（ありすルーム）

14:56

ありす「…」

梨沙「あ”～…ファッションショーづがれだぁぁぁぁぁ…」

桃華「うふふ、お疲れ様でした」

梨沙「ホントお疲れよ…モデル歩きって想像以上に疲れるのね」

桃華「慣れればああいった歩き方も苦ではないと思いますが…不慣れですとお辛いでしょうね」

ありす「…」

梨沙「…ありすはタブレットの前で正座しちゃってどうしたのよ」

桃華「今日はほら、スターライトステージの更新の日らしいですわよ」

梨沙「あぁ…そういえばありすは物凄くハマってたわね」

14:57

ありす「…」

梨沙「それにしてもなんであんな無言で？」

桃華「さぁ…」

ありす「…！」

14:58

ありす「ダウンロード、来るっ！」ﾀｧﾝ!

梨沙「えっ？」

桃華「…何かダウンロードしておりますわね」

ありす「デレステの更新が来たんです」

梨沙「アンタ…そんないの一番に更新見たいの…？」

ありす「えっ？当たり前じゃないですか」

梨沙「『なに言ってんのこいつ』みたいな顔で見ないでくれる！？」

ありす「アイドルトピックスは…」

梨沙「ちょっ…無視してタブレット弄んな！」

桃華「梨沙さん…この状態のありすさんに何をおっしゃっても無駄だと思いますわ」

ありす「追加は…若葉さん！柊さん！キャシーさん！…イヴさん！？」

梨沙「あら、追加された子ってもうわかるの？」

ありす「はい、更新後ならアイドルトピックスの所に空欄が増えていますから新規アイドルはすぐにわかります」

14:59

桃華「それにしても若葉さんですか…ついにL.M.B.G.全員集合ですわね！」

梨沙「長かったわねぇ…それでも殿を務めるとか、こういう所はちゃんとアタシ達の保護者よね」

ありす「そうですね、3Dモデルの出来も楽しみです」

梨沙「しっかしここでイヴとはねぇ…てっきり12月かと思ったわ」

桃華「そうですわね…でも、『あわてんぼうのサンタクロース』と考えればこのタイミングでも納得がいきますわ！」

ありす「イヴさんはあの綺麗な髪がどうなっているか…楽しみです」

桃華「柊さんも艶やかな黒髪が特徴的ですわね」

梨沙「あの背中もスゴいわよ」

ありす「大人の色気の見本みたいな方ですね、お酒をあんなに飲むようになるかは別として憧れます」

15:00

ありす「！！！ガシャ更新は…！？」

『SSR [ディアマイレディ] 櫻井桃華 登場！！！』

ありす「うわああああぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

梨沙「あ、ありす！？」

桃華「大丈夫ですの！？主に頭が！」

ありす「心配しながら罵倒しないで下さい！でも…あああああああ！！！！！！！！！」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

梨沙「なんなのよ…あっ、桃華のSSRが出たのね」

桃華「これは…いつかの電車に乗った時の！？あの時近くにカメラは居なかったはずですけど…」

梨沙「えっ？」

桃華「プロデューサーちゃまに似た方が乗っていらっしゃるとは思っていましたけど…まさか」

梨沙「あ～…多分そうなんじゃない？後でプロデューサーに聞いてみたら？」

桃華「そうしてみますわ…まったくもう、勝手に撮影するだなんて！」

ありす「貯めていたジュエルは20連分…小学生なので課金出来るのは5000円のみ…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

桃華「同時に…あら、ライラさんのSRも追加されたのですわね」

梨沙「アイツとはアタシ同期なのよね、その後も新年のイベントで組んだり、なんだかんだ縁があるわね」

桃華「うふふ、そういった縁は大事にしていきませんとね」

ありす「まずは運だめし…納税っ！…ちっ！ロード無しですか」

梨沙「誰が出たか見ないで良いの？」

ありす「ローディングが無かったので既に持っているカードですから」

桃華「はぁ…そういったところでわかるものなのですね」

ありす「次っ！10連ガシャ！…ローディングはありますか」

梨沙「おっ、持ってない子が来た感じ？」

ありす「そうですね、少なくとも持ってないカードのどれかは来たはずです、たまに謎のロードが入るだけ入って新規無しとかありますけど」

桃華「そういうのがわかるくらい引いてらっしゃるのですね…」

ありす「封筒は白…SSRも無し…」SKIPｵｼｰ

梨沙「あれ、ダメなの？」

ありす「これなら追加されたキャシーさんだけでしょうから」

桃華「あらホント、それも4枚も出てらっしゃいますわね」

ありす「Rの確率アップさんは仕事しますから」

桃華「はぁ…」

ありす「次っ！10連再び！…ロード！…でも少し短いですね」

梨沙「これはなんなの？」

ありす「封筒は青…SSRは無し…」SKIPｵｼｰ

桃華「ありすさん判断が早いですわ！」

ありす「この状態だと恐らく新規SRのライラさんでしょうし」

梨沙「他のSRかも知れないじゃない」

ありす「他のは…大体全部持っていますし」

桃華「…回し過ぎではなくて？」

ありす「これが最後の10連…茄子様芳乃様文香様！私にSSR桃華さんを引かせて下さい！！！」

桃華「わたくしのSSRをそうまでして欲しがってくださるのは嬉しいですけど…」

梨沙「まぁしっかり月額の上限内でやってるみたいだし、自分の稼ぎで遊んでる分には良いんじゃないの？」

桃華「そうかも知れませんけど…」

ありす「ローディング！！！このロードの長さは…もしかしたら…！！！」

梨沙「テンション高すぎでしょ…」

ありす「刺繍封筒キター！！！！！！！！！！！」

桃華「ありすさん、少しお静かに…」

ありす「SSRは1枚…うああああああああああ！！！にゃああああああああああ！！！桃華さんんんんんんん！！！大好きですうううううう！！！」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

梨沙「リアクションおかしいわよ…」

桃華「…///」ｶｵﾏｯｶ

ありす「はぁはぁ…まさか30連で目当てのSSRが引けるとは…神様は本当に居るんですね」

梨沙「あ～…とりあえずおめでと」

ありす「ありがとうございます」

梨沙「それでおめでとうついでになんだけどね？」

ありす「なんですか？」

梨沙「さっきの『大好き』発言を受けて顔真っ赤にしてるこの子をどうにかしてくれない？」

ありす「大好き…あっ…///」

桃華「…///」

梨沙「テンション上がり過ぎて完全に無意識で言ってたの？」

ありす「あう…はい…」

梨沙「アンタ達二人はホント仲良いわよね～、ちょっと妬けちゃうわ」

ありす「べ、別に桃華さんは大好きですけど桃華さんが特別というわけではなくてですね梨沙さんも大好きというかお二人とも親友だと思っていますというか…」

梨沙「ちょ…///」

ありす「～～～～っ！きょ、今日はこの後宿題をしますから！お二人は自分の部屋に戻ってください！」ｸﾞｲｸﾞｲ

桃華「ああっ、そんな押さないでくださいまし！」

梨沙「照れ隠しが乱暴過ぎるでしょ！」

ありす「いいですから！今日は閉店です！」ｸﾞｲｸﾞｲ

（バタン！カチャッ）

（ちょっとありす！アンタ後で覚えてなさいよ！？）

（まったくもう…梨沙さん、戻りましょう？）

（ったく…桃華の部屋行って良い？）

（構いませんわよ）

ありす「はぁ…ついテンションが上がり過ぎてしまいました…」

ありす「でも…ふふっ、新しいSSR桃華さんだぁ…！MV全曲巡らないといけませんね！」

ありす「隣には…私、と…梨沙さんで…ふふっ」

ありす「デレステ最高です！」

おわりです、お目汚し失礼しました。