〜翌日〜

律「ムギ〜？まーたごはん粒ついてるぞ〜？」ﾋｮｲﾊﾟｸ

紬「ひゃんっ///」

律「おいおい、二日続けてとはやりますなー琴吹さん」

紬「また食べられちゃった……」

よかった、ニキビを食べたとかのキチネタじゃなかった…

〜翌々日〜

紬「……」どきどき

律「ムーギっ、今日はパンくずついてるぞ〜」

紬「きゃあっ///」

律「なんか今うれしそうじゃなかったか？」

紬「しょ、しょんなことないよっ」

律「そう？」

紬「えへへ、またりっちゃんに食べられちゃったね///」

〜さらに次の日〜

紬「……」

律「（ムギのほっぺにこれでもかとばかりにごはんがついてるんだけど……）」

紬「……」ﾁﾗｯ

律「……」

紬「……」

律「……」

紬「……」ｼｮﾎﾞﾝ

律「！」

律「む、むぎ〜」

紬「……！」

律「ごはん粒めっちゃついてるぞ〜」ﾋｮｲﾊﾟｸ

律「お前の顔は弁当箱かっての〜」ﾋｮｲﾊﾟｸ

律「気をつけろよ〜、あはは……」ﾋｮｲﾊﾟｸﾋｮｲﾊﾟｸ

紬「りっちゃん……！うん、気をつけるね！！！」

〜そして次の日〜

澪「なあ、律」

律「言うな」

澪「ムギのほっぺにおはぎがついてるんだが」

律「言ってくれるなよ」

澪「そしてムギがすごい負のオーラを放ってるんだが」

律「よせ」

澪「ていうかあのまるのままのおはぎをどうやってほっぺにつけてるんだ？接着剤か？」

律「知るものか」

澪「あと唯がものほしそうにムギのほっぺを凝視してるんだが」

律「ああ……」


紬「……」どんより

唯「じーっ」

澪「なあ、律」

律「……私が悪いんだ」

律「私があの時ムギのほっぺをヒョイパクなんてしちまったから…」

律「それで、こんなことに……！」

澪「……事情はよくわからないが、ムギはお前のことを待ってるんじゃないか？」

澪「お前のことやけに期待の眼差しで見てたじゃないか。今はなんかしょんぼりして親指くるくるしてるけど」

律「私は、ムギに甘すぎたのかもしれない」

律「お嬢様のムギがあんなことになるなんて……ヒョイパクのことだけじゃない、今までだってきっと何度もムギに悪い影響を……」

澪「それがそんなに悪いことか？」

澪「お嬢様だろうとなんだろうと、ムギはお前の友達で、お前はムギの友達だろう」

律「……」

澪「なのに待ってる友達を見捨てるのか！お前を信じて待ってるムギを！」

律「……！」

澪「そんなの、私の幼なじみの田井中律じゃないぞ！！見損なったぞ！」

律「……」ｶﾞﾀｯ

紬「唯ちゃん、おはぎ、食べる……？」しょんぼり

唯「いいのっ、ムギちゃん！」きらきらっ

律「ムギーっ！！！」


紬「！！」


律「ほっぺに！！おはぎ、ついてるぞ〜！！！」ﾋｮｲﾊﾟｸｯ

紬「りっちゃん///」ｳﾙｯ

律「まったくも〜、ムギったら〜、気ぃつけろよな〜？///」

紬「うんっ、うんっ！私、だらしなかったよね、えへへっ」ｸﾞｽｯ

律「泣くなよ。さ、お茶にしようぜ〜」

唯「ムギちゃんおはぎは〜？」

紬「ふふっ、今日はおはぎを持ってきてみたの〜」

唯「ムギちゃん、なんかうれしそうだね」

紬「うふふふふ〜」

律「やれやれ……へへ」

澪「一件落着だな」

あははははは


梓「部室に来たらアンコまみれの顔のムギ先輩を取り囲んでみんなが笑ってた件」

おわり

乙
律紬いいよね…

まだやれるだろあくしろよ