モバP「花と茸は同い年」 (19)

モバマスSS
凛と輝子の年齢ネタ、直ぐに終わります

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モバP「ただいま戻りましたー」

モバP「……って、誰も居ない……のか?」

モバP「……ん?」

机の下<こ、こういうやり方も在ったり…… フヒッ

モバP「輝子ー? 居るのか?」

輝子「ん? あ、し、親友……」

凛「あれ? 帰ってたんだ、プロデューサー」

モバP「って… 凛も居たのか……?」

凛「え? うん、そうだけど?」

モバP「えっと…… どうかしたのか?」

凛「……え?」
輝子「……フヒ?」

モバP「いや、凛が机の下に居るって珍しい…… というか初めて見たから」

凛「……ああ、そっか」

凛「実は、少し前にプロデューサーの机の前を通ったら霧吹きの音がして」

凛「なんだろう? って思って覗いてみたら」

モバP「輝子がキノコに水やりをしていたと」

凛「うん」

輝子「キノコには、潤いが、た、大切だからな… フヒッ」



TKHS(31)『ええ、潤いは大切よね。ふふっ……』
HIRG(31)『特に、日頃のケアを疎かにすると…… 後々… ね?』



モバP「生々しい! 天の声がなんか生々しいよッ!?」

凛「……?」
輝子「……?」

モバP「あっ……」

モバP「……えーと、ゴホン」

モバP「いや、そういえば、この組み合わせ自体珍しいよなって」

凛「そう……?」

モバP「ああ、確か…… 仕事でも組ませた事なかったよな? ユニットとか」

凛「そう言われると」

輝子「そうかも」

モバP「それに、二人とも…… その…… まぁ……」

モバP「うん……」

モバP「性格とか体○とかが全然違うし」

凛「……どうしてか、一部文言が聴き取れなかったんだけど」

モバP「配慮だ。今は何でもセクハラ・パワハラになるからな」

モバP「身体的特徴は特に」

凛「ふーん」

輝子「た、大変なんだな、親友も」

モバP「こういう時代だからな、仕方ないさ」

凛「まあ、確かに共通項は少ないんだろうけど、共通の話題は在るから話してて面白いんだけどね」

モバP「……そうなのか?」

凛「うん」

凛「キノコの栽培って、花の栽培に通じる所が有るみたいでさ」

輝子「そ、そう、好ましい温度とか、湿度とか」

輝子「あと、肥料とかも」

凛「病気なんかも同種のものに罹かったりするみたい」

凛「輝子が言うにはキノコと花は全く別種の生物らしいんだけど」

モバP「……ああ、なるほど」

モバP「なんで凛が輝子の話に付いていけるだって思ったけど」

モバP「花屋の看板娘だったんだよな、そういや」

凛「いや、うん、看板娘かは置いといて……」

凛「うちは小売だけど、栽培や生育の知識も無いわけじゃないからね」

凛「お父さん達と違って、私の場合はにわか仕込みの知識だけど」

凛「やっぱり、輝子とそういう話をしていると、不思議だったり、面白いと思うし」

モバP「へえ」

凛「それに、同い年だから一緒に居て気が楽だしね」

モバP「そうか、そう言えば二人は同いど――」

モバP「ファ!?」

凛「えっ?」
輝子「フヒッ?」

モバP「同い年ッ!?」

凛「え? そうだけど……」

輝子「ど、どうかしたのか……?」

モバP「いや、どうかって言うか…… 同い年?」

凛「いや、だから、そうだって」

モバP「え、ちょっと待ってちょっと待って確認しよう?」

モバP「凛の年って……」

モバP「15…… だったよな……?」

モバP「で、輝子の年齢は……」

モバP「……15だよな?」

モバP「!?」

モバP「えっ!? 15!? ジュウゴ!?」

モバP「マジで同い年!?」

凛「だからそう言ってるじゃん」

輝子「だ、大丈夫か? 親友……?」

凛「だからそう言ってるじゃん」

輝子「だ、大丈夫か? 親友……?」

モバP「え、いや、だって、な……?」

凛「な、って言われても」

モバP「えっと…… 一応訊いておくけど……」

モバP「渋谷凛((over)15)、星輝子((under)15)とかじゃ…… ないよな……?」

凛「自分が割りと酷いこと言ってるって分かってるの? プロデューサー?」

輝子「し、親友…… フヒ……」

凛「というかさ、上か下かで言えば輝子の方が年上なんだけど」

凛「厳密には」

モバP「……えっ?」

凛「だって、私は8月10日生まれで」

輝子「わ、私、6月6日生まれ」


モバマスキャラの場合、何年生まれかは言及されてないので、どちらが早く生まれたのか実際には分かりません
なので、今回はゲームに初登場した日(凛:11/28、輝子:9/18)にそれぞれプロフィールを書いたと仮定して
年齢の上下を決めました

凛「だから、輝子の方がお姉ちゃんになるわけ、2ヶ月くらいだけだけどね」

モバP「……そ、そういえば」

モバP「そうだった……!」

輝子「……フヒッ」

輝子「おねえ… ちゃん……!」

輝子「な… なんて甘美な、響き……!!」ジーン…!

輝子「よ、よかったら、もう一度…とか… ダメ……?」

凛「……ふふっ」

凛「勿論いいよ」

凛「輝子お姉ちゃん」

輝子「……!」ズキューン!

輝子「フヒ、フヒヒ……!」

輝子「ヒャッハー!! たまんねぇゼェェェェッ!!! 」

モバP「いや、仲睦まじい? ところ悪いんですけどやっぱり嘘だろッ!?」

モバP「腑に落ちません納得できません!! 逆じゃないんですか逆じゃ!?」

凛「うーん、そう言われても」

輝子「じ、事実… だしな」

凛「そういった疑義申し立ては役所にでもしてもらいたいんだけど…… って」

凛「あっ……!」

モバP「……ん?」
輝子「……フヒ?」

凛「ゴメン、そろそろ帰らないとヤバいかも」

輝子「……も、門限とか?」

凛「んー…… そういうのが決まっているわけじゃないんだけどさ」

凛「やっぱり、遅いと心配するだろうし」

輝子「そうか……」

輝子「じゃ、じゃあ、駅まで送ってこう…か……?」

凛「……え?」

凛「いいの?」

輝子「だ、大丈夫、私、お、お姉ちゃん… だからな」

凛「ふふっ」

凛「そっか。それじゃあお願いしようかな。お姉ちゃんに」

輝子「フヒヒッ、お任せあれ♪」

凛「じゃあプロデューサー、そういう事だから」

凛「また明日」

輝子「じゃ、じゃあな、親友」

モバP「あ、うん」

モバP「二人とも、また明日」


ドア<ガチャン

モバP「……」

モバP「……」

モバP「うそやろ……」




歳月の

不思議をみたり

秋の夜



モバP心の俳句


完!

お姉ちゃんぶる輝子とそれを微笑ましく見守るしぶりんが意外とアリと気付いたのは
殆ど書き終えた後でした。もっと早くその路線で書けば良かったと今更ながら思います

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