凛「まずキラキラ苗字が一体なんなのかから聞いてもいいかな」

穂乃果「え？　そりゃあ、そのまんまの意味だよ」

凛「そのまんまの意味って？」

穂乃果「ほら、『キラキラネーム』ってあるでしょ？　あれの苗字版だよ」

凛「うん、わかってはいたけど全くわからないにゃ」

穂乃果「うーん、なんでわかんないかなぁ」

凛「えーっと……つまり、稀代な苗字＝キラキラ苗字ってこと？」

穂乃果「んー、まぁ、そうなるかな？」

凛「でもそれっておかしいにゃ」

穂乃果「えっ、なんで？」

凛「だって、下の名前は親が考えて新しく付けられるけど、苗字はそうじゃないし」

穂乃果「うっ……で、でも、穂乃果たちが知らないだけで、新しく付けられるかもしれないでしょ！？」

凛「結婚とか離婚とかで違う苗字に変わることはあるけど、新しく付けたなんて話聞いたことないにゃ！」

穂乃果「うー……」


※やむを得ない事情がある場合のみ可能です。

穂乃果「……あっ、そ、そうそう！　あと、星空ってなんかキラキラしてるじゃない？　ほら、こう、キラキラ星的な？」

穂乃果「そういう意味でも、『キラキラ』苗字かなーって！」

凛（意地でも『キラキラ苗字』を押し通すつもりだ……）


ｶﾞﾁｬｯ


凛「ん……？　あっ、真姫ちゃん」

真姫「あら、凛に穂乃果。もう来てたの？」

穂乃果「おー、真姫ちゃんちょうどいいところに！　今凛ちゃんと『キラキラ苗字』の話をしててね……」


穂乃果「……ハッ、そういえば真姫ちゃんもキラキラ苗字──」

凛「もうその話はいいにゃーっ！！」



おわり