フレデリカ「記憶喪失ごっこ」 (17)


これはモバマスssです
不愉快になる展開、表現があるかもしれません


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杏「ねー、最近ちょっとぶっ飛んだ事多過ぎない?」


肇「茄子さんが出てくるようになってから、更にフリーダム度が上がりましたね…」


杏「お願いだから肇ちゃんツッコミの立ち位置放棄しないでね?」


肇「そうは言われても…」


杏「まー今日は撮影で出てるし、変な事は起こらないでしょ多分」


肇「ですね、ウチの事務所でフレデリカさんと茄子さん以上の超常現象となるとほんの僅かですし」


ガチャ


杏「おはよー」


肇「おはようございます」


フレデリカ「Bonjour!、二人とも」


文香「…おはよう、ございます」




杏「…なんか凄くいい発音だったね」


肇「どうかしたんですか?」


フレデリカ「フンフンフフーン、フンフンフフーン」


肇「聞いて下さいよ…」


フレデリカ「フンフンフフーン、フンフンフフーン」


文香「…今日の予定は…」ピッ、ピッ


杏「…馬鹿な…」


肇「…文香さんが…タブレットでスケジュール確認を…」


フレデリカ「フンフンフフーン…フンフンフフーン…」


杏「どーしたの?続けないと今回ネタ広がらないんだけど」




フレデリカ「フンフンフフーン…なんだっけ?」


肇「決まって無いのに言ってたんですか…いつも通りでしたね」


フレデリカ「いつもねー、こんな風にふざけてフンフンフフーンって言ってた気がするんだ」


杏「…ほんとにどしたの?」


フレデリカ「いつも楽しーく、ふわふわーって。でもねー、どうしても…」


肇「…まさか…」


フレデリカ「…続きが、思い出せないんだー」


杏「…うっそ…」


肇「…そんな…」



肇「…茄子さんは、居ないはずなのに…」


杏「待って、記憶とかそこら辺ならもう一人いるよね」


肇「…成る程。今回も平和には済みそうにありませんね」


文香「そう言えば…恐らくお二人宛に、連絡が届いています」シュッ、ピッ


杏「文香ちゃんがナチュラルにタブ弄ってるの見るとすごい違和感だね」


文香「此方です」


From志希:
今頃杏ちゃんと肇ちゃんは慌てふためいてる頃かな?
フレデリカちゃんと文香ちゃんが使った薬の効果は大体30分だから大丈夫だよー
細かい効約は企業秘密だけど、安全性はバッチリしきちゃん印だから


杏「…なんでこんなよく分かんない状態になってるのかの説明が無いんだけど」


文香「おそらく、ですが…次の私の仕事は、どうやら記憶喪失の少女みたいで…」


肇「あぁ、いつもの流れですね」




肇「さて、という事は、ですよ」


杏「肇ちゃん、凄くいい笑顔してるね」


肇「普段振り回されている借りをここで返せる…」


フレデリカ「ねーねー、君の名前は?」


肇「え?藤原肇ですか…」


フレデリカ「わぁお、素敵な名前だね!凄く可愛いし、アイドルみたい!」


肇「…借りを返すのは今度にしましょう…」


フレデリカ「…ちょろいなー」


杏「で、まぁいつもの流れでフレデリカちゃんまでこんな状態、と」


文香「スケジュールによると、今日は私達は午後にレッスンだけの様ですので問題無いかと…」


杏「そう言いながら電子書籍読むのはほんとブレないねー」


文香「何か、物足りない様な気もしますが…」




フレデリカ「フンフンフフーン、フレデリカ~」


杏「…覚えてるじゃん」


フレデリカ「なんでだろーね?凄くしっくりくるんだー」


肇「フレデリカさんほんとは覚えてますよね?」


フレデリカ「覚えてないよー?真面目ちゃん」


肇「肇です!いえ、真面目を否定する訳でもありませんが…」


杏「で、文香ちゃんは何処まで思い出せるの?」


文香「私、ですか…そうですね、今日のお昼は焼肉にしようと思っていた事は何故か…」


杏「なんでさ…」


文香「分かりませんが…もしかしたら、焼肉にヒントがあるのかもしれません。という訳で…」


肇「文香さんも絶対覚えてますよね?!」







文香「そんな訳では…心が、帰りたがっているのでしょう…」


肇「焼肉屋に、ですか…」


フレデリカ「じゃーきっとアタシもカフェに行けば思い出せる気がするなー」


杏「何頼むつもり?」


フレデリカ「ミルクオレ!」


肇「それは私が飲むものです!」


杏「色々と違う…まぁいいや、あと20分もないくらいでしょ」


文香「では…いそいで、焼肉屋に行かなければ…」


肇「なんでそんなに焦っているんですか…」


文香「もう、時間がないからです…」


フレデリカ「うーん、味目ちゃん。アタシも其の気持ちはわかるかなー」


肇「肇です」









文香「思い出してしまったら…今の私が、消えてしまう様な気がするので…」


肇「……」


フレデリカ「ちょっとだけ、怖いんだよねー…」


文香「私の記憶はほんの10分前から始まっています…ですが、それが私の人生なんです」


フレデリカ「あと20分しかない人生だよー」


文香「きっと全てを思い出した私は…この30分を思い出して、話のネタにするかもしれません…」


フレデリカ「でもさー、今いるアタシ達にとってはこの短い時間が一生なんだー」


肇「…すみません、軽率でした」


文香「ところで困った事に…どうやら、私は手持ちが少ない様なのです…」


肇「そ、それくらいでしたら私がもちます!」


杏「…ふーん」




杏「じゃーどうせだし、朋ちゃんも呼んで楽しくやる?」


文香「そう、ですね…どうせでしたら、五人で…」


フレデリカ「…文香ちゃん」


文香「…あっ」


肇「…あれ?」


杏「そんな気はしてたかなー」


フレデリカ「あーあ、ばれちゃったかー」


文香「…私とした事が…」


杏「文香ちゃんって若干アドリブ弱いよね」


文香「…精進します」





肇「はぁ…結局、いつものおふざけだったんですね」


フレデリカ「ふふーん、志希ちゃんにもちょっとだけ協力してもらったんだー」


杏「まぁ普通に考えたら、30分だけ記憶を飛ばすなんて少なくともすぐ作れる薬じゃないしねー」


文香「…あぁ…」


肇「危うく奢らされるところでした…」


フレデリカ「まーそれはそれとして、普通にお昼いかない?」


文香「…では!」


肇「文香さん、手持ち無いんですよね?」


文香「…あれも、肇さん達を騙すための嘘で…」


杏「ほんとうは?」


文香「…神のみぞ知る、とやらです…」


フレデリカ「まーまー、取り敢えず朋ちゃん呼ぼっか」




ガチャ


杏「お、噂をすれば」


肇「朋さん、早速ですがお昼に行きますよ」


朋「…え?」


フレデリカ「ありゃ?朋ちゃん?」


朋「…その…朋って、あたしの事?」


真面目な記憶喪失を書こうとしましたが、心がもちませんでした
お付き合いありがとうございました

福山舞「いい歳して一輪車にすら乗れそうにない面々ですね()」
藤本里奈「スリーエフ?スリなんて無理無理むーりぃぽよ」
古澤頼子「怪盗ごっこなんて出た日には一撃で[ピーーー]ます」
楊菲菲「フェイフェイはFがダブるからまずないヨー」
浅野風香「(自身の自作小説を)読まない文香さんはだだの[ピー]です」
三船美優「おいそこ未亡人ごっこ言うなやこの未成年軍団め」

第7弾以降のフリーエフ候補生な面々…むしろこっちで打線組め?
おつ

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