【ガルパン】みほ「沙織さんVS宇津木さん?」 (21)

キャラ崩壊注意



華「はい、先日決闘が行われまして……」

優花里「私たちは、審判として参加しました!」

麻子「昼開始で助かった」

みほ「私がボコグッズを買い漁っている間に、そんなことがあったなんて……」





華「ちなみに沙織さんは負けました」

みほ「ふーん」

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みほ「そもそも、どうして2人が決闘することになったの?」

華「発端は、モテ道での言い争いが原因なんです」

麻子「沙織がモテないのは実は女子力が低いからじゃないのか、と言われたらしい」

みほ「それは揉めるよ……」

優花里「それで、言い出した宇津木殿と、女子力を争うことになりまして……」

みほ「なるほど」





優花里「まあ武部殿は負けましたが」

みほ「ふーん」

麻子「決闘当日は快晴だった」

麻子「内容は当日決めると言っていたんだが……」

麻子「沙織は『彼氏にしたいことリスト』を持参し、そこから勝負内容を決めたいと主張した」

みほ「地味にズルい……」

華「ところが、宇津木さんもリストを持ってきていまして……」

華「その内容が、沙織さんのものと全く同じだったんです」

優花里「これなら条件は一緒だと、その中から勝負内容を決めました!」

みほ「へぇ、偶然ってあるんですね」





麻子「まぁ沙織は負けたけどな」

みほ「ふーん」

華「最初は料理勝負でした」

華「沙織さんはご飯と漬物とお味噌汁、きゅうりとタコの酢の物に肉じゃが、とどめにぶりの照り焼きと、一汁三菜のコンボを堪能させてくれました」

みほ「美味しそう」

麻子「宇津木さんは山盛りチャーハンと山盛り豆腐ハンバーグだったな」

麻子「まさに『男のための料理』といった感じだった」

みほ「それも美味しそう」

優花里「凄い量でしたけど、五十鈴殿が全部平らげました!」

華「足りませんでした」

麻子「料理勝負は、その技術を評価されて、沙織が勝ったぞ」

みほ「だよねぇ」





麻子「最終的に沙織は負けたけど」

みほ「ふーん」

優花里「その次は掃除勝負です!」

華「勝負する場所には、ねこにゃーさんの部屋が選ばれました」

優花里「いやぁ、ねこにゃーさんの気前の良さは凄かったですね!」

華「『一番部屋が汚そうだから』という失礼な理由だったんですが……」

優花里「『それは事実だし、部屋が綺麗になるなら構わない』ですって!」

麻子「あの器の大きさは見習うべきだな」

みほ「すごいなぁ」

華「場所は確保できたので、部屋を2つにわけ、それぞれを担当して掃除してもらいました」





華「健闘むなしく沙織さんは負けましたが」

みほ「ふーん」

優花里「いやはや、さすがは武部殿ですよ!」

優花里「目に見えるところだけでなく、目に見えない汚れまで、全て綺麗にしてみせましたからね!」

麻子「宇津木さんも綺麗にしていたが、目に見えないところや届かないところは、無視していたな」

華「なんでも『そこは年末に彼氏にお願いするんです』と仰ってました」

みほ「なるほど」

優花里「これには武部殿も『その手があったか!』って顔をしてましたね」

優花里「ただ、やっぱり綺麗な方がスッキリしますので、ここも武部殿の勝利です」

みほ「沙織さん、連勝したんだ」





優花里「最終的に武部殿は負けましたよ」

みほ「ふーん」

麻子「後が無くなった宇津木さんの本領が発揮されたのは、3番目の洗濯勝負の時だ」

優花里「洗濯物は、アヒルさんチームのユニフォームを用いました」

華「沙織さんは何でも知ってますよね」

華「私は、歯ブラシで汚れを先に落とすなんて方法を、知りませんでした」

麻子「沙織は何だって一生懸命なんだ」

麻子「だからこそ、この決闘も譲れなかったんだろう」

みほ「沙織さん……」





麻子「だが沙織は負けたがな」

みほ「ふ-ん」

優花里「宇津木殿も同じことをしてましたね、手でしたけど」

みほ「え、手でやるのは、大変じゃない?」

麻子「あの時は『ここで勝負あったかな?』と思ったぞ」

華「でも、理由があったんですよ」

華「『少しでも大好きな彼氏に触れたいから』という、可愛らしい理由が」

みほ「可愛いですね」

華「沙織さんも『可愛い』と大絶賛だったので、この勝負は宇津木さんの勝ちとしました」

みほ「納得の判定ですね」





華「そして沙織さんは負けました」

みほ「ふーん」

優花里「4番目の勝負はデート勝負です」

みほ「デートかぁ」

華「デートの相手はカエサルさんにお願いしました」

麻子「お互いに制限時間を設け、その間にどれだけ楽しめるかで競うことにしたんだ」

みほ「それで、どうだったの?」

優花里「カエサル殿によれば、2人とも一緒にいて楽しかったそうです」

優花里「ただ、色々とエスコートしようとする武部殿よりは、自分のリードを必要とする宇津木殿の方が男受けするだろう、とのことです」

優花里「なので、この勝負は宇津木殿の勝ちとしました」

みほ「これで2勝2敗……最後の勝負で全てが決まるね!」

優花里「はい!」





優花里「ちなみに沙織殿は負けました」

みほ「ふーん」

優花里「最後の勝負は……///」

華「その……///」

みほ「?」

麻子「床勝負だ」

みほ「ゆ……床……///」

麻子「何もおかしくないぞ? 男女の仲には必要なことだ、これも勝負するに決まっている」

麻子「ちなみに男役には、カエサルさんを続投させた」

麻子「デート直後だから、感情移入しやすいと思ってな」

麻子「デート勝負で時間を使いすぎたせいで、もう夜中だったから、手っ取り早く3Pで競ってもらった」

麻子「ルールは簡単、相手よりも気持ちよくさせた方が勝ち」

みほ「なにそれすごく見たいんだけど」





麻子「決闘としては沙織は負けたがな」

みほ「ふーん」

麻子「夜も遅かったから、五十鈴さんや秋山さんは半分寝ていたが……」

麻子「私は最後まで審判したぞ」

みほ「お疲れ様です」

麻子「朝チュンを聞きながらカエサルさんに尋ねたところ……」

麻子「沙織は、ふだんの積極的な態度とは違った、初々しい手つきや舌使いに興奮したそうだ」

麻子「一方宇津木さんは、ふわふわした印象と打って変わっての手馴れた動きに興奮したらしい」

麻子「結局、どちらも存分に楽しめたから、引き分けという結果になったんだ」

みほ「あぁぁ……その勝負は見たかったぁぁぁ……!!」ガクッ





麻子「沙織は負けたけどな」

みほ「ふーん」

みほ「それじゃ、2勝2敗1分だったんだ」

華「はい、数値ではそうなりました」

優花里「ところが、ここで宇津木殿のリストに誤字が発覚したんです!」

みほ「誤字?」

優花里「早い話が『彼氏にしたいことリスト』ではなく『彼氏にしたことリスト』だったんですよ!」

みほ「え!? 宇津木さんって本当に彼氏がいたんですか!?」

華「少なくともこのSSではそうです」

麻子「たとえ勝敗が引き分けでも、実際に彼氏にしたことのほうが、ランクが上になるからな」

麻子「つまり、宇津木さんの判定勝ちだ」

麻子「さすがの沙織も『やだもー!』と叫びながらぶっ倒れた」





優花里「結果、武部殿は負けました」

みほ「なるほどー」

みほ「武部流モテ道も、リアルモテた人には勝てなかったんですね……」

みほ「この決闘の後、沙織さんへの1年生からの視線が変わってないか、すごく心配なんだけど……」

優花里「特に変化は無かったですよね?」

麻子「だな」

みほ「え、どうして?」

華「彼氏を作る秘訣を聞かれた宇津木さんが……」





優季『魅了(チャーム)の魔法……かな?』





華「……と言いましたから」

みほ「人間業じゃないですね」

優花里「結局、武部流モテ道履修者に変化はありませんでした」

麻子「人間は人間らしい恋愛をするべき、ということだな」

みほ「それにしても、恋人かぁ……」

みほ「私も頑張らないとなぁ……」ハァ

優花里「西住殿は十分魅力的じゃないですか」

華「はい、とても可愛らしいですよ」

みほ「でもこれだって、西住流モテ術のおかげだし……」





優花里「何ですかそれ!?」ガバッ

麻子「西住家に伝わる秘術か!?」ガバッ

華「詳しく話していただきたいのですが!?」ガバッ

みほ「えっ? あっうん、良いけど……」

これがきっかけとなり



武部流モテ道VS西住流モテ術の決闘が勃発するのだが



それはまた別の話――







ヒント:沙織が負ける



終わり

以上です、ありがとうございました

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