しかも、巨人化維持出来ないし、動き遅いし、全身熱蒸気噴き出しまくりだし」

ベルトルト「」

アニ「人間の時は機敏なくせに身長高いし、人間の時は影薄いくせに身長高いし、
   人間の時はライナーの腰巾着のくせに身長高いし」

ベルトルト「それ僕の身長に対するやっかみだよね? むしろ単なる悪口?」

アニ「人間の時は身長高いくせに戸棚の上のお菓子取ってくれなかったし!」ジワッ

ベルトルト「それ子供の頃の話じゃない? それにその時は僕も手が届かなかったs

アニ「そういう時こそ巨人になってくれるべきだったんじゃないの!?」ブワッ

ベルトルト「」

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エレン「おーよしよし」ナデナデ

アニ「ぐすっ・・・、エレぇン・・・」ボロボロ

エレン「ベルトルト、俺前から思ってたんだけど、お前のそういう『我関セズ』みたいな所は直した方がいいぞ」ナデナデ

ベルトルト「いや、これは僕らが人間に感情移入しないように取ってた態度で」

エレン「だったら何で今アニが泣いてんだよ!!」

ベルトルト「!」

エレン「戦士の任務とやらも大切だけどよ、それは仲間同士の繋がりを軽視してもいいって事じゃねぇだろ!?」ナデナデ

エレン「互いの信頼が無けりゃ連携だって取り辛いし、もしかしたら作戦中に見捨てられるかもっていう
    変な不信感や恐怖が湧いてきたりもするかもしれねぇ」カイグリカイグリ

エレン「だからこそ俺たちはッ! 訓練兵団で互いを助け合う『絆』を育んできたんじゃねぇのかよッ!?」キッ!

ベルトルト「・・・ッ!!」



エレン「・・・」ワッシャワッシャ


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アニ「エレン・・・、もういいよ、ありがとう」カミノケ ワッサァー

エレン「アニ、お前は優しい奴だな」

アニ「今は・・・、エレンがいるからね・・・///」ズビッ

ベルトルト「アニ・・・、ごめん! 僕が悪かったよ!」

アニ「もういいってば、泣いたらすっきりした」

ベルトルト「でも・・・」

エレン「アニがもういいって言ってんだからもういいんだよ。 これからまた・・・、『絆』を深めていけばいいんだしな!」ニカッ

ベルトルト「ああ、ああっ!」

エレン「よっし、じゃあライナーが戻ったら仕切り直しだ! 『最初の一言目』もベルトルトに任せるぜ?」

アニ「頼んだよ、ベルトルト」

ベルトルト「も、もちろん! 頑張るよ!!」


.

アニ「でも、おかしいね。 私はベルトルトが巨人での作戦に向かないとは思ってても、
   今日の決行日は伝えるよう言ってたんだけど」

ベルトルト「誰に?」

アニ「エレンに」

エレン「俺も伝えたぞ」

ベルトルト「誰に?」

エレン「勿論ライn

ライナー「みんな熱いな。 信じられないくらい高熱d


ベルトルト「ライナー <●><●>」ズムッ


ベルトルト「落ちて <●><●>」ゲシッ


エレン「ああっ! ライナーが顔を踏まれてまた落ちた!」

アニ「(割と他人事じゃない感覚がしたんだけど)」ブルッ


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エレン「ベルトルト! だからお前何やってんだよ!? さっき言ってた事と今やってる事が全然違うぞ!?」

ベルトルト「ごめん・・・、我慢が出来なかったんだ」

エレン「あーあ、これじゃあ信頼なんて築けねぇよなぁー」ツーン

アニ「門を蹴破る前に私たちの方が蹴られそうだもんねぇー」ツーン

ベルトルト「(ついこの間までライナーや僕を特に理由も無く蹴り飛ばしてた女がよく言う・・・、って違う!)」

ベルトルト「わ、悪かったよ! 確かに軽率だった!」

エレン「まぁ、ライナーだし大丈夫だろ」ケロッ

アニ「ライナーなら仕方ないね」シレッ

ベルトルト「え・・・、許してくれる・・・の?」

アニ「許すも何も、悪いのは連絡伝えなかったライナーじゃないか」

エレン「そうだぞ、むしろ謝るのはライナーの方だ」

ベルトルト「アニ、エレン・・・」ジワッ


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エレン「それにしても、連絡受けてなかったのによくここに来れたよな」

ベルトルト「そ、それは僕が自分の意思を持たないから・・・、ただライナーに付いてきただけで・・・」グスッ

エレン「そんな事ねーよ。 お前はそのライナーを2回も蹴落としたんだぜ? 自分の意思が無い奴にそんな事出来る訳がねぇ」

アニ「そうだよ。 あんたはもう立派な一人の戦士だ」

ベルトルト「僕が・・・、立派な戦士・・・っ!」ブワッ

エレン「おいおい、立派な戦士は勝負の前から泣いたりしないもんだぜ?」

アニ「やっぱりベルトルトには戦士の責務は重すぎるのかもね」

ベルトルト「ち、違っ! これは武者震い・・・、じゃなくて武者泣きだよ!」グシグシッ

エレン「・・・ぷっ、何だよそれ」ハハッ

アニ「エレン、そういう事にしてあげようよ」クスッ

ベルトルト「(そう、僕は戦士として認められ、それ以上に僕を認めてくれる仲間たちと戦える事に感動してるんだ)」ポロポロ


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ベルトルト「二人ともありがとう・・・。 僕はもう、自分の意思で戦える!」グッ

ライナー「お、俺も流石に3回目ともなると武者泣きしそうだぜ」ゼーゼー

エレン「ライナー! 遅いぞこの野郎!」

ライナー「す、すまんが誰か引き上げてくれ・・・」プルプル

ベルトルト「ライナー、2度も突き落としてごめん」ガシッ グイッ

ライナー「いや・・・、ほんの少しの間に、いい顔になったな。 い、いっぱしの、戦士の顔だ・・・」コヒューコヒュー

ベルトルト「ああっ! 僕はもう君の陰に隠れたりしない! みんなと肩を並べて戦うんだ!」

ライナー「そりゃよかった、な・・・」ウプッ

アニ「あんた何でそんなに疲れてるのさ。 立体機動装置は?」

ライナー「ご、50mの壁を、垂直3往復したら、途中でガスが切れtゴホッゲフッ!」

エレン「人間の時はライナーが一番燃費悪そうだもんなぁ」

アニ「これが終わったら、もう少し痩せる努力をするんだね」

ライナー「善処する・・・(無茶言うな)」ヒュー


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エレン「まぁいいや、やっとこ全員揃ったところで、頼むぜベルトルト!」

アニ「『最初の一言目』、トチんじゃないよ?」

ベルトルト「わ、分かってるよ! すーはーすーはー・・・」

ライナー「ぜーはーぜーはー・・・」

ベルトルト「すーはー・・・ ラ、ライナー! やるんだな!? 今・・・! ここで!」

ライナー「・・・あ、あのよ、今日は疲れたから勝負はまた今度決めないか?」

エレアニベル「「「もうええわーッ!!!」」」ドカカカッ





   特に理由の無い暴力(オチ)がライナーを襲う――――!!




終わり


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乙!

終了です。
オチの酷さに定評が付きそうです。
書き溜めをコピペしたら文頭の空白が消えるのを忘れてましたorz

>>3
ごめん、トキメキの欠片も無かったよ。

>>2>>20
ありがとう。
期待に応えられるだけの何かがあったら幸いです。


では、これにて。

おつおつ


落ちまでの流れもきれいだったよ

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