モバP「Pとアイドルの恋仲をどう思う?」 (77)



※以下の注意事項は 必 ず 目を通してください。


※個人的な解釈や持論が嫌いな人はブラウザバックを推奨します。

※一部のP(特に、美嘉PまゆPなど)にとっては非常に不愉快な内容かもしれません。

※sideMとのクロスオーバー含みます。

※プロダクション名は346プロとなってますが、アニメとは関係ありません。

※このSSを読み、気分を害しても>>1は一切責任を取りません。


※以上のことを納得できる人のみ、下にお進みください。




 

346プロ 某部署




モバP「はぁ・・・ついにやらかしやがった・・・」


多田李衣菜「どうしたんですか?」ニュッ


姫川友紀「なになに?」ニュッ


モバP「これだよ、これ」サッ


李衣菜「週刊誌ですか・・・って、え!?」


友紀「どれどれ・・・あ!」




見出し『人気アイドル、城ヶ崎美嘉に彼氏発覚!?相手は担当プロデューサー! 』



李衣菜「うわぁ・・・」


友紀「あっちゃ~・・・」


モバP「絶句ものだろ?」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1477775523


モバP「あのバカ同期・・・あれだけの忠告を無駄にしやがって・・・」


李衣菜「これ、どうなるんですか・・・?」


モバP「知ったことか。こいつらの自業自得だ」


友紀「おお・・・冷たいね・・・」


モバP「当たり前だ。アイドルにとって恋愛が御法度なのは常識だろ」


モバP「それに、これがアイドル同士なら、まだフォロー出来るんだが・・・」


李衣菜「なんでですか?」


モバP「315プロの秋山隼人は知ってるよな?」



秋山隼人 : http://i.imgur.com/7wfFjvd.jpg


李衣菜「へ?そりゃ知ってますよ。隼人くんとは一緒に仕事をしたこともありますし」


モバP「その隼人くんとお前が恋仲になったとしよう」


李衣菜「ええっ!?わ、私と隼人くんが・・・!?///」


モバP「落ち着け、あくまで例え話だ」

モバP「そして、マスコミが嗅ぎつけてスキャンダルになったとしよう」


友紀「この記事の二の舞じゃないの?」


モバP「そこまではな。だが、ここからが違う」


モバP「りーな。お前と隼人は仲が良いほうか?」


李衣菜「そうですね~。ま、男友達くらいの感覚ですかね」


モバP「そのことをファンは知ってるか?」


李衣菜「はい。ツイッターやブログでHigh×Jokerと仕事をしたよって投稿したら、
    
    気が合いそうだね、とか、仲良さそう、とか、ファンからの感想が来ますし」


モバP「なるほど」


友紀「それがどうかしたの?」



モバP「それだけファンの方が事情を知ってるのならば、仮にスキャンダルになっても
    
    大した騒ぎにはならないだろうって話だ。二人が仲良しなのは周知の事実。

    しかも、お互い青春真っ盛りな高校生、ロック繋がり、と共通点もある。」

    
モバP「結果、上手くいけば「やっぱりな」という印象まで持っていくことができる。

    二人の恋仲を応援するファンができれば御の字だ」


友紀「なるほど・・・」


モバP「だが、相手がプロデューサーなら、こうはいかない。

    アイドル同士が仲が良いのは、さっき、りーなが言ったように、

    仕事を通じてファンは知ることができる。」


モバP「しかし、プロデューサーは本来、アイドルを裏から支える仕事だ。

    表に出ることは非常に少ない。ファンは名前くらいしか知りようがない。」


モバP「結果、得体の知れない男がアイドルと恋仲だった、ということになる」


モバP「元々仲が良かった男とファンが知らなかった男。この差は大きい」


友紀「そして、今回の美嘉ちゃんの件は、後者・・・」


モバP「見事な、九回裏、スリーアウト、ゲームセットだろ?」


友紀「デッドボール、押し出し一点、サヨナラじゃないかな?」


モバP「はははは!確かにな!」



モバP「・・・ま、これは笑い事じゃ済まされないけどな・・・」


友紀「だよね・・・」


モバP「来月はLiPPSのライブも控えてただろうに、あのバカ・・・」


友紀「美嘉ちゃん、どうなるのかな・・・」


モバP「さてな、どうファンに弁解するかだろうが・・・」


モバP「・・・そういや、りーなはどうした?」



李衣菜「私が、隼人くんと・・・いや、嫌じゃない、嫌じゃないけど・・・」ゴロンゴロン


モバP「おーい。帰ってこーい」



モバP「さて、こういうことになったわけだが・・・」


モバP「お前らは、Pとアイドルの恋仲をどう思う?」


李衣菜「ないですね」


友紀「美嘉ちゃんには悪いけど、ありえないよ」


モバP「だよな。お前らならそう言ってくれると思ったよ」


李衣菜「だって、おかしいですよ。職場の上司と部下みたいなものなのに」


友紀「なんでアイドルとプロデューサーが恋仲になるの。女と男だから?」



モバP「それは大前提なんだろうが・・・一緒に苦難を乗り越えてきたパートナーだからじゃないか?」


モバP「共に挫折し、喜び、成長し・・・
    
    そうしていくうちに、そういう感情が芽生えるというのは、まぁ分からんでもない」


李衣菜「そういうものですかね・・・?」


モバP「だからと言って、許されるわけじゃない。ファンを悲しませることに変わりないからな」


友紀「そこだよね重要なのは」


モバP「そうだ。アイドルはファンの為に、プロデューサーはアイドルの為に、だ」


李衣菜「プロデューサーさんのプロデュース方針、ですね!」


モバP「ああ。俺の信念だ」



モバP「だが、プロデューサーはアイドルの為にが、仇になる時がある・・・」


李衣菜「どういうことですか?」


モバP「これは、他のプロデューサーの話なんだが・・・
     
    プロデューサーはアイドルを裏から支える存在だ。

    当然、そいつもアイドルとファンの為に尽力していた。」


友紀「うんうん」


モバP「しかし、年頃の女の子というのは、恋に憧れるものらしくてな・・・

    そいつの担当アイドルの目には、自分に尽くしてくれるプロデューサーが、

    「異性」として、とても魅力的に見えたらしい」


友紀「・・・え?」


李衣菜「まさか・・・」


モバP「そう。そのアイドルはプロデューサーに恋をしてしまったんだ。

    いつの間にかそいつは、ファンの為に、ではなく」



モバP「プロデューサーの為に、アイドルをやるようになってしまった」



李衣菜「うわ・・・」


友紀「最悪じゃん・・・」



モバP「そのアイドルはライブ前のたびに「プロデューサーさん!見ていてください!」と念を押し、

    ライブ中には、舞台袖にいるプロデューサーに過剰に視線を送るようになり
    
    ライブ後のたびに「プロデューサーさん!どうでしたか?」と駆けつけるようになった。」



モバP「そんなことが続くうちに、プロデューサーは気づいたんだ。」



モバP「自分の担当アイドルが、もうファンに尽くすアイドルではないことを」



友紀「・・・・・・」



モバP「心のどこかでは、ファンに感謝する気持ちがあったかもしれない」


モバP「だが、アイドルの枕詞には必ず「プロデューサーの為に」があった」



モバP「皮肉なもんだよ。アイドルとファンの為に尽力していたのに、


    ファンを蔑ろにする結果になってしまったんだから」




李衣菜「そんな・・・」



モバP「プロデューサーは絶望したんだ。そういうアイドルに育ててしまった自分自身に」


モバP「心が折れ、泣き崩れたそいつの顔は今でも覚えてるよ・・・」


李衣菜「・・・・・・」


友紀「・・・・・・」


モバP「俺は誓った。絶対にプロデューサーの為のアイドルなんか育てないって」



モバP「アイドルはプロデューサーの為に、なんて絶対あってはならないってな」



李衣菜「プロデューサーさん・・・」



友紀「・・・大丈夫だよ」


モバP「?」


友紀「あたしは、そんなアイドルにならないから」


モバP「友紀」


友紀「あたしって、野球観戦が大好きでしょ?で、アイドルになるまではファン側の人間だったんだ」


友紀「だから、アイドルを応援するファンの気持ちが凄く分かるんだよ」


友紀「そして、初めてファンから歓声や笑顔を贈られる立場になったとき、とても嬉しかった」


友紀「ファンが、掛け替えのないものなのは、野球もアイドルも一緒なんだって、気付いたんだ」



友紀「だから、安心してよプロデューサー!これからもファンの心に特大ホームランを届けるからさ!」ニカッ



モバP「そっか・・・お前は、そうだよな・・・」



李衣菜「私もです。プロデューサーさん!」


李衣菜「私は、私のロックに着いてきてくれるファンの人達が好きです!」


李衣菜「失敗しても、ドジっても、泣きじゃくっても、頑張れって言ってくれる皆さんが好きです!!」


李衣菜「ファンの笑顔も、歓声も、ファンレターも、コールも大好きです!!」


李衣菜「そして、そんな私を支えてくれる、プロデューサーさんは、最高の相棒だって思ってます!」


李衣菜「だから、これからもファンの皆さんの為のプロデュース、よろしくお願いします!!」ペコリ


モバP「ははは。お前は最初から心配してないよ。ていうか二人共な」



李衣菜「へへへ。・・・そういえば、プロデューサーさんは何でプロデューサーになったんですか?」


友紀「あ、それ、あたしも聞きたい!」


モバP「そういえば、話したことなかったな・・・」


友紀「ひょっとして、アイドルと合法的にイチャつきたかったからとか~?」



モバP「・・・ざけんな。俺はアイドルを恋人にしたくてプロデューサーになったんじゃねえよ・・・!!」ギロリ



友紀「じょ、冗談だよ!プロデューサーに下心が無いのは分かってるから~!」タジタジ


李衣菜(今のは擁護できないな~・・・)



モバP「全く・・・いや、別に大した理由じゃないよ」



モバP「昔、あるアイドルのドキュメント番組を見たんだ」


モバP「アイドルが、挫折して、必死に努力して、這い上がって、輝いて、ファンに感謝して」


モバP「プロデューサーが必死に走り回って、仕事をとってきて、アイドルを裏から支えて・・・」


モバP「そして、アイドルは大きいライブでファンからの歓声を聞き、サイリウムの光を見て、涙を流し」


モバP「プロデューサーは、成長したアイドルを舞台袖から泣きながら見るんだ」


モバP「俺は凄く感動したよ。こんな素晴らしい仕事がこの世にあるんだって」


モバP「ファンをどこまでも愛するアイドルを育てて支えたいって思ったんだ」



李衣菜「・・・・・・」


友紀「・・・・・・」



李衣菜「へへへ」


友紀「あはははははは!」


モバP「な、なんだよ」


李衣菜「いえ、おかしくて笑ったんじゃないんです」


友紀「ただ、思ったんだ!」


モバP「・・・?」








ゆきりーな「プロデューサー(さん)と会えて良かったって!」










                         
                         おわり



以上です。人選は、Pに恋してないアイドル代表ということで(笑)

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