男「美少女の物語(カタルシス)」 (56)

先生「おーい、みんな席つけー」


彼は先生(さきなま)くん
別に担任とかじゃないが、みんなを席に着かせたい年頃の男子高校生だ
今日も今日とて下校時間だというのに着席を促している

なぜ彼がそんなことをするのかは誰も知らない
しかしそこに大いなる陰謀が秘められているのは目に見えて明らかだった

誰も辿り着けなかった未知の領域
人類が解き明かせなかった最後の謎
古の神々さえ禁忌と定めし運命

道は閉ざされた
だからこそ挑むのだ

触れてはならない(アンタッチャブル)聖域(サンクチュアリ)の神秘(パンドラ)と人類(ピープル)は戦う(バトる)時(タイム)が来たのだ(カモン)

これはそんな先生(さきなま)の知られざる物語(カタルシス)………

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1478677501

男「帰ってきた美少女」-SS速報VIP
男「帰ってきた美少女」 - SSまとめ速報
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前スレです


美少女「人気投票するよー」

男「カタルシスどこ行った」

美少女「人気投票だっつってんだろボケ」

男「カタルシスどこだってんだよボケ」

『※カタルシスはまた今度』

美少女「結果発表するよー」

男「いつ票が入ったの」

美少女「全員しゅーごー」

その他大勢「イエーイ」

男「8スレ分の登場人物がイエーイで済まされた」

美少女「掃き溜めのゴミに使うセリフがもったいないから」

男「掃き溜めのゴミで人気投票して楽しい?」

結果

【一位】美少女

【二位】美少女の横顔

【三位】美少女のおみ足

【四位】美少女の前歯

【五位】美少女のくるぶし

【六位】美少女のカリ首

【七位】美少女の立ち振舞い

【八位】美少女のオーラ

【九位】美少女の細胞

【十位】美少女のバクテリア

【~百位】美少女のぎょう虫


【圏外】男

【論外】その他大勢

美少女「以上!結果でしたー」

男「カタルシス読まされる方がまだマシだった」

友「今日の昼は脱ぎたてのパンティにするか」

男「焼きたてのパンみたいに言うな」

美少女「あたしは焼きたてのパンにしよっかな」

男「脱ぎたてのパンティみたいに言うな」

美少女「え?」

友「ん?」

男「あ」

『※男くんにとって忘れられない日になりました』

美少女「おはよう!タイマン張ろ!」

男「会って5秒でバトル挑まないで」

美少女「あれ?ビビってんの」

男「ビビるよ、常に危険物処理するような気持ちで接してるからさ」

美少女「そりゃ災難だね」

男「危険物に同情されてもね」

美少女「見てこれ!ブランド物のバッグ!」

友「おぉスゲーな!さすが汚職政治家の娘!」

美少女「ちょっといい?」がしっ

友「え?」ずるずる

男「いってらっしゃい」

ばきぼこどかすか

美少女「見てこれ!ブランド物のバッグ!(テイク2)」

男「なんていうブランドなの?」

美少女「えーと・・・ちゃ、ちゃんねる?」

男「どの局」

美少女「えーウソ!パパが選んでくれたのにパチもん?」

男「どこで買ったの」

美少女「お店」

男「それは分かってんだけどさ」

『※バッグは本物のCHANEL(シャネル)でした』

美少女「デートしない?」

男「あ、ごめんその日ママと出かけるから」

美少女「まだ日にち言ってねーよ」

男「え、じゃあ断る」

美少女「なに投げやりになってんの」

美少女「このバッグぶら下げて歩きたいの!」

男「うん、歩きな」

美少女「一人で歩いてたらナンパされちゃうでしょーが」

男「またシコメりゃいーじゃん」

美少女「次その話題に触れたらぶち殺すよ」

『※シコメる=醜女(ブス)になるという意味です』

美少女「いいじゃん!たまには青春しようよー」

男「たまの青春をぶち壊してんの君だよね」

美少女「それなら1からやり直そ」

男「どーせお前0に戻すだろ」

美少女「おっとこくんとデート♪」ルンタカタッタ♪

男「下校だよ」すたすた

美少女「デート気分だからいーの」

男「虚しくならない?」

美少女「ならない」

男「はっきり言い切ったよこいつ」

美少女「せっかくのデートだし、なんかしよっか」

男「ただの下校だから帰るよ」

美少女「い、いきなり連れ込むなんて大胆不敵!」ぽっ

男「お前に跨がせる敷居ないから」

男「じゃあね」

がちゃっ

美少女「お邪魔しまーす」

男「じゃあね!さよなら!また明日!!!」

美少女「え?なになに耳障りなんだけど」

男「耳引きちぎるぞ」

ママ「あらあら、いらっしゃい」

美少女「突然押し掛けてすみません。お義母さん」

男「余計な一文字消せ(※義)」

ママ「そうね、迷惑よ」

男「ぃヨシッ!」ガッツポーズ

ママ「押し入れにしまった彼氏が出せないわ」

男「また浮気したんだね」

美少女「これに好きな額書いてください」

ママ「まぁ小切手!」

男「大好物出しちゃった」

美少女「という訳で突然押し掛けてすみません(テイク2)」

ママ「いいのよ、お嫁さん(金づる)ですもの」

男「迷わず欲望に屈するんだもんなぁ」

ママ「せっかくお友達が来たんだからゴムしたら?」

男「お友達の前で着けろってか」

ママ「ゆっくり(子作り)していってちょうだいね」

美少女「はい!」

男「おい、()になんか入れたろ」

美少女「へーここが男くんの巣?」

男「部屋って言ってくんないかな」

美少女「じゃあ早速交尾しよっか」

男「入るなりケダモノにならないで」

美少女「お願い!いっぱい繁殖させるから」

男「本能のままかよ」

美少女「あたしと男くんでいっぱい愛を育もうよ」

男「順調に育まれてるよ、怒りが」

美少女「ゲームあんじゃん」

男「ゲーム好きなんだっけ」

美少女「うん、よくやるよ」

男「弟くんと?」

美少女「弟?あーあの居候ね」

男「血ぃ繋がってるよね」

美少女「そうは言っても血はみんな赤いからね」

男「ラブ&ピース的な繋がりじゃなくて」

美少女「ぶーん!ぶーん!ぶぃぃん!」

男「うるさい。集中できない」

美少女「? あたしはできるよ?」

男「こっちの話だよ」

美少女「別にいいじゃん、声出すくらい」

男「格ゲーなのにレースゲーみたいな声出されたら気が散るわ」

男「負けた」

美少女「じゃあ奴隷ね」

男「そんな条件聞いてない」

美少女「次はバツゲーム追加しようよ」

男「軽いやつならいいけど」

美少女「うーん・・・命とか?」

男「君の天秤、修理に出した方がいいよ」

来たか!
待ってた

美少女「しゃっ!楽勝!」

男「クソが」

美少女「バツゲームいっちゃおうか、命に関わる」

男「どうか命だけは」

美少女「命がダメなら心臓だね」

男「命に関わるの禁止」

男「こいつ強すぎる」

美少女「ねぇ負け犬!喉乾いた!」

男「すぐ調子乗る」

美少女「ウダウダ言ってねーで早くしろよションベン小僧」

男「調子乗るにしても限度は弁えようか」

美少女「ごめん言い過ぎたよ、チンカス生産量世界一の短小極細ポッキーくん」

男「キサマ生きて帰れると思うなよ」

美少女「あ~楽しかった」

男「運頼みゲーのすごろくでさえ負けた」

美少女「この顔に生まれた運を見くびりすぎ」

男「中身は恵まれなかったのに」

美少女「お邪魔しました~」

ママ「えぇ邪魔だったわ。やっと押し入れ開けられる」

男「押し入れなら燃やしたよ」

ママ「新品の彼氏が!?」

男「中古のバイブで我慢しな」

『※なんだかんだちゃんと遊んだのは初めてでした』

委員長「はーい、それでは文化祭の出し物についてクラスで話し合いたいと思います」

男「もうそんな季節か」

友「今年こそノーパン喫茶だな」

男「古いわ」

委員長「ちなみに学校行事だということをくれぐれも忘れずに」ぎろっ

友「なんでガン見されてんだ、俺」

男「黙殺してんだよ、分かれよ」

友「なんで黙殺されてんだ、俺」

男「分かれよ」

美少女「はい!あたしあれやりたい」

委員長「では決定ということで」

男「ちゃんと内容を吟味してもらえるかな」

美少女「ノーパンしゃぶしゃぶ!」

委員長「では決定ということで」

友「やったぜ!」

男「1レスで忘れ去られた学校行事」

『※その後ノーパンしゃぶしゃぶは学校の伝統行事となりました』

先生「はい、席つけー」

男「やっとカタルシスきた」

先生「待ちわびてたとこ悪いがただのHRだ」

男「なんだ、先生(さきなま)じゃねーのかよ」

先生「先生(さきなま)って誰だ」

先生「ついでにまた転校生きたぞー」

男「ちょいちょい来るな」

美少女「あたしも転校生だしね」

男「あぁどこも受け入れない問題児が最後に流れ着くドブがここか」

美少女「だとしたらドブを志望して入学したあんたはなんなの」

男「なかなかえぐいカウンター打つね。危うく意識持ってかれそうだったよ」

友「今のはお前が悪い」

善女「転校生の善女です!緊張してうまくしゃべれないけど…な、仲良くしてください!」ぺこっ

男「ふ、普通……だと…」

友「女の子じゃん!ラッキー!」

善女「趣味は読書と映画鑑賞です!あ、あと中学では吹奏楽部でした!」

友「おーなんか新鮮だな」

男「僕以外にも異常者じゃない人が来てくれた・・・」潤う涙

友「自分も異常者だって自覚持とうな」

美少女「へっ!せいぜい歓迎してやんヨォ・・・」ガムくちゃくちゃ

男「ダメだ、彼女は終わった」

委員長「だいたいこんな感じかな」

善女「案内してくれてありがとうございます!」

委員長「お礼なんていいよ。早く馴染めるといいね」

善女「はい!」

友「じゃあ次は俺の番だな」

善女「え?」

友「体育館倉庫に案内するよ!」

善女「な、なんでそんな限られた場所に」

友「大丈夫!やましい事しかしないから!」

善女「やましい事をするんですか!?」

友「君が早く(おちんぽに)馴染む為だよ!」

善女「馴染む為……分かりました!」きりっ

委員長「ちょっと先生呼んでくる」

『※友くんは停学処分を受けました』

善女「(あ、廊下にゴミが落ちてる。拾わなきゃ)」

美少女「おっと足が」ずしっ

善女「」びくっ

美少女「めんご、あたしの靴底に張り付いた鼻紙取ってよ」すっ

善女「え・・・」

美少女「あれーどしたの?人が親切に差し出してるのに拒否るの?」

善女「い、いえ・・・ありがとうございます」ひょいっ

美少女「かーらーの?」

善女「は、はい?」

美少女「口に入れてーの」

善女「え!?」

美少女「ん?なんでやんないの」

善女「いや、だってこれ・・・誰かが鼻かんだティッシュですし、あなたに踏んづけられてますし」

美少女「は?なにそれあたしが悪いっての」

善女「そ、そんなつもりでは」

美少女「萎えるわー。人が親切にネタ振りしてやってんのに拒否るとかマジいらないんですけど」

善女「い、いらないと言われましても」

美少女「この学校ノリ悪いやつNGだからさ、あんまキョドってんとハブられちゃうよ」

善女「ハブられ!?」

美少女「で、どうする?どうする?」

善女「・・・」

美少女「かーらーの?」

善女「いただきます!」ぱくっ

『※その後、何者かの仕業によって善女さんのアダ名はスカトロ公爵にされていました』

善女「」ヒュールルル

男「初日の段階で真っ白に燃え尽きてる」

美少女「おーいスカトロ公爵!あとでご馳走(犬の糞)食わしてやんよ」

男「お前だな(確信)」

善女「もうイヤ・・・転校初日からいじめられるなんて・・・」

男「善女さん」

善女「ひぃぃごめんなさい!お腹いっぱいです!」

男「別にお腹の調子は聞いてないよ」

善女「す、すみません。あなたは」

男「僕は普通の人だよ」

善女「いやあの名前とか」

男「そんなことより普通かどうかのが大事だろ」

善女「(この人なに言ってるんだろう)」

男「普通同士仲良くしよう」

善女「(いきなり普通認定されたかと思えば友達申請してきた)」

男「今までどんな生活してた?やっぱ普通?」

善女「(普通の生活ってなに?お題が難しすぎる)」

男「この学校、普通の人いないから助かるよ」

善女「わ、私はそんな普通にこだわってる訳じゃないんですけど」

男「えー普通だよ。どこにでもいそう」

善女「ど、どこにでも…!?」がーん

男「全体的にありきたりだよね。いい意味で」

善女「(いい意味を感じ取れない)」

善女「(これって考えようによってはイジメの延長線なんじゃ……普通なんて誉め言葉ないもんね)」

男「今度遊ばない?」

善女「え?」

男「たまには普通の人と遊んでみたいしさ」

善女「(こんな変人と過ごすプライベートなんてありえないけど断ったらなにされるか分からないし)」

男「どうかな」

善女「い、いいよ!いつにする!」にこっ

男「は?」

善女「はい?」

男「はぁぁぁぁあ!!!!」机がたんっ

善女「きゃっ!?」尻餅どさっ

善女「(ケツいてぇ)」じんじん

男「普通いきなり喋ったばっかの男子に誘われて行かないでしょ!行かないでしょ!!」

善女「(なにこの剣幕)」

男「普通は初対面で普通普通連呼するヤツに心開かないよ!普通はね!?」

善女「(今も連呼してますけど)」

男「普通に考えて分かるでしょ!普通ナメてんの!?」

善女「す、すみません」

男「あぁそうやって普通に謝って済ますのね!今さら普通ぶっても遅いのに!?」

善女「あの……さっきから私は何を怒られてるんでしょうか」

男「はぁ!?そんなことも分かんねーのかよ、普通だなぁ!」

善女「(え?普通でいいんじゃ……)」

男「せっかく普通の子が来たと思ったのに期待はずれだ!」

善女「(や、やっぱり普通でいいの?)」

男「なに普通に黙ってんの、普通にやり過ごして普通になったつもり?」

善女「(だってあなたが普通にって……いやでも普通だと怒られるし?えぇ?んぅ~?)」パニック

男「最後のチャンスだ。普通にしろ」

善女「ぐ、具体的にどうすれば」

男「そんなの普通にすればいいんだよ!!」

善女「(この人の求める普通についてけない。でも普通にしなきゃ怒られる。いや、普通にしても怒られるんだっけ。そもそも普通ってなんですかお母さん。人ってそんな普通じゃなきゃいけないんですか。個性を尊重するのがゆとり教育だって約束したじゃないですか阿倍。私にはもうなにが普通かなんて分かんなーい。うん、OK!いいよー)」大パニック

男「どうした!普通が分からないのか!」

善女「うん分かる分かるモーゼの十戒と七つの大罪って似て非なるんだよねー!いい感じ~!」

男「しょせんは君も異常者か。残念だよ」

善女「あはっ!善女だよ!(無慈悲)」

『※翌日不登校になりました』

美少女「文化祭当日だよ」

男「誰に宣言したの」

わいわいがやがや

美少女「ヤバいね!スタートから入れ食い状態だよ」

男「スタートと同時にゴール(出口)を目指す人が続出だけどね」

友「だから女装ノーパンしゃぶしゃぶなんて反対だったんだ。スースーする」スカートひらひら

警備員A「君、掃いてないね。ちょっと来ようか」がしっ

友「え?いやいやいやノーパンしゃぶしゃぶッスよ」ぐいぐい

警備員B「これ生肉だけどちゃんと衛生監理局の許可取ってんの?」

委員長「い、いやあのそれはなあなあで」

美少女「やったね!警備の人には大人気!」

男「しゃぶしゃぶと女装男子が揃って絶賛の嵐だね」

『※ナマモノと変質者が揃って阿鼻叫喚です』

先生「えー悲しいことに逮捕者が出たが今年の文化祭も大成功だ!」

男「クラスの半数以上が欠席してる中でよく言えたな」

先生「二日目に急遽、出し物を美少女の握手会に変えて遅れを取り戻したからな!ぶっちぎりでセーフだ!」

男「セーフの基準がゆるい」

美少女「誰だ、あたしの手ベットベトにしたやつ」ぬるぬる

男「イカ臭いから早く洗ってきな」

帝王「我が名は帝王、世界地図の左の方にいる」

側近「帝王、本日のおやつです」

帝王「ふむ、苦しゅうない」

側近「召し上がられましたら歯磨きを忘れてはなりませぬぞ」

帝王「ええい黙れ!おやつの時間に歯磨きの話をするでない!」

側近「いいえ黙りませぬ!歯磨きは大事にございます」

帝王「おのれ奸臣め!帝王である儂にお節介を焼くか!」

側近「はっ!帝王にお節介を焼いてございます」

帝王「帝王にお節介だとキサマ!よくも帝王に……お節介?ま、まさか」

側近「ははっ!すなわち帝王切開にございます」

帝王「ぐわはははこいつは一本取られた!帝王にお節介で帝王切開とは恐れ入る!」

側近「恐悦至極に存じます」

帝王「なんたる見上げた心意気よ!誉めて遣わす!褒美をとらせよう」

側近「いいえ!わたくしごとき側近めにそのような」

帝王「遠慮するな!余興の礼は即金で返す」

側近「即金?も、もしや」

帝王「そうじゃ!側近だから即金じゃ」

側近「ははー!ありがたき幸せ」

ナレーション「こうして二人はいつまでも幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」


男「(うわぁ)」

美少女「ヴッヴッ二人がじあわせになっでよがっだよぉ」号泣だばだば

男「(うぅぅわ)」

男「(超人気劇団のミュージカルだっていうから見に来たけど……)」

帝王「あざーした、てか衣装あっち」扇子ぱたぱた

男「(終わった途端、客前で素になるわ)」

側近「どっすかね?結構マジメに10分くらい稽古したんすけど」

男「(あからさまに稽古不足だわ)」

ナレーション「今回のシナリオもハードでしたよ。カフェで一休みしたらパッと浮かんでマジ降臨?的な?」

男「(脚本も演出も片手間だわ)」

ナレーション「つーか16回目の公演にして初めてのお客さんなんでめっちゃ焦りましたよ」

男「(超人気どころかマンションの自宅で演劇ごっこしてるYouTube職人だったとか)」

ナレーション「このあと二回目あるんでよかったら」

美少女「行く!絶対行く!男くんも見たいでしょ」

男「もう見たじゃん、四時間も」

『※ネクストブレイク間違いなし!(美少女談)』

スカウトマン「芸能界に興味あります?」

美少年「ごめんなさい、もう契約済みなんで」

スカウトマン「そう言わずに!あなたが入ってくださればタレントの不倫騒動で潰れかけたウチの事務所もフェニックスのごとく!」

美少年「いや月9の主演10本入っちゃってるんで」

スカウトマン「月9は一本しかない筈ですけど」

美少年「あ、民放各局主演なんです☆」

スカウトマン「裏かぶりをものともしないだと」

美少年「あ~忙しい忙しい」

男「忙しいなら付きまとわないでくれるかな」

マネージャー「本日はCM撮影50本と雑誌の取材180本とドラマの収録720本と番宣が8965本と枕が2本入ってます」

美少年「どういう計算でスケジュール入れました?」

マネージャー「最新のCG技術とクローン生成でまかなえますよ。ただし枕は生身です」

美少年「とりあえず枕はキャンセルで☆」

男「多忙だね(適当)」

美少女「どのチャンネル付けても不愉快な顔が出る」

友「最近の美少年きゅんスゲーな!国内の電波をジャックしてるぜ」

男「電波って個人がジャックしていいんだっけ」

美少女「地方局もネット配信も紙芝居もあいつで埋め尽くされてて憎悪する」

男「TV離れして紙芝居見に行くなんて相当な憎悪だね」

美少女「おこだよ」

友「(可愛い)」

美少年「はぁ休む暇もありませんヨ☆」

男「じゃあ帰って休みな」

美少年「おにいさんも芸能界デビューしませんか」

男「興味ないね」

美少年「お?クラウド意識してます?」

男「してない」

美少年「芸能界楽しいですヨ。金と性と権力に乱れてて」

男「まんま下世話な週刊誌だね」

美少年「おにいさんも酒とドラッグに溺れましょうヨ。気持ちぃですから」

男「これが俗に言う黒い交際なんだな(納得)」

美少女「ようプテラノドン」

美少年「プテラノドンじゃないですけど」

美少女「狩りの時間だぜ」

美少年「そりゃこっちのセリフだ」

美少女「うらぁぁぁぁ!!!」マシンガンばばばばばっ

美少年「ヒィィハァァアアア!!!」アームストロングカノンぼこぉんっ

どっかぁぁぁぁん

美少女「ふぅ暴れたら腹が減っちまった!よさこいでも踊るかな」

美少年「そいつは名案だ☆」

『よさこい祭りで一狩り行こうぜ!よさこいモンハン・ビッグコラボキャンペーン好評開催中!』

~~~♪


男「なんだこのCM」

『※姉弟揃って芸能界デビューしちゃいました』

美少女「はよー」

男「あれ?芸能界は」

美少女「飽きたから今朝、引退したよ」

男「つまりドタキャンしたと」

先生「あ、美少女!ちょうどよかった!外の芸能関係者5億人と取材記者12兆人とファン無量大数人をなんとかしてくれ」

男「いつから地球の総人口はそうなったの」

美少女「消し飛ばすか」

男「君の為に集まった人たちなんだけど」

美少女「ならあたしの為に消えて本望だね」

男「なんでこんな悪人が支持集めるかな」

友「ピンクは淫乱!親父は酒乱!お前の心にヒット&ラン!友!!!」セクシーポーズ

美少年「全ての試練は顔パスでクリア!人類のキューティクル・マスコット!美少年☆」ハイパーポーズ☆

美少女「容姿端麗!眉目秀麗!完全無欠なビューティフルヒューマン!美少女!」首くいっ

友「さん!」

美少年「にん!」

美少女「そろって!」

「布袋寅泰!!!」

友「ヴィィィンヴィィィン」

美少年「ギンガンギャンギャンギャン」

美少女「ビィマイベイベービィマイベイベー」

男「・・・」

美少女「おい」

男「ん?」

美少女「どうした」

男「黙秘権を使わせてもらうよ」

不良「うえーん!禁断症状が出たよー」

美少年「どうしたんだい」

不良「アン〇ンマン!」

美少年「ほら、ボクのアンパンをお吸い」

不良「すーはーすーはー!たまんねぇ!」

美少年「吸いたくなったらいつでも呼んでネ」

不良「ふへぇふへぇハァーハァハァハァ」

友「金!暴力!SEX!」

美少年「やめるんだ!淫売マン!」

友「ハッヒフッヘ」

美少女「アン〇ンマン!新しいビニールよ!」

美少年「元気百倍!アン〇ンマン!」

友「は、早くそいつをくれぇ!火だるまになるくらいぶっ飛びてぇんだ!」

美少年「ほら、ボクのアンパンをお吸い」

友「すーはーすーはー!んひょおおおおすてきなのぉぉぉぉ」絶頂期到来!!!

美少年「もう悪いことしちゃ、めっ!おとなしくアンパンを吸うんだ!」

友「すーはーすーはー!あぁぁいとゆうきだけがともだちさぁぁぁ!!!」

美少女「やったね、シャブおじさん」

男「誰がシャブおじさんだ」

美少女「万策尽きたよ!オチどーする」

男「どうもしないよ」

美少女「ここいらで感動のオチいっとこーか」

男「ここから感動はどう足掻いても無理だね」

美少女「ふむふむ、んじゃ考えさせられる方向で」

男「いちいち考えてたら読めない内容だけど」

美少女「えーじゃあ爆破する?」

男「爆破したからどうなるの」

美少女「あ、そうだ。お義母さんに浮気させりゃいーじゃん。簡単にオチるよ」

男「ママ堕としてどーすんだよ」




イケメン「どーも奥さん」

ママ「寝室へどうぞ」

美少女「オチたよ」

『※オチました!』

男「オチてんじゃねーよ」

See You Again


続き待ってる

アボリジニ

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