【ごちうさSS】チマ(メ)隊!ステルスミッション!! (23)

【いつもの帰り道】


メグ「マヤちゃんチノちゃん、じゃあまた明日ね~」テフリフリ

マヤ「おうメグ!まったな~」フリフリ

チノ「また明日です」フリフリ

...

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マヤ「ねえチノ?」コソコソ

マヤ「11月2日って何の日か知ってる?」

チノ「もちろんです」フンス

チノ「メグさんのお誕生日...ですね。」

マヤ「そう!」

マヤ「それでね、今年はラビットハウスでお祝いしたいと思ったんだけど」

マヤ「大丈夫そうかな?」

チノ「いいアイデアです!帰ったら父に相談してみます。」

マヤ「分かった!サンキュー!」

チノ「詳しい事は明日決めましょう。メグさんには内緒にしておかないと...」

マヤ「そうだね!」

マヤ「チマ(メ)隊!ステルスミッションスタート!!」

マヤ「おーっ!!!」

チノ「おっ...おーっ!」

・・・

【ラビットハウス】 夜

チノ(お父さんには許可を貰えました!)

チノ(後はパーティーの準備ですね...)

チノ(・・・)

チノ(こういったことはココアさんの方が詳しそうです...)

チノ(相談してみましょう...)

トントン


ココア「はーい」

チノ「チノです、今大丈夫ですか?」

ココア「うん!入って入って~」


ガチャッ


チノ「少し相談したいことがあって...」

ココア「こんな時間に相談事...?」

ココア「...はっ!まさか恋の・・・」

チノ「早とちりです。」

チノ「実はメグさんの誕生日パーティーを

ラビットハウスで開こうと思っているのですが」

チノ「私1人では何も思いつかなくて...」

チノ「メグさんに喜んでもらえそうな良いアイデアはないでしょうか?」

ココア「なるほど...お姉ちゃんとしての魅せ場がやってきたようだね...!」

ココア「まずはラビットハウスをバレエスタジオに改装して・・・」

チノ「相談したのが間違いでした...」ドヨーン

ココア「ごめん冗談だから!そんな顔しないで~!!」

チノ「...まったくココアさんは・・・」

ココア「えへへ...」

ココア「おっと!話が逸れちゃった」

ココア「パーティーならみんなも誘ってぱーっと盛大にやろうよ!」

チノ「いいですね」

ココア「それで飲んで歌って踊って!朝までエレクトリカルパレードするの!!」

ココア「一発芸なんかもいいねぇ...」

ココア「千夜ちゃんと漫才コンビ再結成しなくちゃ...!」

チノ(また話が逸れていく・・・)


・・・・・・

・・・

【中学校】お昼休み

...

チノ「マヤさん、ラビットハウスはOKです」コソコソ

チノ「ココアさんも誘ってみましたがかなり張り切ってました」コソコソ

マヤ「おっ!やるね~チノ!」コソコソ

マヤ「私も今日リゼを誘いに行こうと思ってたから、先に2人で帰っててよ」コソコソ

チノ「分かりました、メグさんには上手くごまかしておきます。」コソコソ

チノ「他になにか...」コソコソ

メグ「どうしたの2人とも~」

チノ「なっ...なんでもないですよ」

マヤ「そうそう!何でもないよなー!」アワアワ

メグ「ふぅーん、へんなの~」

チノマヤ(ふーっ、あぶないあぶない)

・・・

メグ「マヤちゃんチノちゃん、かえろ~っ」

マヤ「わたしちょっと用事あるからー!」ダッダッ

チノ「仕方がないので2人で帰りましょう」

メグ「うん!」

...

メグ「マヤちゃん、あんなに急いでどうしたのかなー?」

チノ「...私にも分かりません」

メグ「前にもこんなことあったよね~」

チノ「...リゼさんに相談しに行ったときの話ですね」

チノ「マヤさんは私たちに隠し事が多いですから...」

メグ「でも誰よりも私たちのこと想っててくれてるんだよね~」

チノ「そうですね」クスッ

チノ「だから、今回も心配要りませんよ。」

メグ「そうだよね~」ニコニコ

チノ(本当はメグさんのためなのですが・・・)

チノ(うまくごまかせたでしょうか?)

チノ(メグさんの笑顔を見ていると・・・ちょっぴり罪悪感が...)

メグ「...チノちゃん?」

チノ「...はっ、はい」

メグ「どうしたの?」

チノ「...いえ、何でもないです」

チノ「帰りましょうか」

メグ「うん!」

・・・

【お嬢様学校】校門

生徒「ごきげんよう」

リゼ「じゃあ、また」

...

リゼ「...」テクテク

??「あ~らリゼさん、ごきげんよう~」アッハーン

リゼ「...誰!?」バッ

リゼ「・・・って、なんだ、お前か」

マヤ「へっへーん、気品が溢れてたでしょ?」ドヤッ

リゼ「悪意に溢れてたよ」ハァッ

リゼ「それで...何か用か?」

マヤ「うん、ちょっとね。また相談」

リゼ「どうした?」

マヤ「11月2日がメグの誕生日でね」

マヤ「ラビットハウスでお祝いしようってなったんだけど」

マヤ「リゼにも来てほしいな~って」

リゼ「そんなことだったか」

リゼ「その日シフト入ってるから」

リゼ「わざわざ言いに来なくても行けたのに」

マヤ「ほんと?よかったぁー!」

マヤ「リゼにはどうしても来て欲しかったから、ラッキーだね!!」

マヤ「何てったってチマメ隊の教官だし!」

リゼ「教官か...照れるな」テレテレ

リゼ「それなら...何か用意していかないとな!」

マヤ「うん!期待してるよ!」

マヤ「じゃあまた!待ってるからね!!」フリフリ

リゼ「おう、またなー」フリフリ

リゼ(マヤって...)

リゼ(結構友達想いなとこあるんだな)クスッ

・・・

【甘兎庵】

ココア「それでね、千夜ちゃんにも来てほしいなーって」

千夜「まあ、素敵ねぇ~」

千夜「是非お手伝いさせてほしいわ」

ココア「それで、何かいいアイデアないかな?」

千夜「そうねぇ・・・」

カランカラン

シャロ「千夜~」

シャロ「いるー?」

千夜「シャロちゃん!」

ココア「ちょうどいいところに!」

シャロ「ココア?千夜と2人でどうしたの?」

ココア「実は...」

...

シャロ「そう、それで千夜に相談してたの」

ココア「うん」

ココア「シャロちゃんも来れそうかな?」

シャロ「そうね...」

シャロ「確かバイトは休みだったはずだから、行けると思うわ」

ココア「やったぁ!」

ココア「これでパワーアップした漫才トリオの結成だよ!!」

シャロ「ちょっ!なんの話よ!!」

千夜「私とココアちゃんでボケるから~」

千夜「シャロちゃんはツッコミお願いね♪」

シャロ「しないわよおバカ!!」

千夜「あら?シャロちゃんのツッコミは世界に通用するレベルよ?」

ココア「そうなの!?」

シャロ「そんなわけないでしょ!」パシン

千夜「ナイスツッコミよ♪」

シャロ「!!」フルフル

シャロ「ああもう!!!!」

・・・・・・

・・・

【中学校】昼休み

チノ「いよいよ明日ですね」コソコソ

マヤ「この日のために色々準備してきたもんな~」コソコソ

チノ「メグさんに見つからないようにするのは大変でした」コソコソ

マヤ「絶対に成功させよう!」コソコソ

メグ「チノちゃん!マヤちゃん!!」

チノマヤ「!」

マヤ「どうしたんだよメグ!?大きな声出して...」

メグ「最近2人で内緒話ばかりしてるよね...?」

メグ「わたしだけ仲間はずれみたいで・・・」

メグ「もしかしてわたしのこと、嫌いになっちゃったの・・・?」ウルウル

マヤ「そんなわけない!」

チノ「私たちがメグさんを嫌いになるなんて絶対にありえません!」

メグ「それじゃあどうして...」

マヤ「それは・・・」

チノ「...」

チノ「もう少しだけ待ってください」

チノ「ちゃんと説明しますから...」

メグ「うん・・・」

...下校後

チノ「どうしましょう、メグさんを悲しませてしまいました」

マヤ「うん・・・ちょっと反省」

マヤ「でも!明日ちゃんと説明すれば喜んでもらえるよ!」

チノ「そうですね」クスッ

チノ「そのためにも今日も準備、頑張りましょう。」

マヤ「おーっ!」

11月2日 【学校】

マヤ「メグ!誕生日おめでとう!!」

チノ「メグさん、おめでとうございます。」

メグ「...!」

メグ「わぁ~っありがとう!」

メグ「覚えててくれたんだねぇ~っ」

マヤ「当たり前だろー?」

チノ「当然です」

マヤ「それでね、学校終わったら」

マヤ「一緒に来てほしいところがあるんだ~」

メグ「わかった~っ」

メグ「どこなんだろう~?」

マヤ「まだ秘密だよ!でも期待してていいからね」フフーン

メグ「楽しみだね~っ!」

・・・・・・

・・・

【 ラビットハウス前】

マヤ「ほらメグー!チノー!はやくはやくー!!」

チノ「主役はメグさんですよ」タッタッ

メグ「まっ、まってぇ~」タッタッ

メグ「ここは...ラビットハウス?」

チノ「開けてください」

マヤ「ほらほらーっ!」

メグ「うん・・・」

ガチャッ カランカラン


『メグちゃん!!』パーン


『お誕生日おめでとう!!!!』パーン!


メグ「わわわわわわわっ!!」

メグ「なにこれぇ~!!!」オドオド

マヤ「へっへーっ、サプライズ大成功!!」

チノ「この日のために、みんなで準備したんです」

マヤ「マヤさんが色々計画してくれたんですよ」

メグ「そうだったんだ~」

メグ「もしかして...最近こそこそ2人で話してたのはこのために?」

マヤ「そういうこと!」

チノ「そういうことです」

マヤ「でもごめんね、メグのことあまり構ってあげられなくて」

チノ「この日まで内緒にしておこうと必死になってしまったので...」

メグ「ううん」フリフリ

メグ「わたしこそごめんね、2人のこと疑っちゃって・・・」

チマメ「・・・」

マヤ「ああ!やめやめ!!」

マヤ「せっかくのパーティーだよ!もっと楽しまなくちゃ!」

メグ「そうだねっ!」

チノ「お料理たくさん用意してあります」

ココア「私たちからも色々用意してあるよ~!」

千夜「まずは余興に一発芸を披露しようかしら」

ココア「よっ!千夜ちゃん!待ってました!!」

アソーレソーレ! ヒギ!オボンヨントウリュウ!!

メグ「あはははっ、千夜さんすご~い!!」

千夜「まだまだこれからよ!!」

アソーレソーレ ヨイショ!

...

リゼ「私からはこれをプレゼントしよう」

メグ「かわいいぬいぐるみ~」キラキラ

リゼ「この前も作ったのにあまり芸がないけど...」

リゼ「特別仕様だから喜んでもらえると嬉しいな」

メグ「ありがとうございます~」キャッキャッ


リゼ「チノ、マヤ、ちょっと」チョイチョイ

リゼ「ほらこれ」

マヤ「ぬいぐるみ?」

チノ「どうして私たちにも...?」

リゼ「今日の誕生日パーティー、お前達が1番頑張ってたからな」

リゼ「教官からのご褒美だ。」

チノ「よく見るとメグさんのと形が似ています...」

リゼ「チマメ隊特別仕様だからな!」

リゼ「3つとも色違いのお揃いにしてあるんだ」

マヤ「教官...感動したよ!サーッ!!」

チノ「ありがとうございます、大切にします」

リゼ「ああ!」

...

ココア「ほらほら!3人ともこっちこっち!!」

ココア「今から千夜ちゃんシャロちゃんと漫才やりまーす!」

シャロ「いぇーい!!!!」カフェインハイテンション

メグ「あはははっ!シャロさんもう面白いよ~っ!!」

...

チノ「メグさんとても楽しそうです」

マヤ「そうだねっ!」

チノマヤ『ステルスミッション大成功!(です)』

・・・・・・

・・・

【通学路】 朝

ココア「じゃあねチノちゃん、いってらっしゃーい!」フリフリ

チノ「いってきます、ココアさんもお気をつけて」フリフリ

ココア「うん!」

...

チノ「マヤさんメグさん、おはようございます」

マヤ「おっはよーチノ!」

メグ「チノちゃんおはよー」

メグ「あ、そうだ!」

メグ「マヤちゃんチノちゃん!昨日はありがとね!」

メグ「わたしあんな楽しいお誕生日初めてだったよ~」

チノ「喜んで貰えて良かったです」

マヤ「がんばってよかったよー!」

チノ「マヤさんが1番張り切っていましたから」

メグ「そうなの~?マヤちゃん!ありがとう!」

マヤ「...うっ」テレッ

マヤ「///」カァッ ブンブン

マヤ「さ、さあチマメ隊!!」

マヤ「今日も張り切って...しゅっぱーつ!!」


『おーっ!!!』


おしまい

おしまいです。
メグちゃんお誕生日おめでとう!!!

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