【ワールド】 ボーダーの恋愛事情 8 【トリガー】 (1000)

ネタありがとうございます

少ないけど投下しますねー



【玉狛支部・33】



遊真「ほほう、ハロウィン……」

烏丸「そうだ」

遊真「よく見かけるカボチャはそういうあれなのか……」

烏丸「お菓子をくれない相手には何でも命令していい日なんだ」

遊真「……え? ウソだよね」

烏丸「本当だ」

遊真「いや、ウソ……」

烏丸「本当だ」

遊真「とりまる先輩……」

烏丸「本当だ」




小南「こら! あんたまた何変なこと吹き込んでんのよ!」

烏丸「小南先輩かわいいなって話してたんすよ」

小南「な……!?」ビクッ

烏丸「ウソですけど」

遊真「ウソだぞ」

小南「むかっ!!」





迅「そういえば今日はハロウィンだな~~」

修「あ、迅さん。お疲れ様です」

迅「そういう訳でお菓子(ぼんち揚げ)あげよう」

修「どうも……」






迅「……ところでメガネくん」

修「はい」

迅「メガネくんは『据え膳食わぬは男の恥』って言葉どう思う?」

修「な、なんですか急に……」

迅「いやいや。ほんの好奇心だからテキトーに答えてくれていいよ」

修「……そうですね、別にどうとも思わないです。ていうか思った事がないので……」

迅「ほほう……じゃあレイジさんは?」

レイジ「腹一杯だったら食えないのは仕方ないだろ」

迅「なるほどね~」

レイジ「?」





【ボーダー本部】



遊真「そういう訳で本部に来たぞ」

修(ぼくは特に用はないんだけどな……)



緑川「あ! 遊真先輩に三雲先輩!」



遊真「よーミドリカワ」

修「おはよう」

緑川「ねー二人とも! トリックオアトリート!」

修「……これ、迅さんから渡されたぼんち揚げなんだけど」スッ

緑川「ホントに!? やった―――!!」






米屋「……お、チビ二人にメガネくんじゃん」

出水「よー」

修「お疲れ様です」ペコッ



緑川「ねー二人とも! トリックオアトリート!」

米屋「お、やるか?」

緑川「トリックオアトリート!」

米屋「なぁ出水! トリックオアトリート!」

緑川「トリート!!」


出水「え、何そのテンション……」





修「先輩方はどこへ?」

出水「あぁ、暇だからB級ランク戦の昼の部見に行こうと思ってな」

修「えっと、今日は確か……」

遊真「かげうら先輩とにのみやさんとイコマさんのとこだったっけ」

米屋「おめーらも来るか?」

緑川「行く行く!」

遊真「いきます」≡3≡

米屋「じゃあ急ごうぜ。席取られちまう」






【ランク戦会場】



桜子『さぁB級ランク戦昼の部! 今日もわたくし武富桜子が実況を務めさせていただきます!』

桜子『解説席には諏訪隊の諏訪隊長、暫定S級の三雲香澄さんにお越し頂きました!』


諏訪『うっす』

香澄『どうも』


<ワアァァァァァ!



緑川「うわー諏訪さん解説できなさそー」

米屋「言ってやろ」

出水「空閑、どこに賭ける?」

遊真「ふむ……個人的にはかげうら先輩に勝って欲しいな」



修(もういいや。突っ込まない事に決めた……)






桜子『今日はハロウィンという事で、実は全隊員のトリガーにちょっとした細工がしてあります』

諏訪『あー……なんかそんなこと言ってたな』

桜子『ぶっちゃけると換装したらハロウィンの仮装になります』

諏訪『コスプレとか誰得だっつーの』

桜子『弧月→箒、スコーピオン→杖、バッグワームは本日限りオレンジ色になります!』

諏訪『目に毒だな。このタイミングでランク戦とか運悪すぎだろ』




出水「オレンジのマント羽織った二宮さんとか見ただけでベイルアウトする自信あるわ」

米屋「箒振り回すイコさんも相当ヤバイだろ」

遊真「杖二刀流のかげうら先輩はそれはそれで見たいな」




桜子『それではお二人に見所を教えて頂きましょう!』






香澄『……そうね。やっぱりカゲくんと生駒くんのトップ攻撃手対決かしら』


香澄『特にカゲくん達のペースに持っていかれないよう乱戦をどう避けるか。ゾエくんをいかに早く落とすかね』


香澄『あと、中距離戦はまーくんがいるからユズルくんと隠岐くんでどれだけ釣れるかが問題かしら。ぶっちゃけ二人で協力するのもありだと思うわ』


桜子『やはりそれだけ二宮隊長は脅威だと』

香澄『そうね』



諏訪『……』



香澄『……諏訪くん? どうしたの?』

諏訪『いや、なんでもねぇっス』



中途半端&少なくて申し訳ないけど今日はこの辺にしときます。

(多分ランク戦の描写は)ないです
今日は無理そうなので明日あたりに投下しますね


遊真が無感情で相手を攻撃できるってのはよねやんも淡々としてて相手を巧く殺す為だけの動きだって表現してましたね
東のおっさんはデフォでヤバい……ヤバない?

信じられるか?
荒船さん泳げないんだぜ、あの顔で

それに犬が怖いんだぜ?あの頭で

>>62
奥寺「ヤバいな」
コアラ「ヤバいっす」
東「2万回殺しました(ニッコリ)」

>>66 >>67
その苦手克服メソッド放置で
PAR大量生産目論んでいるんだぜ、あの顔で

遠大だな(くるせん

どうやら世話焼きマスターみかみかと(自称)恋愛マスター仁礼光の出番ですね……

そろそろ投下します
(今回も少)ないです




【ランク戦会場・②】



二宮隊:3点

影浦隊:2点

生駒隊:2点

(複数チーム生存の為 生存点なし)



桜子『――さぁ、という訳で以上の結果になりましたが』

香澄『見応えある試合だったわね』

諏訪『そーっスね』




米屋「おもしろかったな」

緑川「だね」

出水(二宮さん合成弾作んの速くなったなー)





諏訪『つーかこの試合もログ残んだろ?』

桜子『ですね』

諏訪『コスプレ合戦が記録に残んのか……完全に黒歴史じゃねーか……』

香澄『来年も楽しみね』




遊真「ちょっとかげうら先輩に会ってこようかな」

米屋「やめとけやめとけ。多分機嫌わりーぞ」

遊真「面白かったよって伝えるだけなのに?」

出水「火に油じゃね? それ」

米屋「イコさんは楽しんでたから平気だろーけどな」





太刀川「おい出水ー! い――ず――み――!!」



緑川「あ、太刀川さんだ」

米屋「うっす」

出水「どうしたんすか?」



太刀川「え――――――っと、なんだっけ、あれ。ほら……」

太刀川「と、と…………あ、トップアスリート! そうだトップアスリートだ!」

太刀川「つー訳で餅よこせ! 別に出水じゃなくてもいいぞ!」



出水「年下にたかりますか普通!?」

緑川「しかも微妙に間違ってない?」

米屋「それな」






※結局遊真を含む四人と太刀川さんはブースに行きました。





修(取り残された……なんか最近こういうパターン多いような気がするな……)


修(……)


修(どうしよう)


修(……)


修(……あ、そうだ。木虎に稽古つけてもらいに行こうかな?)


修(ヒュースも加入した事だしもっともっとスパイダーに慣れておいた方がいいし……)スタスタ





【嵐山隊作戦室】



『収録の為 本日10/31は終日不在です』




修(……そうなのか。流石嵐山隊だな)


修(となると……どうしよう……)


修(……支部に戻るか)スタスタ




熊谷「あ、いたいた」

那須「こんにちは。修くん」



修「あ、どうも。お疲れ様です」ペコッ






太刀川「なぁ良いだろくま! もーぎーせん! もーぎーせん!」

熊谷「ちょっ……もう! 着いてこないで下さい!」



修(太刀川さんもいる……あれ? ついさっきまで空閑たちと一緒じゃなかったっけ?)



太刀川「よう三雲、さっきぶり」

修「どうも……」ペコッ




太刀川「もーぎーせん! もーぎーせん!」

熊谷「わ、分かりました! 分かりましたから少し待って下さい!!」

那須「……」フフッ






【ボーダー本部】



太刀川「……」←正座して待機中







熊谷「待たせちゃってごめん、三雲くん」

修「いえ」

熊谷「……ていうか話変わっちゃうんだけど嵐山隊の隊室前で何やってたの?」

修「実は木虎に特訓してもらおうかと思ってたんですが、今日は収録があるらしくて……」

熊谷「ふーん、流石嵐山隊だねー」


那須(……)






那須「……ねぇ修くん、木虎ちゃんがいないなら私と特訓しない?」

修「え? 大丈夫なんですか?」

那須「うん。くまちゃんが太刀川さんに連れていかれちゃうと私も結構暇になるの」

熊谷「えっ」

熊谷(逃げようと思ってたのに……)



修「じゃあ……よろしくお願いします」ペコッ

那須「うん。……それじゃくまちゃん、頑張ってね」



熊谷「えぇ……」




太刀川「――話終わったか? 模擬戦すっぞ!!」



少ないけどこの辺にしときます。
次回、修vs那須さん

お好み焼きパーティに犬飼先輩呼ばれてないの可哀想(棒読み)

そろそろ投下していきますねー




【個人戦ブース】



那須「いつも通り個人ポイントの移動は無しでいいわよね?」

修「はい」



『転送完了』



修「―――よろしくお願いしま




那須「あっ」 ←魔女の仮装(露出多め)




修「あ……」






修(そ、そういえばそうだったな……忘れてた……)


那須「……え? 何これ……?」アタフタ


修「……」


那須「……あ、あまり見ないで……///」


修「ごめんなさい!」


那須「……」モジモジ





修「……で、でも似合ってますよ」


那須「…………あ、ありがとう…」








那須玲  × ○ × ○ ○

三雲修  ○ × ○ × ×



オッサムは衣装何だったんだろ

修ならミイラ男か吸血鬼じゃね
つか那須さんの負けはパンツ見えそうになって躊躇ったところでシールドが間に合わなかったとかだな(確信)




【那須隊作戦室】



修「……聞いた話だとランダムでハロウィンの仮装状態で換装されるらしいです」

那須「そ、そうなの? 道理で……」

修「今日一日だけらしいですね」

那須「……あなたの仮装も見たかったわね」

修「勘弁して下さい……」

那須「ふふっ。……はい、コーヒー」

修「ありがとうございます」






那須「……そういえばあなたはあれ言わないの?」

修「あれ?」

那須「ほら、ハロウィンの合言葉」

修「トリックオアトリートですか?」

那須「意味は知ってる?」

修「お菓子をくれないとイタズラをする……でしたっけ?」

那須「えぇ」

修「でもお菓子くれないだけでイタズラっていうのも結構理不尽ですよね……」ハハ…

那須「そうかしら?」クスッ



修はタマコマだから変化なし?

>>108>>110>>113
ランダムで換装なので単に運が良かった感じですかね(後付け)




那須「……ねぇ修くん」

修「はい?」

那須「私ね、お菓子用意してないの」

修「? …はい」

那須「いたずらする?」

修「えっ」

那須「……したい?」

修「え!? い、いえ……そんな事ないですよ!! お菓子くらい気にしないですし……」

那須「……ふふっ。冗談よ」

修「びっくりさせないで下さい……」






那須「……ごめんね。本当は用意してるわ」

修「あ、そうなんですか?」

那須「はい。ハッピーハロウィン」

修「ありがとうございます――」スッ

那須「……」ヒョイ パクッ

修「……え」




那須「はい、どうぞ」



修「」



那須「うけとって?」ズイッ



修「な、なんでくわえてるんですか!?」






修(……お、落ち着け! キューブ化した千佳をアフトクラトルから守った時の緊張に比べれば……)


那須「……」スッ


修(な、なんで目を閉じるんですか!!)


那須「……」ズイッ


修(やばい! ち、近い……!!)


修(……)


修(くっ……! こうなったら指で取るしかない……!!)




修「――し、失礼します!!」サッ


那須「あっ…」






修「……」モグモグ

那須「……」

修「……」モグモグ

那須「……」

修「……」ゴクン

那須「……」

修「……」







那須「……今、指が唇に触れたわね」ニコッ


修「そ、そういう事は言わないでいいです……///」






【玉狛支部・34】



レイジ「……」ソワソワ



ガチャッ…



ゆり「ただいま」

宇佐美「あ、ゆりさんおかえりー」

烏丸「おかえりなさい」

小南「おかえり」

ゆり「はいはい。ただいま」

レイジ「お、おかえりなさい! すぐお茶の準備をします!」

ゆり「私も手伝うわ」






レイジ「いえ! ゆりさんの手を煩わせる訳には……」

ゆり「私と一緒じゃイヤなの?」

レイジ「そ、そんな事は!! 毛ほども!!」

ゆり「……どうしてもダメ?」

レイジ「いえ! よろしくお願いします!!」クワッ

ゆり「そう、良かった」ニコニコ






迅「……」ニヤニヤ

宇佐美「じ、迅さん何笑ってるの……失礼だよ……」プルプル

迅「いやそっちこそ」ニヤニヤ






【キッチン】


コポポポ…


ゆり「ねぇ、レイジくん」

レイジ「はい」

ゆり「今日はハロウィンね」

レイジ「そうですね」

ゆり「……」

レイジ「……」

ゆり「……トリックオアトリート」ボソッ

レイジ「!」




レイジ「……」フッ








レイジ「――そんな事もあろうかとお菓子の用意はしてあります!!」






ゆり「あ……うん。そうなんだ」

レイジ「はい!」

ゆり「……そっか。流石レイジくん」

レイジ「ありがとうございます。お好きなものをどうぞ」

ゆり「ありがと」

レイジ「いえ」





迅(レイジさんのあのドヤ顔www)

宇佐美(迅さんてば! もう……!)プルプル



陽太郎「なんで迅としおりちゃんはわらってるんだ?」



烏丸「……」ジーッ



陽太郎「なんでとりまるはさつえいしてるんだ?」






ゆり「……ねぇ、レイジくん」


レイジ「なんですか?」


ゆり「ちょっと屈んでくれる?」


レイジ「はい」スッ


ゆり「……」







ゆり「……イタズラしたかったなぁ」ボソッ


レイジ「え?」



今日はこの辺にしときます。
那須さんは修から手を出してくるまでひたすら誘惑する誘い受けスタンスですかね……
なお当の修のメンタルは処刑者より遥かに硬い模様

次は千佳ちゃん書いて終わる予定

10時前には投下できそうです




【玉狛支部・35】


ガチャッ……


林藤「おーっす」

遊真「ただいま~」


宇佐美「おかえりなさ~い」

千佳「おかえりなさい」

烏丸「あれ? 遊真も一緒なんすか」



林藤「あぁ。すぐそこで丁度会ってな」





ゆり「叔父さん、丁度お茶淹れたわ」

林藤「おぉいいね」

陽太郎「みんなでレイジのおかしをたべるぞ!」

林藤「ハロウィンだからって食べ過ぎんなよ?」

遊真「あ、そうだボス」

林藤「ん?」

遊真「トリックオアトリート」≡3≡

林藤「ほう、この俺にとは……なかなか言うようになったな。遊真」

遊真「こなみ先輩の修行の成果です」

小南「えっ」





林藤「……まぁちゃんと用意してんだけどな。ほれ」

遊真「おぉ、やった」

千佳「ありがとうございます」

林藤「ほらお前らも」

小南「あ、あたしたちは別に……」



烏丸「あざっす」

宇佐美「やったぁーいいとこのチョコだ!」

レイジ「いただきます」

陽太郎「こなみのぶんはおれが……」

小南「ちょっと待て! やっぱりあたしも食べる!」





【ボーダー本部】



修(……そろそろ支部に戻ろうかな)スタスタ



迅「よう」ニュッ



修「あ、お疲れ様です。迅さんもこっちに来てたんですね」

迅「つい今さっき着いたんだ」

修「そうなんですか」

迅「……で、メガネくん」

修「はい」

迅「『据え膳食わぬは男の恥』って言葉、どう思った?」

修「……非常にキツいです」

迅「はっはっは。そうかそうか」






迅「……でも正念場はこれからだ。頑張れよ」

修「? ……は、はい」

迅「じゃあまた後でな」

修「はい」


スタスタ…



太刀川「迅! じ―――ん!!」


迅「あれ、20歳組じゃん」


太刀川「ゼェ…ハァ…」

堤「ハァ…ハァ…ゲホッ…」

二宮「くそが……!」ギリッ


迅「皆して肩で息してどうs―――」ピクッ



迅(あっ……これアカン)






太刀川「助けてくれ!!」

堤「ヤバい……ヤバい……」ガタガタ

二宮「チッ……!」

迅「え~っと……ごめん。頑張って」スタスタ

太刀川「逃がすか!!」ガシッ

迅「えっ」

太刀川「こうなりゃお前も道連れじゃい!!!!」

迅「!?」

太刀川「はっはっはっはっはっは!」

迅「は、放してよ太刀川さん! ていうか二宮さんまで!?」

二宮「仕方のない事だ。大人しくしておけ」

迅「」






堤「すまない……本当にすまない……」

迅「ヤバいヤバいヤバい! ヤバいって! これ最悪の1歩手前だって!!」

太刀川「因みに誰が死ぬ?」

迅「全員だよ!!」



太刀川「ははは……」

堤「やっぱりそうか……」

二宮「……どんな人間でも未練は残るものなんだな」



迅「そんな悟り開いたような顔してないで放してくれないかなぁ……」










加古「……み~~つけた♪」






【玉狛支部・35】


ガチャッ…


林藤「よう。お帰り」

ゆり「お帰りなさい」

修「ただいま戻りました」ペコッ



林藤「……なぁ」

修「?」

林藤「……あ~~っと……まぁ、うん」

修「どうかしました?」

林藤「……その、なんだ。修よ」

修「はい」

林藤「取りあえず謝っとくわ。すまん」

修「え?」



少なくてすいません
次で終わります次こそ千佳ちゃんです

光ちゃんかわいいすねこれ

大して多くないけど投下していきますねー




【玉狛支部・36】



スタスタ…


修(……『すまん』って何の事だろう……)


修(そういえば先輩たちが見当たらないな。空閑も千佳もいないし……)






【修の部屋】



修(……気になるけど、まぁいいか)


ガチャッ…



千佳「あ、修くん」



修「あれ? 千佳……?」

千佳「おかえりなさい」

修「あぁ、ただいま」



修(なんだ、ぼくの部屋にいたのか……)






修「そういえば空閑たちはどこにいるか知ってるか?」

千佳「ううん」

修「そっか……」

千佳「上着、貸して? 掛けとくよ」

修「あ、あぁ。ありがとう」

千佳「……」ニコニコ

修「……」




修(……あれ? 今気付いたけど、千佳が着てるのぼくのパーカーじゃないか?)






千佳「……」ニコニコ

修「千佳、今着てるそれって……」

千佳「そうだよ。……ごめんね、勝手に借りちゃった」

修「……いや、構わないさ。最近寒いからな」

千佳「ううん、匂いを嗅ごうと思っただけだよ」

修「えっ……」

千佳「……」スーハースーハー

修「な、何をやってるんだ千佳……」

千佳「修くんの匂いを嗅いでるの」スーハースーハー

修「」






千佳「……」スーハースーハー

修「ま、待ってくれ! 一旦脱いでくれないか!?」

千佳「え……?」

修「頼む。脱いでくれ、千佳」

千佳「……お、修くんがそう言うなら……」

修(ほっ……)

千佳「……」ヌギッ

修(……)



千佳「……」ヌギヌギ



修「―――ちょっ、パーカーだけ! パーカーだけでいいから!! 何やってるんですか!!(敬語)」






千佳「……」ニコニコ


修(ど、どうなってる……? 明らかに千佳の様子がおかしい)

修(変わったところと言えば……)キョロキョロ



お菓子の包み紙『……』



修(ベッドの上に置いてあるあれくらいしかないけど……)




千佳「……修くん、修くん」チョンチョン


修「ん? ど、どうした?」




千佳「ちゅーしよっか」




修「」






修(こ、この感じ……まさか……!)ガサッ





原材料名:○○、△△、××、ブランデー、リキュール

アルコール度数:4%





修(――や、やっぱり!!)



千佳「それ…さっき支部長から貰ったの。すごく美味しかったよ」


修(謝ってたのはそういう事ですか支部長!!)


修「……それは……良かった、な」


千佳「うん。それじゃあちゅーしよっか」


修「」






千佳「こっち来て」

修「いや……待つんだ……」

千佳「じゃあわたしの方から行くね」

修「待つんだ!!」

千佳「……」



修(……ここを乗り切ればまた千佳は眠る。と思う。なんとか凌ぐんだ……)



千佳「修くん……今、生身だよね?」


修「え? あ、あぁ……そうだけど」


千佳「……」






千佳「トリガーオン」ブゥン


修「えっ」





千佳「……あれ?」←吸血鬼の仮装


千佳「なんだかいつもと違うような気がするけど…………気のせいかなぁ」


修「!」

千佳「……修くん」ヒタ…ヒタ…

修「ち、千佳! ちょっと待て! 」

千佳「?」

修「ほ、ほら、クッキーだ。これをあげるから―――」





千佳「お菓子をくれてもいたずらするよ」ニッコリ


修「……アッ、ソウデスカ……」



修はこの日、大事なものを失った―――(2回目)

ハロウィン編は以上です
尽きたんでまた書き溜めますね

王道の木虎ルート、本命の那須ルート、安心安ぜ…安全?な千佳ルート、さてどれになるのか…

>>231-232
書くとしたら最終回近くですかね?

10時くらいに投下予定です




【嵐山隊作戦室】


ウィーン


綾辻「おはようございまーす」



嵐山「おはよう」

時枝「おはようございます」

木虎「おはようございます」



綾辻「今日も寒いね」

木虎「そうですね。お茶淹れます」

綾辻「ありがとー」





嵐山「みんな風邪は引くなよ」

綾辻「もう秋だからねー」



時枝(……!)

木虎(……!)



時枝「……そういえば親戚からお茶菓子貰ったのでどうぞ」

嵐山「おぉ、ありがとう」

綾辻「やったー羊羮だ!」

時枝「どんどん食べて下さい」

綾辻「いただきまーす♪」






木虎「……どうぞ」コトッ

嵐山「すまないな。ありがとう」

綾辻「ありがと藍ちゃん」

時枝「……ありがと」

木虎「…………えっと、実は私も親戚からいただいたものがありまして」

嵐山「そうなのか」

綾辻「やったーお団子だ!」

木虎「どんどん食べて下さい」

綾辻「いただきまーす♪」





綾辻「今日は豪華だね」モグモグ

嵐山「食欲の秋っていうからな」



時枝(!)

木虎(ま、まずい……『秋』ってワードが出ちゃった……)



綾辻「うーん……私はどっちかって言うと芸術の秋かなぁ」



時枝(!!)

木虎(!!)

時枝(……木虎、流れを変えないと)

木虎(ですね)




木虎「……他には読書の秋とも言いますね」

綾辻「あ、そうだね」

時枝「勉強の秋とも言いますよ」

綾辻「秋って良い季節だねー」モグモグ

嵐山「そうだな」

綾辻「でもやっぱり芸術の秋が一番『秋』って感じがするなぁ」



木虎(!!)

時枝(!!)

木虎(せ、折角お菓子で『食欲の秋』の印象を強くさせたのに……)

時枝(諦めるのはまだ早いよ木虎。最後まで頑張ろう)





木虎「あ、綾辻先輩!」

綾辻「なぁに?」

木虎(もっと他の秋を堪能した方が―――)



綾辻「?」← 普段から成績優秀、普段から読書好き



木虎(―――って言おうとしたけど隙がない……!!)ガクッ


綾辻「どうしたの?」

木虎「いえ……」

綾辻「??」



木虎(……ど、どうするべきなの……!?)

時枝(……)






時枝「……綾辻先輩」

綾辻「なに?」

時枝「もっと食べて下さい」

綾辻「うん。遠慮なく頂いてるよ」

時枝「もっともっと食べて下さい」

木虎「そ、そうです! どんどん食べて下さい! なんなら私の分もどうぞ!」

綾辻「え?」

時枝「賢も今日はいらないとの事なので賢の分もどうぞ」

綾辻「い、いや……それは流石に悪いよ」






【嵐山隊作戦室】



綾辻(……よーし、今日の業務これで終わりっと)チラッ


15:30


綾辻(まだこんな時間かぁ……。 あ、そうだ)ガタッ


木虎「……綾辻先輩、どちらへ?」


綾辻「時間空いたし絵でも描きにいこうかなって」


木虎「え」

時枝(……)


綾辻(加賀美先輩に道具借りにいこっと)テクテク






【荒船隊作戦室】


ウィーン


綾辻「失礼します」

加賀美「あ、お疲れさまー」

綾辻「お疲れ様です」

加賀美「どうしたの?」

綾辻「キャンバスと絵具をお借りしたくて……」



荒船&穂刈&半崎「」



加賀美「いいよ。人物? 風景? 海景?」

綾辻「えっと……じゃあ人物画と風景画で!」



少ないけど今日はこの辺にしときます

隊員たちにトラウマを植え付けにいく綾辻さんをなんとかして足止めしようとする木虎&とっきーのお話

休載……だと……?


4~5レスですが投下しますね




【ボーダー本部】


ウィーン


迅「お疲れ様でーす」


林藤「忙しいところ悪いな、迅」

迅「いやいや」

忍田「では早速報告を頼む」

迅「了解。……まず嵐山隊は確定、A級B級でも個人でちらほら致命傷を受けるっぽいですね」

城戸「……」

忍田「……そうか……」

林藤「ヤバいな」






城戸「……では最悪の場合は?」

迅「……」



唐沢(……)

根付(……)ドキドキ

鬼怒田(……)ゴクリ…



迅「……城戸さんが、死ぬ」



唐沢「」

根付「」

鬼怒田「」

忍田「」

林藤「」

城戸「……」






根付「なんて事だ……なんて事だ……」

唐沢「根付さん、気を確かに」


城戸「……そうか」

迅「本当に最悪の最悪の場合だよ」


鬼怒田「だったら尚更見過ごせん! 綾辻本人に直接伝えて止めさせればよかろう!」

根付「そ、それは同意しかねますねぇ…」

鬼怒田「なにぃ?」

根付「皆さんも知っての通り彼女は人気があります。その理由にはそういったギャップが好きだという市民も大勢いるんです」

根付「そのギャップを殺してしまうとなると一般市民からの彼女への支持が僅かでも減る可能性が……ひいては嵐山隊の……」

鬼怒田「人の命が懸かっとるんだぞ!?」

根付「も、もちろん見過ごす訳にはいきません。ですが別の手を考えてみても……」





忍田「私は根付さんに賛成だ。隊員の個性は軽視するべきではない」

林藤「だな。俺ももう少し穏便な手があると思うけどな」

鬼怒田「ふん……」

根付「……」ホッ

唐沢「……だが死人を出す訳にはいかない。そうでしょう? 城戸司令」

城戸「……そうだ」

迅「ちなみに嵐山隊は他の事に意識を向けさせる手を使うつもりだよ」

忍田「なるほど……」





忍田「ならばそれを徹底させるべきか……?」

林藤「俺はそれに賛成かなー」

唐沢「自分も」

根付「では私も……」

鬼怒田「仕方あるまい」

林藤「城戸さん?」

城戸「……」

林藤「……って訳だ。迅、方法はお前に任せる」

迅「了解了解」





鬼怒田「……それでも止まらん時は?」

城戸「その場合は天羽を使う」


根付「」

鬼怒田「」



林藤(……もしかして城戸さん少し焦ってる?)

忍田(かもな……)


毎回少なくて申し訳ないです
今日はこの辺にしときます

長期休載ってマジですか……(溜め息)

少ないけど投下します(溜め息)




【ボーダー本部】



綾辻「えっと……」テクテク

嵐山「外には出ないのか?」スタスタ

綾辻「最初は本部のみんなを描こうかなって」



生駒「すんませ~~んサイン下さい……って准ちゃんと綾辻ちゃんやんけ!」



嵐山「よう。お疲れ」

綾辻「お疲れ様です」



生駒「なんや芸能界の方々かと思うたわ。……いやあながち間違ってへんやん!」

水上「なんやねんその絡み」






嵐山「……水上も。おつかれ」

水上「お疲れ様です。お二人揃ってどっか行かれる感じですかね」

嵐山「あぁ、遥が人物画描きたいって言うんだ」

綾辻「芸術の秋ですから」ニコッ

水上「な、なるほど……」



生駒(……え? ヤバない?)

水上(ヤバいですわ)



綾辻「もし良かったら最初はお二人を―――」



生駒「すんません間に合ってます。ホンマに申し訳ない」

水上「お疲れっした」



綾辻(あ、行っちゃった)





【個人戦ブース・③】



米屋「ひゃっは―――!!」

緑川「おりゃぁぁぁ!!」



嵐山「……やってるな、二人とも」



出水「お、嵐山さんと綾辻じゃん」

米屋「ブースに二人で来んの珍しいっすね」

緑川「嵐山さんバトろーよ!」



嵐山「あぁ。また今度な」





嵐山「おまえたち暇か?」

米屋「まぁランク戦するくらいには」

嵐山「ちょうど良かった。遥の絵のモデルになってくれないか?」



米屋「えっ」

出水「Oh…」

緑川「いーよ!」



嵐山「そうか、助かる」

綾辻「ありがとう」






米屋(てめーこのバカ! なにソッコーで受けてんだよ!!)

緑川(え? だって描いてもらうだけなら良くない? そりゃもちろんカッコよく描いて欲しいけど)

出水(あれ、お前知らない感じか)

緑川(何が??)

出水(実は―――)



嵐山「どうした?」



出水(うっ……)

米屋(アカン)



出水「すんませんおれ用事ありました!!」ダッ

米屋「オ、オレも!!」ダッ






緑川(二人とも逃げちゃった……なんだったんだろ?)

嵐山「じゃあ緑川、好きなポーズでも決めておいてくれ」

緑川「うん!」

綾辻「すぐ準備するね」

緑川「ちゃんとカッコよく描いてよ!」



綾辻「うん。任せて」ニコッ










※無事トラウマになりました。


少なくてすいません
次の次くらいで終わります
明日も来れたら来ますねー

投下しますねー



【鈴鳴第一・⑫】



木虎「……失礼します」ペコッ



村上「……木虎?」

来馬「珍しいね。どうしたの?」



木虎「今先輩はいらっしゃいますか」



来馬「うん。いるよ」

村上「ちょっと待ってろ」





今「……え? どうしたの?」

木虎「実は先輩にお願いがあります」

今「な、なに?」

今(木虎さんが私に? なんだろう……??)

木虎「その……お、お菓子を作っていただきたいのですが……」

今「え?」

木虎「実はかくかくしかじかで……」

今「え゙……それ本当?」

木虎「はい。ですが私の力では綾辻先輩を止める事は出来ません」

木虎「……あの人の意識を割く事が出来るお菓子が必要なんです。なのでこちらに伺いました」

今「えぇ……」





今「……で、でもお菓子はあんまり作った事ないよ?」

木虎「それでも今先輩が適任だと思いました」

今「頼ってくれるのは嬉しいけど……」

木虎「種類は問いません。お願いします」



村上(なんでしょうかね、この会話)

来馬(はは……)



木虎「……どうか、お願いします」ペコッ

今「うーん……じゃあそこまで言うならやってみるけど。 あんまり期待しないでね」

木虎「ありがとうございます!」

今「ちなみに期限は?」

木虎(犠牲はなるべく抑えないといけないし……)






木虎「……10分以内でお願いします」

今「いやそれは無理!!」




【風間隊作戦室】


ウィーン


時枝「失礼します」


三上「あれ?」

風間「……時枝」


時枝「お疲れ様です」ペコッ


風間「珍しいな」

三上「座ってて。今お茶淹れるから」

時枝「いえ、おかまいなく」




風間「……察するに綾辻の件か」

時枝「! ご存じだったんですか」

風間「ついさっき迅から連絡が来た」

時枝「なるほど」

風間「木虎の方は鈴鳴に行っているらしいな。勝算はあるのか?」

時枝「……それは……」

風間「過去3度ほど緊急脱出した身から言わせてもらうが、生半可な手では太刀打ちできないぞ」

時枝「……分かっているつもりです」



三上「お待たせしました……って、あれ? 何の話ですか?」





~状況説明後~




三上「もうそんな季節かぁ……(遠い目)」





時枝「お願いします」

三上「……ごめんね。でも多分無理だと思うよ」

時枝「……」

三上「この前はいいとこのどらやきでも止められなかったから」

時枝「……」

三上「簡単なのだったら作れるけど、プロが作ったお菓子には流石に届かないと思う」

時枝「それでも、お願いします」

三上「……」

時枝「……」

三上「……」






三上「……うん、分かったよ。やってみる」

時枝「ありがとうございます」





【ボーダー本部】



綾辻「できた!」

嵐山「個性的だな!」


綾辻「できた!」

嵐山「独創的だな!」


綾辻「できた!」

嵐山「前衛的だな!」




屍の山 < 『……』





佐鳥(ヤバいヤバいヤバいヤバい!! 何やってるんだあの二人!?)ガタガタガタガタ




東(なんだこの状況は……)


綾辻「東さん、こんにちは」

嵐山「お疲れ様です」

東「あ、あぁ……お疲れ」

綾辻「今お時間ありますか?」

東「あぁ」

綾辻「じゃあモデルになってください!」

東「え?」

嵐山「お願いします」

東「……」





東「……すまない。そういえば忍田さんに呼ばれていたのを忘れてた」

綾辻「えっ……」

嵐山「そ、そうなんですか」

東(くっ……この二人を騙すのは心が痛む……)


東(……ここは……)キョロキョロ



東(……あ)チラッ

佐鳥(あっ)チラッ



東「なぁ、二人とも」

綾辻「はい」

嵐山「はい」





東「向こうで佐鳥が描かれたそうに見てるぞ」


佐鳥「」


(今さんとみかみか出したかっただけ)

今日はこの辺で。
次で終わりますね




【ボーダー本部】



辻「……」スタスタ



小夜子「……」テクテク



ドンッ



小夜子「ひゃっ!?」ドテッ


辻「あっごめんなさ……」


小夜子「!!」ビクッ


辻「!!」ビクッ


小夜子「……ぁ……ぅ……」


辻「ゴ、ゴメンナサイ……アハハハハ……」






嵐山「……辻、それに志岐さん。おつかれ」

綾辻「二人ともおつかれ~~」


辻「」

小夜子「」



嵐山「珍しい組み合わせだな」

綾辻「あ、そうだ。……ねぇ二人とも! 一枚描かせて!」


辻「エッ」


綾辻「ほら、もっと寄って寄って!」




辻(ウワァァァァァァァァ――――――ッッッ!!!!)

小夜子(ホワァァァァァァァァ――――――ッッッ!!!!)



さよこのけいかいどが92から96になった!▼
つじちゃんのけいかいどが90から93になった!▼

そろそろ投下しますね




【ボーダー本部】



柿崎「おぉ、嵐山に綾辻」

照屋「お疲れ様です」

歌川「どうも」

熊谷「お疲れ様です」


嵐山「おつかれ」

綾辻「お疲れ様です」


柿崎「お前ら二人だけか?」

熊谷「珍しいですね」






嵐山「そっちの集まりは……」

柿崎「あぁ、バスケの面子集めてんだ」

嵐山「なるほど」

柿崎「スポーツの秋だからな。まだ足りねぇしお前らもどうだ?」

嵐山「折角の誘いで申し訳ないが今日は別件があるんだ」

綾辻「そうなんです」

柿崎「別件?」

綾辻「はい。みんなで1枚どうです?」ペラッ



柿崎「え……」

照屋「あっ」

熊谷「やばっ……(小声)」

歌川(Oh……)





綾辻「じゃあそこに並んでください」

柿崎「ま、待て!」

綾辻「?」

柿崎「……」

嵐山「……柿崎? どうした?」

柿崎「ダメだ……それだけはダメだ」

綾辻「え?」

柿崎「……バスケするぞ」

嵐山「いや、すまないが今回は……」






柿崎「――いいからバスケするぞ!!」クワッ

嵐山「」ビクッ





照屋「そ、そうですね。スポーツの秋ですから」

熊谷「そうそう! たまには生身で身体動かさないとね!」

歌川「お二人を合わせて6人ですからあと4人ですね。えっと北添先輩と米屋先輩、それと緑川あたりを呼んで……」

熊谷「OK、あたしも手伝うよ」


柿崎(こいつらを……ていうか綾辻をこれ以上野放しにはできねぇ! 俺たちが食い止める!!)





綾辻「あ、そうだ。それならバスケットボールしてるみんなを描くのも良いかも」

嵐山「そうだな、それは良さそうだ」



柿崎「」






柿崎「綾辻! いいからお前も運動しろ!!」クワッ

綾辻「え」ビクッ

嵐山「おい、さっきからどうしたんだ?」

柿崎「だってお前あれだろ! 正直に言うと運動に関してはあれな部類だろ!」

綾辻「?」



熊谷(もうなりふり構わずだね)

歌川(ですね……)




嵐山「いや待て、そんな事はないぞ」

柿崎「あ?」

嵐山「遥はもともと体力は結構あったけど最近はもっとスタミナ増えてきたからな」

綾辻「そうですよ柿崎さん」



柿崎「…………そうかよ……」





嵐山「……でもどっちにしろ面子が足りないな」

柿崎「最低でも10人だからな」

嵐山「あ、それなら唐沢さんはどうだ? ラグビーやってたらしいから運動神経良いんじゃないか?」

綾辻「忍田本部長も沢村さんも体力ありますし……」

嵐山「忙しいだろうが誘ってみるのもありだな」

綾辻「それじゃあ早速―――」

柿崎「……待て!」

嵐山「ん?」



柿崎「お、お前ら上司まで巻き込むつもりか!?」

嵐山&綾辻「??」



結局みんなでバスケ→とっきー木虎が今さんとみかみかに依頼したお菓子を食べる→綾辻さん太る→カロリー消費の為にみんなでカラオケ

になる模様


次は微妙に連続しちゃいますが木虎予定です

辻ちゃん小夜子は警戒度が0になってもその次の段階で好感度が0から100までありますからね(投げやり)

22時くらいには投下できると思います




【嵐山隊作戦室】



嵐山「充、ここは……」

時枝「はい」

嵐山「賢、この書類を東さんに渡しておいてくれないか?」

佐鳥「りょーかいっす!」

嵐山「遥、ここの解析結果なんだが……」

綾辻「?」

嵐山「あ、木虎。そういえば……」



木虎「……」






嵐山「木虎?」

木虎「……は、はい。なんですか?」

嵐山「報告書のまとめをお願いしたかったんだが、どうかしたか?」

木虎「い、いえ……」

時枝「具合でも悪いの? 木虎」

佐鳥「気をつけろよ木虎、最近の風邪は拗らせるとヤバいからなー」

木虎「……」

綾辻「大丈夫?」

嵐山「気分が悪いなら無理はするな。報告書は俺がまとめておこう」

木虎「いえ、大丈夫です。私がやります」






【談話室】


木虎(思わず逃げて来ちゃったわ)ハァ…


木虎(あんなの今に始まった事じゃないのに……)


木虎(……それに今さら過ぎるし私から言うのはなんだか負けた気もするわ)




修「おつかれ。木虎」

木虎「あ、三雲くん」

遊真「おれもいるぞ」

千佳「……お疲れ様です」ペコッ

木虎「玉狛第二が揃ってどうしたの?」

修「いや、木虎を見掛けたから声を掛けようと思っただけだよ」






出穂「おーいチカ子ー! はやくー!」

ユズル「……訓練始まるよ」


千佳「あ、うん。いま行くよ!」


千佳「じゃあ行ってくるね」

遊真「おう」

千佳「失礼します」ペコッ

木虎「……え、えぇ」


千佳「また後でね、修くん」

修「あぁ、また後でな。千佳」



木虎(……)






木虎「……そういえば狙撃手は合同訓練だったわね」

修「あぁ」

遊真「今思ったんだけど攻撃手の合同訓練はないのか? 色んな人と戦えて面白そうなのに」

修(凄まじく派手な訓練の光景が浮かぶ……)

遊真「それはそうとキトラは何やってるんだ?」

木虎「報告書よ」

遊真「隊室でやらないのか?」

木虎「…………別に私の勝手でしょ」

遊真「ふむ、それもそうだな」

木虎「……」





影浦「――おい空閑ァ!!」


ザワッ…


修「!」ビクッ

遊真「あ、かげうら先輩。こっちこっち」

影浦「『こっちこっち』じゃねーよ! 遅れんなら連絡しろっつったろーが!!」

遊真「もうしわけない」


ガシッ!



影浦「こいつ借りてくぞ」ギロッ

遊真「≡3≡」



修「アッハイ…ドウゾ……」ビクッ






【談話室】


木虎「……あなたの周りは相変わらず騒がしいわね」

修「はは……」

木虎「……」

修「……」

木虎「……あなたは何か用はないの?」

修「あぁ、特には」

木虎「……」

修「あ、すまない。ぼくがいると集中できなかったか」

木虎「……別にそんな事ないわ」






木虎「……そういえば」

修「ん?」

木虎「あなたって空閑くんのこと苗字で呼んでるのね」

修「え? 急にどうした?」

木虎「別に深い意味は無いわ」

修「……まぁ、そうだな。言われてみれば空閑って呼んでるな」

木虎「どうして名前で呼ばないの?」

修「どうしてって言われてもなぁ」

木虎「彼はあなたのこと…………オ…オサ…………コホン。名前で呼んでるのに」

修「考えたことないな……でもぼくの中では何故か空閑は空閑って感じなんだ」






木虎「……じゃあ雨取さんは?」

修「ん? 千佳は昔から千佳だな」

木虎「那須先輩は?」

修「玲さん」

木虎「……」

修「?」

木虎「じゃあ…………わ、私は?」

修「木虎」





木虎「……」バキャッ

修(―――ボールペンが砕け散った!?)






修「ど、どうしたんだ木虎!?」

木虎「……別に……」

修「別にってことは無いだろ。手を見せてくれ。ケガはしてないか?」

木虎「大丈夫よ」

修「血が出てるじゃないか! 手当てしないと!」

木虎「こんなの別に……」

修「ダメだ。早く消毒するぞ」ガシッ

木虎「……う……」タジッ




修「全く……千佳といい自分のことはいつもいつも後回しにして……」ブツブツ


木虎(……空閑くんが彼のこと面倒見の鬼って言ってる理由が分かったわ……)



すいません中途半端だけど今日はこの辺にしときます。続きは多分土曜あたりになりそうです


ぶっちゃけ木虎は千佳と違って付き合い長い訳でもないしどっちかって言うと友人より師匠の立ち位置だから
修から愛称とかで呼ばれる事は無さそうだなって……

そろそろ投下しますねー




【数分後】



修「よし。終わったぞ」

木虎「……あ、りがとう」

修「かすり傷だけど掻いたりしないようにな」

木虎「こどもじゃないんだから分かってるわよ。 ……それにしてもあなた、準備も手際も良いのね」

修「レイジさんが教えてくれたんだ」

木虎「……納得だわ」

修「そういう木虎こそなんで急にあんなことしたんだ?」

木虎「ボールペンが老朽化してたのよ」

修「それは無理があるぞ……」






修「……木虎、もしかして何か悩みでもあるのか?」

木虎「……」

修「ぼくが力になれることなら言ってくれ」

木虎「……」

修「いつも木虎には世話になってるからな」

木虎「……」

修「な、木虎」

木虎「……」

修「木虎?」

木虎「……」

修「木と





木虎「―――あぁもう! 木虎木虎うるさいわね!!」クワッ

修「!?」






【談話室】



修(やっぱり集中できないから……って理由で追い出されてしまった)


修(……あれ、怒ってたよな? 次の試合の為にまた稽古つけてもらいたいし機嫌直してもらわないと……)










木虎(……またやっちゃった……)ハァ…






木虎(……)


木虎(雨取さんは……まだ分かる。昔からの付き合いみたいだし)


木虎(でも那須先輩は違う……もうお互いに名前で呼びあってる)


木虎(……)


木虎(べ、別に私も名前で呼んで欲しいとかそういう訳じゃないけど)


木虎(……)


木虎(……)




木虎(……こういうところがダメなのよね……)ドヨーン






木虎(でも嵐山先輩たちにも言える事だけど、今さら名前で呼んで欲しいとは言えないわ)


木虎(……どうすれば……)


木虎(……)


木虎(……)カキカキ



雨取さん←→三雲くん

那須先輩←→三雲くん



木虎(……)


木虎(……わ、分かった……!)ハッ


木虎(雨取さんも那須先輩も彼の事を下の名前で呼んでる……! つまり私も彼を下の名前で呼べば……!?)






木虎(……)スーッ


木虎(……)フーッ


木虎(……お、お、お……お、おっ……さ……)


木虎(……お…………む……)


木虎(……)


木虎(……)


木虎(……)




木虎(……無理ね)ウン






木虎(……なんで言えないのかしら……)


木虎(そんなタマじゃないでしょ私……)


木虎(はぁ……)


木虎(……)


木虎(……)


木虎(三雲くん)


木虎(……三雲くん)


木虎(三雲修くん。……フルネームなら問題なく言えるのに)






木虎(……試しに書いてみたらどうかしら……)


木虎(……)カキカキ





木虎(……)カキカキ


三雲


木虎(……)カキカキ


三雲 イ


木虎(……)








光「よっ!」ニュッ

小佐野「何書いてんの~~?」ニュッ



木虎「ぎゃ――――――!!!!////」グシャグシャグシャ





木虎「はぁ……はぁ……」


光「え? なに? どした!?」

小佐野「びっくりした……」

木虎「い、いえ……すみません……///」コホン

小佐野「何やってたの? 学校の宿題?」

木虎「……えっと……まぁ、そんなところです」

光「じゃあアタシが教えてやるよ! 見せてみ!」ヒョイ

木虎「あ゙っ……」

光「全くしょーがねーなぁ! こんなぐしゃぐしゃにしちまってよー!」ガサガサ




三雲 イ




光「お?」






小佐野「どしたの~?」

光「これ見てみ」ニヤリ


三雲 イ


小佐野「! ……ほほう」

木虎「ち、違うんです。これは決してそういう意味では……」

光「なんだよやっぱり好きなんじゃねーか!」ニヤニヤ

小佐野「どう? なんか進展あった?」

木虎「違います!!」

光「三雲って結構競争率たけーから頑張んないとな!」

木虎(……!)





木虎「……先輩方も知ってるんですか」

光「ん? 何が?」

木虎「……つ、つまり、彼が……その……」

小佐野「結構モテてるってこと?」

木虎「っ……! そ、そうです……」

光「知ってるっつーか……なぁ?」

小佐野「うん」

木虎「……」

光「まぁヒカリさんはみんなの味方だからな! 困ったらこのアタシを頼れよ!」

小佐野「飴あげるから頑張ってね~~」

木虎「……」



木虎(……はぁ……)



やっぱり木虎は呼べなさそうっすね……(諦め)

今日はこの辺で終わります

東さんのお悩み相談に対抗して恋愛相談室を作った光ちゃんとみかみかの話
相談者を待つのではなく自分達から押しかけていくスタイル

スレタイに恋愛事情ってあるわけだからここらで一度ボーダー内の恋愛事情を振り返る、カスミンと桜子と東さんのトリオで。

>>443
> 直接対決はスレの最終回近くらしいからまだ避けてチカちゃん那須さんキトラそれぞれが他二人に親密さを見せつける展開が見たい

防衛任務で修木虎那須さん千佳の野良チーム作ろう(提案)

遅くなってすいません
ネタ提供ありがとうございます

>>452まで繋ぎ的な感じで桜子・香澄さん・東さんで人気投票の結果発表でもやろうかと思います

本当にただの結果発表ですが
投下しますねー




【ボーダー本部】



桜子「さぁ! 今回もやってまいりました第二回人気投票結果発表の時間です!」


桜子「実況はわたくし武富桜子! 解説にはボーダーが誇るS級! 三雲香澄さんと天羽隊員に来ていただいてます!」



香澄「こんにちは」

天羽「……」

香澄「天羽くん、挨拶はちゃんとしなさい」

天羽「こんにちは」



桜子「そして特別ゲストは皆さんお待ちかねの東春秋さんです!」



東「……」


<ワァァァァ!





東(相変わらず凄い面子だな……)



桜子「投票総数は14433。なかなかですね」

香澄「そうね」

東「そうですね」

桜子「今回は複数投票→単数投票の順で発表させていただきますので」

香澄「ばっちこいね」

東「そうですね」

桜子「それでは1票を集めた130位からの発表です!」

東(え、まさか最初から全部紹介するのか?)







~中略~







桜子「では続いて第15位! ここから先は香澄さんによる記念品の贈呈があります!」

桜子「285票を集めたのはこの方々!」

桜子「敵は鳥籠へ! 那須隊隊長、那須玲さん!」


<ワァァァァ!


香澄「……あら、出てこないわね」

桜子「のはずだったんですが、今日は体調不良でお休みとの事ですね」

香澄「そうなの? 残念ね」

桜子「もう一人は……ジンジャーエールの何が悪い! 天然弾エリート二宮隊長です!」


<ワァァァァ!




< 「ニノさん笑顔笑顔ー!」



二宮「……」



< 「表情かてーぞ!」

< 「ポケットから手ぇ出せー!」



香澄「15位入賞おめでとう。まーくん」

二宮「チッ……別に誇れるような順位じゃないでしょう」

香澄「そんな事ないわ」

東「そうだぞ二宮。おめでとう。また焼肉でも行こう」

二宮「…………ありがとうございます」



桜子(頭上がらない二宮さんって珍しいなぁ)






桜子「続いて14位は……嵐山隊の変態、佐鳥賢さんです!」


<ワァァァァ!


佐鳥「ちょ、ちょっと桜子ちゃん! 狙撃手! 狙撃手ってのが抜けてるよ!!」


桜子「嵐山隊・狙撃手の変態、佐鳥賢さんです!」


佐鳥「そうじゃない!!」



東「まぁいいじゃないか佐鳥。お前はそのままが一番だと思うぞ」

香澄「そうね。天羽くんもそう思うでしょ?」

天羽「うん」


佐鳥「で、ですよねー……」





桜子「続いては第13位の発表です! 292票を獲得したのはこの方!」


桜子「ワガママは身体だけにしろ! 香取隊隊長・香取葉子さんだ―――!!」


<ワァァァァ!



香取「は?」イラッ

東「まぁまぁ」



桜子「因みに香取隊長は女性陣では三位、女性攻撃手の中では二位という好成績です!」



香取「当たり前でしょ。こんなの当然の結果よ」フン

天羽「そもそも女の攻撃手ほとんどいないけど」

香取「……何? 何か言いたい事あるワケ?」

東「まぁまぁ」






桜子「続いて12位の発表です! 294票を獲得したのはこの方!」


桜子「模擬戦で 単位がやばい 餅うまい  太刀川慶さんです!!」


<ワァァァァ!


太刀川「うっすー」


香澄「おめでとう」

東「おめでとう」


太刀川「どーも。これ何もらえんの? 餅?」


東「あぁ」

東(本当は忍田さんの仕込みで太刀川だけ参考書なんだが……)






桜子「続いて314票を集めた11位は―――」

桜子「――身体の大きさとトリオン量は比例しない! 玉狛第二・雨取千佳!!」


<ワァァァァ!


千佳「……」アタフタ


東「おめでとう」

千佳「あ、あのっ……どうも……」ペコッ

香澄「流石ね千佳ちゃん。私が見込んだ事はあるわ」

千佳「……いえ、わたしなんかが良いんでしょうか……」

香澄「えぇ。修も絶賛してたわ」

千佳「……//」テレッ





桜子「これからはトップ10に入ります!」


<ワァァァァ!


桜子「11位の雨取隊員とたった4票差の318票で10位をもぎ取ったのはこの方!」


桜子「歴代最速でB級に! 次は最速でA級だ! 玉狛の秘蔵っ子、ヒュース隊員!!」


<ワァァァァ!


陽太郎「はっはっは! おれがしこんだおかげだぞ!」

ヒュース「……茶番だな」




天羽(……あ、近界民の色だ)

香澄(あの子、近界民ね)





桜子「続いて第9位の発表です! 更に僅差の319票を獲得したのは……」


桜子「人というよりも機械! 本当に25歳か!? 東春秋だァァ―――!!」


東「えっ」



<ワァァァァァァァァ!!


< あーずーま! あーずーま!



東「」

香澄「凄い歓声ね。おめでとう東くん」

東「……ありがとうございます」






桜子「続いて第8位! 402票を獲得したのは……」

桜子「その顔で水泳と犬を怖がってるあんたが怖ぇよ! 荒船哲次だぁぁぁ!!」


<ワァァァァ!


荒船「おいこら普通に悪口吐いてんじゃねーぞ」


香澄「おめでとう」

東「おめでとう」

荒船「あ、どもっす」

香澄「次は銃手ね。頑張って」

荒船「……はい」


一旦この辺で区切りますね
荒船さん人気しゅごい

やっぱろっくんはイケメンやったんや
華さんはストイックかと思ったらミーハーなのが意外すぎィ
あと葉っぱTシャツ変わってたの残念っすね……

それじゃ投下していきますねー




桜子「続いて第7位の発表です! 7位は433票を獲得したこの方!」


桜子「近界民マジぶっころ☆ 城戸司令の懐刀! 三輪秀次だぁぁぁ!!」


<ワァァァァ!


香澄「……あら? また出てこないわね」

東(……)


< ざわ…ざわ…



米屋「ほら行けって秀次!」

三輪「押すな!」

米屋「照れんなよー」

三輪「照れてない!!」





東「秀次」

三輪「……東さん」

東「7位、おめでとう」

三輪「っ……あ、ありがとうございます」

香澄「ちゃんと睡眠は取ってる?」

三輪「……それなりには」

香澄「無理し過ぎないようにね。また焼肉でも行きましょう」

三輪「……はい」




桜子(頭上がらない三輪先輩って珍しいなぁ。 ……あれ? なんだかこの光景さっきもあったような……)




桜子「さぁ続きまして550票を獲得した第6位の発表です!」


桜子「小型かつ高性能! 昨日のポストは強かった! 風間蒼也さんです!!」


< ワァァァァ!


風間「……」

香澄「おめでとう」

東「おめでとう」

風間「ありがとうございます」

東「これからも頑張ってくれ」

風間「はい」


東(……主に太刀川への制裁役として)






桜子「さぁ次からはトップ5の発表です! トップ5ですよ!」


東「ここまでくると想像つかないですね」

香澄「楽しみね」


桜子「5位は580もの票を獲得したこの方!!」


桜子「援護も陽動もお手のもの! 『合成弾を生み出した天才』じゃない。『何でもできる天才』だ! 出水公平!!」


< ワァァァァ!



出水「ちょっと待て! おれそんなこと言ってねーぞ!?」



東「おめでとう」

香澄「おめでとう。いつも修が世話になってるわね」

出水「あ、いや、まぁ……はい」






桜子「続いて第4位の発表です! 775の票を集めたのはこの方!」


桜子「今シーズン平均3得点とエースの名を欲しいままにしている玉狛の超新星! ていうかまた玉狛か!! 空閑遊真ぁぁぁ!!」


< ワァァァァ!


遊真「≡3≡」

東「おめでとう」

遊真「どうもどうも」

香澄「おめでとう空閑くん」ワシャワシャ

遊真「オサムのおかーさんまで。どうもどうも」

香澄「得点王狙えそうね。頑張って」

遊真「がんばります」≡3≡




桜子「それではトップ3の発表です! 883票を獲得し三位に輝いたのはこの方!!」


桜子「自他共に認める実力派エリート! 多くは語るまい!おれのサイドエフェクトがそう言ってるのだ! 迅悠一だぁぁぁ!!」


< ワァァァァ!


迅「いや~~人気者は辛いね~~」ハッハッハ


香澄「おめでとう。迅くん」

迅「これはこれは、香澄さん」

香澄「修がいつも世話になってるわね」

迅「いえいえ」


迅(……相変わらずこの人の未来は視づらいな)






迅「よう天羽。お前まで来てるなんて珍しいじゃんか」

天羽「視えてなかったの?」

迅「まぁ五分五分だったからな」

東「……迅、おめでとう」

迅「どうもどうも。 ……あっ」

東「ん?」

迅「……」

東「どうした?」

迅「……」





迅「……今度行く時いつもより多目にお金持っていった方が良さそうだよ」ボソッ

東「え」






桜子「では続きまして1369票を獲得した第2位の発表です!」

東「ついに千の大台を越えましたね」

桜子「騙され女子校生(斧)! トリオン体の胸ちょっと盛ってないか!? 玉狛第一の小南桐絵だぁぁぁ!!」


< ワァァァァ!


小南「は、はぁ!? 盛ってないわよ!!」


東「お、おめでとう」

香澄「おめでとう」

小南「……まぁあたしにかかればこんなもんでしょ。ていうか実質1位だし」

香澄「あまり大きく設定し過ぎると生身に戻った時との落差で小さくなりやすいらしいわ」

小南「えっ!? そ、それほんと!?」

香澄「ウソよ」

小南「」






桜子「……さぁそんなこんなでついに来ましたね」

東「ですね」

香澄「誰が1位なのかしら。全然想像できないわ。気になるわね。本当に誰なのかしら」

東「……」


桜子「1498もの票を集め、栄えある1位に輝いたのは……この方!!」



桜子「『試験落ちた? じゃあ本部に直接乗り込めば良くね?』」

桜子「『有刺鉄線? ペンチでブチンでしょ』」

桜子「『訓練生はトリガー使用禁止? ほーん(ガン無視)』」

桜子「『黒トリガー二人が追手? まぁ生身で逃げ切れるっしょ』」




桜子「俺が守るのは組織のルールじゃない。俺自身のルールだ! 玉狛第二の三雲修ぅぅぅ!!!!」





< ワァァァァ!


修(な、なんだか酷い言われようだ……間違ってないのがアレだけど……)


< メーガーネ! メーガーネ!


修「……」


< メーガーネ! メーガーネ!



東「おめでとう」

修「あ、ありがとうございます」

香澄「おめでとう。私も鼻が高いわ」

修「……う、うん……」


光ちゃんて何気にオペの中だと2位なんですね
今日はこの辺にしときます

今さらだけど長期休載マジでつらいっすね……

もうすぐ投下始めます




【玉狛支部・37】



遊真「……すまんオサム、今日の防衛任務でられなくなった」

修「え? どうして……」

遊真「またエネドラッド関連できぬたさんに呼ばれた。緊急らしい」

修「そうか、なら仕方ないな」

遊真「すまん。誰か代わりを見つけとくから」

修「いや大丈夫だよ。それくらいぼくがやる」

遊真「かたじけない」






【ボーダー本部】



修(玉狛の先輩たちはみんな出られない、迅さんも連絡つかない。本部の誰かにお願いするしかないな)


修(空閑が抜けるとなると……やっぱり同じように近距離戦で戦える人が欲しい)


修(……)


修(……引き受けてくれるだろうか)



ウィーン



修「失礼します」





嵐山「よう三雲くん」

時枝「おつかれ」

修「お疲れ様です」ペコッ

木虎「……何か用?」

修「あぁ。実は木虎に聞きたい事があって……」

木虎「?」



修「……今夜、空いてるか?」



木虎「え」


嵐山(!)

時枝「」




木虎(お、落ち着くのよ! どうせ私の早とちりに決まってるわ!)


修「実はぼくたち今夜防衛任務なんだけど、訳あって人数が足りなくなったんだ」


木虎「ハァ……そんな事だと思った……」ボソッ

修「え?」

木虎「なんでもないわ。それで?」

修「あぁ、それで……木虎が加わってくれたらな、って思ってお願いしに来たんだ」

木虎「……そ、そう」

修「情けない話けど千佳と二人だけだと何かあった時に自信がなくて……」

木虎(……!)ピクッ

修「ど、どうだ? 予定が無ければ……」




木虎(……今日は『密着! 嵐山隊、心霊スポットへ!』の生放送があったわね……)


木虎「……三雲くん、残念だけど



時枝「―――あっ、そういえば木虎」



木虎「はい?」

時枝「今夜の件なんだけど、さっきプロデューサーさんから連絡あって撮影の都合上4人が限度らしいんだ」

木虎「え? そ、そうなんですか……?」

修(撮影??)

時枝「一人余るみたいだから木虎は三雲くんの方を手伝ってあげれば?」

木虎「!」





嵐山「……そうだな。それがいい」

木虎「で、でも……」

嵐山「今日は俺たちに任せておけ!」

時枝「……そうだよ。せっかく弟子が真っ先に師匠を頼ってきたんだから」

木虎「……」



木虎「……わ、分かりました。ではお言葉に甘えさせて頂きます」



修「ありがとう木虎! 助かるよ!」

木虎「……私より先にお礼を言うべき相手がいるでしょ」

修「そ、そうだったな……すみません、ありがとうございます。嵐山さん、時枝先輩」

嵐山「いやいや気にするな。こちらこそ木虎をよろしく頼むよ」



時枝(今までの木虎なら『別に三雲くんの為じゃないわ』とか言ってたのに……成長したなぁ)





【個人戦ブース】



木虎「……それで? 次は誰か攻撃手を見つけるつもり?」

修「あぁ。木虎の他にもう一人前線で戦える人がいると思ったんだけど……木虎はどう思う?」

木虎「どうかなって……そうね、近・中距離戦に強い人が良いと思うわ」

修「分かった。誰か探してくるよ」

木虎「行き当たりばったりね」

修「木虎はここで待っててくれ」

木虎「……分かったわ」






木虎(……)



『……せっかく弟子が真っ先に師匠を頼ってきたんだから』



木虎(……さっきの時枝先輩じゃないけど、これって三雲くんが最初に思い付いたのは私って事よね)


木虎(……)


木虎(……)ムズムズ


木虎(……)


木虎(……ふふっ……)







茜「――あれ? なに笑ってるの?」ニュッ


木虎「!!??」ビクーン!






当真「おめーら相変わらず無防備すぎんだろー」

古寺「い、いや流石に750mは無警戒ですよ!」

半崎「だるい」


ゾロゾロ…



修(……あ、狙撃手の人達だ。そういえば合同訓練だったな)


修(えっと……)キョロキョロ




奈良坂「……三雲」

修「あ、奈良坂先輩、お疲れ様です」ペコッ

奈良坂「一人でブースに来てるなんて珍しいな」

修「はい。ちょっと用事があって……」






奈良坂「用事?」

修「はい。実は……」カクカクシカジカ

奈良坂「……そうか。大変だな」

修「出来れば攻撃手で手が空いてる人がいればと……」

奈良坂「なら陽介に頼めばいい。暇だとか言ってたからな」

修「え? 本当ですか?」

奈良坂「あぁ。連絡先は知ってるか?」

修「あ、はい。ありがとうございます。連絡してみます」

奈良坂「あぁ」





修「良かった……米屋先輩なら千佳も木虎も文句ないだろう」ボソッ


奈良坂「……」ピクッ






修(早速電話しよう)

修「それじゃ奈良坂先輩、ありがとうございました」ペコッ



奈良坂「待て」



修「は、はい、どうかしましたか……?」

奈良坂「……やっぱり陽介はダメだ」

修「え?」

奈良坂「ダメだ」

修「えっと……そうなんですか?」

奈良坂「あぁ。……だが代わりにもう一人心当たりがある」

修「え? それって……」

奈良坂「本人から連絡させよう」

修「……は、はい、お願いします」



http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira124805.jpg

これ桃缶の桃?

>>561ですね

今日はこの辺にしときます

葉子ちゃんが入るとやばい(確信)
それじゃあ投下していきますねー




【玉狛支部・38】



宇佐美「お~い修くんや」

修「はい」

宇佐美「今夜の防衛任務の面子は集まったかい?」

修「はい。なんとか」

宇佐美「ほほう? どれどれ……」



玉狛第二 三雲修
玉狛第二 雨取千佳
嵐山隊  木虎藍
那須隊  那須玲



宇佐美「」ピシッ

修「?」





修「宇佐美先輩? どうしました?」

宇佐美「いや~~これはこれは……」

修「あ、戦力的には特に問題ないと思ったんですが……」

宇佐美「そうじゃなくてね、え~~っと……」

修「?」

宇佐美「……まぁ、アレだね。修くんハーレムだね」

修「!! い、いえ! ぼくは全くそんなつもりは―――」

宇佐美「……隅に置けないなぁ」ニヤニヤ

烏丸「まったく誰がそんな育て方したんすかね」

修「」






【防衛任務】



修「えっと……今日は手を貸していただいてありがとうございます」ペコッ


那須「ううん、困った時はお互い様だもの。……ね? 二人とも」

千佳「あ、はい」

木虎「……そうですね」


修「ありがとうございます」




木虎(……ていうかなんで那須先輩もいるのよ)チラッ


那須「……」ニコッ






修「宇佐美先輩、よろしくお願いします」

宇佐美『ほいほ~い、栞さんに任せなさい』


修「じゃあ……木虎」

木虎「……」

修「木虎?」

木虎「えっ、あ……な、何よ?」

修「指示を頼む」

木虎「え?」

修「え?」

木虎「……待って、私が隊長なの?」

修「あ、イヤだったか?」

木虎「そういう訳じゃないけど……」





木虎「こういう時は隊長の経験がある那須先輩か三雲くんが適任じゃないかしら」

修「そ、そうか…」

那須「私は修くんが良いと思うわ」

修「ぼくですか?」

千佳「わたしも……」

木虎「決定ね」

修「……分かりました」





木虎「…… 真 っ 先 に 私に頼るのは良いけど時と場合を考えなさいよね」

修「はは……それもそうだな。すまない」



那須(……)

千佳(……)





修「……じゃあ配置に付きましょう。玲さんは南西、木虎はここに待機。ぼくは南東に向かいます」


木虎「OK」

那須「分かったわ」


宇佐美『千佳ちゃんはアタシがマークした建物に向かってね』

千佳「はい!」



修「……千佳」

千佳「?」

修「気を付けるんだぞ」

千佳「うんっ」




木虎(……)

那須(……)





【防衛任務・②】



修「……」スタスタ


修(この辺りは問題なし……)スタスタ


修「木虎、そっちはどうだ?」


木虎『問題なしよ』


修「分かった」


木虎『……』


修「ん? どうした?」


木虎『……別になんでもないわ』


修「? ……あ、あぁ」





修「玲さん」


那須『なに?』


修「そちらはどうですか?」


那須『そうね、特に異常はないわ』


修「分かりました。では引き続きお願いします」


那須『フフッ……了解です。隊長』


修「……」



修(な、なんだかむず痒いな……)





ゴゴゴゴ……

バチバチッ…


修「!!」


宇佐美『みんな門(ゲート)来たよ! 修くんのすぐ傍!』

修「はい。見えてます!」


ズズズ…


修(バムスターが3体、バンダー3体、モールモッドが5……いや、6体!)

修(みんなが合流するまで待ってる訳にはいかない! ぼくが1体でも多く倒すんだ!)



宇佐美『千佳ちゃんはイーグレットで援護してあげて! 背の高いバンダーからね!』


千佳「はい!」






那須『待ってて、すぐ行くわ』

修「っ……は、はい!」

木虎『しっかり持ち堪えなさいよ』

修「あぁ、分かってる!」


ガキン!


修(くっ……! 正直モールモッド1体で手一杯なのに……!!)



バムスター「……」ズシンズシン



修(――ま、まずい! 行かせるか!!)キィン


修「アステロイド!」ドドドッ






【防衛任務・③】



修「……」シュゥゥゥ…


修(モールモッドがあと4体か……)シュゥゥゥ…

修(戦ってる内に射線が通らない場所まで来てしまった……しかも右腕を落とされた……!)シュゥゥゥ…



宇佐美『頑張って修くん! 千佳ちゃんも移動してるから!』



修「はい……!」シュゥゥゥ…





バチッ…


修「!」

宇佐美『あ』




ゴゴゴゴ…


修(ま、また門(ゲート)が開いた……!? しかもかなり多い……!!)


モールモッド「……」ドッ!


修「――ぐっ!?」ガキン!

修(う、動けない……!!)


モールモッドs 「「「……」」」ゴゴゴゴ


修(し、しまっ―――)








那須「―――変化弾(バイパー)」キィン




ドドドッ!


那須「遅れてごめんなさい」スタッ

修「れ、玲さん!」


モールモッドs 「「「……」」」ゾロゾロ


那須「修くんが受けた傷、まとめて返すわ」キィン…




ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!(ウェンさんにやったあれ)




修「」

那須「……」フゥ…



修(……なにこれすごい)






宇佐美『おぉ~! さっすがぁ!』

那須「残りは?」

宇佐美『今のところ大丈夫だね!』

那須「うん。了解」



那須「……大丈夫?」

修「はい。助かりました」

那須「隊長を助けるのが隊員の仕事だもの」フフッ

修「あ、ありがとうございます。……千佳も援護ありがとう」

千佳『ううん』







木虎(……出るタイミング逃しちゃった……)



一応3人ともバランスよく絡ませたつもり(小声)

今日はこの辺にしときますね
多分次の投下で終わります

もう少し経ったら投下していきますねー




【防衛任務・④】



修「……」

那須「傷は塞がったみたいね」

修「はい」

宇佐美『ほんとに危なかったよ~! 緊急脱出寸前だったんだから』

那須「……なら修くんは休んでて」

修「い、いえ! お願いしておいてぼくが休む訳には―――」

木虎「私も那須先輩に賛成ね」

修「木虎……」

千佳『わたしも』

修「千佳まで……」






修「……わ、分かりました。でも援護くらいはさせて下さい」

木虎「それで自分自身が緊急脱出してたら元も子もないわよ」

修「その辺は気を付けるよ」

木虎「本当かしら? あなたって頑固だから」ジトッ

修「うっ……」

那須「……とにかく私たちに任せて修くんは指揮を執って。ね?」

修「はい、分かりました……」

木虎「……」






木虎「……那須先輩の言うことは素直に聞くのね」ボソッ


宇佐美『(聞こえてるよー木虎ちゃん)ニヤニヤ』





【防衛任務・⑤】



修(……それから特に門(ゲート)が開くことはなく時間だけが過ぎていった)




那須「……それでね、その時くまちゃんが……」

修「はい」



※距離感

那須 修



木虎「……」ジーッ



木虎(……ちょっと那須先輩さっきから近すぎない?)



修「そうなんですか」ハハハ



木虎(三雲くんも特に気にしてないみたいだし……)






木虎(……)


木虎(……あんな風に積極的になるなんて私には出来そうもないわ)


木虎(……)


木虎(少しだけ……那須先輩が羨ましい)





修「……木虎? どうかしたのか?」


木虎「え?」


修「いや、上の空だったからさ」


木虎「……べ、別に何でもないわ。ちょっと考え事よ」


修「そっか」






修「……あ、そうだ木虎、明日時間あるか?」

木虎「……午前中ならあるけど。それがどうしたの?」

修「また稽古つけて欲しいんだ。明日烏丸先輩が非番らしくてさ」

木虎「……」

修「ダメか?」

木虎「……別に構わないわ」

修「ありがとう」





木虎「……」





木虎(……正直に言って、頼られるのは嬉………コホン、悪い気分はしない)


木虎(でも……)


木虎(……)


木虎(……いつも稽古の事ばかり。たまにはそれ以外の話もしてきなさいよ)ムスッ






那須「……ねぇ修くん。それでね」

修「あ、すみません玲さん。ちょっと……」ピッ

那須「?」


修「……千佳、そっちは問題ないか?」


千佳『うん。平気だよ』


修「分かった。何かあったらすぐ向かう。気を付けろよ」


千佳『うん。ありがとう』


修(良かった……でもまだ油断はできないな)ピッ




那須「……」






那須(……)


那須(そういえば修くんは雨取ちゃんの為にボーダーに入って、雨取ちゃんの為に遠征を目指してるらしいわね)


那須(……)


那須(それだけ大切に想われてるなんて……羨ましいわ)




修「……玲さん?」

那須「え……?」

修「大丈夫ですか?」

那須「あ、うん。ごめんね、どこまで話したかしら」

修「えっと……」






【防衛任務・⑥】



修『――分かった。何かあったらすぐ向かう。気を付けろよ』

千佳「うん。ありがとう」ピッ



千佳「……」

宇佐美『……おやおやどうした千佳ちゃん? 元気ないぞ?』

千佳「い、いえ! 大丈夫です!」

宇佐美『そう? まぁ何かあったら修くんでもアタシでもいいから頼ってよ!』

千佳「……はい」



千佳(……)


千佳(いつも気にかけてくれるのは嬉しい。……でも……)


千佳(……)


千佳(……やっぱり修くんにとってわたしは手のかかる妹みたいな感じなのかな)






千佳(さっきもそうだったけど……真っ先に頼りにされる木虎先輩が羨ましいな)


千佳(強くて………そ、それにスタイルだって良くて……)


千佳(……)



千佳(……)








宇佐美『(……キミは罪な男だねぇ、修くん)』



千佳→木虎→那須さん→千佳……というジャンケンみたいな感じでお互い羨んでます

中途半端だけどこの辺で終わりますね
次は>>437>>439あたりを書こうかと思います

もうちょいしたら投下しますね
今回は特にキャラ崩壊注意




【影浦隊作戦室】


< ウィーン


影浦「……」スタスタ


ユズル「……おかえりカゲさん」

影浦「あ? お前だけか?」

ユズル「うん」

影浦「ゾエとアイツはどこ行った」

ユズル「ゾエさんは鈴鳴支部に用があるんだって。ヒカリはさっき三上先輩とどこかに行ったけど」

影浦「三上だぁ?」



影浦(……また下らねーことしてんじゃねーだろうな)






【ボーダー本部】



光「よっしゃーそろそろドカンと一発かましてやっか!」

三上「……あ」

光「ん? どした?」

三上「そういえば隊長会議で使う報告書の期限、今週までだけど大丈夫?」

光「……」

三上「……」

光「……」

三上「……」





光「よし、最初はどこの隊から攻める?」

三上(あ、これ全然やってないな……)






【太刀川隊作戦室】



光「やっぱこういうのは分かりやすく一番上からやってくべきだよなー」

三上「じゃあ入ろっか」ピッ



シーン…



三上「……あれ? 開かないね」

光「マジ?」ピッ



シーン…



光「……」ピッピッピッピッ



シーン……






三上「みんな出払っちゃってるみたいだね。仕方ないから次の隊に行k

光「うぉ―――い!! アタシだ! 開けろ―――!!」ガンガンガン!

三上「」

光「出水―――!! おめー居留守してんじゃね―――ぞ!!」ガンガンガン!

三上「ちょ、ちょっと……」



< 「なんだなんだ?」

< 「なんの騒ぎだ……?」



三上「み、見られてるから! 次行こう!」

光「ちぇっ……」






※なおその後も……


冬島隊→不在

風間隊→不在

草壁隊→不在



光「あーもうどうなってんだよ!」

三上「流石に4回連続はね……。 次は嵐山隊だね」

光「今度こそ一発かますぞ!」

三上(嵐山准・綾辻遥(済)……? (済)ってなんだろう)



< ウィーン



光「うぃーっす!!」

三上「お邪魔します」






嵐山「……三上と仁礼か? お疲れ」

三上「お疲れ様です」

光「おつかれっす」

綾辻「二人で来るなんて珍しいね」

時枝「……三上先輩、この間はありがとうございました」

三上「ううん。気にしないで」

光「へ? なんかあったの?」

三上「うん、ちょっとね」

光「なになに? 気になんなー」

三上「あはは……」

綾辻「??」





嵐山「ところで二人とも、何の用だ?」

三上「実は―――」

光「二人の仲は今どんな感じなのかなーって思って!」



時枝(ド直球……)



嵐山「ふ、二人って……遥と俺の事か?」

光「それ以外ないっしょ!」

嵐山「……まさかバレてたとはな」

綾辻「上手く隠してたと思ったんだけど……」



時枝(あれでですか)






嵐山「……バレてるなら仕方ないか。俺たちは良好だぞ」

綾辻「うん」

光「喧嘩とかはしない感じ?」

綾辻「今まで喧嘩らしい喧嘩は無かったなぁ」

三上「仲良いんだね」

嵐山「知らない間に怒らせてしまっている事はあったかもしれないが……」

綾辻「そんな事ないよ」

光「……お? 今気付いたけど微妙にタメ語なんだな」

三上「自然にそうなってくんじゃない?」

光「アタシは基本タメ語だけどなー」

嵐山「はっはっは」




時枝(……お茶美味しい)ズズッ






【ボーダー本部】



光「初っ端から熱々カップルかよ。ハードル上がんなー」

三上「あ、そうだ。香澄さんから渡された資料に記録しないとね」



嵐山准&綾辻遥 (済)

信頼度:10点

親密度:10点

依存度:



三上「……最後のどうしよっか?」

光「困ったらMAXにしとけばいーっしょ」

三上「大丈夫かな……じゃあ10点にしとくよ?」

光「よっしゃ次行くぞ!」





【加古隊作戦室】



光「お次は加古さんか。なんか想像つかねーなぁ」

三上「そう?」

光「じゃあ入るぞ」


< ウィーン


光「ちゃ―――っす!」

三上「失礼します」ペコッ




堤「」




光&三上「「!!??」」ビクーン






加古「あら、いらっしゃい」

光「あ、ドモッス……」

三上「な、なんですかこれ……?」

加古「新作ができたの」ウフフフフ

三上(あぁ……(察し))

加古「他の皆も呼んだのに来てくれなかったからまだ残ってるのよねぇ」


三上(あっ)

光(……ヤバイ)


加古「丁度良いしあなたたちもどう?」




光&三上「「―――お邪魔しましたァ!!」」






【ボーダー本部】



三上「危なかった……」ハァ…ハァ…

光「腹減ってはいるけど流石にアレはヤバイよなー」

三上「次は三輪くんたちの所だね」

光「おーアイツかー」

三上「クラス同じなんだよね? そういう話聞かないの?」

光「ん~~……そういや全然聞かねーなぁ」

三上「香澄さんの資料にも三輪くんの事は詳しく書いてないからね」

光「直接聞きゃいーよ。じゃあ行くぞ!」



< ウィーン



三上(素直に教えてくれるとは思えないけど……)



今日はこの辺にしときますね
言い忘れてましたが二人とも香澄さんが作ったBBF(恋愛ver)を持って回ってます

遊真「そういえば修。クリスマスという日には家族や恋人と過ごすのが玄界の習慣らしいな。
  修はその日は誰と過ごすんだ?やはり母親とか?」

修「いや、実はその日は母さんが急に用事が出来たみたいで家を空けるんだ…」

動 き 出 す 三 大 勢 力

遅くなってさーせん
投下していきますね




【三輪隊作戦室】



光「―――よう! アタシが来てやったぞ!!」

三上「お邪魔します」



奈良坂「……」

古寺「あ、お疲れ様です。どうしました?」



光「ん? 狙撃手コンビだけ? 他の奴らは?」

古寺「もうすぐ戻ってくると思いますけど」

光「蓮さんは?」

古寺「個人戦ブースだと思います」

光「ほーん」




光「ん~~と、……なぁ」ボソッ

三上「なに?」

光「三輪隊んとこなんて書いてある?」

三上「えっと……古寺くん→栞ちゃん、奈良坂くんと日浦さん(済)、蓮さんが太刀川さんくらいかな?」

光「さっきも思ったんだけど(済)ってなんだ? 意味わかんねー」

三上「…………な、なんだろうね」




古寺「えっと……それで一体何のご用でしょうか」


光「ん? あぁ。そうだそうだ、そうだった」


奈良坂(……何か嫌な予感がする)






【ボーダー本部】



米屋「なー秀次ぃ、たまにはバトろーぜ?」スタスタ

三輪「遠慮しておく」スタスタ

出水「おれからも頼むぜ三輪。こいつ皆に断られっとおれも巻き込んでくんだよ」スタスタ

三輪「それについては……すまないとしか言えない」スタスタ

米屋「ったくよー」スタスタ

三輪「……ところでどうして着いてくるんだ」



米屋「自分とこの隊室に戻って何が悪い」キラーン

出水「おれは暇だから」



三輪「…………」スタスタ





【三輪隊作戦室・②】



< や、やめろ……! 放せ……!

< 良いから貸せって!


出水「あれ? なんか騒がしくねぇ?」

米屋「取りあえず開けっか」


< ウィーン



奈良坂「くっ……」

古寺「仁礼先輩! 放して下さい!」

光「さっさと諦めて見せろよ! ……おぉ、遅かったなおめーら」

三上「お邪魔してます」



※仁礼さんが奈良坂を羽交い締めにしてスマホを奪い取ろうとしてます





出水「なんだこの光景」






米屋「なんか面白そーなことしてんじゃねーか! オレも混ぜろ!」

古寺「ちょ、米屋先輩、待って下さい!」

米屋「ん? どした章平」

古寺「ちょっと今そういう感じじゃないんです!」

米屋「??」

光「つーか出水! おめーさっきはよくも居留守使いやがったな!」

出水「え、居留守? 何言ってんすかアンタ」

光「がっつり聞かせてもらうぞ!!」

出水「何を!?」





三輪「……」

三上「さ、騒がしくてごめんね。三輪くん」






【三輪隊作戦室・③】



米屋「はぇ~~……色んなカップルの近況を聞いて回ってる訳ね」

出水「そりゃまたスゲー事してんな。誰が黒幕だよ」

古寺「香澄さんらしいです」

出水「」

光「でもさぁ、奈良坂の奴が写真見せてくんねーんだよ」

米屋「あぁ、日浦との?」

出水「写真あんの? おれらにも見せろよ」

奈良坂「断る」

米屋「ファック」



三上「みんなお茶淹れたよー」



< あざーっす!!






光「で、話戻すけどさ」

米屋「おう」

光「空気読めねー奈良坂は置いといて」

奈良坂「……」

光「古寺! おめー玉狛の宇佐美が好きらしいな!」

古寺「!?」

出水「えっマジで?」

奈良坂「ほう…」

古寺「な、なな…ななんで……どどどどどうして……」

米屋「むしろあれでバレねーと思ってたのかよ」






光「みかみかあいつと仲良いっしょ? どうなん? チャンスありそう?」

三上「う~~ん……どうだろう」

古寺「えっ」ガーン

三上「あっ、違うの。ただそういう話をした事がないからよく分からなくて…… 米屋くんの目から見てどう?」

米屋「オレ? そうだなー……」

古寺「い、今、好きな人とかいらっしゃるんでしょうか……!?」

米屋「……いいか章平、後悔するなよ」

古寺「……は、はい!」

米屋「栞は……」

古寺「……」ゴクリ

米屋「……」








米屋「分かんねぇ」


出水「じゃあムダに引っ張んなよ!!」






米屋「アイツはあれだ、仮に好きな奴が居たとしても表面には出さないタイプだろ」

出水「そうか?」

米屋「あぁ。でもかと言って気持ちを押し殺す訳でもなく、それとなーく好きな奴いるかどうか聞いたりしそうだな」

米屋「本人に気付かれないくらいマジでさりげなく探りそうだ。で、情報集めてアタックする感じ?」

奈良坂「合理的だな」

米屋「……大体そんな気がする。イトコの勘だ」

光「はぇ~(感心)」





古寺「……」カキカキカキ


出水(めっちゃメモってる……)


中途半端だけど今日はこの辺にしときます

BBF見れば見るほど三輪先輩の好みが光ちゃんと栞ちゃんに思える(真顔)

おめっすー
今年もよろしくお願いします

今日は投下できそうなんでお待ちを……

投下しますー




光「あ、そういや米屋と出水の分も記録しねーと」

三上「そうだったね」

光「米屋は……あれ? フリーって書いてあるけど」

出水「お前彼女いなかったっけ」

米屋「結構前に別れたぜ?」

光&出水「「え? マジ?」」

米屋「うん。マジ」

出水「なんで? やっぱアレか、バカ過ぎて愛想尽かされた?」

米屋「価値観の違いだな」キラーン

三上「そうなんだ……」

出水「なんで言わねーんだよ」

奈良坂「同じ隊の俺たちも知らなかったな」

古寺「ですね」





米屋「まぁ良いじゃん。つーかオレは弾バカの方が気になるけどなー」

出水「……さてと、太刀川さんから呼び出しだ」ガタッ

米屋「逃がすか」ガシッ

奈良坂「座れ、出水」

出水「てめーら標的変わった瞬間イキイキしやがって……!」



光(出水と柚宇さんには(済)って書いてねーなぁ)

三上(…………そ、そうなんだ)





光「……で、ぶっちゃけどうなん? 揉んだ?」

出水「はぁ!?」






出水「何言ってんだお前!?」

米屋「紅くなってんじゃねーよwww」

光「なるほど。『まだ揉んでない』ってよ」

三上「了解」カキカキ

出水「やめろ! そういう事はやめろォ!!」



古寺「=国近先輩をそういう目で見るな……これはつまり独占欲の裏返しと言えますね」クイッ

米屋「はぇ~~」

奈良坂「意外だな。出水はあまりそういう事には拘らないと思っていたが」



出水「あ、今分かった。おれ三輪隊嫌いだわ」





光「じゃあ最後は三輪だな!」

三上「あれ? 三輪くん?」

米屋「おい秀次、んな離れたとこで何やってんだよー」

出水「こっち来いって!」

三輪「……勘弁してくれ」

米屋「三上、秀次んとこは何て書いてあんの?」

三上「えっと……好きなタイプしか書いてないね」



三輪「」



米屋「おっ」

出水「マジ?」

奈良坂「よし、見よう」

古寺(言われてみると気になるな……)




米屋「どれどれ……」

出水「『元気・明るい』……へぇ、意外だな。どっちかっつーと物静かな奴の方が好みかと思ったぜ」

米屋「それな。ちょっと騒ぐとすぐ舌打ちするしよー」

三輪「……」

奈良坂「身近の元気で明るい奴と言えば……誰だ?」

光「もしかしてアタシか!?」

出水「自分で言うか」

光「だってアタシ明るいし元気だろ!」

三上「ま、まぁ……確かにそうだね」

光「しかも同じクラスだしな! なぁ三輪!」バシバシ

三輪「……」




光「そーかそーか!」バシバシ

三輪「っ……叩くな」

光「なるほどなーアタシの事が好きなのかー」

三輪「そんな事は一言も言ってない」

光「でも好きなタイプ完全にアタシじゃん。いやーモテる女はツラいなぁー」

三輪「……勝手に決めるな。そもそも―――」

光「うっせぇ! お前はアタシの事が好きなんだ!!」

三輪「……」



出水(何アレすっげぇ横暴)




米屋(ちょ、秀次の顔やべぇwww)

奈良坂(眉間が梅干みたいになってるな)



三輪「……」

光「言えよ! 好きなんだろ!?」

三輪「……」

光「分かった分かった、1回! 1回だけで良いから好きって言えよ!」

三輪「……」

光「ほら恥ずかしがんな!」

三輪「……」






光「はい、せーの!!」

三輪「帰れ!!」






【個人戦ブース】



太刀川慶 ○ ○ × ○ × - × ○

迅悠一  × × ○ × ○ - ○ ×


ザワザワ……


三上「あ、太刀川さんと迅さんだ」

光「すっげーギャラリーだな」



月見「あら、どうしたの二人とも」



光「おー蓮さんじゃん」

三上「お疲れ様です」

光「そっちこそ珍しーっすね」

月見「太刀川くんの付き添いよ」






太刀川「せ」



太刀川「ん」



太刀川「く」



太刀川「う」



太刀川「弧月!」

迅「ほっ」ヒョイッ

太刀川「弧月!!」

迅「よっ」ヒョイッ

太刀川「弧月ゥゥァァァァ!!!!」

迅「おっと」ヒョイッ






太刀川「おいコラ避けんな!」

迅「無茶言うなぁ……」





【個人戦ブース・②】



太刀川「あーいい汗かいた」

迅「おれ用事あるからもう行くよ?」

太刀川「おう。またな」



月見「お疲れ様。……はい、飲み物」

太刀川「サンキュー」


三上(あ、迅さん行っちゃった)

光(でも太刀川さんと蓮さんで丁度良いじゃん)



太刀川「おーお前らもいんのか。どうした?」





三上「えっと……かくかくしかじかで、お二人の近況を聞きたくて」

月見「えっ」

太刀川(きんきょう? なんだそれ)

三上「ちなみに香澄さん監修です」

月見「……なら答えないといけないわね」

太刀川(かんしゅう??)

光「で、ぶっちゃけお二人はどうなん?」

太刀川「どうって何がだ?」

光「なんつーか……こう、調子? みたいな」

太刀川「(迅にも勝ったし)絶好調だぞ! な?」

月見「……えぇ、まぁ、そうね」






光(良い感じなんだってよ)

三上(でも(済)って書いてないね)

光(つーか(済)ってマジでなんのことなんだろーな)

三上(………)




光「……あ、じゃあやる事はやった感じ?」

太刀川(模擬戦の事か?)

太刀川「おう。毎日やってるぞ」

月見「」



光(おおぉ!! マジか!!)

三上(え? そ、そうなの……?)






月見「……あ、あのね二人とも、彼が言ってるのは……」

太刀川「昨日なんて30回戦くらいやったもんな」ハッハッハ

月見「」


三上(えっ)

光(マジで!?)



月見「違……」

太刀川「1回思いっ切り(弧月)刺した時なんて滅茶苦茶(トリオン)噴き出したしな」ハッハッハ



月見「」

光「お、おぉう……///」

三上「そ、そうですか……///」



太刀川「?」


このあと太刀川さんは正座させられました
なお本人は特訓の一環だと思っていた模様

今日はこの辺にしときますね

遅くなってすみません

投下していきます




【鈴鳴第一】



三上「次はここだね」

光「よっしゃ」


ウィーン


光「うーっす」

三上「お邪魔します」


来馬「あ、お疲れ様」


光「おつかれっすー」

三上「お疲れ様です」





光「……お? ゾエじゃん」

北添「やーヒカリちゃん」

当真「おっす」

柚宇「やぁやぁ」

三上「当真先輩に国近先輩まで」

光「え? 何やってんの?」

北添「えっとね…」

当真「おーおー知りてぇか?」

柚宇「見てれば分かるよ~~」


二人((??))





村上「……」ザッ

今「……」ザッ



当真「おー来た来た」

北添「待ちきれないね」

柚宇「お腹すいた~」

三上(あれ? なんで二人とも調理服着てるんだろう……)



   『第12回 食戟、開始!』




三上&光(えっ、なにこの展開)





光「……なにあれ?」

北添「食戟だよ」

光「しょく…………は?」

当真「鋼がどーしても今のこと超えてーらしくてな、こうやって互いの料理で競ってんだよ」

柚宇「で、わたしたちアホの子トリオで審査してるわけ~~」

北添「いやいやだからゾエさんは普通くらい……

光「え? タダで飯食えるってこと!?」

当真「まーそうなるな」

光「それならなんでアタシを呼ばないんだよ!」

当真「あいつらの料理うめーぞ」





三上「今まで11回もやってるんですか?」

北添「うん。今のところは8 - 3で今ちゃんが勝ち越してるね」

光「いいなーアタシも食いたい! つーか食わせろ!!」

北添「基本的に奇数人だったら問題ないと思うよ」

光「よっしゃ! 食ってこーぜ! な!」

三上「じ、じゃあお言葉に甘えて……」




村上「……」←調理中




光「……つーかハチマキやたら似合うな」

当真「ゾエが巻いたらラーメン屋の店長みてーだよな」

三上(……とんこつラーメン食べたい)





【鈴鳴第一・②】



来馬「えっと、それじゃあ結果発表に入ろうか」


来馬「今ちゃんが作った特製あんこう鍋、鋼が作った旬の牡蠣をふんだんに使った牡蠣シチュー」


来馬「5人の審査員が選んだのは……こちらです!」



ドン☆


北添「【村上鋼】」

当真「【村上鋼】」

柚宇「【今結花】」

光「【村上鋼】」

三上「【今結花】」





来馬「3 - 2で第12回食戟は鋼の勝ち!」



村上「御粗末!」ドン



当真(ぶっちゃけあいつあの決め台詞言いたいだけだろ)

北添(シーッ)



今「……1本取られちゃったか。また腕を上げたね、鋼くん」

村上「お陰様でな。……でもまだ負け越してるんだ。次も勝たせてもらう」

今「うん、望むところだよ」




光(あーうまかったー)

三上(……取りあえずあの二人の仲は良好、っと)カキカキ





【ボーダー本部】



光「次は……え~~っと……おっ! オサノんとこか!」

三上「諏訪さんだね」

光「あいつもちゃっかりやることやってんだなー」

三上「あはは…」



< ウィーン



光「うぃーっす!」

三上「お邪魔します」





日佐人「あ、お疲れ様です」

光「よ!」

三上「諏訪さんと小佐野さんいる?」

日佐人「そこのソファに座ってます。どうぞ入って下さい」

三上「ありがとう」

光「……おっ」




諏訪「……」

小佐野「……」




三上(二人で一緒に本読んでる……)






諏訪「……」ペラッ

小佐野「……」

諏訪「……」ペラッ

小佐野「……」

諏訪「……」ペラッ

小佐野「……」



小佐野「……すわさん読むのはやい」ペラペラ

諏訪「ちょ、おい! ページ戻すんじゃねーよ!!」






小佐野「だってまだ私が読んでないし」

諏訪「貸してやっからあとで読めばいいだろーが」

小佐野「今読みたいんだも~~ん」

諏訪「じゃあ先に読め。俺があとで読む」

小佐野「やだ。自分でページ捲るのめんどくさい」

諏訪「……ケッ、ワガママなこった」



光「……」

三上「……」



小佐野「あ、おつかれ二人とも~~」ヒラヒラ

諏訪「珍しいじゃねーか。何か用か?」




三上「え、えっと……」

光「……べっつにー?」ニヤニヤ



今日はこの辺にしときますね
早く連載再開しろ(半ギレ)

もしかしたら次も4、5日空いちゃうかもなんでご了承を……

そろそろ投下していきます

多分少ないです



【柿崎隊作戦室】



三上「次は柿崎さんのところだね」

光「うっし」


< ウィーン



柿崎「おう」

照屋「どうも」

宇井「おつかれで~す」

巴「お疲れ様です」



光(おぉ、全員揃ってる)

三上(流石だね)





光「よう! 元気か!?」グリグリ

巴「げ、元気です…」



柿崎「二人揃ってどうした?」

三上「実は香澄さんが―――(略)」

照屋「えっ…」

宇井「なんですかそれ……」

柿崎「何やってんだあの人」

三上「なので皆さんの現状をお聞きしようと思って……」

光「浮いた話の1つや2つや3つはあるっしょ! なーザキさん!」

柿崎「いきなり俺に振るか」




照屋「柿崎さんにはそういった話はありませんよ」

三上「そうなの?」

光「まぁでも本人に確認取らねーとな」

照屋「ありません」

三上「柿崎さん、本当ですk

照屋「ありません」

光「でm

照屋「ありません」




光「そ、そっすか……」

三上(この娘こわい)





照屋「その証拠に―――」バサッ

照屋「これは柿崎さんの1週間のスケジュールなんですが……」



光「えっ」

三上「えっ」

柿崎「えっ」



照屋「月曜日は朝から講義が入ってます。火曜日は昼過ぎからですが基本的に午前中はスポーツジムに通っています」


照屋「水曜日から金曜日は朝または昼過ぎから夕方まで大学、その後は92%の確率で本部に直行していますね」


照屋「休日は市民体育館でバスケットボールをしています。その後は近くの銭湯に行き湯上がりによく○○製のコーヒー牛乳を飲むようです」


照屋「そしてその後は本部にて報告書を書いたり、たまにブースにも顔を出します……こんなところでしょうか」




照屋「なので、柿崎さんにはそういった事に現を抜かしている暇はありません」

光「……」

三上「……」

照屋「ご理解いただけましたか?」

光「ハイ」

三上「モチロンデス」




照屋「……誤解が解けて良かったですね、隊長」ニコッ

柿崎「」




宇井(やばい)

巴(お二人より柿崎さんの方が驚いてますね……)


このくらいじゃないと良妻賢母とはいかないからね、仕方ないね(棒)

少なくて申し訳ないっす
今日はこの辺にしときます

少ないけど投下していきますねー



【生駒隊作戦室】



三上「次は生駒さんのところだね」

光「そんじゃあ入っ―――ん?」

三上「どうしたの?」

光「中からなんか聞こえる」

三上「え?」



< ……! ……!!

< ……!?



光「これマリオとイコさんの声じゃね?」




生駒「なんでや! ちょっとくらいえぇやん!」

細井「イヤや。絶対イヤや」

生駒「絶対似合うて!」

細井「ウチには絶対似合わへんもん」

生駒「なんでや! マリオちゃんかわいいやろ!!」

細井「!」

生駒「マリオちゃんかわいいマリオちゃんかわいいマリオちゃんかわいいマリオちゃんかわいい」

細井「う、うっさいわ!///」






光「ういーっす」

三上「お、お邪魔します……」ペコッ




生駒「お?」

水上「仁礼ちゃんに三上ちゃんやん」

隠岐「おつかれ~」

海「お疲れっす!」

三上「お疲れ様です」

光「今取り込み中?」

隠岐「いや、いつもの事やし気にせんでえぇよ」





細井「……」テクテク

生駒「あれ? かわいいかわいいマリオちゃんどこ行くん?」スタスタ

細井「お茶淹れに行くだけやから着いてくんなや!!」




【生駒隊作戦室・②】



隠岐「……で、二人はどうしてウチに来たん?」

三上「あ、はい。実は―――」

生駒「アレか? 俺に会いに来よったんか? ……いやーようやく俺にも春が……」

海「いやここはおれっすよ!」

水上「なんでやねん」

光「香澄さんに派遣された感じだなー」

三上「皆さんの恋愛関係の近況を聞こうと……」

隠岐「あの人ホンマに行動力あるなぁ……」





光「そういやそっちは何の話してたん? なんかマリオがどーのこーのって」

細井「」ギクッ

生駒「あぁ実は―――」

細井「わあぁぁぁぁぁ!!」

水上「えぇやん別に」

隠岐「減るもんやないし」

細井「イヤや!」





海「みんなで初詣行こうってなってせっかくだからマリオ先輩に振袖着てきてもらおうって話になった感じっす!」


細井「海お前ホンマにしばくぞボケコラァ!!」クワッ





水上「えぇやんマリオ、一回くらい」

生駒「せやんな」

細井「……イヤや。着させんならこっちの二人の方が適任やろ」



光&三上「?」



生駒「あ、確かにそっちの二人も似合いそうやな。カワイイし」ウン

水上「いや認めるんかい」

隠岐「イコさん正直やしなぁ」

生駒「でも俺は大好きなマリオちゃんの振袖が見たいんや!!」

細井「ちょ……こ、声デカイわ……!! ////」






隠岐「ウチは見ての通りこんな感じやね」


光(……なんだかんだで今までで一番イチャついてね?)

三上(だね)



少ないけどこの辺にしときます

次はカトリーヌのとこかな?

ってかもう900スレか…>>1さん乙!

>>901-902
あざっす

22時くらいには投下できると思います

今回も少ないけど投下していきますね



【香取隊作戦室】



三上「次はここだね」


< ウィーン


光「おーっす」

三上「お邪魔しま―――




若村「……」

香取「……」


ピリピリ…



三上「」ビクッ

光(あれ、なんか雰囲気やばくね?)




若村「……ん? どうした」

光「よう」

三上「お疲れ様。い、いま大丈夫……?」

若村「あぁ、構わねぇよ」

三上「三浦くんと染井さんは?」

若村「コーヒー淹れに行ってる」

三上「そっか」




香取「……」ツーン




若村「……あぁ、あいつの事は気にしないでくれ。そこ座れよ」

光「おう」

三上「あ、うん」




【香取隊作戦室・②】



若村「……で、どうしたんだ? 雄太と華さんならすぐ戻ってくると思うけど」

三上(みんな揃ってからの方が良いかな……)



光「―――なぁ! お前染井とはどうなんだ!?」



若村「は!?」

三上「」



三上「ちょ、ちょっと……流石に急すぎるよ」ボソッ

光「いやでも本人がいると言いにくい事もあるっしょ?」

三上「そ、それはそうかもだけど……」





若村「」

三上(ほら、若村くん固まっちゃったよ)

光(ありゃま)

若村「お、おまっ……えら……おまえら……ど、どどどどこで、それを……だだだだれが……」

三上「お、落ち着いて!」

若村「がががががががが……」

光「わ、悪かったよ! 一回落ち着けって! な!?」






香取「……だっさ」ボソッ


若村「んだと」キッ





光(……あ、収まった)

三上(……)ホッ





三上「と、取りあえず座ろ? ね?」

若村「あ、あぁ……悪い」

光「いやー良かった良かった」



若村「……つーか一体どこからリークしやがった……」ブツブツ

若村「三輪は……いや、あいつが言いふらすとは到底思えねぇ。じゃあ米屋たちか……?」ブツブツ

若村「……でもあいつらは知らないはずだ……くそっ……誰だ……!?」ブツブツ




三上「香澄さんだよ」

光「おめーらの事調べてこいって言われてな!」




若村「あぁ……(諦め)」

香取(……えっ何それ聞いてないんだけど)





< ウィーン


三浦「ただいま……って、あれ?」


光「よ!」

三上「お邪魔してます」


華「お疲れ様です」

三浦「どうしたの? 珍しいね」


若村「戻ってきちまったか……」

香取「……」




三浦「え? なに? なに?」

華「?」




【香取隊作戦室・③】



三浦「恋愛事情を……?」

華「三雲さんがですか」

三上「そうなの」

若村「なんつー横暴な」

香取「めんどくさ……」

光「だからちゃんと協力しろよな!」

三浦「まぁ……うん。できる事ならね」





三上「……あっ」

光「ん?」

三浦「どうかした?」

三上「ううん……今の話とは関係ないんだけどさ、香取さんのマグカップかわいいなって思って」

香取「!」

光「そういや若村のも似合ってんなー」

若村「!」




香取「……べ、別に……」

若村「フン……」




三上&光(??)


つづく


少ないけど今日はこの辺にしときます

じゃあそろそろ投下していきますねー




【香取隊作戦室・④】



光「えーっと……まず最初は三浦からいくか!」

三浦「えっ、なんで?」

光「だってクラス同じだろ!?」

三浦「それ関係あるのかな……?」

三上「香澄さんの資料によると……」ペラッ



香取(……どーせ雄太はアタシでしょ)







三上「……あ、三浦くんは今のところは特定の人はいないんだね」


香取「は?」






光「ん?」

三上「どうかした?」

香取「あ、いや、別に……」

光「好きな奴いねーのか。つまんねーなぁ」

三浦「ごめんね……」ハハハ…



香取(は? アタシのこと好きなんじゃないの? 意味分かんないんだけど)ジトッ


華「葉子、言いたいことがあるなら言えば?」


香取「!!」ギクッ


三浦「あ、当たり前だけどみんなのことは大好きだよ。もちろん葉子ちゃんのこともね」ニコッ


香取「………………別に聞いてないし」






光「じゃあ次は若m……ろっくん行くか!」

若村「わざわざ言い直すなよ……」

三上「若村くんは……あれだよね」

光「あれだな」

三浦「あ、うん。あれだね」

若村「……お前らさては面白がってやがんな」



香取「は? あんた生意気にも好きな奴いんの?」

若村「……わりーかよ。つーか生意気ってなんだ生意気って」

香取「……」

若村「おまっ……自分から振っといて無視かよ!」ガタッ

三浦「どうどう」




華「……麓郎くんって好きな人いるのね」

若村「うっ……ま、まぁ……一応……」

華「そう。……応援するわ」

若村「あ、ありがとう、華さん……」




光(うわぁ……)

三上(な、なんかごめんね……?)

若村(やめろ! 謝んな!)

三浦(華って自分の事はホントに無頓着だからね……)

光(でもまぁ香澄さんからの資料には『根気よく頑張って』って書いてあるぞ!)

若村(あぁ……そりゃありがたいな……)




光「じゃあ次は……染やんだな」

華「なんですか染やんって」

光「いま思いついた!」

三上「染井さんの欄には……『憧れの人』が嵐山さんになってるね」

華「はい」

光「ほーん、あーいうタイプが好きなのか」

華「はい」





若村「」


三浦(……あ、ろっくんがフリーズした)




若村(嵐山さん!? よりによってあの嵐山さんかよ!!)

若村(ざっけんなクソゲーじゃねーか! 負け戦にも程があんだろ!!)ミシミシ…


三浦(ろっくん落ち着いて! カップ割れちゃうから!)



光「あれ? でも嵐山さんて綾辻と―――」

三上(ちょっ……)



華「はい。知ってます」



光「えっ」

三上「え? そう、なの……?」





華「誰とどういう関係になろうとそれは嵐山さんの自由ですし」

光「ほーん」

三上「そういうものなのかな」

華「はい。私には当然口を出す権利はありませんから」

光「……なんか大人だなー」





三浦(……良かったね、ろっくん)

光(やったなろっくん!!)

三上(……ろ、ろっくん)


若村(う、うるせぇ! ……あと三上は無理すんな!)


少なくてすいません

つづく(2回目)

少ないけど投下しますねー



三上「……じゃあ最後は香取さんだね」

香取「!」

光「まぁ取りあえず聞いとくか。……好きな奴いるか?」

香取「……別に」

華「葉子、『別に』だと答えになってないわ。はいかいいえで答えないと」

香取「子どもじゃないんだから分かってるわよ!」

三浦「まあまあ」

若村「……で、二人とも。ぶっちゃけどうなんだ?」

三上「えーっと……」




香取「麓郎、アンタ……」

若村「なんだよ。お前だって文句つけてきたろ」

三浦「まあまあ」




光「お、一応好きな奴っつーか狙ってる奴はいるみたいだな」

香取「!」

若村「へぇ……おい葉子、あんだけ生意気だとか言っといてコレか?」

香取「うっさいバカ」

三浦「まあまあ」

華「お相手は誰なんですか?」

香取「ちょっと! 華まで!?」





光「えーっと……なになに、玉狛の烏丸だぁ?」

香取「」




光「まーた無難なとこだなー、つまんねーの」

香取「……別にアタシの勝手じゃないですか」

三浦「確かに烏丸くんは格好良いよね」

若村「年下とは思えねぇよな」

三上「……あ、じゃあ烏丸くんの好きなところは?」

香取「顔が良いところ」

光「他には?」

香取「……背が高いところ」

光「他には?」

香取「……」




光「あれ? もうねーの?」

香取「……そんなのどうでもいいでしょ」フン

三浦「まあまあ」

光「しっかし烏丸といい三雲といい玉狛って競争率たけーよな」

三上「そうだね」



香取「……」ピクッ



三浦「へぇ、そうなんだ」

三上「空閑くんも結構人気あるらしいよ。みんな『髪の毛モフモフしたい』って」

若村「ペットっつーかマスコット扱いだな」


華「……確かに彼の髪は柔らかそうね」

若村(えっ)





香取「……ねぇ」

三浦「どうしたの葉子ちゃん」

香取「あのメガネってそんなに好かれてる……んですか?」

三上「あっ、うん」

光「プライバシーがあるからアレだけど3、4人から好かれてるよなー」

若村「そうなのか」

三浦「真面目で優しそうだからね、彼」

香取「……」






香取「……メガネってホント生意気ね」フン



若村「おい葉子、それ俺にも言ってんのか?」

三浦「まあまあ」


三浦くんには取りあえずまあまあ言わせとけば良いだろって風潮

少なくて申し訳ないっす多分次で終わります

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年10月27日 (木) 22:59:41   ID: pddIZPhu

末永く続けて下さい!

2 :  SS好きの774さん   2016年11月18日 (金) 16:04:23   ID: Jx36-drx

長期休載とかヤバナイ?

3 :  SS好きの774さん   2016年12月09日 (金) 22:03:14   ID: RNlQSf7O

ヤバいですわ

4 :  SS好きの774さん   2016年12月17日 (土) 16:57:28   ID: 448jwr3S

え、ちょ、待ってくだちい
完結判定出てますやん
作者様お願い致しまする

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