【ペルソナ5】ジュスティーヌ「牢屋の中が恋しいようですね」 (29)

【ペルソナ5 SS】です
※注意事項
・ペルソナ5の隠しボス撃破後、カロリーヌが可愛い、ジュスティーヌが可愛いというネタバレを含みます
・『カロリーヌ「遊んでる暇があるのか、囚人!」』(カロリーヌ「遊んでる暇があるのか、囚人!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1478379118/))の
続きになります
・上記がダメな人はブラウザバックを

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――――新宿、ベルベットルーム前

ジュスティーヌ「望みを叶えてあげましょう……と言いたいところですが、少し我らと話をしていきませんか?」

カロリーヌ「ジュスティーヌがわざわざこちらに来ているのだ、我らがどうして欲しいか分かるだろう囚人!」スタッ

【もちろんだ】
【分からない】
【ちゃんと言葉にして?】

P5主人公「もちろんだ」

ジュスティーヌ「流石ですね……まぁ、そうでなくては契約を結んだ意味がありません」

カロリーヌ「フフン、これから囚人には勿体無い時間を過ごせるのだぞ? 感謝すると良い!」

ジュスティーヌ「……まぁ、カロリーヌはこう言っていますが、現状の貴方を心配して激励したいというのが本音ですから」

カロリーヌ「ぬがっ!? ジュスティーヌ! それは言わない約束だろう!」

ジュスティーヌ「ですが、契約があるとはいえあまり素直にならないのは、囚人も困るかもしれませんよ?」

カロリーヌ「……な、なんだか変わったなお前……妙に積極的ではないか」

ジュスティーヌ「主にまで秘密にしている関係を続けるのです、せっかくですから楽しんでみるのもいいかと思いまして」

カロリーヌ「お、おお……ジュスティーヌが大胆だ……」

ジュスティーヌ「それで囚人、本当に我らとの契約を忘れてはいませんね? これから時間はありますか?」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1478766259

※ペルソナ5主人公
http://i.imgur.com/EevATAp.jpg

※ジュスティーヌ
http://i.imgur.com/iEHnXKQ.jpg

※カロリーヌ
http://i.imgur.com/2heaLEl.jpg


P5主(……)

P5主(カロリーヌとジュスティーヌは甘えたがっているようだ)

P5主(以前結んだ契約のこともある、二人の誘いに応じるべきだろうか……?)

【誘いに応じる】
【誘いに応じない】

P5主(二人と一緒に過ごすことにしよう……)

ジュスティーヌ「どうやら時間はあるようですね……良かった」

カロリーヌ「当然だ、契約のこともあるがそもそも我らからの申し出だぞ? 囚人が断っていいわけないだろう!」

ジュスティーヌ「囚人に誘いを断られたらどうしようと不安になっていたくらいですから、嬉しいのですねカロリーヌ」

カロリーヌ「なぐっ……だ、だからなぁ! ……まぁいい! それにしても囚人、貴様の現状は最悪だな!」

カロリーヌ「怪盗団の名声は今や地に落ち、群衆からは敵意を向けられ、放っておいても逮捕されると来た!」

カロリーヌ「全く、ここまで更生する甲斐のある囚人も珍しいぞ」

ジュスティーヌ「ですが貴方はこの状況でも諦めないどころか、反撃のための準備を整えている」

ジュスティーヌ「危険な賭けになることも承知で……」ションボリ


【どうした?】
【賭けには勝つ】
【心配してくれてるのか】

P5主「賭けには勝つ」

ジュスティーヌ「当然です。我らが助力しているのですから勝ってもらわなければ困ります。負けてしまえば貴方は……」

カロリーヌ「我らと二度と会えなくなるのだからな、そんなことには絶対になるなよ!」

ジュスティーヌ「……必ず帰ってきて下さい、囚人」

【当然だ】
【努力はする】
【無理かも……】

P5主「当然だ」

カロリーヌ「それでこそだぞ囚人! では堅い話はここまでにして、今日は貴様を休ませてやろう!」

ジュスティーヌ「俗に言う英気を養う、ですね」

ジュスティーヌ「実はここのところずっと忙しそうな貴方を心配して、カロリーヌが一つ計画を立ててくれたのです」

カロリーヌ「心配しては余計だ! ……その、なんだ、貴様、映画とやらを見たことはあるか?」

【見るのが趣味だ】
【あまりない】
【友人に誘われてなら】

P5主「見るのが趣味だ」


カロリーヌ「ほお……ならば良かった。知っていると思うがそこに映画館があるだろう」ビシッ

カロリーヌ「あまり詳しくは知らんがああいう場所で人間は、映画という創られた話を楽しむそうだな」

ジュスティーヌ「しかも先程から観察していましたが、誰かと共にあの場所に入っていく人間は全員楽しそうにしています」

ジュスティーヌ「貴方も我らと共に映画を見れば、気分転換になるのではありませんか?」

カロリーヌ「貴様の状況を考えたら、多少楽しみがあってもよいだろう! さぁどうだ囚人! 我らと映画を見に行こうではないか!」

【嬉しい話だ】
【二人は映画を見たことは?】
【気分が乗らない……】

P5主「二人は映画を見たことは?」

カロリーヌ「……」

ジュスティーヌ「……実はその、ありません……」

カロリーヌ「貴様をここで待っている間、色々と人間共の感想が耳に入って来るからな。気になっていたのだ」

ジュスティーヌ「パレスのような光景を作れる人間達が、自分達の手で創り出す現実とは異なる物語の世界……」

ジュスティーヌ「一体どのようなものなのか、見てみたくなりまして」

カロリーヌ「つまり言ってしまえばこれは貴様の気分転換だけでなく、我らの好奇心を満たすための提案でもある」


カロリーヌ「だが、問題はないだろう? 貴様は楽しむ、我らも楽しむ、一石二鳥というやつだな!」

ジュスティーヌ「もちろん、貴方が他にもっと良い提案があるというのであれば聞きますが……」

P5主「……(フルフル)」

カロリーヌ「そうだろう、そうだろう! 私が色々と考えた提案より良い考えを、囚人に簡単に思いつかれてたまるか!」

ジュスティーヌ「……貴方に楽しんでもらうと、カロリーヌは必死だったんですよ?」

【ありがとう】
【意外だ】
【かわいい】

P5主「ありがとう」

カロリーヌ「れ、礼などいらん! ともかくだ! 行くと決まった以上さっさといくぞっ! ほら!!」///

ジュスティーヌ「ふふ……では映画館に行きましょうか、囚人」

P5主「……(コクン)」


――――新宿、映画館カルト9、エントランス

カロリーヌ「……思ったより広いな、それに人間も多い……」キョロキョロ

ジュスティーヌ「映画とはこんなにも人間を惹き付けるのですね……それで、今見ることが出来る作品にはなにがあるのですか?」

P5主(現在公開中の映画は……『ZAW』だ)

P5主(この映画を見てもこれ以上『度胸』は上がらないだろう)

P5主(映画を見るならチケットを買わなければ……)

カロリーヌ「チケット? 映画を見るのにそんなのが必要なのか?」

ジュスティーヌ「頼んでもいいでしょうか、囚人」

P5主「……(コクン)」

――――新宿、映画館カルト9、受付

店員「お次の方どうぞー」

店員「はいでは高校生一枚と……ええと、そちらのお子さんお二人のもでしょうか?」

P5主「……(コクン)」

店員「あー、たいへん申し訳ございません。『ZAW』の鑑賞には年齢制限がありまして……」

カロリーヌ「なに……? おいお前! 我らのどこが問題あるというのだ!」

店員「いえ、問題といわれましてもそういう決まりでして……!」


カロリーヌ「ぐぬぬぬ……!」

【どうしてもだめ?】
【そこをなんとか】
【これでも年上】

P5主「これでも年上」

店員「なっ!? いえ、しかしどうみても……」

カロリーヌ「おお気が利くなぁ囚人! そうだ、我らはこいつの監視をしてる立場なのだ、問題ない!」

店員「しゅうじん? かんし……? お客様、ええと……」

ジュスティーヌ「(カロリーヌ……!)」トンッ

カロリーヌ「おぐっ!?」

店員「大丈夫ですか……?」

ジュスティーヌ「なんでもありません。少し相談してきますので。行きますよ、二人共」

P5主(……ここは一度引いたほうがよさそうだ)


――――新宿、映画館カルト9、エントランス

ジュスティーヌ「……迂闊ですよカロリーヌ、普通の人間に我らの関係がバレてしまったらどうするのですか」

カロリーヌ「……確かに悪かった……だが指で突くことはないだろう!?」サスサス

ジュスティーヌ「それよりも、このような場所で貴方のことをどう呼べばいいのか失念していました……私としたことが……」

カロリーヌ「んん? 別にこいつのことは囚人で良いのではないか?」

ジュスティーヌ「カロリーヌ、貴方はもう少し周りを気にして下さい」

カロリーヌ「周り……?」

ヒソヒソ ヒソヒソ

「なんだろうあの子達……」「変わった服」「カワイイ……」「外国の子かな?」

「一緒にいる男だれだよ」「羨ましい……」「しゅうじんって呼ばれてたけどあの学園の人?」

ヒソヒソ ヒソヒソ

カロリーヌ「……むぅ、今まで気づかなかったが、もしかして我らはすごく目立っているのか……?」

ジュスティーヌ「映画を見るために普通の人間にも姿を見えるようにしたのが、こんなことになってしまうなんて……」

カロリーヌ「だがこうしなければ囚人と共に行動も出来ないし……面倒だな現実は」


【どうする?】
【何か手を打とう】
【二人が可愛いから仕方ない】

P5主「どうする?」

ジュスティーヌ「まぁ、貴方をどう呼ぶかは次回までに考えておくとして……」

カロリーヌ「我らがこのままの姿だと貴様と映画が見れないことについてはすぐに対応可能だ、心配するな!」

カロリーヌ「しかし、たかだか映画ごときに制限をかけるなど生意気な! 何のためにこのようなことをするのだ?」

【怖い映画だから】
【そういう決まり】
【子供が泣かないようにするため】

P5主「怖い映画だから」

カロリーヌ「はっ! 人間の作ったもの程度で我らが怖がるはずもなかろう! なぁジュスティーヌ!」

ジュスティーヌ「……そうですね。ところで囚人、お待たせしました。もう対応が終わりましたから、チケットを買いに行って下さい」

ジュスティーヌ「そう心配そうな顔をしなくても大丈夫ですよ。今度はちゃんと買えるはずです」

P5主(ジュスティーヌがなにかをしたようだ……チケットを買いに戻ろう)


――――新宿、映画館カルト9、受付

店員「お次の方どうぞー」

店員「はい、では高校生三名様でよろしいでしょうか。お席をお選び下さーい」

カロリーヌ「おい、オススメはどこだ!」

店員「今でしたら……スクリーンを見やすい真ん中辺りの席が空いていますねー」

ジュスティーヌ「ではそちらで。貴方もここで構いませんね?」

P5主「……(コクン)」

店員「席はこちらですね? 分かりました、では予約を入れましたので、チケット三名様分で、4500円になりまーす!」

所持金9,999,999円 
     -4500円

チャリーン

所持金9,995,499円

店員「はいありがとうございます! ではこちらチケット三枚です。すでに入場開始となっていますので、そのまま入場口へどうぞ!」

P5主(チケットを受け取った……)


――――新宿、映画館カルト9、エントランス

カロリーヌ「やれやれ、やっとチケットが手に入ったな!」

【なにをした?】
【高校生に見られてた】
【大変だった……】

P5主「なにをした?」

ジュスティーヌ「我らの力のちょっとした応用です。今の我らはここの人間達の目に、貴方と同じ年頃の娘に見えているはずです」

カロリーヌ「まったく手間を掛けさせてくれる。この姿の何が悪いというのだ……」

ジュスティーヌ「おや囚人……その顔はもしかして、貴方と同じ年頃の我らの姿を見てみたいのですか?」

【そのままでいい】
【見てみたい】
【綺麗だろうな】

P5主「そのままでいい」

カロリーヌ「そう言ってくれて助かるぞ囚人。貴様に違う姿を見せるのはなんだか心が落ち着かん……」

ジュスティーヌ「それに我らの本当の姿を見ているのが貴方だけなのは、なかなか気分がいいですからね」


カロリーヌ「さて、何はともあれ問題は解決したのだ。さっさと映画を見るぞ!」チラッ

カロリーヌ「……その前にあそこにある売店とやらで何か買え、囚人!」

ジュスティーヌ「たしか……映画館ではそれがマナーなのでしたよね?」

【何がほしい?】
【違う】
【そうだっけ……?】

P5主「何がほしい?」

カロリーヌ「我らはこういう場所で買うべき物をよく知らん! だから貴様に任せるぞ、囚人!」

P5主「……(コクン)」

P5主(……カロリーヌとジュスティーヌのためにポップコーンと飲み物を買った)

所持金9,995,499円 
     -1400円

チャリーン

所持金9,994,099円

P5主(……そろそろ上映時間だ。移動しよう)


――――新宿、映画館カルト9、『ZAW』上映スクリーン

『た、たすけてくれぇ……ZAWが、ZAWがこっちに……!』

カロリーヌ「……ッ!!」ビクッ

ジュスティーヌ「……」ジーッ

『パォォオ!! パォオオオ!!』

カロリーヌ「ヒッ……!?」ガタガタ

ジュスティーヌ「……これは」ワクワク

『……――――!』ズォォォ

カロリーヌ「……ッ!! ……ッ!!」ギュゥゥゥ ブルブル

ジュスティーヌ「……」グッ

P5主(カロリーヌが左腕にしがみついてきて身動きが取れない……)

P5主(ジュスティーヌはとても楽しそうだ)

『ぁあああああああっ!!』

P5主(恐ろしい映画を通じて『度胸』が鍛えられた)

P5主(シネマ秘宝を読んでいたせいか、より深く理解できた……)

カロリーヌ「……ひぅ」ブルブル

ジュスティーヌ「……なるほど」ニコニコ


――――新宿、映画館カルト9、『ZAW』上映後、エントランス

カロリーヌ「……はぁ……うぅ……」ガクブル

ジュスティーヌ「これが映画……パレスの光景といい、人間の考えるものは時折本当に凄まじいですね。面白かったです」

カロリーヌ「…………」グッタリ

ジュスティーヌ「……カロリーヌ? 大丈夫ですか、先程から元気がないようですが」

カロリーヌ「……っ!? な、なんのことだジュスティーヌ! 私のどこが元気なさそうだというのだ!」バンッ

カロリーヌ「さ、さっきの映画も面白かったからな! うむ、なんのこともない! あの程度怖くもなかったし!!」

【無理するな】
【本当に?】
【カロリーヌの後ろに……】

P5主「カロリーヌの後ろに……」

カロリーヌ「ぎゃぁー!? うわぁー!?」ギュゥゥゥ

P5主(凄まじい速さで背中に抱きつかれた……)

ジュスティーヌ「カロリーヌ」

カロリーヌ「……こわくないこわくない、ペルソナの合体に比べたらこわくない!!」ブツブツ

ジュスティーヌ「カロリーヌ!」

カロリーヌ「はひ!? な、なんだ、ジュスティーヌか……」

ジュスティーヌ「大丈夫ですよカロリーヌ。貴方の後ろには誰もいません、囚人のいたずらですから」


カロリーヌ「へ……?」キョロキョロ

カロリーヌ「……あ……わ、わかってたし! 囚人のいたずらに付き合ってやっただけだから知ってたし!!」グスッ

ジュスティーヌ「そういうことにしておきましょうか。囚人はカロリーヌに謝って下さい」

【悪かった】
【次は気をつける】
【かーわーいーいー!!】

P5主「悪かった」

カロリーヌ「ほ、本当だぞまったく……」ギュゥ

ジュスティーヌ「……それで、いつまで囚人に抱きついているつもりですか?」

カロリーヌ「のわっ!?」バッ

ジュスティーヌ「やれやれ……時々貴方が無性に羨ましくなりますよ、カロリーヌ」

カロリーヌ「だったらお前も抱きつけばいいだろジュスティーヌ……」グッタリ

ジュスティーヌ「いえ、そういうことではなくて」

【抱きつく?】
【おいで】
【……】

P5主「おいで」


ジュスティーヌ「ですから……」ジーッ

ジュスティーヌ「…………」

ジュスティーヌ「……………………5秒だけ」ギュッ

カロリーヌ「おお……」

ジュスティーヌ「……5、4、3、2、1……はい、もういいです、囚人」

カロリーヌ「堪能したか?」

ジュスティーヌ「……はい。それで、何の話をしていたのでしたか……」

【映画の感想について】
【覚えてない】
【ジュスティーヌの可愛さについて】

P5主「映画の感想について」

カロリーヌ「そうだったな。……その、私もさっきの映画が面白かったというのは本当だぞ? ……凄まじく怖かったが」

ジュスティーヌ「謎の存在によってゲームを強要させられた2人の男……見ているこちらが翻弄される内容……」

ジュスティーヌ「途中の象のインパクトなど、見事な展開で見入ってしまいました。特に男の一人の諦めの悪さはまるで……まるで?」

キィン

ジュスティーヌ「つぅ!?」


カロリーヌ「どうしたジュスティーヌ!?」

ジュスティーヌ「いえ……なにかいま一瞬、頭になにか大事なことが浮かび上がってきたような……」

カロリーヌ「どういうことだ……? さっきの映画を見たからか?」

ジュスティーヌ「分かりません……ただ、なぜかあの映画の内容が、囚人の境遇に似ていると感じたのは事実です」

カロリーヌ「そうか……? そうだとしたら今後囚人は、自分と似た境遇の相手と対面したりするのかもな!」

カロリーヌ「まぁ所詮は人間の考えた作り話だ、そう深く考えを結びつける必要もないと思うぞ」

ジュスティーヌ「そう……ですよね。仮に囚人が映画と同じように誰かにゲームを強要されていたら、それは……」チラッ

P5主(……?)

ジュスティーヌ「……これこそ考えすぎですね。どうやら映画が面白かったために、何時になく奇妙な考えが浮かんでしまうようです」

カロリーヌ「ジュスティーヌらしくないな。まぁそれだけこの時間が楽しかったということだろう!」

ジュスティーヌ「カロリーヌに至っては映画の間、囚人にずっとしがみついていましたものね」

カロリーヌ「ず、ずっとではないぞ!? ちょっとだけだ! ……いや、大分かもしれないが、でもずっとではないからな!?」アセアセ

ジュスティーヌ「貴方はどうでしたか、囚人。我らと映画を見る時間は?」


【楽しかった】
【また一緒に来たい】
【秘密】

P5主「楽しかった」

ジュスティーヌ「なら良かったです……正直、我らだけが楽しんでいたらと不安でしたから」

カロリーヌ「貴様、あの映画を見ている間も微動だにしてなかったからな……その分、頼もしく……いやなんでもないぞ!?」

ジュスティーヌ「……囚人、貴方の状況は厳しいものです。ですがカロリーヌのように貴方を頼もしく思っている者もちゃんといます」

カロリーヌ「いやだからな!」

ジュスティーヌ「もちろん私もです」

カロリーヌ「……おぉ」

ジュスティーヌ「だから、絶対に逆転して下さい。そしてもし貴方の更生が終わりに近づくことがあれば……」

ジュスティーヌ「その時は、お祝いにまた一緒に出かけましょう。我々三人で」ニコッ

カロリーヌ「……ジュスティーヌがこれまで見たことないくらいの笑顔をしてるだと」ボーゼン

ジュスティーヌ「……はっ!?」///

ジュスティーヌ「失礼……どうにも気が緩みすぎていたようです。今の話はええと……気にしないでください」


カロリーヌ「そうはいかんなジュスティーヌ! お前に散々弄られたのだ、この話はなかったことになんてしないぞ!」

カロリーヌ「おい囚人! ジュスティーヌにあんな表情をさせたのだ! 分かっているな? また絶対一緒に出かけるぞ!」

【任せろ】
【そのつもりだ】
【もう一回笑って】

P5主「任せろ」

カロリーヌ「よし! これで次の約束も決まりだ! 楽しみが増えたなジュスティーヌ!」

ジュスティーヌ「もう……ですが、そうですね。囚人、次に貴方と出かけられる日を楽しみに待っています」

ジュスティーヌ「そして、その日はそう遠くないことを信じていますから……ね?」

P5主「……(コクン)」

P5主(この後もうしばらく二人との会話を楽しんだ)

P5主(……日が暮れてきた、今日は一度帰ろう)

カロリーヌ「……帰るか、囚人。では頑張れよ!」

ジュスティーヌ「貴方ならきっと大丈夫です」

P5主(……次の作戦、必ず成功させよう)

〈終〉

カロリーヌに怖い映画見せてそのリアクションをジュスティーヌと一緒に楽しみたいペルソナ5だった
あと隠しボスの総攻撃演出かっこいいから仲間にしたい、パンケーキ君と同じくらい仲間にしてラスボスにつれて行きたい……
読んでくださった方ありがとうございました

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