足須「先生!! DOAX3なんてやってる場合ですか!!」愛徒「で、でもぉ~~~!!」 (16)

足須「でもじゃないです!! 締め切りが近いんですよ!! 分かってるんですか!?」

愛徒「も、勿論分かってるよ足須さん!! けどね!!」

足須「けど……なんですか?」

愛徒「目の前にDOAX3があったら……」

愛徒「男だったら……避けるわけにはいかないじゃないか!!」

足須「避けてください!!」

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愛徒「何を言ってるんだ足須さん!! 僕がどれだけこのゲームを楽しみにしてたか知ってる!?」

足須「知りません!!」

愛徒「10年ぶりくらいの続編……第一報から発売されるまでどれだけの時間がかかったか……」

愛徒「今ここでDOAX3をやらないと……DOAX3を楽しみにしていた時間の意味がなくなっちゃう!!」

足須「何わけの分からないことを言って納得させようとしているんですか!!」

愛徒「……うーん、足須さんの罵倒、あやねちゃんみたいだ///」

足須(もうダメだこの人)

足須「それに……なんなんですかこのゲーム……こんな変な水着あるんですか?」

愛徒「変なとは失礼な!! 全部立派な水着だよ!!」

足須「……いや、どう見てもただの紐じゃ……」

愛徒「水着ったら水着なの!!」

足須「なんでそんなにムキになってるんですか……」

愛徒「それにしてもこのフォーチュンって水着は素晴らしいなぁ……///」

愛徒「ねぇねぇ!! 足須さん着てみてよ!!」

足須「嫌です!!」

愛徒「ええっ!? またDLCが追加されてる!!」

足須「な、なんですかそれ?」

愛徒「PSNカード買いに行かなきゃ!!」ダッ

足須「ちょっと先生!! どこに行く気ですか!!?」

愛徒「課金しなきゃ!! 課金しないと……可愛い女の子達に可愛い水着を着せられない!!」

足須「待ってください!! 課金なんていつでもできますから!! まずは原稿を!!」

足須「それにそんなことやってるからお金が底をついちゃうんじゃないですか!!?」

愛徒「!! ……分かった……じゃあDOA5LRの為に使う」

足須「いや、そういうことじゃなくて……」

足須「ゲームの話はいいから!! 速く仕事をしてください!!」

愛徒「い、いやだぁ~!!」

ピンポーン!!

足須「!」

愛徒「あ!! 誰か来た!! はいはーい!!」

ガチャ

りんな「先生こんにちはーーー!!」

愛徒「!!!!!」ブーーーー!!!

足須「ちょっ……先生!! なんて量の鼻血ですか!?」

愛徒「だっ、だって……りんなちゃんが……」

りんな「先生の為にフォーチュン着てきました~!」

足須「ていうかその格好で外歩いてたんですか!?」

りんな「そうですよ~!!」

足須「恥ずかしくて私にはできない……」

愛徒「ふふ……足須さん、DOAでは水着姿で雪原で戦うのも戦場で戦うのも普通なんだよ。 だから水着姿で街中を歩くのも普通なんだ」b

足須「何の話をしてるんですか」

りんな「せーんせ♪」

愛徒「は、はひっ!!」

りんな「普通の服に着替えるから……ちゃんと目を瞑っててくださいね?」

足須「りんなさん!!?」

愛徒「こ、これはもしや……オーナーモードのアレか!!?」

りんな「そーですよー!! 先生、DOAX3ごっこしましょーよ!!」

愛徒「はーい!!///」

足須「ついていけない……」

りんな「今着替え中ですからね~……目、開けないでくださいね?」

愛徒「う~んどうしようかな~開けちゃおうかな~///」

りんな「ダメですよ~」

愛徒「ええいっ!! もう我慢できない!! 開けちゃう!!」

パッ

愛徒「きっと僕の目の前には着替え中でぽろりをしているりんなちゃんが……」

みはり「いるわけないでしょ」

愛徒「!!!!?」

愛徒「ちょ、ちょっとみはりちゃん!! どいてくれないとりんなちゃんが見えない……」

みはり「みんでよろしい!!」

愛徒「……っは!! これは『私を見ろ』という……」

みはり「そんなわけあるかぁ!!」

ガン!!

愛徒「いっ!!!」

みはり「あんたねぇ、締め切り近いっていうのが分かってるの!? 自覚がないからこんな変なゲームできるんでしょ!!?」

愛徒「み、みはりちゃんは何も分かってない!! このゲームの素晴らしさが!!! やわらかエンジンが!!」

みはり「……やわらかエンジン?」

愛徒「うん!! ほら見てよ!! この子達の肌を!!」

みはり「……!!!」

足須「こうして見ると……肌の質感が凄い……」

りんな「本当の人の肌みたいですね!!」

みはり「た、確かに……最近のゲームって凄いのね……」

愛徒「でしょ!? というわけで漫画は後回しにしてDOAX3を……」

足須「なんでそうなるんですか!!!」

みはり「ていうか何よ……このゲーム……みんな胸でかいキャラばっかじゃない」

愛徒「うーん、やっぱおっぱいはでかくないとねー///」

りんな「そうですよねー♪」

足須「……」

みはり「……」

愛徒「はっ!! ち、違うんだ二人とも!! 僕はね、ちっぱいも好きだよ!! みはりちゃんみたいな……」

みはり「誰がちっぱいだおらぁ!!」

愛徒「ぐはおっ!!」

愛徒「」

足須「先生……大丈夫ですか?」ペシペシ

愛徒「……」ムクッ

足須「! 先生が真面目な顔をしてる……」

みはり「もしかして……やっとやる気になってくれたのね!?」

愛徒「……みはりちゃん、マリーローズに似てる」

みはり「は?」

りんな「あ!! 確かに似てますね!!」

足須「ど、どんなキャラなんですか?」

愛徒「ほら!! この子!!」

みはり「!!」

足須「確かに……金髪でツインテールですね」

愛徒「でしょ!? それに胸の大きさも瓜二つ!!!」

みはり「何満面の笑みで言ってるのよ!!」

愛徒「ご、ごめん!!」

愛徒「そこでね……僕は思ったんだ」

りんな「なんですかー?」

愛徒「みはりちゃん……このマリーローズが着てる水着を着て!!」

みはり「はぁ!!?」

愛徒「そうすればやる気あがるから!! 漫画描くから!!!」

みはり「な、なんでこんな変なの着なきゃいけないのよ!!」

愛徒「あ!! もしくはこの青い戦闘用コスチュームの方がいい?」

みはり「そういう問題じゃない!! ……ていうかなんでそんなのあんたん家にあるのよ!!」

愛徒「冥聖くんからもらったんだ!!」















冥聖『どうだ……俺が買い占めたコスプレグッズは。 お前にいくつかあげてやろう』

愛徒『うわあああ凄い!! ありがとう冥聖くん!!!』

冥聖『そ、それでだな……こういう服をいっぱいあげるから……その……あれだ……』

愛徒『帰って保存だ!!』ダッ

冥聖『話を聞けぇ!!!』













愛徒「何か言ってたけど忘れちゃったなぁ……」

愛徒「ねぇねぇ!! 着てよー!!」

みはり「着・な・い!!!」

足須「……先生、着たら仕事してくれるんですよね?」

愛徒「勿論!!」

みはり「足須さん!!?」

愛徒「足須さん、着てくれるの!!?」

足須「もう一度聞きます……着たら仕事してくれるんですよね?」

愛徒「うん!!!」

足須「……男に二言はないですね?」

愛徒「うん!!!!」

足須「分かりました……じゃあ着ましょう」

愛徒「やったーーーー!!!」

足須「……先生が」

愛徒「!!!?」

愛徒「あ、足須さん!? どういうこと!!?」

足須「先生は今……着たら仕事してくれるって言いましたよね?」

愛徒「う、うん……」

足須「けど……私は『私が着る』とは一言も言ってませんよ?」

愛徒「あっ!!!」

みはり「ナイス足須さん!」

足須「じゃあ……大人しく着てくれますね?」

愛徒「ま、待って!! 僕が着たら変態になっちゃうよ!!」

足須「今更何言ってるんですか!?」

りんな「先生のフォーチュン姿見たいです!!」

みはり「速く着替えなさい!!」

愛徒「あっ……ちょっ……やめ……」












愛徒「うわああああああん!!! 足須さん達のフォーチュンが見たかったあああああ!!!」スラスラ

足須「……なんだかんだ言ってペース上がってますね」

みはり「よかったよかった」

~終わり~

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