モバP「相撲でとーく」悠貴「その4ですっ!」 (66)

いつも通り相撲×モバマスです



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前と同じく、アイドルや力士のリクエストがあればお願いします

今のところ
第16回
土俵の天然記念物~角界のならず者~

第17回
F1相撲 ~最強の関脇~

という予定になっております

第16回
剣晃 敏志

悠貴「もうすぐ九州場所ですよっ」

モバP「今場所は豪栄道の綱取り、高安の大関取りがかかってるな」

泉「先場所を無にするようなことがないように願ってるけど」

凛「稀勢の里の二の舞にはなってほしくないしね」

杏「一回で決めてほしいねー」

文香「今場所は・・・石浦と大輝改め北勝富士が新入幕ですね」

モバP「大輝だけかと思ってたら石浦もだったな」

茄子「やっと上がってきてくれました、楽しみです♪」

加蓮「北勝富士ってなんか凄い名前だね」

奈緒「北勝海と北の富士からとったんだっけ?横綱二人の名前をもらうとはなあ」

悠貴「四股名に込められた期待も大きいですねっ」

加蓮「そういうのって他にもあるの?」

杏「剣晃って力士がいてね」

モバP「剣晃か、また懐かしいところを」

加蓮「けんこう?知らないなー、凛は知ってる?」

凛「いや知らないけど・・・」

悠貴「気になりますっ、教えてくださいっ!」

モバP「そうだな、たまには昔の力士の話をするのもいいだろ」

モバP「剣晃は大阪府の守口市出身、2歳の時に父親が亡くなって母子家庭で育ったんだ」

文香「中学では柔道をしていて・・・学校の大先輩の高田川親方に誘われたんですが・・・」

凛「いかなかったの?」

モバP「定時制の高校に進んでバイトしてたんだセールスマンやら道路工事やら」

杏「一年でやめたんだけど」

加蓮「それで相撲の世界に入ってきたの?」

モバP「お母さんに勧められてね、で、高田川部屋に入ったんだが・・・」

泉「病気がちだったんだよね」

モバP「そうそう、そこで部屋の行司、木村和一郎が健康にかけて剣晃って四股名にしたんだよ」

文香「ですが、剣は折れるものとして縁起が悪いものとされていました」

奈緒「じゃあやめた方が良かったんじゃないのか?」

モバP「本人がせっかく和一郎さんがつけてくれたんだから、って一生その四股名で通したんだよ」

悠貴「へぇ・・・いいお話ですねっ」

モバP「剣晃は体をよくするために毎日9種類の野菜が入った青汁を稽古後どんぶり1杯飲んでたんだ」

悠貴「お、美味しかったんですかっ?」

杏「いやー、無茶苦茶苦かったらしいよ」

モバP「そんなこんなで剣晃は母親の楽しみは自分の頑張りだけ、って気持ち一心で入門から7年で十両になった」

凛「お母さん想いだったんだね」

モバP「1993年には幕内に定着、ついに横綱や大関を倒すまでになった」

奈緒「おぉー、強かったんだな」

文香「小結にもなりましたからね・・・ですが1995年に初めて三役になった場所では高熱に襲われ5勝どまりでした」

加蓮「あらー、なかなか厳しいね」

泉「でも、次の場所では横綱の曙を破って殊勲賞だったんだよ」

杏「そのときの映像は残ってるよー」
https://youtu.be/SIKv0AqpMzk

茄子「懐が深いですねー」

悠貴「けっこう大きい・・・ですよねっ?」

モバP「190あったからな、日本人力士では破格のサイズだよ・・・とまあこんな感じで幕内では一定の地位を守り続けてたんだが・・・」

奈緒「?」

凛「何?ケガとか?」

モバP「1996年の11月ごろからまた体調を崩して原因不明の高熱と貧血が続くようになったんだ」

加蓮「・・・ってことはお休みしたんだ」

杏「だけど剣晃は休まなかったんだよねー、点滴打って無理矢理出続けたんだよ」

茄子「執念を感じますね・・・」

モバP「翌年の3月には体重もガクッと落ちて120キロに痩せて・・・なかなか勝てなくなっていった」

奈緒「それでやめちゃったのか?」

文香「いいえ・・・次の5月場所では体調が少し良くなって8勝7敗で勝ち越しています・・・もっとも、直後に再び体調を崩してはいますが」

モバP「それからは入院生活になり、7月場所からは全休、入門から続けてきた連続出場も825で止まった」

凛「体が悪かったのに・・・それだけ無理をしてたのかな」

杏「で、判明した病名は汎血球減少症、白血病の一種でそのときはまだ4つしか日本では前例がなかったんだよねー」

奈緒「そんな難病だったのか・・・」

悠貴「・・・どんな人だったんですかっ?」

モバP「ついたあだ名は角界のならず者、上位相手にも怖じけず張り手をかましたりしてたな、とくに貴ノ浪キラーだった」

杏「貴乃花を睨み付けたりね、当時はなかなかそういうタイプの力士がいなかったから」

泉「勝ってても負けてても報道陣の輪ができたってね」

凛「へぇ、じゃあ怖かったんだ」

モバP「ところがそんなことはなく、土俵さえ離れれば優しい人で、弟弟子からの信頼も厚かったんだよ」

文香「懸賞金は半分は母親に・・・もう半分は弟弟子に全てあげた、というのも有名な話です・・・」

奈緒「なんだよぉ、めちゃくちゃいい人じゃないか・・・」

加蓮「見てみたかったなー、剣晃さん」

杏「生きてたらどうだったろうね」

モバP「解説やってるところは見てみたかったな」

凛「そういう人に限って早く逝くのかな・・・今日は昔の相撲がたくさん見たいな」

加蓮「私も相撲見たいなー」

悠貴「そうですねっ、杏さん何かないですかっ?」

杏「うーん・・・あー、『打倒!横綱貴乃花』とか?」

泉「ふふっ、いいかもね」
カチカチ
https://youtu.be/UCcGJ4be3yc


終わり

ここで終わります

九州場所はこちらを進めながらたまに触れていこうと思います
この九州場所では個人的に宮城野部屋の山口に注目してほしいです

次回は
F1相撲~最強関脇~ 琴錦 功宗
を予定しています

乙です

武蔵丸お願いします

↑みたいな感じで気軽にリクエストお願いします

千代大海
魁皇
水戸泉
山本山
舞の海
栃東
北勝力
北の湖
寺尾
柏戸
高見盛
豊真将
把瑠都
貴ノ浪
雅山

既出の力士です、漏れがあるかもしれませんが

悠貴「初日から荒れましたねっ」

奏「まさか嘉風が照ノ富士を吊るとはね」

拓海「カド番で初日を落とすとはなぁ」

モバP「日馬富士も完敗、他の上位陣は安泰だっただけにな」

飛鳥「フフ、もとから玉鷲は日馬富士と相性がいいからね・・・なんら不思議でもないさ」

悠貴「明日は高安さんと豪栄道さんの対戦がありますよっ」

杏「楽しみだねー」

飛鳥「玉鷲が二日連続の殊勲、素晴らしいね」

モバP「明日白鵬相手にどこまでやれるかな」

悠貴「その白鵬さんは1000勝達成ですねっ、おめでとうございますっ」

杏「こうなると魁皇の記録も見えてきたね」

泉「豪栄道はここまではいい感じ、今のところは、だけど」

千鶴「豪栄道はいいんですが琴奨菊が・・・連敗はいただけませんね」

洋子「せっかくの九州場所なんだから九州出身の力士に頑張ってもらいたいね」

稀勢の里と琴奨菊は平常運転ですが豪栄道は上々のスタートをきりました、このままいけるところまでいってほしいですね


第17回は五日目くらいにスタートする予定です、まだまだリクエストお待ちしています

悠貴「五日目が終わって5連勝は蒼国来さん、白鵬さん、鶴竜さん、豪栄道さんの4人ですっ」

モバP「豪栄道もとりあえずいいスタートをきったな」

奏「白鵬、鶴竜も危なげない相撲をとってるわね」

泰葉「豪栄道以外の大関陣は危なっかしい感じですが」

杏「いつものことだからね」

まゆ「旭秀鵬が5連敗、心配ですね」

菜々「ケガをおしてでてるみたいですからね」

悠貴「そういえば、この間の動画で琴錦さんっていう力士がとってもつよかったんですけどっ」

杏「今の朝日山親方だね」

モバP「琴錦かー、また懐かしい力士だな」

菜々「え?」

モバP「え?」

奏「確か2000年くらいまでは現役だったわよね」

菜々「あれ、そんな前でしたっけ・・・」

泰葉「まあ16年前ですから割と最近・・・でもないか」

まゆ「まゆは知らないですねぇ」

悠貴「琴錦さんのことについて教えてほしいですっ、お願いしますっ」

モバP「いいよ、ちょうど暇だし、今日は琴錦の話をしようか」

モバP「琴錦は中学では相撲より柔道の方がメインで金メダリストの山下泰裕からスカウトされるくらいだったんだ」

悠貴「じゃあ高校までは柔道をやってたんですねっ」

菜々「そこを琴櫻・・・佐渡ヶ嶽親方に熱心に誘われて相撲の世界に入るのを決めたんですよ」

杏「相撲やれば強いヤツとやれる、柔道なんか目じゃないぞ、ってね」

奏「へぇ、それで入ってくるあたり、なかなかやんちゃそうな感じがするけど」

杏「いろんな意味でね」

泰葉「?」

まゆ「いろんな意味?」

モバP「で、名字をとって琴松沢の四股名でデビューして2年で幕下まで順調に上がった」

菜々「同年代には湊富士もいましたね」

杏「逸ノ城の師匠だね」

悠貴「琴松沢・・・今も佐渡ヶ嶽部屋の力士は琴がみんな四股名に入ってますねっ」

奏「琴松沢ってなんだか言いにくいわね、いつ琴錦に改名したの?」

菜々「そもそも琴錦という四股名は先代佐渡ヶ嶽親方の元小結、琴錦の四股名でもあり、松沢少年が中学の時に友達と考えた四股名でもあるんですよ!」

泰葉「たまたま同じになったんですか?」

杏「そうそう、偶然だったんだけど、取り口は異様ににてたらしいけどね」

菜々「そりゃあもう瓜二つですよ!・・・って聞いたことがあります」

杏「というか、先々代だよね、今は佐渡ヶ嶽親方って若さまだし」

菜々「あ、あれー?そうでしたっけ?ナナは昔のことはよく知らないので・・・」

悠貴「へぇ、そんなことがあるんですねっ」

モバP「そして1988年に十両昇進、1989年に幕内力士になった」

奏「トントン拍子ね」

菜々「とにかく早かったですね、相撲も、今でいうと日馬富士に近いんでしょうか」

杏「50mを6秒2で走ってた時期もあるからね」

悠貴「6秒2で走ってたんですかっ?」

まゆ「身体能力が高いタイプだったんですね」

モバP「ダイエーホークスの入団テスト受けて受かったんだよ、新関脇の時に、6秒2だったのはその時だな」

泰葉「えぇ・・・問題になるんじゃ・・・」

奏「にしても速いわね」

モバP「入幕してから1年で横綱北勝海、今の八角親方を破って初金星、その次の場所では千代の富士を破ってスピード相撲で観客を沸かせた」

杏「これが北勝海戦」
https://youtu.be/JBKmpxFVAPg

悠貴「琴錦さん、とっても早いですねっ」

泰葉「差してから一気に寄るのは佐田の海に近いかもしれませんね」

菜々「若貴兄弟にもすごく強かった時期がありましたね~」

まゆ「わかたか?」

奏「若乃花と貴乃花のことよね」

悠貴「その二人は聞いたことがありますっ」

モバP「若貴キラーなんて呼ばれたりもしてたな」
https://youtu.be/h9DxMI47n4Q

泰葉「俊敏さは際立ってますね」

杏「貴乃花とはピークの時期がちょっぴりずれてたのが残念だけど、貴乃花戦の勝ちは3番目だったかな」

まゆ「上位の力士に強かったんですねぇ」

モバP「さらに、翌年の11月場所には新関脇で臨み、大関霧島、小錦、横綱の旭富士を破って3場所連続での殊勲賞を獲得、その次の場所も11勝して大関候補になったんだが・・・」

奏「ケガ?病気?それとも・・・」

菜々「元から素行面で心配をされてた力士だったんですが・・・なんというかその・・・」

泰葉「はぁ」

杏「入籍して奥さん妊娠してるのに不倫しちゃったんだよ」

悠貴「えっ?」

モバP「あげく『どっちも好きだし・・・』とか言い出して協会からめちゃくちゃ怒られたんだ」

杏「さまよえる下半身」

奏「やんちゃってそういうことだったのね」

まゆ「浮気はダメですよねぇ」

菜々「次の場所は勝ち越したんですけど、野次がすごかった・・・らしいですよ」

泰葉「自業自得な気もしますが・・・もったいないことをしますね」

モバP「でもこどもが生まれたら、子煩悩になったんだけどな」

悠貴「ええっ・・・」

奏「なんていうか自由な人ね」

杏「というわけでせっかくの大関昇進のチャンスを自ら棒にふったわけだけど」

悠貴「そのあとはどうなったんですかっ?」

モバP「7月場所が終わったあと、引退も考えてた琴錦を見かねた親方から休みをもらって故郷に帰ったんだよ」

泰葉「故郷に帰っても逆効果な気もしますが」

菜々「ところがですね、地元のファンは不祥事をした琴錦にも温かかったんです、これがもう一度琴錦に火をつけることになりました」

奏「応援されるっていう喜びは何にも代え難かったんでしょうね」

モバP「そして前頭5枚目まで下がってむかえた9月場所、若貴兄弟には敗れたものの13勝2敗で平幕優勝を成し遂げたんだ」

悠貴「ゆ、優勝しちゃったんですか?すごいですっ!」

杏「ちなみに千秋楽の相手は舞の海だったんだけど」

https://youtu.be/eoBnjeclsfo

まゆ「舞の海がおもいっきり吹っ飛ばされてますねぇ」

菜々「舞の海って勝ってる取組がクローズアップされてますが負けるときはわりとあっさり負けてますからね」

モバP「佐渡ヶ嶽部屋はこのとき琴富士、琴錦と二場所連続で平幕優勝者を出してたんだよな」

奏「二場所連続で・・・今では考えられないわね」

杏「当時はちょくちょくあったんだけどね」

モバP「それほど拮抗してたとも言えるな」

モバP「この優勝を踏まえて、次の場所優勝すれば大関っていうチャンスがやってきた」

杏「三役に戻ったとはいえ関脇を経由せずに大関になる、なんてことはほぼなかったんだけどねー」

菜々「前田山くらいですね」

悠貴「へぇー、最近でいうと照ノ富士さんに近いんですかねっ」

奏「3場所見ずに大関昇進ってあんまり聞かないものね」

まゆ「それで次の場所はどうなったんですか?」

モバP「琴錦は先場所の好調を維持し千秋楽を12勝2敗で優勝の可能性を残してむかえた」

悠貴「おおっ、大チャンスですねっ」

杏「相手は若花田だったんだよねー、まあ負けたんだけど」

奏「それでも優勝次点でしょ?すごいじゃない」

まゆ「大関昇進は持ち越しになったんですね」

モバP「だけどこの相撲で足をケガして次の場所は負け越し、大関取りはなくなったんだ」

悠貴「うぅー、残念ですねっ」

菜々「それからは三役と平幕とを上がったり下がったり繰り返してたんですが、1992年の11月場所で13勝の好成績をあげて貴花田・・・後の貴乃花とともに大関取りになったんです」

奏「またチャンスが巡ってきたのね」

まゆ「最近はあんまりないですよねぇ」

杏「強いていうならシャケかな」

モバP「ところが場所前のケガが響いて負け越し、3回大関昇進のチャンスがありながらついに昇進は叶わなかった」

悠貴「そんなっ・・・」

泰葉「ケガさえなければ大関に昇進してたかもしれなかったんですね」

菜々「すごかったんですけどね・・・如何せんケガが多かったというか」

奏「そのあとはどうなったの?」

モバP「1993年から6場所連続、1995年から4場所連続で関脇をつとめて、安定して上位にいたな」

菜々「一時の爆発力はなくなって、貴乃花には力負けすることが増えていきました」

泰葉「衰えが始まったんですね」

杏「まあでも武蔵丸には18勝26敗、貴ノ浪には19勝21敗、若乃花には16勝25敗で負け越してはいるけど度々勝ってたからねー」

悠貴「上位を脅かす存在ではあったんですねっ」

https://youtu.be/uaVFte0-sys

まゆ「若乃花との取組は見応えがありますねぇ」

モバP「お互い認め合う仲だったからな、名勝負も多かったよ」

泰葉「タイプも多少似てますしね」

モバP「ところが、このあともちょくちょく三賞を貰ったりもしてたんだが、ケガも重なり30歳という年齢もあって引退を考えるようになったんだ」

泰葉「区切りの年齢ではありますね」

悠貴「辞めちゃったんですかっ?」

菜々「それが、引退を考えていると師匠に伝えると激怒されたんですよ」

まゆ「なんで怒られたんですか?」

モバP「同部屋の36歳で十両で奮闘してた琴稲妻の名前を出して、『稲妻を見てみろ!甘ったれるんじゃない!死んだ気になってやれ!』ってね、琴錦はそのとき年寄名跡すらとってなかったからな」

奏「引退したあとどうするつもりだったの?」

杏「自動車の整備工になろうとしてたらしいけどねー」

モバP「ともかく、師匠の一言もあって幕尻近くでむかえた1998年の11月場所、琴錦は見違えるような相撲で11連勝の快進撃を見せた」

泰葉「気持ちひとつでそんなに変わるんですね・・・」

菜々「若乃花に負けて連勝は止まりましたが翌日に15連敗中と相性が悪かった貴乃花を会心の相撲で破ったんです!」

杏「師匠も思わず握手しにいったってね」

モバP「翌日も貴ノ浪を圧倒し追いかけていた土佐ノ海が負けて二度目の平幕優勝が決まったんだ」

悠貴「平幕で二回優勝・・・なかなか想像がつきませんねっ、すごいですっ!」

https://youtu.be/8pK3_kvci4A

菜々「佐渡ヶ嶽親方も『アイツはやればできるのに本人がそのことをわかってない』と苦笑いしながら語ってましたね・・・」

奏「ふふっ、手のかかる弟子だったんでしょうね」

モバP「1998年の11月場所からは6場所連続で横綱を破り実力を証明した」

悠貴「6場所連続・・・それも平幕ですからすごいですよねっ」

奏「今では大関ですらそんなことできないわね」

菜々「ところが・・・2000年の3月場所、安芸乃島に敗れた際にケガをしました」

まゆ「ベテランにとってケガは引退と直結しますからねぇ」

杏「十両では1場所はなんとか勝ち越したけど、次の場所で7日目に敷島に負けたのを最後に引退したんだよ」


モバP「佐渡ヶ嶽親方は最後まで納得できなかったそうだけどな、やればまだできるのに、って」

泰葉「たらればを言えばきりがないですが、ケガさえなければ・・・」

悠貴「どうなってたんでしょうねっ」

モバP「そして、今は朝日山親方として独立して自分の部屋をもってる、ついこの間だけど」

まゆ「教える方としてはどうなんですか?」

杏「現状じゃなんとも、そのうち朝日~って力士が出てきたら琴錦の弟子だから、そしたら分かるんじゃない?」

悠貴「琴錦さん、優勝を2回しながら大関には上がれなかったんですねっ」

モバP「本人自身、大関に上がる気がなかったともいってるし、前半勝ちまくって後半星を落とす、みたいなことが多かったからな」

泰葉「今いる力士にもちらほらいますね」

杏「シャケとかイケメンとかね」

奏「チャンスを掴んでほしいわね」

菜々「そうですね、高安にも琴錦の二の舞は踏んでほしくないですし」

まゆ「12勝は高いハードルですけど頑張ってほしいですね」

悠貴「新大関誕生に期待したいですねっ!」



第17回
終わり

今回はこれで終わります

豪栄道は好調ですが高安は苦しくなってきました、頑張ってほしいですね

次回はまだ未定なのでアンケートにしたいと思います、もしレスがなければ北の富士にします

1、北の富士
2、霧島
3、武蔵丸
4、それ以外

ご協力お願いします

聖來「七日目が終わってわんわん、鶴竜が単独トップだよ!」

杏「まさかのわんこ」

凛「ちょっと予想できなかったかな」

文香「全くノーマークでしたね・・・」

聖來「・・・わんわん横綱だよ?」

モバP「豪栄道と白鵬日馬富士が追う展開だな」

悠貴「優勝争いは終盤までもつれそうですねっ」

昨日は友人と九州場所を見に行ってきました
遠藤が勝ったときはみんなガッツポーズしてましたね、宇良や石浦が沸かせてくれました、楽しかったです


稀勢の里は優勝争いから1歩後退ですね、琴奨菊・・・一応地元なんですが

次回は北の富士にします、10日目以降にスタートする予定です

リクエストを引き続きお待ちしています

悠貴「11日目が終わって全勝がいなくなりましたねっ」

凛「稀勢の里が横綱戦連勝、また綱取りの可能性も出てきたね」

モバP「2敗の稀勢の里、白鵬にもチャンスはありそうだな」

みく「にしても昨日の稀勢の里の相撲は良かったにゃあ」

奏「ただ北の富士も言ってたけど白鵬が勝機を逃した感じはあるけどね」

李衣菜「前々から気になってたんだけど・・・」

みく「李衣菜チャンどうしたの急に」

李衣菜「北の富士って人はどんな人なの?すごかったの?」

奏「言われてみれば・・・」

悠貴「そうですねっ、いつも解説をしてますけど現役のときはあんまり知りませんっ」

凛「そうだね、P、教えてくれる?」

モバP「ん、いいよ、いずれは話そうと思ってたからな、とはいえ相当前だから知ってる分だけだな」

モバP「北の富士は北海道生まれ、小さい頃から野球をやって主力として活躍していたらしい」

悠貴「野球ですかっ、他競技から入ってくる人が多いですねっ」

文香「1954年に地元留萌に相撲の巡業がやってきて、当時の横綱、千代の山が北の富士に声をかけたのが相撲に興味を持つきっかけだったと言われています」

凛「それで相撲を始めたんだ」

モバP「そうだな、野球をそのまま中学まで続けて、強豪の北海高校なんかからも誘いを受けたが、やっぱり横綱から声をかけられたのが忘れられなかったみたいで出羽海部屋に入門したんだ」

みく「入門してからはどうだったのにゃ?」

李衣菜「そりゃあトントン拍子じゃないの?」

杏「東京に来るまでの船で酔って体重が激減したんだよねー」

モバP「あまりにも痩せてたこともあって周囲の期待通りとはいかなかったし、焦る気持ちもあったそうだ」

奏「でも、中卒で入ってすぐ活躍できなくても問題ないんじゃない?」

文香「ところが・・・当時は30場所以内に幕下に上がらないと強制的に引退というルールがありました・・・結果的には廃業は免れたんですが」

凛「ちなみに何場所かかったの?」

杏「25場所」

悠貴「け、けっこうギリギリだったんですねっ」

奏「そういえばいつから四股名は北の富士になったの?」

モバP「たしか1960年までは本名の竹沢だったんだけど、病気にかかったこともあって四股名を変えたときに北の富士になったみたいだな」

凛「なるほど、縁担ぎだったんだね」

みく「よくある話にゃあ」

杏「んで1963年にやっと十両に昇進したんだよ」

李衣菜「6年もかかったんだ・・・」

奏「まあ6年で十両も十分すごいわよ」

文香「同年の11月場所では史上3人目となる十両全勝優勝を成し遂げます・・・このあとに達成したのも把瑠都、栃ノ心だけという素晴らしい記録ですね」

悠貴「たしかに十両での全勝優勝はあんまり、っていうかほとんどみないですねっ」

みく「14勝も数えられるくらいしかいないにゃ」

杏「十両全勝優勝のことを北の富士賞ともいうよ、自称だけど」

凛「今場所はもう全勝いないからね、なかなか難しいね」

悠貴「入幕してからはどうだったんですかっ?」

モバP「新入幕の場所は13勝2敗でいきなり敢闘賞を受賞した」

凛「新入幕で13勝2敗・・・あ、最近だと逸ノ城かな」

杏「イチコはもっとやれるはずなんだけどねー」

文香「小結で迎えた3月場所は4勝どまりでしたが・・・7月場所には関脇に昇進・・・スピード相撲と称されました」

みく「入幕してからはすいすいにゃ」

李衣菜「やっぱり横綱になるような人はモノが違うのかな」

モバP「その後は関脇で8勝7敗、10勝5敗、10勝5敗の計28勝で大関に昇進したんだ」

奏「ちょっと待って、甘すぎじゃないかしら、28勝って・・・」

悠貴「今は33勝が条件ですしねっ」

杏「今よりも基準が緩かったにしても激甘だよねー」

文香「大関昇進だとは本人も思っておらず・・・佐田の山や柏戸から紋付、足袋を借りて間に合わせたそうです」

李衣菜「えぇ・・・本人も大関になるとは思ってなかったんだ~」

みく「むしろ来場所昇進するくらいの気持ちだったとは思うにゃ」

モバP「まあ当時は大関が豊山しかいないっていう事情もあったんだけどな」

凛「なるほど、誰かしら早く大関にしたかったのかもね」

今日はここまでで終わります
続きはまた明日

稀勢の里が明日も勝てば面白いことになっていくでしょうね、鶴竜にとっては試練ですが頑張ってほしいと思います

リクエストお待ちしています

モバP「大関に上がってから3場所はいずれも10勝5敗、なんとか大関としての役割を果たしてたんだが・・・」

凛「何かあったの?」

文香「所属していた出羽海部屋から九重親方が独立し・・・北の富士は選択を迫られました・・・」

李衣菜「今まで通りか新しいところかってこと?」

奏「難しい選択だったでしょうね」

モバP「結局北の富士は九重部屋に移籍した、出羽海部屋では2番手だったが九重部屋では部屋頭になったんだ」

みく「負担が大きくなったのかにゃ」

杏「怖い兄弟子がいなくなったのもあって遊びまくってたらしいけどねー」

李衣菜「うわー、ロックじゃない・・・」

悠貴「それで大丈夫だったんですかっ?」

モバP「それがなんと次の場所では、出羽海部屋の兄弟子だった佐田の山を破り、14勝1敗で初優勝したんだ」

https://youtu.be/KYq1q4zH818

凛「へぇ、わからないものだね」

悠貴「大鵬さんとか柏戸さんもいたんですねっ」

杏「そんなに年代は変わんないからね」

李衣菜「それですぐに横綱になったの?」

文香「次の場所では5勝どまり・・・その次も7勝8敗と負け越し・・・あわや陥落する、というところでなんとか10勝をあげ踏みとどまりました」

凛「あれ?それだと大関陥落な気がするけど・・・」

杏「当時は3場所続けて負け越さなければ良かったからねー」

奏「だいぶ甘い時代もあったのね・・・」

モバP「以降も2年くらいはなかなか優勝することができなかったんだ」

みく「横綱になるのは簡単じゃないにゃ、豪栄道チャンも一緒にゃ」

文香「元から大の稽古嫌いで知られていた北の富士ですが・・・1969年の夏から人が変わったように激しい稽古をするようになりました」

悠貴「何かきっかけがあったんですかっ?」

杏「東京に来たときの恩人、村上さんが大病で余命1年もないってことで、その村上さんから『おまえが綱をとるのを信じてる』って言われたんだ」

凛「それで奮起したんだね」

モバP「9月場所では優勝次点、11月場所では2回目の優勝を果たして横綱審議委員にかけられるが却下され昇進はならず・・・結局村上さんは12月に亡くなり横綱になった姿は見せられなかった」

奏「村上さんに見てほしかったでしょうね・・・」

文香「その後の九州巡業では・・・大寒波で稽古を敬遠する力士が多いなか北の富士は皆勤・・・大鵬からも本物と認められる猛稽古を積みました」

李衣菜「おお、ロックだね!」

みく「ロックっていいたいだけじゃない?」

杏「元から横綱って負担がかかるけど、玉の海が死んで一人横綱になったからねー」

みく「精神的にきつそうだにゃあ・・・」

モバP「しばらくは一人横綱として頑張っていたが3連覇を狙った1972年の初場所では14日目に高血圧で休場、連続勝ち越しを7勝7敗1休で逃した」

凛「7勝どまり・・・横綱とは思えない成績だね」

奏「休みにくかったでしょうし、無理した部分も大きかったんじゃない?」

文香「5月場所は不眠症・・・7月場所は脱臼で休場し引退が危ぶまれましたが翌9月場所では全勝優勝を果たしました」

悠貴「苦しみながらも頑張ってたんですねっ」

李衣菜「体が良くなかったんだ・・・」

モバP「その時期に先代貴乃花と輪島が大関に昇進、世代交代が徐々に進みつつあった」

凛「輪島っていうと北の湖のライバルだったっけ」

杏「1973年の1月場所後に琴櫻が横綱に昇進して、ようやく一人横綱じゃなくなってプレッシャーから解放されたのか3月場所は14勝して10回目の優勝を遂げたんだよ」

みく「10回も優勝してたなんて知らなかったにゃあ」

モバP「その後も7月場所では14勝をあげるなど意地を見せたが、それ以降成績は伸びず・・・1974年の7月場所、大受に敗れたのを最後に引退、井筒を襲名した」

悠貴「あれっ?親方だったときもあったんですねっ」

李衣菜「てっきり引退してからずっと解説やってるのかと思ってたよ」

文香「その後に九重を襲名し・・・千代の富士、北勝海などを育て上げ・・・特に千代の富士とは関係も深かったようです」

奏「教える方としてもなかなかだったのね」

みく「想像つかないにゃ」

杏「まあ千代の富士に引き際の大事さを説いたり北勝海に引退を勧めたり、いろいろしてたみたいだけどね」

文香「千代の富士がなくなった際にも・・・『なんで強い人から逝ってしまうのか・・・』とショックを隠せない様子でした」

悠貴「弟子の方が早く亡くなってしまったんですねっ・・・」

モバP「私生活の方では離婚して40越えてからホステスと再婚したり・・・たびたびスキャンダルを起こしてたな」

杏「プレイボーイ横綱」

凛「けっこう遊び人だったんだね・・・」

文香「その後は審判部長や広報部長に就いた後・・・理事長就任の話も出ますが・・・地位にすがるのはみっともないと理事をやめたのを期に協会を退職します」

奏「ここでも引き際の美学・・・ね」

モバP「で、NHKの解説になった、ここからはみんなよく知る北の富士だな」

みく「みくは正直あんまり好きじゃないにゃあ・・・」

奏「よくも悪くも言い方がストレートよね」

杏「シャケじゃないんだから」

モバP「千代大海はどうせ角番でしょ、とか、ちょっとよく見てなかったとか・・・たまに問題発言するからな」

李衣菜「解説なのに見てないのは不味くない?」

杏「角界の未来のことを考えてたんじゃない(適当)」

文香「現在74歳・・・なんだかこの人は長生きしそうな気がしますね」

凛「まあいなくなったらいなくなったで寂し・・・くはないかな」

悠貴「いやぁ・・・たぶんみなさん悲しむと思いますよっ」

モバP「この人以上にずけずけ言える人はいないし、できるだけ長く続けてほしいな」

悠貴「そうですよねっ」

李衣菜「変わった人だけどまあロックなのかな?解説に注目しながら見てみるよ」

みく「その前に李衣菜チャンは力士の名前をある程度覚えた方がいいにゃ」

李衣菜「さ、最近はわりと詳しくなってるよ!」

奏「ふふっ、じゃあ現役の横綱は白鵬と鶴竜とあと一人は誰かわかる?」

李衣菜「え?えーと・・・横綱・・・あっ?ひまふじ?」

みく「違うにゃ」

終わり

今回はここで終わります

稀勢の里が三横綱撃破で面白くなってきました、まだまだ荒れそうです

次回はまだ未定です

すいません、50と51の間が抜けてました





モバP「そして迎えた1970年の初場所、北の富士は連覇を達成、満場一致で横綱への昇進をきめたんだ」

悠貴「猛稽古が実を結んだんですねっ」

杏「そのとき横綱に上がったのがライバルの玉の海だったんだよねー」

文香「二人はライバルでもありましたが・・・同時に親友でもあり歴代横綱の親睦会では・・・玉の海がギターを弾き北の富士が熱唱するという場面もあったそうです」

李衣菜「な、仲良しだったんだ・・・」

モバP「それからは北の富士と玉の海が交互に優勝し、北玉時代と呼ばれたが・・・長くは続かなかった」

奏「・・・なるほど」

凛「?」

文香「1971年の9月に玉の海は虫垂炎にかかります・・・これ自体は早めに手術が成功しもう少しで退院・・・というところだったんですが・・・」

みく「まさか・・・」

杏「血栓症による急性冠症候群で玉の海は急逝・・・次の日が退院予定日だったんだけどね」

悠貴「そんなっ・・・」

凛「ライバルが急死なんて・・・相当ショックだっただろうね」

モバP「横綱になってからは北の富士の6勝4敗、互いに競いあってきたライバルの死に人目も気にせず号泣したらしいな」

文香「その後の場所で優勝した北の富士はパレードをせず玉の海の四十九日に参加したといいます」

奏「本当にいい関係だったのね・・・」

https://youtu.be/4d3JdIpRpOE

杏「キセノンがやっぱりキセノンだった件について」

モバP「まあまだ優勝の可能性が消えたわけじゃないから・・・」

文香「栃ノ心推しとしては鼻が高いですが」

泉「豪栄道も勝つチャンスあったのに」

奈緒「日馬富士にうまいことやられたな」

聖來「わんわん、鶴竜が優勝に一歩近づいたよ!」

悠貴「九州場所も残り二日、ここからさらに盛り上がっていってほしいですねっ」

稀勢の里は稀勢の里でした、豪栄道は自滅しました

まだあと二日ありますから頑張ってほしいです

悠貴「ついに今年の大相撲が終わっちゃいましたねっ」

モバP「照強、力真、坂元が新十両か、照強は特に楽しみだな」

周子「ちっちゃいけどいい相撲するよね」

泰葉「十両は佐藤が優勝、新入幕もほぼ確実ですかね」

杏「ていうか、十両は佐藤以外誰が上がるかわかんないね」

凛「千代皇が2枚目で8勝7敗、微妙だね」

奈緒「上位がみんな負け越してるからな」

紗南「宇良も今日勝ってたらいけたかもしれなかったけどね」

泰葉「敢闘賞は石浦と正代、石浦の10連勝はお見事でしたね」

茄子「来場所からが勝負ですね」

紗南「正代も11勝して新関脇間違いなし!」

悠貴「殊勲賞は遠藤さんが勝ち越したらもらっていたんですけどっ・・・」

モバP「1横綱3大関倒したのにな、もったいない」

飛鳥「ボクとしては玉鷲が技能賞は嬉しいんだけど・・・てっきり殊勲賞だと思っていたよ」

周子「玉鷲も1横綱3大関に勝ったのにね~」

奏「来場所次第では一躍大関候補ね」

凛「そういえば豪栄道の綱取りって」

泉「そんなものはなかった、いい?」

杏「そして蚊帳の外だった琴奨菊」

千鶴「どうして地元であそこまで勝てないんでしょうか・・・」

モバP「怪我の影響もあったとは思うけどな」

杏「今場所の稀勢の里は稀勢の里過ぎたよ」

モバP「年間最多勝はすごいけどな、69勝で毎場所11勝はしてるんだから」

凛「初場所で頑張ってほしいね」

聖來「わんわんが優勝したよ!ホントに嬉しい!」

周子「今までのとはまた違うもんね」

奏「内容も良かったし、来場所にも期待が持てるんじゃないかしら」

聖來「ここからジャンジャン優勝してほしいね!」

紗南「日馬富士は満身創痍だったかな、1年間よく取りきったよね」

文香「体の状態が良くなれば・・・また優勝争いに絡んでくるでしょう」

悠貴「白鵬さんは11勝でしたっ」

杏「もう来場所をにらんでるんじゃないかなー」

茄子「復帰の場所と考えるとまずまずでしたね」

奈緒「ってことは何事もなければ来場所はみんな万全で迎えられそうだな」

千鶴「今場所は怪我人も少なくいい場所でした・・・英乃海は心配ですけど」

奏「琴奨菊優勝で始まり・・・今年は勢力図が少しずつ変わってきたわね」

モバP「来年もこうやっていろんな力士に日の目があたるといいな」

悠貴「はいっ!来年の大相撲も楽しみですっ!」

これで終わります

鶴竜が優勝しました、今場所は引くようなこともなく素晴らしい内容でした、ここから優勝も増えていくのではないでしょうか

今年ほど稀勢の里らしい1年もなかったと思います、来年こそ横綱とまではいかずとも優勝してほしいです

ではまた初場所で

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