忍「お姉ちゃんが入院!?」 (12)

きんいろモザイクの小説になります。

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忍「お姉ちゃん!!!」ガラッ

勇「忍?」

忍「倒れたと、聞いたので、早退して来ました。」

勇「ああ。大丈夫よ、ただの過労。」

忍「過労?」

勇「要するに疲れからくるものよ。大したことはないわ!」

忍「そうですか。良かったです!」

勇「ただ、疲れがだいぶたまっているみたいだから、3、4日は入院が必要って言われたわ!」

忍「そうですか・・・。」

勇「ふふふっ♩ 忍、お姉ちゃんのためにわざわざ早退までして来てくれて、ありがとうね♩♩」

忍「あっ、ちなみにアリスも一緒に早退しようとしたんですが、先生から出された課題をやらないといけないみたいで、終わったらすぐに来るそうです。」

勇「そう。」

ガラッ

母親「勇・・・あらっ、忍っ? どうしてここに??」

忍「あっ、お母さん。」

勇「お母さん。忍は私が過労で倒れたことを聞いて、学校を早退して来てくれたの」

母親「そうなの?」

忍「はい。お姉ちゃんが心配だったので来ました。ちなみにアリスは訳があって、遅れてくるそうです」

母親「・・・・・」

忍「?」

母親「忍。」

忍「はい?」

母親「勇もゆっくりと休みたいそうだから、もう帰るわよ」

忍「えっ、でも、まだお姉ちゃんと・・・」

母親「いいから!」

忍「は、はい」ビクッ

母親「じゃあね、勇。お母さん、また明日来るから。」

勇「ええ。」コクンッ

忍「・・・」

その夜

母親「はぁー。」

忍「お母さん、どうしたんですか?」

母親「えっ、ああ、なんでもないわ。」

忍「そうですか? さっきから落ち込んでいるような・・・??」

母親「本当になんでもないわ。それよりも早く寝なさい、また明日学校でしょ?」

忍「あっ、もうこんな時間ですね!! おやすみなさい。」

母親「おやすみ・・・」

翌日

アリス「シノ。イサミが過労だけで良かったね♩ 倒れたって聞いた時はまさか大病をって思ったけど。」

忍「そうですね・・」

陽子「いさ姉が倒れたことを聞いた時は心配したなぁ・・・。実際に様子を見に行ったのは、シノとアリスだけだけど。」

綾「そうね。勇さんが過労だなんて、モデルの仕事と大学生活の両立がよほど大変なのが窺えるわ!」

カレン「本当に安心したデス。」

アリス「昨日は課題があって遅れたけど、後でイサミの様子を見たら元気そうだったから、確かに安心したね」

忍「・・・」

綾「シノ、どうしたの? さっきから、様子が変よ?」

忍「えっ、そうですか!?」

陽子「そういえばいつもは良く喋るのに、今日は静かだな?」

カレン「どうしたんデスか、シノ?」

忍「実は、昨日からお母さんの様子が変でして・・・」

アリス「そういえば、シノのマム。昨日から落ち込んでいるような感じだったね?」

綾「そうなの?」

アリス「うん。あっ、そうそう。シノって私が来る前にマムと一緒に帰ったってイサミから聞いたけど、どうしてすぐに帰ったの?」

忍「お母さんに言われたからです。昨日、私がお姉ちゃんの病室にいた時にお母さんが来て、すぐに帰ろうと言われまして・・・それで。」

アリス「そうなんだ。」

綾「ということは、勇さんが入院した時点で何かあったって、考えられないかしら?」

カレン「イサミに、デスか?」

綾「えぇ。もしかしたら、過労だけじゃないのかもしれないわ」

アリス「えぇっ!? 過労だけじゃないってことはイサミは本当に大病を!?」

陽子「おいおい、何を言ってるんだよ? 話が飲み込めないぞ??」

忍「お姉ちゃん・・・・」

その頃、勇の病室

勇「忍とアリスは今頃、学校ね。」

ガラッ

母親「勇!」

勇「お母さん・・・」

母親「遅くなってごめんね。少し片付けものがあって・・・」

勇「いいわよ、気にしないで」

母親「それよりも本当にいいの? 忍にあのことを隠して??」

勇「・・・忍に病気のことを言っても分からないと思うわ。なら、いっそのこと、しばらくは隠した方が賢明よ。」

母親「隠してもいずれはバレるわよ?」

勇「その時は本当に明かすわ。本当に私の体がどんな状態か、なんて忍に、言っても本当に分からないかもしれないけど・・・」

回想

母親「えっ!? 今なんて・・・」

医師「大宮勇さんの左腕から骨肉腫が見つかりました。そして、もう一つ・・・肺に転移しています」

母親「うそっ・・・!」

医師「残念ですが、本当の話です。勇さんが過労で倒れた、ということで倒れた時に怪我も負っていないかと一応、精密検査をしたところ、骨肉腫と肺への転移が分かりました・・・」

母親「・・・」

医師「精密検査の結果はもう勇さんにはお伝えしましたので、後は母親であるあなたに伝えるだけなので、こうして伝えたわけです!」

母親「娘は、勇は、助かりますか?」

医師「左腕は何とかなりますが、肺の方は少し難しくなりますね・・・。他の臓器やリンパ節に転移していないのが幸いですが、どちらにしても覚悟はしておいた方がいいですね!」

母親「そうですか・・・」

回想終了

勇「まさか大学生で癌になるなんて驚きだわ。それも過労で倒れただけで分かるなんて、まさに目からウロコね!」

母親「勇。難しくなるでしょうけど、もし手術が成功すれば治るって医師も言っているわ」

勇「ええ。私はいつでも、どんな時、どんな状況になっても覚悟はしているわ! だから、手術は絶対に受けるわ」

母親「そのいきよ。」

勇「手術の事も忍には黙っていないとね・・・」

母親「手術の日取りは明後日だったわよね?」

勇「ええ。」コクッ

母親「とりあえず、忍やアリスちゃんには私から上手くごまかしておくから、勇は一日でも早く良くなるように頑張りなさい!」

勇「ありがとう、お母さん」

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