フレデリカ「竹輪ごっこ」 (21)


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フレデリカ「ふんふんふふーん、ファンタスティック~」


杏「それはFだよ?」


文香「ちゃんとFですね…」


肇「…え、なんですかこの流れ」


フレデリカ「…なんだろーね?」


文香「…さぁ…フォアボールですね…」


杏「えー、球審の宮本です」


肇「間違ってなかった!」



フレデリカ「うーん、ふぁみでりか?」


肇「そういえば、あのコンビニって交差点に3箇所展開して他のコンビニ潰しにいきますからね」


杏「なにその下手なシムシティ」


文香「…実際の業者がやっているのですから、ケチをつけるのはどうかと…」


杏「そんなつもりはないけどね?」


肇「杏ちゃんは待機で」


杏「ごめん意味がわからない」


フレデリカ「そーいえば、竹輪なんだけどね」


杏「なにがどーなってそーいえばなの?」


肇「杏さん、そこを求めたら負けですよ」


杏「別に勝つ気はないんだけどなぁ…」


フレデリカ「おでんの具の話しよっかなーって」


杏「あー、最近寒いもんね」


肇「地域によって、具材も違いますからね」


フレデリカ「こないだコンビニでおでん買おうとしたらね、ロールキャベツがあったんだー」


文香「ロールキャベツ…」


肇「竹輪関係ない…それにしても、普通おでんってロールキャベツ入ってましたっけ?」


杏「自分ちで作る時は入れないよね」


フレデリカ「でねー、珍しいからびっくりしちゃって」


肇「そこまでですか?コンビニによってはラーメンやイカまでありますが」


杏「あー、あと薬味とか辛子も色々あるよね。柚子胡椒とか」


文香「柚子胡椒…ラーメン…」


肇「文香さん、せめて普通に会話に参加して下さい」





フレデリカ「でねー、結局Fチキ買ったんだけど」


肇「おでんは?」


フレデリカ「仕込み中だったんだー」


杏「ありゃ、それは残念だったね」


文香「では…今から、おでんをしにいきましょうか?」


肇「買う、ではなくしに行くんですか?」


杏「杏は構わないけど、どこでやるの?お店?」


フレデリカ「…フレちゃん今日そんなに手持ちないよ!」


肇「逃げましたね…」


文香「いえ、既にお願いしてありますので…」


杏「…ん?誰に?」



茄子「いらっしゃいませー、お待ちしてましたよ!」


フレデリカ「いえ~い、お邪魔しちゃいまーす」


文香「フレデリカさん、邪魔する様でしたら…」


杏「…ここどこ?」


肇「さぁ…気が付いたら、到着していましたね」


杏「何言ってるのか分からないと思うけど杏達も理解出来てないから」


フレデリカ「ここはきっとFの空間だねー」


茄子「深く考えたら負けですよっ!津田沼の星と一緒です」


文香「では…始めましょうか」


肇「おでん、ですか?」


フレデリカ「お鍋だよー」


杏「なんでさ」


フレデリカ「わぁお、もう六人分食器が用意されてる!」


茄子「食材も大体用意してありますよ」


肇「茄子さん、料理出来たんですか?」


茄子「切るくらいなら流石に出来ますって」


杏「…ん?六人分?」


茄子「あ、朋ちゃんが台所で野菜切ってます」


肇「ふぅ…」


文香「…何ベースのお鍋にするのですか?」


フレデリカ「やっぱり家だしホームベースじゃない?」


文香「では、フレデリカさんはハンペンのみで…」


茄子「富士山の水を贅沢に使ったキムチ鍋ですよっ!」


杏「富士山の意味…」



文香「…はやく…」


肇「文香さん、キムチ鍋ですから零すと致命傷ですからね?」


杏「鍋かー、久し振りだなー」


フレデリカ「竹輪入ってるかなー?」


茄子「みなさん飲み物はどうします?」


肇「でしたらお茶を持ってきます。フレデリカさんは牛乳でいいですよね?」


フレデリカ「わぁお肇ちゃんの先制攻撃!」


杏「それとなんで肇ちゃんは2リットルのペットボトル持ってるのさ」


文香「…お鍋の蓋が…揺れ始めてますね…」


茄子「お手つきしたら手持ちを鍋に戻して貰いますからね」


杏「完全に坊主めくり」


フレデリカ「麻雀やる?フレちゃん強いよー?」


茄子「…負けませんよ?」


肇「せめて文香さんがいないところでやって下さい」



文香「…そろそろ、完成ではないでしょうか?」


フレデリカ「いぇーい待望の鍋だね」


肇「さて…始まりますか」


茄子「ふふっ、年長者としての威厳を見せないといけませんね」


杏「しょうがないなぁ…本気でやってあげるよ」


茄子「では…蓋をとりますよっ!」


がばっ!


ーーー


ーーーーー


ーーーーーーー





杏「…あれ?私寝てた?」


肇「…私も寝てました。何故かみなさんと鍋をする夢を見た気が…」


文香「鍋…鍋…」


肇「作って差し上げましょうか?」


杏「それ鍋自体でしょ?」


フレデリカ「あー、せっかく新しい必殺技あったのになー」


肇「あ、これは無かったやつですね」


杏「それにしてもみんな同じ夢を見るなんて不思議だねー」


文香「あら、杏さん…ポケットに、何か…」





杏「これは…竹輪?」


肇「ロマンの欠片もありませんね」


文香「この竹輪は…確か、鍋に入れた竹輪ですね…」


杏「なんで分かるのさ」


肇「そう言えば、茄子さんが…年長者としての威厳を見せる、と言っていましたが…」


フレデリカ「すごい必殺技だねー」


杏「威厳、威厳ってなんだ」


文香「ですが…不思議な体験でしたね」


肇「それと、朋さんは…?」


杏「あ、流しの方で寝てるね」


文香「今頃おそらく、給仕に忙しいのでしょう」


杏「夢の中まで…がんばれ朋ちゃん」


フレデリカ「とりあえずさっきの竹輪食べさせてあげよっか」


杏「なんでそうなった」




茄子「ふふっ、もう少ししたらまた呼んであげますか」


朋「あー、のんびりお鍋なんて幸せね」


茄子「では改めて、いただきます」


朋「いただきます」


茄子「キムチ鍋、美味しいですねっ!」


朋「…」


朋「…なんでかしら?竹輪の味しかしないわコレ」


地方によっておでんの具材は違うそうですね
コンビニも様々で、この季節はおでんで楽しめます
お付き合い、ありがとうございました

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