ルッキーニ「親愛なるミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐へ」 (102)


~2月末~

坂本「宮藤!リーネ!ペースが落ちてきてるぞ!」

宮藤「はぁはぁっ」

リーネ「も、もう限界」


ドダタッ


宮藤「うわぁあああ」ドテッ

リーネ「ごめん芳佳ちゃん」

坂本「全く、仕方のない奴らだ。今日はここまでにするか」

芳佳「よかった~」ボソ

坂本「ん?なんか言ったか?」

芳佳「い、いえ、、なんでもないです!!」


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坂本「まあいい、今日の訓練はここまでにする!夕食に遅れるなよ」

芳佳リーネ「了解!」


リーネ「はぁ。芳佳ちゃん、怪我はない?」

芳佳「うん!大丈夫だよ」

リーネ「良かった~。ごめんね、私が倒れちゃったばっかりに」

芳佳「ううん、気にしないで」

リーネ「もうそろそろ3月なのに寒いね」

芳佳「ほんとだよ~。ロマーニャって暖かい方かと思ってたのに」


??「わぁあああ!!」

芳佳「うわぁあ!!!」

リーネ「きゃあああああ!!!」

ルッキーニ「にひひ~、二人ともびっくりしすぎ!」

リーネ「もぅ、ルッキーニちゃんかぁ。びっくりさせないでよ」

芳佳 モミモミ

ルッキーニ「ああ~、芳佳ずるーい!あたしもっ」モミモミ

リーネ「二人とも何してるの!!!」

芳佳「ご、ごめん」

ルッキーニ「にゃはは~」


芳佳「あれ?こんなところに白い花が咲いてる」

ルッキーニ「どれどれ~、、、、ほんとだぁ」

リーネ「これは白いナルキッソスかな」

芳佳「へぇ~、リーネちゃん詳しいね」

リーネ「えへへ、そんな事ないよ~。白いナルキッソスはね、自己愛とか尊敬とかを意味する花言葉があるんだって」

芳佳「私は花言葉なんて全然分からないや」

ルッキーニ「あたしも初めて知ったぁ。リーネは物知りなんだね」

リーネ「ありがとう、ルッキーニちゃん」


芳佳「あ、そういえばそろそろ夕飯だから戻ろうよ」

リーネ「そうだったね、ルッキーニちゃんも基地に入ろう?」

ルッキーニ「うんっ!ごっはん~、ごっはん~」

芳佳「今日の当番はバルクホルンさんだね~」

ルッキーニ「大尉はジャガイモばっかでつまんな~い」

リーネ「そ、そんなこと言っちゃだめだよ」

芳佳「あはは・・・・」


~ダイニングルーム~

バルクホルン「ックシュンッ!!!」

バルクホルン「風邪でも引いたのか」


~数十分後~

芳佳・リーネ「ごめんなさい、遅れちゃいました~」

バルクホルン「遅いぞ、お前たち」

エーリカ「先に食べちゃってるよ~」

ルッキーニ「遅かったじゃん、芳佳とリーネ」

芳佳「えへへ、長風呂しすぎて、、、」

坂本「はっはっは、最近はまだ寒いからなぁ。私も冬は風呂で寝そうになる」

ミーナ「それは危ないんじゃないかしら・・・」

芳佳・リーネ「いただきます!」

バルクホルン「たくさん食べて風邪をひかないようにするんだぞ」

シャーリー「姉じゃなくて母親だな、こりゃ」


バルクホルン「なんか言ったか、リベリアン?」

シャーリー「いやぁ、もうそろそろ3月なのに寒いなあってさ」

バルクホルン「確かに、地中海の付近はもっと暖かいと思っていたな」

エーリカ「トゥルーデの耳はどうなってんだよ」

坂本(3月か、、、、、そういえばミーナの誕生日は3月だったな・・・・)

ペリーヌ「ブリタニアやガリア北部は寒いですからね」

エイラ「これくらいで寒いなんてまだまだんだナ」

ペリーヌ「スオムスは別次元ですわ」




1レス目で宮藤と芳佳が入り混じってしまっていてごめんなさい。芳佳に統一します。


エイラ「なんだと~、ツンツンメガネのくせに」

ペリーヌ「べ、別に悪い意味で言ったわけではありませんわ」

エイラ「今度冬のスオムスに来てみろヨ~?」

サーニャ「エイラやめて。私も行きたくないわ」

エイラ「サ、サーニャ~」アワアワ

ペリーヌ「なんなんですの、これは・・・・・」


~食事後、もっさんの部屋~

坂本「ふぅ、食べた食べた」

坂本「そういえばミーナの誕生日はっと」ペラ

坂本「ふむ、3月11日か・・・・・・」


~エーゲルの部屋~


コンコン


エーリカ「空いてるよ~」


ガチャ


坂本「失礼するぞ」

バルクホルン「少佐?何故ここに?」

坂本「うむ、ちょっと話があってな」

エーリカ「なになに~?」

坂本「ハルトマン、相変わらず散らかっているな」

バルクホルン「少佐からも叱ってやってくれ・・・・」

坂本「私が言ってもどうせ元に戻る」


エーリカ「よくわかってるじゃん、少佐」

バルクホルン「調子に乗るな」ゴンッ

エーリカ「いててててててっ」

坂本「お前が悪い」

バルクホルン「して少佐、話とは?」

坂本「あぁ、悪い。実はな、ミーナの誕生日の件なんだが」

バルクホルン「ふむ、たしかミーナの誕生日は2週間後だな」

坂本「そうだ。それで今回の誕生日の催しをどうすればいいかと思ってお前たちに相談しに来た」

エーリカ「少佐が自分からそういうことを言うなんて珍しいね~」ニヒヒ

バルクホルン「こら、失礼だろう」


坂本「いや、いいんだ。私もこういうことに疎いからな。それにミーナには苦労ばかりかけているから、少しは皆と楽しい時間を過ごしてほしい」

エーリカ「ミーナに聞かせたら喜びそうだね~」

坂本「はっはっは、そうだと嬉しいがな。できるだけ秘密にしたいんだ」

エーリカ「じゃあさ~、当日まで秘密にしといて、隊のみんながプレゼントを上げてパーッとやろうよ」

坂本「それはいいな」

バルクホルン「しかしプレゼントを皆で買いに行くのも不自然だし、とにかく危険だろう」

坂本「それもそうだな」

エーリカ「トゥルーデは頭が固いな~」

バルクホルン「ほう、じゃあどうすればいいか聞かせてもらおうか」


エーリカ「ふふーん。誕生日まであと2週間あるわけだろ~?それまでに何人かずつのグループに分けて休暇を取ってプレゼントを街に買いに行けばいいじゃん」

エーリカ「例えばさ、2人ずつのグループを作って、ネウロイの予測日以外の日に休暇を取ってローマに行って買い物する。グループごとにプレゼントを買うっていう感じで。どう?」

バルクホルン「全く、こういう時ばかりお前は知恵が働くな」

エーリカ「ひどいなぁ」

坂本「たしかに名案だが、いざという時のために私は基地にいなければならん」

エーリカ「じゃあ、少佐はミーナにあげたい物を考えて、もう1人にそれを伝えて買ってきてもらうようにすればいいじゃん」

坂本「ふむ、それでいいな!」

エーリカ「決まりだね」

バルクホルン「少佐が言うなら仕方ない」


坂本「では、グループを決めよう」

坂本・バルクホルン「私は宮藤に頼もうかな(と一緒でいい)」

坂本・バルクホルン「!?」

坂本「何故お前が宮藤を選ぶ?」

バルクホルン「そ、それは、あれだ、、、、、私はプレゼントのセンスがなくて宮藤ならあるかなとお、思ってだな」

エーリカ ニヤニヤ

坂本「しかし宮藤は私の連れてきた弟子だからな、譲れんぞ!はっはっは!」

エーリカ「じゃあトゥルーデは私とだね、お姉ちゃん」

バルクホルン「うるさい!何がお姉ちゃんだ!くそぉ」


坂本「残りはシャーリーとルッキーニ、ぺリーヌとリーネでいいだろう」

エーリカ「そうだね~」

坂本「そしてこの中で運転できるのが私を除いて、ハルトマンとシャーリーだけか」

バルクホルン「つまりペリーヌとリーネのグループ、それから宮藤が自力でローマに行けないわけか」

坂本「まあその3人は土方に連れて行かせればいいだろう」

バルクホルン「土方、、、、、、、確か少佐の従兵だったか」

坂本「そうだ。あいつも運転できる」

エーリカ「じゃ、決まりだね」


バルクホルン「そういえば、エイラとサーニャを忘れているぞ」

坂本「む、そうだったな。私としたことが。あいつらも土方を使えばいいだろう」

エーリカ「少佐にこき使われて可哀想に、、、、、」

バルクホルン「ミーナの誕生日会について皆に知らせる必要があるな」

坂本「明日の朝の訓練の後、ミーナに知られないように皆を集める。お前たちも協力してくれ」

エーリカ「了解~」

バルクホルン「了解した」

坂本「では、私はこれで失礼する」

エーゲル「おやすみ(なさい)」


~外~

坂本「寒いが、星が綺麗だな」

坂本「ミーナの件をあいつたちに相談して正解だった」


ガサガサ


坂本「ん?あれは、、、、、、、」

坂本「おい!」

ルッキーニ「うにゃぁああ!」

坂本「こんな所で何をしている、ルッキーニ」

ルッキーニ「びっくりした~、少佐かぁ。ただ遊んでただけだよ」

坂本「全く、寒いのによくやるな」

ルッキーニ「にひひ~、少佐こそこんなところで何してるの?」


坂本「ちょっと散歩してたところだ」

ルッキーニ「ロマーニャの夜は綺麗でしょ~?」

坂本「あぁ、良く澄んでいるな」

ルッキーニ「でしょでしょ!」

坂本「扶桑でもすごいのが見れるがな」

ルッキーニ「そうなんだぁ。いつか芳佳と少佐の家に行ってみたいな」

坂本「はっはっは、いつでも待ってるぞ!、、、、、、あ、そうだ!」

ルッキーニ「にゃに!?」

坂本「おいおい、別に説教するわけじゃないぞ」

ルッキーニ「よかった~」


坂本「突然だが、3月11日は何の日か知ってるか?」

ルッキーニ「んっとねぇ~・・・・・・・・・・あ!中佐の誕生日!」

坂本「おお、その通りだ」

ルッキーニ「すごいでしょ!」ニヒヒ

坂本「うむ、流石はルッキーニだ。そのミーナの誕生日のことなんだがな」

ルッキーニ「誕生日パーティー???」

坂本「そうだ。ミーナに秘密でやろうと思っていてな、明日の朝の訓練の後にそれについて話があるからブリーフィングルームに来い」

ルッキーニ「あいっ!楽しみ~」ウジュ

坂本「くれぐれもミーナにばれないようにな」


ルッキーニ「もちろんっ!!」

坂本「お前は元気があるから訓練をしてほしいものだがな」

ルッキーニ「訓練きら~い、、、、、、、、あっ、、、」

坂本「ふむ、まあ何時か訓練の大切さがわかる時が来るさ」

ルッキーニ(怒られなかった~)

ルッキーニ「少佐は前より訓練しないからって怒らなくなったね」

坂本「ん?怒ってほしいのか?」

ルッキーニ「け、結構です、、、、」


坂本「はっはっは、冗談だ」

ルッキーニ「にゃはは、、、、」

坂本「でもそれはな、ミーナの方針でもあるんだ」

ルッキーニ「中佐の?」

坂本「あぁ、ミーナはな、お前がこの501で荒れていた時に上層部や他からの苦言があっても絶対にお前を放そうとはしなかった」

ルッキーニ「そうなんだ、、、、」

坂本「なぜ放そうとしなかったかと思う?」

ルッキーニ「・・・・・・・・・・・」

坂本「心配なんだ、ルッキーニのことが、、、同時に期待もしているがな。それに、いつもミーナが言っているだろう。私たちは家族なんだと、、、、」

坂本「でもミーナは無理に訓練させはしない、、、、個人の力を最大限伸ばそうと考えているからな。501が比較的自由な雰囲気なのもそのためだ」


ルッキーニ「・・・・・・・・・・・」

坂本「ルッキーニ、お前には私やミーナには無い素質と明るさがある。私とミーナはお前が将来ウルトラエースになって、良い上官にもなれると思っている。それくらいのものをお前は持っている」

ルッキーニ「そ、そんなこと」

坂本「ある!私が言うんだから間違いない!あっはっは!」

坂本「お前が間違ったことをしたらミーナは凄い怒るだろう?」

ルッキーニ「うん」

坂本「それは心配と期待をしているからだ」

坂本「ま、この話はこれで終わりだ。明日の集合には来てくれよ」

ルッキーニ「うん、おやすみなさい」

坂本「うむ、おやすみ」


~ハンガー~

坂本「少し話しすぎたかな・・・・」

坂本「期待を押し付けてしまったか、、、、でも、ルッキーニなら大丈夫だろう」


エイラ「おーい」

坂本「お、エイラとサーニャじゃないか。夜間哨戒か?」

サーニャ「はい、、、、」

エイラ「少佐は何してるんダ?」

坂本「まあ、散歩といったところだ。ところで明日なんだが」

エイラ「それならもう大尉に聞いたゾ。朝の訓練の後だロ?」

坂本「あぁ、ならよかった。夜間哨戒頑張れよ!」

エイラ「任せろなんだナ」


サーニャ「おやすみなさい、坂本少佐」

坂本「おやすみ、サーニャ、エイラ」


エイラ「よし、じゃあ行くカ」

サーニャ「うん」


~基地上空~


サーニャ「見てエイラ、誰か下にいるわ」ブロロロ

エイラ「ん?ほんとダ、、、、、、あれはルッキーニなんだナ」ブロロロロ

サーニャ「うずくまってるみたいだけど、大丈夫かしら、、、、」ブロロロ

エイラ「また何かやらかして少佐に怒られたんじゃないカ~?」ブロロロロ


~朝の訓練~

坂本「宮藤!腰に力が入ってないぞ!」

芳佳「はい!」

坂本「リーネは、、、全弾命中か。よくやったな!」

リーネ「ありがとうございます!」


坂本「よし、朝の訓練はここまでだ。この後は昨日言った通りブリーフィングルームに集まってくれ」

芳佳・リーネ「了解!」


芳佳「リーネちゃん射撃すごかったな~」

リーネ「ありがとう芳佳ちゃん」

芳佳「さ、早くシャワー浴びてブリーフィングルーム行こっか!」

リーネ「うん!」

タッタッタッ


~ブリーフィングルーム~

シャーリー「ふぅ~、ギリギリ間に合った~!!!」

ルッキーニ「ギリギリ~!!」

バルクホルン「ギリギリ遅刻だ」

シャーリー「悪かったって」

坂本「まあまあ、これで全員そろったな」

エーリカ「ミーナは執務室で作業中なのを確認したよ~」

坂本「よし、では話を始めるぞ」

坂本「今日集まってもらったのは皆知ってると思うがミーナの誕生日パーティーについてだ」


坂本「昨日、それについてバルクホルンとハルトマンと話し合ったんだが、皆の意見を聞きたい」

坂本「では、ハルトマン、説明を頼んだ」

エーリカ「オッケー」



説明中



エーリカ「とまぁこんな感じ~」

シャーリー「なかなかいいんじゃないか?」

ルッキーニ「いいとおもう~!!」

エイラ「前は中佐の誕生日パーティーは普通のだったから、今回のは驚くかもナ」

サーニャ「素晴らしいとおもいます」

芳佳「私も良いと思います!!ね、リーネちゃん?」

リーネ「うん!」


坂本「では、まず休暇の順番を決めていくぞ」

エーリカ「じゃあ最初私たち行くよ」

ペリーヌ「では次は私とリーネさん、宮藤さんということで」

エイラ「じゃあ次に私とサーニャで行くぞ~」

ルッキーニ「あたしたちは最後!」

シャーリー「残り物には福があるっていうからな~」

坂本「なんの残り物だ、、、、、」

バルクホルン「あとは、この休暇ラッシュをミーナが許してくれるかどうかだ」

エーリカ「一斉に申請すると怪しまれるから今日と明日に分けてやろう」

ペリーヌ「理由付けが難しそうですわね」


バルクホルン「とりあえず行く順番で申請していくぞ。申請が終わったら次の順番のグループに伝えていく、というのでどうだ?」

坂本「それがいいだろう。私も出来るだけ協力する」

バルクホルン「お願いする」

芳佳「なんだか楽しそうですね!」

エイラ「今までこんなこと無かったからナ」

リーネ「中佐に秘密で何かするなんてドキドキするよ~」

芳佳「バレないといいな~」

坂本「細心の注意を払ってやってくれよ。ミーナに感づかれすらしないようにな」


~昼食後~

バルクホルン「ミーナ、この後執務室にお邪魔してもいいか?」

ミーナ「えぇ、いいわよ」

エーリカ「私もいくよ~」

~執務室~

バルクホルン「失礼する」

エーリカ「入るよ~」

ミーナ「どうぞ」


ガチャ


ミーナ「珍しいわね、2人そろって」

バルクホルン「ああ、まあな」

ミーナ「それで、今日はどうしたの?」

バルクホルン「休暇についてなんだが、、、、この日にエーリカとローマに行きたいんだ」


ミーナ「あら、トゥルーデが休暇を申請してくるなんてちょぴり意外だわ」

バルクホルン「クリスの服を買いたくてな、なぁエーリカ?」

エーリカ「トゥルーデがどうしても行きたいんだってさ、いいだろ?」

ミーナ「えぇ、別にいいけど。この日はネウロイも来ない予定だし」

エーリカ「じゃあよろしく~」

バルクホルン「すまないな、ミーナ」

ミーナ「別に謝らなくてもいいわよ」

~廊下~

バルクホルン「なんとか成功したな!」

エーリカ「ふぅ、次はリーネ達か。今日の夕食後に行かせよう」

バルクホルン「あぁ、少佐がミーナと一緒にいる状況が好ましいな」


~芳佳リーネペリーヌの部屋~


コンコン


ペリーヌ「どうぞ」

バルクホルン「入るぞ」

芳佳「あ、バルクホルンさん、こんばんは」

バルクホルン「うむ、私たちは昼にミーナから休暇を貰うことに成功した」

芳佳「おめでとうございます」

リーネ「おめでとうって、、、、、、」

ペリーヌ「次はわたくしたちの番ですわね」

バルクホルン「そうだ。お前たちは夕飯後に行ってくれ。少佐をミーナの部屋に配置しておく」

ペリーヌ「了解ですわ」


~夕食後~

ペリーヌ「さぁ、そろそろ行きますわよ」

芳佳「うぅ~、緊張する~」

リーネ「芳佳ちゃん、頑張ろう」

芳佳「うん」

ペリーヌ「全く、貴方たちは。怒られるわけではないでしょうに」


~執務室~


コンコン


ミーナ「どうぞ」

ペリーヌ「失礼しますわ」

芳佳「失礼します」

リーネ「失礼します」


ミーナ「あら、3人してどうしたのかしら」

坂本「珍しいな、休暇申請でもするのか?」アイコンタクト

ペリーヌ「え、えぇそんなところですわ(流石少佐ですわ!!)」

ミーナ「3人でどこか行くの?」

ペリーヌ「はい、この日なのですが、リーネさんと宮藤さんと一緒に部屋の家具を探しに行きたいのですが、、、」

ミーナ「ここに来てまだ1か月ですものね。分かりました、休暇を許可します。楽しんできてくださいね」

芳リーネペリ「ありがとうございます!」

坂本「運転は土方にでも頼んでおくか」


ミーナ「あら、良いのかしら?」

坂本「別に構わんぞ」

ミーナ「ならお願いするわ」

坂本「お前たち、気を付けて行けよ」

ペリーヌ「はい!」


~廊下~

芳佳「案外すんなりいきましたね」

リーネ「でも、家具って言っちゃったから家具も何か買わなきゃだね」

ペリーヌ「それくらいしか理由が見つかりませんでしたわ」

リーネ「確かにそうですね・・・・」

芳佳「次は、エイラさんとサーニャちゃんですね」

ペリーヌ「ええ」


~翌朝~

エイラ「おい、ミヤフジ、、オマエラの結果は??」ボソボソ

芳佳「成功しました」

エイラ「それを早くえヨ」

芳佳「ごめんなさい。すぐに寝ちゃいました」

エイラ「まあいいや、じゃあ次は私たちの番だナ」

芳佳「サーニャちゃんも一緒に?」

エイラ「いや、サーニャは寝てるから私一人で乗り込むゾ」

芳佳「頑張ってくださいね」

エイラ「任せろっテ」


~執務室~


コンコン


ミーナ「どうぞ」

エイラ「入るゾ」

ミーナ「おはよう、エイラさん」

エイラ「おはようなんだナ」

ミーナ「用は何かしら?」

エイラ「サーニャとこの日に休暇を取りたいんだナ」

ミーナ「その日は、、、、、、、、大丈夫そうね」

エイラ「じゃ、お願いするゾ」


ミーナ「ええ、でも何をしに行くのかしら?」

エイラ「ん?あ、あぁ、、、、、(やべェ、、、考えてないゾ)」

ミーナ「?」

エイラ「あの、、、あれだヨ、、、、(どうしようどうしようどうしよう、、、、考えろォ私~)」

ミーナ「あれじゃ分からないわ」

エイラ「デ、デートだよ!デート!!そうそう!デート!!!」

ミーナ「あらあら、顔が真っ赤よエイラさん」フフ

エイラ「あははははぁ・・・・・・・・・(あぶないとこだったんだナ、、、、、、)」

ミーナ「楽しんでらっしゃい」

エイラ「あ、ありがとう、、、ございます、、、、、、なんだナ」


~廊下~

エイラ「・・・・・・・・・」トボトボ

エイラ「、、、、、、、あぁあああああああああああああああああああっ」

バルクホルン ビクッ!!!

バルクホルン「エイラ!!貴様急に大声を出してどういうつもりだあ!!!」

エイラ「ご、ごめん」

バルクホルン「まさか休暇取れなかったのか?」

エイラ「いや、取れたゾ・・・・・・」

バルクホルン「そうか、ならよかった、、、、もう大声を出すなよ」

エイラ「ハイ」


シャーリー「おーい、エイラ」

エイラ「ん?シャーリーとルッキーニじゃないカ」ズーン

ルッキーニ「エイラの目が死んでる~」

エイラ「色々あってナ、、、、、とりあえず私は休暇取れたゾ」

シャーリー「おお!良かったなぁ。最後は私たちで決めるか!」

ルッキーニ「おぉおお!!!!」

エイラ「がんばれヨ~」ダラー


トボトボ


シャーリー「ありゃ酷いな」

ルッキーニ「ゾンビみたいだったね」


~夕食後~

シャーリー「じゃ、中佐のとこ行くか。ルッキーニも来るか?」

ルッキーニ「ん~、、、、、行く!!」

シャーリー「そうか」


~執務室~


コンコン


ミーナ「どうぞ」

シャーリー「失礼します」

ルッキーニ「失礼しま~す」

ミーナ「今度はルッキーニさんとシャーリーさん?」

シャーリー「え?」

ミーナ「いえ、何でも、、、、、、このところ集中して隊のみんなが休暇申請に来ててね、、、、、」

シャーリー(ギクッ・・・・・・・・・・・)


シャーリー「ま、まあ、ここに着任してひと月経って落ち着いてきたからじゃないですか?ほら、神経質になってた心に余裕が出てきたみたいな、、、、、」

ミーナ「ふふ、そうかもしれないわね。あなたたちも休暇かしら?」

シャーリー「ええ。この週のこの日なんですがね、ルッキーニと一緒に古くなった工具を買い替えに行こうかと思って」

ルッキーニ「行く~!!!」ウジュ

ミーナ「分かったわ、申請を許可します」

シャーリー「ありがとうございます!ほら、ルッキーニもお礼」

ルッキーニ「ありがとう中佐!」

ミーナ「どういたしまして」


~廊下~

シャーリー「ふぅ~、何とかいけたな」

ルッキーニ「大成功だったね~」

シャーリー「一瞬ドキッとしたけどな」

ルッキーニ「みんなに言いに行こ!!」

シャーリー「そうだな」


~ブリーフィングルーム~

坂本「お、シャーリーとルッキーニが戻ってきたぞ」

シャーリー「みんなしてお出迎えか~、なんだか照れるな」

バルクホルン「それで、結果はどうだったんだ?」

シャーリー「もちろん、成功したぞ~」

エーリカ「これで、第一関門突破だね」

宮藤「早く買い物に行きたいな~」


坂本「宮藤、ちょっといいか」

芳佳「なんですか?」

坂本「ミーナの誕生日プレゼントなんだが」

芳佳「あ、私が代理で買えばいいんですよね!」

坂本「それはそうなんだが、、、宮藤の意見も聞きたいと思ってな」

芳佳「う~ん、そうですねぇ、、、、、、ミーナ中佐は書類仕事で座りっぱなしなのでお尻の下に敷く座布団みたいなのはどうでしょう?」

坂本「ふむ、私も座布団は候補の一つにあったな。でもあそこの椅子は元々ふかふかしているからな~」

芳佳「そうなんですか、、、、、」

坂本「そうだ、、、、背中に当てるクッションなんてどうだ?」

芳佳「いいですねぇ!それにしましょう!」

坂本「色は赤っぽいので頼む」

芳佳「了解です!」


~数十分後・外~

ミーナ「やっと書類を片付けることができたわ~、、、外を歩くのがこんなに気持ち良いなんてね」トコトコ

ミーナ「このロマーニャに来てもう一か月になるのね」トコトコ

ミーナ「私も皆と一緒に休暇をとりたいわ、、、、、、、」

ミーナ「はぁ、、、、、、」


ガサガサ


ミーナ「ん?(誰かいるのかしら、、、、)」

ミーナ「そこにいるのは誰かしら?」

ルッキーニ「は、はいぃ!」

ミーナ「あら、ルッキーニさんだったのね。この寒い中外に出ていたら風邪をひくわよ」


ルッキーニ「ならミーナ中佐も風邪ひくよぉ」

ミーナ「ふふふ、一本取られたわ」

ルッキーニ「にゃはは」

ミーナ「ルッキーニさんは今度の休暇は楽しみ?」

ルッキーニ「もちろん!早くローマに行きたい~」ウジュー

ミーナ「ルッキーニさんの故郷ですものね」

ルッキーニ「うん!世界で一番良いところだよ!」

ミーナ「うふふ、私もいつかゆっくり観てみたいわ」

ルッキーニ「ネウロイをやっつけたら~、中佐を案内してあげりゅ!」


ミーナ「本当に?とても楽しみね」

ルッキーニ「いっぱい行きたいとこあるよ~、コロッセオでしょ~、トレヴィのいずみでしょ~、・・・・・・・・・・・・・・・」

ミーナ「あらあら、大好きなのね」

ルッキーニ「中佐も自分の生まれたところが好き?」

ミーナ「もちろん、ルッキーニさんと同じよ。だからどんなに辛くてもネウロイと戦っていられるの」

ルッキーニ「、、、、、、、、、、、ロマーニャのネウロイをやっつけたら~、ミーナ中佐の故郷を取り戻してあげる!!!」ジュ!

ミーナ「ありがとう、ルッキーニさんならきっと出来るわ」

ルッキーニ「中佐は、、、あたしのこと、嫌じゃない?」

ミーナ「急に、どうしたの?」

             \            ./)  /)            /
「ねぇみて芳佳~?  \  【マーマ】  i ノ __ i ノ            /:::::::::::::/::::| //´/:::::::::::/::::://:::イ /:/   |::::::::: !マ}
 ……新しいズボン!!」\       , '´  `ヽ  オーイ、ルッキーニ/ j!:::::::::::/::::: |イ{:::/:::::::::::/::/__´__,/イノ  , |:::::;::::| }:|
                  \      !ルイ从从リゝ カエルゾー? /.   j!::::::::::/::::::/,-、/:::::::::イ/____. /    _,ソ:::/:::リ i:{
┴ァ'"   /       下ミ:ヘ   \     jリル ゚ ヮ゚ル      /     j!::::::: /:::::::{/ イ:::::::/:::{  {! ら:::㍉ ヽ   ,ィ}/::::/::::/ リ
><_ /\      _{::.:ヾヘ    \  彳/.,.<Y>.)     /      ,:{:::::: イ!:::::::;!   !:::::/ |::|  `弋こソ     {シ{::::/l:::/
!=:x.._、゛    ` ̄ ̄, ̄ ハ::.:.}:.ヘ    \  く=_j、=>.)    /     /::|::::::: |l::::/イ\..|:::/ゝ|::|  ////    Ⅵ::/ j:/
. l:.   ヾニニニニ≠'"¨ ̄ヘ:.::.::.ヘ   \ ∧∧∧∧/      ::'::::::::|::::::::{´゙    |:/-、.|::| u          >' /
::.:|:     ヾ二二シ´      ヘ\: :}    <       >      _,::::- |::::::::|     /   !::!       , , イ
.:: |.     `vー〈               <    う >          |:::::::{       、 ,ヾ! 、       イ::/  「ぅ……ご、ごめんなさぃ…」
::::.l. ジャーン!! ';::ヘ      【お色気】  <     じ > 【成長・ドラマ】:::::|         ∨    >  - ´ j::/
`'::l       i;ハ.            <  予  ゅ >         ∨:::|          _\         /イ
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「うじゅ…あづぃ~」    【語録】   <     の  >  【ほのぼの】  ,. -――-/」:.:.:\
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      「ウジュジュwwwwウジャwww」  /∨∨∨∨\         /:.:.:.:.「ヾ<、:.:.:.:..\ヽ:.:.:.ヘ   「ムニャ …、zz…」

                       /  【雑学】   \        i:.:.:.:.:.ト、 !}/`ニヾ.:\-:.:.ヘ
  「やたー! シャーリー好き!」 /         ___\       」:i:.:.:.:.|ヾ! リ  ィヤ `T 〉}:.:.:ヘ__ __         ______
                     /バ〃´  `ヾハ. |∧   \    >|:l:.:.:.:i´       V入:.:.:.ヘ  \ヽ___ ィ ´       , へ、ヽ、
    「にゃ…??」      /  !ノjミイ,イ^从リ〉、! | 。て ピシッ \ //:.l:iヾ:.:.ト 彡 、__   / \ヘ:.:..ヘ   ///  __        |>-\ \
                 /  イルヾ(! ゚ ヮ゚ノ!ノル /        \ ゞl」.:\从\__ノ/   }:ハ:.:i\/へ.-‐ '     \     ハ-―7\ \ 
 『はい』 → 「あい!」  /       /)i苹il、 / 「ロマーニャは~  \\{/   く /: :./   .// }:l        / i   \  / ノニ斗_二>'
              /        (,くヨハ_j_)    …多分この辺」 \〈◇   } /    /\_リ_r――- 、/o ∧    ∨ :/⌒´


ルッキーニ「だっていつも怒られてるから、、、、」

ミーナ「ふふ、私はルッキーニさんのことが大好きよ。大好きだから怒るの」

ルッキーニ「うじゅ~、、、、、、、あたしも中佐が好き!!!」

ミーナ「あら、本当かしら~?フフ それにね、、、、、、私が501のみんなを嫌いになんてなったことないわ」

ルッキーニ「家族、、、、だから?」

ミーナ「ええ、その通りよ、、、、あら?もうこんな時間。そろそろ基地に戻らなきゃだめよ」

ルッキーニ「は~い」

ミーナ「最後に一つだけ、いいかしら?」

ルッキーニ「なになに??」

ミーナ「ルッキーニさんにはこれから厳しいこと、辛いことがたくさん待っていると思う。そんな時はね、501のことを思い出して欲しいの。ここで過ごし、戦ったこと、学んだことは絶対に貴方を助けてくれるはずよ」

ルッキーニ「あいっ!!!」

ミーナ「よろしい!では、おやすみなさい」

ルッキーニ「おやすみ!」


~3月某日 バルクホルン・エーリカの休暇の日~

バルクホルン「では、ミーナ、少佐、行ってくるぞ」

ミーナ「気をつけてね」

坂本「基地のことは任せておけ~!!」

エーリカ「じゃあね~」フリフリ


ブロロロロォオオ


エーリカ「トゥルーデと街に出かけるのも久しぶりだね~」

バルクホルン「あぁ、数か月ぶりだな」

エーリカ「宮藤と一緒のが良かった?」ニヒヒ

バルクホルン「な、急に何を言っている!!」

エーリカ「もぅ、私というものがありながら~」

バルクホルン「うるさい!お前は運転に集中しろ!!」


~ローマ~

エーリカ「はぇ~、凄い街だな~」

バルクホルン「流石、歴史のあるローマだな」

エーリカ「一日じゃ見て回れそうにないねこりゃ」

バルクホルン「そうだな。それよりミーナのプレゼントを先に買うぞ」

エーリカ「え~、先お昼ごはんにしようよ~」

バルクホルン「全く、お前には我慢という単語がないのか」

エーリカ「我慢は体に良くないぞ~」

バルクホルン「大体、お前はカールスラント軍人として・・・・・・・・・・・・・・・・」ベラベラ


エーリカ(あ~、めんどくさいことになった~)

バルクホルン「ベラベラ ・・・・ということだ!って、聞いているのか!」

エーリカ「聞いてるよ~」

バルクホルン「くぅうう、お前という奴は!」


グゥ~


エーリカ「トゥルーデ、お腹なってるよ」

バルクホルン「/////、、くっ、だらしないな。私はカールスラント軍人失格だ」

エーリカ「最初から素直になればいいのに」

エーリカ「さーてと、何食べようかな~」


~レストラン~

エーリカ「ん~!!うま~いっ!!」モグモグ

バルクホルン「食べながら喋るな」

エーリカ「だってこんなピッツァ食べたことないもん」

バルクホルン「食べ過ぎるなよ、、、、」

エーリカ「せっかくローマに来たんだから食べ過ぎるくらいじゃないと勿体ないよ~」

バルクホルン「何言ってるんだ全く、、、パク」

バルクホルン「うむ、これは美味いな」

エーリカ「でしょ??もう一枚頼むぞ~」

バルクホルン「だーめーだ。ただでさえパスタと肉料理を頼んでいるのに、これ以上の食い意地を張るのはやめろ」

エーリカ「ちぇ~、分かったよ」

バルクホルン「食べ終わったらプレゼント買いに行くからな」

エーリカ「分かってるよ~」


~雑貨屋~

エーリカ「お腹いっぱいで動けな~い」

バルクホルン「あれほど言ったというのに、、自業自得だ」

エーリカ「ひどいなぁ。で、プレゼントどうする?」

バルクホルン「ふむ、新しい枕なんかはどうだ?最近古くなってきたと言っていたからな」

エーリカ「いいんじゃない?寝やすい枕を上げたら喜ぶよきっと」

バルクホルン「じゃあそれで決まりだな。ついでにクリスの服も買っていくぞ」

エーリカ「ほんとに買うんだ・・・・・・・」

バルクホルン「当たり前だろう」


~買い物後~

バルクホルン「よし、今日すべきことは終わったな」

エーリカ「まだ時間あるからちょっと観光しようよ~」

バルクホルン「そうだな、せっかくローマに来たわけだし」

エーリカ「まず、観光のための腹ごしらえにお菓子を買いに行きます」

バルクホルン「さっきまでお腹いっぱいとか言ってたのはどこの誰だ」

エーリカ「お菓子は別腹だよぉ」


ーーーーーー

ーーーー

ーー


~3月某日 芳佳、リーネ、ペリーヌの休暇の日~

坂本「土方、急に運転を頼んですまんな」

土方「いえ、とんでもありません」

坂本「お前たち、土方を困らせてやるなよ」

芳佳「はい!では、いってきま~す!!」


ブロロロロ


芳佳「楽しみだね~!!」

リーネ「ローマ行くのなんて小さいころ以来だよ~」

ペリーヌ(なんなんですの!あの土方という殿方は!!!)

土方(なんだか視線を感じる・・・・・)


~ローマ~

土方「では、帰る時になったら声をかけてください」

芳佳「はい!ありがとうございました」


ペリーヌ「宮藤さん!あの土方という人をご存じでして?」

芳佳「え、えぇ。土方さんは坂本さんの従兵なんですよ。会ったことありませんでした?」

ペリーヌ「ありませんわ!少佐と仲良さげにして、許せませんわ!!」

芳佳「あはは、、、でもそういう関係じゃないと思いますけど、、、、、、」

ペリーヌ「もしそうだったらタダじゃおきませんわ!」

リーネ「まあまあ、プレゼント買いに行こうよ」


~デパート~

芳佳「わ~、広ぉ~い!」

リーネ「一日時間潰せそうだね」

ペリーヌ「さて、リーネさん。中佐へのプレゼントはどうしますの?」

リーネ「う~ん、万年筆とかどうでしょうか??」

ペリーヌ「無難ですわね。でもまあ中佐は書類仕事が多いですから実用的で良いかもしれませんね」

リーネ「インクとのセットを買えば長く使えますし」

ペリーヌ「そうですわね。では万年筆とインクを買いに行きましょう」

芳佳「私はクッションを買うから別の階になっちゃうね」


リーネ「芳佳ちゃん、一緒に見ながら買わない?そっちの方がみんなで選べて楽しいんじゃないかな」

芳佳「うん、そうする!ありがとうリーネちゃん!」

ペリーヌ「全く、宮藤さんははしゃぎ過ぎですわ」

芳佳「でもこうして一緒に買い物するなんて滅多にないじゃないですか~」

リーネ「まるで普通の女の子の日常みたいだね」

ペリーヌ「私たちはウィッチですのよ、それ相応の振る舞いをしなければならないことをお忘れなく」

芳佳「え~、たまにはこういうのもいいじゃないですか~」


ペリーヌ「だらしがないですわね」

リーネ「ふふ、でもペリーヌさんも結構楽しんでるふうに見えますよ?」

ペリーヌ「リーネさんまで、、、、ま、誰かのプレゼントを選ぶのは少しドキドキしなくもないですわ」

リーネ「ガリアの復興と501の再結成で忙しかったですから、こういう羽休めも時には必要だと思いますよ」

ペリーヌ「、、、、、、ええ、確かにそうかもしれませんわね」

芳佳「あ、あそこに万年筆があるよ」


ーーーーーー

ーーーー

ーー


~3月某日 エイラ―ニャの休暇の日~

坂本「すまないな、立て続けに運転を頼んで。よろしくお願いするぞ」

土方「ハッ!」

ミーナ「サーニャさん、今日の夜の夜間哨戒は無でいいわよ。疲れてるでしょうからね」

サーニャ「ありがとうございます」

エイラ「じゃ、行ってくるんだナ」


ブロロロロ


エイラ(土方さんは少佐の従兵なのカ、、、、ちょっとからかってやるカ)ニヒヒ

エイラ「なあ、土方さん。少佐のこと、好きなのカ?」

土方「そうですね、好きというよりは尊敬の方が未だ大きいでしょうか。私もまだまだですからね。そういうユーティライネン中尉は今日はリトヴャク中尉とのデートとお聞きしましたが?」フッ

エイラ「なっ、なななな、、、、にを言ってるかさっぱりなんだナ/////」ボフッ

サーニャ(返り討ちにあってるエイラ、、、、可愛い、、、、)


~ローマ~

土方「では、楽しんできてくださいね」

サーニャ「ありがとうございます」

エイラ「あ、ありがト」


サーニャ「エイラ、最初に中佐のプレゼンと買いにいきましょ?」

エイラ「ああ、そうするカ。その後はお昼食べて、観光でもしよう」

サーニャ「ええ、それでいいわ」

エイラ「中佐のプレゼントどうしヨ~」


サーニャ「う~ん、エイラは何か案はある?」

エイラ「枕とかでいいんじゃないカ~?」

サーニャ「たしか枕はハルトマンさんが買ったって言っていたわ」

エイラ「先にやられたんだナ、、、、」

サーニャ「あ、そういえば、ロマーニャは石鹸が有名よね。オリーブの石鹸なんてどうかしら?」

エイラ「おお、いいじゃないカ!流石はサーニャ」

サーニャ「ふふ、ありがとう。じゃあ早速買いに行きましょう」

エイラ(夢のような時間なんだナ・・・・・)ニヤニヤ


~ショッピング・観光終了後~

エイラ「んじゃ、そろそろ帰るとするカ」

サーニャ「そうね」

エイラ「あっという間だったんだナ」

サーニャ「楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうわ」

エイラ「サーニャが楽しんでくれてよかったゾ」

サーニャ「エイラのおかげよ。ありがとう、エイラ」

エイラ「ど、どういたしましてなんだナ///」ドキドキ

サーニャ「また行きましょう?」

エイラ「もちろん!」


ーーーーーー

ーーーー

ーー


~3月某日 シャーリー・ルッキーニの休暇の日~

シャーリー「まだ中佐にはバレてないですよね?」ボソボソ

坂本「ああ、大丈夫だ。心配ない」ボソボソ

ミーナ「ふたりでこそこそと何喋ってるのかしら?」

坂本「ん?あ、あぁ、大したことではない」

ミーナ「まぁ、いいわ。シャーリーさん、ルッキーニさんをよろしくね」

シャーリー「ははは、いつものことですから大丈夫ですって」

坂本「よし!じゃあ気をつけて行って来いよ!」

シャーリー「( ̄▽ ̄)ゞラジャ」

ルッキーニ「行ってきま~す!!!」


ブロロロロ~


~ローマ~

シャーリー「ふぅ、やっと着いた~」

ルッキーニ「おつかれシャーリー!」

シャーリー「ありがとうルッキーニ」

ルッキーニ「お腹すいたからご飯食べたい~」グゥ~

シャーリー「はは、相変わらず食いしん坊だなぁ。じゃ、先に飯にするか!」

ルッキーニ「やたー!!!」

シャーリー「ルッキーニは何が食いたいんだぁ?」

ルッキーニ「えっとぉ、クアトロフォルマッジでしょ~、ペスカトーレでしょ~、カチャトーラでしょ~、・・・・・」

シャーリー「あ~、わかったわかった!」


~レストラン~


リョウリズドーン


シャーリー「こりゃ頼みすぎたかな、、ははは」

ルッキーニ「大丈夫だって~。あたしがきつくなったらぁ、シャーリーに任せるぅ!」

シャーリー「それは大丈夫じゃないんだよなぁ」

ルッキーニ「いっただっきま~す!」ガツガツ

シャーリー「いただきます(まあ、ルッキーニが喜んでるしいっか)

シャーリー「ルッキーニ、うまいか?」

ルッキーニ「うんっ!すっごい美味し~!!!!」ウジュー


シャーリー「良かったな~。でもそんなに口にいっぱい入れて食うとみっともないぞ~」

ルッキーニ「だってぇ、美味しいからしょうがないじゃんっ」

シャーリー「それはしょうがないなぁ、うん。それより、中佐へのプレゼントどうしようか?」

ルッキーニ「シャーリーなんかないのぉ?」

シャーリー「お、押しつけかよ、、、、そうだなぁ、、、、」

ルッキーニ「シャーリーだめだなぁ」

シャーリー「そんなすぐに思いつかないってーの!」

ルッキーニ「あ!そだ!」


シャーリー「お?ルッキーニ何か思いついたのか?」

ルッキーニ「うん!あのさ、写真立てとかどうかな!?」

シャーリー「ほう、ルッキーニにしては珍しいものが出てきたな」

ルッキーニ「何それひどぉ」

シャーリー「あっはっは、冗談だって~。でもなんで写真立てなんだ?」

ルッキーニ「んっとぉ、501のみんなの写真をね、飾ってほしいから!」

シャーリー「でも写真はいっぱい撮ってるぞ?」

ルッキーニ「あたしのプレゼントしたのに飾ってほしいの!」

シャーリー「ちょっと意地悪だったな、ごめんごめん」アハハ


ルッキーニ「この前ね、ミーナ中佐とお話ししたんだ~」

シャーリー「へぇ、お前がか?珍しいなぁ」

ルッキーニ「うん。それでね、中佐があたしに、将来つらいことがあったら501のことを思いだしてって言ってくれたんだ」

シャーリー「うんうん」

ルッキーニ「それでわたしも、ミーナ中佐が引退した後も501のこと思い出して欲しいなぁって思ったの」

シャーリー「そうか、、、、(ルッキーニが自分のことだけじゃなくこういう風に思えるようになったのは501で過ごしたからかもしれないな、、、)」

ルッキーニ「うじゅ~、なんだか恥ずかしい~」

シャーリー「恥ずかしがることなんてないぞ~!!」ワシャワシャ

ルッキーニ「うにゃぁあああ!シャーリーくすぐったいってぇ~!」


シャーリー「あっはっは!」

ルッキーニ「もうっ、シャーリー力強すぎぃ!」

シャーリー「わりぃわりぃ、、、、ルッキーニは、中佐のこと尊敬してるのか?」

ルッキーニ「うん!中佐のこと大好き!」

シャーリー「そっか、、、、、、じゃあ、これから怒られないようにするんだぞ~?私もとばっちり食らいたくないからな」

ルッキーニ「分かった~!」

シャーリー「よし!じゃあ、写真立てを買いに行く、、前にだな、、、、、、」

ルッキーニ「どったの?」


シャーリー「この料理を片付けなければ、、、、」

ルッキーニ「あたしもうそろそろお腹いっぱ~い」

シャーリー「ええええ!?もっと頑張れよぉルッキーニ、、、」

ルッキーニ「シャーリーなら大丈夫だって!」

シャーリー「いや、、、、きつ、、、、、、」ズーン


ーーーーーー

ーーーー

ーー






~3月10日 誕生日パーティー前日~

坂本「よし、全員揃ったな」

坂本「まず最初に、お前たちがプレゼントを買ってきてくれたことに礼を言う」

バルクホルン「何も起きずに良かったな」

エーリカ「ミーナにもバレなかったしね~」

坂本「あぁ、そして今日は明日の準備の作戦と段取りを決めるぞ」

バルクホルン「まずは明日の各人の役割を決めていくのがよさそうだな」

坂本「うむ。とりあえず、料理と飾り付け、ミーナの監視の役割が必要だな」

エーリカ「とりあえず料理は宮藤とリーネでいいんじゃない?」


坂本「そうだな」

宮藤「わ~い、リーネちゃん頑張ろうね!」

リーネ「うん!」

バルクホルン「私も料理に入るぞ」

宮藤「バルクホルンさんもですか??」

バルクホルン「うむ、カールスラント料理を作ってミーナに食べてもらう」

シャーリー「それから妹と一緒に料理を作りたいからな」

バルクホルン「リベリアン、意味不明なことを言うな」ゴゴゴ

シャーリー「はいはい」オーコワイ


坂本「では、料理をするのは宮藤、リーネ、バルクホルンで決まりだな」

エーリカ「ミーナの監視は少佐と私でいんじゃない?」

坂本「そうだな、他に監視をやりたい者はいるか?」


シーン


ペリーヌ(ここで手を挙げるのは不自然ですわね、、、、、、少佐と一緒が良かったですが今回は諦めますわ、、、)

バルクホルン「では残りのものは装飾を頼むぞ」

坂本「よし、これで役割分けは終了だな。次は段取りだな」

バルクホルン「朝の訓練の後から作業開始にするか?」


坂本「うむ、それでいいだろう。その後直ぐに各人役割に就けよ」

エーリカ「夕飯の時じゃダメなの?」

坂本「ネウロイは午後に来ることの方が多いからな、万が一を考えてのことだ」

エーリカ「ネウロイが来なかったら夜にケーキ作ってね~、ミヤフジ、リーネ」

芳佳「任せてください!」

坂本「ま、準備は時間が掛かりそうだし、朝の訓練は短めにしよう」

芳佳「やった~!」

坂本「はじゃぐな、宮藤。明後日は量を倍にしてもいいんだぞ?」

芳佳「ご、ごめんなさい」シュン




>>75 またセリフを宮藤にしてしまった、、ごめんなさい


坂本「まあいい。とりあえず作戦会議は以上にする。何か意見のある者はいるか?」


シーン


坂本「では解散にする。皆明日よろしく頼むぞ!」

一同「おぉおお!!!」


ルッキーニ「明日の芳佳とリーネのご飯楽しみ!!」ウジュ

芳佳「えへへ、ありがとう」

ルッキーニ「大尉にじゃがいもいっぱい使っちゃだめだよって言っておいてね」

リーネ「それはちょっと、、、、、」


~誕生日当日~

-厨房-

芳佳リーネ「すいませ~ん、遅れました!」

バルクホルン「遅いぞ、お前たち。まあいい、早速作っていくぞ」

芳佳リーネ「了解!」

バルクホルン「今日はシュニッツェルとフラムクーヘンを作るぞ~、アイスバインは残念だが時間が足りないので諦めるが」

芳佳「どっちも全然分からないです、、、、」

バルクホルン「私が教えるから手伝って欲しい」

リーネ「出来る限りお手伝いします」

バルクホルン「うむ、頼んだ」


バルクホルン ~~♪~♪~~~♪~

芳佳「今日のバルクホルンさん、張り切ってるね~」ボソボソ

リーネ「きっとミーナ中佐に故郷の料理を作るから嬉しいんだと思うな」ボソボソ

芳佳「そうだね!」ボソボソ

バルクホルン「宮藤とリーネ、ちょっと来てくれ」

芳佳「はーい」

バルクホルン「これなんだがな、、、、肉にパン粉をまぶしてだな~、次にこうして・・・・・・・・・・」


-ダイニングルーム-

ペリーヌ「これはどこに飾りましょう、、、」

シャーリー「それは、そこの上とかでいいんじゃないか?」

ペリーヌ「え、ええ。ですが届きませんわね」ヨイショ

ルッキーニ「ペリーヌおんぶして~?私がやる~!」

ペリーヌ「い、嫌ですわ!!」

ルッキーニ「ペリーヌのいじわる~」

ペリーヌ「何とでもおっしゃい!」

シャーリー「ペリーヌじゃルッキーニはおんぶ出来ないんじゃないか~?」ニヤニヤ


ペリーヌ「な、そんなことはお易い御用ですわ」

シャーリー「じゃあやってみろよ」

ペリーヌ「分かりましたわ!さあ、来なさいルッキーニさん!」

ルッキーニ「やた~!!」

エイラ「ツンツンメガネのやつ、シャーリーに上手く操られてんナ」

サーニャ「ふふ、こういうことしたことないから楽しいわ」

エイラ「サーニャが楽しいならよかったんだナ」

ルッキーニ「サーニャ~、そこの飾りとって~」

サーニャ「わかったわ」

ペリーヌ「ちょっと!まだやる気ですの!!そろそろ限界ですわ!!!」ガクガク


-執務室-

ミーナ「美緒、さっきから落ち着きがないけどどうかしたの?」

坂本「い、いや何にもないんだ。気にしないでくれ」

ミーナ「気にしないでと言われても、、、、」

坂本「あ、ああ」


コンコン


ミーナ「入ってどうぞ」

エーリカ「やほーっ、お昼ごはんできたってさ~」

ミーナ「エーリカ。わざわざ呼びに来てくれたのね、今行くわ」

坂本「準備できたのか?」ボソボソ

エーリカ「完璧だよ」グッ


~ダイニングルーム~


カツカツ


芳佳「足音が聞こえる」

エイラ「もうすぐだ」

シャーリー「発射用意」



パッーン!!!!!


ミーナ「!?」

坂本「誕生日おめでとう、ミーナ」

全員「おめでとう!!」

ミーナ「み、皆、、、私のために?」


バルクホルン「それ以外に誰がいるって言うんだ」

ミーナ「そうね、、、、、、ありがとう、、、、他になんて言っていいのか分からないわ、、、、、」

坂本「何も言わなくていいさ」

エーリカ「ミーナにみんなからプレゼントがあるよ~」

バルクホルン「この間の休暇はな、実はミーナのプレゼントを買いに行くためのだったんだ」

ミーナ「ふふ、急に皆が休暇を取り始めたと思ったらそういうことだったのね」

坂本「黙っていてすまなかった。ミーナを驚かせようと思ってな」

ミーナ「謝ることじゃないわ。本当に嬉しいもの」


エーリカ「早くご飯食べようよ~」

坂本「そうだな、今日は宮藤とリーネ、バルクホルンが作ってくれたんだ」

ミーナ「あら、そうなの。どうりでシュニッツェルとフラムクーヘンがあるのね」

芳佳「ミーナ中佐が喜んでくれると思ってバルクホルンさんと一緒に作ったんですよ!」

ミーナ「ありがとう、楽しみだわ。さ、皆で食べましょう?」

坂本「では、ミーナの誕生日を祝して、いただきます」

全員「いただきます!」


(´~`)モグモグ


ルッキーニ「おいし~!!」

ミーナ「とても美味しいわ」

バルクホルン「それは良かった」

リーネ「上手くできて良かったね」

芳佳「うん!レパートリーが増えたね」


ワイワイガヤガヤ




ミーナ「皆、改めてありがとう」ウフフ



ーーーーーー


ーーーー

ーー


~誕生日パーティー後~

-執務室前の廊下-


コツコツ


ミーナ「ふぅ、久々にいっぱい食べ過ぎたかしらね」

ミーナ「あら、部屋の前に誰かいるのかしら?」


ルッキーニ「あ、ミーナ中佐」

ミーナ「あら、ルッキーニさん。こんなところで何をしているの?」

ルッキーニ「えっっとぉ、あのね、、、、、」

ミーナ「何か壊したの?」

ルッキーニ「ち、ちがくて、、そのぉ、、、、これ、、、、、」


ミーナ「え?、、、、これは、お花?」

ルッキーニ「うん、これを中佐にあげる!」

ミーナ「本当に?ありがとう、大事にするわね」ウフフ

ルッキーニ「この花はね、外に生えてるナルキッソスだよ~」

ミーナ「花の名前を良く知っているのね」

ルッキーニ「んっとねぇ、これはリーネが教えてくれたの」

ミーナ「リーネさんだったのね」

ルッキーニ「うん、、、あとミーナ中佐、誕生日おめでとう!、、、まただけど」

ミーナ「ありがとう。さ、そろそろ仕事をしなくちゃ、ルッキーニさんも戻りなさい」

ルッキーニ「はい!」タタタ

ミーナ(廊下は走ってはいけないんだけどね)


~夜 執務室~

坂本「ミーナ、今日の誕生日パーティーは楽しめたか?」

ミーナ「ええ、素敵なパーティーをありがとう」

坂本「ミーナはいつも大変だからな。皆で感謝も込めてこういうことをしたかったんだ」

ミーナ「そう、でも私は501のみんながいるだけで幸せよ」

坂本「それもそうだな、、、、ところでその白い花はなんだ?」

ミーナ「これはね、今日ルッキーニさんから貰ったのよ」

坂本「ほぉ、あのルッキーニがか。なんだか珍しいな」

ミーナ「そう言わないであげて。彼女も女の子なのよ」

坂本「はっはっは、そうだな。私はルッキーニに期待しているんだがなあ、まだ心配だな」

ミーナ「うふふ、大丈夫よ彼女なら」


・・・・・・・

・・・・


・・






~3年後 ノイエカールスラント~

ミーナ「あら、誕生日祝いのカードがたくさん届いてるわね」

ミーナ「これは宮藤さん、トゥルーデや美緒、他のみんなも、、、、、、」

ミーナ「あ、これはルッキーニさんからかしら?」

ミーナ「最近はニュースやラジオでよく聞くわ、、、、立派になっちゃって、、、、」

ミーナ「ちょっと読んでみようかしら」


ペラ



ミーナ「どれどれ」


― 親愛なるミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐へ ―

 
 お誕生日、おめでとうございます。3年間お手紙を送れていなかったこと、本当にごめんなさい。

 今、私は大尉になり、カールスラントの奪還作戦の真っ最中です。大尉になると、部下の面倒や責任が重くなってとても苦労しています。

ここ最近になって、かつての少佐や中佐がどれほど苦労されていたかを身に染みて感じています。そしてこれまで、多くの辛い経験がありました。

ですが、そんな時はミーナ中佐が仰った通り、いつも501でのことを思い出しています。素敵な思い出と経験を私に下さり、ミーナ中佐には

とても感謝しています。

 カールスラントを解放出来たら、また501のメンバーで集まりたいですね。今は、501のメンバーで戦っているのは、サーニャと芳佳、

エイラ、そして私だけでなんだか寂しくもあります。なので是非、またみんなと会いたいです。その時はよろしくお願いいたします。

 では、お体に気をつけて。


 愛をこめて、フランチェスカ・ルッキーニより

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ミーナ「あらあら、随分と成長したのね貴方は」


ファサ


ミーナ「あら?何か落ちたかしら」

ミーナ「ん?これは、、、、、」ヒョイ

ミーナ「白い、、、ナルキッソスね」

ミーナ「懐かしいわねえ」





ミーナ「ありがとう、フランチェスカ・ルッキーニ”少尉”」フフ





おしまい

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