【艦これSS】摩耶「てーとくとデートか…」 (32)



久しぶりの高雄型。
摩耶はカッコカリ済みという設定です。
タイトル詐欺にはなってないはず…うん。

※キャラの口調や性格が異なるかもしれません。すいません



増えてきたので前作のみ―――

【艦これSS】看病する敷波提督(シキナミスト)
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摩耶「…よし」

摩耶「……」チラッ


高雄「すぅ…すぅ…」

愛宕「すやぁ…すやぁ…」

鳥海「スー…スー…」


摩耶「ふふん…」

摩耶(いってきまーす…)ソロリソロリ…


バタン…―――





愛宕「すやぁ…すやぁ…」

愛宕「………」パチッ

愛宕「…行ったわね」

高雄「ええ」ムクリ

鳥海「愛宕姉さんの睨んだ通りでしたね」バサッ

愛宕「うふふ、でしょう~?」

愛宕「あの子分かりやすいんですものぉ~」

高雄「さて私たちも急いで行きましょう」

鳥海「でも、本当にいいのでしょうか?」

愛宕「少しだけよ少し」

鳥海「でも…」

愛宕「摩耶が提督とお忍びデートしようっていうのよ?」

高雄「姉妹としては気にならないはずありませんわ」

鳥海「それはそうですけど…」

高雄「それとも留守番してる?」

鳥海「うーん…」

愛宕「大丈夫、バレない様に変装道具もバッチリよ」

鳥海「そういう問題じゃ…」

高雄「さぁ、早く準備しますよ」






鎮守府から少し離れた公園。
ベンチに腰を掛ける落ち着かない少女がひとり。


摩耶「おせぇなぁ…」


その様子を遠目から伺う怪しい黒スーツが三人。


鳥海「…怪しくありません?」

愛宕「エージェントっぽくてかっこいいでしょ~」

高雄「パンツなんて久しぶりに履いたわ」

鳥海「スカートと違って動き辛いです」


そこに公園に駆け込む慌てた男がひとり。


提督「すまんな…」はぁはぁ

摩耶「おせぇよ!待たせやがって!」

提督「そんなにか…?」




腕時計の針はキッチリ6時。


提督「…時間ぴったりなんだが?」

摩耶「う、うるせぇ」

摩耶「こちとら20分前から来てんだ!」

提督「にじゅっぷん…?」

摩耶「あ」

摩耶「いや、10分くらいだったかな~…あはは」

提督「その…なんだ」

提督「次は待たせないよう気をつける」

摩耶「…お、おぅ」





愛宕「王道ねぇ~」

高雄「いけない、ニヤニヤが止まりませんわ」

鳥海「そうですね」






提督「行こうか」

摩耶「待て」

提督「ん?」

提督「どうした」

摩耶「手」

提督「て?」

提督「あぁ…」


そっと摩耶の手を握る提督。


提督「これでよろしいですかな?」

摩耶「おう!」





高雄「なんとまぁ…まぁ…」

愛宕「いいわねぇ~」

鳥海「意外と素直にお願いしますね」

愛宕「そうねぇ~」







摩耶「今日はどこに行くんだ?」

提督「水族館がメインだな」

摩耶「おぉ!」

摩耶「一度行ってみたかったんだぜ」

提督「前も同じことを聞いた」

摩耶「そうだっけ?」

提督「あぁ」

摩耶「覚えてたんだな」

提督「そりゃな」

摩耶「そっかそっか」

摩耶「へへ」





鳥海「嬉しそうですね」

愛宕「何気ない事覚えててくれたら嬉しいわよねぇ~」

高雄「提督もやりますわね」






提督「といってもまだ水族館は開いてない」

摩耶「そうなのか」

提督「それに朝食もまだだ」

摩耶「そうだな」

提督「そこで築地に行こうと思う」

摩耶「おぉ…」

摩耶「その後泳ぐ魚を見るのに」

提督「………」

提督「やめとくか、水族館」

摩耶「そっち!?」

摩耶「いやいや、てーとく!」

摩耶「水族館外しちゃダメだろうよ!」

提督「冗談だ」

摩耶「へ?」

提督「そんなに必死なるとは思わなかった」

摩耶「こんのぉ…」

提督「はははっ」

摩耶「からかいやがって…」






愛宕「いちゃいちゃ、いちゃいちゃと…」

鳥海「そうですね」

高雄「なんだか邪魔したくなってきましたわね」

鳥海「そうですね…って、えぇ!?」

愛宕「あらぁ、高雄もそう思う~?」

高雄「沸々と湧き上がるこの感情は何なのでしょう…」

鳥海「高雄姉さん…?」

愛宕「ジェラシーね」

高雄「じぇらしー…?」

高雄「なるほど…これが…」

鳥海「高雄姉さん!?」

愛宕「さぁ、解放なさい高雄!」

高雄「ジェらしぃ…ジェラしぃ…ジェラシぃ…」

鳥海「!?」

鳥海「抑えて高雄姉さん!!」

鳥海「どうか感情に流されないで!!」

愛宕「うふふ、無駄よ鳥海」

鳥海「なんですって…!」

愛宕「高雄はもうすでに成っているわ」

鳥海「そんなっ!」

高雄「ジェラスィィィイイイイイイイ!!」


瞬間、高雄の体の内からドス黒い光が漏れだす。


鳥海「きゃぁ!?」

愛宕「ふふ…最高…!」

愛宕「最高よ!高雄!!」




光りが消える。


高雄「………」


生み出されたジェラシーは形を変えサングラスとなり
高雄のかつて澄んでいた瞳を隠していた。


鳥海「そんなサングラスをかけているなんて…」


たかがサングラスを掛けたぐらい。
だからなんなのだ。
そう思った読者は考えを改めてもらおう。
実際、サングラス掛けた大人は怖い。


愛宕「高雄気分はどぉ?」

高雄「…私の中で何かが解放されたような素敵な気持ち」

鳥海「高雄姉さん!!」

愛宕「そぉ…うふふ、それは良かったわぁ」


愛宕もいつの間にかサングラスを掛けている。
金髪でサングラス…なんて話しかけにくい姿なのだ。




高雄「さて、愛宕行きましょうか」

愛宕「えぇ」


二人は遠くにいるカップルを見据え歩き出す。


鳥海「行かせません」


間に割って入る鳥海。


高雄「あら、鳥海いたの?」

鳥海「えぇ、最初から」

高雄「帰ったと思ってたわ」

高雄「そこをどきなさい鳥海」

鳥海「どきません」

高雄「どうして?」

鳥海「摩耶のデートを邪魔させない!」

高雄「摩耶は守るのに私たちの邪魔はすると?」

鳥海「そう言ったつもりでしたが」

鳥海「聞こえませんでした?」

高雄「鳥海…!」ギリッ

愛宕「私たち二人を相手にしようっていうのぉ?」

愛宕「流石に無謀よ~」

高雄「馬鹿め!と言って差し上げますわ」

鳥海「………」

鳥海(確かにこの二人を相手にするのは無謀ね…)

鳥海(改二というアドバンテージを持ってしても)

鳥海(ジェラシー化した二人を相手にどこまでやれるのか…)





愛宕「…高雄」


愛宕が呟くとほぼ同時。
高雄は動く。


鳥海「な!?」


一瞬の間。
決して油断などしていない。
しかし、鳥海の目前にまで高雄は迫っていた。


高雄「とった!!」

鳥海「っ!!」


高雄の手が鳥海のメガネを掠める。


愛宕「惜しい~」

高雄「ふんっ…少しはやるようですわね」

鳥海「はぁ…はぁ…」

鳥海(危なかったわ…目で捉えられなかった)


説明するまでもないが
高雄の目的は当然、鳥海からメガネを奪い取ることであり
塗りつぶしてサングラスにすることである。

麗しい姉妹愛で溢れる高雄型は決して暴力でなど喧嘩しない。
相手を自分の仲間にすることでいざこざを解決するのだ。
この場合、鳥海をサングラスにすることで決着となるのである。




高雄「休んでる暇なんてないわよ!」

鳥海「くっ」

高雄「そこっ」

鳥海「っ!」


高雄の猛攻。
防戦を強いられる鳥海。


高雄「避けてばかりでは勝てませんよ鳥海!」

鳥海「くっ!」


このまま戦いが長引けば攻められ続けている鳥海が敗けることは必至。


高雄「そこですわ!」

鳥海「っ!!」


そのはずだった…


高雄(おかしい…)


高雄は疑念を抱く。


高雄「そこっ!」

鳥海「くっ!」


手は空を切る。


高雄(そう空を切っている)

高雄(最初の攻撃以来、一度も掠めていないわ)

高雄(あ、隙を見つけた)

高雄「てやっ!」

鳥海「っ!」


空振り。




高雄(寸での所で避けられてしまう)

高雄(実はもう見切られている…?)

高雄(いや無いわね)

高雄(それなら私は反撃をくらっているはずだわ…)

高雄(ではどうやって…)

高雄(あ、また隙が…)

高雄(ん?)

高雄「………」ピタッ

鳥海「?」

高雄「鳥海あなた…」

鳥海「………」ニヤリ

高雄「!?」

高雄(やっぱり…そうなのね)

高雄「愛宕!」

高雄(妹ながら恐ろしいわね)

高雄「二人でいくわよ!」

高雄(まさか攻撃を誘導していたなんて…)

高雄「卑怯ではあるけれど仕方ないわ!」

愛宕「はいは~い」


高雄の推測通り、鳥海はわざと隙を作り攻撃を誘導した。
目で追うことのできない攻撃と判断した彼女は
誘導することで攻撃の通り道を作ったのだ。
来る方向さえ分かってしまえば後はタイミング。
初手で掠められた体感をもとに計算し、避けるタイミングを割り出したのだ。

無論、常人にはできない芸当である。




鳥海「妹相手に1対2ですか…!」

愛宕「うふふ~ごめんなさいね~」


笑顔ではあるが攻撃は一切手を抜いていない。


鳥海「くっ!」

高雄「愛宕にばかり気をとられてはいけませんよ!」

鳥海「なっ!?」


挟み撃ち。


鳥海(やられるっ!)


身を屈め、挟み撃ちをくぐり抜ける。
目標を見失った愛宕、高雄は衝突した。


高雄愛宕「「きゃあ!?」」ぽよ~ん


ご自慢の胸部装甲により大ダメージは免れた二人。


愛宕「いてて…」

高雄「愛宕、大丈夫?」

愛宕「ふふ、へっちゃらよ」

高雄「そう、良かったわ」

愛宕「次は気をつけましょうねぇ」

高雄「えぇ」




鳥海「はぁ…はぁ…」

鳥海(まずい…余裕が無いわ)

鳥海「奥の手ね…」


愛宕「な、なにしてるの鳥海?」

鳥海「脱いでるんです」

高雄「どうして!?」

鳥海「動きにくいからですよ」

愛宕「でもそれじゃあなた…下着」

鳥海「大丈夫です」

高雄「大丈夫って…」

鳥海「スーツの下は制服着ているので」

高雄愛宕「「!?」」

鳥海「第三ラウンドといきましょう?姉さん方」


まったくもって破廉恥。
あの短いスカートで中身を気にせず動き回るのだから
人だかりができても不思議ではなかった。
が、幸い早朝の公園。
街はずれでもあるため人はいない。
つまり、フリーダム。





愛宕「ふふふ、やるわね~鳥海」

高雄「流石は私たちの妹ですわね」

鳥海「それはどうもっ!!」


2対1。
かろうじて、戦えている。
高雄、愛宕のコンビネーション攻撃をかわしていく。


しかし、かわしているだけ。
防戦一方の事態は変わらない。


鳥海(でも、それでいい…)


鳥海の目的は摩耶のデートを邪魔させないこと。
もちろん、姉二人を倒すことに越したことはないが
こうして時間を稼ぎ続けることでも目的は達成される。


愛宕「えいっ」

鳥海「よっ!」

高雄「てやっ!」

鳥海「っと!」


すれすれのところで回避。


愛宕「ん~これじゃあ埒が明かないわね~」

高雄「はぁ…はぁ…そうねぇ」

鳥海「はぁ…はぁ…」




愛宕「高雄は少し休んでていいわよ」

高雄「え?」

高雄「いいの?愛宕一人で大丈夫?」

愛宕「うふふ~」ニコニコ


コンビネーション攻撃。
実は穴があることをご存じだろうか?
それはコンビを組んだ者の間に実力差があるときである。


愛宕「大丈夫よ~」


つまりこの場合―――


愛宕「大体動き分かったし…」


愛宕が圧倒的に高雄より―――


鳥海「なっ!?」

愛宕「ぱんぱかぱ~ん!」


できるッ!!―――


愛宕「ゲット~」

高雄「おぉ」


メガネは愛宕の手に渡った。


愛宕「相手の天井を見ておかないと~」

愛宕「迂闊に踏み出せないわよね~」




鳥海「あぁ…」

鳥海(とられてしまった…)

鳥海(摩耶…ごめん…)


愛宕「さて、塗るわよ~」


ジェラシーで黒ペンを形成。


高雄「ひとりにしては頑張ったわね鳥海」

鳥海「………」

愛宕「ふふふ~ん♪」

鳥海「……めて」

愛宕「いっきま~す」


鳥海「やめてぇぇえええええ!!!」


高雄愛宕「「!?」」




鳥海「なんで…なんでそんなこと…」

鳥海「なんで……?」

鳥海「やっと…忙しい司令官さんが…午前中だけ時間作ったのに…」

鳥海「摩耶のためだけに…二人で過ごすために…」

鳥海「それを…それを…!!」

鳥海「覗きに来て…さらに邪魔しようだなんて…!」

鳥海「そんなの…かわいそうでしょぉおお…!!」


顔をグチャグチャにしながら潤んだ叫びは続く…


鳥海「それに…いちゃいちゃしてて…いいじゃない」

鳥海「覚えて…覚えて…ないんですかっ…?」

鳥海「摩耶が…私たちに…相談して……」

鳥海「姉妹で…そう姉妹で…!」

鳥海「…協力したじゃない…ですかぁ…」

鳥海「摩耶と…司令官さんを…くっつけるために…」

鳥海「姉妹全員でぇ…!!協力しあったじゃないですかぁ!!」

鳥海「忘れて…忘れてしまったの…ですか…?」

鳥海「姉さぁん…?」


愛宕「………」

高雄「………」




鳥海「あんなに…大変で…楽しい…あの日々が…」

鳥海「今日に…繋がっているって…考えたら…」

鳥海「むしろ微笑ましいくらいでしょぉ…?」

鳥海「ジェラシーなんて…訳わからないものに…」

鳥海「どうか…どうか…!」

鳥海「負けないでよっ!姉さん!!」


愛宕「………ぅぅ」

高雄「……ぁぁ」


鳥海「姉さん…!?」

鳥海「!?」


愛宕「………うぅ」

高雄「………あぁ」


鳥海「姉さん…泣いてるの…?」

鳥海「姉さん!愛宕姉さん!高雄姉さん!」


愛宕「…ごめん…ね…」

高雄「ご…めん…なさ…い」


鳥海「姉さん…」


愛宕「………あぅ」バタリ

高雄「………うぁ」バタリ


鳥海「あっ」


愛宕「………」シュゥゥゥ

高雄「………」シュゥゥゥ


鳥海「黒い煙が…」


愛宕「………すやぁ」

高雄「………すぅ」

鳥海「…良かった」

鳥海「ほんとに…良かった…」


決着。
鳥海は勝った。
摩耶のデートは守られたのだ。







お昼時、食堂にて―――


愛宕「うーん…頭がボーっとするわぁ…」

高雄「ですわね…」

鳥海「…もう少し寝ていたらどうでしょう?」

愛宕「ふふ、鳥海は優しいわね~」

高雄「大丈夫ですよ、ご飯を食べれば元気になりますわ」

鳥海「ならいいですけど…」


摩耶「お、みんないるじゃん」

愛宕「あら~摩耶ぁ、どこ行ってたの?」

摩耶「へへ、ちょっとな」

高雄「隠し事とは…怪しいですね」

摩耶「べ、別にいーだろ」

愛宕「誤魔化すなんてますます怪しいわね~」

摩耶「ちょっ、なんでもないって!」

鳥海「摩耶」

摩耶「なんだ?鳥海」

鳥海「楽しかった?」

摩耶「え?」

摩耶「あ、うん…そうだな」

摩耶「楽しかった!」ニコッ

鳥海「そう」

鳥海「良かった」ニコッ

愛宕「なに?なんの話~?」

高雄「これは改二差別というやつでしょうか…?」

鳥海「秘密ですよ、姉さん方」

愛宕「えぇー、ズルぃ~」

鳥海「うふふ」







おわり




ここまで読んでくださった方ありがとうございます。
ちょいちょい地の文入れてみて読みにくいなんてことあるかもしれません。
あと、ジェラシーに関しての質問は一切受け付けません。




~おまけ~

やっぱりタイトル詐欺じゃないかこの野郎!
なんてこと言わせないために…



水族館帰りにて―――


摩耶「はぁー、楽しかった」

提督「そうだな」

摩耶「イルカってすげーよなぁ」

摩耶「人の言うことちゃんと分かってるんだな」

提督「すっかりファンだな」

摩耶「なんたって握手した仲だからなー…っと」

摩耶「お」

提督「?」


摩耶の視線の先にはお土産やぬいぐるみなどが並ぶ店があった。


提督「どうかしたか?」

摩耶「あ、いや、べつにー」

提督「そうか」

提督(摩耶が別になんて言うときは150%なんかある)

提督(ま、おおかたアレが欲しいのだろうな…)

提督「あ」

摩耶「ん?」

提督「悪い、先出て入り口で待っておいてくれ」

摩耶「どうかしたのか?」

提督「トイレだっ」


ダッシュでトイレへと向かう提督。


摩耶「行っといれ……なんつって」


出口へと向かう。





しばらくして―――


摩耶「おっせぇなー」

摩耶「トイレに何分かかってんだって話だぜ、まったく」

摩耶「ほんっと、待たせるの好きだよなー」

イルカ『そんなことないキュピ』

摩耶「うぇ!?な、なんだ!」

提督「へへっ、驚いたか」

摩耶「なにやってんだよ、てーとく…」


顔が余裕で隠れる程大きいイルカのぬいぐるみを掲げて提督が話している。


摩耶「ってか、それどうした」

提督「はい」

摩耶「あ?」

提督「プレゼント」

摩耶「え」

提督「プ レ ゼ ン ト」

摩耶「え、あ、え?」

イルカ『もしかして…いらないキュピ?』

摩耶「そんなこと…」

提督「んじゃ、はい」


スローパスされるイルカ。


摩耶「あっ」


落とさないようキャッチする。
ふさふさである。


摩耶(かわいい)

提督「よしっ、じゃあ帰りますか」

摩耶「………」

提督「帰りのお金足りるかなぁ…」


「て、てーとく」


提督「ん?」


振り返る。


イルカ『あ、ありがと…キュピ///』


提督「…ふふっ」

提督「どういたしまして」




以上です。
摩耶様ぁ!!かわいいいいいい!!ってなってくれたら思惑通りです。

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