ゴンさん「Evan....gelion?」 (65)

ゲンドウ「よく来たな、シン…ッッ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

ゴンさん「父さん…」ゴゴゴゴ…

ゲンドウ「誰だ、こいつは」

リツコ「DNA鑑定の結果では99.9%司令の息子です」

ゲンドウ「こんな息子を産んだ覚えはない(震え声)」

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~数年前~

ゲンドウ「叔父さんのところでいい子にしてろ」

シンジ「父さん…待ってよ父さん!!うっ…うっ…」

ーーーーーー

いじめっ子1「やーいやーいお前のとーちゃんひーとごーろしー!」

いじめっ子2「やーいやーい!」

シンジ(もうこれで終わってもいい…だから、ありったけを…!)


ーーーーーー カ ッ !!!!

ゴンさん「This way…」ゴゴゴゴ…

いじめっ子s「あっ…うぁっ…」

ーー回想終了

ゴンさん「会いたかったよ…父さん」ゴゴゴゴ…

ゲンドウ「もう誰でも構わん、エヴァに乗れ、いや、乗って下さい」

ゴンさん「This way…」

ミサト「シンジ君…OKみたいですね…」

ゴンさん「その名は捨てた…今の名はゴンだ…」ゴゴゴゴ…

ミサト「す、すいません…」

ーエントリープラグー

ゴンさん「…」ゴゴゴゴ…

ミサト「あんなガチムチでも着れる物なのね…プラグスーツって…」

リツコ「それよりあの髪の毛は何なの…」

マヤ「シンクロ率出ました…52.4%です」

リツコ「…まあ…不思議では無いわよね…」

ミサト「…どうしますか?司令」

ゲンドウ「…出撃」

ミサト『ではシン…ゴンさん、いいわね?』

ゴンさん「This way…」ゴゴゴゴ…

リツコ(彼にとってThis way=はい、なのね)

ミサト『発進!!!』

バシュン!!!

ミサト「ゴンさん…死なないでね…!!」

リツコ(無駄な心配ね)

日向(死なねえよ絶対)

青葉(むしろ生身でも大丈夫だろ)

マヤ(…死ぬわけないじゃない)

冬月(勝ったな…)

ゲンドウ(あれはシンジではない…絶対ない…)

『ゴンが地上に射出される瞬間、第三新東京市の生物はただならぬものを感じた。それは殺気と言う名の恐怖。それは生命の実を食べた使徒、サキエルに本来芽生えるはずの無い「狩られる側」の感情を感じさせるのも容易い物であった。余談ではあるが、この日を境に、第三新東京市周辺の動物は姿を消したと言う』

マヤ「使徒、太平洋に進路を変更!駆け足で第三新東京市を離れています!!」

ミサト「そりゃそうよ」

日向「使徒、エヴァ射出口を横切…ああっ!!初号機が地上に到達!!使徒の進路を塞ぎました!!」

勝ったな「冬月…」

ゲンドウ「ああ…」

マヤ「初号機と使徒、会敵しました!!」

ゴンさん「…」ゴゴゴゴ…

サキエル「キュイイイイイイ!!!!」

ミサト「ゴンさん、ま、まずは歩く事を考えて下さい」


ギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリ

マヤ「初号機、信じられない音を出しながら動き出しました!!筋繊維膨張率120%!!初号機ガチムチです!!」

初号機「First…」ゴゴゴゴ…

冬月「まさか…!!」

初号機「Comes…」ゴゴゴゴ…

リツコ「総員、対衝撃体制用意!!アブソーバーを限界まで稼働させて!!」

青葉・日向「「ゴンさんやめろぉぉぉぉぉおお!!!!」」

初号機「Rock…」

ミサト「サキエル!!逃げて!!!」

サキエル(強……速!…避…無理!!受け止める、無事で!?出来る!?否死)


ゴッッ!!!!!!!!!!!


『次の瞬間、初号機の放たれた拳の先ーーサキエルを含む拳から先40km程の建造物、シェルター、12層にも及ぶ特殊装甲、そして避難していた民間人約3000名ーー全てが跡形残らず消し飛ばされた!!!』

予告

ゴンさんは使徒に勝つ。だがそれは始まりにすぎなかった。

息子から逃げるゲンドウ。

一夜にしてグラウンド・ゼロと化した第三新東京市。

恐るべき力を見せつけられたミサトは命を懸けた決心をする。

次回、「突き破られた天井」、この次も、サービス、サービスゥ!!

病室

ゴンさん「ここは…そうか、昨日、寝るところを探してたらここについたんだった…」ゴゴゴゴ…

ミサト(天井が突き破られてる…まさに、怒髪天を衝く、ね)

『結果として自身の住居も破壊してしまったゴンは上官、葛城ミサトの家で暮らす事になる。だがそれは表向きの理由であった。実際は葛城ミサトは監視者であり、仮にゴンが暴走した場合、彼女の一命をもってそれを止めると言う、過酷な任務であったのだ』

ー第三新東京市、ポイント『グラウンド・ゼロ』上空

リツコ「現在わかってるだけでも死者1251名、行方不明者約2500名、負傷者約1万…」

マヤ「特殊装甲があんなにえぐれるなんて…まさに地獄絵図ですね」

ミサト「…今回の件で戦自と国連軍が動いたわ」

マヤ「二個特科師団及び四個歩兵連隊の配備…任務はパイロットの非常時における抹殺…」

リツコ「ゴン=フリークス…パイロットとしての信頼性は限りなくゼロね」

病院

ゴンさん「…」ゴゴゴゴ…

カラカラカラ…

ゴンさん(何か…近づいてくる)ゴゴゴゴ…

レイ「……」カラカラカラ

レイ「…」チラッ

ゴンさん「…」ゴゴゴゴ…

レイ「…!?」

レイ(あいつ…私より強くねー?)

すいません
頭痛で死にそうなので寝ます

>ゲンドウ「こんな息子を産んだ覚えはない(震え声)」
ゲンドウが生んだのか(驚愕)

トウジ「ゴンに会ってやれよ!」

ゲンドウ「嫌だ」

トウジ「このっ!!」バキッ

ゲンドウ「ぐはっ」

同居は思ったより平和だったという。

ただ一度、ガチムチな身体に半袖半パンの格好は怖いと進言した時は隣のマンションが消えた。

それからゴンさんは普段でも学生服を着るようになった。

リツコはゴンさん用のヘッドセットの開発を諦めた。

ゴンさんは学校に行く事になった。

余りの気迫にその日はクラスの同級生達は午後までに全員が早退したと言う。

流石のトウジも空気を読んだ。

ケンスケはそんなトウジを慰めた。

レイはゴンさんの様子を影から伺っていた。

ゲンドウは初日から一度もゴンさんに会う事は無かった。

そして使徒がやってきた。

ミサト「いいですか、ゴンさん?今回はパレットライフルで使徒を射撃、それにより撃破する作戦です」

ゴンさん「…」ゴゴゴゴ…

リツコ「ゴンさんのパンチではオーバーキルになる可能性が高いので、今回はそれでお願いします」

ゴンさん「…This way…」ゴゴゴゴ…

ミサト(一瞬殺されるかと思ったわ)

リツコ(中途半端に素直だから余計怖いわね)

ゲンドウ(なんなんだアレは…シンジは何処に消えたんだ…)

冬月(碇の奴め、頭が下がり過ぎてとうとう組んでる手が頭より上に来たな)

ミサト「では、発進!!」

ゴンさん(TargetをCenterに入れてSwitch…TargetをCenterに入れてSwitch…)ゴゴゴゴ…

バシュン!!

ゴンさん「…」ゴゴゴゴ…

ババババババ!!!!

シャムシェル「!!」

ミサト「バカッ!!爆煙で着弾が見えない!!」

リツコ(まぁ…そうなるわよね)

ゴンさん「…」ゴゴゴゴ…

シャムシェル「…」無傷

ゴンさん「ミサトさん…」ゴゴゴゴ…

ミサト「ひっ、ひゃいっ!」

ゴンさん「うそつき」ゴゴゴゴ…

ミサト(あっ、コレ私死ぬわ)

シャムシェル「オラッ」初号機ポイー

ーお山ー

ケンスケ「うはwwwwwwww初号機キタコレwwwwwwww」

トウジ(…なんでわいはこいつについてきてしもうたんや…)

ケンスケ「あっ初号機こっちに投げられた」

トウジ「えっ」


ズドン!!!!!!


ゴンさん「…」ゴゴゴゴ…

ミサト「ゴンさん!!大丈夫ですか!?」

ゴンさん「…This way…」ゴゴゴゴ…

トウジ「な、なんや!?こっち向いたで!?」ガクブル

ケンスケ「うはwwwwwwww超接近パネェwwwwwwww」パシャパシャパシャパシャ

ゴンさん「Follow me」ゴゴゴゴ…

トウジ「乗れゆうてるんか…!?あいつ…!?」

ケンスケ「ウェーイwwwwwwww試乗wwwwwwwwおk把握wwwwwwww」

  バン   はよ
バン (∩`・ω・) バン はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/
  ̄ ̄\/___/


バンバンバンバンバンバンバン
バン     バンバンバン
バン (∩`・ω・)  バンバン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
   \/___/ ̄

ープラグ内ー

ドボーン

トウジ(なんやこれ…水と…髪の毛!?)ゴボゴボ

ケンスケ「この水、飲んでも苦しくないぞ」

トウジ「急にキャラ変わったな」

ケンスケ「落ち着いた」

ミサト「ゴンさん!勝手に民間人を乗せては…」

ゴンさん「…」ゴゴゴゴ…

ミサト「いえ、なんでもないです、どうぞ」

リツコ(ミサトも懲りないわね)

リツコ「ところでミサト、内蔵電源が後35秒なんだけど」

ミサト「なにそれこわい」

ゴンさん「…」ゴゴゴゴ…

ミサト「ゴンさん逃げて!回収ルートは指示しますから!!早く!!」

トウジ「ほ、ほら、なんか逃げろ言うてますよあんさん」ビクビク

ゴンさん「This way…」ゴゴゴゴ…

初号機「ウオオオオオオオオオオオ」バキバキバキ

シャムシェル「!?!?!?!?」

マヤ「初号機シンクロ率及び筋線維密度上昇!現在143%です!!」

冬月「勝ったな……」

ゲンドウ「………………………ぁぁ………………はぁ………」

残り20秒
日向「初号機、目標との距離残り70!」

ーーーー
トウジ「あの時、ワイはゴンさんは今自分が逃げたらもっと街が破壊される、それを食い止めるって思いで立ち向かったんや、なんやこいつ、以外と熱いとこあるやないか、と思いました」
ーーーー

残り10秒
マヤ「初号機、右腕を振りかぶりました!」

ーーーー
ケンスケ「その時、ゴンさんの横顔が見えたんです、ゾッとしました。忘れたくても忘れられないですよ。あれは、なんて言うか…無邪気、そう、遊びに夢中な少年って表情だったんです、命がかかってるのに、ですよ。僕が思うに、ああいう奴の事を死神って呼ぶんじゃないかな」
ーーーー

残り5秒
青?「初号機、目標と接触まで5、4、3、2、1…」

シャムシェル(来る…!逃げ、動けない!?足が動かない!?恐怖、絶対的恐怖に身体が麻痺!?駄目だ殺)




マヤ「0!」



マヤの声と同時に、初号機の右手はシャムシェルのコアを刺し貫き、そのまま使徒の身体を真っ二つにした!!

予告

息子を克服できず、ネルフからも逃げ出すゲンドウ。

だが組織は中年をあっさりと連れ戻す。

そこにやさしいことばはなかった。

次回、「ヒゲ、逃げ出した後」、この次も、サービス、サービスゥ!

綾波宅

シャー…ガチャ

レイ「…」カラダフキフキ

レイ「…」パンツハキハキ

レイ「…」ブラソウチャク

レイ「…」セイフクソウビ

レイ「…」

レイ「キミ…誰?」

ゴンさん「それはオレのセリフだ…」ゴゴゴゴ…

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