結衣「ヒッキーと!」 (67)


三浦「え~マジなん?結衣?」

結衣「えへへ、うん」

三浦「ヒキオと結衣がね」


結衣「優美子…その、祝福してくれないの?」

三浦「いや~なんつ~かさ」


結衣「……」


三浦「よかったじゃん、想いが通じて。おめでと」

結衣「!優美子、ありがとうっ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1479863205

海老名「そっか~ヒキタニくんと付き合ったんだ」

結衣「うん、えへへ」

三浦「にやけすぎだって結衣。幸せがこぼれてくぞ」


結衣「あ、いけないいけない」


三浦ヒキオね~、あーしには良さがよくわかんないけど」

結衣「優美子」

三浦「まあ、奉仕部で一緒に過ごした結衣にはわかるんでしょ」

結衣「…うんっ!」

海老名「でもさ、こうなるとあれだよね」


結衣「なに?」

海老名「結衣のこと狙ってた人はショックじゃないかな~」

結衣「え~」

海老名「結衣って地味に人気あるから」

三浦「そのくせガードは超堅いし」

結衣「そ、そんなに人気あるのかな…あたし…」

三浦「どの口がそんなこと言うか~?こんなでっかい物ぶら下げてるくせして」


結衣「きゃあっ!せ、せくはら~~!」



八幡「なにやってんだあいつら」

八幡(他の男子に注目されてるぞ、由比ヶ浜)

八幡(まあ、あいつ顔広いしな)

八幡「……付き合うことになったんだよな、由比ヶ浜と。なんか変な感じだ」

放課後


A子「由比ヶ浜さん、さよなら~」

B君「由比ヶ浜さん、また明日ね~」

C君「結衣ちゃん、さようなら~」


結衣「うんっ!ばいばいっ、またね~~!」


八幡「……」

結衣「ヒッキー、おまたせっ」

八幡「相変わらず、人気あるな、お前」

結衣「えっ、そうかな?」

八幡「なんか名前で呼んでる奴もいるし」

結衣「うん、でもそれは隼人くんとか戸部っちとかもそうだし」

八幡「まあ、そうか。そういえば…」

結衣「なに?」


八幡「俺と付き合ってるって話は言ってあんの?」

結衣「優美子や姫菜には言ってあるよ~」

八幡「あそ、まあいいや。行くか」


結衣「うんっ!」

結衣(ヒッキーはどうだろ?あんまり付き合ってるって言われるの嫌かな?)

結衣(まあ、ヒッキーの性格的には目立ちたくないだろうし)


結衣「ねえ、こうやってさ」

八幡「ん~?」

結衣「歩くだけでもさ、なんか今までと違うよね」

八幡「…そうだな」

結衣「うん、えへへ」

ガラガラ


結衣「やっはろ~~!」

雪乃「あら、ごきげんよう、二人とも」

八幡「おう」


雪乃「二人が付き合って初めての奉仕部といったところかしら?」

結衣「うん、そうなるかな」

八幡「まあ、そうだな」

雪乃「あの、畏まらないでくれるかしら?これでも祝福してるのだし」


八幡「お、おう。自意識過剰だったな」

雪乃「そうね、気持ち悪いわ。あなたそんなにモテてると思ってるの?」

八幡「思ってねぇよ、別に。つーか言葉尻がきつ過ぎて、鬱になりそうなんですがそれは…」


結衣「……」

結衣(ゆきのんは言葉では祝福してくれてるけど)

結衣(多分、心の中では葛藤がまだあると思う)

結衣(あたしが先に告白したからうまく行った…ゆきのんが先にしてたら結果は違ってた)


結衣(その時はあたしが涙で顔を濡らすことになってた)



雪乃「由比ヶ浜さん?どうしたの、座らないの?」

結衣「ううん、座るね。ありがとう」


ガタガタ

雪乃「由比ヶ浜さん」

結衣「なに、ゆきのん?」

雪乃「なぜいつもの位置に座っているのかしら?」

結衣「え?いつもの位置って…」

雪乃「付き合ってるんだから、そっちへもっと寄りなさい」ガタガタ


結衣「え?ちょ、ちょっとゆきのん…ええ~~!?」


八幡「お、おいおい」


雪乃「それくらい寄るのが普通でしょう、付き合ってるんだから」

八幡「いや、さすがにこれは…触れそうだぞ」

雪乃「あら、嫌なの?」

八幡「いやそんなことはねぇけど、むしろ…」

雪乃「ならいいでしょ」

結衣「うう~~、は、恥ずかしい…」

八幡「由比ヶ浜、嫌ならもう少し離れろよ」

結衣「え?い、嫌なんかじゃないよ…」

八幡「そ、そうか?」

結衣「うん」


八幡「なら、いいけど…」

雪乃「……」


雪乃「よかったじゃない。そのくらいが自然だわ」

結衣「ゆきのん…」

雪乃「あなた達はそうしていればいいのよ」

雪乃「じゃないと、色々と浮かばれないでしょ」

八幡「……」


--------------------------------------------------


雪乃「それじゃあ、私は本屋に寄る用事があるから」

結衣「うん、また明日ね。ゆきのんっ」

雪乃「ええ、では」


八幡「おう」





結衣(奉仕部でのゆきのん…終始、寂しそうだったかな)

結衣(でも、あたしがそれを気にしたら駄目だよね)


結衣「ゆきのんなら、きっと大丈夫」

八幡「由比ヶ浜?」

結衣「ヒッキー、これから買い物して行こう?」

八幡「なんか欲しいもんでもあんの?」


結衣「これから暑くなるしさ、新しい服とか」

八幡「ああ、そういうことね」

結衣「ヒッキーってさ、ジーンズとスカートだったらどっちが好み?」

八幡「なっ……!」

結衣(ヒッキー、かわいい照れてるっ)

次の日 昼休み


結衣「えへへ~」

三浦「…」

海老名「…結衣?」


結衣(昨日のヒッキー可愛かったな~。あたしがミニスカート持ち出したら慌てふためいて)

結衣(「そんな短いスカート履くの?」って照れながら聞いてくるし)

結衣(で、ジーンズも持ち出したけど、最終的にスカートがいいって言うし、ヒッキーのエッチ)

結衣(ああいうのって初々しいって言うのかな?まあそうだよね)

結衣(あたしもヒッキーも恋人とか初めてだし)


三浦「ゆい~?ゆい~?」

結衣「え…?な、なに?」

三浦「なに?じゃないし、別の世界行ってんなし」

結衣「い、行ってないよ~」

海老名「幸せそうな笑みが漏れてたよ」

結衣「え?そ、そうかな…?」

三浦「あ~あ、見せつけてくれるし~」


結衣「み、見せつけてなんかないでしょ」

三浦「精神的に見せつけてんの~」

結衣「なにそれ~」


海老名「まだヒキタニくんと付き合って日も浅いだろうけど、楽しそうなら良かった」

結衣「姫菜…」

三浦「まあ、結衣が楽しいならいいかな~」


結衣「優美子も…ありがと~」

三浦「心配があるとすれば…」

結衣「え?優美子?」


三浦「ううん、別に。あ~あ、あーしにも王子様が来てくれないかな~」チラ


葉山「ん?なにか視線が…」

戸部「どしたん?隼人くん?」

葉山「いや…なにか責められてるような視線が…」

大岡「え?第6感ってやつ?」

大和「シックスセンス!古い映画であったよね~」



八幡「なんか騒がしいな」

戸塚「八幡、いいことあったの?」

八幡「え?なんで?」

戸塚「楽しそうだよ?」

八幡「楽しい事?楽しい事ね」

戸塚「八幡?」



八幡(昨日買ったミニスカートで今度デートしようとか言ってたな…由比ヶ浜)

八幡「まあ…楽しいといえばそうかもな」

戸塚「そうなんだ、よかったね」

八幡(そういや、まだ戸塚にも付き合ってること言ってなかったな)



三浦「結衣、あんま浮かれすぎたら駄目だし」

結衣「うん、わかってるよ~」

三浦「ならいいけど」


E君「あ、あの…由比ヶ浜さん?」

結衣「え?E君?どうしたの?」

E君「ちょっと話があるんだけど、いいかな?」

結衣「ええ~あたしと?」

E君「う、うん」


三浦「…」ギロ

E君「」ビクビク

三浦「…」


結衣「え…で、でも…」

三浦「結衣、話だけでも聞いてやったら?」

結衣「え?あ、う、うん…」

E君「ありがとう、由比ヶ浜さん」


スタスタ


戸塚「あ、由比ヶ浜さん、E君と出て行ったよ」

八幡「E君?誰それ」

戸塚「八幡…クラスメイトだよ、覚えてあげようよ」

八幡「……」

海老名「優美子、どうしたの?」

三浦「ん?なにが~?」

海老名「さっきの、追い払うと思ってたけど」


三浦「あ~それね。ほら、結衣も恋人できたんだし」

海老名「うん?」

三浦「色々と自分で考えて行動するでしょ」

海老名「ああ~巣立ちの時ってやつだね、感動するね~。ついに結衣が」

三浦「いや、意味わかんないけど」


海老名「結衣って恋愛経験ないし、色々経験した方が良さそうだしね」

三浦「ま、そういうこと」

海老名「過保護な優美子も卒業っと」

三浦「過保護ってなによ、あーしは何時でも結衣の味方だし?」

海老名「わ~お、ヒキタニ君といい優美子といい、結衣は幸せ者だね~」

校舎裏

結衣「え~~?遊びに?それって」


E君「べ、別にデートの誘いとかじゃなくてさ…えっと」

結衣(デートの誘いだよね多分。前にも誘って来てたし連絡先も聞いて来たし)

E君「だ、だめかな?」

結衣(気持ちは嬉しいし、悪い人じゃないんだろうけど…う~ん)


結衣(前は優美子が追い払ってくれたんだっけ)


結衣「えっと」

E君「……」


結衣(さっきの優美子の態度も、あたし自身が考えないと駄目ってことだよね?)

結衣(いつもなら拒否すると思うけど、あたしもヒッキーと付き合ったし…)

結衣(友達として遊びに行くくらいなら…ね。優美子を出汁にするのもさすがに悪いし)

結衣「うん、わかった、いいよ」

E君「え?本当に?ありがとう!」


結衣(こ、こんなに喜んでくれるとか…!なんか悪い事しちゃってたかな?)

結衣(でもさすがに2人で行くのはまずいよね)


結衣「その代わりさ、戸部っちも呼んでもいいかな?」

E君「え?戸部も?ああ…まあいきなり2人というのもあれだしね」

結衣「うん」(なんで戸部っちにしたんだろう?)


E君「じゃ、じゃあさ、携帯教えてくれないかな?連絡取りやすいし」

結衣「ええ?連絡先?」

E君「うん、ダメかな?」

結衣「駄目じゃ…ないけどさ」(断る理由がないよ~)


結衣(そういえばヒッキー達以外と男子と連絡先交換なんてほとんどしてなかったな~)


ピピピ


E君「ありがとう、由比ヶ浜さん。またね!」スタスタ


結衣「うん、またね~」

C君「え?マジで?結衣ちゃんと?」

E君「マジマジ!連絡先交換できたぜ!」


C君「すげぇ、うらやましいな~!」

E君「しかもデートの約束もOKもらったし!」

C君「なんだそれ?本当かよ?羨ましすぎるだろ!」

E君「戸部も来るけど、まあデート?みたいな」

C君「それデートじゃないだろ…」

E君「うるさいな、前は断られたんだから前進したんだよ。よっしゃ、今日美容院行ってくるわ」

C君「いや、つり合い取れてないからな?」

E君「うるせぇよ、これでもこの前ナンパには成功してんのっ」


ワイワイワイワイ


相模「ねえ、今結衣ちゃんの話してなかった?」

E君「あれ?相模さん?」

C君「こいつが結衣ちゃんをデートに誘えたんだって」

相模「え~~?あの結衣ちゃんを?」

C君「まあ、戸部も来るらしいけど」

相模「なんだ違うじゃない」

E君「二人ともうるせ~~!」


相模「でも…比企谷どうすんだろ」

C君「比企谷?比企谷って言えば…」

E君「ああ、クラスの地味なあいつかな」

相模「そうそう、あれ」


C君「あれって…」


相模「うっさい、あいつは「あれ」でいいのよ」

E君「あいつがどうかしたの?」

相模「ん~?いや、同じ部活だしさ。ほら、色々一緒にいる機会も多いでしょ」

E君「でもクラスではほとんど話してるところ見ないぜ?」

C君「そういえば見ないな、相手にされてなんじゃね?」

E君「あははは、ありえそうだわ~」


相模「ふ~ん、なんかあったのかな?」

E君「よ~し、とにかく俺は由比ヶ浜さんと仲良くなって~~」

C君「おいおい、抜け駆けかよっ!」


相模「…」


-----------------------------------------------------

奉仕部


雪乃「静かね」

八幡「いつも通りだろ」

結衣「うん、だよね~」

雪乃「由比ヶ浜さんが私の隣から消えたから、余計に静かに感じるわ」

結衣「ゆきのんが、ヒッキーの隣に行けって行ったんでしょ」

雪乃「そうだったわね、ふふ」

結衣「もう~~~」

八幡「なあ、由比ヶ浜」

結衣「なに?ヒッキー?」

八幡「…」


結衣「ヒッキー?」


八幡「いや、なんでもない」

結衣「?そう?」


結衣(なんだろう?昼間のことかな?あ、そういえば何も言ってないや…ちょっと言いにくいかな)


結衣「あ、忘れてた!」

八幡「ん?なにをだ?」

雪乃「どうしたの?由比ヶ浜さん?」


結衣「ごめ~ん、ヒッキー、ゆきのん!先に帰っててくれないかな?あたし用事思い出した!」


八幡「そ、そうか…?」


結衣「うんっ!ごめんね~~!」

八幡「なんだろうな、びっくりしたぞ」

雪乃「彼氏のあなたにも言わないなんて…なにかあるわね」


八幡「おいおい」

雪乃「ふふふ、冗談よ」

八幡「別に疑ってねぇよ」


雪乃「あら、信頼されてるわね。」

八幡「……」

雪乃「ねえ、よかったらご飯食べて帰らないかしら?」

八幡「帰りにか?」

雪乃「ええ、別にそのくらい問題ないでしょ?」


八幡「まあ、そうかな…わかった。行くか」

雪乃「ええ、行きましょう」

サッカー部


葉山「戸部、俺達も引退だな」

戸部「そうだね~、やっぱ思い返してみると厳しかったけど、楽しかったわ~」


葉山「戸部は卒業してもサッカーするのかい?」

戸部「どうだろ?フットサルくらいはできるといいけどさ~」

葉山「そうだな、なにか趣味としてやっていきたいな」

戸部「だよねだよね~」



結衣「おつかれ~」

葉山「あれ?結衣じゃないか」

戸部「あんれ~?結衣?」


葉山「どうしたんだい?めずらしいな」

結衣「ごめん、戸部っちに用事があって」

戸部「え、俺?」

葉山「さらにめずらしいな」

戸部「隼人君~~それひどいわ~~」


葉山「ははは、冗談だよ。それじゃあ俺は先に行ってるよ」

戸部「で、どしたん結衣?」


結衣「えっとさ、今度付き合ってほしいところがあるんだけど…」


戸部「今度?」


結衣「実はE君からデート誘われてさ…」

戸部「え~~?マジで?やるな~E君」

結衣「いや…それでさ…戸部っちも一緒でって話になって…流れで」

戸部「マジか…まあ、いきなりは行きづらいもんな~」


結衣「まだ時間は決まってないからさ、空いてる時にさ」

戸部「俺でいいのん?」

結衣「戸部っちくらいにしか頼めないよ~」


戸部「あ~~隼人君は優美子の問題あるしね~」

結衣「ヒッキーは…」

戸部「結衣?どした?」

結衣(そういえば、戸部っち達も知らないんだっけ…あたしとヒッキー付き合ってるの)

結衣(そう考えると、男子と女子とで同じグループなのに隔たりがあるな~)

結衣(戸部っちに頼むの悪かったかな?)

戸部「まあ、俺でよかったらいいけどさ」

結衣「ホントに?ありがと~~」


結衣(良かった~~、これで二人で出かけないで済むよ)



レストラン


雪乃「ここの食事はなかなかおいしいわね」

八幡「そうだな、高校生にはもったいないくらいだ」

雪乃「姉さんに何度か連れてきてもらってたのよ」

八幡「陽乃さんか、あの人なら色々知ってそうだしな」

雪乃「今度由比ヶ浜さんと来てみたらどうかしら?」


八幡「…考えとく」

雪乃「ええ、姉さんの紹介も偶には役にたつわね」

雪乃「ねえ、比企谷くん」

八幡「なんだ?」


雪乃「よかったら、この後書店に寄って行かない?少し探したいものがあるのだけど」

八幡「…いや、それは…」

雪乃「ダメかしら?」

八幡「いや…駄目というか…」

雪乃「あなた、結構身持ち堅いわね」

八幡「そうか?こういうのは初めてだからよくわからんが」


雪乃「そうね、お互い初めての経験だものね」

八幡「なんかいやらしいことのように聞こえるからやめてね?」

雪乃「なにを想像してるのかしら?気持ち悪いわよ」


八幡「想像させたのはどっちだよ…」


--------------------------------------------


雪乃「私は書店に行くけれど、あなたは本当にいかないの?」

八幡「…なんか気にしてたのがバカらしくなるだろ…」

雪乃「あなたが変に考え過ぎなのよ。自意識過剰の比企谷くん?」

雪乃「いえ、ナルシストくんかしら?」

八幡「やめてくれ…悶えそうだ。」


雪乃「あなたも同じ書店が目的だったで十分でしょ」

八幡「まあ、そうだけど…」

雪乃「それじゃあ行きましょうか」


スタスタ

次の休日


結衣「戸部っちお待たせ~」


戸部「おいっす、結衣~」

結衣「今日はホントごめんね~」


戸部「気にすることないべ、俺も暇だったし」

結衣「うん、E君まだかな?」

戸部「あれじゃね?」


E君「由比ヶ浜さん…戸部もいるか」

E君「お待たせ、二人とも」

戸部「お~う、あんれ髪型変えた?」

E君「あ、おう。まーね」(戸部が邪魔だな)

結衣「その髪型似合ってるよ」

E君「マジで?由比ヶ浜さんにそう言われたら、自信になるよ」

戸部「んじゃ、どこ行くべ?」

結衣「う~ん、そうだね」


E君「とりあえず、映画見に行かない?」

結衣「なにか面白い映画あったっけ?」

戸部「確か盛り上がってるのが一つあったような」

E君「そうそう、もうすぐ200億になるかもって映画があるんだよね」

結衣「へ~よくわかんないけどすごいんじゃないの?」

E君「そうなんだ、映画史に残る売上だとか」

戸部「確かそれこの前特集してたべ、見に行こうぜ」

E君「じゃあ行こうか」(戸部が邪魔だな~)

映画館

E君「はい、由比ヶ浜さん。飲み物」

結衣「あ、ありがとうE君」

戸部「よし座るべ」



戸部「でも映画なんて久しぶりだしワクワクしねぇ?」

結衣「あ~わかるな~、こういう雰囲気わくわくするよね」

E君「…」(なんとかお近づきになりたいな、由比ヶ浜さんと)


戸部「結衣は映画久しぶりなん?」

結衣「最近は来てないかな?戸部っちも?」

戸部「俺もあんま来ねぇし」

E君(由比ヶ浜さんは人懐っこいところあるし、戸部とはなにもないよな?)

E君「…」

ジャジャ~~~ン 映画上映中


戸部「……」


結衣「……」


E君「…」(この暗闇の中、隣に憧れの由比ヶ浜さんが…)

E君(どうする?ちょっとくらい強引に行った方がいいか?)

E君(よ、よし)


サワ


結衣「…えっ?」ビク

結衣(あれ…E君?手握って来てるよね…?)

結衣(え、ええ~~~~~!ど、どうしよう…こういうのって)


結衣(不味いよね?…でもこれくらいってなるかな…?)


E君(おお?あんまり嫌がられてない?これは行けるか?)


サワサワ


結衣(な、なんかさらに握って来てるような…ど、どうしよう…)
 

結衣(と、戸部っち…!)チラ


戸部「い、いい話だな…うう…ぐすっ…名前忘れてしまうなんてあんまりだ…」ウルウル


結衣(戸部っち~~~~!)



上映終了


戸部「いんや~~良かったわ~、興行収入高いだけあるわ~」


結衣「ごめん…あんまり頭に入ってこなかったよ…」(別のことが気になって)


E君「俺もかな…」(由比ヶ浜さんと手つなげたし、あんま嫌がられてないっぽいし)


結衣「……」チラ

E君「どうしたの?」

結衣「な、なんでもない…」

E君「そう?」(照れてるのかな?由比ヶ浜さんってやっぱ可愛いな)


戸部「いい感じで腹減らね?昼いかね?」

E君「いいね、そうしようか」

結衣「うん、そうしよっか…」


結衣(なんかいきなり帰りたくなってきた…)


結衣(ヒッキーが家に帰って布団にくるまって叫びたいっていうのがわかる気がする)


結衣(でも、さすがに戸部っちにも悪いよね…はあ)



喫茶店


戸部「うまっ、やべ~わ~。ここめっちゃやべ~わ~」

E君「ここは俺の自慢の喫茶店だけど、いいだろ?」

戸部「確かにやべ~わ~」


結衣「うん、おいしいと思うよ~」

E君「ありがとう、由比ヶ浜さんっ」


戸部「あ、そういえば聞いたべ?この前ナンパした子を…」

E君「ちょ、いまその話は~~」


結衣「……」


結衣(こうやって話してる分には楽しい人かな?話題も豊富そうだし)

結衣(きっと今の流行りとか詳しいだろうな)

結衣(前にいきなり断ったのも悪かったかな?)

結衣(でも、さっきはいきなり手握ってきたし…)

E君「戸部は好きな人いないの?」


戸部「俺?いることはいるけどな~」

E君「告白しないの?」

戸部「なかなか難攻不落で…」


結衣(もしかして、あたしが経験不足過ぎる…?あんなくらいのことで取り乱すとか恥ずかしいのかな?)


結衣(うう~なんかわかんなくなってきたよ…)


-------------------------------------------------


八幡の家


小町「お兄ちゃん」

八幡「小町、どうした?」

小町「お兄ちゃんは結衣さんと付き合ったけど」

八幡「お、おう…」


小町「結衣さんに対して不誠実なことはしちゃダメだよ?」

八幡「なんだよ急に…わかってるぞそんなこと」

小町「お兄ちゃんみたいな、恋愛初心者はデートで楽しませてあげられないのはわかってるけど」

小町「しかも結衣さんみたいな人を」


八幡「こら、勝手に話進めるな」

小町「不誠実にならないっていうのはできるよね?」


八幡「どういう意味だよ?」

小町「雪乃さんと変なことにならないようにね?」

八幡「…そういうことか、わかってる」

小町「ホントに?誤解させても駄目だよ?」


八幡「…気を付けるって」

小町「うん、わかればよろしい」

八幡「お前は何様だ」

今日はここまでです

戸部「このあとはどうするん?」

E君「とりあえずカラオケでも行かないか」

戸部「お、いいね」

結衣(個室か…だ、大丈夫だよね?戸部っちもいるし)

カラオケ




E君「飲み物取ってくるよ、何がいい?」


結衣「あ、じゃあコーラで」


戸部「俺は」


E君「三人分は無理だから」


戸部「ちぇ、自分で行くべ」





E君「なあ戸部。由比ヶ浜さんと二人になりたいんだけど…」

戸部「お、マジ?じゃあ飲み物一杯だけ飲んだら抜け出すわ」

E君「頼む」

結衣「~♪」

E君「ひゅ~、上手いじゃん」(声も可愛いな…我慢できそうにないかも…)


戸部「あ、俺ちょっと外で電話してくっから」

結衣「あ、うん」

E君「わかった」(今だ。先輩からもらったこの強力睡眠薬をコーラに…)


E君「あ、残り少ないね。ドリンクバー行ってくるよ」

結衣「うん。今飲んじゃうから」チューズズズ


E君「同じのでいい?」(よしっ)

結衣「いいよ、ありがと~」

E君「さて、先輩が言うには速効性もあってすぐに寝ちゃうって言ってたけど…」ガチャ

結衣「……」スースー


E君「うは、マジで寝てる…由比ヶ浜さーん?」

結衣「……」スースー


E君「起きないとおっぱい触っちゃうよ~、えい」ムニュ

E君「うわ、やわらか…」ムニュムニュ

E君「もう直に触っちゃえ」ヌガシ、モミモミ


結衣「んんっ…」

E君「嫌がらないってことはオッケーってことだよね。下も脱がしちゃうよ~」


E君「うわ、キレイなピンク色…写メ撮っとこ。足を広げさせてっと」パシャパシャ

E君(顔写るようにしとけばオカズにも脅しにも使えるしな)パシャパシャ


E君「こんなもんかな。そろそろ味も見させてもらおっと」ペロペロ

E君「濡れてきた…これは受け入れてくれるってことだよね。外に出すから生でいい?」

結衣「……」スースー


E君「否定しないってことはオッケーってことか。入れるよ~」ズププ

E君「うっわ、気持ちいい…動くよ」パンパン


E君「あ、やば…もう出ちゃいそう。抜かないと……」パンパン


カラオケ店員「お客様!何をしてるんですか!」ガチャ!


E君「え、あっ……」ドピュ

八幡(あのあとE君とやらが警察沙汰になって学校を退学になった。さすがに薬を盛ってのレイプは問題だったようだ)

八幡(幸い由比ヶ浜は妊娠していなかったが、俺は由比ヶ浜と別れた)

八幡(それに関しては本人も回りも色々言ってきた。由比ヶ浜は被害者だとか支えてやれとか言われたが、『じゃあ彼氏がいるのに黙って他の男とデートに行くのはいいのか?』と聞いたら黙った)


八幡(結局女という生き物はつくづく信用ならないものだと再認識した。もう一度信用してみようと思った俺がバカだったのだ)


八幡(雪ノ下や一色が何かと接近してきたが、俺はそれらをすべてはねのけてぼっちのまま高校を卒業)

八幡(そして現在は)



戸塚「はちまーん、夕御飯できたよ」

八幡「ああ、今行く」


八幡(戸塚と一緒に暮らしている。傷心だった俺を…みんなが責める中、唯一味方してくれて慰めてくれた戸塚とだけは交流を保ち、大学を出てからルームシェアする関係になった)

八幡(世間では色々言われるだろうが、もう俺と戸塚はそういう関係だ。戸塚もそれを望んでくれたし、俺は一生戸塚と添い遂げよう)


戸塚「八幡?」

八幡「何でもない。メシにしようぜ」

戸塚「うん」ニコッ


八幡(俺はずっとこの笑顔を守る)

















戸塚「計画通り」ニヤッ

終わりです
ご清聴ありがとうございました

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年11月25日 (金) 01:32:38   ID: 6if9p0St

なにこの安い同人誌みたいなの
死ねよ

2 :  SS好きの774さん   2016年11月27日 (日) 20:34:21   ID: EEB8CuSP

投げたな途中で

3 :  SS好きの774さん   2016年11月29日 (火) 02:09:03   ID: hTYb1_Rd

飽きたか

4 :  SS好きの774さん   2016年12月09日 (金) 12:40:44   ID: 3IH0JO_V

やまなし落ちなし意味なし。
皆のいう通り投げたな。

5 :  SS好きの774さん   2017年01月07日 (土) 17:26:19   ID: aj0aa5Y9

とりあえず
軽めに言って
人生辞めていいよ?

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